JPH11305814A - 機械制御ユニットのソフトウェア選択装置 - Google Patents

機械制御ユニットのソフトウェア選択装置

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JPH11305814A
JPH11305814A JP10946798A JP10946798A JPH11305814A JP H11305814 A JPH11305814 A JP H11305814A JP 10946798 A JP10946798 A JP 10946798A JP 10946798 A JP10946798 A JP 10946798A JP H11305814 A JPH11305814 A JP H11305814A
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JP
Japan
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group
selection
control unit
machine control
switches
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Application number
JP10946798A
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English (en)
Inventor
Kazuto Mita
一登 三田
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Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力ポートの使用数を増加させることなくソ
フトウェアの有効選択数を大幅に増加させて機械制御ユ
ニットをより広い範囲で共通化する。 【解決手段】 マイクロプロセッサ1を備えた機械制御
ユニットにおいて、マイクロプロセッサ1の入力処理部
11のA/D変換入力ポート群8中の複数のA/D変換
入力ポート8a、8b、8c、8d、8eに、選択スイ
ッチ群3のスイッチ3a、3b、3c、3d、3eをそ
れぞれ接続し、A/D変換入力ポート8a、8b、8
c、8d、8eと選択スイッチ群3のスイッチ3a、3
b、3c、3d、3eとを接続する各ラインに、抵抗群
4の各抵抗4a、4b、4c、4d、4eを介して電源
2を接続し電圧を印加するように構成すると共に、前記
電源2と抵抗群4との間に、直列素子を二次選択用抵抗
群6、並列素子を二次選択スイッチ群5とする梯子形回
路を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機種や、オプショ
ン、アタッチメント等によるバリエーションの多い機械
の制御ユニットを共通化するための機械制御ユニットの
ソフトウェア選択装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばホイールローダ等の、機種や、オ
プションやアタッチメント等によるバリエーションの多
い機械では、種々のバリエーションに対応してそれぞれ
異なる制御をしなければならない。
【0003】従って、マイクロプロセッサを備えた制御
ユニットを用いて種々のバリエーションがある機械を制
御する場合には、種々の制御用のソフトウェアを準備し
てメモリに記憶させておき、ソフトウェア選択装置でバ
リエーションに対応したソフトウェアを選択して読み出
し機械を制御している。
【0004】従来のソフトウェア選択装置としては、例
えば、図2に示すように、マイクロプロセッサ1の入力
処理部11のH/L(ハイレベル/ローレベル)検出入
力ポート群9中の複数のH/L検出入力ポート9a、9
b、9c、9d、9eに、選択スイッチ群3のスイッチ
3a、3b、3c、3d、3eの一方の端子をそれぞれ
接続し、その他方の端子は接地すると共に、H/L検出
入力ポート9a、9b、9c、9d、9eと選択スイッ
チ群3のスイッチ3a、3b、3c、3d、3eとを接
続する各ラインに、抵抗群4の抵抗4a、4b、4c、
4d、4eを介して安定化電源2を接続して電圧を印加
するように構成したものがある。
【0005】このソフトウェア選択装置は、選択スイッ
チ群3の各スイッチ3a、3b、3c、3d、3eのO
N、OFF設定の組み合わせを変えることにより、H/
L検出入力ポート9a、9b、9c、9d、9eから入
力処理部11にH(ハイレベル)とL(ローレベル)の
組み合わせによる選択コードを入力する。マイクロプロ
セッサ1の演算処理部12は、この選択コードに基づい
て制御対象を識別し、メモリ(ROM)13から所定の
制御用のソフトウェアを読み出し、出力処理部14から
制御信号を送出して機械の作動を制御する。
【0006】ソフトウェア選択装置としては、この他
に、EEPROMやフラッシュメモリ等の書換え可能な
不揮発性メモリを搭載して、外部から選択コードを入力
するものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、書換え可能な
不揮発性メモリを搭載したソフトウェア選択装置は、機
械制御ユニットとは別のデータ書き込み装置を準備しな
ければならず、また、外観検査で選択コードを識別でき
ないという欠点がある。
【0008】選択スイッチ群を用いたソフトウェア選択
装置は、別途データ書き込み装置を準備する必要はな
く、外観検査で選択コードを識別できるが、接触不良や
短絡等の部品の不具合を生ずるおそれがある。そこで、
部品不具合発生時の安全確保のための対策として、万一
選択スイッチ群のいずれか一箇所のスイッチに接触不良
や短絡が発生した場合でも、設定以外のソフトウェアが
選択されることのないよう、例えば表1に示すように、
「ON数とOFF数が共に2個以上で、且つON数とO
FF数との割合が一定となるように選択コードを生成す
る」という方法が考えられている。
【0009】
【表1】
【0010】ここでは、全スイッチOFF及び全スイッ
チONの2種類の選択コードを、機械制御ユニット製造
時における機能検査用としており、これを除いた製品と
して有効な選択コードは、全30(25 −2)種のO
N、OFF組み合わせの中の表1に記載された10種の
みとなる。
【0011】従って、機種や、オプションやアタッチメ
ント等によるバリエーションの多い場合には、ソフトウ
ェア選択のためにマイクロプロセッサの入力ポートを多
数使用することになり、機械制御ユニットの本来の目的
である機械制御を行う際の外部信号の取り込みのために
使用する入力ポートが足りなくなる。機械制御を行う際
の外部信号の取り込み用として多数の入力ポートを使用
すれば、ソフトウェア選択数が少なくなり、機械制御ユ
ニットを広い範囲で共通化することができなくなる。
【0012】本発明は、機械制御ユニットのにおける上
記問題を解決するものであって、別途データ書き込み装
置を準備する必要がなく、外観検査で選択コードを識別
可能であり、入力ポートの使用数を増加させることなく
ソフトウェアの有効選択数を大幅に増加させて機械制御
ユニットをより広い範囲で共通化することのできる機械
制御ユニットのソフトウェア選択装置を提供することを
目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の機械制御ユニ
ットのソフトウェア選択装置では、マイクロプロセッサ
を備えた機械制御ユニットにおいて、マイクロプロセッ
サの入力処理部のA/D変換入力ポート群中の複数のA
/D変換入力ポートに、選択スイッチ群のスイッチをそ
れぞれ接続し、A/D変換入力ポートと選択スイッチ群
のスイッチとを接続する各ラインに、抵抗群の各抵抗を
介して電源を接続し電圧を印加するように構成すると共
に、前記電源と抵抗群との間に、直列素子を二次選択用
抵抗群、並列素子を二次選択スイッチ群とする梯子形回
路を設けることにより上記課題を解決している。
【0014】この機械制御ユニットのソフトウェア選択
装置で、ソフトウェアの選択を行う場合には、選択スイ
ッチ群の各スイッチのON、OFF設定の組み合わせで
一次選択コードを生成し、さらに、二次選択スイッチ群
中のいずれかのスイッチを選択することにより印加電圧
値を変化させる。A/D変換入力ポートを選択コード入
力用として使用しているので、入力データとしてアナロ
グ値を取り扱うことが可能であり、印加電圧値を変化さ
せることで、有効な選択コードの種類を大幅に増加させ
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る機械制御ユニットのソフトウェア選択装置の構成図で
ある。
【0016】ここで、機械制御ユニットのマイクロプロ
セッサ1は、入力処理部11、演算処理部12、メモリ
(ROM)13、メモリ(RAM)14、出力処理部1
5、電源部16を備えている。電源部16は安定化電源
2に接続されている。入力処理部11にはA/D変換入
力ポート群8とH/L検出ポート群9とが設けられてい
る。A/D変換入力ポート群8のポート数は、通常8〜
16ポートとなっており、この中の複数のA/D変換入
力ポート8a、8b、8c、8d、8eがソフトウェア
選択のための入力ポートとして使用される。
【0017】入力処理部11のA/D変換入力ポート群
8中のA/D変換入力ポート8a、8b、8c、8d、
8eには、選択スイッチ群3のスイッチ3a、3b、3
c、3d、3eの一方の端子がそれぞれ接続されてお
り、その他方の端子は接地されている。この選択スイッ
チ群3のスイッチ3a、3b、3c、3d、3eはいず
れも常時開のスイッチである。このA/D変換入力ポー
ト8a、8b、8c、8d、8eと選択スイッチ群3の
スイッチ3a、3b、3c、3d、3eとを接続する各
ラインには、抵抗群4の抵抗4a、4b、4c、4d、
4eがそれぞれ接続されている。
【0018】抵抗群4の抵抗4a、4b、4c、4d、
4eは、いずれも抵抗7を介して接地されている。ま
た、安定化電源2と抵抗4a、4b、4c、4d、4e
との間には、直列素子を二次選択用抵抗群6の抵抗6
a、6b、6c、6d、6e、並列素子を二次選択スイ
ッチ群5のスイッチ5a、5b、5c、5dとする梯子
形回路が設けられている。即ち、安定化電源2に二次選
択用抵抗6e、6d、6c、6b、6aが直列に接続さ
れ、各二次選択用抵抗6a、6b、6c、6d、6e間
からスイッチ5a、5b、5c、5dを介して抵抗群4
に電圧を取り出すようになっている。二次選択スイッチ
群5のスイッチ5a、5b、5c、5dも常時開のスイ
ッチである。
【0019】なお、抵抗群4の抵抗4a、4b、4c、
4d、4e、及び抵抗7は、その抵抗値を二次選択用抵
抗群の抵抗6a、6b、6c、6d、6eの抵抗値に対
して数百〜数千倍として、梯子形回路から取り出した電
圧値が二次選択スイッチ群5のスイッチ5a、5b、5
c、5dのON操作で大きく低下しないようになってい
る。
【0020】図示のように、二次選択スイッチ群5とし
て4個のスイッチ5a、5b、5c、5dを設けている
場合、二次選択スイッチ群5による選択は表2に示すよ
うに4種類となる。通常、安定化電源2は+5Vであ
り、二次選択用抵抗群6の各抵抗6a、6b、6c、6
d、6eの抵抗値を全て同値に設定すると、例えばスイ
ッチ5aをONにした選択NO.Aでは選択スイッチ群
3中のOFF設定のスイッチに接続された入力処理部1
1のA/D変換入力ポートには約1Vの一定電圧が印加
されることになる。
【0021】
【表2】
【0022】マイクロプロセッサ1の演算処理部12
は、選択スイッチ群3の各スイッチ3a、3b、3c、
3d、3eのON、OFF設定の組み合わせによる、接
地電位のポートとそれ以外のポートを識別し、さらに接
地電位のポート以外のポートに印加されている電圧が約
1Vであることを確認(現実には、抵抗誤差及び梯子形
回路からの流出電流により、正確に1Vにはならないた
め、例えば0.9V〜1.1V間にあることを確認)し
て制御対象を識別し、メモリ(ROM)13から所定の
制御用のソフトウェアを読み出し、出力処理部14から
制御信号を送出して機械の作動を制御する。
【0023】表3には表2と同様に安定化電源2の電圧
値が+5Vで、二次選択用抵抗群6の各抵抗6a、6
b、6c、6d、6eの抵抗値をすべて同値に設定した
場合に二次選択スイッチ群5のうちのいずれか一箇所の
スイッチに接触不良や短絡事故が発生したときの入力処
理部11のA/D変換入力ポートに入力される電圧を示
しているが、表2と表3の入力電圧を比較すると、いず
れもその差が0.2V以上あることから、ソフトウェア
の選択に誤りを生ずることはない。
【0024】
【表3】
【0025】この機械制御ユニットのソフトウェア選択
装置で、ソフトウェアの選択を行う場合には、選択スイ
ッチ群3の各スイッチ3a、3b、3c、3d、3eの
ON、OFF設定の組み合わせで一次選択コードを生成
し、さらに、二次選択スイッチ群5中のスイッチ5a、
5b、5c、5dのいずれかのスイッチを選択すること
により印加電圧値を変化させるので、図2のソフトウェ
ア選択装置に較べると、使用する入力ポート数が同じで
あるにも拘わらず4倍の40種類ものソフトウェアの選
択が可能であり、しかも、スイッチの接触不良や短絡事
故に対して従来と同等の安全性が確保されている。
【0026】従って、入力ポートの使用数を増加させる
ことなくソフトウェアの有効選択数を大幅に増加させ
て、機械制御ユニットをより広い範囲で共通化すること
ができるようになる。
【0027】なお、このソフトウェア選択装置では入力
処理部11のA/D変換入力ポートを5箇所使用してい
るが、4箇所以上であれば特に使用数は制限されない。
また、梯子形回路を構成する二次選択スイッチ群5のス
イッチと二次選択用抵抗群6の抵抗も必要に応じて任意
の数だけ使用でき、さらに抵抗値を全て同値とする必要
もない。正常時と異常時の入力電圧値に実用上問題ない
程度の差を設けることが出来れば機能上特に支障はな
い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の機械制御
ユニットのソフトウェア選択装置は、別途データ書き込
み装置を準備する必要がなく、外観検査で選択コードを
識別可能であり、入力ポートの使用数を増加させること
なくソフトウェアの有効選択数を大幅に増加させて、機
械制御ユニットをより広い範囲で共通化することができ
る。使用する部品類はいずれも安価で且つ入手の容易な
ものであるから、製造上のコストの負担も極めて小さく
て済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である機械制御ユニット
のソフトウェア選択装置の構成図である。
【図2】従来の機械制御ユニットのソフトウェア選択装
置の構成図である。
【符号の説明】
1 マイクロプロセッサ 2 安定化電源 3 選択スイッチ群 4 抵抗群 5 二次選択スイッチ群 6 二次選択用抵抗群 7 抵抗 8 A/D変換入力ポート群 11 入力処理部 12 演算処理部 13 メモリ(ROM) 14 メモリ(RAM) 15 出力処理部 16 電源部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロプロセッサを備えた機械制御ユ
    ニットにおいて、マイクロプロセッサの入力処理部の複
    数のA/D変換入力ポートに、選択スイッチ群のスイッ
    チをそれぞれ接続し、A/D変換入力ポートと選択スイ
    ッチ群のスイッチとを接続する各ラインに、抵抗群の各
    抵抗を介して電源を接続し電圧を印加するように構成す
    ると共に、前記電源と抵抗群との間に、直列素子を二次
    選択用抵抗群、並列素子を二次選択スイッチ群とする梯
    子形回路を設けたことを特徴とする機械制御ユニットの
    ソフトウェア選択装置。
JP10946798A 1998-04-20 1998-04-20 機械制御ユニットのソフトウェア選択装置 Pending JPH11305814A (ja)

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