JPH11304300A - 冷凍サイクル - Google Patents

冷凍サイクル

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JPH11304300A
JPH11304300A JP11487198A JP11487198A JPH11304300A JP H11304300 A JPH11304300 A JP H11304300A JP 11487198 A JP11487198 A JP 11487198A JP 11487198 A JP11487198 A JP 11487198A JP H11304300 A JPH11304300 A JP H11304300A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigeration cycle
accumulator
compressor
dimples
refrigerant
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11487198A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanari Yamazaki
▲崎▼ 隆 也 山
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11487198A priority Critical patent/JPH11304300A/ja
Publication of JPH11304300A publication Critical patent/JPH11304300A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機器類の冷媒を通す部分の内面における冷媒
の流れ状態を改善し、高効率で低騒音の冷凍サイクルを
提供する。 【解決手段】 例えば、冷媒を通す機器類としての圧縮
機1において、その密閉容器10の上端面に突設された
吐出管14の内面に、多数のディンプルdが形成されて
いる。このことにより、圧縮機1の吐出管14におい
て、その内面に形成された複数のディンプルdによっ
て、冷媒流の粘性抵抗を低減させ、また境界面での乱流
の発生を抑えることができる。このため、特に圧縮機1
に関して、従来より高効率で低騒音の冷凍サイクルを提
供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒を通す機器類
(例えば圧縮機等)を備えた冷凍サイクルに係り、とり
わけ、機器類の冷媒を通す部分における冷媒の流れ状態
を改善するための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に、本発明が適用される一般的な冷
凍サイクルの構造が例示されている。図7に示す冷凍サ
イクルは、冷媒を通す機器類としての圧縮機1、凝縮器
3、膨張機構4、蒸発器5及びアキュムレータ2と、こ
れらを順次連結する冷媒配管6とを備えている。
【0003】この冷凍サイクルにおいては、アキュムレ
ータ2によって液成分を分離された冷媒ガスが、圧縮機
1において吸込管12から吸い込まれ、圧縮され、吐出
管14から吐き出されるようになっている。
【0004】また、上記機器類の冷媒を通す部分、例え
ば圧縮機1の吐出管14やアキュムレータ2の内面は、
略平滑な面に形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな冷凍サイクルでは、上記機器類の冷媒を通す部分の
内面において、冷媒流の粘性抵抗が比較的大きく、また
境界面での乱流が発生しやすいため、サイクル効率と騒
音低減の点で、ある程度限界があった。
【0006】本発明は、このような点を考慮してなされ
たものであり、機器類の冷媒を通す部分の内面における
冷媒の流れ状態を改善することにより、高効率で低騒音
の冷凍サイクルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、冷媒を通
す機器類を備えた冷凍サイクルにおいて、前記機器類の
冷媒を通す部分の内面に、複数のディンプルが形成され
ていることを特徴とする冷凍サイクルである。
【0008】この第1の手段によれば、機器類の冷媒を
通す部分において、その内面に形成された複数のディン
プルによって、冷媒流の粘性抵抗を低減させ、また境界
面での乱流の発生を抑えることができる。
【0009】第2の手段は、第1の手段において、前記
機器類として少なくとも圧縮機を備え、前記複数のディ
ンプルを、圧縮機の吐出管の内面に形成したものであ
る。
【0010】この第2の手段によれば、圧縮機の吐出管
において、その内面に形成された複数のディンプルによ
って、冷媒流の粘性抵抗を低減させ、また境界面での乱
流の発生を抑えることができる。
【0011】第3の手段は、第1の手段において、前記
機器類として少なくとも圧縮機と、この圧縮機の吸込側
に介設されるアキュムレータとを備え、前記複数のディ
ンプルを、前記アキュムレータの内面に形成したもので
ある。
【0012】この第3の手段によれば、アキュムレータ
において、その内面に形成された複数のディンプルによ
って、冷媒流の粘性抵抗を低減させ、また境界面での乱
流の発生を抑えることができる。
【0013】第4の手段は、第3の手段において、前記
複数のディンプルを、前記アキュムレータの入口管の内
面に形成したものである。
【0014】第5の手段は、第3の手段において、前記
複数のディンプルを、前記アキュムレータの出口管の内
面に形成したものである。
【0015】第6の手段は、第3の手段において、前記
複数のディンプルを、前記アキュムレータのカップの内
面に形成したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図6は本発明によ
る冷凍サイクルの実施の形態を示す図である。なお、図
1乃至図6に示す本発明の実施の形態において、図7に
示す一般的な冷凍サイクルと同一の構成部分には同一符
号を付すと共に、適宜図7も参照して説明する。
【0017】[第1の実施形態]まず、図1及び図2に
より本発明の第1の実施形態について説明する。図1に
は、本実施形態の冷凍サイクルにおける圧縮機1の要部
が示されている。
【0018】この圧縮機1は、図7に示すように、その
吸込管12から冷媒を吸い込んで密閉容器10内におい
て圧縮し、吐出管14から吐き出すように構成されてい
る。そして、この圧縮機1によって、冷凍サイクルの機
器類(例えば凝縮器3、膨張機構4、蒸発器5、アキュ
ムレータ2及び圧縮機1自身)に冷媒が通される(循環
する)ようになっている。なお、図7に符号16で示す
のは、圧縮機1の端子部である。
【0019】そして、図1に示すように、本実施形態の
圧縮機1は、その密閉容器10の上端面に突設された吐
出管14の内面に、多数のディンプルdが形成されてい
る。これらのディンプルdは、図2に示す略半球面形状
の他、略円錐面形状や略角錐面形状等の他の形状に形成
してもよい。
【0020】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、圧
縮機1の吐出管14において、その内面に形成された多
数のディンプルdによって、冷媒流の粘性抵抗を低減さ
せ、また境界面での乱流の発生を抑えることができる。
このため、特に圧縮機1に関して、従来より高効率で低
騒音の冷凍サイクルを提供することができる。
【0021】[第2の実施形態]次に、図3により本発
明の第2の実施形態について説明する。図3には、本実
施形態の冷凍サイクルにおけるアキュムレータ2の構造
が示されている。
【0022】このアキュムレータ2は、図7に示すよう
に、圧縮機1に吸い込まれる冷媒中の液成分を分離する
ために、圧縮機1の吸込側に介設されるものである。ま
た、アキュムレータ2は、密閉容器状のカップ24と、
このカップ24の上端部から延びる入口管20と、カッ
プ24内部を貫通してカップ24の下端部から延出する
出口管22とを有し、この出口管22の先端部が圧縮機
1の吸込管12に接続されている。
【0023】そして、図3に示すように、本実施形態の
アキュムレータ2は、その入口管20及び出口管22の
内面に、上述したような多数のディンプルdが形成され
ている。
【0024】なお、アキュムレータ2の上記カップ24
は、上半部24aと下半部24bとからなり、これらの
上半部24a及び下半部24bはそれぞれ、互いに連結
される円筒形部分26a,26bと、これらの円筒形部
分26a,26bの端部を塞ぐ半球形部分28a,28b
とから構成されている。
【0025】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、ア
キュムレータ2の入口管20及び出口管22において、
その内面に形成された複数のディンプルdによって、冷
媒流の粘性抵抗を低減させ、また境界面での乱流の発生
を抑えることができる。このため、特にアキュムレータ
2の入口管20及び出口管22に関して、従来より高効
率で低騒音の冷凍サイクルを提供することができる。
【0026】なお、図3において、アキュムレータ2の
入口管20及び出口管22の両方の内面にディンプルd
を形成する場合について説明したが、入口管20又は出
口管22のいずれか一方の内面にディンプルdを形成す
るようにしてもよく、その場合も、入口管20又は出口
管22のいずれか一方に関して、同様の作用効果を奏す
ることができる。
【0027】[第3の実施形態]次に、図4により本発
明の第3の実施形態について説明する。図4に示すよう
に、本実施形態は、上記アキュムレータ2において、入
口管20及び出口管22の内面に代えて、カップ24の
内面に多数のディンプルdを形成した点で上記第2の実
施形態と異なり、その他の構成は上記第2の実施形態と
同様である。
【0028】次に、このような構成よりなる本実施形態
の作用効果について説明する。本実施形態によれば、ア
キュムレータ2のカップ24において、その内面に形成
された複数のディンプルdによって、冷媒流の粘性抵抗
を低減させ、また境界面での乱流の発生を抑えることが
できる。このため、特にアキュムレータ2のカップ24
に関して、従来より高効率で低騒音の冷凍サイクルを提
供することができる。
【0029】なお、図4において、アキュムレータ2の
カップ24全体の内面にディンプルdを形成する場合に
ついて説明したが、カップ24の上半部24a又は下半
部24bのいずれか一方の内面にディンプルdを形成す
るようにしてもよく、その場合も、程度の差はあって
も、図4に示すものと同様の作用効果を奏することがで
きる。
【0030】また、図5に示すように、アキュムレータ
2のカップ24において、上半部24aと下半部24b
の両方の円筒形部分26a及び26bの内面にディンプ
ルdを形成するようにしてもよく、また、上半部24a
と下半部24bのいずれか一方の円筒形部分26a又は
26bの内面にディンプルdを形成するようにしてもよ
い。
【0031】さらに、図6に示すように、アキュムレー
タ2のカップ24において、上半部24aと下半部24
bの両方の半球形部分28a及び28bの内面にディン
プルdを形成するようにしてもよく、また、上半部24
aと下半部24bのいずれか一方の半球形部分28a又
は28bの内面にディンプルdを形成するようにしても
よい。
【0032】そして、以上のような変型例によっても、
程度の差はあっても、図4に示すものと同様の作用効果
を奏することができる。
【0033】また、図3と図4に示す実施形態を組み合
わせて、アキュムレータ2の入口管20、出口管22及
びカップ24の内面全体にディンプルdを形成するよう
にしてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、機器類の冷媒を通す部
分において、その内面に形成された複数のディンプルに
よって、冷媒流の粘性抵抗を低減させ、また境界面での
乱流の発生を抑えることができるので、従来より高効率
で低騒音の冷凍サイクルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷凍サイクルの第1の実施形態に
おける圧縮機の要部を示す縦断面図。
【図2】図1に示す圧縮機の吐出管壁面の拡大図。
【図3】本発明による冷凍サイクルの第2の実施形態に
おけるアキュムレータを示す縦断面図。
【図4】本発明による冷凍サイクルの第3の実施形態に
おけるアキュムレータを示す縦断面図。
【図5】図4に示すアキュムレータの第1の変型例を示
す縦断面図。
【図6】図4に示すアキュムレータの第2の変型例を示
す縦断面図。
【図7】本発明が適用される一般的な冷凍サイクルの構
造を示す図であって、圧縮機を側面図(一部縦断面)
で、アキュムレータを縦断面図で、その他の構成要素を
ブロック図で、ぞれぞれ示す図。
【符号の説明】
1 圧縮機(機器類) 10 密閉容器 12 吸込管 14 吐出管 2 アキュムレータ(機器類) 20 入口管 22 出口管 24 カップ d ディンプル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒を通す機器類を備えた冷凍サイクルに
    おいて、 前記機器類の冷媒を通す部分の内面に、複数のディンプ
    ルが形成されていることを特徴とする冷凍サイクル。
  2. 【請求項2】前記機器類として少なくとも圧縮機を備
    え、 前記複数のディンプルは、圧縮機の吐出管の内面に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の冷凍サイク
    ル。
  3. 【請求項3】前記機器類として少なくとも圧縮機と、こ
    の圧縮機の吸込側に介設されるアキュムレータとを備
    え、 前記複数のディンプルは、前記アキュムレータの内面に
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の冷凍サ
    イクル。
  4. 【請求項4】前記複数のディンプルは、前記アキュムレ
    ータの入口管の内面に形成されていることを特徴とする
    請求項3記載の冷凍サイクル。
  5. 【請求項5】前記複数のディンプルは、前記アキュムレ
    ータの出口管の内面に形成されていることを特徴とする
    請求項3記載の冷凍サイクル。
  6. 【請求項6】前記複数のディンプルは、前記アキュムレ
    ータのカップの内面に形成されていることを特徴とする
    請求項3記載の冷凍サイクル。
JP11487198A 1998-04-24 1998-04-24 冷凍サイクル Withdrawn JPH11304300A (ja)

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JP11487198A JPH11304300A (ja) 1998-04-24 1998-04-24 冷凍サイクル

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JP (1) JPH11304300A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004003394A1 (ja) 2002-06-27 2004-01-08 Asahi Tec Corporation 表面加工体及び表面加工方法並びに表面加工装置
US7094476B2 (en) 2002-06-27 2006-08-22 Asahi Tec Corporation Surface-treated product, surface-treatment method, and surface-treatment apparatus

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705