JPH11302580A - 印刷製版フィルム下塗り層の剥離方法 - Google Patents

印刷製版フィルム下塗り層の剥離方法

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JPH11302580A
JPH11302580A JP11107698A JP11107698A JPH11302580A JP H11302580 A JPH11302580 A JP H11302580A JP 11107698 A JP11107698 A JP 11107698A JP 11107698 A JP11107698 A JP 11107698A JP H11302580 A JPH11302580 A JP H11302580A
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Japan
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film
printing plate
aqueous solution
undercoat layer
alkali metal
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JP11107698A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Fujiwara
信明 藤原
Kiyoshi Mizutani
潔 水谷
Akihiko Masui
昭彦 増井
Manabu Kamiya
学 神谷
Masaaki Mizuguchi
正昭 水口
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Osaka Prefecture
Suzukiyushi Industrial Corp
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Osaka Prefecture
Suzukiyushi Industrial Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】X線フィルムから感光材である銀が回収・再利
用されているが、印刷製版フィルムからは、フィルムベ
ースであるポリエチレンテレフタレート(PET)はも
ちろん銀も回収・再利用されることなく、廃棄物として
焼却・埋め立てにより処分されている。しかも、印刷製
版フィルムはX線フィルムと同様の構造をもつものの、
フィルムの厚さは薄く、感光剤を含む乳剤層も片側だけ
であって、このようにベースフィルムが薄く、銀の塗布
量も少ない、印刷製版フィルムより銀およびPETを回
収し、再利用することが業界の課題となっている。 【解決手段】印刷製版フィルムをアルカリ金属塩の水溶
液中でカチオン系界面活性剤とともに加熱処理すること
により印刷製版フィルム下塗り層の剥離方法を提供する
にいたった。このとき、カチオン系界面活性剤がモノア
ルキルアンモニウムクロライドまたはモノアルキルアン
モニウムブロマイドであることが、本発明を実施するう
えで好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷製版フィルム
をアルカリ金属塩の水溶液中でカチオン系界面活性剤と
ともに加熱処理することにより印刷製版フィルム下塗り
層を剥離する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物の増加は大きな社会問題と
なっているが、その問題解決には廃棄物発生の抑制とと
もに資源の有効利用が必要であるとされ、平成3年には
リサイクル法が、そして平成7年には容器リサイクル法
が制定された。写真フィルムのリサイクルについては、
医療用直接撮影X線フィルム(以下、単にX線フィルム
という。)から感光材である銀が回収・再利用されてい
るが、印刷製版フィルムからは、フィルムベースである
ポリエチレンテレフタレート(以下、PETという。)
はもちろん銀も回収・再利用されることなく、廃棄物と
して焼却・埋め立てにより処分されている。
【0003】X線フィルムは、フィルムベースであるP
ET上に下塗り層を介して感光剤である銀を含む乳剤層
が両面に、更にその上にゼラチンだけの保護膜が塗布さ
れた構造をもつものであり、フィルムベースの厚さも約
175μmあるので、先ずX線フィルムから銀の連続回
収処理システムが開発された。X線フィルムは撮影後、
法律で定められた5年間の保管の義務の後、病歴管理に
必要なものはマイクロフィルム化され、不要になった原
板と保存の必要がないフィルムは廃棄物業者に引き取ら
れる。X線フィルムは重量にして約1.5%の感光材の
銀を含むことから、銀だけを目的とした回収が現在行わ
れている。X線フィルムから銀を回収するには、焼却法
による処理が一般的である。焼却法は簡便ではあるが種
々の問題を抱え、今日、最大の問題点はフィルムベース
であるPETの回収が不可能なことであり、リサイクル
社会に適合しない処理方法といえる。
【0004】従って、PETの回収が図られたが、上述
のようにPET上に下塗り層があるため、この下塗り層
を除去するために種々の前処理が提案されている。例え
ば、ポリエステルスクラップを強アルカリ性の、ベース
のポリエステルのグリコール部分と同じグリコールと接
触せしめる工程と、ここに得られる混合物を攪拌して約
90℃乃至前記ポリエステルの5重量%が前記グリコー
ル中に溶ける温度の間の温度に、前記ポリエステルベー
スから前記下塗り物の少なくとも一部がフレークとして
取りさられるに充分時間混合物を保つ工程と、得られる
清浄化されたポリエステルベースを前記グリコールから
分離する工程からなることを特徴としたポリエステルス
クラップから共重合体ビニリデンハライド下塗り物質を
除去する方法(特公昭46−21944)、ポリエステ
ルフィルム廃物を少なくとも1種のハロゲン化脂肪族炭
化水素溶媒で洗浄し、上記ポリエステルフィルムに付与
された被覆を溶解または分散した上記ハロゲン化脂肪族
炭化水素溶媒から純粋なポリエステルフィルムを分離
し、純粋なポリエステルフィルムを乾燥することを特徴
とする純粋なポリエステルフィルムの回収方法(特開昭
49−63768)、ポリエステル基体材料から汚染物
を引き離すアルカリ性有機薬品の水溶液でポリエステル
材料を湿らせ、ポリエステル材料をその溶液及び汚染物
から分離し、更にできた清浄なポリエステル材料を回収
する工程を包含することを特徴とする回収方法(特開昭
50−80371)、記録層を担持したフィルム廃品か
ら記録材料および/または下塗り層を脱膜除去する際に
超音波の作用を利用することを特徴とするフィルムの回
収方法(特開昭52−138131)、スクラップフィ
ルムの塗膜に強いアルカリ性溶液を含浸させ、塗膜がア
ルカリ性溶液中に溶解又は剥離する以前に高圧のジェッ
ト水により強制的に塗膜を剥離してフィルムベースと分
離することを特徴とするスクラップフィルム回収方法
(特開昭55−166221)、などをあげることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】X線フィルムに対して
は、上述のように下塗り層を剥離し、PETを回収する
方法が提案されているが、品質の良いPETを回収する
満足すべき方法は、いまだ得られていない。しかも、印
刷製版フィルムは基本的にはX線フィルムと同様の構造
をもつものの、その厚さは約100μmと薄く、感光剤
を含む乳剤層も片側だけでX線フィルムとは異なる構造
をもつものであって、このようにベースフィルムが薄
く、銀の塗布量も少ない、印刷製版フィルムより銀およ
びPETを回収し、再利用することが業界の課題となっ
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を行った結果、印刷製版フィ
ルムをアルカリ金属塩の水溶液中でカチオン系界面活性
剤とともに加熱処理することを特徴とする印刷製版フィ
ルム下塗り層の剥離方法を発明するにいたった。このと
き、カチオン系界面活性剤がモノアルキルアンモニウム
クロライドまたはモノアルキルアンモニウムブロマイド
であることが、本発明を実施するうえで好ましい。ま
た、アルカリ金属塩の水溶液が0.3乃至5重量%の水
溶液であり、加熱処理を50乃至95℃で行うことが、
より好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明にいう印刷製版フィルムと
は、フィルムベースであるPETフィルムの上に下塗り
層があり、その上に乳剤層を塗布し、さらにその上に保
護層を塗布した構造になっており、乳剤層および保護層
はゼラチンを主体とした組成になっている。しかし、ゼ
ラチンは親水性であるため、疎水性であるPETフィル
ムと親和性をもたないため、そのままでは乳剤層を設け
ても接着せず、剥離して製版フィルムとはならないの
で、ゼラチンとPETフィルムとを接合するために、下
塗り層が設けられている。この下塗り層には、塩化ビニ
リデン、イタコン酸、アクリル酸などからなる共重合
体、などを例示することができる。
【0008】一方、PETフィルムは、熱やアルカリな
どによって劣化するが、その劣化の度合いは次のような
方法で調べることができる。すなわち、融点、熱分解開
始温度、極限粘度(固有粘度、IV値)、平均分子量、
溶融粘度などである。PETフィルムの融点の低下は、
PETフィルム表面が加水分解を起こしており、平均分
子量が低下していることを示している。PETフィルム
は、再生するときに最低一度は溶融させるが、このとき
に平均分子量が低下するので、溶融させる前にはできる
だけ平均分子量を低下させないようにしなければならな
い。平均分子量が低下すると極限粘度(固有粘度)や溶
融粘度が低くなってPETで繊維に再生するときに、射
出成形機による成形ができなくなったり、リサイクルを
行ううえでさまざまな問題を生じる。従って、平均分子
量の低下を防ぎながら、下塗り層を剥離する条件を見出
すことが要求される。
【0009】本発明にいうアルカリ金属塩の水溶液と
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、などの水溶液をいい、そのアルカリ
の濃度は使用するカチオン系界面活性剤の種類および濃
度により異なるが、通常0.3乃至5重量%であること
が、本発明を実施するうえで、好ましい。
【0010】本発明にいう加熱処理とは、50℃以上で
あれば本発明を実施するうえで支障はないが、処理時間
を短縮するためには、温度が高い方がよいが、液を沸騰
させないためには、95℃に維持するのが限界である。
また、処理時間はカチオン系界面活性剤の種類および濃
度、アルカリ金属塩の水溶液の濃度、加熱温度などによ
り異なるが、少なくとも30分は必要とし、多くても5
時間あれば剥離処理は可能である。
【0011】本発明にいうカチオン系界面活性剤として
は、モノアルキルアンモニウムクロライドであるラウリ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリ
メチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアン
モニウムクロライドなど、ジアルキルアンモニウムクロ
ライドであるジステアリルジメチルアンモニウムなど、
エチレンオキサイド付加型アンモニウムクロライドであ
るラウリルジメチルアミンオキサイドなど、アルキルア
ミン塩であるココナットアミンアセテート、ステアリル
アミンアセテートなど、を例示することができる。
【0012】カチオン系界面活性剤以外には、アニオン
系界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤な
どがあり、アニオン系界面活性剤としては、アルキルエ
ーテル硫酸エステル塩エチレンオキサイド付加体系、ア
ルキルエーテル硫酸エステル塩ポリプロピレングリコー
ル付加体系、アルキルフェノールエチレンオキサイド付
加体系、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンス
ルフォン酸塩、混合脂肪酸石鹸、ジアルキルスルホコハ
ク酸ナトリウム、高級アルコール硫酸ナトリウム、特殊
ポリカルボン酸型高分子界面活性剤、β−ナフタレンス
ルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウムなどを、両性イオ
ン界面活性剤としては、ラウリルベタイン、ステアリル
ベタイン、イミダゾリニウムベタインなどを、非イオン
界面活性剤としては、オレイルアミンエチレンオキサイ
ド付加体、椰子油を原料としたアルキルアミンエチレン
オキサイド付加体、ノニルフェニル系エチレンオキサイ
ド付加体などを、それぞれ例示することができる。
【0013】
【実施例】本発明の概要について説明する。印刷製版フ
ィルムを適当な大きさに裁断したのち、カチオン系界面
活性剤を溶解したアルカリ金属塩の水溶液に浸漬し、加
熱することにより下塗り層を剥離する。このときの加熱
温度および加熱時間は、使用するカチオン系界面活性剤
の種類および濃度、アルカリ金属塩の水溶液の濃度など
によって異なる。次に本発明の詳細を実施例に基づいて
説明するが、本発明の趣旨はこれらの実施例に限定され
るものではない。
【0014】(製造例1)A−4版程度の大きさの使用
済み印刷製版フィルムを水酸化ナトリウムによりpH1
1に調整した50℃の水溶液中に約5分間浸した。次い
で、この印刷製版フィルムをBacillus sp.B-21株が生産
したアルカリプロテアーゼの初期活性が 200U/ml、pH1
0.5、温度40℃に調整した溶液に入れ、約5分間左右に
揺すって、ゼラチン層が完全に剥離したところで、溶液
から取り出し、水洗した。ゼラチン層の除去された印刷
製版フィルムを表・裏が判別できるようにしたうえで、
約10mm×70mmの大きさに切断し、試料とした。
【0015】(実施例1)カチオン系界面活性剤とし
て、ヤシ油脂肪酸アンモニウムクロライド(ライオン株
式会社製アーカードC−50)0.3%、水酸化ナトリ
ウム3%の水溶液を60℃に加温した液約80ml中
に、製造例1で製造した試料を入れ、超音波洗浄器で3
8kHzの超音波をかけた。約15分後にフィルムが褐
色に変色し始め、約25分後には変色した下塗り層が表
・裏の両面から剥離し始めた。30分後には下塗り層が
完全に剥離したので、試料を溶液中より取り出して、水
洗した後、40℃のドライオーブンで30分間乾燥し
た。
【0016】(比較例1)カチオン系界面活性剤を添加
しなくても、印刷製版フィルムの下塗り層が剥離する条
件である、水酸化ナトリウム10%の水溶液を50℃に
加温した液約80ml中に、製造例1で製造した試料を
入れ、実施例1と同じ操作をした。
【0017】(試験例1)もとの未処理のPETフィル
ム、実施例1で得られたフィルム、および比較例1で得
られたフィルムを示差熱走査熱量計で測定した結果を図
1に示した。この図から明らかなように、もとのPET
フィルムの融点が259.25℃に対し、実施例1のP
ETフィルムの融点は258.84℃であり、比較例1
で得られたフィルムは257.64℃であって、実施例
1のPETフィルムの融点より約1℃融点が低くかっ
た。従って、実施例1による処理が比較例1による処理
よりも優れた下塗り層の剥離方法であるといえる。
【0018】(その他の実施例および比較例の処理条
件)カチオン系界面活性剤として、ヤシ油脂肪酸アンモ
ニウムクロライド(ライオン株式会社製アーカードC−
50)、牛脂脂肪酸アンモニウムクロライド(ライオン
株式会社製アーカードT−50)、およびラウリル酸ア
ンモニウムクロライド(松本油脂製薬株式会社製ゾンテ
スTL)を選び、それぞれ0.1、0.3、0.5、
1、3、5重量%添加した。また、アルカリ溶液とし
て、水酸化ナトリウムを0、0.1、0.3、0.5、
1、3、5重量%添加した。上記薬剤の処理条件は、温
度を40、50、60および80℃とし、処理時間を1
0、20、30分とした。なお、下塗り層の剥離状態は
次の表示によった。 ◎・・・剥離した。 ○・・・指で擦ると剥離した。 △・・・爪で擦ると剥離した。 ×・・・剥離しない。 ◎○、○△、△×は、それぞれの中間の状態を示した。
【0019】上記処理条件による下塗り層の剥離状態
は、表1から表9に示した。アーカードC−50では、
10分間の処理の場合、処理温度が60℃で、界面活性
剤の濃度が、0.3重量%、水酸化ナトリウムの濃度
が、3重量%で剥離が認められたが、30分間の処理の
場合、処理温度が40℃で、界面活性剤の濃度が、0.
1重量%、水酸化ナトリウムの濃度が、3重量%でも剥
離が認められた。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【表3】
【0023】アーカードT−50では、10分間の処理
の場合、処理温度が80℃で、界面活性剤の濃度が、
0.1重量%、水酸化ナトリウムの濃度が、0.3重量
%で剥離が認められたが、30分間の処理の場合、処理
温度が50℃で、界面活性剤の濃度が、0.1重量%、
水酸化ナトリウムの濃度が、3重量%でも剥離が認めら
れた。
【0024】
【表4】
【0025】
【表5】
【0026】
【表6】
【0027】ゾンテスTLでは、10分間の処理の場
合、処理温度が60℃で、界面活性剤の濃度が、0.1
重量%、水酸化ナトリウムの濃度が、3重量%で剥離が
認められたが、30分間の処理の場合、処理温度が50
℃で、界面活性剤の濃度が、0.1重量%、水酸化ナト
リウムの濃度が、0.3重量%でも剥離が認められた。
なお、カチオン系界面活性剤が無添加の場合は、いずれ
も下塗り層は剥離しなかった。
【0028】
【表7】
【0029】
【表8】
【0030】
【表9】
【0031】
【発明の効果】医療用直接撮影X線フィルムから感光材
である銀が回収・再利用されているが、印刷製版フィル
ムからは、フィルムベースであるポリエチレンテレフタ
レートはもちろん銀も回収・再利用されることなく、廃
棄物として焼却・埋め立てにより処分されている。しか
し、印刷製版フィルムは基本的には医療用直接撮影X線
フィルムと同様の構造をもつものの、その厚さは約10
0μmと薄く、感光剤を含む乳剤層も片側だけで医療用
直接撮影X線フィルムとは異なる構造をもつものであ
る。従って、このようにベースフィルムが薄く、銀の塗
布量も少ない、印刷製版フィルムより銀およびポリエチ
レンテレフタレート(PET)を回収し、再利用するこ
とが業界の課題となっていた。
【0032】印刷製版フィルムをアルカリ水溶液中で界
面活性剤とともに加熱処理することにより、印刷製版フ
ィルム下塗り層の剥離方法を発明するにいたった。従っ
て、焼却処分あるいは廃棄処分されていた印刷製版フィ
ルムより銀の回収はもちろんポリエチレンテレフタレー
ト(PET)を回収し、その品質も高く、再利用するこ
とが可能となり、環境問題に対して大いに寄与すること
ができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱分析データ解析
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増井 昭彦 大阪府岸和田市岡山町238−23 (72)発明者 神谷 学 大阪府大阪市東淀川区井高野2丁目1番37 号 鈴木油脂工業株式会社内 (72)発明者 水口 正昭 大阪府大阪市東淀川区井高野2丁目1番37 号 鈴木油脂工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷製版フィルムをアルカリ金属塩の水溶
    液中でカチオン系界面活性剤とともに加熱処理すること
    を特徴とする印刷製版フィルム下塗り層の剥離方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のカチオン系界面活性剤が
    モノアルキルアンモニウムクロライドまたはモノアルキ
    ルアンモニウムブロマイドである印刷製版フィルム下塗
    り層の剥離方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のアルカリ金属塩
    の水溶液が0.3乃至5重量%である印刷製版フィルム
    下塗り層の剥離方法。
  4. 【請求項4】請求項1から3の少なくとも1項に記載の
    加熱処理を50乃至95℃で行う印刷製版フィルム下塗
    り層の剥離方法。
JP11107698A 1998-04-21 1998-04-21 印刷製版フィルム下塗り層の剥離方法 Pending JPH11302580A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015520684A (ja) * 2012-03-26 2015-07-23 ウニベルシダッド・デ・アリカンテUniversidad De Alicante プラスチックフィルム上に印刷されたインクの除去方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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