JPH11305170A - 抗菌性眼鏡フレーム及びその樹脂部品 - Google Patents

抗菌性眼鏡フレーム及びその樹脂部品

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JPH11305170A
JPH11305170A JP10106784A JP10678498A JPH11305170A JP H11305170 A JPH11305170 A JP H11305170A JP 10106784 A JP10106784 A JP 10106784A JP 10678498 A JP10678498 A JP 10678498A JP H11305170 A JPH11305170 A JP H11305170A
Authority
JP
Japan
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antibacterial
phosphonium salt
quaternary phosphonium
resin
spectacle frame
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10106784A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Ushiyama
洋一 牛山
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Publication of JPH11305170A publication Critical patent/JPH11305170A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 抗菌性が高いと共に持続性があり、かつ安全
性が高い抗菌性眼鏡フレーム及び樹脂部品を提供する。 【解決手段】 第4級ホスホニウム塩を分子内に有する
モノマーを重合させて得られた第4級ホスホニウム塩含
有重合体を少なくとも表面に有する抗菌性樹脂で眼鏡フ
レームの一部又は全部を構成する。 但し、式中、Aは直鎖または分岐のアルキレン基を表
し、Yは水素原子、アルキル基またはアリル基を表し、
、R及びRは炭素原子数1〜18の直鎖または
分岐状のアルキル基、アリール基、アラルキル基、ヒド
ロキシル基、またはアルコキシル基で置換されたアルキ
ル基、アリール基もしくはアラルキル基を表し、X
アニオンを表し、nは2以上の整数を表す.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌性眼鏡フレー
ム及び眼鏡フレームを構成する抗菌性の樹脂部品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】眼鏡フレームは長時間皮膚と接触してい
ることにより汗や分泌物が付着し、微生物の増殖しやす
い環境となっている。特に、黄色ブドウ球菌、緑膿菌等
常在菌、および病原性大腸菌等に好適な生育環境を与
え、皮膚の化膿、食中毒等の原因となり衛生上好ましく
ない。また、カビの繁殖はフレームの劣化をもたらす。
【0003】そこで、眼鏡フレームに抗菌性をもたせる
ことが試みられている。一般的には、眼鏡フレームを構
成する樹脂部品の中に銀、亜鉛、銅などの金属の金属化
合物を錬り込む方法が良く知られている。また、抗菌性
液体をコーティングしたメガネフレーム(特開平55−
53084号公報、特開平5−333292号公報)や
抗菌物質を樹脂中に添加した抗菌メガネフレーム(特開
平3−249725号公報、実用新案登録公報第250
9345号、実公平8−656号公報、実開平7−32
624号公報)の報告がある.
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、銀などの金属
の金属化合物を樹脂中に配合したものは、配合した金属
化合物が光で劣化し、抗菌性が低下するという問題があ
る。また、抗菌性液体をコーティングした眼鏡フレーム
は、単に抗菌剤をコートしているため、抗菌力に持続性
がない、安全性に問題がある等の欠点を有する。
【0005】また、特開平3−249725号公報で提
案されている第四級アンモニウム塩等の有機系抗菌物質
を添加した抗菌メガネフレームは、これら抗菌剤は樹脂
に練り込んだだけで結合していない。このため、溶出が
あり抗菌性が持続しないばかりでなくかえって人体に悪
影響を及ぼす。実用新案登緑公報第2509345号で
提案されているゼオライト銀を混合した抗菌性メガネフ
レームは、光による変色および効果の減退という欠点が
ある。実公平8−656号公報で提案されている抗菌剤
としてキトサンを使用した眼鏡フレームは、抗菌効果が
不十分である。また、特開平5−53083号公報で提
案されているコバルト、銅等の金属の酸化物焼結体を抗
菌剤として用いた眼鏡フレームは、抗菌性が不十分であ
るという欠点を有する。
【0006】このように、従来提案されている抗菌性眼
鏡フレームは、抗菌性が不十分であったり抗菌性の持続
性に問題点を有すると共に、安全性にも問題があり、満
足できる抗菌性を備える眼鏡フレームではなかった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、抗菌性が高いと共に持続性があり、かつ安全性が高
い抗菌性眼鏡フレームを提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、かかる抗菌性眼鏡フレー
ムを構成する抗菌性の樹脂部品を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するため鋭意検討を重ねた結果、第4級ホスホニウ
ム塩を分子内に有するモノマーを重合した第4級ホスホ
ニウム塩含有重合体が抗菌性樹脂として非常に優れてい
ることを知見した。即ち、この第4級ホスホニウム塩含
有重合体は、そのまま抗菌性樹脂として使用可能である
と共に、一般樹脂に抗菌成分として配合等して抗菌性樹
脂を与えること、この抗菌性樹脂は、強い抗菌性を有す
ると共に、酸化その他の化学反応を起こさず安定である
ため、抗菌性の持続性に優れ、しかも、抗菌性を発現す
る第4級ホスホニウム塩が重合体に化学結合しているた
め溶出することがなく、人体に対して安全性が高いた
め、肌に直接当たるパッドやモダン等の眼鏡フレームの
樹脂部品の素材として極めて優れていることを見出し、
本発明をなすに至った。
【0010】従って、本発明は、第4級ホスホニウム塩
を分子内に有するモノマーを重合させて得られた第4級
ホスホニウム塩含有重合体を少なくとも表面に有する抗
菌性樹脂で一部又は全部が構成されていることを特徴と
する抗菌性眼鏡フレームを提供する。
【0011】また、本発明は、眼鏡フレームを構成する
樹脂部品であって、第4級ホスホニウム塩を分子内に有
するモノマーを重合させて得られた第4級ホスホニウム
塩含有重合体を少なくとも表面に有する抗菌性樹脂で構
成されていることを特徴とする抗菌性眼鏡フレームの樹
脂部品を提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の抗菌性眼鏡フレー
ムの実施の形態について説明するが、本発明は下記の実
施の形態に限定されるものではない。
【0013】本発明の抗菌性眼鏡フレームは、上述した
ように、第4級ホスホニウム塩を分子内に有するモノマ
ーを重合させて得られた第4級ホスホニウム塩含有重合
体を少なくとも表面に有する抗菌性樹脂で一部又は全部
が構成されている。
【0014】図1に、本発明に係る抗菌性眼鏡フレーム
の一実施形態を示す。この眼鏡フレーム1は、レンズを
保持するリム2がブリッジ3で連結され、リム2の外側
にロウ付けされているヨロイ4に蝶番を介してテンプル
5が折り畳み可能に連結されている。リム2の内側には
箱足6を介して鼻当てパッド7が取り付けられ、テンプ
ル5の先端側はモダン8で被覆されている。
【0015】図1に示す眼鏡フレーム1では、これらの
部品のうち、鼻当てパッド7とモダン8が抗菌性樹脂で
構成されているが、眼鏡フレームには蝶番以外の部品の
ほとんどが樹脂で構成されているタイプや、金属製リム
の上部にまゆ部材を備えるタイプ、金属製部品を樹脂で
覆ったタイプ、リムがなくヨロイが直接プラスチックレ
ンズに固定されているタイプもあり、本発明ではいずれ
のタイプの眼鏡フレームも対象となり、樹脂部品の一部
又は全部を抗菌性樹脂で構成することができる。
【0016】特に、鼻当てパッド7とモダン8は肌に常
時接する樹脂部品であり、抗菌性、安全性の要望が大き
く、本発明に係る抗菌性樹脂で構成する意義は大きい。
【0017】本発明に係る抗菌性樹脂は、第4級ホスホ
ニウム塩を分子内に有するモノマーを重合させて得られ
た第4級ホスホニウム塩含有重合体を少なくとも表面に
有する。
【0018】具体的には、例えば第4級ホスホニウム塩
を分子内に有するモノマーを単独重合させた第4級ホス
ホニウム塩含有重合体、あるいは他のモノマーと共重合
させた第4級ホスホニウム塩含有共重合体を製造し、こ
れらの第4級ホスホニウム塩含有重合体をそのまま抗菌
性樹脂として用いることができる。
【0019】また、これらの第4級ホスホニウム塩含有
重合体を眼鏡フレームの樹脂部品の材料に用いられてい
る一般樹脂に抗菌成分として練り込んで抗菌性樹脂とす
ることも可能である。
【0020】本発明に係る第4級ホスホニウム塩を分子
内に有するモノマーとしては、特に制限されないが、例
えば下記式(1)〜(4)に示す繰り返し単位となる第
4級ホスホニウム塩を分子内に有するビニルモノマーを
例示することができる。
【0021】
【化5】
【0022】
【化6】
【0023】
【化7】
【0024】
【化8】
【0025】(但し、式中、Aは直鎖または分岐のアル
キレン基を表し、Yは水素原子、アルキル基またはアリ
ル基を表し、R、R及びRは炭素原子数1〜18の
直鎖または分岐状のアルキル基、アリール基、アラルキ
ル基、ヒドロキシル基、またはアルコキシル基で置換さ
れたアルキル基、アリール基もしくはアラルキル基を表
し、Xはアニオンを表し、nは2以上の整数を表
す.) 具体的には、式(1)のビニルベンジル系モノマーとし
て、トリエチル−4−ビニルベンジルホスホニウムクロ
ライド、トリn−ブチル−4−ビニルベンジルホスホニ
ウムクロライド、トリn−ヘキシル−4−ビニルベンジ
ルホスホニウムクロライド、トリn−オクチル−4−ビ
ニルベンジルホスホニウムクロライド、トリフェニル−
4−ビニルベンジルホスホニウムクロライド、式(2)
のメタクリル系モノマーとして、2−(メタクリル酸)
エチルトリn−ブチルホスホニウムブロマイド、2−
(メタクリル酸)ブチルトリn−ブチルホスホニウムク
ロライド、2−(メタクリル酸)エチルトリn−オクチ
ルホスホニウムクロライド、2−(メタクリル酸)エチ
ルトリn−オクチルホスホニウムブロマイド、式(3)
に示すアリル系モノマーとして、トリブチルアリルホス
ホニウムクロライド、トリn−オクチルアリルホスホニ
ウムクロライド、ジメチルn−デシルアリルホスホニウ
ムクロライド、ジメチルn−ドデシルアリルホスホニウ
ムクロライド、ジメチルn−テトラデシルアリルホスホ
ニウムクロライド、ジメチルn−ヘキサデシルアリルホ
スホニウムクロライド、式(4)のビノキシカルボニル
系モノマーとしては、ビノキシカルボニルメチルトリブ
チルホスホニウムクロライド、ビノキシカルボニルメチ
ルトリn−オクチルホスホニウムクロライド等を例示す
ることができ、これらの1種を単独で又は2種以上を併
用して用いることができる。
【0026】これらのモノマーの中でも、2−(メタク
リル酸)エチルトリn−オクチルホスホニウムクロライ
ド、2−(メタクリル酸)エチルトリn−オクチルホス
ホニウムブロマイド、トリn−オクチルアリルホスホニ
ウムクロライド、ジメチルn−デシルアリルホスホニウ
ムクロライド、ジメチルn−ドデシルアリルホスホニウ
ムクロライド、ジメチルn−テトラデシルアリルホスホ
ニウムクロライド、ジメチルn−ヘキサデシルアリルホ
スホニウムクロライドが、熱安定性が高く、抗菌活性も
高いことから好ましい。
【0027】このような第4級ホスホニウム塩を分子内
に有するモノマーは単独で重合可能であるが、その他の
モノマーと共重合させても良い。
【0028】第4級ホスホニウム塩を分子内に有するモ
ノマーと共重合させるモノマーとしては、一般的に用い
られるラジカル重合可能な化合物、すなわちビニル基、
アリル基、アクリル基、又はメタクリル基等を分子中に
1個以上含む化合物を用いることができる。
【0029】具体的には、例えば、(メタ)アクリレー
ト、アルキル(メタ)アクリレート、ハロゲン化アルキ
ル(メタ)アクリレート、シロキサニルアルキル(メ
タ)アクリレート、フルオロ(メタ)アクリレート、ヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、多価アルコールの
(メタ)アクリル酸エステル、ビニル(メタ)アクリレ
ート等の(メタ)アクリル酸エステル類、スチレンの誘
導体、N−ビニルラクタム、(多価)カルボン酸ビニル
等のビニル化合物、(多価)カルボン酸アリル、アリル
カーボネート等のアリル化合物等が挙げられる。さらに
具体的には、例えば、スチレンおよびメチルスチレン、
ジメチルスチレン、クロロスチレン、ジクロロスチレ
ン、ブロモスチレン、P−クロロメチルスチレン、ジビ
ニルベンゼン、アクリル酸、メチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、n−ブチルアクリレート、フェニルア
クリレート、フェノキシエチルアクリレート、アクリル
酸テトラヒドロフルフリル、2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−
アクリロイルオキシエチルコハク酸、2−アクリロイル
オキシエチルフタル酸、メタクリル酸、メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレ
ート、2−エチルヘキシルメタクリレート、イソボルニ
ルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、フェニル
メタクリレート、ジシクロペンタニルメタクリレート、
ジシクロペンテニルメタクリレート、2−メタクリロイ
ルオキシエチルコハク酸、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2
−ヒドロキシブチルメタクリレート、フマル酸、マレイ
ン酸、イタコン酸およびそれらのエステル類、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル、N,N−ジメチルアク
リルアミド、N−ビニル−2−ピロリドン、無水マレイ
ン酸、N−置換マレイミド等を例示でき、これらの1種
を単独で又は2種以上を併用して用いることができる。
【0030】これらの重合性単量体と第4級ホスホニウ
ム塩を分子内に有するモノマーを共重合させる場合の配
合比は特に制限されず、広い配合比で用いることが可能
である。例えば、第4級ホスホニウム塩含有重合体を一
般樹脂に抗菌成分として配合する場合は第4級ホスホニ
ウム塩を分子内に有するモノマーを高配合比で用い、そ
のまま抗菌性樹脂として用いる場合は、低い配合比で用
いることができる。従って、第4級ホスホニウム塩を分
子内に有するモノマーが、第4級ホスホニウム塩含有重
合体中に0.01〜99.9重量%となるような広い配
合比を選択することができるが、第4級ホスホニウム塩
含有重合体をそのまま抗菌性樹脂として用いる場合は、
0.1〜20重量%の範囲の配合量となるように配合す
ることが好ましく、この配合量の範囲で良好な抗菌性が
発現すると共に、重合性モノマーとの相溶性が低下する
ことがなく、得られる共重合体の強度が十分となる。
【0031】さらに、架橋密度を高めるために、多官能
モノマーを添加することができる。多官能モノマーとし
ては、例えばエチレングリコールジアクリレート、ジエ
チレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコ
ールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアク
リレート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエ
チレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリ
コールジメタクリレート、プロピレングリコールジメタ
クリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレー
ト、ペンタエリスリトールトリアクリレート、1,4−
ブタンジオールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジメタクリレート、グリセリンジメタクリレー
ト、ジビニルベンゼンジアリルフタレート、ジエチレン
グリコールビスアリルカーボネート等を挙げることがで
きる。
【0032】多官能モノマーの配合量は、モノマー全体
の0.001重量%以上、特に0.1〜10重量%の範
囲が好ましい。この範囲において、充分に架橋密度を高
めることができ、かつ過大な重合収縮による歪みが発生
するおそれが少ない。
【0033】上述したモノマーには、モノマーを重合さ
せる重合開始剤、更に必要に応じて熱安定化剤、酸化防
止剤、染色剤、着色剤、紫外線吸収剤等を少量添加する
こともできる。
【0034】具体的な重合開始剤としては、ラジカル重
合開始剤が望ましく、例えば、ベンゾイルパーオキサイ
ド、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、t−ブ
チルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ブチ
ルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシジイソ
ブチレート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボ
ネート、ラウロイルパーオキサイド、アゾビスイソブチ
ロニトリル、アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル)等が用いられる.また、活性エネルギー線の照射の
場合には、ベンゾインエーテル等の光重合開始剤や必要
に応じて増感剤を用いる。これらの開始剤の使用量は、
使用するモノマーに対し、0.001〜2重量%の範囲
が望ましい。
【0035】本発明にかかる第4級ホスホニウム塩含有
重合体は、重合開始剤の存在下、加熱あるいは紫外線等
の活性エネルギー線の照射によって常法に従って重合す
ることにより得ることができる。
【0036】このようにして得られる第4級ホスホニウ
ム塩含有重合体は、抗菌性が著しく高く、例えば第4級
アンモニウム塩と比べて10倍から100倍も抗菌性が
高い。また、第4級ホスホニウム塩は安定であり、抗菌
性を長期に亘って維持し、しかも第4級ホスホニウム塩
は樹脂と化学結合しているので、溶け出すことがなく、
コンタクトレンズにも使用可能であるほど極めて安全で
ある。そのため、第4級ホスホニウム塩含有重合体その
ままで抗菌性樹脂として眼鏡フレームの樹脂部品を構成
することができる。
【0037】また、第4級ホスホニウム塩含有重合体を
眼鏡フレームの樹脂部品の材料として用いられている一
般樹脂の中に抗菌成分として配合して抗菌性樹脂を製造
することができる。このような眼鏡フレームに用いられ
ている一般樹脂としては、例えばアセチルセルロース系
樹脂,プロピオニルセルロース系樹脂,ニトロセルロー
ス系樹脂等のセルロース系樹脂、シリコーンゴム、ポリ
アミド樹脂、エポキシ樹脂等を挙げることができる。
【0038】第4級ホスホニウム塩含有重合体の配合量
は、これらの一般樹脂に対して0.001〜20重量
%、特に0.01〜15重量%の範囲が好ましい。この
配合量の範囲において、十分な抗菌性が発現し、かつ眼
鏡フレームの樹脂部品として適した物性の樹脂を得るこ
とができる。
【0039】眼鏡フレームの樹脂部品は、一般的には射
出成形法で成形することができる。そのため、第4級ホ
スホニウム塩含有重合体の一般樹脂への配合方法は、例
えば一般樹脂ペレットと所定量混合して射出成形機に投
入し、射出成形機の中で混練して均一化することが好ま
しく、これにより混合と成形を一つの機械で行うことが
できる。
【0040】上述した抗菌性樹脂を得る方法以外に、例
えば眼鏡フレームに用いる樹脂部品を一般樹脂で形成し
た後、この樹脂部品の表面を例えばプラズマ処理して表
面を荒らし、その樹脂部品表面に第4級ホスホニウム塩
を分子内に有するモノマーをグラフト重合させて樹脂部
品表面を第4級ホスホニウム塩含有重合体で被覆するこ
とも可能である。
【0041】また、溶剤に第4級ホスホニウム塩含有重
合体を溶解させたコーティング剤を調製し、樹脂部品表
面や金属製部品表面に塗布して抗菌性被膜を形成した眼
鏡フレームとしてもよい。この場合、コーティング膜を
滑らかな外観とするために、分子量が100以下の低分
子量の第4級ホスホニウム塩含有重合体を使用するか、
あるいは平均粒径が0.1μm以下の微粉末に粉砕し、
更にビルダーとして界面活性剤を使用するのが好まし
い。
【0042】コーティング剤の第4級ホスホニウム塩含
有重合体の溶解量は、例えば0.001〜10重量%、
特に0.01〜5重量%の範囲とすることが好ましい。
樹脂部品にディップコート、刷毛塗り、スプレーコート
などの塗布方法で硬化後の抗菌性被膜の膜厚が0.5〜
10μm程度となるように塗布する。
【0043】このようにして得られる抗菌性樹脂で構成
される抗菌性眼鏡フレームは、第4級ホスホニウム塩含
有重合体を少なくとも表面に備えているため、抗菌性が
高くしかも持続性があり、衛生的である。また、皮膚に
対して刺激性がないため、安全であり、常時皮膚に接す
る製品として好適なものである。
【0044】
【実施例】1.抗菌性樹脂の作製 (試料1−1R)トリn−オクチルビニルベンジルホス
ホニウムクロライド99重量%、エチレングリコールジ
メタクリレート0.7重量%、2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.3重量%を室
温でよく混合した。この混合液をガラス製試験管に注入
し、内部を窒素で置換した後密封した。この試験管をプ
ログラムコントローラーで温度制御する温水槽に浸漬
し、28℃で6時間、30℃で4時間、32℃で3時
間、40℃で2時間、50℃で2時間、60℃で1.5
時間、80℃で2時間、更に大気炉中105℃で2時間
加熱し、重合を行い、第4級ホスホニウム塩含有重合体
を得た。
【0045】(試料1−2R)トリn−オクチルアリル
ホスホニウムクロライド99重量%、エチレングリコー
ルジメタクリレート0.7重量%、2,2’−アゾビス
(2,4−ジメチルバレロニトリル)0.3重量%を室
温でよく混合し、試料1−1Rと同様に重合を行い、第
4級ホスホニウム塩含有重合体を得た。
【0046】(試料1−3R)2−(メタクリル酸)エ
チルトリn−オクチルホスホニウムクロライド99重量
%、エチレングリコールジメタクリレート0.7重量
%、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニト
リル)0.3重量%を室温でよく混合し、試料1−1R
と同様に重合を行い、第4級ホスホニウム塩含有重合体
を得た。
【0047】(試料1−4R)2−(メタクリル酸)エ
チルトリn−オクチルホスホニウムブロマイド99重量
%、エチレングリコールジメタクリレート0.7重量
%、2,2’一アゾビス(2,4−ジメチルバレロニト
リル)0.3重量%を室温でよく混合し、試料1−1R
と同様に重合を行い、第4級ホスホニウム塩含有重合体
を得た。
【0048】(試料2−1R)メチルメタクリレート9
0重量%、トリn−オクチルビニルベンジルホスホニウ
ムクロライド5重量%、アリルメタクリレート4重量
%、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート1
重量%をよく混合し、この混合物をガラス製封管に入
れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封し
た。この封管を、温水中30℃で10時間、40℃で5
時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3時
間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重合
を行い、第4級ホスホニウム塩含有重合体を得た。
【0049】(試料2−2R)メチルメタクリレート9
0重量%、トリn−オクチルアリルホスホニウムクロラ
イド5重量%、アリルメタクリレート4重量%、t−ブ
チルパーオキシイソプロピルカーボネート1重量%をよ
く混合し、試料2−1Rと同様に重合を行い、第4級ホ
スホニウム塩含有重合体を得た。
【0050】(試料2−3R)メチルメタクリレート9
0重量%、2−(メタクリル酸)エチルトリn−オクチ
ルホスホニウムブロマイド5重量%、アリルメタクリレ
ート4重量%、t−ブチルパーオキシイソプロピルカー
ボネート1重量%をよく混合し、試料2−1Rと同様に
重合を行い、第4級ホスホニウム塩含有重合体を得た。
【0051】(試料2−4R)メチルメタクリレート9
0重量%、2−(メタクリル酸)エチルトリn−オクチ
ルホスホニウムクロライド5重量%、アリルメタクリレ
ート4重量%、t−ブチルパーオキシイソプロピルカー
ボネート1重量%をよく混合し、試料2−1Rと同様に
重合を行い、第4級ホスホニウム塩含有重合体を得た。
【0052】(試料3−1R)スチレン92.7重量
%、エチレングリコールジメタクリレート2重量%、ト
リn一オクチルビニルベンジルホスホニウムクロライド
5重量%、ジイソプロピルオキシジパーカーボネイト
0.3重量%をよく混合し、この混合物をガラス製封管
に入れ、内部を窒素置換、脱気を繰り返し、真空下溶封
した.この封管を、温水中30℃で10時間、40℃で
5時間、50℃で5時間、60℃で3時間、70℃で3
時間加熱し、更に大気炉中100℃で2時間加熱して重
合を行い、第4級ホスホニウム塩含有重合体を得た. (試料3−2R)スチレン92.7重量%、エチレング
リコールジメタクリレート2重量%、トリn−オクチル
アリルホスホニウムクロライド5重量%、ジイソプロピ
ルオキシジパーカーボネイト0.3重量%をよく混合
し、試料3−1Rと同様に重合を行い、第4級ホスホニ
ウム塩含有重合体を得た. (試料3−3R)スチレン92.7重量%、エチレング
リコールジメタクリレート2重量%、2−(メタクリル
酸)エチルトリn−オクチルホスホニウムブロマイド5
重量%、ジイソプロピルオキシジパーカーボネイト0.
3重量%をよく混合し、試料3−1Rと同様に重合を行
い、第4級ホスホニウム塩含有重合体を得た. (試料3−4R)スチレン92.7重量%、エチレング
リコールジメタクリレート2重量%、2−(メタクリル
酸)エチルトリn−オクチルホスホニウムクロライド5
重量%、ジイソプロピルオキシジパーカーボネイト0.
3重量%をよく混合し、試料3−1Rと同様に重合を行
い、第4級ホスホニウム塩含有重合体を得た. 2.モダンおよびパッドの成形 (1)モダンの成形:定法に従いCP(セルロース プ
ロピオネート)ペレットに試料1−1Rから3−4Rを
それぞれ10重量%添加し、モダンの射出成形を行い、
それぞれ、試料1−1Mから3−4Mを得た.金型温度
は170℃に設定した. (2)パッドの成形1 定法に従いナイロンペレットに試料1−1Rから3−4
Rをそれぞれ10重量%添加し、パッドの射出成形を行
い、それぞれ、試料1−1Mから3−4Mを得た.金型
温度は180℃に設定した. (3)パッドの成形2 定法に従いアセテートペレットに試料1−1Rから3−
4Rをそれぞれ10重量%添加し、パッドの射出成形を
行い、それぞれ、試料1−1Pから3−4Pを得た.金
型温度は300℃に設定した. 3.抗菌活性の評価 菌数測定法を以下に示す。以下の操作は全て無菌的に行
った。
【0053】イ、菌の培養:以下の菌を、それぞれ、斜
面培地で37℃、16〜24時間少なくとも3代継代
し、ブイヨン8〜10mlに移植、37℃、16〜24
時間培養して菌液とする。この菌は15℃に保存し、3
日以内に使用した。
【0054】ロ、検定菌:大腸菌(IF03806)、
黄色ブドウ球菌(IF012732) ハ、抗菌性の評価:それぞれの菌を普通ブイヨン培地を
用い、1ml当りの菌数が10〜3.0×10とな
るように調製した。紫外線滅菌した上記試料をそれぞれ
上記2種類の菌で作成した菌液1mlに浸漬し、37℃
で保存した.保存開始直前(0hr)および保存後のそ
れぞれの培養液中の残存菌数を求め抗菌性を評価した。
培養液中の菌数はそれぞれの培養液を滅菌生理食塩水で
希釈後、菌数測定用培地(栄研化学社製、標準寒天培
地)で混釈平板培養(37℃、2日間)することにより
出現する菌のコロニー数を測定し、求めた。
【0055】表1に試料2−2Rをそのまま用いて製造
した抗菌性モダンの抗菌活性を上記の方法で評価した結
果を示した。表中において「試料」は第4級ホスホニウ
ム塩含有重合体だけで構成されたモダンを示し、「対
照」は、第4級ホスホニウム塩を分子内に有するモノマ
ーを用いずに重合した重合体で構成されるモダンを示
す。表2〜表4には第4級ホスホニウム塩含有重合体を
含有するメガネフレーム部品の大腸菌に対する抗菌活性
を上記の方法で評価した結果を示し、表2はモダン、表
3と表4はパッドのそれぞれ抗菌活性を示している。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】
【表4】
【0060】表1〜表4の結果から、本発明の眼鏡フレ
ームの樹脂部品は、抗菌活性が高いことが認められる。
【0061】3.安全性評価 いずれの試料においても、抗菌剤の溶出は過マンガン酸
カリウム溶液酸化物質としてほとんど検知されなかっ
た。
【0062】また、溶出物の皮膚刺激性は認められなか
った。
【0063】
【発明の効果】本発明の抗菌性眼鏡フレームは、第4級
ホスホニウム塩含有重合体を含む抗菌性樹脂で構成され
ているので、抗菌性が高いと共に持続性があり、しかも
皮膚に対する安全性が高い。
【0064】また、本発明の抗菌性眼鏡フレームの樹脂
部品は、第4級ホスホニウム塩含有重合体を含む抗菌性
樹脂で構成されているので、抗菌性が高いと共に持続性
があり、しかも皮膚に対する安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抗菌性眼鏡フレームの一実施形態を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1…眼鏡フレーム、2…リム、3…ブリッジ、4…ヨロ
イ、5…テンプル、6…箱足、7…鼻当てパッド、8…
モダン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第4級ホスホニウム塩を分子内に有する
    モノマーを重合させて得られた第4級ホスホニウム塩含
    有重合体を少なくとも表面に有する抗菌性樹脂で一部又
    は全部が構成されていることを特徴とする抗菌性眼鏡フ
    レーム。
  2. 【請求項2】 前記第4級ホスホニウム塩含有重合体
    が、次の繰り返し単位の1つ又は2つ以上を有する請求
    項1記載の抗菌性眼鏡フレーム。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 (但し、式中、Aは直鎖または分岐のアルキレン基を表
    し、Yは水素原子、アルキル基またはアリル基を表し、
    、R及びRは炭素原子数1〜18の直鎖または分
    岐状のアルキル基、アリール基、アラルキル基、ヒドロ
    キシル基、またはアルコキシル基で置換されたアルキル
    基、アリール基もしくはアラルキル基を表し、Xはア
    ニオンを表し、nは2以上の整数を表す.)
  3. 【請求項3】 前記抗菌性樹脂が、前記第4級ホスホニ
    ウム塩含有重合体を抗菌成分として含有する請求項1又
    は2記載の抗菌性眼鏡フレーム。
  4. 【請求項4】 前記第4級ホスホニウム塩含有重合体
    が、前記第4級ホスホニウム塩を分子内に有するモノマ
    ーの単独重合体又は前記第4級ホスホニウム塩を分子内
    に有するモノマーとその他の重合性モノマーとの共重合
    体である請求項1〜3いずれかに記載の抗菌性眼鏡フレ
    ーム。
  5. 【請求項5】 眼鏡フレームを構成する樹脂部品であっ
    て、第4級ホスホニウム塩を分子内に有するモノマーを
    重合させて得られた第4級ホスホニウム塩含有重合体を
    少なくとも表面に有する抗菌性樹脂で構成されているこ
    とを特徴とする抗菌性眼鏡フレームの樹脂部品。
JP10106784A 1998-04-16 1998-04-16 抗菌性眼鏡フレーム及びその樹脂部品 Withdrawn JPH11305170A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005281454A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Hokko Chem Ind Co Ltd リン含有α−メチルスチレン共重合体を配位子とする新規なポリマー担持遷移金属錯体及び該錯体からなる触媒
CN110256617A (zh) * 2019-02-26 2019-09-20 华南理工大学 含季鏻盐结构的聚(甲基)丙烯酸酯抗菌剂及其制备方法和在塑料中的应用

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