JPH0431123A - 車両用冷凍装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、生鮮食品の運搬等に用いる車両用冷凍装置
に関する。

（従来の技術） 一般に、この種の車両用冷凍装置は、車両を含めて冷凍
車と称することが多い。−例を第３図に示す。

１は冷凍車で、運転室２および荷台３を有し、その荷台
３にコンテナ４を積載している。

コンテナ４内に冷却ユニット（蒸発ユニット）５を設け
、荷台３の下部に凝縮ユニット６を設けている。そして
、運転室２の下方のエンジンルームに圧縮機７を設け、
その圧縮機７に上記冷却ユニット５の熱交換器および凝
縮ユニット６の熱交換器を連通し、冷凍装置を構成して
いる。

圧縮機７は、プーリ８およびベルト９を介してエンジン
の出力軸に連結してあり、そのエンジンから動力を受け
て動作する。

すなわち、圧縮機７を駆動し、さらに冷却ユニット５の
ファンを動作させることにより、コンテナ４の内部を冷
却することができる。

また、ヨーロッパ等の地域で用いられる冷凍車としては
、エンジン駆動の発電機を設け、その発電により圧縮Ｉ
Ｉ（密閉形圧縮機）のモータを駆動し、上記同様にコン
テナの内部を冷却するものがある。

さらに、最近では、主に近距離配送用として、内部に蓄
冷剤を入れたコールドボックスの利用がある。これは、
複数のコールドボックスを収容物の種類や行き先別に分
けて車両に積載し、逐次に積み降ろしていく方式である
。

（発明、か解決しようとする課題） ところで、上記のようにコンテナ４の内部全体を冷却す
る冷凍車では、被冷却物の積み降ろしのたびにコンテナ
４の扉を開くため、コンテナ４内の温度か変化し易く、
特に近距離配送では扉の開閉が頻繁となるため、最適な
冷却温度の維持。

管理が困難である。

一方、コールドボックスの場合、近距離配送には便利で
あるか“、蓄冷剤の入れ替えが面倒であるなどの欠点が
ある。

この発明は上記の事情を考慮したもので、請求項１の目
的は、蓄冷剤を要することなく、また最適な冷却温度の
容易な維持、管理を可能としながらコールドボックスを
採用することができ、長距離から近距離まで全ての配送
にわたって安全かつ高品質の保存を可能とする信頼性に
すぐれた車両用冷凍装置を提供することにある。

請求項２の目的は、蓄冷剤を要することなく、また最適
な冷却温度の容易な維持、管理を可能としなからコール
ドボックスを採用することができ、しかもコールドボッ
クス内の冷却状況を運転者に知らせることかでき、長距
離から近距離まで全ての配送にわたって安全かつ高品質
の保存を可能とする信頼性にすぐれた車両用冷凍装置を
提供することにある。

請求項３の目的は、請求項１または請求項２の効果に加
え、バッテリ電源にいわゆるバッテリ上りの心配が生し
た場合に、バッテリ上りに至らないよう冷却を続けるこ
とかできる車両用冷凍装置を提供することにある。

［発明の構成〕 （課題を解決するための手段） 請求項１の車両用冷凍装置は、運転室および荷台を有す
る車両において、上記荷台に設けた複数の電源コンセン
トと、これら電源コンセントに電力を供給するバッテリ
電源と、このバッテリ電源を充電する発電機と、上記荷
台に設けた複数の情報コンセントと、これら情報コンセ
ントに上記運転室から設定温度データを送るコントロー
ルユニットと、上記各電源コンセントから動作電力を取
込み且つ上記各情報コンセントから設定温度データを取
込んで動作する冷凍機を有し上記荷台への積載か可能な
複数台のコールドボックスとを備える。

請求項２の車両用冷凍装置は、上記請求項１に記載の車
両用冷凍装置において、各コールドボックスに内部の温
度を検知する温度センサを設け、これら温度センサの検
知温度データを各情報コンセントを通してコントロール
ユニットに送る手段を設け、コントロールユニットに検
知温度データおよび設定温度データの報知手段を設ける
。

請求項３の車両用冷凍装置は、上記請求項１または請求
項２に記載の車両用冷凍装置において、各コールドボッ
クスの冷凍機に能力可変式の圧縮機を設け、バッテリ電
源の充電量を検出する検出手段を設け、この検出手段の
検出結果に応じて上記圧縮機の能力を制御する制御手段
を設ける。

（作用） 請求項１の車両用冷凍装置では、発電機でバッテリ電源
を充電し、そのバッテリ電源の電力を電源コンセントを
介して荷台の複数のコールドボックスに供給する。さら
に、運転室のコントロールユニットにおける設定温度デ
ータを情報コンセントを介して上記各コールドボックス
に送る。

各コールドボックスは、電源コンセントからの電力を動
作電力として、且つ情報コンセントからの設定温度デー
タに従い、冷凍装置を動作させる。

請求項２の車両用冷凍装置では、発電機でバッテリ電源
を充電し、そのバッテリ電源の電力を電源コンセントを
介して荷台の複数のコールドボックスに供給する。さら
に、コントロールユニットにおける設定温度データを情
報コンセントを介して上記各コールドボックスに送る。

各コールドボックスは、電源コンセントからの電力を動
作電力として、且つ情報コンセントからの設定温度デー
タに従い、冷凍装置を動作させる。

このとき、各コールドボックス内の温度を検知し、その
検知温度データを上記情報コンセントを介してコントロ
ールユニットに送り、同コントロールユニットで検知温
度データを特徴する 請求項３の車両用冷凍装置は、上記請求項１または請求
項２の作用に加え、バッテリ電源の充電量を検出し、そ
の検出結果に応じて各コールドボックスの冷凍装置の能
力を制御する。

（実施例） 以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。なお、図面において第３図と同一部分には同一符
号を付し、その詳細な説明は省略する。

第１図に示すように、荷台３上のコンテナ４に複数の電
源コンセントｌｌａ、ｌｌｂ、・・・ｌｌｎを設け、こ
れら電源コンセントを電線１２を介してバッテリ電源１
３に接続する。このバッテリ電源１３は、車両用にもと
もと装備されているものでも、また冷凍装置用として別
個に設けたものでもよい。

バッテリ電源１３を発電機１４に接続し、この発電機１
４の回転軸をプーリ１５およびベルト１６を介して後述
するエンジン４０の出力軸に連結する。

発電機］４は、エンジン４０の動力を受けて回転するこ
とにより交流電力を発生し、それを内部の整流器で整流
して出力するものである。

また、荷台Ｂ上のコンテナ４に複数の情報コンセント１
７ａ、１７ｂ、・・１７ｎを設けるとともに、運転室２
にコントロールユニット３０を設け、このコントロール
ユニット３０と上記各情報コンセントとを電線１８で接
続する。

情報コンセント１７ａ、１７ｂ、・・・１７ｎの数は、
電源コンセントｌｌａ、ｌｌｂ、　・・・ｌｌｎの数と
同しである。

そして、コンテナ４内に複数のコールドボックス２０ａ
、２０ｂ、・・・２Ｏｎを積載可能としている。

これらコールドボックス２０ａ、２０ｂ、　・・・２Ｏ
ｎは、被冷却物の収容庫であり、それぞれが庫内冷却用
の冷凍装置を内蔵している。

また、コールドボックス２０ａ、２０ｂ、・・・２Ｏｎ
は、積載時に上記電源コンセント１１ａ。

］１ｂ、・・ｌｌｎへの接続か可能な電源プラグ、およ
び上記情報コンセント１７ａ、１７ｂ、・・・１７ｎへ
の接続が可能な信号伝達プラグを有している。

コールドボックス２０ａ、２０ｂ、−＝２０ｎの冷凍装
置は、能力可変式の圧縮機に凝縮器、減圧器、蒸発器を
連通して冷凍サイクルを構成し、蒸発器により庫内空気
から熱を奪い、その奪った熱を凝縮器によりコンテナ４
内に排出する働きをする。また、各冷凍装置は、電源コ
ンセント１１ａ。

１１ｂ、・・ｌｌｎから取込んだ電力で圧縮機を動作さ
せ、且つ情報コンセント１７ａ、１７ｂ、・・１７　ｎ
から取込んた設定温度データに従って圧縮機の動作を制
御する機能を有する。

制御回路を第２図に示す。

まず、コールドボックス２０ａ、２０ｂ、・・・２Ｏｎ
は、それぞれかマイクロコンピュータおよびその周辺回
路からなる制御部２１を有し、その制御部２１にインバ
ータ゛回路２２、圧縮機モータ２３、庫内温度センサ２
４、切換スイッチ２５、および温度設定器２６を接続し
た構成となっている。

インバータ回路２２は、電源コンセントから取込んだ直
流電圧を制御部２１の指令に応じた所定周波数（および
電圧）の三相交流に変換し、圧縮機モータ２３に駆動電
力として供給するものである。

庫内温度センサ２４は、庫内の温度を検知するものであ
る。

切換スイッチ２５は、コントロールユニット３０の設定
温度データおよび温度設定器２６の設定温度データのう
ち、いずれか一方を選択的に取込むためのものである。

温度設定器２６は、庫内温度を設定するためのものであ
る。

コントロールユニット３０は、マイクロコンピュータお
よびその周辺回路からなる制御部３１を有し、その制御
部３１に温度設定器３２、報知手段であるところの表示
器３３、および検出手段であるところの充電量検出器３
４を接続した構成となっている。

温度設定器３２は、コールドボックス２０ａ。

２０ｂ、・・・２Ｏｎの庫内温度をそれぞれ設定するた
めのもので、コールドボックスごとの個別の設定を可能
としている。

充電量検出器３４は、バッテリ電源１３の充電量（電圧
）を検出するものである。なお、充電量検出器３４の出
力端は電線１８を介して情報コンセント１７ａ、１７ｂ
、・・・１７ｎにも接続している。

そして、制御部３１は、温度設定器３２で設定される複
数の設定温度データを情報コンセント１７ａ、１７ｂ、
・・・１７ｎへ分配して送る機能手段と、同各設定温度
データを表示器３３で表示する機能手段と、情報コンセ
ント１７ａ、１７ｂ・・１７ｎから送られてくる複数の
検知温度データを表示器３３で表示する機能手段と、充
電量検出器３４の検出結果を表示器３３で表示する機能
手段とを備えている。

また、コールドボックス２０ａ、２０ｂ、・・・２Ｏｎ
の制御部２１は、充電量検出器３４の検出結果と予め記
憶している設定値とを比較する機能手段と、この比較に
おいて検出結果が設定値より大きいとき、つまりバッテ
リ電源１３にバッテリ上りの心配かないとき、コントロ
ールユニット３０から情報コンセント１７ａ、１７ｂ、
　　・・・１７ｎを通して送られてくる設定温度データ
（または温度設定器２６の設定温度データ）と庫内温度
センサ２４の検知温度との差に応じてインバータ回路２
２の出力周波数を制御する制御機能手段と、上記の比較
において検出結果が設定値より小さいとき、つまりバッ
テリ電源１３にバッテリ上りの心配があるとき、庫内温
度センサ２４の検知温度にかかわらずインバータ回路２
２の出力周波数を低めの一定値に維持する制御機能手段
と、庫内温度センサ２４の検知温度データを情報コンセ
ント１７ａ、１７ｂ、・・・１７ｎを通してコントロー
ルユニット３０に送る機能手段とを備えている。

なお、４０は車両のエンジンで、そのエンジン４０の出
力軸にプーリ４１．ベルト１６．およびプーリ］５を介
して上記発電機１４の回転軸を連結している。

つぎに、上記の構成において作用を説明する。

エンジンを始動すると、発電機１４が動作し、バッテリ
電源１３を充電する。

コンテナ４内にコールドボックス２０ａ。

２０ｂ　・　２Ｏｎを積載し、その各コールドボックス
の電源プラグを電源コンセント１ｌａ１１ｂ　　・・ｌ
ｌｎに接続する。さらに、各コールドボックスの信号伝
達プラグを情報コンセント１７ａ　　１７ｂ　　・・・
１７ｎに接続する。

この接続に際し、バッテリ電［１３の電圧か動作電力と
して各コールドボックスに加わる。また、コントロール
ユニット３０て設定された複数の設定温度データか各コ
ールドボックスに加わる。

各コールドボックスでは、冷凍装置が、バッテリ電源１
３の電圧を動作電力として、且つコントロールユニット
３０からの設定温度データに従って動作する。

すなわち、庫内温度センサ２４の検知温度と設定温度と
の差に応じて冷凍装置の圧縮機の能力が変化し、庫内温
度が設定温度に到達する。

たたし、バッテリ電源１３の充電量が設定値以下になる
と、庫内温度にかかわらず冷凍装置の圧縮機の能力が低
めの一定値となり、全てのコールドボックスで弱めの冷
却が行なわれる。

すなわち、バッテリ電源１３のバ・ンテリ上りを防ぎな
がら、なるべく長い時間にわたって冷却を続けることが
できる。

庫内温度および設定温度は、コントロールユニット３０
の表示器３３で表示される。

なお、コールドボックス２０ａ、２０ｂ、・・・２Ｏｎ
には種類や行き先の異なる生鮮食品等を収容し、それら
コールドボックスを逐次に積み降ろしていくことになる
。

したかって、従来のように蓄冷剤を要することなく、ま
た最適な冷却温度の容易な維持、管理を可能としなから
コールドボックスを採用することができ、長距離から近
距離まで全ての配送にわたって安全かつ高品質の保存が
可能となる。

しかも、運転者は、コントロールユニット３０の表示器
３３を見ることにより、運転室２に居ながらにして、つ
まり運転中でも、コールドボックス内の冷却状況を容易
に知ることができる。

ところで、電線１２をバッテリ電源１３から切り離し、
さらに電線１８をコントロールユニット３０から切り離
し、コールドボックスをコンテナ４ごと運搬することも
可能である。

なお、上記実施例において、コンテナ４は必ずしも設け
る必要はなく、固定機能さえあれば、コールドボックス
２Ｑａ、２０ｂ、・・・２Ｏｎを荷台３上に直接的に積
載する構成としてもよい。

その他、この発明は上記実施例に限定されるものではな
く、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。

［発明の効果コ 以上述べたようにこの発明によれば、 請求項１の車両用冷凍装置は、運転室および荷台を有す
る車両において、上記荷台に設けた複数の電源コンセン
トと、これら電源コンセントに電力を供給するバッテリ
電源と、このバッテリ電源を充電する発電機と、上記荷
台に設けた１（数の情報コンセントと、これら情報コン
セントに」−記運転室から設定温度データを送るコント
ロールユニットと、上記各電源コンセントから動作・−
シカを取込み且つ上記各情報コンセントから設定温度デ
ータを取込んで動作する冷凍機を有し上記荷台への積載
が可能な複数台のコールドボックスとを備えたので、蓄
冷剤を要することなく、また最適な冷却温度の容易な維
持２管理を可能としながらコールドボックスを採用する
ことができ、長距離から近距離まで全ての配送にわたっ
て安全かつ高品質装置において、各コールドボックスに
内部の温度を検知する温度センサを設け、これら温度セ
ンサの検知温度データを各情報コンセントを通してコン
トロールユニットに送る手段を設け、コントロールユニ
ットに検知温度データおよび設定温度ブタの報知手段を
設けたので、蓄冷剤を飲することなく、また最適な冷却
温度の容易な維持、管理を可能としながらコールドボッ
クスを採用することかでき、しかもコールドボックス内
の冷却状況を運転者に知らせることができ、長距離から
近距離まで全ての配送にわたって安全かつ高品質の保載
の車両用冷凍装置において、各コールドボックスの冷凍
機に能力可変式の圧縮機を設け、バッテリ電源の充電量
を検出する検出手段を設け、この検出手段の検出結果に
応じて上記圧縮機の能力を制御する制御手段を設けたの
で、請求項］または請求項２の効果に加え、バッテリ電
源にいわゆるバッテリ上りの心配が生した場合に、バッ
テリ上りに至らないよう冷却を続けることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の全体の構成を概略的に示
す図、第２図は同実施例の制御回路の構成を示す図、第
３図は従来の冷凍車の全体の構成を概略的に示す図であ
る。 ２・・・運転室、３・・・２台、４・・・コンテナ、１
１ａ、ｌｌｂ、・・・ｌｌｎ・・・・・・電源コンセン
ト、１３・・・バッテリ電源、１４・・・発電機、１７
ａ。 １７ｂ、・・・１７ｎ・・・・・・情報コンセント、２
０ａ。 ２０ｂ、・・・２Ｏｎ・・・・・・コールトポ・ソクス
、３０・・・コントロールユニット。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）運転室および荷台を有する車両において、上記荷
   台に設けた複数の電源コンセントと、これら電源コンセ
   ントに電力を供給するバッテリ電源と、このバッテリ電
   源を充電する発電機と、上記荷台に設けた複数の情報コ
   ンセントと、これら情報コンセントに上記運転室から設
   定温度データを送るコントロールユニットと、上記各電
   源コンセントから動作電力を取込み且つ上記各情報コン
   セントから設定温度データを取込んで動作する冷凍機を
   有し上記荷台への積載が可能な複数台のコールドボック
   スとを具備したことを特徴とする車両用冷凍装置。
2. （２）請求項１に記載の車両用冷凍装置において、各コ
   ールドボックスに内部の温度を検知する温度センサを設
   け、これら温度センサの検知温度データを各情報コンセ
   ントを通してコントロールユニットに送る手段を設け、
   コントロールユニットに検知温度データおよび設定温度
   データの報知手段を設けたことを特徴とする車両用冷凍
   装置。
3. （３）請求項１または請求項２に記載の車両用冷凍装置
   において、各コールドボックスの冷凍機に能力可変式の
   圧縮機を設け、バッテリ電源の充電量を検出する検出手
   段を設け、この検出手段の検出結果に応じて上記圧縮機
   の能力を制御する制御手段を設けたことを特徴とする車
   両用冷凍装置。