JPH11305043A - ホログラムカラーフィルタの製造方法及びその装置 - Google Patents
ホログラムカラーフィルタの製造方法及びその装置Info
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- JPH11305043A JPH11305043A JP11631798A JP11631798A JPH11305043A JP H11305043 A JPH11305043 A JP H11305043A JP 11631798 A JP11631798 A JP 11631798A JP 11631798 A JP11631798 A JP 11631798A JP H11305043 A JPH11305043 A JP H11305043A
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- hologram
- diffraction grating
- photosensitive material
- grating master
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- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
- Holo Graphy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マスタ側とホログラム側との位置合わせを良
好に行って、色再現性や色分離特性の低下を防止する。 【解決手段】 回折格子マスタ20と、その表面に保護
膜14を形成したホログラム感光材12とを、界面にお
ける光学的影響を低減するための液体30を介して密着
させるとともに、回折格子マスタ側から照射した露光光
LEの0次回折光と一次回折光LE1の干渉によってホロ
グラム感光材12にホログラムレンズパターンを記録す
るホログラムカラーフィルタの製造方法において、前記
回折格子マスタ20に対する露光光LEの入射角と、前
記液体30と前記保護膜14の合計の厚みtとに応じ
て、前記回折格子マスタ20と前記ホログラム感光材1
2との相対的な位置を調整することを特徴とする。
好に行って、色再現性や色分離特性の低下を防止する。 【解決手段】 回折格子マスタ20と、その表面に保護
膜14を形成したホログラム感光材12とを、界面にお
ける光学的影響を低減するための液体30を介して密着
させるとともに、回折格子マスタ側から照射した露光光
LEの0次回折光と一次回折光LE1の干渉によってホロ
グラム感光材12にホログラムレンズパターンを記録す
るホログラムカラーフィルタの製造方法において、前記
回折格子マスタ20に対する露光光LEの入射角と、前
記液体30と前記保護膜14の合計の厚みtとに応じ
て、前記回折格子マスタ20と前記ホログラム感光材1
2との相対的な位置を調整することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホログラムカラー
フィルタの製造方法及びその装置にかかり、更に具体的
には、製造時における位置合わせ手法の改良に関するも
のである。
フィルタの製造方法及びその装置にかかり、更に具体的
には、製造時における位置合わせ手法の改良に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ホログラムカラーフィルタの製造には、
まず、予め作製された回折格子マスタ(回折格子レンズ
アレイ)とホログラム感光材料とを、所定の厚さの液体
を介して密着させる。図10にはその様子が示されてお
り、ガラス基板10上にはホログラム感光材12の膜が
形成されている。ホログラム感光材12の表面には保護
膜14が形成されている。一方、回折格子マスタ20
は、ガラス基板22の表面(図の下側)にクロムなどの
金属によって回折格子パターン24が形成された構成と
なっている。ホログラム感光材12側には対角位置にア
ライメントマーク16が設けられており、回折格子マス
タ22側にも対角位置にアライメントマーク26が設け
られている。これらアライメントマーク16,26も、
例えばクロムなどの金属によって形成される。
まず、予め作製された回折格子マスタ(回折格子レンズ
アレイ)とホログラム感光材料とを、所定の厚さの液体
を介して密着させる。図10にはその様子が示されてお
り、ガラス基板10上にはホログラム感光材12の膜が
形成されている。ホログラム感光材12の表面には保護
膜14が形成されている。一方、回折格子マスタ20
は、ガラス基板22の表面(図の下側)にクロムなどの
金属によって回折格子パターン24が形成された構成と
なっている。ホログラム感光材12側には対角位置にア
ライメントマーク16が設けられており、回折格子マス
タ22側にも対角位置にアライメントマーク26が設け
られている。これらアライメントマーク16,26も、
例えばクロムなどの金属によって形成される。
【0003】これらホログラム感光材12と回折格子マ
スタ20は、同図に矢印F1で示すようにアライメント
マーク16,26によって位置合わせが行われ、界面に
おける屈折率の光学的影響を低減するための液体である
マッチングオイルを介して密着した状態とする。そし
て、回折格子マスタ20側から露光を行なって、ホログ
ラム感光材12にホログラムパターン(ホログラフィッ
クレンズアレイ)を形成する。図11にはその様子が示
されており、回折格子マスタ20側から波長λ,角度θ
Eで露光光が入射する。回折格子マスタ20では、その
回折格子パターン24の作用により、0次回折光L0と
1次回折光L1が生成される。これら0次回折光L0と1
次回折光L1は、マッチングオイル30を通過してホロ
グラム感光材12に進入し、干渉するようになる。ホロ
グラム感光材12は、その干渉によって生ずる光の強弱
パターンに対応して感光し、ホログラフィックレンズア
レイが形成記録される。
スタ20は、同図に矢印F1で示すようにアライメント
マーク16,26によって位置合わせが行われ、界面に
おける屈折率の光学的影響を低減するための液体である
マッチングオイルを介して密着した状態とする。そし
て、回折格子マスタ20側から露光を行なって、ホログ
ラム感光材12にホログラムパターン(ホログラフィッ
クレンズアレイ)を形成する。図11にはその様子が示
されており、回折格子マスタ20側から波長λ,角度θ
Eで露光光が入射する。回折格子マスタ20では、その
回折格子パターン24の作用により、0次回折光L0と
1次回折光L1が生成される。これら0次回折光L0と1
次回折光L1は、マッチングオイル30を通過してホロ
グラム感光材12に進入し、干渉するようになる。ホロ
グラム感光材12は、その干渉によって生ずる光の強弱
パターンに対応して感光し、ホログラフィックレンズア
レイが形成記録される。
【0004】なお、R(赤),G(緑),B(青)の各
ホログラムを積層してカラーホログラムを得る場合も同
様であり、アライメントマークを利用してホログラム感
光材と回折格子マスタとの位置合わせを行う。更に、製
造したホログラムを画素側と位置合わせする際にも、同
様にアライメントマークを用いている。
ホログラムを積層してカラーホログラムを得る場合も同
様であり、アライメントマークを利用してホログラム感
光材と回折格子マスタとの位置合わせを行う。更に、製
造したホログラムを画素側と位置合わせする際にも、同
様にアライメントマークを用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホログラム
パターンの記録時に使用される露光光の波長は、再生時
(表示装置としての使用時)における光と異なる波長で
ある。これは、記録時はホログラム感光材12の感度を
考慮して波長が設定されるのに対し、再生時は画像の表
示の良否を考慮して波長が設定されるためである。ま
た、熱処理によるホログラム感光材12のフリンジ傾斜
角の変化を予め見込んで露光を行う必要があるため,再
生時の光入射角よりも大きい入射角で露光を行う。この
ため、露光時の入射角θEは、再生時の光の入射角と異
なるようになり、ひいては1次回折角θDも異なるよう
になる。その結果、ホログラム感光材12に記録される
ホログラムレンズの中心が、マスタ側のレンズの中心か
らずれるようになる。
パターンの記録時に使用される露光光の波長は、再生時
(表示装置としての使用時)における光と異なる波長で
ある。これは、記録時はホログラム感光材12の感度を
考慮して波長が設定されるのに対し、再生時は画像の表
示の良否を考慮して波長が設定されるためである。ま
た、熱処理によるホログラム感光材12のフリンジ傾斜
角の変化を予め見込んで露光を行う必要があるため,再
生時の光入射角よりも大きい入射角で露光を行う。この
ため、露光時の入射角θEは、再生時の光の入射角と異
なるようになり、ひいては1次回折角θDも異なるよう
になる。その結果、ホログラム感光材12に記録される
ホログラムレンズの中心が、マスタ側のレンズの中心か
らずれるようになる。
【0006】一方、マスタ側とコピー側とはマッチング
オイル30でカップリングされており、数μm〜数10
μmの間隔を隔てて対向密着している。従って、設計と
異なる入射光で露光する場合には,1次回折光L1が真
下(θD=0°)ではなく数度の角度θDを持って回折す
る。その結果、ホログラム感光材12に記録されるホロ
グラムレンズの中心が、マスタ側のレンズの中心からず
れるようになる。図11の例では、レンズ中心がΔaず
れている。すると、積層したR,G,Bの各ホログラフ
ィックレンズアレイ間で位置ずれが生じたり、あるい
は、ホログラムによるR,G,Bの集光点と変調手段の
画素との間で位置ずれが生ずる。このような位置ずれが
生ずると、著しく色再現性が低下してしまう。
オイル30でカップリングされており、数μm〜数10
μmの間隔を隔てて対向密着している。従って、設計と
異なる入射光で露光する場合には,1次回折光L1が真
下(θD=0°)ではなく数度の角度θDを持って回折す
る。その結果、ホログラム感光材12に記録されるホロ
グラムレンズの中心が、マスタ側のレンズの中心からず
れるようになる。図11の例では、レンズ中心がΔaず
れている。すると、積層したR,G,Bの各ホログラフ
ィックレンズアレイ間で位置ずれが生じたり、あるい
は、ホログラムによるR,G,Bの集光点と変調手段の
画素との間で位置ずれが生ずる。このような位置ずれが
生ずると、著しく色再現性が低下してしまう。
【0007】また、ホログラムパターンの各記録処理
は、R,G,B毎に繰り返し行なわれる。このため、各
処理の際に発生するホログラム感光材12の伸縮によっ
て、ガラス基板10,22上のアライメントマーク1
6,26による位置合わせでは、積層時におけるR,
G,Bの各ホログラムパターンの位置関係がくずれてし
まい、同様の不都合が生ずる。更に、R,G,Bの多層
ホログラム記録を行う場合は、単層ホログラム記録時と
比べて、ホログラム感光材12が多層構造となるために
アライメントマーク間の距離が開くようになる。例え
ば、単層時約17μmであった厚みが、最大約40μm
にもなる。このため、顕微鏡で確認する際にアライメン
トマーク16,26がぼけてしまい、正確なアライメン
トを行うことが困難になるといった不都合もある。
は、R,G,B毎に繰り返し行なわれる。このため、各
処理の際に発生するホログラム感光材12の伸縮によっ
て、ガラス基板10,22上のアライメントマーク1
6,26による位置合わせでは、積層時におけるR,
G,Bの各ホログラムパターンの位置関係がくずれてし
まい、同様の不都合が生ずる。更に、R,G,Bの多層
ホログラム記録を行う場合は、単層ホログラム記録時と
比べて、ホログラム感光材12が多層構造となるために
アライメントマーク間の距離が開くようになる。例え
ば、単層時約17μmであった厚みが、最大約40μm
にもなる。このため、顕微鏡で確認する際にアライメン
トマーク16,26がぼけてしまい、正確なアライメン
トを行うことが困難になるといった不都合もある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の点に着
目したもので、回折格子マスタと、その表面に保護膜を
形成したホログラム感光材とを、界面における光学的影
響を低減するための液体を介して密着させるとともに、
回折格子マスタ側から照射した露光光の0次回折光と一
次回折光の干渉によってホログラム感光材にホログラム
レンズパターンを記録するホログラムカラーフィルタの
製造方法において、前記回折格子マスタに対する露光光
の入射角と、前記液体と前記保護膜の合計の厚みとに応
じて、前記回折格子マスタと前記ホログラム感光材との
相対的な位置を調整することを特徴とする。
目したもので、回折格子マスタと、その表面に保護膜を
形成したホログラム感光材とを、界面における光学的影
響を低減するための液体を介して密着させるとともに、
回折格子マスタ側から照射した露光光の0次回折光と一
次回折光の干渉によってホログラム感光材にホログラム
レンズパターンを記録するホログラムカラーフィルタの
製造方法において、前記回折格子マスタに対する露光光
の入射角と、前記液体と前記保護膜の合計の厚みとに応
じて、前記回折格子マスタと前記ホログラム感光材との
相対的な位置を調整することを特徴とする。
【0009】主要な態様によれば、ホログラムレンズパ
ターンの露光時における中心と設計条件における中心と
のずれを考慮して、前記回折格子マスタと前記ホログラ
ム感光材との相対的な位置が調整される。他の態様によ
れば、前記液体と前記保護膜との合計の厚さをt,前記
露光光の一次回折角をθDとしたとき、前記中心のずれ
をt×tanθDで求めたことを特徴とする。更に他の
態様によれば、回折格子マスタ側に形成したアライメン
トマークと、前記ホログラム感光材側に形成したアライ
メントマークとの相対的な位置関係に、ホログラムレン
ズパターンの露光時における中心と設計条件における中
心とのずれが考慮される。
ターンの露光時における中心と設計条件における中心と
のずれを考慮して、前記回折格子マスタと前記ホログラ
ム感光材との相対的な位置が調整される。他の態様によ
れば、前記液体と前記保護膜との合計の厚さをt,前記
露光光の一次回折角をθDとしたとき、前記中心のずれ
をt×tanθDで求めたことを特徴とする。更に他の
態様によれば、回折格子マスタ側に形成したアライメン
トマークと、前記ホログラム感光材側に形成したアライ
メントマークとの相対的な位置関係に、ホログラムレン
ズパターンの露光時における中心と設計条件における中
心とのずれが考慮される。
【0010】他の発明は、回折格子マスタとホログラム
感光材を密着させるとともに、回折格子マスタ側から照
射した露光光の干渉によってホログラム感光材にホログ
ラムレンズパターンを記録するホログラムカラーフィル
タの製造方法において、前記ホログラムレンズパターン
の記録時に、ホログラム感光材にホログラミックなマー
クを形成する第1のステップ;このマークを利用して前
記回折格子マスタと前記ホログラム感光材とのアライメ
ントを行う第2のステップ;を含むことを特徴とする。
主要な形態によれば、前記第2のステップは、前記ホロ
グラム感光材側から前記回折格子マスタ側に向かって前
記ホログラミックなマークを照明して、前記回折格子マ
スタ側のアライメントマークと位置合わせすることを特
徴とする。更に他の発明は、前記製造方法に使用する装
置であって、前記ホログラム感光材側から前記回折格子
マスタ側に向かって前記ホログラミックなマークを照明
するための光学手段を備えたことを特徴とする。
感光材を密着させるとともに、回折格子マスタ側から照
射した露光光の干渉によってホログラム感光材にホログ
ラムレンズパターンを記録するホログラムカラーフィル
タの製造方法において、前記ホログラムレンズパターン
の記録時に、ホログラム感光材にホログラミックなマー
クを形成する第1のステップ;このマークを利用して前
記回折格子マスタと前記ホログラム感光材とのアライメ
ントを行う第2のステップ;を含むことを特徴とする。
主要な形態によれば、前記第2のステップは、前記ホロ
グラム感光材側から前記回折格子マスタ側に向かって前
記ホログラミックなマークを照明して、前記回折格子マ
スタ側のアライメントマークと位置合わせすることを特
徴とする。更に他の発明は、前記製造方法に使用する装
置であって、前記ホログラム感光材側から前記回折格子
マスタ側に向かって前記ホログラミックなマークを照明
するための光学手段を備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。まず、R,G,B3層構造のホログ
ラムカラーフィルタの実施例から説明する。回折格子マ
スタ側の設計条件から説明すると、R用の回折格子マス
タの設計中心波長は640nm,入射角は60度,回折
角は0度,回折ピッチは0.49μmである。同様に、
G用の回折格子マスタの設計中心波長は545nm,入
射角は60度,回折角は0度,回折ピッチは0.42μ
mである。更に、B用の回折格子マスタの設計中心波長
は460nm,入射角は60度,回折角は0度,回折ピ
ッチは0.35μmである。
て詳細に説明する。まず、R,G,B3層構造のホログ
ラムカラーフィルタの実施例から説明する。回折格子マ
スタ側の設計条件から説明すると、R用の回折格子マス
タの設計中心波長は640nm,入射角は60度,回折
角は0度,回折ピッチは0.49μmである。同様に、
G用の回折格子マスタの設計中心波長は545nm,入
射角は60度,回折角は0度,回折ピッチは0.42μ
mである。更に、B用の回折格子マスタの設計中心波長
は460nm,入射角は60度,回折角は0度,回折ピ
ッチは0.35μmである。
【0012】次に、露光時の条件を説明すると、R,
G,Bいずれの回折格子マスタについても、露光光とし
てアルゴンレーザ光の波長514.5nmが使用され
る。そして、露光記録時の入射角θEは、R:70度,
G:65度,B:60度であり、1次回折角θDは、
R:−14.1度,G:−5.1度,B:+5.9度で
ある。なお、回折格子マスタとホログラム感光材の保護
膜との間のマッチングオイルは、厚さがl0μmであ
る。これらを図示すると、図2〜図4のようになる。
G,Bいずれの回折格子マスタについても、露光光とし
てアルゴンレーザ光の波長514.5nmが使用され
る。そして、露光記録時の入射角θEは、R:70度,
G:65度,B:60度であり、1次回折角θDは、
R:−14.1度,G:−5.1度,B:+5.9度で
ある。なお、回折格子マスタとホログラム感光材の保護
膜との間のマッチングオイルは、厚さがl0μmであ
る。これらを図示すると、図2〜図4のようになる。
【0013】まず、Rから説明すると、図2に示すよう
に、波長640nmの再生光LFは、入射角60度で回
折格子マスタ20に入射し、その一次回折光LF1の回折
角は0度である。これに対し、波長514.5nmの露
光光LEは、入射角70度で回折格子マスタ20に入射
し、その一次回折光LE1の回折角は−14.1度であ
る。次に、Gについて説明すると、図3に示すように、
波長545nmの再生光LFは、入射角60度で回折格
子マスタ20に入射し、その一次回折光LF1の回折角は
0度である。これに対し、波長514.5nmの露光光
LEは、入射角65度で回折格子マスタ20に入射し、
その一次回折光LE1の回折角は−5.1度である。次
に、Bについて説明すると、図4に示すように、波長4
60nmの再生光LFは、入射角60度で回折格子マス
タ20に入射し、その一次回折光LF1の回折角は0度で
ある。この場合は、波長514.5nmの露光光LE
も、入射角60度で回折格子マスタ20に入射し、その
一次回折光LE1の回折角は+5.9度である。
に、波長640nmの再生光LFは、入射角60度で回
折格子マスタ20に入射し、その一次回折光LF1の回折
角は0度である。これに対し、波長514.5nmの露
光光LEは、入射角70度で回折格子マスタ20に入射
し、その一次回折光LE1の回折角は−14.1度であ
る。次に、Gについて説明すると、図3に示すように、
波長545nmの再生光LFは、入射角60度で回折格
子マスタ20に入射し、その一次回折光LF1の回折角は
0度である。これに対し、波長514.5nmの露光光
LEは、入射角65度で回折格子マスタ20に入射し、
その一次回折光LE1の回折角は−5.1度である。次
に、Bについて説明すると、図4に示すように、波長4
60nmの再生光LFは、入射角60度で回折格子マス
タ20に入射し、その一次回折光LF1の回折角は0度で
ある。この場合は、波長514.5nmの露光光LE
も、入射角60度で回折格子マスタ20に入射し、その
一次回折光LE1の回折角は+5.9度である。
【0014】一方、回折格子マスタ20のレンズとホロ
グラム感光材12に記録されたレンズの中心のずれ量Δ
aは、Δa=t×tanθDで求められる。なお、
「t」はマッチングオイル30及び保護膜14の合計の
厚さである。なお、露光光の波長をλ,回折格子マスタ
20のレンズ中心部の回折格子ピッチをpとすると、s
inθD+sinθE=λ/pである。このような関係を
利用して、前記図2〜図4におけるレンズ位置ずれ量を
求めると、R:−2.5μm,G:−0.9μm,B:
+1.0μmとなる。
グラム感光材12に記録されたレンズの中心のずれ量Δ
aは、Δa=t×tanθDで求められる。なお、
「t」はマッチングオイル30及び保護膜14の合計の
厚さである。なお、露光光の波長をλ,回折格子マスタ
20のレンズ中心部の回折格子ピッチをpとすると、s
inθD+sinθE=λ/pである。このような関係を
利用して、前記図2〜図4におけるレンズ位置ずれ量を
求めると、R:−2.5μm,G:−0.9μm,B:
+1.0μmとなる。
【0015】従って、これらのずれ量を予め補正するよ
うに位置合わせを行って露光処理を行う。あるいは、画
素との位置合わせ時に、前記ずれ量に相当する位置補正
を行うようにする。図1を参照して説明すると、まず
(A)に示すように、既に記録が行われたRのホログラ
ム感光材12R上にGのホログラム感光材12Gを重ね
てホログラムパターンを記録する場合から説明する。こ
の場合は、図2及び図3に示したように、RとGの相対
ずれ量が−2.5−(−0.9)=−1.6μmである
から、図1(A)のようにGの回折格子マスタ20Gを
−1.6μmずらして露光を行う。すなわち、アライメ
ントマーク16,26Gを−1.6μmずらす。これに
より、RG間のホログラムパターン位置のずれが調整さ
れる。
うに位置合わせを行って露光処理を行う。あるいは、画
素との位置合わせ時に、前記ずれ量に相当する位置補正
を行うようにする。図1を参照して説明すると、まず
(A)に示すように、既に記録が行われたRのホログラ
ム感光材12R上にGのホログラム感光材12Gを重ね
てホログラムパターンを記録する場合から説明する。こ
の場合は、図2及び図3に示したように、RとGの相対
ずれ量が−2.5−(−0.9)=−1.6μmである
から、図1(A)のようにGの回折格子マスタ20Gを
−1.6μmずらして露光を行う。すなわち、アライメ
ントマーク16,26Gを−1.6μmずらす。これに
より、RG間のホログラムパターン位置のずれが調整さ
れる。
【0016】次に、図1(B)に示すように、前記Gの
ホログラム感光材12G上にBのホログラム感光材12
Bを重ねてホログラムパターンを記録する場合は、図2
及び図4に示したように、RとBの相対ずれ量が−2.
5−1.0=−3.5μmであるから、図1(B)のよ
うにBの回折格子マスタ20Bを−3.5μmずらして
露光を行う。すなわち、アライメントマーク16,26
Bを−3.5μmずらす。これにより、RB間のホログ
ラムパターン位置のずれが調整される。これらにより、
R,G,B間のホログラムレンズ間における記録位置の
相対関係が良好に調整される。
ホログラム感光材12G上にBのホログラム感光材12
Bを重ねてホログラムパターンを記録する場合は、図2
及び図4に示したように、RとBの相対ずれ量が−2.
5−1.0=−3.5μmであるから、図1(B)のよ
うにBの回折格子マスタ20Bを−3.5μmずらして
露光を行う。すなわち、アライメントマーク16,26
Bを−3.5μmずらす。これにより、RB間のホログ
ラムパターン位置のずれが調整される。これらにより、
R,G,B間のホログラムレンズ間における記録位置の
相対関係が良好に調整される。
【0017】また,ホログラムを画素と位置合わせする
際には,ホログラム側のガラス基板10のアライメント
マーク16と、ホログラム感光材12に形成されたホロ
グラフィックレンズアレイの記録位置とのずれ量を考慮
して、対応する色のレンズの中心と画素の位置が合うよ
うにアライメントマークをずらして位置調整を行うよう
にする。図1の例では、R,G,Bのホログラム感光材
間におけるレンズ位置ずれは調整されているので、図2
に示した露光時と再生時との位置ずれ量−2.5μmを
考慮して、画素側との位置合わせを行えばよい。また、
回折格子マスタ側のアライメントマークを、予めずれ量
を考慮した位置に形成すれば、逆にそのアライメントマ
ークをホログラム感光材側のアライメントマークをアラ
イメントすることで、位置調整が可能である。
際には,ホログラム側のガラス基板10のアライメント
マーク16と、ホログラム感光材12に形成されたホロ
グラフィックレンズアレイの記録位置とのずれ量を考慮
して、対応する色のレンズの中心と画素の位置が合うよ
うにアライメントマークをずらして位置調整を行うよう
にする。図1の例では、R,G,Bのホログラム感光材
間におけるレンズ位置ずれは調整されているので、図2
に示した露光時と再生時との位置ずれ量−2.5μmを
考慮して、画素側との位置合わせを行えばよい。また、
回折格子マスタ側のアライメントマークを、予めずれ量
を考慮した位置に形成すれば、逆にそのアライメントマ
ークをホログラム感光材側のアライメントマークをアラ
イメントすることで、位置調整が可能である。
【0018】次に、他の実施形態について説明する。前
記形態では、ガラス基板上に予め形成されているアライ
メントマークを利用したが、以下の形態では、ホログラ
ムパターン記録時に同時に形成されるアライメントマー
クが利用される。図5には、最初のRのホログラムパタ
ーンの記録時の様子が示されている。上述したように、
Rの回折格子マスタ20Rがマッチングオイル30を挟
んでホログラム感光材12Rと対向配置されている。回
折格子マスタ20R上には、露光光を所定角度で照射す
るためのプリズム50が設けられている。
記形態では、ガラス基板上に予め形成されているアライ
メントマークを利用したが、以下の形態では、ホログラ
ムパターン記録時に同時に形成されるアライメントマー
クが利用される。図5には、最初のRのホログラムパタ
ーンの記録時の様子が示されている。上述したように、
Rの回折格子マスタ20Rがマッチングオイル30を挟
んでホログラム感光材12Rと対向配置されている。回
折格子マスタ20R上には、露光光を所定角度で照射す
るためのプリズム50が設けられている。
【0019】この最初の記録処理時は、上述したように
アライメントマーク16,26を顕微鏡52で観察する
ことで、ホログラム側と回折格子マスタ側との位置合わ
せが行われ、露光が行われる。このとき、本形態では、
Rの回折格子マスタ20Rには、その画像エリアの所定
周辺部にホログラフィック・アライメントマーク54R
が形成されている。このため、露光時にホログラフィッ
ク・アライメントマーク54Rもホログラム感光材12
Rの画像エリアの周辺にホログラフィックに記録され
る。図6には、露光後のホログラム感光材12Rの平面
の様子が示されている。同図のように、ホログラム感光
材12Rの画像エリア12RAの周辺部12RBには、
前記アライメントマーク54Rのホログラム記録に相当
するホログラムマーク56Rが形成されている。
アライメントマーク16,26を顕微鏡52で観察する
ことで、ホログラム側と回折格子マスタ側との位置合わ
せが行われ、露光が行われる。このとき、本形態では、
Rの回折格子マスタ20Rには、その画像エリアの所定
周辺部にホログラフィック・アライメントマーク54R
が形成されている。このため、露光時にホログラフィッ
ク・アライメントマーク54Rもホログラム感光材12
Rの画像エリアの周辺にホログラフィックに記録され
る。図6には、露光後のホログラム感光材12Rの平面
の様子が示されている。同図のように、ホログラム感光
材12Rの画像エリア12RAの周辺部12RBには、
前記アライメントマーク54Rのホログラム記録に相当
するホログラムマーク56Rが形成されている。
【0020】次に、図7に示すように、前記Rのホログ
ラム感光材12RにGのホログラム感光材12Gが保護
膜14とともに積層される。そして、Gの回折格子マス
タ20Gがマッチングオイル30を介して配置される。
このとき、本形態では、ホログラム感光材12Gの下部
にアライメントプリズム60が設けられており、矢印F
Aで示すように照明光が所定角度で照射される。この照
明光は、図8に拡大して示すように、ホログラムマーク
56Rを照明する。なお、かかる照明光としては、感光
材に感度がないような長波長光が使用される。
ラム感光材12RにGのホログラム感光材12Gが保護
膜14とともに積層される。そして、Gの回折格子マス
タ20Gがマッチングオイル30を介して配置される。
このとき、本形態では、ホログラム感光材12Gの下部
にアライメントプリズム60が設けられており、矢印F
Aで示すように照明光が所定角度で照射される。この照
明光は、図8に拡大して示すように、ホログラムマーク
56Rを照明する。なお、かかる照明光としては、感光
材に感度がないような長波長光が使用される。
【0021】一方、Gの回折格子マスタ20Gには、前
記ホログラムマーク56Rに対応するアライメントマー
ク54Gが形成されている。前記アライメントプリズム
60を介して入射した照明光は、ホログラムマーク56
Rを読み出し、回折格子マスタ20上のアライメントマ
ーク54G付近に結像する。これらマーク54G,56
Rは、顕微鏡52で観察され、両者の位置合わせが行わ
れる。なお、本形態におけるマスタ側のプリズム62
は、図5におけるプリズム50と比べて、アライメント
マーク54Rを顕微鏡52が観察できるような大きさと
なっている。
記ホログラムマーク56Rに対応するアライメントマー
ク54Gが形成されている。前記アライメントプリズム
60を介して入射した照明光は、ホログラムマーク56
Rを読み出し、回折格子マスタ20上のアライメントマ
ーク54G付近に結像する。これらマーク54G,56
Rは、顕微鏡52で観察され、両者の位置合わせが行わ
れる。なお、本形態におけるマスタ側のプリズム62
は、図5におけるプリズム50と比べて、アライメント
マーク54Rを顕微鏡52が観察できるような大きさと
なっている。
【0022】図9には、顕微鏡52による観察の様子が
示されている。同図のように、マスタ側のアライメント
マーク54Gは、周囲の枠状のマーク54GAと、中央
の4つの四角形状のマーク54GBとを含んでいる。一
方、ホログラム側のマーク56Rは、細長の形状となっ
ている。このため、ホログラム側のマーク56Rが、マ
スタ側のマーク54GBの中央に位置するように調整す
ることで、X方向のホログラム側とマスタ側のアライメ
ントが行われる。なお、ホログラムパターンは、いずれ
の形態においてもY方向に平行なストライプパターンで
あるため、Y方向のアライメントはX方向ほど問題には
ならない。
示されている。同図のように、マスタ側のアライメント
マーク54Gは、周囲の枠状のマーク54GAと、中央
の4つの四角形状のマーク54GBとを含んでいる。一
方、ホログラム側のマーク56Rは、細長の形状となっ
ている。このため、ホログラム側のマーク56Rが、マ
スタ側のマーク54GBの中央に位置するように調整す
ることで、X方向のホログラム側とマスタ側のアライメ
ントが行われる。なお、ホログラムパターンは、いずれ
の形態においてもY方向に平行なストライプパターンで
あるため、Y方向のアライメントはX方向ほど問題には
ならない。
【0023】なお、本発明は何ら上記形態に限定される
ものではない。例えば、R,G,Bのホログラムパター
ンの記録順序は任意でよい。また、アライメントマーク
の形態など、必要に応じて適宜変更してよい。
ものではない。例えば、R,G,Bのホログラムパター
ンの記録順序は任意でよい。また、アライメントマーク
の形態など、必要に応じて適宜変更してよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果がある。 (1)露光時の1次回折光回折角度とマンチングオイル
などの厚みに応じて,各色のホログラム感光材のマスタ
に対する記録位置を調整することとしたので、ホログラ
ム間で良好な位置関係を実現できる。また、画素に対し
ても、同様に良好な位置合わせが可能となる。その結
果、良好な色分離特性や色再現特性を得ることができ
る。 (2)最初のホログラム記録時は基板のアライメントマ
ークによって位置調整を行うものの、次のホログラム記
録時は、最初のホログラム記録時に形成したホログラム
マークとマスタ側のアライメントマークを利用すること
で、感光材側とマスタ側とのアライメントが行われる。
このため、ホログラム感光材側とマスタ側との直接のア
ライメント調整が可能になり、ホログラム感光材とマス
タとの層間の厚みによるマークのぼけ現象も防止でき
る。更に、画像エリアとアライメントマークが同一のマ
スタから形成されるため、基板のアライメントマーク精
度と記録装置のアライメント精度によって発生していた
アライメントマークと画像エリアの位置ずれも、防止さ
れる。従って、ホログラム感光材の伸縮が発生しても、
各色のホログラム間の位置ずれが低減されるとともに、
純色の劣化を防ぐことができる。
次のような効果がある。 (1)露光時の1次回折光回折角度とマンチングオイル
などの厚みに応じて,各色のホログラム感光材のマスタ
に対する記録位置を調整することとしたので、ホログラ
ム間で良好な位置関係を実現できる。また、画素に対し
ても、同様に良好な位置合わせが可能となる。その結
果、良好な色分離特性や色再現特性を得ることができ
る。 (2)最初のホログラム記録時は基板のアライメントマ
ークによって位置調整を行うものの、次のホログラム記
録時は、最初のホログラム記録時に形成したホログラム
マークとマスタ側のアライメントマークを利用すること
で、感光材側とマスタ側とのアライメントが行われる。
このため、ホログラム感光材側とマスタ側との直接のア
ライメント調整が可能になり、ホログラム感光材とマス
タとの層間の厚みによるマークのぼけ現象も防止でき
る。更に、画像エリアとアライメントマークが同一のマ
スタから形成されるため、基板のアライメントマーク精
度と記録装置のアライメント精度によって発生していた
アライメントマークと画像エリアの位置ずれも、防止さ
れる。従って、ホログラム感光材の伸縮が発生しても、
各色のホログラム間の位置ずれが低減されるとともに、
純色の劣化を防ぐことができる。
【図1】本発明の一形態における位置調整の様子を示す
図である。
図である。
【図2】Rの露光時における設定との位置ずれの様子を
示す図である。
示す図である。
【図3】Gの露光時における設定との位置ずれの様子を
示す図である。
示す図である。
【図4】Bの露光時における設定との位置ずれの様子を
示す図である。
示す図である。
【図5】他の形態における最初のホログラムパターンの
記録時の様子を示す図である。
記録時の様子を示す図である。
【図6】前記図5で記録が行われたホログラム感光材を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図7】前記他の形態における次のホログラムパターン
の記録時の様子を示す図である。
の記録時の様子を示す図である。
【図8】図7の主要部を拡大して示す図である。
【図9】図7の顕微鏡によるアライメントマークとホロ
グラムマークの観察の様子を示す図である。
グラムマークの観察の様子を示す図である。
【図10】ホログラム感光材と回折格子マスタとのアラ
イメントの様子を示す図である。
イメントの様子を示す図である。
【図11】図10における位置ずれの様子を示す図であ
る。
る。
10…ガラス基板 12,12R,12B,12G…ホログラム感光材 12RA…画像エリア 12RB…周辺部 14…保護膜 16…アライメントマーク 20,20R,20G,20B…回折格子マスタ 22…ガラス基板 24…回折格子パターン 26…アライメントマーク 30…マッチングオイル 50…プリズム 52…顕微鏡 54GA,54GB…マーク 54G…アライメントマーク 54R…ホログラフィック・アライメントマーク 56R…ホログラムマーク 60…アライメントプリズム 62…プリズム L0…0次回折光 L1…1次回折光 LE…露光光 LE1…一次回折光 LF…再生光 Δa…ずれ量 θD…一次回折角 θE…入射角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 廣瀬 紳一 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 山崎 哲広 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 前野 敬一 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 回折格子マスタと、その表面に保護膜を
形成したホログラム感光材とを、界面における光学的影
響を低減するための液体を介して密着させるとともに、
回折格子マスタ側から照射した露光光の0次回折光と一
次回折光の干渉によってホログラム感光材にホログラム
レンズパターンを記録するホログラムカラーフィルタの
製造方法において、 前記回折格子マスタに対する露光光の入射角と、前記液
体と前記保護膜の合計の厚みとに応じて、前記回折格子
マスタと前記ホログラム感光材との相対的な位置を調整
することを特徴とするホログラムカラーフィルタの製造
方法。 - 【請求項2】 ホログラムレンズパターンの露光時にお
ける中心と設計条件における中心とのずれを考慮して、
前記回折格子マスタと前記ホログラム感光材との相対的
な位置を調整することを特徴とする請求項1記載のホロ
グラムカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項3】 前記液体と前記保護膜との合計の厚さを
t,前記露光光の一次回折角をθDとしたとき、前記中
心のずれをt×tanθDで求めたことを特徴とする請
求項2記載のホログラムカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項4】 回折格子マスタ側に形成したアライメン
トマークと、前記ホログラム感光材側に形成したアライ
メントマークとの相対的な位置関係に、ホログラムレン
ズパターンの露光時における中心と設計条件における中
心とのずれを考慮したことを特徴とする請求項2又は3
記載のホログラムカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項5】 回折格子マスタとホログラム感光材を密
着させるとともに、回折格子マスタ側から照射した露光
光の干渉によってホログラム感光材にホログラムレンズ
パターンを記録するホログラムカラーフィルタの製造方
法において、 前記ホログラムレンズパターンの記録時に、ホログラム
感光材にホログラミックなマークを形成する第1のステ
ップ;このマークを利用して前記回折格子マスタと前記
ホログラム感光材とのアライメントを行う第2のステッ
プ;を含むことを特徴とするホログラムカラーフィルタ
の製造方法。 - 【請求項6】 前記第2のステップは、前記ホログラム
感光材側から前記回折格子マスタ側に向かって前記ホロ
グラミックなマークを照明して、前記回折格子マスタ側
のアライメントマークと位置合わせすることを特徴とす
る請求項5記載のホログラムカラーフィルタの製造方
法。 - 【請求項7】 請求項6記載のホログラムカラーフィル
タの製造方法に使用する装置であって、 前記ホログラム感光材側から前記回折格子マスタ側に向
かって前記ホログラミックなマークを照明するための光
学手段を備えたことを特徴とするホログラムカラーフィ
ルタの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11631798A JPH11305043A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | ホログラムカラーフィルタの製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11631798A JPH11305043A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | ホログラムカラーフィルタの製造方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11305043A true JPH11305043A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14684004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11631798A Pending JPH11305043A (ja) | 1998-04-27 | 1998-04-27 | ホログラムカラーフィルタの製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11305043A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009175707A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Seiko Epson Corp | 微細構造体の製造方法 |
JP2015175967A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | ソニー株式会社 | 光学装置及びその組立方法、ホログラム回折格子、表示装置並びにアライメント装置 |
-
1998
- 1998-04-27 JP JP11631798A patent/JPH11305043A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009175707A (ja) * | 2007-12-27 | 2009-08-06 | Seiko Epson Corp | 微細構造体の製造方法 |
JP2015175967A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | ソニー株式会社 | 光学装置及びその組立方法、ホログラム回折格子、表示装置並びにアライメント装置 |
US11073693B2 (en) | 2014-03-14 | 2021-07-27 | Sony Corporation | Optical device, head mounted display, assembling method for the same, holographic diffraction grating, display device, and alignment device |
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