JPH11302819A - 耐摩耗性皮膜の形成方法及び形成装置 - Google Patents

耐摩耗性皮膜の形成方法及び形成装置

Info

Publication number
JPH11302819A
JPH11302819A JP10106532A JP10653298A JPH11302819A JP H11302819 A JPH11302819 A JP H11302819A JP 10106532 A JP10106532 A JP 10106532A JP 10653298 A JP10653298 A JP 10653298A JP H11302819 A JPH11302819 A JP H11302819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spraying
wear
film
plasma
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10106532A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Shirasawa
秀則 白沢
Nobu Shu
展 周
Noritaka Eguchi
法孝 江口
Akira Omori
明 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advanced Materials Processing Institute Kinki Japan AMPI
Advanced Materials Processing LLC
Original Assignee
Advanced Materials Processing Institute Kinki Japan AMPI
Advanced Materials Processing LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advanced Materials Processing Institute Kinki Japan AMPI, Advanced Materials Processing LLC filed Critical Advanced Materials Processing Institute Kinki Japan AMPI
Priority to JP10106532A priority Critical patent/JPH11302819A/ja
Publication of JPH11302819A publication Critical patent/JPH11302819A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K26/00Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring
    • B23K26/346Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring in combination with welding or cutting covered by groups B23K5/00 - B23K25/00, e.g. in combination with resistance welding
    • B23K26/348Working by laser beam, e.g. welding, cutting or boring in combination with welding or cutting covered by groups B23K5/00 - B23K25/00, e.g. in combination with resistance welding in combination with arc heating, e.g. TIG [tungsten inert gas], MIG [metal inert gas] or plasma welding

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Coating By Spraying Or Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬質粒子含有金属のプラズマ溶射によって形
成する耐摩耗性皮膜として、緻密な連続層で皮膜自体の
強度と基材に対する密着強度に優れ、高い耐摩耗性を具
備するものを形成する手段を提供する。 【解決手段】 基材W表面に硬質粒子含有金属をプラズ
マ溶射Pにより吹き付けて耐摩耗性皮膜Mを形成するに
当たり、同時に基材W表面の吹付け位置Zにレーザービ
ームLを照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広汎な産業分野で
使用される様々な器材の耐摩耗性を必要とする表面に、
プラズマ溶射を利用して高緻密な耐摩耗性皮膜を形成す
る方法と、該皮膜の形成装置に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】一般に、プラズマ溶射による皮
膜形成技術は、放電アークにアルゴン等のキャリヤーガ
スを供給してプラズマアークの高温噴流を発生させ、こ
の高温噴流中に硬質粒子含有金属の粉末を供給すること
により、該材料を溶融又は半溶融状態として基材表面に
吹き付け、堆積させて皮膜を形成するものである。
【0003】このようなプラズマ溶射方法は、他の溶射
方法に比較して、高融点材料の溶射も可能であって材料
選択の自由度が大きい上、密着強度及び密度の高い皮膜
を形成できると共に熱源に起因した溶射材料の汚染がな
く、また高出力化によって時間当たりの溶射量を多くし
て皮膜形成能率を高め得るといった利点があるため、例
えば製鋼分野における連続焼鈍炉用ハースロール、溶融
アルミメッキ用ポットロール、マッドガン・ノズル、製
紙分野におけるヤンキードライヤーロール、ワインダド
ラムドローロール、発電分野や航空・宇宙分野における
タービン翼、圧縮機翼、燃焼器、多くの産業分野で使用
する各種ガイドロール、スリーブやカラーの如き摺接用
部品等、多様な器材の表面に耐摩耗性や耐腐食性等を付
与するのに利用されている。
【0004】しかしながら、従来のプラズマ溶射による
皮膜は、他の溶射方法によるものと比べれば密着強度及
び密度は高いが、皮膜断面で見ると材料粒子の偏平な溶
滴粒子が積み重なった状態にあり、溶滴粒子間に明瞭な
界面を生じている上、通常10%程度の気孔を含み、緻
密な連続層ではなく言わば多孔質に近い構造となってお
り、しかも膜厚によっては上記気孔の一部が皮膜表面か
ら基材表面に達する貫通気孔となるため、皮膜強度を充
分に高められないという難点があった。
【0005】特に、耐摩耗性皮膜を形成するために溶射
材料としてサーメット系材料を用いる場合、その皮膜は
溶融したマトリックス金属中に不溶の硬質粒子が高密度
で分散した形になるが、その皮膜形成に際して高速フレ
ーム溶射(HVOF)によって硬質粒子を高速で基材表
面に衝突させ、この硬質粒子によるアンカー効果と基材
表面の圧縮残留応力によって物理的に皮膜を基材に対し
て被着させている。従って、基材と皮膜間の結合力が不
足して界面剥離を生じ易い上、マトリックス金属による
硬質粒子の結合も充分ではなく、硬質粒子単位での脱落
による摩耗現象が発生し、前記の多孔質に近い皮膜構造
と相まって充分な耐摩耗性を発揮できないという問題が
あった。
【0006】なお、従来より、プラズマ溶射皮膜の皮膜
特性を改善する手段として、形成された皮膜表面の気孔
部分に金属や樹脂等を化学的又は物理的操作によって充
填する方法や、溶射皮膜にレーザビームを照射すること
によってマトリックス金属を再溶融させる方法が提案さ
れている。しかるに、前者の充填方法では、煩雑な操作
を要する工程が加わってコスト上昇を招く上、気孔率は
低下するものの皮膜強度や基材に対する密着強度はさほ
ど向上しなかった。また後者の方法では、皮膜の緻密性
を高めて皮膜強度及び基材との密着強度を向上できる反
面、マトリックス金属の再溶融に伴う入熱によって基材
が劣化したり、基材表面部の溶融によって表面性等の皮
膜自体の品質も悪化する欠点があった。
【0007】本発明は、上述の事情に鑑みて、サーメッ
ト材料の如き硬質粒子含有金属のプラズマ溶射による耐
摩耗性皮膜の形成において、溶滴粒子相互の融合性を高
めて皮膜中への気孔の混入を抑制すると共に、マトリッ
クス金属と硬質粒子との結合ならびに皮膜と基材表面と
の密着性を向上させ、もって緻密な連続層で皮膜自体の
強度と基材に対する密着強度に優れた耐摩耗性皮膜を形
成し得る手段を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために、まず従来のプラズマ溶射法による皮
膜の問題点について検討した結果、溶射された溶滴粒子
の表面部に飛散中の冷却や酸化によって固化膜を生じる
ため、溶滴粒子が相互に融合せずに気孔を巻き込んだ状
態で基材表面に積み重なって緻密性に欠ける皮膜構造と
なり、しかも溶滴粒子が低温の基材表面に着床した際に
も冷却が更に進行するため、皮膜の密着性が不充分にな
り、またサーメット系材料では溶滴粒子中の溶融金属と
不溶の硬質粒子との界面にも気孔が入り込むことが判明
した。なお、上記の酸化は不活性ガスの減圧雰囲気中で
溶射することで防止できるが、冷却については雰囲気全
体を超高温に設定しない限りは不可避である。
【0009】そこで、本発明者らは、プラズマ溶射され
た溶滴粒子の相互間、溶滴粒子と基材表面との間、マト
リックス金属と硬質粒子との間、の各々の結合力を高め
る手段について鋭意検討を重ねた結果、プラズマ溶射を
行う際、その溶射領域に同時にレーザビームを照射する
方法、つまりプラズマ・レーザ複合溶射が非常に有効な
手段になり得ることを見出し、本発明をなすに至った。
【0010】本発明の請求項1に係る耐摩耗性皮膜の成
形方法は、基材表面に硬質粒子含有金属をプラズマ溶射
により吹き付けて耐摩耗性皮膜を形成するに当たり、こ
の吹き付けと同時に基材表面の吹付け位置にレーザービ
ームを照射することを特徴とするものである。すなわ
ち、既述した従来のレーザ照射による改善手段では後処
理として形成皮膜全体を再溶融させるために問題を生じ
ることになるが、本発明のように溶滴粒子が基材表面に
着床する領域にレーザビームを照射すれば、着床直前に
溶滴粒子を瞬時に加熱して表面部の固化膜を溶解させる
から、溶滴粒子相互が融合して連続した溶融層を形成
し、この溶融層中に硬質粒子が均一に分散した状態とな
る上、気体の巻き込みを生じにくく、巻き込まれた気体
もレーザビームの照射域から外れるまでの間に溶融層か
ら抜け出し易く、もって溶滴粒子と基材表面あるいは先
に形成されている皮膜表面が完全に密着し、マトリック
ス金属と硬質粒子も完全に密着することになる。しか
も、レーザビームは、上記の固化膜を溶解できる程度の
低いエネルギー密度でよいから、基材表面や先行皮膜の
溶融を回避できる。
【0011】しかして、請求項2の発明では、上記請求
項1の耐摩耗性皮膜の成形方法における硬質粒子含有金
属がサーメット材料である構成としているから、特に高
い耐摩耗性を有する皮膜を入手容易な材料を用いて形成
できる。また、請求項3の発明では、上記請求項1又は
2の耐摩耗性皮膜の成形方法において、1.6%以下の
気孔率とビッカース硬度でHv1200以上の皮膜硬さ
を有する耐摩耗性皮膜を形成するようにしているから、
この形成皮膜は、皮膜損傷を生じにくく耐久性に優れ、
条件的に苛酷な用途にも充分に供し得るものとなる。
【0012】一方、本発明の請求項4に係る耐摩耗性皮
膜の成形装置は、硬質粒子含有金属を溶射するプラズマ
溶射手段と、レーザービームを照射するレーザ照射手段
と、これら両手段による溶射及び照射を基材表面の同じ
領域に対して同時に行わせる制御手段と、この溶射及び
照射の位置を基材表面上で移動させる変位手段とを具備
してなるから、上記請求項1〜3の皮膜形成方法を支障
なく適用して、既述の優れた耐摩耗性皮膜を容易に形成
可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る耐摩耗性皮膜
の成形方法を示す模式図である。図において、Wはステ
ンレス鋼板等よりなる基材であり、この基材Wを図示矢
印Aのように移動させつつ、その表面に硬質粒子含有金
属をプラズマ溶射Pによって連続的に溶射することによ
り、硬質粒子含有金属層からなる耐摩耗性皮膜Mが形成
されてゆくが、この溶射領域ZにはレーザビームLを同
時照射している。この耐摩耗性皮膜Mは、上記のプラズ
マ・レーザ複合溶射を複数回にわたって重ねて行うこと
により、所要の膜厚に設定する。なお、プラズマ溶射P
とレーザビームLは溶射領域Zで重ねるために軸線が垂
直線sに対して角度α,βだけ傾かせているが、これら
傾き角は任意に設定できる。
【0014】上記の方法によれば、溶射される硬質粒子
含有金属の溶滴粒子は、飛散中の冷却や酸化(大気中で
の溶射の場合)によって表面部に固化膜を生じるが、こ
の固化膜が溶射領域Zに照射されるレーザビームLによ
って基材Wへの着床直前に瞬時に融解するため、着床し
た溶滴粒子は相互に融合して連続した溶融層を形成し、
この溶融層中に硬質粒子が均一に分散した状態になると
共に、気体の巻き込みが少なくなり、巻き込んだ気体も
溶射領域ZつまりレーザビームLの照射域から外れるま
での間に溶融層から容易に抜け出すから、溶滴粒子と基
材表面あるいは先に形成されている皮膜表面とが完全に
密着する。
【0015】従って、形成された耐久性皮膜Mは、気孔
率が非常に低い緻密な連続層をなし、皮膜強度及び基材
に対する密着強度が大きく、しかも硬質粒子が均一な分
散状態にあることにより、優れた耐摩耗性を発揮するも
のとなる。しかして、レーザビームLは上記の溶滴粒子
の固化膜を溶解できる程度の低いエネルギー密度に設定
すればよく、これによって基材Wの表面の溶融や先に形
成されている皮膜Mの再溶融を回避できるから、表面性
等の皮膜品質も良好なものとなし得る。
【0016】本発明において溶射材料として使用する硬
質粒子含有金属の種類は、特に制約はないが、とりわけ
サーメット材料は市販品として入手容易で且つ良好な耐
摩耗性皮膜を形成できることから特に好適である。な
お、このサーメット材料としては、例えばWC−Co
系、WC−S6(自溶合金)系、Cr3 2 −NiCr
系、TiC−Ni系等、高硬度の炭化物粒子と比較的少
量の金属とからなるものが特に推奨される。
【0017】なお、このプラズマ・レーザ複合溶射で
は、例えば上記の炭化物粒子の如き硬質粒子の熱分解の
問題に対し、溶射入熱の低減によって該熱分解を抑制
し、基材M表面への着床時のレーザビーム照射によって
皮膜形成を健全化することができ、これも本発明の大き
な利点である。
【0018】本発明においてはプラズマ溶射を大気中で
行うことも可能であるが、より好ましくはアルゴン、窒
素、ヘリウム等の不活性(非酸化性)ガスで置換した減
圧雰囲気中で行うのがよい。このプラズマ溶射のための
装置構成、レーザビームLを発生させるレーザ発振器の
種類や発振方式等については、特に制約はない。また、
基材Wの表面上での溶射領域Zの更新移動は、上記のよ
うに基材W側を移動させる代わりに、プラズマ溶射P及
びレーザビームLの出射装置側を移動させたり、この出
射装置側の移動と基材W側の移動との組合せによって行
うようにしてもよい。なお、この更新移動速度と照射面
でのレーザエネルギー密度は、硬質粒子含有金属の種類
と溶射量、基材Wの材質等に応じた適性範囲、つまり溶
滴粒子の前記固化膜を溶解でき、且つ基材Wに対する熱
的悪影響や溶融ならびに先行形成されている下地の耐摩
耗性皮膜Mの再溶融を生じない範囲に設定される。
【0019】図2は、本発明の耐摩耗性皮膜の形成方法
を適用するプラズマ・レーザ複合溶射装置の構成例を示
す。この図2において、1は減圧チャンバーであり、密
閉状態として内部の雰囲気を前記不活性(非酸化性)ガ
スで置換し、外部に付設された真空ポンプ2によって所
要の真空度に設定できるようになっている。そして、こ
の減圧チャンバー1内には、台車3上に多関節ロボット
4とワーク支持台5とを搭載した溶射装置ユニット6が
収容されている。
【0020】この溶射装置ユニット6の多関節ロボット
4は、台車3に固定された摺動基台7上に水平摺動自在
に載置されると共に、その垂直面内揺動自在なアーム4
aの先端部にプラズマガン8とレーザガン9とが取付け
られており、レーザガン9には外部に設置されたYAG
レーザ装置10より出射されるレーザ光が光ファイバー
11を介して伝送されるようになっている。また、ワー
ク支持台5は、下部の回転テーブル5a上に加工テーブ
ル5bが設置され、この加工テーブル5bの前面に被加
工物である基材Wを取り付けるようになっている。そし
て、プラズマガン8とレーザガン9の向きは、プラズマ
溶射領域とレーザビーム照射領域とが基材Wの表面で重
なるように設定されている。12は制御装置であり、多
関節ロボット4の水平移動及びアーム4aの垂直面内揺
動、レーザ装置10のオン・オフ及び出力調整、プラズ
マガン8によるプラズマ溶射Pの出射・停止、レーザガ
ン9によるレーザビームLの出射・停止、真空ポンプ2
のオン・オフ等、プラズマ・レーザ複合溶射に必要な各
部の作動制御を司る。
【0021】上記構成のプラズマ・レーザ複合溶射装置
においては、前記不活性ガスで置換した減圧チャンバー
2内を所定の真空度に減圧した状態で、多関節ロボット
4の水平移動とアーム4aの垂直面内揺動とによって溶
射領域を更新移動させつつ、基材Wの表面にプラズマガ
ン8より硬質粒子含有金属のプラズマ溶射Pを行うと同
時に、その溶射領域にレーザガン9よりレーザビームL
を適性なエネルギー密度で照射することにより、基材W
の表面に硬質粒子含有金属層からなる耐摩耗性皮膜を形
成する。かくして形成された耐摩耗性皮膜は、既述のよ
うに、気孔率が非常に低い緻密な連続層をなし、皮膜強
度及び基材に対する被着強度が大きく、且つ硬質粒子が
マトリックス金属に密着した状態で均一に分散してお
り、優れた耐摩耗性を発揮し得るものとなる。
【0022】なお、このようなプラズマ・レーザ複合溶
射による作用効果は、耐摩耗性以外に耐食性、耐熱性、
電気伝導特性等を付与する場合にも活用でき、また材料
的観点からも硬質粒子含有金属に留まらず金属、合金、
セラミック等を溶射材料とした皮膜形成にも適用可能で
あることを示唆している。
【0023】
〔溶射材料〕
サーメット材料A…WC−12Co(WC/Coの重量
比88/12) サーメット材料B…WC−12S6(WC/S6の重量
比88/12、S6=重量百分率でC0.97、Si4.48、
Cr16.81 、Fe3.87、B3.35、残余Niの自溶合金) 〔基 材〕冷延鋼板SPCC(50×60×10t
m)を脱脂後、皮膜形成表面をアルミナ(#24)でブ
ラスト処理したもの。
【0024】実施例1 図2の構成のプラズマ・レーザ複合溶射装置を用い、そ
の減圧チャンバー1内を100TorrのArガス減圧
雰囲気とし、多関節ロボット4の水平移動とアーム4a
の垂直面内揺動とによって溶射領域を速度50mm/
秒、ピッチ4mmで更新移動させつつ、下記のプラズマ
溶射条件及びレーザビーム照射条件において、ワーク支
持台5に取り付けた基材Wの表面に、プラズマガン8に
よるサーメット材料Aのプラズマ溶射Pとレーザガン9
によるレーザビームLの照射とを同時に行うことより、
厚さ180μmの耐摩耗性皮膜M1を形成した。なお、
この皮膜形成は、レーザ出力が1.0〜4.0KWの範
囲で異なる各条件において、同様にして複数の基材に対
して行った。
【0025】 〔プラズマ溶射条件〕 プラズマ出力(電流−電圧)・・・・・600A−52V メインガス(Ar)送給量 ・・・・・60リットル/分 アシストガス(N2 )送給量・・・・・・5リットル/分 溶射距離 ・・・・・・・・150mm 粉末送給ガス量 ・・・・・・5リットル/分 粉末供給量(円盤回転数) ・・・・・・・1.0rpm 〔レーザビーム照射条件〕 レーザ波形 ・・・・・・・・・連続波形 レーザ出力 ・・・・1.0〜4.0KW 焦点外し量 ・・・・・・・・・±0mm コリメータレンズ移動量 +8〜+20mm
【0026】比較例1 レーザビームLの照射を行わず、プラズマ溶射Pのみで
溶射領域の移動速度を250mm/秒とした以外は、実
施例1と同様にして耐摩耗性皮膜C1を形成した。
【0027】実施例2 硬質粒子含有金属としてサーメット材料Bを使用すると
共に、形成皮膜厚を140μmとした以外は、実施例1
と同様にして耐摩耗性皮膜M2を形成した。
【0028】比較例2 溶射材料としてサーメット材料Bを使用すると共に、形
成皮膜厚を140μmとした以外は、比較例1と同様に
して耐摩耗性皮膜C2を形成した。
【0029】〔気孔率と硬さ〕前記実施例1,2で形成
した耐摩耗性皮膜M1,M2の気孔率とビッカース硬度
を測定した。その結果について、気孔率とレーザ出力と
の関係を皮膜M1については図3に、同じく皮膜M2に
ついては図4にそれぞれ示すと共に、ビッカース硬度と
レーザ出力との関係を皮膜M1については図5に、同じ
く皮膜M2については図6にそれぞれ示す。なお、これ
ら図には、比較のために同じサーメット材料を用いた比
較例の耐摩耗性皮膜C1,C2の測定値についても付記
した。
【0030】図3及び図5より、溶射材料としてサーメ
ット材料A(WC−12Co)を用いてプラズマ・レー
ザ複合溶射により形成した耐摩耗性皮膜M1では、気孔
率がレーザ出力の増大に伴って0.1%にまで低下して
おり、また皮膜硬さはレーザ出力3KWで最高Hv13
40となり、4KWでは低下に転じている。この皮膜硬
さの低下は、皮膜の断面組織の観察によると、基材金属
による希釈等でWCの共析比率が低下することに起因し
ている。一方、図4及び図6より、サーメット材料B
(WC−12S6)を用いて同様の複合溶射により形成
した耐摩耗性皮膜M2では、気孔率はレーザ出力2KW
で0.4%まで低下するが、これよりレーザ出力が増大
するに伴って上昇する傾向が見られ、皮膜硬さもレーザ
出力2〜3KWでHv1400以上に達し、4KWでは
低下しているが、断面組織の観察では皮膜M1で見られ
たWCの共析組織は認められなかった。
【0031】このように、レーザ出力の変化による皮膜
の緻密化挙動や硬さの変動傾向が溶射材料の種類によっ
て異なるため、レーザ出力等の施工条件による耐摩耗性
の良否判断は難しいが、皮膜の緻密性と硬さは耐摩耗性
に直結する因子であるため、気孔率と皮膜硬さを耐摩耗
性評価の指標として用いることができる。因に、図3〜
図6より、プラズマ・レーザ複合溶射による形成皮膜M
1,M2の気孔率と硬さは、プラズマ溶射のみによる皮
膜C1,C2よりも格段に向上しているから、皮膜M
1,M2は皮膜C1,C2に比較して耐摩耗性に非常に
優れることが明らかにある。
【0032】〔往復摩耗試験〕前記実施例1,2で形成
した耐摩耗性皮膜M1,M2について、往復摩耗試験を
行った。この試験は、スガ式摩耗試験機(NUS−IS
O−3型…室温用)を用い、図7に示すように、SiC
砥粒を塗着した摩耗紙(粗さ#320)を周面(幅6m
m)に張りつけた回転輪21に、往復台(図示省略)に
取り付けた試験片22(皮膜形成基材)を上から150
0gfの圧力で接触させて速度40ds/分,ストロー
ク10mmで往復させると共に、その一往復の間に回転
輪21が角度0.9deg/dsだけ回転するように設
定し、4800往復させたのち、試験片表面の摩耗痕深
さを測定するようにした。この測定された摩耗深さとレ
ーザ出力との関係を実施例1の皮膜形成基材については
図8に、同じく実施例2の皮膜形成基材については図9
にそれぞれ示す。なお、これら図には、比較例1,2の
耐摩耗性皮膜C1,C2の測定値を付記すると共に、従
来の溶射皮膜の耐摩耗レベル(摩耗痕深さ10.0μ
m)を横方向の直線で示した。
【0033】このような往復摩耗試験では、ある一定硬
さを有する硬質粒子(ここではSiC)に対する耐摩耗
性皮膜の相対的な耐摩耗性を比較検討できる。しかし
て、図8によれば、サーメット材料Aを用いてプラズマ
・レーザ複合溶射により形成される耐摩耗性皮膜M1の
耐摩耗性は、レーザ出力の増大に伴って向上し、3KW
で最大となり、それ以上の出力では低下する傾向を示す
が、該出力が3KW近辺での溶射によれば従来の溶射皮
膜の耐摩耗レベルを大きく上回ることが判る。また図9
より、サーメット材料Bを用いて同様の複合溶射により
形成される耐摩耗性皮膜M2では、レーザ出力が1〜4
KWにわたる全ての領域での溶射により、従来の溶射皮
膜の耐摩耗レベルを越える耐摩耗性を具備するものとな
ることが明らかである。
【0034】〔回転摩耗試験〕前記実施例1,2でレー
ザ出力が異なる条件で形成した各々の耐摩耗性皮膜M
1,M2、比較例1,2で形成した耐摩耗性皮膜C1,
C2、従来の溶射皮膜について、それぞれ回転摩耗試験
を行った。この試験は、大越式摩耗試験機(OAT−U
型…室温用)を用い、図10に示すように、S45C製
の回転円盤23(直径30mm、幅3mm)に試験片2
2を6.28kgfの摩擦荷重で押し当て、摩耗輪速度
(周速)0.209〜1.650m/秒の範囲におい
て、摩擦距離(摩耗輪の円周長×回転数)200mの摺
接を行った際の試験片22の摩耗痕幅を測定するように
した。この測定された摩耗深さと摩耗輪速度との関係
を、サーメット材料Aによる耐摩耗性皮膜M1,C1に
ついては図11に、サーメット材料Bによる耐摩耗性皮
膜M2,C2については図12に、それぞれ示す。な
お、これら図11,12中の曲線M1,M2に付記した
(1)〜(4)は、耐摩耗性皮膜M1,M2の複合溶射
による形成時のレーザ出力のKW数を示す。また曲線U
は従来の溶射皮膜の耐摩耗性を示す。
【0035】このような回転摩耗試験では、前記の往復
摩耗とは異なった摩耗形態である摺動摩耗に対する耐摩
耗性について、摩耗痕幅つまり摩耗減量によって評価で
きる。しかして、図11によれば、サーメット材料Aを
用いてプラズマ・レーザ複合溶射により形成される耐摩
耗性皮膜M1の摩耗減量は、溶射時のレーザ出力の増大
に伴って減少し、特に該出力が2KWを越える場合に著
しく減少する傾向を示す。そして、この出力が2KW以
上での複合溶射によれば、摺動摩耗に対する耐摩耗性が
従来の溶射皮膜に比較して格段に向上することが判る。
また図12より、サーメット材料Bを用いた同様の複合
溶射による耐摩耗性皮膜M2は、溶射時のレーザ出力が
1KWでは従来の溶射皮膜と同程度の摩耗減量である
が、同出力が2KW以上では著しく減少し、摩耗痕幅と
して従来の溶射皮膜の最高3割減となっている。
【0036】〔摩耗試験結果と皮膜の気孔率及び皮膜硬
さとの関係〕前記実施例1,2で形成した耐摩耗性皮膜
M1,M2(各4例)のそれぞれの気孔率と皮膜硬さと
の間には図13に示すような関係が認められる。しかし
て、これらの皮膜M1,M2の内、既述の往復摩耗試験
及び回転摩耗試験にて従来の溶射皮膜よりも優れた耐摩
耗性を示したものは、図13の斜線を施した領域、つま
り気孔率が1.6%以下で皮膜硬さがHv1200以上
を満足する領域に含まれていることから、優れた耐摩耗
性を発揮する上で、ある程度以上の皮膜の緻密性と硬さ
を必要とすることが判る。従って、本発明の耐摩耗性皮
膜の形成方法では、プラズマ・レーザ複合溶射に際し、
形成皮膜の気孔率が1.6%以下で皮膜硬さがHv12
00以上となるように、使用する硬質粒子含有金属の種
類に応じてレーザビーム照射条件を設定することが肝要
である。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、サーメット材
料の如き硬質粒子含有金属のプラズマ溶射による耐摩耗
性皮膜の形成において、基材表面のプラズマ溶射による
吹付け位置に同時にレーザービームを照射するプラズマ
・レーザ複合溶射を行うことから、緻密な連続層で皮膜
自体の強度と基材に対する密着強度に優れ、もって非常
に高い耐摩耗性を発揮し得る耐摩耗性皮膜を提供でき
る。
【0038】請求項2の発明によれば、特に高い耐摩耗
性を有する上記の耐摩耗性皮膜を入手容易な材料を用い
て形成できるという利点がある。
【0039】請求項3の発明によれば、上記の耐摩耗性
皮膜として、特に皮膜損傷を生じにくく耐久性に優れ、
条件的に苛酷な用途にも充分に供し得るものを形成でき
るという利点がある。
【0040】請求項4の発明によれば、上記の耐摩耗性
皮膜の形成方法を支障なく適用して、既述の優れた耐摩
耗性皮膜を容易に形成可能とする装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る耐摩耗性皮膜の形成方法を示す
模式図である。
【図2】 同形成方法を適用するプラズマ・レーザ複合
溶射装置の構成例を示す概略縦断正面図である。
【図3】 本発明の実施例1で形成した耐摩耗性皮膜の
気孔率と溶射時のレーザ出力との相関特性図である。
【図4】 同実施例2で形成した耐摩耗性皮膜の気孔率
と溶射時のレーザ出力との相関特性図である。
【図5】 同実施例1で形成した耐摩耗性皮膜のビッカ
ース硬度と溶射時のレーザ出力との相関特性図である。
【図6】 同実施例2で形成した耐摩耗性皮膜のビッカ
ース硬度と溶射時のレーザ出力との相関特性図である。
【図7】 往復摩耗試験方法を示す模式図である。
【図8】 前記実施例1で形成した耐摩耗性皮膜の往復
摩耗試験による摩耗痕深さと溶射時のレーザ出力との相
関特性図である。
【図9】 前記実施例2で形成した耐摩耗性皮膜の往復
摩耗試験による摩耗痕深さと溶射時のレーザ出力との相
関特性図である。
【図10】 回転摩耗試験方法を示す模式図である。
【図11】 前記実施例1及び比較例1で形成した耐摩
耗性皮膜の回転摩耗試験による摩耗痕深さと溶射時のレ
ーザ出力との相関特性図である。
【図12】 同実施例2及び比較例2で形成した耐摩耗
性皮膜の回転摩耗試験による摩耗痕深さと溶射時のレー
ザ出力との相関特性図である。
【図13】 同実施例1及び実施例2で形成した耐摩耗
性皮膜の気孔率とビッカース硬度との相関特性図であ
る。
【符号の説明】
A 移動方向 L レーザビーム M 耐摩耗性皮膜 P プラズマ溶射 W 基材 Z 溶射領域(吹き付け位置) 1 減圧チャンバー 2 真空ポンプ 4 多関節ロボット 5 ワーク支持台 6 溶射装置ユニット 8 プラズマガン 9 レーザガン 10 レーザ装置 11 光ファイバー 12 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C23C 4/06 C23C 4/06 (72)発明者 大森 明 兵庫県尼崎市道意町7丁目1番8 財団法 人近畿高エネルギー加工技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材表面に硬質粒子含有金属をプラズマ
    溶射により吹き付けて耐摩耗性皮膜を形成するに当た
    り、この吹き付けと同時に基材表面の吹付け位置にレー
    ザービームを照射することを特徴とする耐摩耗性皮膜の
    形成方法。
  2. 【請求項2】 硬質粒子含有金属がサーメット材料であ
    る請求項1記載の耐摩耗性皮膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 1.6%以下の気孔率とビッカース硬度
    でHv1200以上の皮膜硬さを有する耐摩耗性皮膜を
    形成する請求項1又は2に記載の耐摩耗性皮膜の形成方
    法。
  4. 【請求項4】 硬質粒子含有金属を溶射するプラズマ溶
    射手段と、レーザービームを照射するレーザ照射手段
    と、これら両手段による溶射及び照射を基材表面の同じ
    領域に対して同時に行わせる制御手段と、この溶射及び
    照射の位置を基材表面上で移動させる変位手段とを具備
    してなる耐摩耗性皮膜の形成装置。
JP10106532A 1998-04-16 1998-04-16 耐摩耗性皮膜の形成方法及び形成装置 Pending JPH11302819A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10106532A JPH11302819A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 耐摩耗性皮膜の形成方法及び形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10106532A JPH11302819A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 耐摩耗性皮膜の形成方法及び形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11302819A true JPH11302819A (ja) 1999-11-02

Family

ID=14436013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10106532A Pending JPH11302819A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 耐摩耗性皮膜の形成方法及び形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11302819A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020083418A (ko) * 2001-04-27 2002-11-02 가부시기가이샤쯔바기모도체인 초내마모 체인
JP2009090349A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Hitachi Plant Technologies Ltd 羽根車の溶接方法及び溶接装置
US8119950B2 (en) 2005-09-23 2012-02-21 Fraunhofer Usa Laser apparatus for hard surface coatings
JP2012233539A (ja) * 2011-05-02 2012-11-29 Nissan Motor Co Ltd 転動体、転動体の製造方法及び動力伝達装置
US10088236B2 (en) 2014-10-02 2018-10-02 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Hearth roll and manufacturing method therefor
CN108950541A (zh) * 2018-07-27 2018-12-07 南京工程学院 一种基于同步渐进剪切变形的激光熔覆耐磨板制备方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020083418A (ko) * 2001-04-27 2002-11-02 가부시기가이샤쯔바기모도체인 초내마모 체인
US8119950B2 (en) 2005-09-23 2012-02-21 Fraunhofer Usa Laser apparatus for hard surface coatings
JP2009090349A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Hitachi Plant Technologies Ltd 羽根車の溶接方法及び溶接装置
US8426766B2 (en) 2007-10-10 2013-04-23 Hitachi Plant Technologies, Ltd. Welding method and welding apparatus for an impeller
JP2012233539A (ja) * 2011-05-02 2012-11-29 Nissan Motor Co Ltd 転動体、転動体の製造方法及び動力伝達装置
US10088236B2 (en) 2014-10-02 2018-10-02 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corporation Hearth roll and manufacturing method therefor
CN108950541A (zh) * 2018-07-27 2018-12-07 南京工程学院 一种基于同步渐进剪切变形的激光熔覆耐磨板制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2601754B2 (ja) 基板の耐食耐摩耗性の改善法
US6497922B2 (en) Method of applying corrosion, oxidation and/or wear-resistant coatings
JP5377319B2 (ja) 基材のコーティング方法及びコーティング製品
US5043548A (en) Axial flow laser plasma spraying
CA2482287C (en) An apparatus and process for solid-state deposition and consolidation of high velocity powder particles using thermal plastic deformation
US5208431A (en) Method for producing object by laser spraying and apparatus for conducting the method
JP2567304B2 (ja) 支持体の耐摩耗性の増進法とその製品
JP2008546909A (ja) 耐熱性の小さい基板へのレーザ被覆
RU2503740C2 (ru) Способ получения композиционных покрытий методом коаксиальной лазерной оплавки
KR100540461B1 (ko) 내마모성 표면을 갖는 소결된 기계적 부품 및 그 제조방법
US20040256504A1 (en) Process of selectively removing layers of a thermal barrier coating system
Tucker Jr Introduction to coating design and processing
KR101606423B1 (ko) 해양용 부품 표면에 분말을 하이브리드 코팅하는 방법
US20110229665A1 (en) Thermal spray coating for track roller frame
JPH11302819A (ja) 耐摩耗性皮膜の形成方法及び形成装置
TWI677589B (zh) 一種濺射靶材的製備方法
JP2583580B2 (ja) 溶融金属浴用部材の製造方法
JP2002542391A (ja) 液晶ポリマーコーティングの方法
JPH04301057A (ja) めっき浴用ロール
Alonso et al. Erosion protection of carbon—epoxy composites by plasma-sprayed coatings
JPH11350107A (ja) 高温耐摩耗性皮膜の形成方法
JP4027153B2 (ja) 連続鋳造鋳型の被覆方法
JPH10195625A (ja) 耐摩耗コーティング部品およびその製造方法
KR102084841B1 (ko) 탄소 소재의 표면조도 제어를 위한 표면처리방법
JP3475011B2 (ja) ベルトコンベア用ローラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050912

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051012