JPH11304235A - 空気調和装置用エアフィルター及びこれを備えた空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置用エアフィルター及びこれを備えた空気調和装置

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JPH11304235A
JPH11304235A JP10116529A JP11652998A JPH11304235A JP H11304235 A JPH11304235 A JP H11304235A JP 10116529 A JP10116529 A JP 10116529A JP 11652998 A JP11652998 A JP 11652998A JP H11304235 A JPH11304235 A JP H11304235A
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filter
air
air filter
air conditioner
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JP10116529A
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Ryoji Matsui
良次 松井
Hiroyuki Nakajima
宏之 中島
Daisuke Miyake
大輔 三宅
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアフィルターの装脱に伴う作業スペースの
狭小化と装脱作業の容易化を図り得るようにした空気調
和装置用エアフィルター及びこれを備えた空気調和装置
を提供する。 【解決手段】 空気調和装置の通風経路中に設けられる
エアフィルター6を、その装脱方向に分割された複数の
フィルター部材6A,6B,・・で構成するとともに、
これら複数のフィルター部材6A,6B,・・間にはこ
れら相互を連結・離脱可能とする連結・離脱機構Xを設
ける。かかる構成とすることで、例えばエアフィルター
6がその長さ方向に一体構成とされている場合に比し
て、該エアフィルター6の装脱時におけるケーシング2
の前方側及び上方側への延出量が小さくなり、該エアフ
ィルター6の装脱時の作業スペースの狭小化が図られ、
特に床置型空気調和装置においては作業者の背丈が比較
的低い場合でも該エアフィルター6を容易に装脱するこ
とができ、その作業性がより一層向上するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、空気調和装置用
エアフィルター及びこれを備えた空気調和装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に床置型空気調和装置は、ケーシン
グの前面に吸込口を、天面に吹出口をそれぞれ設ける一
方、該ケーシングの機内空間には、上記吸込口から上記
吹出口に至る空気流路を横切るように、平板状の外観形
態をもつ熱交換器を配置するとともに、該熱交換器の前
面側(空気上流側)には平板状の外観形態をもつエアフ
ィルターを近接配置して構成される。
【0003】かかる床置型空気調和装置においては、設
置スペースの狭小化の要請から、空調能力を維持しつつ
その外観形態のコンパクト化を図ることが試みられてお
り、その一つの方法として、小型化されたケーシング内
に熱交換器を傾斜配置してその伝熱面積を確保すること
が提案されている。
【0004】この場合、上記エアフィルターも、上記熱
交換器の傾斜配置に対応して傾斜配置され、しかもその
装脱作業は、該エアフィルターをその傾斜方向に沿って
移動させることで行われるのが通例である。また、この
エアフィルターは、その要求されるフィルター面積が大
きい場合には、その装脱時の取扱性を考慮して、これを
その幅方向に適宜分割した構成とし、これら分割された
エアフィルターをそれぞれ個別に装脱するようにしてい
るが、その長さ方向(即ち、装脱方向)においては、該
エアフィルターの装脱がこれをその装脱方向に移動させ
ることで行われるものであることから、分割することな
く一体構成とするのが通例である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、床置型空気
調和装置は、比較的大きな空調能力が要求される場合に
採用されるものであり、従って、元来、その熱交換器の
形状に対応してエアフィルターも比較的大きなものとな
っている。このように、エアフィルターが比較的大きな
形態をもつものであるにも拘わらず、さらに上述の如
く、外観形態のコンパクト化の要請に応えるべくケーシ
ング内に熱交換器と共に上記エアフィルターを傾斜配置
すると、該エアフィルターがさらに大型化し、その長さ
寸法が益々長くなる。
【0006】ところが、このようにエアフィルターの長
さ寸法の大きくなると、これをその傾斜方向に沿って移
動させてケーシングに装脱する場合、該エアフィルター
の長さ方向の全体をケーシングに対して出し入れする必
要があることから、該エアフィルターのケーシング前面
側への延出量は元より、上方への延出量も大きくなる。
【0007】この結果、ケーシングの前面側及び上方側
に大きな作業スペースを必要とするとともに、特に上方
への延出量が大きくなることで、背丈の低い作業者にと
ってはエアフィルターの装脱作業が困難になるという問
題があった。
【0008】尚、かかるエアフィルターの構造に起因す
る問題は、床置型空気調和装置において特に顕著である
ものの、これに限らず他の形態の空気調和装置、例えば
壁掛型空気調和装置あるいは天井吊下型空気調和装置に
おいても発生するものである。 そこで、本願発明で
は、かかる従来のエアフィルターの構造に起因する問題
点に鑑み、エアフィルターの装脱に伴う作業スペースの
狭小化を促進するともに、該エアフィルターの装脱作業
を容易ならしめ得るようにした空気調和装置用エアフィ
ルター及びこれを備えた空気調和装置を提供することを
目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0010】本願の第1の発明では、空気調和装置の通
風経路中に配置され且つその平面方向に略平行な方向に
移動させることで装脱自在とされた空気調和装置用エア
フィルター6において、上記エアフィルター6を、その
装脱方向に分割された複数のフィルター部材6A,6
B,・・で構成するとともに、これら複数のフィルター
部材6A,6B,・・間にはこれら相互を連結・離脱可
能とする連結・離脱機構Xを設けたことを特徴としてい
る。
【0011】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる空気調和装置用エアフィルターにおいて、上記エ
アフィルター6の装脱方向を、該エアフィルター6の平
面視における長手方向としたことを特徴としている。
【0012】本願の第3の発明では、通風経路中にエア
フィルター6を備えた空気調和装置において、上記エア
フィルター6を、その平面方向に略平行な方向に移動さ
せることで装脱自在とするとともに、その装脱方向に分
割された複数のフィルター部材6A,6B,・・で構成
し、しかもこれら複数のフィルター部材6A,6B,・
・間にはこれら相互を連結・離脱可能とする連結・離脱
機構Xを設けたことを特徴としている。
【0013】本願の第4の発明では、その前面2aに吸
込口4を備え且つ床面上に載置されるケーシング2の機
内空間17の上部にファン8を配置する一方、上記吸込
口4から上記ファン8に至る通風経路中に、平板状の外
観形態を有し且つその一側面7cから他側面7dに向け
て空気を流通せしめる如く構成された熱交換器7を、そ
の上端7aが上記ケーシング2の前面2aに、その下端
7bが上記ケーシング2の背面2bにそれぞれ近接する
如く前傾配置するとともに、該熱交換器7の上記一側面
7c側には、板状の外観形態をもつエアフィルター6
を、該一側面7cに沿う如くその上端6aが上記ケーシ
ング2の上記前面2aに、その下端6bが上記背面2b
にそれぞれ近接する如く前傾配置し、該エアフィルター
6をその傾斜方向に移動させることでこれを上記機内空
間17に対して装脱し得るように構成された空気調和装
置において、上記エアフィルター6を、その装脱方向に
分割された複数のフィルター部材6A,6B,・・で構
成するとともに、これら複数のフィルター部材6A,6
B,・・間にはこれら相互を連結・離脱可能とする連結
・離脱機構Xを設けたことを特徴としている。
【0014】本願の第5の発明では、上記第4の発明に
かかる空気調和装置において、上記連結・離脱機構X
を、上記エアフィルター6の傾斜方向の上位側に位置す
る一方のフィルター部材6Aの後端6Abに設けられ且
つ下方へ開口する下向鉤状の断面形状をもつ掛止部26
と、該一方のフィルター部材6Aの下位側に隣接する他
方のフィルター部材6Bの前端6Baに設けられ且つ上
方へ開口する上向鉤状の断面形状をもつ掛止部25とで
構成したことを特徴としている。
【0015】本願の第6の発明では、上記第3又は第4
の発明にかかる空気調和装置において、上記エアフィル
ター6の装脱方向を、該エアフィルター6の平面視にお
ける長手方向としたことを特徴としている。
【0016】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0017】(a) 本願の第1の発明にかかる空気調
和装置用エアフィルターによれば、空気調和装置の通風
経路中に配置され且つその平面方向に略平行な方向に移
動させることで装脱自在とされた空気調和装置用エアフ
ィルター6において、上記エアフィルター6を、その装
脱方向に分割された複数のフィルター部材6A,6B,
・・で構成するとともに、これら複数のフィルター部材
6A,6B,・・間にはこれら相互を連結・離脱可能と
する連結・離脱機構Xを設けているので、例えば、上記
エアフィルター6の通風経路中への装着に際しては、上
記複数のフィルター部材6A,6B,・・を上記連結・
離脱機構Xによって連結しながら順次一つづつ装着すれ
ば良く、また上記エアフィルター6の通風経路中からの
取り外しに際しては、連結状態で装着されている上記複
数のフィルター部材6A,6B,・・を上記連結・離脱
機構Xによる連結状態を順次解除してこれを離脱させな
がら順次一つづつ取り外せば良い。
【0018】このように、上記エアフィルター6を構成
する複数のフィルター部材6A,6B,・・を順次一つ
づつ装着あるいは取り外しすることで、例えば従来のよ
うに該エアフィルター6がその長さ方向に一体構成とさ
れている場合に比して、該エアフィルター6の装脱時に
おける該エアフィルターの機外への延出量が小さくな
り、該エアフィルター6の装脱時の作業スペースの狭小
化が図られ、延いては空気調和装置のコンパクト化によ
る利点がより一層顕著となるものである。
【0019】(b) 本願の第2の発明にかかる空気調
和装置用エアフィルターによれば、上記エアフィルター
6の装脱方向を、該エアフィルター6の平面視における
長手方向としているので、かかる長手方向にエアフィル
ターを分割して上記複数のフィルター部材6A,6B,
・・を構成することで、上記(a)に記載の効果がさら
に顕著となるものである。
【0020】(c) 本願の第3の発明にかかる空気調
和装置によれば、通風経路中にエアフィルター6を備え
た空気調和装置において、上記エアフィルター6を、そ
の平面方向に略平行な方向に移動させることで装脱自在
とするとともに、その装脱方向に分割された複数のフィ
ルター部材6A,6B,・・で構成し、しかもこれら複
数のフィルター部材6A,6B,・・間にはこれら相互
を連結・離脱可能とする連結・離脱機構Xを設けている
ので、例えば、上記エアフィルター6の通風経路中への
装着に際しては、上記複数のフィルター部材6A,6
B,・・を上記連結・離脱機構Xによって連結しながら
順次一つづつ装着すれば良く、また上記エアフィルター
6の通風経路中からの取り外しに際しては、連結状態で
装着されている上記複数のフィルター部材6A,6B,
・・を上記連結・離脱機構Xによる連結状態を順次解除
してこれを離脱させながら順次一つづつ取り外せば良
い。
【0021】このように、上記エアフィルター6を構成
する複数のフィルター部材6A,6B,・・を順次一つ
づつ装着あるいは取り外しすることで、例えば従来のよ
うに該エアフィルター6がその長さ方向に一体構成とさ
れている場合に比して、該エアフィルター6の装脱時に
おけるケーシング2の前方側及び上方側への延出量が小
さくなり、該エアフィルター6の装脱時の作業スペース
の狭小化が図られ、延いては空気調和装置のコンパクト
化による利点がより一層顕著となる。
【0022】(d) 本願の第4の発明にかかる空気調
和装置によれば、エアフィルター6を、ケーシング2の
機内空間17内に前傾配置し且つこれをその傾斜方向に
移動させることで上記機内空間17に対して装脱し得る
ように構成されたものにおいて、上記エアフィルター6
を、その装脱方向に分割された複数のフィルター部材6
A,6B,・・で構成するとともに、これら複数のフィ
ルター部材6A,6B,・・間にはこれら相互を連結・
離脱可能とする連結・離脱機構Xを設けているので、例
えば、上記エアフィルター6の機内空間17への装着に
際しては、上記複数のフィルター部材6A,6B,・・
を上記連結・離脱機構Xによって連結しながら順次一つ
づつ装着すれば良く、また上記エアフィルター6の機内
空間17からの取り外しに際しては、連結状態で装着さ
れている上記複数のフィルター部材6A,6B,・・を
上記連結・離脱機構Xによる連結状態を順次解除してこ
れを離脱させながら順次一つづつ取り外せば良い。
【0023】このように、上記エアフィルター6を構成
する複数のフィルター部材6A,6B,・・を順次一つ
づつ装着あるいは取り外しすることで、例えば従来のよ
うに該エアフィルター6がその長さ方向に一体構成とさ
れている場合に比して、該エアフィルター6の装脱時に
おけるケーシング2の前方側及び上方側への延出量が小
さくなり、該エアフィルター6の装脱時の作業スペース
の狭小化が図られ、延いては空気調和装置のコンパクト
化による利点がより一層顕著となるものである。また、
特に、ケーシング2の上方側へのエアフィルター6の延
出量が小さくなることで、作業者の背丈が比較的低い場
合でも該エアフィルター6を容易に装脱することがで
き、それだけ装脱作業における作業性の向上が期待でき
る。
【0024】(e) 本願の第5の発明にかかる空気調
和装置によれば、上記(d)に記載の効果に加えて次の
ような特有の効果が奏せられる。即ち、この発明では、
上記連結・離脱機構Xを、上記エアフィルター6の傾斜
方向の上位側に位置する一方のフィルター部材6Aの後
端6Abに設けられ且つ下方へ開口する下向鉤状の断面
形状をもつ掛止部26と、該一方のフィルター部材6A
の下位側に隣接する他方のフィルター部材6Bの前端6
Baに設けられ且つ上方へ開口する上向鉤状の断面形状
をもつ掛止部25とで構成しているので、例えばエアフ
ィルター6の装着作業に際しては、先に装着される下位
側のフィルター部材6Bの掛止部25に対してその上方
から、後から装着される上位側のフィルター部材6Aの
掛止部26を掛止することで、これら両者の連結と同時
に、該上位側のフィルター部材6Aの落下が防止される
ことになる。従って、作業者は、後から装着される上位
側のフィルター部材6Aの落下を気にすることなく、単
に該フィルター部材6Aの掛止部26を、先に装着され
た下位側のフィルター部材6Bの掛止部25に掛止する
のみでこれらを順次連結しながら機内空間17内に装着
することができ、エアフィルター6の装脱作業がより一
層容易且つ簡便化されることになる。
【0025】(f) 本願の第6の発明にかかる空気調
和装置によれば、上記エアフィルター6の装脱方向を、
該エアフィルター6の平面視における長手方向としてい
るので、かかる長手方向にエアフィルターを分割して上
記複数のフィルター部材6A,6B,・・を構成するこ
とで、上記(c)又は(d)に記載の効果がさらに顕著
となるものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を好適な実施形態
に基づいて具体的に説明する。
【0027】図1及び図2には、床置型空気調和装置の
室内機1を示している。この室内機1は、縦長薄型の矩
形箱状のケーシング2を備えている。このケーシング2
の前面2aの上端寄りには上前板19が、下端寄りには
下前板20がそれぞれ装着され、これら上前板19と下
前板20の間に、開口18が形成されている。そして、
この開口18には、その中央寄り部位に多数のスリット
5,5,・・の集合体でなる吸込口4を設けた吸込グリ
ル3が着脱自在に取り付けられている。尚、この吸込グ
リル3は、これをそのまま上記ケーシング2に対して着
脱し得ることは勿論のこと、必要に応じて、例えば後述
のエアフィルター6を装着あるいは取り外しするときに
は、図2に鎖線図示するように、その下端3aを支点と
してこれをケーシング前方側に傾倒させることができ、
この傾倒状態において、該吸込グリル3の上端と上記開
口18の上端縁部との間に上記エアフィルター6の装脱
用の作業空間が形成されるようになっている。また、こ
の吸込グリル3には、上記ケーシング2の機内空間17
内に配置されるコントロールパネル12を外部に臨まし
めるためのコントロールパネル用開口が設けられてい
る。
【0028】一方、上記ケーシング2の機内空間17の
上部には、モータ9によって回転駆動される一対のファ
ン8,8が配置されている。そして、この各ファン8,
8の吹出口は、それぞれ上記ケーシング2の天面2c上
に開口しており、さらにこの各吹出口にはダクト10が
接続され、該ファン8からの吹出風は上記ダクト10を
介して所要の空調空間に供給される。
【0029】また、上記機内空間17における上記ファ
ン8,8の下方位置で且つ上記開口18に臨む位置に
は、次述するエアフィルター6と熱交換器7とが配置さ
れている。さらに、上記機内空間17の下端寄り位置に
は、ドレンパン11が配置されている。
【0030】上記熱交換器7は、略厚板平板状の外観形
態をもつクロスフィンタイプの熱交換器であって、その
上端7aを上記開口18の上端縁近傍に位置させ、また
その下端7bを上記ケーシング2の背面2bに近接させ
た前傾姿勢で取り付けられ、上記吸込口4から導入され
る空気流を該吸込口4に臨む一側面7c側から上記ファ
ン8に臨む他側面7dに向けて流通させることで熱交換
を行う。
【0031】上記エアフィルター6は、上記吸込口4か
ら導入された空気流を清浄化してこれを上記熱交換器7
側に供給するためのものであって、該熱交換器7の一側
面7cに近接し且つ該熱交換器7と略平行なる如く前傾
姿勢で配置されている。このエアフィルター6は、上記
熱交換器7の一側面7cの全域を覆い得る大きさをもつ
ものであって、これを一体形成してこれを一体的に着脱
することは困難であるため、この実施形態においては、
図1に示すように、先ず、上記エアフィルター6を、上
記熱交換器7の幅寸法の約1/4の幅寸法をもつととも
に、該熱交換器7の上端7aから下端7bに亙ってその
長さ方向(奥行き方向)の全域に対応し得る長さ寸法を
もつ縦長形態に形成し、このエアフィルター6を上記熱
交換器7の幅方向に4枚併設することで上記熱交換器7
の全域を覆うようにしている。そして、これら4枚のエ
アフィルター6,6,・・は、上記熱交換器7の一側面
7c側において該熱交換器7の幅方向に所定間隔をもっ
て平行配置されたガイドレール14,15によってその
傾斜方向に摺動自在に支持されている。尚、図1及び図
4に示すように、上記各エアフィルター6を摺動自在に
支持する上記ガイドレール14,15のうち、幅方向両
端にそれぞれ位置するガイドレール14,14は、上記
熱交換器7の管板13の端部を延出させて形成されたも
のであり、また幅方向中央寄りに位置する各ガイドレー
ル15,15,・・は、逆T字状の断面形状をもつ型材
で構成され、上記熱交換器7の一側面7c側に固定され
ている。
【0032】一方、このエアフィルター6は、これをそ
の上端6aから下端6bまで一体的に成形すると、該エ
アフィルター6を機内空間17内に装脱する際、上記ケ
ーシング2の前面2a側に該エアフィルター6の全長に
対応した大きな作業スペースを必要とし、且つ該エアフ
ィルター6が傾斜配置されていることでこれを引き出し
た時の高さ寸法が大きく、作業者の背丈によってはその
装脱が困難になることが予想されることは既述の通りで
ある。
【0033】そこで、この実施形態においては、上記エ
アフィルター6に本願発明を適用して、該エアフィルタ
ー6をその長さ方向(装脱方向)に分割した分割構造と
することで上記問題点を解消するようにしている。
【0034】即ち、図3及び図5に示すように、上記エ
アフィルター6を、その長さ方向に二分割して、第1フ
ィルター部材6Aと第2フィルター部材6Bとで構成し
ている。この二つのフィルター部材6A,6Bは同一構
成をもつものであって、矩形枠状に形成された枠体21
の内部に蛇腹状に屈曲されたフィルター材23を張設配
置して構成される。そして、この枠体21の長手方向の
一方の端部21a(即ち、第1及び第2フィルター部材
6A,6Bの前端6Aa,6Ba)には、該一方の端部
21aに連続し且つ上方に開口する上向き鉤状の断面形
状をもつ掛止部25が該一方の端部21aの全長に亙っ
て形成されている。また、この枠体21の長手方向の他
方の端部21b(即ち、第1及び第2フィルター部材6
A,6Bの後端6Ab,6Bb)には、該他方の端部2
1bに連続し且つ下方に開口する下向き鉤状の断面形状
をもつ掛止部26が該他方の端部21bの全長に亙って
形成されている。従って、上記第1フィルター部材6A
と第2フィルター部材6Bは、図3に示すように、該第
1フィルター部材6Aの後端6Abに設けた上記掛止部
26を、上記第2フィルター部材6Bの前端6Baに設
けた上記掛止部25に対してその上方から掛止すること
でその長さ方向(即ち、エアフィルター6の装脱方向)
に着脱自在に連結され、該各フィルター部材6A,6B
で一つのエアフィルター6を構成することになる。
【0035】尚、この実施形態においては上記エアフィ
ルター6を上記第1フィルター部材6Aと第2フィルタ
ー部材6Bとからなる二分割構造としているが、本願発
明はかかる構成に限定されるものではなく、必要に応じ
てその分割数を設定することができることは勿論であ
る。
【0036】このように、上記エアフィルター6を、上
記第1フィルター部材6Aと第2フィルター部材6Bと
の二分割構造とすることで、上記ケーシング2の機内空
間17に対する上記エアフィルター6の装脱作業におい
て次のような特有の作用効果が奏せられるものである。
【0037】即ち、例えば、上記エアフィルター6の機
内空間17への装着に際しては、先ず、上記吸込グリル
3を図2に鎖線図示する如く前傾させ、この状態で、該
吸込グリル3の上端側の開口部分から上記第2フィルタ
ー部材6Bを機内空間17側に差し入れ、且つこれを上
記ガイドレール14,15に沿って前方へ摺動移動させ
る。この第2フィルター部材6Bの前端6Baが上記開
口の近傍に達した時点で(図2に鎖線図示する状態を参
照)、その摺動移動を一旦停止させる。そして、次に、
第1フィルター部材6Aを用意し、該第1フィルター部
材6Aの後端6Abの上記掛止部26を、上記第2フィ
ルター部材6Bの前端6Baの上記掛止部25に対して
その上方から掛止してこれら両者を連結する(尚、この
相互に掛止される上記第1フィルター部材6A側の掛止
部26と第2フィルター部材6B側の掛止部25とで特
許請求の範囲中の「連結・離脱機構X」が構成され
る)。連結完了後、上記第1フィルター部材6Aを持っ
て、該第1フィルター部材6Aと第2フィルター部材6
Bとを一体的に前方へ摺動移動させて、上記第2フィル
ター部材6Bの後端6Bbに設けた上記掛止部26を上
記ガイドレール14,15側に設けたストッパー27
(図3参照)に当接させる。これで上記エアフィルター
6の装着が完了する。
【0038】尚、この装着状態のエアフィルター6を機
内空間17から取り外す場合には、上記装着時の作業手
順と逆の手順で作業が行われる。
【0039】このように、この実施形態のものにおいて
は、上記エアフィルター6の装脱作業に際し、上記各フ
ィルター部材6A,6Bを、上記掛止部25,26を掛
止あるいは掛止解除しながら順次一つづつ装脱すれば良
いことから、上記ケーシング2の前面2aの外側には上
記第1フィルター部材6Aあるいは第2フィルター部材
6Bの装脱を可能とする作業スペースがあれば十分であ
り、例えば、従来のように該エアフィルター6がその長
さ方向に一体構成とされている場合に比して、必要な作
業スペースが小さくなり、その結果、床置型空気調和装
置のコンパクト化による利点がより一層顕著となるもの
である。
【0040】また、エアフィルター6が第1フィルター
部材6Aと第2フィルター部材6Bの二分割構造とされ
ていることで、ケーシング2の上方側へのエアフィルタ
ー6の延出量も、従来の如き一体構造のエアフィルター
の場合に比して小さく、この結果、作業者の背丈が比較
的低い場合でも該エアフィルター6を容易に装脱するこ
とができ、それだけ装脱作業における作業性の向上が期
待できるものである。
【0041】さらに、先に装着される第2フィルター部
材6Bの前端6Baには上方に開口する掛止部25を設
け、後から装着される第1フィルター部材6Aの後端6
Abには下方に開口する掛止部26を設け、上記第1フ
ィルター部材6Aの掛止部25に対してその上方から上
記第2フィルター部材6Bの上記掛止部26を掛止する
ことでこれらを連結する構成とすることで、これら各掛
止部25,26の掛止状態においては上記第1フィルタ
ー部材6A時の第2フィルター部材6Bとの連結作用と
同時に、上記第1フィルター部材6Aの落下防止作用が
なされる。従って、作業者は、後から装着される第1フ
ィルター部材6Aの落下を気にすることなく、単に該第
1フィルター部材6Aの掛止部26を、先に装着された
第2フィルター部材6Bの掛止部25に掛止するのみで
これらを順次連結しながら機内空間17内に装着するこ
とができ、エアフィルター6の装脱作業がより一層容易
且つ簡便化されることになる。
【0042】尚、上記実施形態においては、上記エアフ
ィルター6を備えた床置型空気調和装置を例にとって説
明したが、上記エアフィルター6はかかる形態の空気調
和装置のみに適用されるものではなく、これ以外の形態
の空気調和装置、例えば壁掛型空気調和装置とか天井吊
下型空気調和装置等にも適用できることは言うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施形態にかかる空気調和装置の正
面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図2に示したエアフィルターの拡大断面図であ
る。
【図4】図3のIV−IV断面図である。
【図5】図2に示したエアフィルターの拡大斜視図であ
る。
【符号の説明】
1は室内機、2はケーシング、3は吸込グリル、4は吸
込口、5はスリット、6はエアフィルター、6Aは第1
フィルター部材、6Bは第2フィルター部材、7は熱交
換器、8はファン、9はモータ、10はダクト、11は
ドレンパン、12はコントロールパネル、13は管板、
14はガイドレール、15はガイドレール、17は機内
空間、18は開口、19は上前板、20は下前板、21
は枠体、23はフィルター材、25及び26は掛止部、
Xは連結・離脱機構である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気調和装置の通風経路中に配置され且
    つその平面方向に略平行な方向に移動させることで装脱
    自在とされた空気調和装置用エアフィルター(6)であ
    って、 上記エアフィルター(6)は、その装脱方向に分割され
    た複数のフィルター部材(6A),(6B),・・で構
    成されるとともに、 これら複数のフィルター部材(6A),(6B),・・
    間にはこれら相互を連結・離脱可能とする連結・離脱機
    構(X)が設けられていることを特徴とする空気調和装
    置用エアフィルター。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記エアフィルター(6)の装脱方向が、該エアフィル
    ター(6)の平面視における長手方向であることを特徴
    とする空気調和装置用エアフィルター。
  3. 【請求項3】 通風経路中にエアフィルター(6)を備
    えた空気調和装置であって、 上記エアフィルター(6)は、その平面方向に略平行な
    方向に移動させることで装脱自在とされるとともに、そ
    の装脱方向に分割された複数のフィルター部材(6
    A),(6B),・・で構成され、しかもこれら複数の
    フィルター部材(6A),(6B),・・間にはこれら
    相互を連結・離脱可能とする連結・離脱機構(X)が設
    けられていることを特徴とする空気調和装置。
  4. 【請求項4】 その前面(2a)に吸込口(4)を備え
    且つ床面上に載置されるケーシング(2)の機内空間
    (17)の上部にファン(8)を配置する一方、 上記吸込口(4)から上記ファン(8)に至る通風経路
    中に、平板状の外観形態を有し且つその一側面(7c)
    から他側面(7d)に向けて空気を流通せしめる如く構
    成された熱交換器(7)を、その上端(7a)が上記ケ
    ーシング(2)の前面(2a)に、その下端(7b)が
    上記ケーシング(2)の背面(2b)にそれぞれ近接す
    る如く前傾配置するとともに、 該熱交換器(7)の上記一側面(7c)側には、板状の
    外観形態をもつエアフィルター(6)を、該一側面(7
    c)に沿う如くその上端(6a)が上記ケーシング
    (2)の上記前面(2a)に、その下端(6b)が上記
    背面(2b)にそれぞれ近接する如く前傾配置し、該エ
    アフィルター(6)をその傾斜方向に移動させることで
    これを上記機内空間(17)に対して装脱し得るように
    構成された空気調和装置であって、 上記エアフィルター(6)が、その装脱方向に分割され
    た複数のフィルター部材(6A),(6B),・・で構
    成されるとともに、 これら複数のフィルター部材(6A),(6B),・・
    間にはこれら相互を連結・離脱可能とする連結・離脱機
    構(X)が設けられていることを特徴とする空気調和装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 上記連結・離脱機構(X)が、上記エアフィルター
    (6)の傾斜方向の上位側に位置する一方のフィルター
    部材(6A)の後端(6Ab)に設けられ且つ下方へ開
    口する下向鉤状の断面形状をもつ掛止部(26)と、該
    一方のフィルター部材(6A)の下位側に隣接する他方
    のフィルター部材(6B)の前端(6Ba)に設けられ
    且つ上方へ開口する上向鉤状の断面形状をもつ掛止部
    (25)とで構成されていることを特徴とする空気調和
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4において、 上記エアフィルター(6)の装脱方向が、該エアフィル
    ター(6)の平面視における長手方向であることを特徴
    とする空気調和装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2009156910A2 (en) * 2008-06-27 2009-12-30 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Disposable air filter sub-assembly
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