JP3321839B2 - 高難度複製ホログラムの作製方法 - Google Patents

高難度複製ホログラムの作製方法

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    • G03H2001/0473Particular illumination angle between object or reference beams and hologram

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホログラム用感光材料
に参照光と物体光を照射させ、これらの光の干渉により
干渉縞を形成してホログラムを作製する方法に係り、特
にホログラムの複製を行なうことを極めて困難なものと
した高難度複製ホログラムの作製方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ホログラムの複製を防止する
上で、計算によって求めた回折格子を記録するCGHの
手法が有効であることはよく知られている。なぜなら
ば、これは個々に独立した回折格子より成り立っている
ので、それぞれの回折格子毎に参照光あるいは物体光を
与える必要があるためである。
【0003】また、ホログラムの複製を防止する上で、
目視では観察できない機械読取り用のコード(信号)を
記録することにより、本物か偽物かを判別する手法もよ
く知られている。
【0004】しかしながら、このような方法では、次の
ような問題がある。
【0005】すなわち、その問題の第1は、偽造防止の
目的でCGHの手法を用いた場合、ホログラムの撮影に
要する計算時間、撮影時間等が、ホログラムの面積が増
加するにつれて増大するため、大型のホログラムを作製
することが困難となることである。
【0006】また、第2に、ホログラムに機械コードを
記録する場合には、通常のホログラムと同様の原理で記
録するため、ある角度で一次回折光が発生する。このた
め、発生した一次回折光を用いての複写を行なうことが
可能であることである。
【0007】さらに、第3に、通常のディスプレイホロ
グラムの場合には、上記の方法の他に再生像を目視で観
察することができることから、その再生像を基に複製を
作製することが可能であることである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
ホログラムの作製方法においては、大型のホログラムを
作製することが困難である、一次回折光を利用しての複
写が可能である、目視によるホログラムの複製が可能で
あるという問題があった。
【0009】本発明は上述のような問題を解決するため
に成されたもので、大型のホログラムを容易に作製する
ことができ、かつ一次回折光を利用しての複写が不可能
であり、しかも目視によるホログラムの複製が困難な高
難度複製ホログラムの作製方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、まず、請求項1に記載の発明では、ホログラム用
感光材料の片面に参照光と物体光を照射させ、これらの
光の干渉により干渉縞を記録してホログラムを作製する
方法において、高屈折率の光学要素と、参照光を受光し
前記光学要素を介してホログラム用感光材料に入射させ
る偏光板とから構成され、かつ前記ホログラム用感光材
料と前記高屈折率の光学要素とを密着する構造とした撮
影器具と、物体光を透過させて前記光学要素を介して前
記ホログラム用感光材料に入射させる再生像パターンと
を用い、ホログラムを撮影する際に、前記偏光板を透過
した参照光と前記再生像パターンを透過した物体光との
なす角度を140度から180度の範囲の角度に制御
し、干渉縞の空間周波数をミリ当たり3000本以上と
した状態で、ホログラム用感光材料を照射して撮影を行
なうようにしている。
【0011】
【0012】
【0013】ここで、特に上記撮影器具としては、参照
光をミラーの回動により撮影器具本体へ入射角度を変え
て、光の屈折あるいは反射により前記回動の角度よりも
微小な角度で変化させてホログラム用感光材料に照射す
るようにしている。
【0014】
【0015】また、上記撮影器具としては、撮影器具本
体へ入射した参照光の偏光方向を偏光板により制御自在
にするようにしている。
【0016】
【0017】さらに、上記高屈折率の光学要素として
は、水、油、ガラス、アクリルのうちのいずれかであ
る。
【0018】
【作用】本発明の高難度複製ホログラムの作製方法に
いては、ホログラムを撮影する際に、参照光と物体光と
のなす角度を140度から180度の範囲の角度に制御
し、干渉縞の空間周波数をミリ当たり3000本以上と
した状態で、ホログラム用感光材料を照射する撮影器具
を用いて撮影を行なう。なお、そのホログラムを再生す
る場合には、撮影器具と同等の光学的効果を持つ再生器
具を用いて再生を行なう。
【0019】この場合、撮影波長よりも短い波長の光を
再生光として入射させると、回折光の角度が浅くなり、
一定の波長を超えたところで一次回折光が発生しなくな
る。すなわち、撮影波長を短くし、かつホログラム用感
光材料への入射角度を浅くすることにより、一次回折光
を利用した複写が不可能なホログラムを得ることができ
る。
【0020】また、可視域の光で再生を行なう場合、前
述のように一次回折光を観察することが困難なため、目
視によるホログラムの複製も困難となる。
【0021】さらに、CGHと比べて、光学系には従来
のものが使用できるため、大型のホログラムを容易に撮
影することができ、さらにそれに要する時間や手間を節
約することができる。
【0022】一方、ホログラムの観察は、撮影する時に
用いた撮影器具と同等の光学的効果(屈折率、形状、大
きさ等)を持つ再生器具を用いることによってのみ可能
であるため、目視によるホログラムの偽造を防止するこ
とができる。また、この場合、撮影器具、再生器具自体
に、屈折率の分布を変える等の加工を加えることによ
り、セキュリティ性の高いホログラムを得ることができ
る。
【0023】さらに、撮影の際には、撮影器具の偏光板
で参照光の偏光方向を変えることができるため、容易に
撮影を行なうことができ、また再生時には、再生器具の
偏光板により再生像を鮮明に観察することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について図面を
参照して詳細に説明する。
【0025】図1および図2は、本発明による高難度複
製ホログラムの作製方法を実現するための撮影器具およ
び再生器具を備えた撮影光学系および再生光学系の全体
構成例をそれぞれ示す概要図である。
【0026】まず、図1において、本実施例の撮影光学
系は、レーザー光源1と、ミラー21と、ビームスプリ
ッタ3と、ミラー22,23と、レンズ41と、ミラー
24と、レンズ42と、撮影器具5と、再生像となるパ
ターン6と、ホログラム用感光材料7とから構成してい
る。
【0027】ここで、レーザー光源1は、コヒーレント
光であるレーザー光を発生するものである。
【0028】また、ミラー21は、レーザー光源1から
のレーザー光を反射するものである。
【0029】さらに、ビームスプリッタ3は、ミラー2
1からのレーザー光を2つに分けるものである。
【0030】一方、ミラー22は、ビームスプリッタ3
からの一方のレーザー光を反射するものである。
【0031】また、ミラー23は、それ自体回動自在な
もので、ミラー22からのレーザー光を反射するもので
ある。
【0032】さらに、レンズ41は、ミラー23からの
レーザー光を集光または発散するものである。
【0033】一方、ミラー24は、それ自体回動自在な
もので、ビームスプリッタ3からの他方のレーザー光を
反射するものである。
【0034】また、レンズ42は、ミラー24からのレ
ーザー光を集光または発散するものである。
【0035】一方、撮影器具5は、空間的に均一または
偏りを持つ、水、油、ガラス、アクリル等の高屈折率の
光学要素5Aと、レンズ42からの光を参照光として受
光し光学要素5Aを介してホログラム用感光材料7に入
射させる偏光板5Bとから構成され、かつホログラム用
感光材料7と高屈折率の光学要素5Aとを図示のように
密着する構造としている。
【0036】また、レンズ41からの光を物体光とし
て、再生像パターン6を介してホログラム用感光材料7
に入射させるようにしている。
【0037】次に、図2において、本実施例の再生光学
系は、ホログラム11と、再生光源12と、レンズ13
と、再生器具14とから構成している。
【0038】ここで、ホログラム11は、上記図1の撮
影光学系により得られる再生対象となるものである。
【0039】また、再生光源12は、再生用の光を発生
するものである。
【0040】さらに、レンズ13は、再生光源12から
の光を集光または発散して再生光とするものである。
【0041】さらにまた、再生器具14は、空間的に均
一または偏りを持つ、水、油、ガラス、アクリル等の高
屈折率の光学要素14Aと、レンズ13からの再生光を
受光し光学要素14Aを介してホログラム11に入射さ
せる偏光板14Bと、ホログラム11で回折された光が
投影される拡散板14Cとから構成され、かつホログラ
ム11と高屈折率の光学要素14Aとを図示のように密
着する構造としている。
【0042】なお、ここで、再生器具14としては、上
記撮影器具5と同等の光学的効果、すなわち例えば同等
の屈折率、形状、大きさ等を持つものとする。
【0043】次に、以上の構成に基づく本実施例の高難
度複製ホログラムの作製方法について説明する。
【0044】まず、ホログラムの撮影は、次のようにし
て行なう。
【0045】すなわち、通常の2光束干渉法と同様に、
レーザー光源1から発生したレーザー光をミラー21で
反射させ、ビームスプリッタ3で2つのレーザー光に分
ける。そして、この一方のレーザー光をミラー22,2
3で反射させ、さらにレンズ41で集光または発散して
物体光とし、再生像パターン6を通してホログラム用感
光材料7に入射させる。
【0046】一方、他方のレーザー光をミラー24で反
射させ、さらにレンズ42で集光または発散して参照光
とし、偏光板5B、さらに光学要素5Aを通してホログ
ラム用感光材料7に入射させる。これにより、ホログラ
ムを撮影する。
【0047】この場合、偏光板5Bを透過した参照光と
再生像パターン6を透過した物体光とのなす角度を14
0度から180度の範囲の角度に制御し、干渉縞の空間
周波数をミリ当たり3000本以上とした状態で、また
ミラー23,24の回動角度を調節することにより、偏
光板5Bを透過した参照光の撮影器具5内の光学要素5
A、すなわち高屈折率部での角度を通常制御できない微
小な角度で変化させて、ホログラム用感光材料7を照射
してホログラムの撮影を行なう。
【0048】このようにして作製されたホログラムは、
回折格子の空間周波数が極めて高くなるため、複製が困
難となる。
【0049】次に、以上のようにして作製(撮影)され
たホログラムの再生は、次のようにして行なう。
【0050】すなわち、上記撮影器具5と同等の光学的
効果(屈折率、形状、大きさ等)を持つ再生器具14に
対して、再生光源12からの光を、必要に応じてレンズ
42で集光または発散して再生光とし、偏光板14B、
さらに光学要素14Aを通してホログラム11に入射さ
せることにより、ホログラム11に適正な角度で再生光
を照射して、記録された像を拡散板14Cに投影する。
【0051】これにより、観察者15がこの像を観察す
ることができると共に、その像の様子から本物か偽物か
を判別することができる。
【0052】次に、図1の撮影光学系により前述のよう
にして作製されたホログラムが、技術的に複製が困難な
理由について説明する。
【0053】一般に、回折格子の間隔と、入射する光の
波長、角度の3者の間には、次のような関係式が成り立
つ。
【0054】d=λ/(sinα0 +sinαr ) 但し、d:回折格子の間隔、α0 ,αr :物体光,参照
光の角度、λ:波長。
【0055】本実施例では、入射する光の波長が長くな
ると回折角が広がる点に着目し、可視域の光で一次回折
光の出ないような条件を探したところ、干渉縞の空間周
波数がミリ当たり3000本あたりで、波長340nm
の光をホログラム11に対して入射した場合ほぼ90度
の回折角となり、さらに波長が長くなると回折角が開く
ので、一次回折光は発生しなくなる。すなわち、一次回
折光を利用しての複写を行なうことができなくなる。
【0056】また、偏光板5Bを透過した参照光と再生
像パターン6を透過した物体光とのなす角度を140度
から180度の範囲の角度に制御するのは、次のような
理由による。
【0057】すなわち、ホログラムの撮影に使用できる
波長は458nmか514nm、630nmが主流であ
るが、630nmで3000本の空間周波数を実現する
ためには、片側70度の角度が必要になる。従って、片
側20度ずつの角度が必要となり、140度から180
度の範囲の角度となる。
【0058】以上のように、偏光板5Bを透過した参照
光と再生像パターン6を透過した物体光とのなす角度を
140度から180度の範囲の角度に制御すると、ホロ
グラム用感光材料7中に記録される干渉縞の空間周波数
が、通常のホログラムよりも高くなる。例えば、633
nmの波長を持つ光で、ホログラム用感光材料7に対し
て、それぞれ70度の角度(参照光と物体光とのなす角
度は140度)で入射した場合、空間周波数は3000
本となる。そして、この数値よりも波長をさらに短くす
るか、ホログラム用感光材料7へ浅く入射した場合に
は、空間周波数をさらに高めることができる。その結
果、撮影波長よりも短い波長の光を再生光源12として
用いると、回折光の角度が浅くなり、一定の波長を超え
たところで一次回折光が発生しなくなる。すなわち、撮
影波長を短くし、かつホログラム用感光材料7への入射
角度を浅くすることによって、一次回折光を利用した複
写が不可能なホログラムを得ることができる。
【0059】上述したように、本実施例では、ホログラ
ムを撮影する際に、参照光と物体光とのなす角度を14
0度から180度の範囲の角度に制御し、かつ干渉縞の
空間周波数をミリ当たり3000本以上とした状態で、
ホログラム用感光材料7を照射する撮影器具5を用いて
撮影を行ない、さらにそのホログラム11を再生する場
合には、撮影器具5と同等の光学的効果を持つ再生器具
14を用いて再生を行なうようにしたものである。
【0060】従って、次のような種々の効果が得られる
ものである。
【0061】(a)ホログラム11に記録される参照光
と物体光とのなす角度が140度から180度の範囲の
角度に制御されるため、ホログラム用感光材料7中に記
録される干渉縞の空間周波数が通常のホログラムよりも
高くなる。これにより、可視域の光では一次回折光が発
生しなくなり、その一次回折光を利用しての複写が不可
能なホログラムを得ることが可能となる。
【0062】(b)可視域の光で再生を行なう場合、前
述のように一次回折光を観察することが困難なため、目
視によるホログラムの複製も困難となる。
【0063】(c)CGHと比べて、光学系には従来の
ものが使用できるため、大型のホログラムを容易に撮影
することができ、さらにそれに要する時間や手間を節約
することが可能となる。
【0064】(d)本ホログラムの観察は、撮影する時
に用いた撮影器具5と同等の光学的効果(屈折率、形
状、大きさ等)を持つ再生器具14を用いることによっ
てのみ可能であるため、目視によるホログラムの偽造を
防止することができる。
【0065】また、この場合、撮影器具5、再生器具1
4自体に、屈折率の分布を変える等の加工を加えること
により、セキュリティ性の高いホログラムを得ることが
可能となる。
【0066】(e)撮影の際には、撮影器具5の偏光板
5Bで参照光の偏光方向を変えることができるため、容
易に撮影を行なうことができ、また再生時には、再生器
具14の偏光板14Bにより再生像を鮮明に観察するこ
とが可能となる。
【0067】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、次のようにしても同様に実施できるものであ
る。
【0068】上記実施例では、撮影器具5、再生器具1
4の高屈折率の光学要素5A、14Aとしては、水、
油、ガラス、アクリルのうちのいずれかである場合につ
いて説明したが、これに限らず、空間的に均一または偏
りを持つ高屈折率の他の光学要素であってもよいことは
言うまでもない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ホ
ログラムを撮影する際に、参照光と物体光とのなす角度
を140度から180度の範囲の角度に制御し、干渉縞
の空間周波数をミリ当たり3000本以上とした状態
で、ホログラム用感光材料を照射する撮影器具を用いて
撮影を行ない、さらにそのホログラムを再生する場合に
は、撮影器具と同等の光学的効果を持つ再生器具を用い
て再生を行なうようにしたので、大型のホログラムを容
易に作製することができ、かつ一次回折光を利用しての
複写が不可能であり、しかも目視によるホログラムの複
製が困難な高難度複製ホログラムの作製方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高難度複製ホログラムの作製方法
を実現するための撮影器具を備えた撮影光学系の一実施
例を示す概要図。
【図2】本発明による高難度複製ホログラムの作製方法
を実現するための再生器具を備えた再生光学系の一実施
例を示す概要図。
【符号の説明】
1…レーザー光源、21…ミラー、3…ビームスプリッ
タ、22,23…ミラー、41…レンズ、24…ミラ
ー、42…レンズ、5…撮影器具、5A…光学要素、5
B…偏光板、6…再生像パターン、7…ホログラム用感
光材料、11…ホログラム、12…再生光源、13…レ
ンズ、14…再生器具、14A…光学要素、14B…偏
光板、14C…拡散板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/00 - 1/30 G02B 5/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホログラム用感光材料の片面に参照光と
    物体光を照射させ、これらの光の干渉により干渉縞を記
    録してホログラムを作製する方法において、高屈折率の光学要素と、参照光を受光し前記光学要素を
    介してホログラム用感光材料に入射させる偏光板とから
    構成され、かつ前記ホログラム用感光材料と前記高屈折
    率の光学要素とを密着する構造とした撮影器具と、 物体光を透過させて前記光学要素を介して前記ホログラ
    ム用感光材料に入射させる再生像パターンとを用い、 前記ホログラムを撮影する際に、前記偏光板を透過した
    参照光と前記再生像パターンを透過した物体光とのなす
    角度を140度から180度の範囲の角度に制御し、前
    記干渉縞の空間周波数をミリ当たり3000本以上とし
    た状態で、前記ホログラム用感光材料を照射して撮影を
    行なうようにしたことを特徴とする高難度複製ホログラ
    ムの作製方法。
  2. 【請求項2】 前記請求項に記載の高難度複製ホログ
    ラムの作製方法において、 参照光をミラーの回動により前記撮影器具へ入射角度を
    変えて、光の屈折あるいは反射により前記回動の角度よ
    りも微小な角度で変化させてホログラム用感光材料に照
    射するようにしたことを特徴とする高難度複製ホログラ
    ムの作製方法
  3. 【請求項3】 前記請求項またはに記載の高難度複
    製ホログラムの作製方法において、 前記 撮影器具へ入射した参照光の偏光方向を偏光板によ
    り制御自在にするようにしたことを特徴とする高難度複
    製ホログラムの作製方法
  4. 【請求項4】 前記請求項に記載の高難度複製ホログ
    ラムの作製方法において、 前記高屈折率の光学要素としては、水、油、ガラス、ア
    クリルのうちのいずれかであることを特徴とする高難度
    複製ホログラムの作製方法
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