JPH11304617A - 半導体センサ - Google Patents

半導体センサ

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JPH11304617A
JPH11304617A JP10113755A JP11375598A JPH11304617A JP H11304617 A JPH11304617 A JP H11304617A JP 10113755 A JP10113755 A JP 10113755A JP 11375598 A JP11375598 A JP 11375598A JP H11304617 A JPH11304617 A JP H11304617A
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JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor sensor
diaphragm
signal processing
processing circuit
surface side
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10113755A
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English (en)
Inventor
Hironori Kami
浩則 上
Yukio Iitaka
幸男 飯高
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型の半導体センサを提供する。 【解決手段】単結晶シリコン基板1のダイアフラム部2
の主表面側に、4つのピエゾ抵抗R1,R2,R3,R4
りなる歪検出部Aが形成された半導体センサチップ10
を備えている。ダイアフラム部2の主表面側では、中央
部2aと周辺部2cとの間に、ダイアフラム部2の変形
時における応力が引っ張り応力から圧縮応力に変化する
境界領域に当たり応力がほとんどかからない遷移領域が
存在する。ダイアフラム部2のうち、上記中央部2aと
上記周辺部2bとの間に介在し上記遷移領域が形成され
る低歪部2bの主表面側に、歪検出部Aの出力を取り出
す信号処理回路Bを形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板のダイ
アフラム部の主表面側に歪検出部が形成された半導体セ
ンサチップを備えた半導体センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体センサとして、図5に
示すように、単結晶シリコン基板1のダイアフラム部2
の主表面側に、4つのピエゾ抵抗R1,R2,R3,R4
りなる歪検出部Aが形成された半導体センサチップ10
を備えた半導体圧力センサが知られている。ここに、歪
検出部Aを構成する4つのピエゾ抵抗R1〜R4は、ブリ
ッジ接続されている。
【0003】この種の半導体圧力センサでは、歪検出部
Aの出力を増幅する増幅部を構成する素子や温度補償部
を構成する素子は、ダイアフラム部2の変形による歪の
影響を受けないように(つまり、特性変動を避けるため
に)、単結晶シリコン基板1の主表面側におけるダイア
フラム部2以外の領域5,6,7に配設されている。
【0004】なお、単結晶シリコン基板1上における配
線(図示せず)としては、アルミニウムが用いられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
半導体センサでは、半導体センサチップ10において歪
検出部Aの出力を取り出す回路(増幅部や温度補償部)
がダイアフラム部2以外の領域5,6,7に形成されて
いるので、半導体センサチップ10の小型化が難しく、
結果としてセンサ全体の小型化が難しいという不具合が
あった。
【0006】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、小型の半導体センサを提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、半導体基板のダイアフラム部の
主表面側に歪検出部が形成された半導体センサチップを
備え、上記ダイアフラム部のうち、上記ダイアフラム部
の変形による歪の少ない領域に、検出部の出力を取り出
す信号処理回路を構成する素子を配設して成ることを特
徴とするものであり、ダイアフラム部に信号処理回路を
構成する素子が配設されていることにより、半導体セン
サチップの小型化を図ることができ、センサ全体のサイ
ズを小型化することができる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記素子の一部が、上記信号処理回路に含まれる抵
抗であることを特徴とする。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、上記素子の一部が、上記信号処理回路に含まれるM
OSFETであることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、上記半導体基板として単結晶シリコ
ン基板を用い、配線に多結晶シリコンを用いるので、半
導体基板と配線との熱膨張係数がほぼ等しくなるから、
温度変化により半導体基板と配線との間に発生する応力
を低減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本実施形態の半導体センサは半導
体圧力センサであって、図1に示すように単結晶シリコ
ン基板1のダイアフラム部2の主表面側に、4つのピエ
ゾ抵抗R1,R2,R3,R4よりなる歪検出部Aが形成さ
れた半導体センサチップ10を備えている。なお、ダイ
アフラム部2は、異方性エッチング技術などによって単
結晶シリコン基板1の裏面側に凹所1aを設けることに
より形成されている。
【0012】ここに、歪検出部Aは、図3に示すように
4つのピエゾ抵抗R1〜R4のブリッジ回路により構成さ
れている。歪検出部Aの出力電圧Vsは、信号処理回路
Bにより増幅される。信号処理回路Bは、歪検出部Aの
出力端の一方、つまりピエゾ抵抗R3とピエゾ抵抗R4
の接続点が非反転入力端子に接続されるオペアンプOP
1と、歪検出部Aの出力端の他方、つまりピエゾ抵抗R1
とピエゾ抵抗R2と接続点が反転入力端子に接続される
オペアンプOP2とを備えており、両オペアンプの出力
はオペアンプOP3により差動増幅される。信号処理回
路Bは、上述のオペアンプOP1〜OP3と、抵抗R11
14と、抵抗R12’〜R14’とで構成される。ここにお
いて、抵抗R12とR12’とは同じ抵抗値になるように設
計され、同様に、抵抗R13と抵抗R13’とは同じ抵抗値
になるように設計され、抵抗R14と抵抗R14’とは同じ
抵抗値になるように設計されている。なお、歪検出部A
には、単結晶シリコン基板1の主表面側に形成された図
示しないパッド電極などを介して電源VDDが接続され
る。
【0013】したがって、図3に示す信号処理回路Bの
出力電圧Voutは、Vout=Vs(1+2R12/R11
(R14/R13)となる。また、信号処理回路Bは、抵抗
11および抵抗R12の抵抗温度係数を所望のセンサ特性
に応じて数百ppmないし数千ppmの範囲でそれぞれ
適宜設定することにより(要するに、抵抗R11と抵抗R
12とで抵抗温度係数を異ならせることにより)、抵抗R
11と抵抗R12とで温度補償回路を構成している。同様
に、抵抗R11と抵抗R12’とで温度補償回路を構成して
いる。すなわち、信号処理回路Bは、歪検出部Aの出力
を増幅する機能と温度補償する機能とを備えている。
【0014】上記信号処理回路Bの抵抗R11〜R14、抵
抗R12’〜R14’は拡散抵抗により構成される。また、
上述の各オペアンプOP1〜OP3はそれぞれMOSFE
Tなどにより構成される。また、上記信号処理回路Bを
構成する素子間の配線には単結晶シリコン基板1とほぼ
同じ熱膨張係数を有する多結晶シリコンを用いており、
温度変化により単結晶シリコン基板1と配線との間に発
生する応力を、従来のように配線にアルミニウムを用い
ている場合に比べて低減することができる。例えばオペ
アンプOP1は、図4に示すようにMOSFET21,
22を備えており、MOSFET21,22のソース
S,S同士を多結晶シリコンからなる配線30により接
続し、各ドレインD,Dをそれぞれ多結晶シリコンから
なる配線31,32により他の素子(図示せず)に接続
している。なお、信号処理回路Bの構成は図3の構成に
限定されるものではない。
【0015】ところで、半導体センサチップ10におけ
るダイアフラム部2は、図2の矢印Pの向き(ダイアフ
ラム部2の下方からダイアフラム部2の裏面側)に圧力
がかかった際には変形し(撓み)、図1および図2に示
す中央部2aの主表面(図2における上面)には引っ張
り応力がかかり、周辺部2cの主表面には圧縮応力がか
かるが、ダイアフラム部2の主表面側では、中央部2a
と周辺部2cとの間に応力が引っ張り応力から圧縮応力
に変化する境界領域に当たり応力がほとんどかからない
遷移領域が存在することになる。本実施形態では、ダイ
アフラム部2のうち、上記中央部2aと上記周辺部2b
との間に介在し上記遷移領域が形成される低歪部2bの
主表面側に、上記信号処理回路Bを形成してある。すな
わち、本実施形態では、ダイアフラム部2のうち、ダイ
アフラム部2の変形による歪の少ない領域に、信号処理
回路Bを構成する素子を配設してあるのである。
【0016】しかして、本実施形態では、ダイアフラム
部2の変形に伴う歪による信号処理回路Bの特性変動を
抑制しつつ半導体センサチップ10の小型化を図ること
ができ、センサ全体のサイズを小型化することができ
る。
【0017】
【発明の効果】請求項1ないし請求項3の発明は、半導
体基板のダイアフラム部の主表面側に歪検出部が形成さ
れた半導体センサチップを備え、上記ダイアフラム部の
うち、上記ダイアフラム部の変形による歪の少ない領域
に、検出部の出力を取り出す信号処理回路を構成する素
子を配設してあるので、半導体センサチップの小型化を
図ることができ、センサ全体のサイズを小型化すること
ができるという効果がある。
【0018】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、上記半導体基板として単結晶シリコ
ン基板を用い、配線に多結晶シリコンを用いるので、半
導体基板と配線との熱膨張係数がほぼ等しくなるから、
温度変化により半導体基板と配線との間に発生する応力
を低減することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示し、(a)は概略断面図、
(b)は概略平面図である。
【図2】同上の要部説明図である。
【図3】同上の概略回路図である。
【図4】同上の他の要部説明図である。
【図5】従来例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 単結晶シリコン基板 2 ダイアフラム部 2a 中央部 2b 低歪部 2c 周辺部 10 半導体センサチップ R1〜R4 ピエゾ抵抗 A 歪検出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板のダイアフラム部の主表面側
    に歪検出部が形成された半導体センサチップを備え、上
    記ダイアフラム部のうち、上記ダイアフラム部の変形に
    よる歪の少ない領域に、歪検出部の出力を取り出す信号
    処理回路を構成する素子を配設して成ることを特徴とす
    る半導体センサ。
  2. 【請求項2】 上記素子の一部は、上記信号処理回路に
    含まれる抵抗であることを特徴とする請求項1記載の半
    導体センサ。
  3. 【請求項3】 上記素子の一部は、上記信号処理回路に
    含まれるMOSFETであることを特徴とする請求項1
    記載の半導体センサ。
  4. 【請求項4】 上記半導体基板として単結晶シリコン基
    板を用い、配線に多結晶シリコンを用いることを特徴と
    する請求項1ないし請求項3記載の半導体センサ。
JP10113755A 1998-04-23 1998-04-23 半導体センサ Withdrawn JPH11304617A (ja)

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JPH11304617A true JPH11304617A (ja) 1999-11-05

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JP10113755A Withdrawn JPH11304617A (ja) 1998-04-23 1998-04-23 半導体センサ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7730785B2 (en) 2006-04-26 2010-06-08 Denso Corporation Ultrasonic sensor and manufacture method of the same
US10876916B2 (en) 2016-12-26 2020-12-29 Hyundai Kefico Corporation Sensor element

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7730785B2 (en) 2006-04-26 2010-06-08 Denso Corporation Ultrasonic sensor and manufacture method of the same
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