JPH1130311A - 歯車組立体 - Google Patents

歯車組立体

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JPH1130311A
JPH1130311A JP12447998A JP12447998A JPH1130311A JP H1130311 A JPH1130311 A JP H1130311A JP 12447998 A JP12447998 A JP 12447998A JP 12447998 A JP12447998 A JP 12447998A JP H1130311 A JPH1130311 A JP H1130311A
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ケヴィン・エル・ミラー
Charles E Long
チャールズ・イー・ロング
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イリア・エル・ピラナー
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    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/17Toothed wheels
    • F16H55/18Special devices for taking up backlash
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/12Arrangements for adjusting or for taking-up backlash not provided for elsewhere
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/02Gearboxes; Mounting gearing therein
    • F16H57/021Shaft support structures, e.g. partition walls, bearing eyes, casing walls or covers with bearings
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    • F16H2057/0222Lateral adjustment

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特にディーゼル機関では歯車列のバックラッ
シュに基づく騒音がおおきく、これを減少せしめること
が特に重要である。そこで、バックラッシュ防止歯車組
立体が特に要望されている。 【解決手段】 機関のタイミングを与える歯車列を有す
る機関装置が開示される。歯車列のバックラッシュと騒
音とを最小にする技術が示される。また、歯車列のバッ
クラッシュを最小にするバックラッシュ防止歯車組立体
も示されている。一つの開示された歯車組立体は少なく
とも2つの歯車を含み、一方の歯車の歯の円周方向厚さ
は他方の歯車の歯の円周方向厚さより小となされる。別
の歯車組立体として少なくとも約135N−m(100
ft−lbs)の偏倚トルクを有する歯車組立体も開示
される。バックラッシュ防止歯車組立体に担持されて取
付けのため該組立体の歯をほぼ整合させる装置も開示さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯車に関し、詳細には非
限定的に歯車列のバックラッシュの減少に関する。
【0002】
【従来の技術】1つの歯車の歯が別の歯車の間隙部に噛
み合うとき、間隙部は代表的には歯を収容するに必要な
空間より大きい空間を有する。この過剰な空間はある場
合にはラッシュ、またはバックラッシュと名付けられ
る。バックラッシュ多くの要素によって変化し、これは
多くの歯車製造過程に代表的な歯車軸受の半径方向遊
隙、歯車軸の偏心度、歯車の中心間の間隙の不正確性お
よび歯車間の変動を含む多くの要素によって変化する。
【0003】バックラッシュに関連する余分な間隙は、
通常歯車の歯に過大な衝撃荷重を生ずる。この荷重は過
大な騒音を発生し、又はその他の歯車列の問題を発生せ
しめる。例えば、バックラッシュは歯車の摩耗を促進さ
せる。バックラッシュを減少せしめることは内燃機関の
場合に特に重要であり、特にディーゼル機関の歯車列に
おいて重要である。米国特許第5450112号明細
書、同第4920828号明細書、同第4770582
号明細書、同第3523003号明細書は各種の機関に
対する歯車列の適用に関する背景情報を示している。
【0004】バックラッシュを減少せしめる1つの方法
は、歯車の精密な加工と取付けにある。しかし、この方
法は通常は費用がかかり、摩耗によって時間と共に変化
するバックラッシュを適切に処理できない。バックラッ
シュを減少せしめる別の方法として歯車列の間に1つ以
上のシザー(scissor)歯車を挿入する方法があ
る。通常、シザー歯車の歯は噛み合う歯車の歯間の空間
を占めるように調節可能となされている。米国特許第4
747321号明細書、同第4739670号明細書、
同第3365973号明細書、同第2607238号明
細書は各種形式のシザー歯車の例を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】シザー歯車によるバッ
クラッシュ制御は、シザー歯車が異なる量のバックラッ
シュを有する2つ以上の歯車と噛み合う場合には制限さ
れる。代表的には、シザー歯車の有効な歯の寸法は最小
のバックラッシュを有する歯車によって決定されるが、
これは他方の噛み合う歯車が大きいバックラッシュを有
する場合に通常不適当である。この問題の解決策の1つ
はバックラッシュの差が最小となるように噛み合う歯車
を選択することであるが、このバックラッシュ適合方法
は通常、時間がかかり、費用が高い。従って、歯車列の
場合、シザー歯車と噛み合う多数の歯車におけるバック
ラッシュの差を処理する必要性がある。
【0006】シザー歯車の一つの形態として、共通中心
の回りに回転可能な2つの歯車が互いにばね偏倚されて
いるものがある。この形態において対をなすそれぞれの
歯車の歯車歯は拡がって噛み合う歯車の歯間の隙間を充
填する。ある歯車列においては噛み合う歯車によって歯
の対に与えられる荷重が、ばねの偏倚力に抗してそれぞ
れの歯車対を整合せしめるに充分に大となる。代表的に
は整合する歯車対の各歯車は同一の公称厚さを持って高
い荷重を比例的に分担する形状を有する。しかし公称値
からの無作為の偏向は、通常は各対の一方または他方の
歯が異常に高い負荷を受けて変形して他方の歯車に適合
するようになる。この変形工程で歯車歯はしばしば逆方
向負荷を受け、一方向の曲げ負荷を受ける場合に対比し
て急速に摩耗する。また、このような変形は歯相互間の
大きい変化を生じて性能を低下せしめ歯車列の騒音を高
くする。従って、これらの欠点がなく高い負荷を可能と
するバックラッシュのない歯車組立体について要望があ
る。
【0007】重負荷のディーゼル機関の場合にノッキン
グが燃焼行程において発生するが、高い衝撃による歯車
歯の騒音によることがある。代表的にはこの騒音は通常
のシザー歯車によっては充分に除去することができな
い。従って、この形式の騒音についても歯車列の改良が
要望される。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、1つ以上のバ
ックラッシュのない歯車組立体を使用するバックラッシ
ュのない歯車組立体および歯車列に関する。本発明の各
種態様は新規であり、自明でなく、各種の利点を有す
る。本発明の本質は添付の請求の範囲によってのみ決定
されるものであるが、望ましい実施例の特性をなすいく
つかの性質を以下に略述する。
【0009】本発明の1つの形態において、第1の歯車
を定め、第1の歯車と第2の歯車との間に第1の噛み合
いを確立することによって、歯車列が組立られる。第2
の歯車はシザー歯車形式であって、歯の大きさの有効値
は第1の噛合いによって決定される。第3の歯車の取付
け位置は第2の歯車と第2の噛合いを形成するように選
択される。この取付け位置は有効な歯寸法の関数として
決定され、第2の噛合いのバックラッシュを制御する。
【0010】別の形態において、歯車列を含む機関装置
が提供される。装置は内燃機関を含み、これに第1、第
2および第3の歯車がピボット的に連結される。第2の
歯車は第1の噛み合いによって第1の歯車と係合し、第
3の歯車は第2の噛み合いによって第2の歯車と係合す
る。第2の歯車はシザー歯車形式である。この装置は調
節可能な位置決め機構を含み、第2の歯車の回転軸線に
相対的な第3の歯車の回転軸線の位置の範囲を与えて第
2の噛み合いのバックラッシュを制御するに適した調節
可能な位置決め機構を含む。本発明のこの形式の1つの
利点はシザー歯車と噛み合う2つの歯車間のバックラッ
シュの差が示される点にある。
【0011】本発明の別の態様において、バックラッシ
ュ防止歯車組立体が与えられ、第1の数の円周方向に配
置された歯を有する第1の歯車と、ばね偏倚力を受けて
第1の歯車と係合する第2の歯車とを含み、ばね偏倚力
は第1の歯車と第2の歯車とを互いに相対的にほぼ共通
の回転中心の回りに回転せしめる。第2の歯車は多数の
円周方向に配置された歯を含み、それぞれ第1の歯車の
対応する歯と対をなしている。それぞれの歯の対は偏倚
力に抗して作用する力によって決定される複合厚さを有
している。第1の歯はそれぞれ第1の円周方向厚さを有
し、第2の歯はそれぞれ第2の円周方向厚さを有し、こ
れは公称的には第1の厚さより小となされる。一般的に
は、この厚さの差は第1の歯車に対する偏倚力を越える
負荷を利用して逆方向の曲げ負荷を減少せしめる。
【0012】本発明のさらに別の態様において、例えば
シザー歯車などのバックラッシュ防止歯車組立体が高い
最大偏倚トルクを有して与えられ、ディーゼル機関のノ
ッキング音を減少せしめる。通常、これらの音を減少さ
せるに必要な最大偏倚トルクは特定の機関設計および予
期される負荷の関数として選択される。望ましい実施例
において、最大偏倚トルクは少なくとも約135N−m
(約100ft−lbs)とする。さらに望ましい実施
例においては、最大偏倚トルクは少なくとも約270N
−m(約200ft−lbs)とする。さらに望ましい
実施例においては最大偏倚トルクは少なくとも約675
N−m(約500ft−lbs)となされる。従来の常
識に反して、この比較的に高い偏倚トルクがディーゼル
機関にしばしば見られる不愉快なハンマー音やノッキン
グ音を減少せしめるに有効であることが判った。
【0013】さらに別の形態において、バックラッシュ
防止歯車組立体は、第1の数の円周方法に配置された歯
と第1の数のスプラインとを有する第1の歯車を含む。
この組立体はさらに第2の数の円周方法に配置された歯
と第2の数のスプラインとを有する第2の歯車を含む。
第1および第2のスプラインは、ほぼ共通の回転軸線の
回りに互いに係合し、この軸線に対して傾斜して、第1
および第2の歯車を相対的に回転せしめる。第1および
第2の歯は対をなして第1および第2の歯車の相対的な
回転に伴って寸法を変化せしめる。
【0014】本発明の別の形態において、バックラッシ
ュ防止歯車組立体は、第1の数の円周方法に配置された
歯を有する第1の歯車と、ばね偏倚力を受けて第1の歯
車と係合する第2の歯車とを含み、第1および第2の歯
車は共通回転軸線の回りに相対的に回転する。第2の歯
車は第2の数の歯を含み、それぞれの歯は第1の歯車の
対応する歯と対をなして、多数の可変厚さの複合歯を形
成してバックラッシュを減少させる。第1の歯車に担持
されたねじ付きステムと頭部とを有する整合装置が設け
られる。頭部は第1の歯車に選択的に位置決めされて、
第2の歯車に調節可能な支持関係を与えて、第1および
第2の歯の整合を対応的に変化せしめる偏倚力に対抗す
る。望ましくは頭部は、第1および第2の歯をほぼ整合
せしめる1つの位置を有して、当該組立体を歯車列に取
付けることを容易とする。
【0015】本発明の別の形態において、バックラッシ
ュ防止歯車組立体を歯車列内に組み込み、内燃機関と共
に使用する。
【0016】
【作用】本発明によれば、シザー歯車を有する歯車列組
立体のバックラッシュが、別の噛み合いによって決定さ
れる有効歯寸法を有するシザー歯車と噛み合う組合わせ
歯車を配置することによって減少せしめられる。
【0017】本発明によれば機関の歯車列の発する騒音
が減少する。
【0018】本発明によれば歯車列の騒音の発生が減少
せしめられたバックラッシュ防止歯車組立体が得られ
る。
【0019】本発明によれば比較的に高い偏倚トルクを
作用せしめることによって、騒音の発生が減少せしめら
れたバックラッシュ防止歯車組立体が得られる。
【0020】本発明によればシザー歯車組立体の複数の
歯車間の負荷分割を制御することが可能となる。
【0021】さらに本発明によれば、取付け容易で信頼
性の高いバックラッシュ防止歯車組立体が得られる
【0022】本発明の上述以外の目的、特徴、効果、お
よび態様は図面を参照する以下の説明によって明らかと
なされる。
【0023】
【実施例】本発明の理解を容易とするため添付図面に実
施例を示し、これを説明するため特殊の用語を使用す
る。しかし、これらは本発明を限定するものではない。
すなわち、本発明の範囲を限定しない。説明した装置の
変形、改変および以下に説明する本発明の原理の応用で
あって当業者の容易に行い得るものは本発明の範囲内に
ある。
【0024】図1は本発明による内燃機関装置20を示
す。装置20は破線で示すクランク軸24を有する機関
ブロック22を含む。さらに、装置20は機関ブロック
22に連結されたヘッド組立体30を含む。ヘッド組立
体30は破線で示す燃料噴射カム軸32と破線で示す弁
カム軸34とを含む。一つの実施例において、ブロック
22とヘッド組立体30は大能力直列6シリンダディー
ゼル機関である。本発明は当業者に公知の他の形式の機
関にも適用可能である。
【0025】装置20はタイミング歯車列40を含む。
歯車列40はクランク軸24に連結された駆動歯車42
を含む。クランク軸24と駆動歯車42とは十字線で示
す回転中心44を有している。図面において回転中心は
回転軸線が図面に垂直でないとき鎖線または破線として
示し、図面に垂直なとき十字線で示す。歯車42は機関
装置20の作動時に中心44の回りにクランク軸24と
共に回転して、歯車列40の残りの歯車を駆動する。
【0026】歯車42は歯46を有し、これが下方のバ
ックラッシュ防止アイドル歯車50と噛み合う。歯車5
0は回転中心54を有する軸53の回りに回転する。軸
53はファスナ55によってブロック22に取付けられ
る。軸受56が軸53と歯車50のバックラッシュ防止
歯車組立体58との間の回転支持を与える。
【0027】図2ないし図5は歯車50のバックラッシ
ュ防止歯車組立体58の構造と作動とに関する付加的な
詳細を示す。図2において、歯車組立体58に組込む以
前の歯車60の詳細が示される。歯車60はハブ63を
含む。ウエブ64が円周方向に間隔をおかれた7つの開
口65を限定する。さらに、各開口65についてウエブ
64は一端にフィンガ部つき縁部65aを、他端に対抗
する縁部65bを有する。開口65、縁部65a、65
bは中心54の回りの仮想円の円周に沿ってほぼ均等に
間隔をおかれている。歯車60は多数の円周方向に間隔
をおかれた歯車歯66をリム67に限定されて有する。
リム67はウエブ64によってハブ63に連結される。
歯車歯66の隣接する各部材はギャップ68によって互
いにほぼ均等な間隔を有している。歯66およびギャッ
プ68は図面の明確化のため、いくつかの数のみに符号
が付してある。歯車歯66の各部材は互いに寸法、形状
がほぼ同一である。同様にギャップ68も互いに寸法、
形状がほぼ同一である。
【0028】図3を参照すると、バックラッシュ防止歯
車組立体58の歯車70が示されている。歯車70はハ
ブ73を含み、ハブ73は軸受56を介して軸53と回
転支持関係にある(図1参照)。歯車60のハブ63は
ハブ73と係合している。ハブ63とハブ73との間の
干渉は歯車60、70の相対的な回転を可能とする。歯
車70はウエブ74を含む。タブ74aがウエブ74か
ら図3の紙面に対してほぼ垂直方向に突出し、一方側が
リム77に連結されて対応する凹所75を限定する。少
なくとも1つのタブ74aは貫通するねじ付き孔79を
限定する。ねじ付き孔79は図3の紙面にほぼ平行な長
手方向軸線を有している。ウエブ74はそれぞれ凹所7
5のそれぞれに対応する重量軽減孔75aを限定する。
凹所75とタブ74aとは中心54の回りの仮想円の円
周にそってほぼ均等に間隔をおかれている。
【0029】歯車70はリム77によって限定される多
数の歯車歯76を含む。リム77はウエブ74によって
ハブ73に一体的に取付けられる。歯車歯76の隣接す
る部材は互いにほぼ均等な間隙78をもって間隔をおか
れる。歯76および間隙78は数個のみを示す。歯車歯
76はそれぞれ互いに寸法、形状がほぼ同等である。同
様に、間隙78もほぼ同一形状、寸法である。望ましく
は歯車70の歯76の数は歯車60の歯66の数と同一
とする。
【0030】図4は歯車列40に取付ける以前に通常見
られる非整合状態のバックラッシュ防止歯車組立体58
を示す。歯車60、70は互いに緩く係合し、歯車60
の各開口65は歯車70の対応する凹所75とほぼ重な
って複数のポケット80を限定する。それぞれ一端82
と他端84とを有する多数のコイルばね81が設けられ
る。各ばね81は対応するポケット80にそれぞれ位置
決めされ、端部82は対応するタブ74aと係合し、端
部84は対応する縁部65aと整合する。しかし、端部
84は縁部65aと係合しなくともよい。
【0031】組立体58はさらに、ねじ付きのステム9
2と対抗する頭部94とを有する調節ボルト90を含
む。ステム92は図4の孔79に充分にねじこまれるよ
うにねじ切りされ、頭部94は対応するタブ74aに接
触する。通常、歯66、76は非整合位置にあり、歯6
6は歯76間に限定される間隙78と重なり、歯76は
歯66間に限定される間隙68と重なっている。歯車7
0のハブ73は歯車60のハブ63と回転支持関係を形
成し、歯車60、70は相対的に回転可能となされる。
頭部94には歯車60が歯車70に対して反時計方向に
回転するとき歯車60の隣接する縁部65bを支持する
形状の接触表面95が限定されている。歯車60が歯車
70に対して時計方向に回転するとき、ばね端部84が
対応する縁部65aと係合するようになる。望ましくは
各縁部65aは各ばね81のコイル内に嵌合する寸法の
フィンガを限定し、歯車60との適切な整合を容易とす
る。充分な力で時計方向に回転させると図5に示すよう
に、ばね81は対応する縁部65aとタブ74aとの間
で圧縮される。
【0032】図5は歯車60、70の整合位置を示し、
歯車列40に取付けるに適した状態を示す。整合状態で
歯76、66は図5に示すように互いに重なり合ってい
る。ばね81は縁部65aとタブ74aとの間で高圧縮
状態であり、対応する高いばね力を生じている。調節組
立体58は図4の形態から図5の形態にボルト90を緩
めることによって変化し、頭部94はステムの軸線Sに
沿って孔79から離れる。この緩め運動が継続すると、
表面95は隣接する縁部65bに支持され、ばね81は
隣接して整合するタブ74aと縁部65aとの間で圧縮
される。
【0033】ボルト90を緩めると関連するタブ74a
と縁部65bとが離れて歯車60、70を互いに相対的
に回転せしめ、歯66、76を相対的に運動せしめる。
歯車66の歯は図4の偏倚力を受けない位置から図5の
高い偏倚力を受ける位置までの間にいくつかの歯76を
通過する。
【0034】図5は歯車60の歯66の面66aを示し
ている。歯車70の歯76は同様に面76aを有してお
り、いくつかを図示する。代表的な面66aの幅をW6
0として示す。同様に幅W70は代表的な面76aの幅
を示す。望ましくは幅W60は幅W70より小とする。
さらに望ましくは幅W70は幅W60より少なくとも約
50%大とする。さらに望ましくは幅W70は少なくと
も幅W60の約2倍とする。
【0035】特に図4、図5を参照すると、バックラッ
シュ防止歯車組立体58は歯車70を準備し、ばね81
の1つを孔79に整合せしめることによって構成され
る。ボルト90が孔79内にねじこまれ、頭94を関連
するタブ74aに接触させる。残りのばね81が歯車7
0の凹所75に配置される。歯車60が歯車70上に配
置され仮想円86(図4に破線で示す)に沿ってほぼ均
等に間隔をおかれた対応するポケット80を限定する。
縁部65aが対応するばね81の端部84と整合する。
【0036】軸53上に組立体58を取付けるに先立っ
て、歯66、76を整合させることが望ましい。この整
合を与えるためにボルト90を孔79から部分的に緩め
て、頭94が歯車60の隣接する縁部65bと接触し
て、対応的にばね81を圧縮する。これに応答して歯6
6、76は互いに通過して運動する。ボルト90を緩め
ることによってこの運動は継続して、図5に示す整合位
置にほぼ到達する。この結果、図5に示すように歯車6
0は軸線Sに沿って距離Dだけ歯車70から分離する。
図4の非整合位置でも図5の整合位置でも、ボルト90
のステム92は部分的に孔79内にねじこまれているこ
とに注意する。別の実施例において、1つ又はすべての
タブ74aが孔79をボルト90に整合せしめる。同様
に、多数の孔79を有する場合には多数のボルト90を
使用してもよい。
【0037】図5の形態において歯66、76が整合し
たならば、組立体58を軸受56を介して軸53に取付
ける。取付けが完了すると、整合した歯66、76は駆
動歯車42の歯46と噛合い48を形成する。しかし噛
合い48は、歯66、76がボルト90の延長部によっ
て強制的に整合せしめられている場合、相当量のバック
ラッシュを有する。この歯車50のバックラッシュをな
くすために、歯車60および歯車70が圧縮されたばね
81による偏倚力を受けて相対的に回転可能となされ
る。組立体58の取付け後にボルト90を孔79内にね
じこんで駆動歯車42との噛合い48を形成することの
より、回転可能となされる。この結果ばねの偏倚力によ
り歯66、76は互いに偏倚して噛合い48を形成する
隣接する歯46間の全空間を占める。特に注意すること
は噛合い48は歯66、76が図4に示す無負荷位置に
戻ることを許容しない。
【0038】最初に整合した歯66、76の各対は全体
として可変の有効寸法、すなわち厚さを有する複合歯と
して作用し、この「厚さ」は組合わされる歯46間の寸
法によって変化する。「厚さ」を変化させると噛合い4
8のバックラッシュは複合歯によって減少し、または実
質的にゼロとなる。組立体58を完成させるため、ボル
ト90を締付けて頭94が関連するタブ74aに接触す
るようにする。ボルト90は望ましくは調節工程時に歯
車70に担持され、組立体58は歯車50の部分として
利用される。
【0039】望ましくは歯車60、70はディーゼル機
関のタイミング歯車列として長期間使用するに適した金
属材料から機械加工される。ボルト90とばね81とは
同様にディーゼル機関用として長期間使用するに適した
材料からつくることが望ましい。しかし、当業者に公知
の別の材料を使用してもよい。
【0040】歯車50は図1においてアイドル歯車とし
て示されるが、駆動歯車、被駆動歯車その他、当業者に
公知の別の配置としてもよい。すべての場合、歯車50
は新規の形式のシザー歯車である。
【0041】図1を参照すると、歯車50は歯車列40
内においてアイドル歯車100と噛合い96を形成す
る。アイドル歯車100は回転中心104の回りに回転
して、間隙108によって間隔をおかれた円周方向歯1
06を限定し歯車50と噛合い96を形成する。
【0042】図6を付加的に参照するとアイドル歯車1
00の詳細が示される。アイドル歯車100はウエブ1
14に一体的に連結されて歯106を限定するリム10
7を含む。ウエブ114には重量軽減孔116がある。
ウエブ114はハブ118に一体的に連結され、ハブ1
18は図6の断面図に示すように中心104に対応する
回転軸線に沿う厚さがリム107よりいくらか少ない。
円筒形ブッシュ119が軸103とハブ118との間の
回転軸受面を提供する。軸103はアイドル歯車100
をブロック22に取付ける4つの通路105を限定す
る。
【0043】アイドル歯車100の取付けは調節可能の
位置決め機構120によって行う。機構120は取付け
板130を含み、板130はアイドル歯車100の軸1
03とブロック22との間に位置する。注意すべきこと
は、板130はアイドル歯車100のハブ118との間
に間隙があって、アイドル歯車100が軸103の回り
に自由に回転することである。
【0044】アイドル歯車100と取付け板130とは
ブロック22と保持板140との間に位置している。保
持板140には取付け孔145が軸103の取付け孔1
05と板130の取付け孔135とブロック22のねじ
孔25とほぼ整合して設けられている。注意すること
は、孔105は歯車100の回転軸線に直角な軸線に関
して取付け孔135、取付け孔145およびねじ孔25
より大きい寸法を有している。アイドル歯車100は板
130と板140との間に、孔145、孔105および
孔135を貫通してキャップねじファスナ150の端部
のねじ付きステム152を孔25にねじこむことによっ
て固定される。ファスナ150はそれぞれねじ付きステ
ム152に対抗する頭部154を有する。ステム152
が充分に孔25にねじこまれたとき、頭部154は保持
板140に接触して保持板140を軸153に把持し、
軸153を板130に把持する。
【0045】作動時に機構120はアイドル歯車100
を望ましくは図1の平面に平行で図6の平面に直角な平
面区域に配置する。この区域において歯車100は図1
の矢印X、Yに示す2方向の自由度を有する。
【0046】アイドル歯車100を取付けるために、取
付け板130が図示しないファスナを使用して通常の方
法でブロック22に最初に固着され、通路135が孔2
5に整合せしめられる。板130がブロック22に固着
されるとアイドル歯車100は板130上に位置決めさ
れ、通路105と通路135とは重なる。次に、保持板
140が軸103上に配置され、孔145は対応する通
路105、135および孔25と重なる。ファスナ15
0が、それぞれ整合する孔145、通路105および通
路135を通過して対応する孔25内に緩くねじ込まれ
る。望ましくはファスナ150は最初に孔25内に、板
140に接触してアイドル歯車100を所定位置に従動
的に保持するに充分な量だけねじこまれる。この形態に
おいて、アイドル歯車100の矢印X、Yで示す平面区
域に相対的な位置は通路105内におけるファスナ15
0の遊隙によって許容される範囲内に選択される。Xー
Y位置が選択されると、ファスナ150は締付けられて
アイドル歯車100と機構120とは固着される。
【0047】アイドル歯車100の歯106はバックラ
ッシュ防止歯車200との間に噛合い196を形成す
る。歯車200はシリンダヘッド組立体30の燃料噴射
カム軸32に取付けられ、回転中心204の回りに回転
する。歯車200は望ましくは歯車50と同様に参照数
字266で示す複合歯車歯の対を有する。さらに、歯車
200のばね281は歯車50のばね81と同様な形状
を有しているが、その数は少ない(3個が図示され
る)。同様に、取付け調節ボルト290が示される。こ
の調節ボルトは歯車50のボルト90と同様な取付け機
能を有する。歯車50と歯車200の一方または双方に
ベレビレ座金を使用してコイルばねと共に又はコイルば
ねなしで、ばね偏倚力を与えるようにしてよい。
【0048】歯車200は歯車300と共に噛合い29
6を形成する。歯車300は弁カム軸34に取付けられ
て回転中心304の回りに回転する。歯車300は歯3
06を限定し、これが歯車200の歯の対266と干渉
して噛合い296を形成している。
【0049】作動時に駆動歯車42がクランク軸24と
共に回転して歯車50を回転せしめる。これに応答し
て、歯車50は噛合い96を介してアイドル歯車100
を回転せしめる。アイドル歯車100は噛合い196を
介して歯車200を回転せしめて、燃料噴射カム軸32
を回転させることによって機関装置20のための燃料噴
射器(図示しない)のタイミングを調節する。更に、歯
車200は噛合い296を介して歯車300を回転せし
め、弁カム軸34を回転させてヘッド組立体30のため
の機関の弁(図示しない)のタイミングを行う。すなわ
ち、歯車列40はクランク軸24の回転に応答してヘッ
ド組立体30のカム軸32、34を回転せしめて機関装
置20のタイミングを制御する。
【0050】別の実施例として、歯車列40の歯車の異
なる数および配置とすることが当業者には容易である。
さらに別の実施例として、通常のシザー歯車が歯車50
又は歯車200又は双方の代わりに使用される。さらに
別の実施例では、調節可能の位置決め機構を有するアイ
ドル歯車を省略してもよい。
【0051】歯車列40の一実施例において、駆動歯車
42の歯46の数は約48で、歯車60、70の歯6
6、76の数はそれぞれ約70であり、調節可能のアイ
ドル歯車100の歯106の数は約64で、歯車200
の複合歯266の数は約76であり、歯車300の歯3
06の数は約76である。さらに、この場合において歯
車42、50、100、200、300はスパー歯車
で、内燃機関と共に長期間使用可能な金属材料製となさ
れ、図1の平面にほぼ直交するほぼ平行な回転軸線を有
する。
【0052】装置20の構造および作動について上述し
たが、装置20の組立てについて、図7A、図7Bを参
照して説明する。図7A、図7Bにおいて参照数字は図
1ないし図6に示すものと同等であるが、歯の噛合いは
拡大図として示し、本発明の選択された特徴を強調して
いる。図7Aは駆動歯車列40の中間組立て段階を示し
ている。この段階において駆動歯車42は既に取付けら
れて、矢印R1に示す方向に中心44の回りに回転す
る。同様に、噛合う歯車300は矢印R5に示す方向に
中心304の回りに回転するように取付けられる。
【0053】歯車42、300が取付けられた後に歯車
50、200が取付けられて、歯車42、50間に噛合
い48を、歯車200、300間に噛合い296を形成
するようにする。噛合い48、296の形成は、歯車5
0、200の歯が歯車42、300の歯46、306間
の間隙をそれぞれ占めるとき、対応する歯の対の有効複
合寸法を決定する。明示のため歯車50について、歯車
70の歯76は破線で示され、歯車60の歯66は実線
で示される。歯車50の1つの複合歯の対の有効円周方
向厚さT50も示される。有効円周方向厚さは噛合い4
8について歯車50のピッチ円に沿って決定される。注
意することは、アイドル歯車100がない場合、厚さT
50は歯車42の歯46の噛合い間隙によって決定され
る。
【0054】噛合い296において、歯車200は複合
歯の対266を形成する。それぞれの対266は明示の
ため破線で示す部材と実線で示す部材とを有する。1つ
の複合歯の対266の歯の有効円周方向厚さは歯車20
0のピッチ円に相対的な円周方向厚さT200として示
される。
【0055】矢印R4、R5はそれぞれ歯車200、3
00が駆動されるときの回転方向を示す。参考のため、
機関ブロック22の取付け孔25も示される。
【0056】複合円周方向厚さT50、T200が限定
され、アイドル歯車100が取付けられて図7Bに示す
ように歯車50と噛合い96を形成し、歯車200と噛
合い196を形成する。歯の厚さT50、T200は、
噛合い48、296におけるバックラッシュの量の差に
対応して差を有する。機構120を使用して固定の回転
中心54、204に相対的な回転中心104のX−Y位
置を調節し、アイドル歯車100を歯車50、200の
予め定めた歯寸法に最適に噛み合うようにするが、これ
はバックラッシュの差に関係しない。機構120のファ
スナ150が参考のため図7Bに示される。
【0057】アイドル歯車100の他の歯車に相対的な
位置調節は噛合い96、196におけるバックラッシュ
の量の制御に重要である。異なる厚さT50、T200
によるバックラッシュの差がある範囲内にあれば、アイ
ドル歯車100を噛合う歯車の回転軸線に直角な平面区
域に沿って適当な位置に配置することによって、バック
ラッシュを減少せしめまたはゼロとすることができる。
【0058】注意することは、望ましい実施例において
アイドル歯車100との間に2つの噛合い96、196
が示されるが、噛合う歯車の数が異なる場合でのバック
ラッシュの制御も可能である。例えば、3つの歯車4
2、50、100から成る歯車列にもこの技術が適用可
能である。
【0059】図8Aないし図8Cを参照すると、歯車4
2、50、100の選択された作動状態が図1ないし図
6におけると同様な参照数字を使用して概略的に示され
ているが、各種の特徴を明示するため歯は大きく、数が
少なく示される。図8Aにおいて、歯車42、50、1
00は互いに静止(運動しない)位置にある。噛合い4
8において、仮想のピッチ円C1、C2、C3が歯車4
2、50、100についてそれぞれ破線で示される。歯
車50の1対の歯車歯76、66の円周方向厚さT50
aはピッチ円C2に沿う円弧として示される。矢印DF
1は図8Aに示す静的状態において歯車50の偏倚力に
対抗して作用する力を示す。歯車100の静的反作用力
は矢印RF1として示される。選択された歯66の円周
方向厚さT60、も示される。選択された歯76の円周
方向厚さT70も示される。それぞれの歯60、70に
ついて、円周方向厚さT60は円周方向厚さT70より
公称的に小であることが望ましい。1つの望ましい実施
例においてT60はT70より少なくとも約0.050
8mm(0.002インチ)だけ小とする。さらに望ま
しくは、この差は少なくとも約0.1016mm(0.
004インチ)とする。最も望ましくは、この差は0.
0508〜0.1524mm(0.002〜0.006
インチ)の範囲とする。
【0060】図8Bにおいて、駆動歯車42は矢印R1
の方向に回転し、矢印DF2に示す合力駆動力を与え
る。これに応答して歯車50は矢印R2に示す方向に回
転し、歯車100は矢印R3に示す方向に回転する。歯
車100に示される反作用力は矢印RF2として示され
る。合力DF2、RF2は充分に大であって、ばね偏倚
力に部分的に打ち勝って歯車50のばね81を圧縮す
る。この結果、歯車50の歯の複合対の円周方向厚さT
50bは厚さT50aに対比して減少する(ここでT5
0bはT50aより小である)。駆動歯車42から伝達
される力の大きさが増加すると、歯車歯66、76は整
合に近づく。
【0061】図8Cにおいて、歯車42の合力駆動力D
F3と歯車100の反作用力RF3とが、ばね81を圧
縮して歯車歯66、76を整合せしめる。整合が行われ
ると複合厚さT50cが得られる。T50cは、T50
aおよびT50bより小であり、歯76の円周方向厚さ
T70にほぼ等しい。ばね81は図8Cにおいてほぼ充
分に圧縮され、図5の状態のばね81とほぼ等しいエネ
ルギを貯蔵するようになされる。
【0062】歯76に対比して歯66の円周方向厚さが
小さい(T60<T70)ことは、歯66の負荷が図8
Cの圧縮ばねによって与えられる負荷を越えることを防
止する。これに対比して、歯76はばね負荷を越える負
荷を負担する。歯66の負荷をばね偏倚力に限定するこ
とは通常、公称的には同一円周方向厚さを有する歯の対
の各部材の無作為の寸法差に基づく逆方向曲げ負荷を減
少せしめる。望ましくは各歯76の広い方の歯の面W7
0はばね偏倚力を越える高い駆動負荷を負担するように
選択されるが、歯車50について全幅の増加(W60+
W70)は、すべての歯について同一の公称円周方向厚
さを有するシザー歯車による逆方向曲げ負荷に耐えるに
必要な幅の増加量より通常は小さい。
【0063】図9は減少した円周方向厚さT60の歯車
の円周方向厚さT70の歯車に対比した効果を負荷曲線
400について示すグラフである。破線420は歯車6
0を示し、実線440は歯車70を示す。水平部分41
0は図8Aの静的状態における歯車50の予め負荷され
た偏倚力に対応する。傾斜部分420は図8Aの静的状
態と図8Cの整合位置との間の歯66、76の負荷状態
に対応する。図8Bは傾斜部分420に沿う一点を示
す。負荷によってばね81が圧縮され図8Cに示すよう
に歯が整合すると、歯車60の歯66の負荷は、ばね8
1の最大荷重で平坦になり、図9の破線430として示
される。同時に、歯76の厚い面W70は図9に傾斜線
440として示す高い負荷を担持する。歯車70が高い
負荷を受けて、歯車60の負荷が円周方向厚さの差(T
70−T60)によって制限されることにより、曲げ負
荷が制限される。
【0064】不愉快な騒音、例えば大負荷のディーゼル
機関のハンマー音などは、これらの機関に関連する歯車
列の高い衝撃音によっている。歯車列内にシザー歯車を
設けることによって比較的高い偏倚トルクを与えること
によって、全体的な騒音強度の減少を含む予期しない音
量の劇的な変化が経験された。ここに「偏倚トルク」と
は、ばね偏倚されたシザー歯車によって与えられるトル
クをいう。偏倚トルクは歯車の回転中心から歯までの半
径方向距離と半径に対応する円に接線方向に作用する力
との積の大きさによって決定される。代表的には偏倚ト
ルクはシザー歯車の偏倚負荷の量の関数として変化す
る。望ましくは偏倚トルクは歯車歯が偏倚力に抗してほ
ぼ整合したとき最大となる。図5における歯66、76
の整合形態において、半径方向ベクトルTと力ベクトル
Fとが図示され、これらを使用して組立体58の偏倚ト
ルクを決定することができる。
【0065】少なくとも約135N−m(100ft−
lbs)の最大偏倚トルクによって歯車列の騒音特性お
よび強度を改善することができることが判った。さらに
望ましくは最大偏倚トルクを約270N−m(200f
t−lbs)とする。さらに望ましくは最大偏倚トルク
を約675N−m(500ft−lbs)とする。
【0066】図10は本発明の別の実施例として示すバ
ックラッシュ防止歯車組立体558の回転中心558に
関する展開斜視図である。組立体558はハブ563の
内側円筒形表面564に設けたスプライン561を有す
る歯車560を含んでいる。ハブ563は貫通する開口
563aを有する。スプライン561は中心554の回
りに螺旋形をなし、歯車560の回転軸線に対して傾斜
している。ハブ563はウエブ564に一体的に連結さ
れている。ウエブ564に一体的に連結されたリム56
7には多数の円周方向に配置された歯566が設けられ
る。歯566は中心554の回りに互いにほぼ均等に間
隔をおかれており、それぞれほぼ同一の寸法、形状を有
している。隣接する歯566間に間隙568が同様に互
いにほぼ均等に間隔をおかれて、ほぼ同一の寸法、形状
を有している。歯車560のウエブ564は2つの対向
する開口569を限定する。
【0067】組立体558は歯車570も有している。
歯車570はハブ573の外側円筒形表面572に設け
たスプライン571を含む。スプライン571は中心5
54に関して螺旋形であり、歯車570の回転軸線に対
して傾斜している。スプライン571はスプライン56
1とほぼ同様に傾斜しており、互いに組合わされる。ハ
ブ573には内側円筒形表面574で囲まれる開口57
3aが設けられ、取付軸に対して回転支持関係を有して
いる。歯車570はハブ573に一体的に連結されたウ
エブ574を含む。歯576がウエブ574に一体的に
連結されたリム577に設けられる。歯576は回転中
心554の回りにほぼ均等に間隔をおかれており、互い
にほぼ同一の寸法、形状を有している。歯576は間隙
578を有している。間隙578は互いにほぼ均等に間
隔をおかれて、ほぼ同一の寸法、形状を有している。す
なわち、ハブ573、ウエブ574、リム571は円筒
形凹所575を限定する。ウエブ564はそれぞれ開口
569の1つに対応する2つの対向するねじ付き凹所5
79を限定する。
【0068】複数のコイルばね581がそれぞれ凹所5
75に配置され、互いにほぼ均等に間隔をおかれて中心
554の回りに、ハブ573とリム577との間に配置
されている。調節装置590a、590bがそれぞれね
じ付きステム592を有する調節ボルト590を有す
る。ステム592は頭部594と対抗する端部593と
を有する。調節装置590a、590bはそれぞれステ
ム592が貫通する座金596を含む。頭部594は座
金596が通過しない大きさとなっている。座金596
の外径は開口569を通過しない大きさとなっている。
開口569の大きさはステム592に対して充分な余裕
を有し、ステム592の選択的な位置決めが可能であ
る。ねじ付き孔579はステム592の対応する1つが
係合するに適した形状となっている。
【0069】図11Aを参照すると組立体558の非整
合位置、即ち歯車560、570の歯566、576
が、図4に示す実施例と同様に整合しない位置にある状
態が示される。付加的に図11Bを参照すると組立体5
58の非整合位置の側面立面図が示される。歯車560
のスプライン561が歯車570のスプライン571と
係合する。それぞれの装置590a、590bについて
ステム592は対応する長手方向軸線S1、S2を有す
る。ステム592は、対応する座金596と開口569
を通過して最初にねじ付き孔579に係合する。ばね5
81は図11A、図11Bでは実質的に圧縮されていな
い。
【0070】図12A、図12Bを参照すると、組立体
558の整合状態の斜視図と側面立面図とがそれぞれ示
される。この整合状態は図5の組立体58の整合状態と
対応している。組立体558を整合状態とするため、調
節装置590a、590bのステム592が孔579に
充分にねじこまれ、ばね581を歯車560、570間
に圧縮する。ばね581が圧縮されると、組合わせスプ
ライン561、571の傾斜によって横移動作用が生
じ、これが装置590a、590bの並進運動を歯車5
60、570の回転運動に変換させる。装置590a、
590bのステム592がねじ戻されると、圧縮ばねさ
れたばね81の力によって、歯車560、570は反対
方向に回転するが、これはスプライン561、571の
係合によっている。組立体558は、ステム592が孔
579に充分にねじこまれたとき歯566、576がほ
ぼ整合するようになされる。この組立体558の整合配
向は選択された最大偏倚トルクを与える形状となされ
る。歯車560、570がステムの軸線S1、S2に沿
って占める距離は図11Bにおける非整合位置のD1か
ら図12Bにおける整合位置のD2まで変化し、D1は
D2より大である。注目すべきことは、D2は組立体5
58の歯車560、570がステムの軸線S1、S2に
沿って占める最小距離である。すなわち、歯車560、
570はそれらが中心554に対応する回転軸線に沿っ
て占める距離によって互いに相対的に回転する。
【0071】望ましくは歯566の数は歯576の数と
同一とする。また、螺旋形スプライン561、571の
数も歯566、576の数と同一とする。歯とスプライ
ンとを同一の数とすると、歯566、576の整合と高
いばね圧縮力とが一致することを保証するためにスプラ
イン561、571の割出しを行う必要がなくなる。別
の実施例において、孔569は図10に示すような円形
でなく、非円形としてもよい。別の実施例において、孔
569は中心554の回りの円弧を有する弓形となされ
る。
【0072】スプライン561、571はハブ563、
573以外の位置に設けてもよい。非限定的な例とし
て、一方の歯車に弓形の溝孔を設け、その内側表面にス
プラインを設け、他方の歯車から該溝孔内に延長するフ
ランジに設けたスプラインと係合せしめる。係合するス
プラインの1つ以上の部片を回転軸線の回りに配置する
ことにより、軸線を取囲まないでも歯車の相対的回転が
可能である。
【0073】組立体58の場合と同様に、組立体558
に整合装置が設けられ、バックラッシュ防止歯車組立体
の2つの歯車の歯を該組立体のばね偏倚力に抗して選択
的に整合せしめる。ステム592が締付けられて図12
A、図12Bの整合状態を与え、取付けを容易とする。
組立体558が別の歯車例えば歯車42と噛合うと、そ
れぞれの装置590a、590bのステム592が緩め
られて、歯車560、570の相対的回転が可能となっ
て、噛合う歯車のバックラッシュが取上げられる。この
緩め位置は図11A、図11Bの形態と同様であるが、
望ましくはそれぞれのボルト590の頭594と座金5
96との間に間隙を設けて対応する噛合いのバックラッ
シュ状態の変化に適応するようにする。一つの実施例に
おいて、組立体558が別の歯車と噛合って取付けられ
たとき、装置590a、590bは除去される。この実
施例は噛合いによって偏倚力に抗している。
【0074】それぞれの組立体58、558は一方の歯
車に連結されてステムの軸線に沿って延長するねじ付き
ステムを有する調節装置を有する。装置はさらに、歯車
に対して相対的な位置決めを与えるためステムに連結さ
れた頭部を含む。通常、組立体58、558は本発明の
他の特性に関して互換性がある。更に、組立体58、5
58はバックラッシュ防止歯車200と共に使用するこ
とができる。また、組立体58、558の別の実施例に
おいてボルト90、590は、歯車の一方に固定された
ねじ付きステムとし、これにねじ込まれたナットを可動
の頭部としてもよい。ナットはステムに沿って位置決め
されて他方の歯車に選択的に係合する。さらに別の実施
例において、バックラッシュ防止組立体は省略される。
本発明の変形例において、通常のシザー歯車が使用され
る。
【0075】本明細書で引用した刊行物、特許明細書、
特許出願明細書は参考文献として示すものであるが、個
々の刊行物、特許明細書、特許出願明細書それぞれ本明
細書の一部を構成する。
【0076】上述の説明および図面によって本発明は図
示され、詳述されたが、これらは説明を目的とするもの
で本発明を限定しない。すなわち、本発明の精神の範囲
内のすべての変形例および改変例は保護されるべきであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例として示す内燃機関装
置の前面立面図である。
【図2】図2は図1の実施例のバックラッシュ防止歯車
組立体の部品の上面平面図。
【図3】図3は図1の実施例のバックラッシュ防止歯車
組立体の部品の上面平面図。
【図4】図4は図2および図3の部品がバックラッシュ
防止歯車組立体に整合しない関係で組込まれた上面平面
図。
【図5】図5は図4のバックラッシュ防止歯車組立体の
整合した状態の斜視図。
【図6】図6は図1の線6−6に沿う断面図で、アイド
ル歯車と調節可能の位置決め機構の断面図。
【図7】図7Aおよび図7Bは図1の装置の組み立ての
異なる段階を示す概略正面立面図である。
【図8】図8A、図8Bおよび図8Cは図1の装置の一
部の選択された作動状態を示す概略正面立面図である。
【図9】図9は図8Aないし図8Cに示す作動状態に関
連する関係を示すグラフ。
【図10】図10は本発明の別の実施例として示すバッ
クラッシュ防止歯車組立体の分解斜視図。
【図11】図11Aは図10のバックラッシュ防止歯車
組立体の整合しない形態の上面平面図。図11Bは図1
1Aのバックラッシュ防止歯車組立体の側面立面図。
【図12】図12Aは図10のバックラッシュ防止歯車
組立体の整合した形態の上面平面図。図12Bは図12
Aのバックラッシュ防止歯車組立体の側面立面図。
【符号の説明】
20 内燃機関装置 40 歯車列 50 バックラッシュ防止歯車 58 バックラッシュ防止歯車組立体 60、70 歯車 65 開口 75 凹所 66、76 歯車歯 67、77 リム 81 コイルばね 90 調節ボルト 92 ステム 94 頭部 100 アイドル歯車 120 位置決め機構 130 取付け板 140 保持板 150 ねじファスナ
フロントページの続き (72)発明者 デーヴィッド・ピー・ジェンター イギリス国ケニルワース,バーミンガム・ ロード,ザ・バーリー・ハウス・アト・チ ェーズ・ファーム (72)発明者 ケヴィン・エル・ミラー アメリカ合衆国インディアナ州47265,ノ ース・ヴァーノン,サウス・カウンティ ー・ロード・580・ウエスト 355 (72)発明者 チャールズ・イー・ロング アメリカ合衆国インディアナ州47201,コ ロンバス,サウス 700 ウエスト 10535 (72)発明者 イリア・エル・ピラナー アメリカ合衆国インディアナ州47201,コ ロンバス,アコーン・ドライブ 6064 (72)発明者 デニス・アール・ティベッツ アメリカ合衆国インディアナ州47201,コ ロンバス,シカモアー 2645

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バックラッシュのない歯車組立体にし
    て、 円周的に配置された第1の数の歯を有する第1の歯車
    と、 該第1の歯車にばね偏倚力を受けて係合する第2の歯車
    にして、該ばね偏倚力によってほぼ共通な回転中心の回
    りに第1および第2の歯車は互いに相対的に柔軟的に回
    転せしめられ、該第2の歯車は円周的に配置された第2
    の数の歯を有しており、それぞれの歯は前記第1の歯の
    対応する歯と対をなして複合歯を形成しており、前記複
    合歯は偏倚作用に抗して作用する力によって寸法を変化
    せしめる形状を有し、 前記第1の歯のそれぞれは第1の円周方向厚さを有し、
    第2の歯のそれぞれは第2の円周方向厚さを有し、第1
    の円周方向厚さは第2の円周方向厚さより少なくとも約
    0.0508mm(0.002インチ)大であることを
    特徴とする歯車組立体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の歯車組立体にして、第
    1の歯はそれぞれ第1の面幅を有し、第2の歯はそれぞ
    れ第2の面幅を有し、第1の面幅は第2の面幅より少な
    くとも約50%大であることを特徴とする歯車組立体。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の歯車組
    立体にして、第1及び第2の円周方向厚さの差が少なく
    とも約0.102mm(0.004インチ)であること
    を特徴とする歯車組立体。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の歯車組
    立体にして、第1及び第2の円周方向厚さの差が約0.
    102〜0.153mm(0.004〜0.006イン
    チ)であることを特徴とする歯車組立体。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいづれか1項
    に記載の歯車組立体にして、前記ばね偏倚力は第1およ
    び第2の歯がほぼ整合しているとき前記中心から第1お
    よび第2の歯までの半径に相対的に少なくとも約135
    N−m(100ft−lb)のトルクを与えることを特
    徴とする歯車組立体。であることを特徴とする歯車組立
    体。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4のいづれか1項
    に記載の歯車組立体にして、取り付け時に第1の歯車に
    担持されて選択的にばね偏倚力に抗して第1および第2
    の歯に整合する整合装置を含むことを特徴とする歯車組
    立体。
  7. 【請求項7】 歯車列組立体を備えた装置にして、 相互間にある数の間隙を限定するある数の歯を有する第
    1の歯車と、 第1の歯車と噛み合う第2の歯車であって、多数の歯の
    対を限定するバックラッシュのない形状の2つの歯つき
    歯車を有し、各対は前記歯車の一方の第1の歯と前記歯
    車の他方の第2の歯とが複合歯を形成して前記間隙の対
    応する1つと係合し、前記第1の歯車は第1の円周方向
    厚さを有し第2の歯車は第1の円周方向厚さより公称的
    に小さい第2の円周方向厚さを有している、ことを特徴
    とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の装置にして、 前記第2の歯車に噛み合う第3の歯車と、 前記第3の歯車に噛み合う、シザー歯車である第4の歯
    車と、 前記第4の歯車に噛み合う第5の歯車とを含むことを特
    徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の装置にして、 第1および第2の円周方向厚さの公称最小差が少なくと
    も0.0508mm(0.002インチ)であることを
    特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし請求項9のいづれか1
    項に記載の装置にして、 クランク軸と第1のカム軸と第2のカム軸とを含む内燃
    機関と、 第2の歯車に噛み合う第3の歯車と、 第3の歯車に噛み合う、シザー歯車である第4の歯車
    と、 第4の歯車に噛み合う第5の歯車とを含み、 第1の歯車はクランク軸に固着されて共に回転し、第2
    の歯車は第1の歯車によって駆動される形状を有し、第
    3の歯車は第2の歯車によって駆動される形状を有し、
    第4の歯車は第3の歯車によって駆動される形状を有し
    て第1のカム軸に固定されて共に回転し、第5の歯車は
    第4の歯車によって駆動される形状を有して第2のカム
    軸に固定されて共に回転し、第1および第2の円周方向
    厚さの公称最小差が少なくとも0.102mm(0.0
    04インチ)であることを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 方法であって、 (a)それぞれ第1の円周方向厚さを有して円周方向に
    配置された第1の数の歯を有する第1の歯車を提供し、 (b)それぞれ第1の円周方向厚さより公称的に小さい
    第2の円周方向厚さを有して円周方向に配置された第2
    の数の歯を有する第2の歯車を選択し、 (c)第1の歯車および第2の歯車を前記選択後にバッ
    クラッシュ防止歯車組立体に組立てる、各工程を含む方
    法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の方法であって、第
    1および第2の円周方向厚さの差が少なくとも約0.0
    508mm(0.002インチ)であることを特徴とす
    る方法。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の方法であって、第
    1および第2の円周方向厚さの公称最小差が少なくとも
    約0.102mm(0.004インチ)であることを特
    徴とする方法。
  14. 【請求項14】 請求項11ないし請求項13のいづれ
    か1項に記載の方法であって、歯車列に取付けるため第
    1および第2の歯を整合せしめる工程を含むことを特徴
    とする方法。
  15. 【請求項15】 請求項11ないし請求項14のいづれ
    か1項に記載の方法であって、前記組立て工程がばね偏
    倚力を与えるため多数のコイルばねを第1および第2の
    歯車間に位置決めする工程を含むことを特徴とする方
    法。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の方法であって、前
    記ばね偏倚力が少なくとも約135N−m(100ft
    −lb)のトルクを与えることを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 バックラッシュ防止歯車組立体であっ
    て、 第1の数の円周方向に配置された歯を有する第1の歯車
    と、 第1の歯車と係合する第2の歯車であって、第1および
    第2の歯車をほぼ共通の回転中心の回りに互いに相対的
    に従動的に回転せしめるばね偏倚力を受けており、該第
    2の歯車は第2の数の円周方向に配置された歯を有し、
    それぞれの歯は対応する第1の歯と対をなして多数の複
    合歯を形成し、各複合歯はばね偏倚力に抗して作用する
    力によって寸法を変化せしめ、 前記ばね偏倚力は前記中心から第1および第2の歯まで
    の半径に対して少なくとも135N−m(100ft−
    lbs)の最大偏倚トルクを与えることを特徴とする方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項15に記載のバックラッシュ防
    止歯車組立体であって、前記第1の歯がそれぞれ第1の
    面幅を有し前記第2の歯がそれぞれ第2の面幅を有し、
    第1の面幅は第2の面幅より少なくとも約50%大であ
    ることを特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 請求項17および請求項18のいづれ
    か1項に記載の方法であって、頭部と対抗するねじ付き
    ステムとを有するボルトを含み、該ねじ付きステムは前
    記第1および第2の歯車の一方に限定される孔にねじ込
    まれ、該頭部は前記第1および第2の歯車の他方に支持
    関係で選択的に係合して、前記偏倚力に抗して装着のた
    め前記第1および第2の歯をほぼ整合せしめる、ことを
    特徴とする方法。
  20. 【請求項20】 歯車列組立体にして、 相互間に間隙を限定する多数の歯を有する第1の歯車
    と、 多数の歯の対を限定し互いにバックラッシュ防止関係で
    係合する2つの歯車を限定する第2の歯車であって、該
    歯の対の少なくとも1つが前記間隙の対応する1つと係
    合し、該第2の歯車はほぼ共通の回転中心の回りに相対
    的に回転可能であり、該第2の歯車は前記中心から歯の
    対までの半径に対して少なくとも約135N−m(10
    0ft−lbs)の最大偏倚トルクを与える、ことを特
    徴とする歯車列組立体。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の歯車列組立体にし
    て、 第2の歯車と噛合う第3の歯車と、 第3の歯車と噛合う第4の歯車にしてシザー歯車である
    第4の歯車と、 第4の歯車と噛合う第5の歯車とを含む、ことを特徴と
    する前記歯車列組立体。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載の歯車列組立体にし
    て、 クランク軸と、第1のカム軸と、第2のカム軸とを有す
    る内燃機関と、 第2の歯車と噛合う第3の歯車と、 第3の歯車と噛合う第4の歯車にしてシザー歯車である
    第4の歯車と、 第4の歯車と噛合う第5の歯車とを含み、第1の歯車は
    クランク軸に取付けられて共に回転し、第2の歯車は第
    1の歯車によって駆動され、第3の歯車は第2の歯車に
    よって駆動され、第4の歯車は第3の歯車によって駆動
    され第1のカム軸に取付けられて共に回転し、第5の歯
    車は第4の歯車によって駆動され第2のカム軸に取付け
    られて共に回転する、ことを特徴とする歯車列組立体。
  23. 【請求項23】 請求項17ないし請求項22のいづれ
    か1項に記載の歯車列組立体にして、最大偏倚トルクが
    少なくとも約270N−m(200ft−lbs)であ
    る、ことを特徴とする歯車列組立体。
  24. 【請求項24】 請求項17ないし請求項22のいづれ
    か1項に記載の歯車列組立体にして、最大偏倚トルクが
    少なくとも約675N−m(500ft−lbs)であ
    る、ことを特徴とする歯車列組立体。
  25. 【請求項25】 歯車列を組立てる方法にして、 第1の歯車を準備し、 第1の歯車と第2の歯車との間に第1の噛合いを確立
    し、該第2の歯車はシザー歯車であって、その有効歯寸
    法が第1の噛合いによって決定され、 前記決定後に、第2の歯車と第2の噛合いを形成する第
    3の歯車の取付け位置を選択し、該取付け位置は第2の
    噛合いのバックラッシュを制御するために有効な歯の寸
    法の関数として決定する、各工程を含むことを特徴とす
    る歯車列組立方法。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の方法にして、前記
    選択が第3の歯車の取付け位置を調節可能の位置決め組
    立体によって変更し、該位置決め組立体は第3の歯車の
    回転軸線の回りの回転を可能とし、回転軸線にほぼ垂直
    なほぼ平坦な区域に沿った調節を与える、各工程を含む
    ことを特徴とする歯車列組立方法。
  27. 【請求項27】 請求項25または請求項26に記載の
    方法にして、第2の歯車のシザー形態が、ばね偏倚され
    て互いに連結されるばね負荷関係の複数対の歯車を含
    み、該複数対の歯車のそれぞれが、有効円周方向厚さが
    前記第1の噛合いの関数として変化する複合歯を与える
    形状を有しており、前記確立が、 歯車歯の各対を整合せしめるため前記ばね偏倚に対抗
    し、 第1の噛合いを形成するために前記対抗工程時に第2の
    歯車を第1の歯車に噛合わせ、 前記噛合わせ後に前記対抗工程を中止し、第1の噛合い
    によって歯の対の分類を可能とする、各工程を含むこと
    を特徴とする歯車列組立方法。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の方法にして、 第3の歯車を取付け位置に回転的に取付け、 シザー歯車である第4の歯車を第5の歯車と係合せしめ
    て第3の噛合いを形成し、 第3の歯車を第4の歯車と係合せしめて第4の噛合いを
    形成し前記確立工程が第1および第2の歯車をピボット
    的に取付けて第1の噛合いを形成することを含み、前記
    選択工程が第3の歯車の取付け位置を調節可能な位置決
    め組立体によって変更することを含み、位置決め組立体
    は第3の歯車の回転軸線の回りの回転を許容し回転軸線
    に直角なほぼ平面の区域に沿う調節を与えることを特徴
    とする歯車列組立方法。
  29. 【請求項29】 機関装置にして、 内燃機関と、 該機関にピボット的に連結されて第1の軸線の回りに回
    転する第1の歯車と、 該機関にピボット的に連結されて第2の軸線の回りに回
    転し、第1の歯車と第1の噛合いによって係合する、シ
    ザー歯車である第2の歯車と、 該機関にピボット的に連結されて第3の軸線の回りに回
    転し、第2の歯車と第2の噛合いによって係合する、第
    3の歯車と、 第3の歯車の第2の歯車に相対的な位置の範囲を決定し
    て第2の噛合いのバックラッシュを制御する、調節可能
    な位置決め機構と、を含むことを特徴とする機関装置。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の装置にして、 該機関にピボット的に連結され、第3の歯車と第3の噛
    合いによって係合する、シザー歯車である第4の歯車
    と、 第4の歯車と第4の噛合いによって係合する、第5の歯
    車とを含み、 調節可能な位置決め機構が第3の軸線を第4の歯車に相
    対的に位置決めして第3の噛合いのバックラッシュを制
    御する、ことを特徴とする機関装置。
  31. 【請求項31】 請求項29または請求項30に記載の
    装置にして、第3の歯車が1対の取付け通路を貫通的に
    限定する軸を含み、前記調節可能の位置決め機構がそれ
    ぞれ対応する前記通路の1つを貫通する1対のねじ付き
    ファスナを含むことを特徴とする機関装置。
  32. 【請求項32】 請求項29ないし請求項31のいづれ
    か1項に記載の装置にして、前記機構が前記第1、第2
    および第3の軸線にほぼ垂直な、ほぼ平坦な区域に相対
    的な調節を与えるように形状づけられている、ことを特
    徴とする機関装置。
  33. 【請求項33】 請求項29ないし請求項32のいづれ
    か1項に記載の装置にして、前記機関がクランク軸を含
    み、前記第1の歯車がクランク軸と共に回転して第2の
    歯車を駆動し、前記第2の歯車は第3の歯車を駆動す
    る、ことを特徴とする機関装置。
  34. 【請求項34】 バックラッシュ防止歯車組立体にし
    て、 第1の数の円周方向に配置された歯を有する第1の歯車
    と、 第1の歯車と係合する第2の歯車にして、該第1の歯車
    および第2の歯車を互いに相対的にほぼ共通の回転軸線
    の回りに従動的に回転せしめるばね偏倚力を受け、該第
    2の歯車は第2の数の歯を限定し、第2の歯車の歯はそ
    れぞれ第1の歯車の対応する歯と対をなして、多数の複
    合歯を形成し、各複合歯は噛合い係合時にバックラッシ
    ュを減少させる可変の寸法を有する第2の歯車と、 第1の歯車に連結されるねじ付きステムと、該ステムに
    連結される頭部とを有する調節装置にして、頭部は取付
    けのため前記ばね偏倚力に抗して前記第1および第2の
    歯を整合せしめる負担支持関係を第2の歯車に対して形
    成する第1の選択可能の位置を有する、調節装置とを含
    むことを特徴とするバックラッシュ防止歯車組立体。
  35. 【請求項35】 請求項34に記載の歯車組立体にし
    て、前記頭部は、該組立体を別の歯車と噛合わせるため
    に取付けた後に、前記ばね偏倚力に応答して第1および
    第2の歯車の互いに相対的な回転を可能とする第2の選
    択可能の位置を有することを特徴とするバックラッシュ
    防止歯車組立体。
  36. 【請求項36】 請求項35に記載の歯車組立体にし
    て、前記装置が前記ステムと前記頭部とを有するボルト
    を含み、前記第1の歯車がねじ付き孔を限定しており、
    前記ステムの少なくとも一部は前記孔内にねじ込まれて
    頭部を該孔と第2の歯車間に位置決めすることを特徴と
    するバックラッシュ防止歯車組立体。
  37. 【請求項37】 請求項36に記載の歯車組立体にし
    て、前記頭部が第1の位置において第2の歯車と接触
    し、第2の位置において第1の歯車と接触することを特
    徴とするバックラッシュ防止歯車組立体。
  38. 【請求項38】 請求項34または請求項35に記載の
    歯車組立体にして、 前記第1の歯車がねじ付き孔を限定し、第1の数の螺旋
    形スプラインを限定する第1のハブを有し、 前記第2の歯車が前記ねじ付き孔と重なる形状の開口を
    限定し、第2の数の螺旋形スプラインを限定する第2の
    ハブを有し、第1のスプラインと第2のスプラインとは
    互いに係合し、 前記装置は、頭部に対抗するステムを有するボルトと座
    金とを含み、ステムは座金と前記開口とを貫通して前記
    孔にねじ係合して、座金と第2の歯車とを前記頭部と第
    1の歯車との間に第1の位置において選択的にクランプ
    することを特徴とするバックラッシュ防止歯車組立体。
  39. 【請求項39】 請求項34ないし請求項38のいづれ
    か1項に記載のバックラッシュ防止歯車組立体にして、
    前記ばね偏倚力が少なくとも約135N−m(100f
    t−lbs)の最大偏倚トルクを前記回転軸線から第1
    および第2の歯車までの半径に相対的に与え、第1の歯
    は第1の円周方向厚さを有し、第2の歯は第2の円周方
    向厚さを有し、第1の厚さは第2の厚さより少なくとも
    約0.0508mm(0.002インチ)大であること
    を特徴とするバックラッシュ防止歯車組立体。
  40. 【請求項40】 バックラッシュ防止歯車組立体にし
    て、 第1の数の円周方向に配置された歯と第1の数のスプラ
    インとを有する第1の歯車と、 第2の数の円周方向に配置された歯と第2の数のスプラ
    インとを有する第2の歯車とを含み、第1および第2の
    スプラインはほぼ共通の回転軸線の回りに互いに係合
    し、該第1および第2のスプラインは前記軸線に対して
    傾斜して前記第1および第2の歯車を互いに相対的に回
    転せしめる形状を有し、前記第2の歯はそれぞれ第1の
    歯の対応するそれぞれと対をなして多数の複合歯を形成
    し、該複合歯の寸法は第1および第2の歯車の相対的な
    回転によって変化することを特徴とするバックラッシュ
    防止歯車組立体。
  41. 【請求項41】 請求項40に記載のバックラッシュ防
    止歯車組立体であって、第1および第2の歯車は両者間
    に配置された多数のコイルばねによって少なくとも部分
    的に与えられる偏倚力によって互いに係合し、それぞれ
    のばねは回転軸線にほぼ平行な方向に作用する力を生ず
    るように方向づけらていることを特徴とするバックラッ
    シュ防止歯車組立体。
  42. 【請求項42】 請求項41に記載のバックラッシュ防
    止歯車組立体であって、第1の歯車に担持される調節装
    置を含み、該装置は前記偏倚力に抗して第1および第2
    の歯車を選択的に整合せしめる形状を有することを特徴
    とするバックラッシュ防止歯車組立体。
  43. 【請求項43】 請求項42に記載のバックラッシュ防
    止歯車組立体であって、前記装置が頭部と対抗するねじ
    付きステムとを有するボルトを含むことを特徴とするバ
    ックラッシュ防止歯車組立体。
  44. 【請求項44】 請求項41ないし請求項43のいづれ
    か1項に記載のバックラッシュ防止歯車組立体であっ
    て、前記偏倚力が、少なくとも約135N−m(100
    ft−lbs)の最大偏倚トルクを前記回転軸線から第
    1および第2の歯までの半径に相対的に与え、第1の歯
    は第1の円周方向厚さを有し、第2の歯は第2の円周方
    向厚さを有し、第1の厚さは第2の厚さより少なくとも
    約0.0508mm(0.002インチ)大であること
    を特徴とするバックラッシュ防止歯車組立体。
  45. 【請求項45】 請求項40ないし請求項44のいづれ
    か1項に記載のバックラッシュ防止歯車組立体であっ
    て、第1の歯車が第1のスプラインを限定する第1のハ
    ブを有し、第2の歯車が第2のスプラインを限定する第
    2のハブを有しており、前記複合歯の寸法が前記回転軸
    線に沿って第1および第2の歯車が占める距離によって
    変化する、ことを特徴とするバックラッシュ防止歯車組
    立体。
JP12447998A 1997-05-08 1998-05-07 歯車組立体およびその組立方法 Expired - Fee Related JP3222105B2 (ja)

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