JPH11307051A - 平面型蛍光灯 - Google Patents

平面型蛍光灯

Info

Publication number
JPH11307051A
JPH11307051A JP11332698A JP11332698A JPH11307051A JP H11307051 A JPH11307051 A JP H11307051A JP 11332698 A JP11332698 A JP 11332698A JP 11332698 A JP11332698 A JP 11332698A JP H11307051 A JPH11307051 A JP H11307051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
discharge
phosphor film
glass plate
fluorescent lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11332698A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Iwama
純一 岩間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP11332698A priority Critical patent/JPH11307051A/ja
Publication of JPH11307051A publication Critical patent/JPH11307051A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 雑音を発生することなく長寿命で、かつ一様
な平面状発光を得ることを可能とする。 【解決手段】 ガラス板11,12の内面に透明電極2
4,平面状電極25がそれぞれ形成され、これら間がス
ペーサガラス13によって接続されて密封容器15が構
成され、透明電極24の内面に蛍光体膜18が形成さ
れ、この透明電極24のガラススペーサ13より突出し
た周縁に周回補助導線31が形成されている。これと電
極25との間に正弦波電源34が接続されて放電、発光
される。電極25の内面にガラススペーサよりなる誘電
体膜35が形成される。内部に封入ガスが封入される。
放電ガスの分圧は10torr程度とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば液晶ビデ
オカメラの液晶表示器などのバックライトとして用いら
れる平面型蛍光灯に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の平面型蛍光灯を図3,図
4に示す。前面ガラス板11と背面ガラス板12とはそ
の周辺部がガラススペーサ13を介して互いに融着さ
れ、内部が密封状態とされる。ガラススペーサ13の一
部分に穴が開けられ、それに封止管14が挿入してつけ
られ、これにより内部を真空にしたり、放電用ガスを封
入したりするために利用される。このようにして密封容
器15が構成される。この密封容器15内の両端に互い
に平行した断面U字状の電極16,17が配され、ま
た、前面ガラス板11,背面ガラス板12の各内面にそ
れぞれ蛍光体膜18,19がそれぞれ形成されている。
密封容器15内には封入ガス、つまり、水銀蒸気と放電
ガスなどが封入されている。なお放電ガスというのはア
ルゴンガスやネオンガスなどの希ガス、またはそれら混
合ガスのことである。また、封入ガスの圧力は通常放電
ガスの分圧によって決定される。
【0003】電極16,17間に放電を行わせると水銀
蒸気が励起されることによって紫外線が発生し、その紫
外線によって蛍光体膜18,19が励起されて発光す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の平面型蛍光
灯においては、その全面に渡って放電発光するようにす
るためには放電ガスの分圧を低く4torr以下とする必要
がある。さもなければ帯状の発光となり、一様な面状発
光にならない。また帯状の発光とならないように電極間
に印加する電圧をパルス電圧とする必要もあった。この
ようなパルス電圧蛍光灯においては封入ガスの圧力(つ
まり、放電ガスの分圧)が低いと放電による電極のスパ
ッタを増大し、蛍光灯の寿命が著しく短くなることが知
られており、また印加する電圧がパルス状であるため雑
音の発生が多く、特に明るくするためには高い電圧のパ
ルスを発生する必要があり、そばに電子機器が設けられ
る場合は、電磁雑音を多数発生するため好ましくない。
【0005】実開平1−177860号では図5に示す
ように、電極16,17を誘電体膜21、22で覆って
電極を隔絶し、これにより寿命を長くすることが提案さ
れている。しかし、印加電圧による雑音の発生を少なく
するため、印加電圧を正弦波状にすると図5に示すよう
に、放電発光部分23が帯状となり、一様な全面発光が
得られない。
【0006】一方、実開平1−75958号では図6に
示すように、前面ガラス板11,背面ガラス板12の内
面全体にそれぞれ透明電極24,25を形成し、その内
面に蛍光体膜18,19を形成したものが提案されてい
る。しかし、この場合も放電ガスの分圧を高くすると放
電発光部26が柱状となり、つまり放電が一部分に集中
して発光もこの部分にしか生じないという問題があっ
た。
【0007】この発明の目的は放電ガスの分圧を比較的
高く、例えば5乃至20torr程度にすることができ、し
かも面状に一様に発光し、また、使用する電圧も正弦波
とすることができる平面型蛍光灯を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、密封
容器の少なくとも一面はガラス板とされ、そのガラス板
の内面に透明電極が形成され、この透明電極の内面に蛍
光体膜が形成され、蛍光体膜と対抗する密封容器の内面
に平面状電極が形成され、平面状電極の内面と蛍光体膜
との間に誘電体膜が形成される。
【0009】請求項2の発明によれば、ガラス板内面に
透明電極を形成することなく蛍光体膜を直接形成し、そ
の蛍光体膜と平面状電極との間にメッシュ状電極が配さ
れる。そのメッシュ状電極と平面状電極との間に誘電体
膜が設けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に請求項1の発明の実施例を
示し、図3乃至図6と対応する部分に同一符号を付けて
ある。この実施例においては、密封容器15の少なくと
も一面、つまり前面はガラス板11とされ、その内面に
透明電極24が形成される。この透明電極24は、例え
ば酸化錫で構成され、前面ガラス板11の全面に渡って
形成されている。また、背面ガラス板12は必ずしもガ
ラス板ではなく、例えばセラミック板でもよく、気密性
が保たれるものであればよい。この背面ガラス板12の
内面に全面に渡って、平面状電極25が、例えばアルミ
ニウム、ニッケルなど比較的電気伝導度のよい金属で形
成される。
【0011】この前面ガラス板11と背面ガラス板12
とがガラススペーサ13を介してガラスフリットによっ
て互いに融着される。この場合電極24,25をそれぞ
れ介して融着され、しかもこれらガラス板11,12の
周縁部より内側において、即ちこれらガラス板11,1
2の周辺部全体がガラススペーサ13より外部に突出さ
れている。そして、この例では透明電極24上の外部へ
出た周辺部に周回補助導線31がその全周に渡って例え
ば銀ペーストにより接着される。また、電極24,25
の外部にでている周辺部においてリード線32,33の
各一端がそれぞれ銀ペーストにより接着され、これらリ
ード線32,33間に電源34を接続することができる
ようにされる。蛍光体膜18はそのガラススペーサ13
で囲まれたその周辺内において透明電極24の全面に形
成されている。またこの実施例では、平面状電極25の
内面にガラススペーサ13で囲まれた全面に渡って誘電
体膜35が形成されている。この誘電体膜35としては
例えばガラスペーストが使用される。この実施例の放電
ガスの分圧は例えば10torr程度とされる。
【0012】この構成によれば電極24,25間に電源
34より正弦波電圧を印加しても誘電体膜35の存在に
よって誘電体を介して電子のやりとりが行われ、放電が
発生して水銀蒸気が励起され紫外線が発生し、蛍光体膜
18が励起され発光する。このように透明電極24と平
面状電極25との間に誘電体膜35が存在するため、こ
れら電極24,25間が隔絶されるため一様な平面状の
放電が行われ、従って、一様な平面状の発光が得られ
る。
【0013】さらに、通常の放電灯では、一旦放電が始
まると放電灯自体の電気抵抗が0に近づき、電流が際限
なく流れようとするため、それを防止するためにいわゆ
る電源安定化器、つまりコイルやコンデンサを設けて、
流れる電流を制限している。しかし、この構成によれ
ば、誘電体膜35がコンデンサの役割を果して流れる電
流を制限しているため、別に電源安定器を設ける必要が
ない。
【0014】図2に請求項2の発明の実施例を示し、図
1と対応する部分には同一符号を付けてある。この実施
例においては図1における透明電極24は省略され、従
って蛍光体膜18が前面ガラス板11の内面に直接形成
されている。また、この蛍光体膜18と誘電体膜35と
の間にメッシュ状電極37が配される。つまりメッシュ
状電極37は誘電体膜35を介して平面状電極25と対
抗している。メッシュ状電極37の材質としてはステン
レスあるいはスパッタが発生しにくい鉄とニッケルの合
金やチタンなどを使用することができる。
【0015】請求項1の発明のように透明電極24の上
から蛍光体膜18が形成されている場合、放電が蛍光体
膜18を挟んで行われることになり、それによって蛍光
体膜18が早く劣化してしまう。また、放電が蛍光体膜
18を挟んで行われないように、電極24を蛍光体膜1
8と誘電体膜35の間に設ける場合は、放電の際に励起
された紫外線が電極24によって遮られ、蛍光体膜18
まで届かずうまく発光されない。
【0016】そこで、蛍光体膜18と誘電体膜35の間
に設けられる電極37をメッシュ状とすることで励起さ
れる紫外線をうまく通過させ、蛍光体膜18を傷めるこ
となく一様な発光を得られるようにしたのが請求項2の
発明である。なお、ここで言っている「メッシュ状」と
は網目状のことだけではなく、例えばいくつもの透孔や
隙間があいている形状も含まれる。つまり、紫外線が通
過できるようになっていればよい。
【0017】メッシュ状電極37とリード線33を介し
て電源34と接続すると、メッシュ状電極37と平面状
電極25との間に電圧が印加されて、これら間に放電が
発生し、これにより励起された紫外線はメッシュ状電極
37の隙間を通過して、蛍光体膜18に入射され、これ
を発光する。この場合もリード線33の取り付けを容易
にするため平面状電極25が形成された背面ガラス板1
2はガラススペーサ13よりも外部に突出している。ま
た、誘電体膜35の存在により、電極25,37間が隔
離されているため、これら各対抗部分の各部において一
様に放電し、一様な面状発光が得られる。なお、図1の
実施例もこの図2の実施例においても誘電体膜35は電
極24と25の間、また電極37と25の間にあればよ
く、必ずしも平面状電極25上に形成しなくてもよい。
【0018】また、図1に示した実施例のように透明電
極を使用する場合において、その周辺に周回補助導線3
1を設ける場合は、透明電極24は比較的抵抗値が高い
が、これにより導電性が良くなり、放電面全体に渡って
電流がバランスよく流れるようにすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の発明によれ
ば、誘電体膜により2つの放電電極間の電極を隔離し、
しかも平面状に対抗させているため各部で一様な放電が
得られ、一様な面状発光が得られる。しかも、雑音の発
生しにくい正弦波を使用することができ、またアルゴン
の分圧も5乃至20torrと比較的高くすることができ、
寿命を著しく長くすることが可能となる。更に誘電体膜
35の存在により、放電時に流れる電流を制限すること
ができるため、蛍光灯に必要とするいわゆる電源安定化
器、つまりコイルとかコンデンサを使用する必要がな
い。
【0020】また、請求項2の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、蛍光体膜を痛めずに発光が行え
るため、蛍光体膜、強いては蛍光灯自体の寿命を延ばす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは請求項1の発明の実施例の一部を破断した
斜視図、BはAのA−A線断面図である。
【図2】請求項2の発明の実施例を示す断面図。
【図3】従来の平面型蛍光灯を示す図4のA−A線断面
図。
【図4】図3のB−B線断面図。
【図5】従来の平面型蛍光灯とその問題点を示す図。
【図6】従来の他の平面型蛍光灯とその問題点を示す
図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一面がガラス板で形成された
    平板状密封容器と、 上記ガラス板の内面に形成された透明第1電極と、 上記透明第1電極上に形成された蛍光体膜と、 上記平板状密封容器の上記蛍光体膜と対抗する内面に形
    成された平面状第2電極と、 上記第1電極と第2電極との間で、上記蛍光体膜よりも
    上記第2電極側に設けられた誘電体膜と、 上記密封容器内に封入された放電用ガスとを具備する平
    面型蛍光灯。
  2. 【請求項2】 少なくとも一面がガラス板で形成された
    平板状密封容器と、上記ガラス板の内面に形成された蛍
    光体膜と、 上記平板状密封容器の上記蛍光体膜と対抗する内面に形
    成された平面状第2電極と、 上記蛍光体膜よりも上記第2電極側に設けられて第2電
    極と対抗したメッシュ状第1電極と、 上記第1電極と上記第2電極との間に位置して設けられ
    た誘電体膜と、 上記密封容器内に封入された放電用ガスと、 を具備する平面型蛍光灯。
JP11332698A 1998-04-23 1998-04-23 平面型蛍光灯 Pending JPH11307051A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11332698A JPH11307051A (ja) 1998-04-23 1998-04-23 平面型蛍光灯

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11332698A JPH11307051A (ja) 1998-04-23 1998-04-23 平面型蛍光灯

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006283744A Division JP2007012635A (ja) 2006-10-18 2006-10-18 平面型蛍光灯

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11307051A true JPH11307051A (ja) 1999-11-05

Family

ID=14609411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11332698A Pending JPH11307051A (ja) 1998-04-23 1998-04-23 平面型蛍光灯

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11307051A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100769158B1 (ko) * 2000-12-04 2007-10-23 엘지.필립스 엘시디 주식회사 면 발광용 플랫램프 및 이를 구비한 액정표시장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100769158B1 (ko) * 2000-12-04 2007-10-23 엘지.필립스 엘시디 주식회사 면 발광용 플랫램프 및 이를 구비한 액정표시장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7638945B2 (en) Cold cathode tube lamp with an external electrode capacitively coupled to a mounting member, lighting device, and display device
US6515433B1 (en) Gas discharge fluorescent device
JPS63141256A (ja) 放電ランプ
JP2003036723A (ja) 照明装置
JPH079796B2 (ja) 放電ランプ
US8339023B2 (en) Discharge lamp
JPH11307051A (ja) 平面型蛍光灯
KR20030041704A (ko) 관외 전극 형광램프
JP3593831B2 (ja) セラミックス放電ランプ,ランプ装置,点灯装置および液晶プロジェクター
JP2007027146A (ja) 平面型蛍光灯
JP2002025499A (ja) 冷陰極蛍光ランプ
JP2007012635A (ja) 平面型蛍光灯
JP2003007252A (ja) 冷陰極蛍光ランプ及び照明装置
JPH0992227A (ja) 蛍光ランプおよび照明装置
KR100582236B1 (ko) 냉음극 형광 램프
EP0441387A2 (en) Low pressure gas discharge lamp
JPH09204899A (ja) 冷陰極放電ランプおよび照明装置
JP2004127538A (ja) 冷陰極蛍光ランプ
JPH0762993B2 (ja) メタルハライドランプ
JPH06163008A (ja) 希ガス放電灯
JPH03141548A (ja) 冷陰極蛍光ランプ
JP2000036287A (ja) 高圧放電ランプ
JP2001015063A (ja) 蛍光ランプ、蛍光ランプ装置およびバックライト装置
JPH02309551A (ja) 冷陰極形放電灯
JPH11288697A (ja) 蛍光ランプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050330

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Effective date: 20051104

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060816

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A521 Written amendment

Effective date: 20061013

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20061115

A02 Decision of refusal

Effective date: 20071002

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02