JPH11304327A - 車両用冷凍冷蔵装置 - Google Patents

車両用冷凍冷蔵装置

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JPH11304327A
JPH11304327A JP11333298A JP11333298A JPH11304327A JP H11304327 A JPH11304327 A JP H11304327A JP 11333298 A JP11333298 A JP 11333298A JP 11333298 A JP11333298 A JP 11333298A JP H11304327 A JPH11304327 A JP H11304327A
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吉田  誠
Norio Yoshida
則夫 吉田
Minoru Fukumoto
稔 福本
Teruo Nakagawa
輝男 中川
Katsue Sasaki
勝恵 佐々木
Nobuo Baba
信雄 馬場
Hisatoshi Tsuchiya
久利 土屋
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Topre Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンの回転数に依存することなく、小型
化が可能で、また、停車中の保冷時において振動や騒音
等を低減する車両用冷凍冷蔵装置を提供する。 【解決手段】 車両用冷凍装置は、冷凍を行うための冷
媒を圧縮するコンプレッサ13と、車両のエンジンEに
より駆動される発電機G1と、発電機G1により充電さ
れるバッテリB1と、商用電源から電力を取り込む商用
電源入力部ACと、電源から入力した電力をコンプレッ
サ13のモータ13mを駆動するための電力に変換し、
コンプレッサ13のモータ13mに供給する電力変換装
置18とを備える。発電機G1と商用電源入力部ACと
バッテリB1とは電力変換装置18に対して並列に接続
される。電力変換装置18は、発電機G1、商用電源入
力部ACによる商用電源またはバッテリB1の少なくと
も1つを電源として、電力を入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒を用いて冷凍
庫内を所定の低温にする冷凍冷蔵装置であって、特に、
車両に搭載して使用される冷凍冷蔵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷凍食品、生鮮食料等を運搬す
るための車両として冷凍車がある。冷凍車は、食品等を
格納し、冷凍または冷蔵するための冷凍庫を有し、その
冷凍庫を所定の低温にするための冷凍装置を搭載してい
る。図6に従来の車両用冷凍装置の概略ブロック図を示
す。
【0003】図6に示すように車両用冷凍装置は、自動
車のエンジンEの動作中に冷媒を圧縮するコンプレッサ
5と、自動車のエンジンEの停止中に冷媒を圧縮するコ
ンプレッサ7と、コンプレッサ7を駆動するモータM
と、冷媒を凝縮するための熱交換器15と、熱交換器1
5にて凝縮された冷媒を蒸発させて冷凍庫31内を冷却
するための熱交換器17と、熱交換器15、17のそれ
ぞれに対して熱交換させる空気を送風するための送風機
19,21と、冷凍庫31内の温度を調節するためにコ
ンプレッサ5、7のON、OFFやファン19,21の
回転数等を制御する制御装置22とを備える。コンプレ
ッサ5はクラッチ9を介してエンジンEの動力を受ける
ようになっており、コンプレッサ7はモータMから動力
を受ける。モータMの電源は3相200Vの商用電源か
らとるようになっている。送風機19、21に対して
は、AC/DCコンバータ10を介して商用電源から、
またはバッテリB0から電力が供給される。
【0004】以上のように構成される車両用冷凍装置で
は、自動車の走行中においては、制御弁11a、11b
により循環経路aが形成され、この循環経路aが示す冷
凍サイクルで冷凍庫内の冷凍が行われる。すなわち、こ
の場合、冷媒の圧縮はコンプレッサ5により行われる。
このとき、コンプレッサ5はエンジンEにより駆動され
ており、コンプレッサ5の回転数はエンジンEの回転に
依存し、安定した冷凍装置の運転ができない構成となっ
ている。
【0005】一方、荷物の積み下ろしや駐車中は、騒音
や排気ガス等の問題からエンジンEを停止させるのが望
ましく、駐車場所等に商用電源がある場合にはエンジン
Eを停止させている。したがって、エンジンEから動力
を受けるコンプレッサ5は作動できない。このため、エ
ンジンEの停止時は、制御弁11a、11bにより循環
経路bが形成され、コンプレッサ5の代わりにコンプレ
ッサ7が使用されるようになる。コンプレッサ7はモー
タMにより駆動され、モータMには、3相200Vの商
用電源から電力が供給される。しかし、商用電源がない
場合は、エンジンEを動作させてコンプレッサ5によっ
て冷凍装置を作動させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の車
両用冷凍装置では、走行中はコンプレッサ5の回転数が
エンジンEの回転数に依存するので安定した冷凍装置の
運転ができず、また、走行中と停車中のそれぞれにおい
て冷媒を圧縮するために2つのコンプレッサ5、7が必
要であり、車両用冷凍装置の大型化やコスト増を招いて
いた。また、停車中には、環境汚染等の問題からエンジ
ンを停止する必要があるが、3相200Vの商用電源の
供給設備がないところでは、停車中でも、保冷のために
止む負えずエンジンEをアイドリング状態にする必要が
あり、排気ガス、振動、騒音等の問題があった。
【0007】本発明は、上記問題を解決すべくなされた
ものであり、その目的とするところは、小型化が可能
で、また、停車中の保冷時において振動や騒音等を低減
する車両用冷凍冷蔵装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両用冷凍
冷蔵装置は、モータを動力源とする電動圧縮機を備え、
該電動圧縮機により圧縮された冷媒を用いて冷凍または
冷蔵を行う、車両に搭載されて使用される冷凍冷蔵装置
である。車両用冷凍冷蔵装置は、温度等の所定の設定を
行うための設定手段と、上記車両のエンジンにより駆動
される発電機と、該発電機により充電されるバッテリ
と、商用電源から電力を取り込む商用電源入力手段と、
上記設定手段による設定に基づき、上記電動圧縮機の動
作を制御するための指令を出力する制御手段と、上記発
電機または上記商用電源入力手段による商用電源もしく
は上記バッテリの少なくとも1つを電源として電力を入
力し、該入力した電力を上記制御手段からの指令に基づ
き上記電動圧縮機のモータを駆動するための電力に変換
し、上記電動圧縮機のモータに供給する電力変換装置と
を備えた。
【0009】上記車両用冷凍冷蔵装置において、上記電
動圧縮機に電力を供給している電源を表示する表示手段
をさらに備えてもよい。
【0010】上記車両用冷凍冷蔵装置において、上記バ
ッテリの充電の継続または停止を制御する充電制御手段
をさらに備えてもよい。
【0011】上記車両用冷凍冷蔵装置において、上記バ
ッテリが過放電又は過充電の状態になったときにその警
告するバッテリ状態報知手段をさらに備えてもよい。
【0012】また、上記車両用冷凍冷蔵装置において、
通常は上記バッテリとそれが接続される回路とを電気的
に接続し、上記バッテリが過充電又は過放電の状態にな
ったときに上記バッテリをそれが接続される回路から電
気的に切り離すスイッチ手段を備えてもよい。バッテリ
はそれが接続される回路から切り離されることにより充
電または放電が禁止される。
【0013】このとき、上記バッテリ状態報知手段及び
上記スイッチ手段においては、上記バッテリの電圧が所
定の上限値よりも高いときにバッテリが過充電の状態で
あり、また、上記バッテリの電圧が所定の下限値よりも
低いときにバッテリが過放電の状態であるとしてもよ
い。
【0014】上記車両用冷凍冷蔵装置において、上記電
力変換装置は、上記発電機からの交流出力を直流に変換
する第1の整流回路と、上記商用電源入力手段による商
用電源からの交流出力を直流に変換する第2の整流回路
と、上記制御手段による制御に基づいて入力した直流を
交流に変換するインバータ部とを備えてもよい。この場
合、上記第1の整流回路、上記第2の整流回路及び上記
バッテリは並列に接続されて、上記インバータ部に対し
て入力される。
【0015】上記の車両用冷凍冷蔵装置において、上記
第2の整流回路と直列に接続されたリアクトルを有して
もよい。このとき、該リアクトルと上記第2の整流回路
との直列回路が、上記第1の整流回路と並列に接続され
る。このリアクトルは上記商用電源を電源として用いる
ときの力率を高める。
【0016】上記の車両用冷凍冷蔵装置において、上記
制御手段は、上記バッテリが電源として用いられる場
合、上記電動圧縮機に対する連続運転時間、回転数、運
転電流または運転電力の少なくとも1つに上限値を設け
てもよい。
【0017】上記の車両用冷凍冷蔵装置において、上記
制御手段は、上記電源の種類に応じて、上記電動圧縮機
に対する回転数、運転電流または運転電力の少なくとも
1つについて、上限値を設定してもよい。
【0018】上記の車両用冷凍冷蔵装置において、上記
発電機、上記バッテリまたは上記商用電源のいずれが電
源として用いられているか判別する電源判別手段と、該
電源判別手段からの判別結果に基づき、上記商用電源が
電源として用いられているときに、上記車両のエンジン
を停止させるエンジン停止手段とを設けてもよい。この
とき、上記電源判別手段は、上記発電機の出力電圧もし
くは出力電圧の周波数、または上記エンジンの回転数に
基づいて上記発電機が電源として利用されているか否か
を判別してもよい。または、上記電源判別手段は、上記
商用電源に入力される電圧に基づき商用電源が電源とし
て利用されているか否かを判別してもよい。
【0019】上記の車両用冷凍冷蔵装置において、上記
電動圧縮機はモータを内蔵した密閉型電動圧縮機であっ
てもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明に係る車両用冷凍装置の実施の形態を説明する。
【0021】本実施形態の車両用冷凍装置は、車両のエ
ンジンにより駆動される発電機と、その発電機により充
電されるバッテリと、商用電源から電力を取り込む商用
電源入力部とを備え、少なくともこれらのいずれか1つ
を電源として、冷媒を圧縮するコンプレッサを駆動す
る。車両用冷凍装置は、車両が走行中においては発電機
から、停車中においては、商用電源が利用できる場合は
商用電源から、商用電源が利用できない場合はバッテリ
から、コンプレッサに電力を供給する。これにより、車
両用冷凍装置は、エンジン停止時で、かつ、商用電源か
ら電力が供給されない場合でも、バッテリからの電力に
よりコンプレッサを駆動することができ、冷凍または冷
蔵機能を維持できる。
【0022】<車両用冷凍装置の構成>図1に本実施形
態の車両用冷凍装置のブロック図を示す。車両用冷凍装
置は、冷媒を圧縮するコンプレッサ13と、冷媒を凝縮
するための熱交換器15と、熱交換器15にて凝縮され
た冷媒を蒸発させることにより冷凍庫31内を冷却する
ための熱交換器17と、自動車のエンジンEにより駆動
される発電機G1と、発電機G1により充電されるバッ
テリB1と、商用電源から電力を入力する商用電源入力
部ACと、発電機G1、商用電源入力部ACまたはバッ
テリB1から供給された電力をコンプレッサ13を駆動
するための所望の電力に変換する電力変換装置18と、
冷凍庫31内の温度を調節するためにコンプレッサ13
の回転数や送風機19、21の回転数等を制御する制御
装置23と、温度等の設定、表示を行う操作パネル25
とを備える。コンプレッサ13はモータ13mと圧縮機
構部13cとを内蔵した密閉型電動圧縮機である。商用
電源は3相200V交流である。バッテリB1には、バ
ッテリB1の状態に基づいて開閉され、バッテリB1を
それが接続される回路に対して電気的に接続または切断
するためのスイッチSWが直列に接続されている。
【0023】また、車両用冷凍装置は、送風機19、2
1の駆動用電源であるバッテリB2と、エンジンEによ
り駆動され、バッテリB2を充電する発電機G2と、エ
ンジンEの停止時にバッテリB2を充電するためバッテ
リB1からの電圧を所定の電圧に変換するDC/DCコ
ンバータ41とを備える。DC/DCコンバータ41の
入力はバッテリB1とスイッチSWの直列回路の両端
(ノードaとノードb)に接続されている。
【0024】制御装置23には、操作パネル25及び冷
凍庫31内に備えられた温度センサ27が接続され、操
作パネル25上で設定された設定情報や冷凍庫31内の
温度情報が伝えられる。また、制御装置23は、発電機
G1、商用電源入力部AC及びバッテリB1のそれぞれ
の出力電圧を検出している。また、制御装置23はエン
ジンEの点火プラグ(図示せず)を制御するイグニッシ
ョンパルスも検出しており、これにより、エンジンEの
状態(回転数)を検出する。また、制御装置23にはア
ンテナ29が接続されており、操作パネル25のかわり
に遠隔端末を用いて無線等により制御装置23に対して
遠隔操作を行うこともできる。
【0025】電力変換装置18は、発電機G1からの交
流出力を直流に変換する整流回路D1と、商用電源入力
部ACにより入力した商用電源の電力を直流に変換する
整流回路D2と、整流回路D1、D2またはバッテリB
1からの出力を受けてコンプレッサ13を駆動するため
の電力に変換するインバータ回路IVとからなる。整流
回路D1と整流回路D2とはインバータ回路IVに対し
て並列に接続されており、また、バッテリB1もスイッ
チSW及び残量計57を介して、インバータ回路IVに
並列に接続されている。残量計57はバッテリB1の残
量を検出するためのものであり、例えば積算電力計等で
ある。
【0026】図2に電力変換装置18の詳細な構成を示
す。整流回路D1、D2は3組のダイオード対からなる
ダイオードブリッジにより構成される。インバータ回路
IVはスイッチング素子Q1〜Q6と、制御装置23か
らの制御信号に基づいてこれらのスイッチング素子Q1
〜Q6のオン・オフを制御する制御部51とを備える。
スイッチング素子Q1〜Q6は例えばIGBT(Insula
ted Gate Bipolar Transister)からなる。インバータ
回路IVは、整流回路D1、D2からの出力を平滑する
平滑コンデンサCと、平滑コンデンサCを充電するため
の回路である充電回路53とを備える。また、電力変換
装置18はリアクトルLを有する。リアクトルLは、商
用電源用の整流回路D2の低圧側端子に直列に接続さ
れ、その直列回路が発電機G1用の整流回路D1と並列
になるように挿入される。このような位置にリアクトル
Lを挿入するのは、リアクトルLが発電機G1により電
力が供給される場合に影響を及ぼさずに、商用電源を電
源として利用する場合にその力率を高くするためであ
る。また、電力変換装置18は、コンプレッサ13の運
転電流を検出する電流検出部55を備えており、その出
力は制御装置23に入力される。
【0027】図3は操作パネル25を示した図である。
操作パネル25は、商用電源、発電機G1、バッテリB
1のいずれを電源として使用しているかを表示するため
の表示器25a〜25cと、車両用冷凍装置の運転をオ
ンまたはオフするためのスイッチ25dと、冷凍庫31
の温度及び設定温度を表示する表示器25eと、冷凍庫
31の温度を設定するための温度設定器25fと、バッ
テリB1の充電動作を表示するとともに充電をオン・オ
フするためのスイッチ25gと、障害発生時に音声、ブ
ザー等により報知するエラー報知器25hとを備える。
各表示器は、種々の色の発光素子を備えており、その状
態により、表示される色を異ならせてもよい。例えば、
電源を示す表示器25a〜25cにおいて、使用電源を
示す場合は緑色を表示し、電源の異常を示す場合は赤色
を表示するようにしてもよい。
【0028】<車両用冷凍装置の動作>以上のように構
成される冷凍装置の動作を説明する。以下では、説明の
便宜上、バッテリB1は正常状態にあり、スイッチSW
は閉じているものとしてまず説明する。その後、スイッ
チSWの具体的な開閉制御について説明する。
【0029】操作パネル25上で冷凍装置のスイッチ2
5dがオンされると、制御装置23は、温度センサ27
により冷凍庫31内の温度を検出し、冷凍庫31内の温
度が温度設定器25fにより設定された温度になるよう
に、コンプレッサ13の回転数を制御する。すなわち、
制御装置23は、温度センサ27からの検出値と、操作
パネル25上での設定値とに基づいて、インバータ回路
IVにコンプレッサ13を制御するための回転指令を出
力する。インバータ回路IVの制御部51はこの回転指
令に基づいて、スイッチング素子Q1〜Q6の開閉を制
御して、整流回路D1により直流に変換された発電機G
1からの電力、整流回路D2により直流に変換された商
用電源からの電力またはバッテリB1から供給される電
力を所望の電力に変換し、コンプレッサ13に供給す
る。車両用冷凍装置の動作中、バッテリB2はエンジン
Eが動作しているときは発電機G2により充電され、エ
ンジンEが停止しているときはバッテリB1によりDC
/DCコンバータ41を介して充電される。また、バッ
テリB2は送風機19、21を駆動するための電力を供
給する。
【0030】以下に、コンプレッサ13に対する電源の
切り換わりについて説明する。最初に、車両が走行中す
なわちエンジンEが作動中の場合を説明する。この場
合、車両用冷凍装置において、エンジンEにより発電機
G1が駆動され、発電機G1で発電された交流電圧が整
流回路D1に入力される。整流回路D1において、発電
機G1からの交流電圧が直流電圧に変換され、インバー
タ回路IVに入力される。インバータ回路IVでは、整
流回路D1からの電力を、制御装置23からの回転指令
に基づいて所望の電力に変換して、コンプレッサ13の
モータ13mに印加する。同時に、このとき、バッテリ
B1は発電機G1により発電された電力で充電される。
【0031】次に、車両が停止中すなわちエンジンEの
停止中の場合を考える。商用電源(3相、200V)が
供給されるときは、商用電源入力部ACを介して商用電
源から供給される電圧が、整流回路D2において直流電
圧に変換され、インバータ回路IVに入力される。イン
バータ回路IVは、整流回路D2を介して入力した電力
を制御装置23からの回転指令に基づき所望の電力に変
換してコンプレッサのモータ13mに印加し、コンプレ
ッサ13が駆動される。同時に、このとき、バッテリB
1は商用電源による電力で充電される。
【0032】また、エンジンEが停止中で、商用電源か
ら電力が供給されない場合は、バッテリB1からの直流
電圧がインバータ回路IVに入力される。インバータ回
路IVは、バッテリB1から入力した電力を制御装置2
3からの回転指令に基づき所望の電力に変換してコンプ
レッサのモータ13mに印加し、コンプレッサ13が駆
動される。
【0033】このように、本実施形態の車両用冷凍装置
では、発電機G1、商用電源(商用電源入力部AC)お
よびバッテリB1がインバータ回路IVに対して互いに
並列に接続されているため、これらの電源を切換えるた
めの手段を必要とせず、これらの電源のうちインバータ
回路IVに対して電圧を印加するものがコンプレッサ1
3を駆動するための電源として、インバータ回路IVに
電力を供給する。すなわち、エンジンEが作動し、発電
機G1が発電している間は、発電機G1による電力によ
りコンプレッサ13を駆動し、エンジンEが停止し、発
電機G1からの電力供給がない場合、商用電源が接続さ
れているときは商用電源(商用電源入力部AC)からの
電力によりコンプレッサ13を駆動し、発電機G1及び
商用電源の双方から電力の供給がない場合は、バッテリ
B1によりコンプレッサ13を駆動する。したがって、
エンジンEの停止時において、商用電源に依存しなくて
も、車両用冷凍装置を稼働させることができる。また、
各電源をインバータ回路IVに並列に入力するため、複
数の電源から電力を供給することも可能であり、これに
より冷凍能力を向上させることもできる。例えば、冷凍
装置が起動直後で、コンプレッサ13の負荷が大きく、
かつ、エンジンEが低回転で発電容量が不足する場合に
は、自動的にバッテリB1から電力が供給される。
【0034】本実施形態の車両用冷凍装置においては、
コンプレッサ13及びこれを制御する回路の保護及びバ
ッテリB1の過放電を防止するため、コンプレッサ13
の回転数、運転電流、運転電力等に上限値が設定されて
おり、これらの上限値を超えない範囲でコンプレッサ1
3が運転されるようになっている。特に、本実施形態の
車両用冷凍装置は電源の種類に応じてこれらの上限値を
変更する。実際には、制御装置23は、電流検出部55
による検出値や、コンプレッサ13への入力電圧から、
コンプレッサ13の運転電流や運転電力を計算し、これ
らの値を設定された上限値と比較し、運転電流や運転電
力がそれらの上限値を超えないようにスイッチング素子
Q1〜Q6の開閉を制御するように制御部51に回転指
令を出力する。
【0035】以下に、図4のフローチャートを用いて、
コンプレッサ13の回転数、運転電流及び運転電力の上
限値の設定処理について説明する。なお、以下の処理は
車両用冷凍装置の起動とともに開始し、車両用冷凍装置
が運転中は所定のタイミング毎にくり返して実行され
る。
【0036】図4に示すように、制御部23は、コンプ
レッサ13に電力を供給する電源がバッテリB1である
か否かを判断する(S1)。ここで、電源の種類の判断
の方法について説明する。
【0037】制御装置23は発電機G1、商用電源入力
部ACの出力電圧を検出し、インバータ回路IVに対し
ていずれから電力が供給されているかを判断する。例え
ば、制御装置23は、発電機G1からの電圧が所定値よ
り高いときは、発電機G1により電力が供給されている
と判断する。または、発電機G1の出力電圧の周波数が
所定値より高いときに発電機G1により電圧が供給され
ていると判断する。同様に、制御装置23は商用電源入
力部ACの出力電圧が所定値(発電機G1の所定値とは
別の所定値)より高いときは、商用電源により電力が供
給されていると判断する。発電機G1及び商用電源入力
部ACからの電圧の双方ともそれぞれの所定値より低い
ときは、制御装置23はバッテリB1から電源が供給さ
れていると判断する。もしくは、エンジンEの状態(回
転数)を検出し、エンジンEが停止し、かつ、商用電源
入力部ACからの電圧が低いときにバッテリB1が電源
として用いられていると判断してもよい。このとき、制
御装置23は、操作パネル25上で電源として使用され
ていると判断した電源の表示器25a、25bまたは2
5cを点灯させる。
【0038】ステップS1において判断した結果、電源
がバッテリB1であるときは、バッテリB1の場合の上
限値の設定を行い(S4)、リターンする。
【0039】具体的には、運転電力の上限値を800
W、または運転電流の上限値を3.3A、または回転数
の上限値を3000rpmに設定する。さらに、この場
合は、コンプレッサの連続運転時間の上限値も設定す
る。すなわち、バッテリB1が電源として使用され始め
てからの連続して運転できる時間(例えば、30分〜6
0分)を設定する。これは、バッテリB1は、車両に搭
載するという点から、その大きさ、重量、コスト等が制
限されるため、その容量においても制限がある。そこ
で、本実施形態の車両用冷凍装置では、特に、バッテリ
B1を電源として使用する際は、コンプレッサ等の保護
という観点からではなく、制限されたバッテリB1の容
量内でコンプレッサを駆動できるように、上記のように
運転時間、運転電流等の上限値を設けている。この場
合、運転時間、運転電流等のうち少なくとも1つに対し
て上限値を設定すればよい。
【0040】電源がバッテリB1でないときは、電源が
発電機G1であるか否かを判断する(S2)。判断した
結果、電源が発電機G1であるときは、発電機G1の場
合の上限値の設定を行い(S5)、リターンする。具体
的には、運転電力の上限値を2500W、または運転電
流の上限値を10.4A、または回転数の上限値を90
00rpmに設定する。
【0041】電源が発電機G1でないときは、電源が商
用電源であるか否かを判断する(S3)。判断した結
果、電源が商用電源であるときは、商用電源の場合の上
限値の設定を行い(S6)、リターンする。具体的に
は、運転電力の上限値を2000W、または運転電流の
上限値を8.3A、または回転数の上限値を7000r
pmに設定する。以上のようにして、制御装置23は電
源の種類に応じて回転数等の上限値を変更する。この場
合、運転電流、運転電力等のうち少なくとも1つに対し
て上限値を設定すればよい。
【0042】以下に、バッテリB1を過充電や過放電か
ら保護するためのバッテリB1の充放電制御(すなわち
スイッチSWの開閉制御)について説明する。制御装置
23は残量計57からの出力によりバッテリB1の残量
を判断し、残量が所定範囲よりも低いときは放電を禁止
するようにスイッチSWを開放し、また、残量が所定範
囲よりも高いときは充電を禁止するようにスイッチSW
を開放する。これによりバッテリB1の寿命を延ばすこ
とができる。バッテリB1が放電禁止状態にあるとき
は、操作パネル25上のバッテリ用の表示器25cとエ
ラー報知器25hを点灯させ、また充電禁止状態にある
ときは、充電用の表示器25gとエラー報知器25hを
点灯させることにより、バッテリB1が放電禁止または
充電禁止の状態にあることを乗員に報知するようにす
る。
【0043】また、制御装置23はバッテリB1の電圧
に基づきバッテリB1を過充電や過放電から保護するた
めに、以下のようにスイッチSWの開閉を制御してもよ
い。すなわち、制御装置23はバッテリB1の電圧を監
視しており、通常はスイッチSWを閉じているが、バッ
テリB1の電圧が所定の上限値より高くなったときにバ
ッテリが過充電にあるとし、バッテリを保護するためス
イッチSWを開放する。また、バッテリB1の電圧が所
定の下限値より低くなったときに過放電にあるとし、ス
イッチSWを開放する。
【0044】さらに、制御装置23は、商用電源入力部
ACの出力電圧を監視し、商用電源から電力が供給され
ていると判断されたときは、エンジンEに接続されてい
るイグニッション回路等(図示せず)をオフすることに
より、エンジンEを自動的に停止させるようにしてもよ
い。
【0045】なお、上記説明では、制御装置23が、発
電機G1、商用電源(商用電源入力部AC)及びバッテ
リB1の電圧、バッテリB1の残量等を検出し、コンプ
レッサ13の回転数、運転電力等の上限値の設定、バッ
テリB1の充放電の制御を行っていたが、これらの制御
は電力変換装置18の制御部51で行うこともできる。
すなわち、図5に示すように、電力変換装置18の制御
部51に対して、発電機G1、商用電源(商用電源入力
部AC)及びバッテリB1の電圧を、それぞれ電圧検出
部61、63,65を介して入力し、またバッテリB1
の残量を検出した値を入力することにより、制御装置2
3で行っていた制御を制御部51でも行うことができ
る。
【0046】以上のように、本実施形態の車両用冷凍装
置では、停車時において商用電源が供給されない場合で
あっても、エンジンEを作動させることなく冷凍または
冷蔵機能を提供できる。これにより、騒音や排ガス等の
環境問題に対しても対応できる。また、コンプレッサ1
3に密閉型電動圧縮機を用いることにより冷媒もれがな
くなり、また環境への影響を低減できる。さらに、1つ
のコンプレッサ13だけで冷凍または冷蔵ができるた
め、従来のものと比較して重量、コストの低減や省スペ
ースが実現できる。また、コンプレッサ13をエンジン
Eから切り離せるため、振動等の影響がなくなり信頼性
や耐久性、装着位置の自由度が増す。また、インバータ
回路IVによりコンプレッサ13の回転を制御するた
め、エンジンEの回転数に依存することなくコンプレッ
サ13を運転できるため、常に安定した冷凍装置の運転
ができる。また、車両発進直後でも急速な温調が可能と
なり、さらに冷凍装置の負荷が小さいときには、コンプ
レッサの能力(回転数)を小さく制御することで、冷や
し過ぎの問題がなくなり電力浪費を防止できる。また、
従来のように車両の走行時と停車時で冷媒の循環経路を
切換える必要がないため、走行状態から停車状態に変化
したときでも、特別な切換え操作を行わず連続してコン
プレッサの運転ができる。
【0047】
【発明の効果】本発明の車両用冷凍冷蔵装置によれば、
停車時において商用電源が供給されない場合であって
も、エンジンを作動させることなく冷凍または冷蔵機能
を提供できる。これにより、騒音や排ガス等の環境問題
に対しても対応できる。また、コンプレッサに密閉型電
動圧縮機を用いることにより冷媒もれがなくなるため、
また環境問題に対応できる。さらに、1つのコンプレッ
サだけで冷凍または冷蔵を行うため、従来のものと比較
して重量、コストの低減や省スペースが実現できる。
【0048】また、本発明の車両用冷凍冷蔵装置によれ
ば、電力を供給している電源を表示する。これにより、
電動圧縮機に電力を供給している電源を確認することが
できる。
【0049】また、本発明の車両用冷凍冷蔵装置によれ
ば、バッテリの充電の継続または停止を制御することが
できるため、バッテリの耐久性を増加させることができ
る。
【0050】また、本発明の車両用冷凍冷蔵装置によれ
ば、バッテリ状態報知手段をさらに備えることにより、
バッテリの状態を知ることができる。
【0051】また、本発明の車両用冷凍冷蔵装置によれ
ば、バッテリが過充電または過放電にあるときに、バッ
テリを周辺回路から切り離して充電または放電を禁止す
ることによりバッテリの保護ができる。
【0052】また、本発明の車両用冷凍冷蔵装置によれ
ば、バッテリの電圧を監視することによりバッテリの過
充電または過放電の状態を検出する。このようにして検
出された状態に基づいてバッテリ状態の確認や、バッテ
リの保護ができる。
【0053】また、本発明の車両用冷凍冷蔵装置によれ
ば、電力変換装置において、発電機からの電力を整流す
る第1の整流回路と、商用電源からの電力を整流する第
2の整流回路と、バッテリとがそれぞれ並列にインバー
タ部に入力される。これにより、発電機、商用電源、バ
ッテリのうちのいずれかから出力される電力が電動圧縮
機に供給されるため、これらの電源を切換えるための手
段を必要とせず、また、同時に複数の電源から電力を供
給することもできる。
【0054】また、本発明の車両用冷凍冷蔵装置によれ
ば、リアクトルを商用電源からの電力を整流する第2の
整流回路と直列に接続し、この直列回路を電力変換装置
に発電機からの電力を整流する第1の整流回路と並列に
接続する。これにより、リアクトルは発電機を電源とし
て用いるときに影響を及ぼさずに、商用電源を電源とし
て用いるときの力率を高める。
【0055】また、本発明の車両用冷凍冷蔵装置によれ
ば、バッテリが電源として用いられる場合は、電動圧縮
機に対する連続運転時間、回転数、運転電流または運転
電力のうちの少なくとも1つに上限値を設ける。これに
より、容量が制限されたバッテリによっても、電動圧縮
機の駆動を可能とする。
【0056】また、本発明の車両用冷凍冷蔵装置によれ
ば、制御手段は、電源の種類に応じて、電動圧縮機に対
する回転数、運転電流または運転電力のうちの少なくと
も1つについて上限値を設定する。これにより、電源の
容量に応じて好適にコンプレッサを運転できる。
【0057】また、本発明の車両用冷凍冷蔵装置によれ
ば、発電機、バッテリまたは商用電源のいずれが電源と
して用いられているか判別し、その判別結果に基づき、
電源が商用電源であるときに車両のエンジンを停止させ
てもよい。これにより、商用電源を電源とするときは自
動的にエンジンが停止されるため、省エネルギーや公害
防止を実現する。
【0058】また、本発明の車両用冷凍冷蔵装置によれ
ば、電動圧縮機を冷媒もれがない密閉型電動圧縮機で構
成してもよく、オゾン層破壊や温暖化等の環境問題にも
対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用冷凍装置のブロック図。
【図2】 電力変換装置の詳細を示すブロック図。
【図3】 操作パネルを示す図。
【図4】 コンプレッサの運転回数、運転電流等の上限
値の設定処理を示すフローチャート。
【図5】 図2とは異なる電力変換装置の例を示すブロ
ック図。
【図6】 従来の車両用冷凍装置のブロック図。
【符号の説明】
13 コンプレッサ 13m コンプレッサ駆動用モータ 18 電力変換装置 23 制御装置 25 操作パネル 25a〜25h 表示器/スイッチ AC 商用電源入力部 B1 バッテリ D1,D2 整流回路 G1 発電機 E エンジン IV インバータ回路 L リアクトル SW スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 則夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 福本 稔 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中川 輝男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 佐々木 勝恵 栃木県河内郡上三川町上三川3777 東プレ 株式会社栃木事業所内 (72)発明者 馬場 信雄 栃木県河内郡上三川町上三川3777 東プレ 株式会社栃木事業所内 (72)発明者 土屋 久利 静岡県沼津市千本緑町3丁目11 東洋電産 株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを動力源とする電動圧縮機を備
    え、該電動圧縮機により圧縮された冷媒を用いて冷凍ま
    たは冷蔵を行う、車両に搭載されて使用される冷凍冷蔵
    装置において、 温度等の所定の設定を行うための設定手段と、 上記車両のエンジンにより駆動される発電機と、 該発電機により充電されるバッテリと、 商用電源から電力を取り込む商用電源入力手段と、 上記設定手段による設定に基づき、上記電動圧縮機の動
    作を制御するための指令を出力する制御手段と、 上記発電機または上記商用電源入力手段による商用電源
    もしくは上記バッテリの少なくとも1つを電源として電
    力を入力し、該入力した電力を上記制御手段からの指令
    に基づき上記電動圧縮機のモータを駆動するための電力
    に変換し、上記電動圧縮機のモータに供給する電力変換
    装置とを備えたことを特徴とする車両用冷凍冷蔵装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用冷凍冷蔵装置に
    おいて、 上記電動圧縮機に電力を供給している電源を表示する表
    示手段をさらに備えたことを特徴とする車両用冷凍冷蔵
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の車両用冷凍冷蔵装置に
    おいて、 上記バッテリの充電の停止または継続を設定する充電制
    御手段をさらに備えたことを特徴とする車両用冷凍冷蔵
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の車両用冷凍冷蔵装置に
    おいて、 上記バッテリが過充電又は過放電の状態になったときに
    警告を行うバッテリ状態報知手段をさらに備えたことを
    特徴とする車両用冷凍冷蔵装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の車両用冷凍冷蔵装置に
    おいて、 通常は上記バッテリとそれが接続される回路とを電気的
    に接続し、上記バッテリが過充電又は過放電の状態にな
    ったときに上記バッテリをそれが接続される回路から電
    気的に切り離すスイッチ手段を備えたことを特徴とする
    車両用冷凍冷蔵装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の車両用
    冷凍冷蔵装置において、 上記バッテリの電圧が所定の上限値よりも高いときに過
    充電の状態とし、また、上記バッテリの電圧が所定の下
    限値よりも低いときに過放電の状態とすることを特徴と
    する車両用冷凍冷蔵装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の車両用冷凍冷蔵装置に
    おいて、 上記電力変換装置は、上記発電機からの交流出力を直流
    に変換する第1の整流回路と、上記商用電源入力手段か
    らの交流出力を直流に変換する第2の整流回路と、上記
    制御手段による制御に基づいて入力した直流を交流に変
    換するインバータ部とを備え、上記第1の整流回路、上
    記第2の整流回路及び上記バッテリは並列に接続され
    て、上記インバータ部に対して入力されることを特徴と
    する車両用冷凍冷蔵装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の車両用冷凍冷蔵装置に
    おいて、 上記第2の整流回路と直列に接続されたリアクトルを有
    し、該リアクトルと上記第2の整流回路との直列回路
    が、上記第1の整流回路と並列に接続されたことを特徴
    とする車両用冷凍冷蔵装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の車両用冷凍冷蔵装置に
    おいて、 上記制御手段は、上記バッテリが電源として用いられる
    場合、上記電動圧縮機に対する連続運転時間、回転数、
    運転電流または運転電力の少なくとも1つについて上限
    値を設けることを特徴とする車両用冷凍冷蔵装置。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の車両用冷凍冷蔵装置
    において、 上記制御手段は、上記電源の種類に応じて、上記電動圧
    縮機に対する回転数、運転電流または運転電力の少なく
    とも1つについて上限値を設定することを特徴とする車
    両用冷凍冷蔵装置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の車両用冷凍冷蔵装置
    において、 上記発電機、上記バッテリまたは上記商用電源の中のい
    ずれが電源として用いられているか判別する電源判別手
    段と、 該電源判別手段からの判別結果に基づき、上記商用電源
    が電源として用いられているときに、上記車両のエンジ
    ンを停止させるエンジン停止手段とを設けたことを特徴
    とする車両用冷凍冷蔵装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の車両用冷凍冷蔵装
    置において、 上記電源判別手段は、上記発電機の出力電圧もしくは出
    力電圧の周波数、または上記エンジンの回転数に基づい
    て上記発電機が電源として利用されているか否かを判別
    することを特徴とする車両用冷凍冷蔵装置。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の車両用冷凍冷蔵装
    置において、 上記電源判別手段は、上記商用電源に入力される電圧に
    基づき商用電源が電源として利用されているか否かを判
    別することを特徴とする車両用冷凍冷蔵装置。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし請求項13のいずれか
    1つに記載の車両用冷凍冷蔵装置において、 上記電動圧縮機はモータを内蔵した密閉型電動圧縮機で
    あることを特徴とする車両用冷凍冷蔵装置。
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