JPH11305700A

JPH11305700A - 表札ユニット

Info

Publication number: JPH11305700A
Application number: JP11742398A
Authority: JP
Inventors: Shigeyuki Ueda; 滋之上田; Tokuji Kimura; 督司木村
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1998-04-27
Filing date: 1998-04-27
Publication date: 1999-11-05

Abstract

(57)【要約】【課題】夜間に眩しくない光にて表札部自体が発光し
て表札を見る人に不快感を与えることが無く、また小型
化の容易な表札ユニットを提供すること。【解決手段】ユニット本体２内の表札部３後側にＥＬ
シート７を設け、該ＥＬシート７を周囲の明るさ変化に
基づいて自動点灯するようなす。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、夜間における表札
の視認性を高めた表札ユニットの改良に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来から、戸建て住宅、集合住宅等の住
戸の玄関、あるいは門等においては、表札板が掛けられ
ており、また、門まわり、玄関まわり等における夜間の
周囲照明用に、門灯あるいは玄関灯等の照明器具が設け
られている。しかし、これらの照明器具は、上記表札板
を照らすためのものではないため表札板の夜間の視認性
が問題となることが多い。

【０００３】門まわり、玄関まわり等に設置される表札
板の夜間における視認性を高める方策としては、例えば
図７に示す如く、透光性を有する透明パネル体６を表札
部３として郵便受けＢに表札ユニットＡとして一体化
し、この透明パネル体６表面に氏名を記載し、後側にバ
ックライトとして小型の蛍光灯による照明装置（図示せ
ず）を用いるものが提案されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の技術においては、上記照明装置の収容部分が比較
的大きいため表札ユニットＡが大型化し、表札ユニット
Ａのみを単独にて設置した場合には体裁が悪いという問
題があった。また、蛍光灯の光そのものが眩しいため、
表札を確認しようとする来訪者に対して不快感を与える
こともあった。

【０００５】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、夜間に眩しくない光にて
表札部自体が発光して表札を見る人に不快感を与えるこ
とが無く、また小型化の容易な表札ユニットを提供する
ことにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の表札ユニットは、ユニット本体内の
表札部後側にＥＬシートを設け、該ＥＬシートを周囲の
明るさ変化に基づいて自動点灯するようなしている。

【０００７】したがって、この場合、ユニット本体内の
表札部後側に設けられたＥＬシートが周囲の明るさ変化
に基づいて自動点灯される。

【０００８】また、請求項２記載の表札ユニットは、請
求項１記載のＥＬシートは、透光性を有する透明パネル
体の裏面側に形成された対向する凹溝間に差し込まれて
配設されている。

【０００９】したがって、この場合、ＥＬシートが、透
光性を有する透明パネル体にて位置決め支持される。

【００１０】また、請求項３記載の表札ユニットは、請
求項１又は２記載のユニット本体は、その背面に配設さ
れた、ユニット本体自体を前面側から装着可能な取着手
段が設けられた取付板へ取着されて成る。

【００１１】したがって、この場合、ユニット本体を、
ユニット本体自体を前面側から装着可能な取着手段が設
けられ背面に配設された取付板に取着される。

【００１２】

【発明の実施の形態】図１乃至図６は、本発明の請求項
１乃至３全てに対応する一実施の形態を示し、図１は、
本発明の一実施の形態の表札ユニットの概略構成を示す
分解斜視図である。図２は、同表札ユニット外観を示す
斜視図である。図３は、同表札ユニットの説明図であ
る。図４は、同表札ユニット内部回路の概略構成図であ
る。図５は、同表札ユニットの取付板を示す部分図であ
る。図６は、同表札ユニットの取着部材を示し、（ａ）
は側面図、（ｂ）は下面図である。

【００１３】この実施の形態の表札ユニット１は、ユニ
ット本体２内の表札部３後側にＥＬシート７を設け、該
ＥＬシート７を周囲の明るさ変化に基づいて自動点灯す
るようなしている。

【００１４】又、該実施の形態の表札ユニット１におい
ては、ＥＬシート７は、透光性を有する透明パネル体６
の裏面側に形成された対向する凹溝６１、６１間に差し
込まれて配設されてもいる。又、該実施の形態の表札ユ
ニット１においては、ユニット本体２は、その背面に配
設された、ユニット本体２自体を前面側から装着可能な
取着手段が設けられた取付板１０へ取着されてもいる。

【００１５】詳しくは、この表札ユニット１は、住宅等
の門、あるいは玄関などに設置されるもので、図１、図
３に示すように、表札部３を構成する表札カバー４、ネ
ームシート５、透明パネル体６、ＥＬシート７と、ＥＬ
シート７を駆動する駆動回路が設けられた基板部８とを
有するユニット本体２と、枠体９と、取付板１０とを備
えている。

【００１６】表札カバー４は、表札部３を構成する前面
カバー体で、この場合、アクリル樹脂材料等の透明樹脂
材料にて、後面側が開口した一面開口の箱状をなし、内
面上下に後述する透明パネル体６を係止する係止突起
（図示せず）と、左右立壁に後述する枠体９へ凹凸嵌合
するための複数の凹所４１、及び後述する基板部８へ表
札カバー４をねじ固定するためのカバーねじ１２、１２
が挿通される貫通孔４２とを有して形成されている。ま
た、この表示カバー４は、枠体９と凹凸嵌合したときに
表示カバー４前面が枠体９前面と略同一面となるよう、
前面に枠体９の窓９１に略係合する平面状の平凸部４３
が形成されている。

【００１７】ネームシート５は、表札の名前文字を記載
するためのシート部材で、この場合、例えば黒地の塩化
ビニル材料製シートを文字形状を打ち抜いたり、透明地
の塩化ビニル材料製シートに文字形状を残して黒色着色
したりして形成されている。したがって、後述するＥＬ
シート７が点灯したときに上記の文字形状部分のみ光が
透過され、夜間の文字視認性をより高いものとすること
ができる。

【００１８】透明パネル体６は、後述するＥＬシート７
を保持するとともに上記ネームシート５をこの透明パネ
ル体６、表札カバー４間にて狭持して表札部３を形成す
るもので、アクリル樹脂材料等の透明樹脂材料にて略平
板状に形成されている。この場合、透明パネル体６の裏
面側には、ＥＬシート７を位置決め保持する凹溝６１、
６１が対向するよう、断面略Ｌ字状の保持突起６２が長
手方向に対向形成されている。

【００１９】ＥＬシート７は、夜間における表札部３の
視認性を高めるためのバックライト部で、この場合、上
記の、透光性を有する透明パネル体６にて位置決め保持
され、ユニット本体２内の表札部３後側に内蔵されてい
る。ＥＬシート７は、物質（通常は固体）に電界を印加
することによって生ずる発光であるエレクトロルミネセ
ンスの原理を用いたシート状の薄型面光源で、一方が透
明である２枚の金属板電極間に所定の蛍光物質をおいて
形成され、この電極間に交流が印加されてシート表面が
照光するようになっている。このＥＬシート７は、上
記、２枚の金属板電極に接続されたシート側コネクタ７
１が、後述する基板部８に設けてある駆動回路部８２に
配設具備された基板コネクタ８３と接続されて、駆動回
路部８２にて点灯駆動制御される。

【００２０】基板部８は、前面側一面開口の合成樹脂材
料製の箱体８１内に、上記ＥＬシート７を駆動する駆動
回路部８２と、この駆動回路部８２に電源供給する外部
電線である交流電源線１４が接続される接続端子８４と
が設けられて構成されている。箱体８１には、左右立壁
に上記カバーねじ１２、１２がねじ固定されるねじ孔８
５、８５、後側である底面に、外部からの交流電源線１
４挿通用の貫通孔８６、及び後述する取付板１０に設け
られているファスナー１１、１１の軸部１１ｂが挿通嵌
合される取着孔８７、８７がそれぞれ穿設され、また、
この場合、駆動回路部８２近傍の立壁には、駆動回路部
８２に設けられているＣｄＳセル等の明るさセンサ８Ｄ
（図４参照）に、表札ユニット１周辺からの光を伝達す
るための透孔８８が設けられている。

【００２１】なお、駆動回路部８２は、接続端子８４と
は内部電線８９にて接続されて外部の商用交流電源から
電源供給され、例えば図４に示す如く、交流電源に重畳
される雷サージ電圧を電源側にバイパスさせるための雷
サージ保護回路８Ａと、交流電源を整流し直流に変換す
る整流回路８Ｂと、前記ＥＬシート７を点灯させる点灯
回路８Ｅを制御するための制御回路８Ｃと、ＥＬシート
７を周囲の明るさ変化に基づいて自動点灯するようなす
ために、制御回路８Ｃに明るさ検知信号を出力する明る
さセンサ８Ｄとを有して形成され、基板コネクタ８３を
介してＥＬシート７と接続されている。そして、ＥＬシ
ート７を周囲の明るさが所定の暗さになった夕方にて自
動点灯し、翌朝所定の明るさになったときに自動消灯す
るよう点灯制御する。

【００２２】枠体９は、表札ユニット１を住宅等の門、
あるいは玄関などの設置される部位に外観上一体化させ
るための角状化粧用枠部材で、前記表札カバー４の平凸
部４３と略係合する前面側の窓９１を有し、左右内面に
該表札カバー４の複数の凹所４１と凹凸嵌合する凸部９
２が設けられて合成樹脂材料にて形成されている。ま
た、この場合、表札カバー４と凹凸嵌合した状態にて、
表札カバー４に取り付けられている前記基板部８の透孔
８８に対応する位置には、表札ユニット１周辺からの光
を駆動回路部８２の明るさセンサ８Ｄへ伝達するための
透孔９３が形成されている。

【００２３】取付板１０は、表札ユニット１のユニット
本体２を住宅等の門、あるいは玄関などの設置部位に取
り付けるための取付用部材で、例えば合成樹脂板、金属
板等でなり、四隅に木ねじ等の固定具１３が挿通される
取付孔１０ａと、略中央に、ユニット本体２自体を前面
側から装着可能な取着手段である、図６に示すような合
成樹脂材料製のファスナー１１が挿通されて固着される
固着孔１０ｂ、１０ｂが設けられて略平板状に形成され
ている。なお、ファスナー１１は、この場合、略円形の
頭部１１ａから、その外形より僅かに小さい内径寸法の
基板部８の取着孔８７に挿通されて、該基板部８を抜け
止め保持する軸部１１ｂが突設されている。そして、図
５に示すように、取付板１０裏面側からこの軸部１１ｂ
が上記固着孔１０ｂ、１０ｂに挿通され取付板１０に固
着されている。

【００２４】以上説明した表札ユニット１の施工手順
は、まず、基板部８の接続端子８４に交流電源線１４が
配線され接続された後、透明パネル体６裏面側の凹溝６
１、６１間に差し込まれたＥＬシート７を該透明パネル
体６にて位置決め支持させ、図３に示すように、この透
明パネル体６前面にネームシート５を狭持させて仮固定
する。その後、ＥＬシート７のシート側コネクタ７１と
基板部８の駆動回路部８２に配設された基板コネクタ８
３とを接続した後、表札カバー４を、その貫通孔４２、
４２にカバーねじ１２、１２を挿通して基板部８へねじ
固定し、この基板部８に形成された取着孔８７を、その
取付孔１０ａに木ねじ等の固定具１３が挿入されて住宅
壁面あるいは門等に取り付けられた取付板１０表面に固
着され突設されたファスナー１１の軸部１１ｂに前面か
ら押圧してユニット本体２の基板部８を取着させ、その
後、表札カバー４に枠体９を凹凸嵌合して装着する。

【００２５】したがって、図２に示すように、カバーね
じ１２、表札ユニット１固定用の固定具１３が枠体９に
て隠されて表札ユニット１が外観の優れたものとなる。
また、基板部８が取付板１０表面のファスナー１１に挿
入し前面から押圧して固着しているので、例えば補修の
必要な場合においては、ファスナー１１による固着部分
を前面に向けて引き外せば良い。

【００２６】また、ユニット本体２内の表札部３後側に
設けられた薄型面光源であるＥＬシート７が周囲の明る
さ変化に基づいて自動点灯されたときに、このＥＬシー
ト７から発せられる光にて、透明パネル体６を介してネ
ームシート５の上記文字形状部分から表札カバー４表面
より外部が照光され、その文字内容が夜間においても良
好に認識される。

【００２７】したがって、以上説明した表札ユニット１
によると、ユニット本体２内の表札部３後側に設けられ
たＥＬシート７が周囲の明るさ変化に基づいて自動点灯
されるので、夜間に表札部３自体が眩しくない光にて発
光し、以て、表札を見る人に不快感を与えることが無
い。

【００２８】また、ＥＬシート７が、透光性を有する透
明パネル体６にて位置決め支持されるので、容易に強固
な面光源を薄型化できて小型化を図ることができる。ま
た、ユニット本体２を、ユニット本体２自体を前面側か
ら装着可能なファスナー１１が設けられてユニット本体
２背面に配設された取付板１０に取着されるので、例え
ば表札ユニット１の補修の必要な場合においても容易に
取り外しできてメンテナンス性が向上する。

【００２９】

【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項１記載の表
札ユニットは、ユニット本体内の表札部後側に設けられ
たＥＬシートが周囲の明るさ変化に基づいて自動点灯さ
れるので、夜間に表札部自体が眩しくない光にて発光
し、以て、表札を見る人に不快感を与えることが無い。

【００３０】また、請求項２記載の表札ユニットは、請
求項１記載のものの効果に加え、ＥＬシートが、透光性
を有する透明パネル体にて位置決め支持されるので、容
易に強固な面光源を薄型化できて小型化を図ることがで
きる。

【００３１】また、請求項３記載の表札ユニットは、請
求項１又は２記載のものの効果に加え、ユニット本体
を、ユニット本体自体を前面側から装着可能な取着手段
が設けられて背面に配設された取付板に取着できるの
で、例えば表札ユニット１の補修の必要な場合において
も容易に取り外しできてメンテナンス性が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態の表札ユニットの概略構
成を示す分解斜視図である。

【図２】同表札ユニット外観を示す斜視図である。

【図３】同表札ユニットの説明図である。

【図４】同表札ユニット内部回路の概略構成図である。

【図５】同表札ユニットの取付板を示す部分図である。

【図６】同表札ユニットの取着部材を示し、（ａ）は側
面図、（ｂ）は下面図である。

【図７】本発明の従来例である表札ユニットを示す郵便
受けの斜視図である。

【符号の説明】

１表札ユニット２ユニット本体３表札部６透明パネル体６１凹溝７ＥＬシート１０取付板１１ファスナー（取着手段）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ユニット本体内の表札部後側にＥＬシー
トを設け、該ＥＬシートを周囲の明るさ変化に基づいて
自動点灯するようなした表札ユニット。
【請求項２】ＥＬシートは、透光性を有する透明パネ
ル体の裏面側に形成された対向する凹溝間に差し込まれ
て配設されたことを特徴とする請求項１記載の表札ユニ
ット。
【請求項３】ユニット本体は、その背面に配設され
た、ユニット本体自体を前面側から装着可能な取着手段
が設けられた取付板へ取着されて成ることを特徴とする
請求項１又は２記載の表札ユニット。