JPH11302512A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents

難燃性樹脂組成物

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JPH11302512A
JPH11302512A JP10615298A JP10615298A JPH11302512A JP H11302512 A JPH11302512 A JP H11302512A JP 10615298 A JP10615298 A JP 10615298A JP 10615298 A JP10615298 A JP 10615298A JP H11302512 A JPH11302512 A JP H11302512A
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resin
whisker
weight
flame
fibrous
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JP10615298A
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English (en)
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Tadao Yabuhara
忠男 薮原
Yuji Tada
祐二 多田
Yoichi Nishioka
洋一 西岡
Shinji Nakano
真司 中野
Takashi Kameshima
隆 亀島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃焼しても有毒性ガスを殆ど発生しないノンハ
ロゲン含有組成物からなる難燃性樹脂組成物の提供。 【解決手段】(A)ポリカーボネート樹脂、ポリエステ
ル樹脂及びポリアミド樹脂からなる群より選択されるい
ずれか少なくとも一種からなる樹脂40〜100重量
%、及び(B)ゴム状弾性体0〜60重量%からなる樹
脂成分100重量部に、(C)ハロゲンを含まない燐酸
エステル化合物1〜100重量部及び、(D)繊維状物
質1〜200重量部を配合してなることを特徴とする難
燃性樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性樹脂組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】ポリカーボネート樹脂、ポリ
エステル樹脂及びポリアミド樹脂は優れた成形加工性、
機械的特性、外観等の特徴から、種々の用途に使用され
ているが、発熱発火等の問題から樹脂の難燃化が必要と
される。このために、難燃剤として臭素や塩素等のハロ
ゲン元素を含有する有機化合物が一般的に使用されてい
るが、樹脂組成物の熱安定性の低下、成形加工時の分解
ガスによる金型腐食等の問題点がある。又、加工時や燃
焼時に発生する低分子量の臭素化合物及び塩素化合物の
毒性も安全衛生上の観点から好ましくない。
【0003】その対策として、従来、リン酸エステル等
のリン化合物を添加して難燃化する技術が開示されてい
る。例えば、芳香族ポリカーボネートとゴム強化スチレ
ン系樹脂の樹脂混合物にトリフェニルホスフェートとテ
トラフルオロエチレン重合体(PTFE)とを混合した
樹脂組成物(EP特許第174493号)、芳香族ポリ
カーボネートとゴム強化スチレン系樹脂の樹脂混合物に
オリゴマー性リン酸エステルとPTFEとを混合した樹
脂組成物(オランダ特許第8802346号)、熱可塑
性樹脂に結晶性粉末の芳香族ジホスフェート系難燃剤を
混合して難燃性樹脂組成物(特開平5−1079号公
報、米国特許第5122556号)等が提案されている
が、未だ良好な物性と加工性とが両立できないという問
題点があった。更に、これらの技術に用いられるリン酸
エステル類は樹脂の可塑化作用を有するため、上記のい
ずれの技術においてもドリップ(燃焼時の火種の垂れ落
ち)防止剤としてのPTFEが必須である。
【0004】しかし、PTFEにはハロゲン系元素とし
てフッ素を含有しており燃焼時には有毒性あるいは有害
性のガスを発生するという問題を有しており、実質的に
ハロゲン元素非含有の難燃性樹脂組成物が望まれてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく鋭意研究を行った結果、有害性ガスの発生の
基となるハロゲンを含有せず、優れた難燃性を有する樹
脂組成物を得ることに成功し、本発明を完成した。
【0006】即ち本発明は、(A)ポリカーボネート樹
脂、ポリエステル樹脂及びポリアミド樹脂からなる群よ
り選択される少なくとも一種からなる樹脂40〜100
重量%、及び(B)ゴム状弾性体0〜60重量%からな
る樹脂成分100重量部に、(C)ハロゲンを含有しな
い燐酸エステル化合物を1〜100重量部および(D)
繊維状物質を1〜200重量部含有することを特徴と
する難燃性ノンハロゲン樹脂組成物に係る。
【0007】本発明において、ハロゲンを含有しない燐
酸エステル化合物と繊維状物質とが樹脂中において燃焼
抑制を発現する機構は、繊維状物質を添加することによ
って、樹脂表面層での可燃性分解生成ガスの拡散が抑制
され、炭化層(チャー)形成促進及び表面層の緻密化、
補強化によって、滴下防止の効果が発揮されるものと推
測される。
【0008】
【発明の実施の態様】成分(A) 本発明の難燃性樹脂組成物の成分(A)において用いら
れるポリカーボネート樹脂としては、特に制限はされな
いが、通常、芳香族ジヒドロキシ化合物とホスゲンとの
直接反応又はホスゲンから誘導される先駆物質とのエス
テル交換反応によって誘導される芳香族ホモポリカーボ
ネートまたは芳香族コポリカーボネート等の芳香族ポリ
カーボネートを挙げることができる。
【0009】ここで用いられる芳香族ジヒドロキシ化合
物としては、例えば2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン(すなわち、ビスフェノール−A)、テ
トラメチルビスフェノールA、テトラエチルビスフェノ
ールA、テトラブロモビスフェノールA、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)−p−ジイソプロピルベンゼン、ハ
イドロキノン、レゾルシノール、4,4’−ジヒドロキ
シジフェニルなどが挙げられ、特にビスフェノール−A
が好ましい。ポリカーボネート樹脂はその分子量によっ
て特に制限されないが、本発明で用いられるポリカーボ
ネート樹脂には、ウベローデ型粘度計(溶媒:ベンゼ
ン)を用いて25℃の条件下で測定される粘度平均分子
量として、通常10,000〜100,000、好ましく
は13,000〜40,000の範囲の分子量を有するポ
リカーボネート樹脂が包含される。
【0010】好適なポリカーボネート樹脂は、ビスフェ
ノール−Aとホスゲンから合成されるビスフェノール−
A型ポリカーボネートである。
【0011】また成分(A)において用いられるポリエ
ステル樹脂としては、特に制限はされないが、芳香族ジ
カルボン酸と多価アルコールとから重縮合によって得ら
れる飽和芳香族系ポリエステルを例示することができ
る。
【0012】ここで用いられる芳香族ジカルボン酸とし
ては、テレフタル酸、テレフタル酸ジメチル、イソフタ
ル酸、イソフタル酸ジメチル、ナフタリンジカルボン
酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルエーテルジカ
ルボン酸などを挙げることができる。また、多価アルコ
ールとしては、炭素数2〜8の直鎖状若しくは分枝状の
アルキレン基を有する、例えばエチレングリコール、
1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、
1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,
4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール等のアル
キレンジオール;ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール等のグリコール類を挙げることができる。
【0013】ポリエステル樹脂は、その分子量によって
特に制限されないが、本発明で用いられるポリエステル
樹脂には、ウベローデ型粘度計(溶媒:ベンゼン)を用
いて25℃の条件下で測定される粘度平均分子量とし
て、通常5,000〜100,000、好ましくは10,
000〜40,000の範囲の分子量を有するポリエス
テル樹脂が包含される。
【0014】好適なポリエステル樹脂は、ポリエチレン
テレフタレート、ポリブチレンテレフタレートである。
【0015】更に成分(A)において用いられるポリア
ミド樹脂には、ラクタムの開環重合反応及びアミノカル
ボン酸の重縮合反応によって得られるもの、及びジアミ
ンとジカルボン酸の重縮合で得られるものが含まれる。
【0016】ここでラクタムとしては、ε−カプロラク
タム、γ−ブチロラクタム、γ−バレロラクタム、δ−
バレロラクタム等が含まれ、またアミノカルボン酸とし
ては、ω−アミノウンデカン酸、7−アミノヘプタン
酸、9−アミノノナン酸等が含まれる。
【0017】またジアミンとしては、テトラメチレンジ
アミン、ペンタメチレンジアミン、オクタメチレンジア
ミン、ノナメチレンジアミン、デカメチレンジアミン、
ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレンジアミン、
ビス(パラアミノシクロヘキシル)メタン、2,2,4
−トリメチルヘキサンメチレンジアミン、2,4,4−
トリメチルヘキサンメチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン等の脂肪族ジアミン;p−キシリレンジアミ
ン、m−キシリレンジアミン等の芳香族ジアミンを例示
することができる。更にジカルボン酸としては、アジピ
ン酸、コハク酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸;
イソフタル酸、テレフタレル酸等の芳香族ジカルボン酸
を例示することができる。
【0018】ポリアミド樹脂はその分子量によって特に
制限されないが、本発明で用いられるポリアミド樹脂に
は、ウベローデ型粘度計(溶媒:ベンゼン)を用いて2
5℃の条件下で測定される粘度平均分子量として、通常
1,000〜200,000、好ましくは5,000〜1
0,000の範囲の分子量を有するポリアミド樹脂が包
含される。
【0019】好適なポリアミド樹脂としては、ヘキサメ
チレンジアミンとアジピン酸の重縮合で得られるポリア
ミド樹脂(一般名、6、6ナイロン)、ジカルボン酸と
してイソフタル酸又はテレフタレル酸を使用し、ジアミ
ンとしてメタキシリレンジアミン,ビス(パラアミノシ
クロヘキシル)メタン,2,2,4−トリメチルヘキサ
ンメチレンジアミンまたは2,4,4−トリメチルヘキ
サンメチレンジアミンなどを使用して調製されるポリア
ミド樹脂を挙げることができる。
【0020】これらの樹脂は、1種類を単独で用いて
も、また2種以上を任意に組み合わせて用いてもよい。
【0021】成分(B) 本発明の難燃性樹脂組成物の成分(B)において用いら
れるゴム状弾性体としては、一例として、ゴム状重合体
の存在下に、ビニル系単量体の一種又は二種以上を重合
させることによって得られる共重合体を挙げることがで
きる。
【0022】ここで、ゴム状重合体としては、アルキル
アクリレートやアルキルメタクリレートを主体とするア
クリル系重合体やメタクリル系重合体、ブタジエンやイ
ソプレンなどの共役ジエンを主体とするジエン系重合
体、ポリオルガノシロキサンを主体とするシリコーン系
重合体の一種又は二種以上の共重合体を挙げることがで
きる。
【0023】また、ビニル系単量体としては、例えば、
スチレン,α−メチルスチレンなどの芳香族ビニル化合
物、(メタ)アクリル酸メチル,(メタ)アクリル酸エ
チルなどの(メタ)アクリル酸エステル、アクリロニト
リルなどのシアン化ビニル化合物などが挙げられる。
【0024】かかるゴム状弾性体は、例えば、特公昭4
8−29308号公報(MAS樹脂)、特公昭55−9
435号公報(MBS樹脂)、特開昭64−6051号
公報(MAIS樹脂)、特開昭64−79257号公報
などに開示されている公知のものを用いることができ
る。
【0025】上記以外のゴム状弾性体としては、例え
ば、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アク
リロニトリル−ブタジエン−スチレン、イソブチレン−
イソプレンゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン
−プロピレン−ジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジ
エンゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンゴム、スチ
レン−ブタジエンゴムの水素化物、スチレン−イソプレ
ン−スチレンゴム、スチレン−イソプレンゴムの水素化
物などを挙げることができる。特に、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレンが好ましい。
【0026】これらのゴム状弾性体は、一種或いは二種
以上を組み合わせて用いてもよい。
【0027】成分(C) 本発明の難燃性樹脂組成物の成分(C)において用いら
れるハロゲンを含まない燐酸エステル化合物としては、
ハロゲンを含まない燐酸エステル系の難燃剤全般を挙げ
ることができる。
【0028】より具体的には、例えば、トリメチルホス
フェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフ
ェート、トリオクチルホスフェート、トリフェニルホス
フェート、トリクレジルホスフェート、トリキシリルホ
スフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシリ
ルジフェニルホスフェート、トリルジキシリルホスフェ
ート、トリス(ノリルフェニル)ホスフェート、(2−
エチルヘキシル)ジフェニルホスフェート等の燐酸エス
テル;レゾルシノールジフェニルホスフェート、ハイド
ロキノンジフェニルホスフェート等の水酸基含有燐酸エ
ステル;レゾルシノール−ビス(ジフェニルホスフェー
ト)、ハイドロキノン−ビス(ジフェニルホスフェー
ト)、ビフェニレン−ビス(ジフェニルホスフェー
ト)、ビスフェノール−A−ビス(ジフェニルホスフェ
ート)、ビスフェノール−S−ビス(ジフェニルホスフ
ェート)、レゾルシノール−ビス(ジキシリルホスフェ
ート)、ハイドロキノン−ビス(ジキシリルホスフェー
ト)、ビスフェノール−A−ビス(ジトリルホスフェー
ト)、ビスフェノール−A−ビス(ジキシリルホスフェ
ート)、ビスフェノール−S−ビス(ジキシリルホスフ
ェート)等の縮合燐酸エステル化合物;トリラウリルホ
スフィン、トリフェニルホスフィン、トリトリルホスフ
ィン等のホスフィン化合物;またはトリフェニルホスフ
ィンオキシド、トリトリルホスフィンオキシド等のホス
フィンオキシド化合物を挙げることができる。
【0029】これらのハロゲンを含まない燐酸エステル
化合物(以下、ノンハロゲン燐酸エステル化合物ともい
う。)の中でもトリフェニルホスフェート、トリクレジ
ルホスフェート、トリキシリルホスフェート等の燐酸エ
ステル化合物;レゾルシノール−ビス(ジフェニルホス
フェート)、ハイドロキノン−ビス(ジフェニルホスフ
ェート)、ビスフェノール−A−ビス(ジフェニルホス
フェート)、レゾルシノール−ビス(ジキシリルホスフ
ェート)、ハイドロキノン−ビス(ジキシリルホスフェ
ート)、ビスフェノール−A−ビス(ジトリルホスフェ
ート)等の縮合燐酸エステル化合物;又はトリフェニル
ホスフィンオキシド、トリトリルスフィンオキシド等の
ホスフィンオキシド化合物等が好ましい。
【0030】特に好ましくは、トリフェニルホスフェー
ト、レゾルシノール−ビス(ジフェニルホスフェー
ト)、レゾルシノール−ビス(ジキシリルホスフェー
ト)及びトリフェニルホスフィンオキシドである。
【0031】これらのノンハロゲン燐酸エステル化合物
は、一種或いは二種以上を組み合わせて用いることがで
きる。
【0032】尚、これらノンハロゲン燐酸エステル化合
物の製造方法については、特公平6−19003号公
報、特開平2−115262号公報、特開平5−107
9号公報、米国特許第5122556号及び特開平6−
322277号公報等に記載されている。
【0033】成分(D) 本発明の難燃性樹脂組成物に用いられる繊維状物質
(D)としては、具体的には繊維状チタン酸アルカリ金
属塩、繊維状ホウ酸遷移金属塩、繊維状ホウ酸アルカリ
土類金属塩、ホウ酸アルミニウムウイスカー、酸化亜鉛
ウイスカー、酸化チタンウイスカー、酸化マグネシウム
ウイスカー、石膏ウイスカー、珪酸アルミニウム(鉱物
名:ムライト)ウイスカー、珪酸カルシウム(鉱物名:
ウォラストナイト)ウイスカー、炭化珪素ウイスカー、
炭化チタンウイスカー、窒化珪素ウイスカー、窒化チタ
ンウイスカー、炭素繊維、アルミナ繊維、アルミナ−シ
リカ繊維、ジルコニア繊維、繊維状タルク、ガラス繊維
又は石英繊維を挙げることができる。
【0034】なお、ここで繊維状チタン酸アルカリ金属
塩としては、繊維状チタン酸のナトリウム塩,カリウム
塩,リチウム塩などを挙げることができるが、好ましく
はカリウム塩である。また繊維状ホウ酸遷移金属塩とし
ては、繊維状ホウ酸のマンガン塩,銅塩,鉄塩,コバル
ト塩等を挙げることができる。繊維状ホウ酸アルカリ土
類金属塩としては、繊維状ホウ酸のカルシウム塩,マン
ガン塩,マグネシウム塩を挙げることができるが、好ま
しくはマンガン塩,マグネシウム塩である。
【0035】これらの繊維状物質は公知の特許公報及び
文献等に記載されている方法に基づいて製造される。
【0036】繊維状チタン酸アルカリ金属のうち、例え
ばチタン酸カリウム繊維の場合は、カリウム化合物とし
てK2O、K2CO3等を、チタン化合物としてTiO2
TiO2含有化合物(ルチルサンド等)等を用いて、水
熱法、フラックス法、焼成法又は溶融法等を用いて合成
することができる。
【0037】酸化亜鉛ウイスカーは、特公昭60−55
29号公報又は特公平3−51657号公報等の記載に
基づいて製造することができ;酸化マグネシウムウイス
カーは特開昭60−11223号公報又は特開昭61−
210000号公報等の記載に基づいて製造することが
でき;石膏ウイスカーは特公昭58−12235号公報
又は特公昭58−34410号公報等の記載に基づいて
製造することができ;珪酸アルミニウムウイスカーにつ
いては特公平4−76956号公報又は特公平7−96
480号公報等の記載に基づいて製造することができ;
珪酸カルシウムウイスカーについては特開平8−319
199号公報又は特開平9−40840号公報等の記載
に基づいて製造することができ;炭化珪素ウイスカーは
特開昭56−109811号公報又は特公平1−499
9号公報等の記載に基づいて製造することができ;炭化
チタンウイスカーは特公昭59−45638号公報又は
特開昭62−250225号公報等の記載に基づいて製
造することができ;窒化珪素ウイスカーは特開昭57−
17499号公報又は特開昭57−17500号公報等
の記載に基づいて製造することができ;窒化チタンウイ
スカーは特開平2−221198号公報又は特開平7−
173000号公報等の記載に基づいて製造することが
できる。
【0038】これらの繊維状物質は、一種或いは二種以
上を組み合わせて使用することができる。
【0039】これらの繊維状物質のなかでも、特に繊維
状チタン酸カリウム、繊維状ホウ酸アルカリ土類金属
塩、ホウ酸アルミニウムウイスカー、及び珪酸カルシウ
ムウイスカーが好ましい。
【0040】本発明における繊維状物質(D)は、通常
平均繊維径が0.01〜10μm程度、平均繊維長が
0.1〜3000μm程度、アスペクト比が10以上、
繊維状物質のpHが6〜8.5の範囲にあるものが好ま
しく、より好ましくは平均繊維径が0.1〜5μm程
度、平均繊維長が1〜1000μm程度、アスペクト比
が15以上、繊維状物質のpHが7〜8の範囲であり、
一層好ましくは平均繊維径が0.05〜2μm程度、平
均繊維長が1μm〜500μm程度、アスペクト比が1
5以上、繊維状物質のpHが6.5〜7.5のものであ
る。
【0041】なお、平均繊維径及び平均繊維長の値は、
ニレコ株式会社製の「ルーゼックス−III型、画像解析
測定装置」を使用して測定できるが、かかる装置に限定
されることなく、該装置が採用する測定方法またはそれ
に準じる方法を用いて測定することができる。
【0042】ここで、繊維状物質のアスペクト比とは繊
維長/繊維径の比を意味し、繊維状物質のpHとは、繊
維状物質の1重量%懸濁水(脱イオン水を使用)を10
分間攪拌後、その水溶液のpHを20℃で測定した値を
いう。
【0043】一般に平均繊維長が短いと垂れ防止効果が
得られず、また長すぎると樹脂の物性を低下させる傾向
にあるが、上記の0.1〜3000μmの範囲であれば
十分に垂れ防止効果が得られ、しかも樹脂の物性を低下
させることがない。また、一般にアスペクト比が小さい
と垂れ防止効果が得られないが、上記のように10以上
であれば、十分にその効果を得ることができる。
【0044】さらに一般にpHが高すぎると樹脂の物性
の低下及び耐熱安定性の低下が起る場合があり、一方p
Hが低いと得られる熱可塑性樹脂組成物の強度の向上効
果が低下するのみならず、残留する酸により加工機械及
び金型を腐蝕する原因になるが、上記のようにpH6〜
8.5の範囲であればそのような不都合は生じない。
【0045】難燃性樹脂組成物 本発明の難燃性樹脂組成物は、上記ポリカーボネート樹
脂、ポリエステル樹脂及びポリアミド樹脂からなる群よ
り選択されるいずれか少なくとも一種の樹脂(A)単独
よりなるか、または該樹脂(A)とゴム状弾性体(B)
よりなる樹脂成分に、ノンハロゲン燐酸エステル化合物
(C)および 繊維状物質(D)を配合してなる難燃性
樹脂組成物である。
【0046】樹脂(A)の配合割合は、樹脂成分(A+
B)100重量%あたり通常40〜100重量%、好ま
しくは50〜100重量%、より好ましくは60〜10
0重量%であり、ゴム状弾性体(B)の配合割合は、樹
脂成分(A+B)100重量%あたり通常0〜60重量
%、好ましくは0〜50重量%、より好ましくは0〜4
0重量%である。
【0047】すなわち、樹脂(A)は、樹脂成分中にお
いて、それ単独で使用されてもまたゴム状弾性体(B)
と組み合わせて使用されてもよい。ゴム状弾性体(B)
と組み合わせて使用される場合は、樹脂成分(A+B)
100重量%あたり、ゴム状弾性体(B)を通常5〜6
0重量%、好ましくは10〜50重量%、より好ましく
は20〜40重量%の割合で配合することが好ましい。
【0048】また、ノンハロゲン燐酸エステル化合物
(C)の配合割合は、上記樹脂成分(A+B)100重
量部に対して通常1〜100重量部、好ましくは5〜5
0重量部、より好ましくは10〜35重量部であり、ま
た繊維状物質(D)の配合割合は、上記樹脂成分(A+
B)100重量部に対して通常1〜200重量部、好ま
しくは5〜50重量部、より好ましくは10〜40重量
部である。
【0049】一般に、樹脂成分に含まれるポリカーボネ
ート樹脂、ポリエステル樹脂及びポリアミド樹脂からな
る群より選択されるいずれか少なくとも一種からなる樹
脂(A)の割合が少ないと耐熱性が低い傾向にあるが、
上記範囲であれば十分な耐熱性を発現することができ
る。また樹脂成分に配合することができるゴム状弾性体
は、一定以上の割合で加えると耐熱性の低下を招く傾向
があるが、上記の範囲であれば、耐熱性を低下させるこ
となく、しかも加えることによって所望の流動性を付与
することができる。
【0050】さらに、またノンハロゲン燐酸エステル化
合物(C)は、その配合量が多すぎると樹脂の物性の低
下を引き起こす傾向にあるが、上記範囲であればかかる
不都合はなく、更に十分な難燃性を得ることができる。
繊維状物質(D)もまた配合量が多すぎると樹脂物性を
低下させる傾向にありまた経済的にも不利であるが、上
記範囲であればかかる不都合もなく、しかも十分にドリ
ップ防止効果を得ることができる。
【0051】かかる点から本発明の難燃性樹脂組成物
は、具体的には、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル
樹脂及びポリアミド樹脂からなる群より選択されるいず
れか少なくとも一種よりなる樹脂40〜100重量%、
及び(B)ゴム状弾性体0〜60重量%よりなる樹脂成
分100重量部に、(C)ノンハロゲン燐酸エステル化
合物1〜100重量部および(D) 繊維状物質1〜2
00重量部を配合してなる組成物であり、より好ましく
は(A)成分60〜100重量%(B)成分0〜40重
量%より成る樹脂成分100重量部に、(C)成分10
〜35重量部および(D) 繊維状物質10〜40重量
部を配合してなる組成物である。
【0052】本発明の難燃性樹脂組成物は、必要に応じ
て本難燃性樹脂組成物の性質を阻害しない種類および量
の各種樹脂添加剤や充填材を適宜組合せて添加すること
ができる。
【0053】樹脂添加剤としては、例えば、他の難燃
剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、遮光剤、金
属不活性剤、消光剤、耐熱安定剤、潤滑剤、離型剤、着
色剤、帯電防止剤、老化防止剤、可塑剤、衝撃強度改良
剤及び相溶化剤等が挙げられる。
【0054】本発明に係る難燃性樹脂組成物の製造方法
は、特に規定するものではなく、ポリカーボネート樹
脂、ポリエステル樹脂及びポリアミド樹脂からなる群よ
り選択されるいずれか少なくとも一種からなる樹脂、又
は該樹脂とゴム状弾性体との混合組成物(樹脂成分)
に、ノンハロゲン燐酸エステル化合物及び繊維状物質を
前記の範囲で秤量し、公知の方法で混合、混練すること
により製造することができる。
【0055】具体的には、例えば、粉末、ビーズ、フレ
ークまたはペレットとなった各成分の混合物を、1軸押
出機、2軸押出機等の押出機、またはバンバリーミキサ
ー、加圧ニーダー、2本ロール等の混練機等を用いて混
練する方法を挙げることができる。その中でも特に、押
出機による混練が、生産性の面で好ましい。
【0056】混練は、180〜360℃の温度範囲、好
ましくは220〜320℃の温度範囲で行うことが好ま
しい。
【0057】混練の順序は全成分を一括混練りしてもよ
いが、また(A)および(B)を予め混練した後に
(C)および(D)成分を押出機の途中から供給して混
練することもできる。
【0058】また、液体成分を配合する必要のある場合
には、公知の液体注入装置を用いるか、或いはスーパー
ミキサーを採用し、粉体状樹脂と液状添加物を均一に混
合後、上記の押出機、又は混練機等で混練することがで
きる。
【0059】このようにして得られる難燃性樹脂組成物
は、例えば射出成形、押出成形等、慣用の方法に従って
更に成形することができる。成形条件としては、特に制
限されないが、例えば射出成形の場合、溶融樹脂温度が
180〜340℃、金型温度40〜140℃、射出圧力
が350〜1500kg/cm2の条件を採用すること
ができる。
【0060】かくして得られた成形体は、電気、電子、
通信、農林水産、鉱業、建設、食品、繊維、衣類、医
療、石炭、石油、ゴム、皮革、自動車、精密機器、木
材、家具、印刷及び楽器等の産業分野に広く使用するこ
とができる。
【0061】具体的には、例えば、プリンター、パソコ
ン、ワープロ、キーボード、PDA(小型情報端末
機)、電話機、ファクシミリ、複写機、ECR(電子式
金銭登録機)、電卓、電子手帳、電子辞書、カード、ホ
ルダー、文具等の事務・OA機器、 洗濯機、冷蔵庫、
掃除機、電子レンジ、照明器具、ゲーム機、アイロン、
炬燵等の家電機器、TV、VTR、ビデオカメラ、ラジ
カセ、テープレコーダー、ミニディスク、CDプレイヤ
ー、スピーカー、液晶ディスプレイ等のAV機器、コネ
クター、リレー、コンデンサー、スイッチ、プリント基
板、コイルボビン、半導体封止材料、電線、ケーブル、
トランス、偏向ヨーク、分電盤、時計等の電気・電子部
品及び通信機器等に使用することができる。
【0062】また、座席(詰物、表地等)、ベルト、天
井張り、コンパーチブルトップ、アームレスト、ドアト
リム、リアパッケージトレイ、カーペット、マット、サ
ンバイザー、ホイルカバー、マットレスカバー、エアバ
ック、絶縁材、吊り手、吊り手帯、電線被服材、電気絶
縁材、塗料、コーティング材、上張り材、床材、隅壁、
デッキパネル、カバー類、合板、天井板、仕切り板、側
壁、カーペット、壁紙、壁装材、外装材、内装材、屋根
材、防音板、断熱板、窓材等の自動車、車両、船舶、航
空機及び建築用材料や、衣類、カーテン、シーツ、合
板、合繊板、絨毯、玄関マット、シート、バケツ、ホー
ス、容器、眼鏡、鞄、ケース、ゴーグル、スキー板、ラ
ケット、テント、楽器等の生活・スポーツ用品等に使用
することができる。。
【0063】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はかかる実施例になんら限定されるもの
ではない。なお、以下において「部」とあるのは「重量
部」を意味する。
【0064】実施例1〜8 表1に記載の各種原料を用いて、本発明の難燃性樹脂組
成物を製造した。
【0065】即ち、樹脂成分(A+B)100部に、ノ
ンハロゲン燐酸エステル化合物(C)20部を添加して
ミキサーで混合した後、二軸押出機を用いて混練し、該
混練物が溶融状態になった時点で繊維状物質(D)7.
5部を加えて更に溶融混練し、本発明の難燃性樹脂組成
物のペレットを製造した。
【0066】比較例1〜12 表1に記載の各種原料を用いて樹脂組成物のペレットを
製造した。製造は、ノンハロゲン燐酸エステル化合物
(C)又は繊維状物質(D)のいずれか一方を使用しな
い点以外は、上記実施例と同様の方法で行った。
【0067】なお、表1に一般名又は略号で記載された
各種原料の詳細は下記の通りである。
【0068】(A)樹脂 PC:ポリカーボネート(商品名:ユーピロン−S20
00−N、三菱エンジニアリングプラスチックス(株)
製) PBT:ポリブチレンテレフタレート(商品名:LUM
ICON−1200S、東レ(株)製) PA:ポリアミド(商品名:AMILAN−CM101
7、東レ(株)製) 尚、表1において、「PC/PBT(70/30)」と
あるのは、PC70部とPBT30部との混合樹脂
(A)を意味する。
【0069】(B)ゴム状弾性体 ABS:アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂
(商品名:SANTAC−UT61、三井東圧(株)
製) (C)ノンハロゲン燐酸エステル化合物 RBXP:レゾルシノール−ビス(ジキシリルホスフェ
ート)(大八化学(株)製) TPP:トリフェニルホスフェート(和光純薬(株)
製) TPPO:トリフェニルホスフィンオキシド(関東化学
(株)製) RBPP:レゾルシノール−ビス(ジフェニルホスフェ
ート)(大八化学(株)製) (D)繊維状物質 POTI:繊維状チタン酸カリウム(商品名:ティスモ
N102、エポキシシラン表面処理品、平均繊維径0.7
μm、大塚化学(株)製) ALBO:ホウ酸アルミニウムウイスカー(商品名:ア
ルボレックスYS2、エポキシシラン表面処理品、平均
繊維径0.7μm、四国化成(株)製) CASI:繊維状ウォラストナイト(商品名:NYAD
Special G、表面無処理品、平均繊維径10μ
m、NYCO社製)
【0070】
【表1】
【0071】試験例1 実施例1〜8及び比較例1〜12で得られた組成物のペ
レットを射出成形して試験片を作成し、下記の試験に供
した。結果を表2に示す。
【0072】1.燃焼試験:UL−94規定の燃焼試験
法(Testing for Flammability of Plastic Materials
for Parts in Devices & Appliances)に従って実施し
た。試験片として、厚さ1/16インチ、長さ5イン
チ、幅0.5インチのものを使用した。難燃性の評価は
上記UL−94規定に基づいて、下記の基準に従った。
なお各評価基準の要件(B)〜(E)は、上記試験片5個を1
組として各2回(累計:n=10)繰り返して試験を行
った場合の基準である。
【0073】<難燃性> 「V−0」:次の(A)〜(E)の要件を全て満たすもの (A)試験を行った全ての試験片について接炎後のFlaming
が10秒以内。(B)接炎後のFlaming合計(n=10)が
50秒以内。(C)クランプまでFlamingまたはGlowingし
ない。(D)305mm下の綿を発火するFlaming粒を滴下
しない。(E)2回目の接炎後、Glowingが30秒以内。
【0074】「V−1」:次の(A)〜(E)の要件を全て満
たすもの (A)試験を行った全ての試験片について接炎後のFlaming
が30秒以下。(B)接炎後のFlaming合計(n=10)が
250秒以内。(C)及び(D)は、上記「V−0」について
の評価と同じ。(E)2回目の接炎後、Glowingが60秒以
内。
【0075】「V−2」:次の(A)〜(F)の要件を全て満
たすもの (A)(B)(C)及び(E)は上記「V−1」についての評価と同
じ。(D)305mm下の綿を発火するFlaming粒を滴下す
る。(F)HB水平試験で101.6mm標線まで燃えな
い。
【0076】「HB」:水平試験で燃焼速度が63.5
mm/min以下。
【0077】2.ドリップ性:難燃試験時、綿を発火す
るFlaming粒(ドリップ)の発生の有無をみた。
【0078】3.曲げ弾性率:JIS−K7203に準
拠した方法で測定した。
【0079】4.熱変形温度:ASTM D−648に
準じ、荷重18.6kg/cm2で測定した。
【0080】5.アイゾット衝撃強さ:JIS−K71
10に準拠し、23℃で測定した。試験片として、厚み
1/8インチのVノッチ入りのものを用いた。
【0081】6.メルトフローレート:JIS−K72
10に準拠し、240℃で10kgの荷重をかけて測定
した。
【0082】
【表2】
【0083】表2より明らかなように、ノンハロゲン燐
酸エステル化合物と繊維状物質を組み合わせて用いた本
発明の樹脂組成物は、曲げ弾性率、熱変形温度、アイゾ
ット衝撃強さ等といった機械物性値の低下をきたすこと
なく、ドリップ性の発生が有意に抑制され、難燃性に優
れていることが分かる。また本発明の難燃性樹脂組成物
は、比較例の樹脂組成物に比してメルトフローレート値
が低く、このことから温度が上昇しても変形が起こり難
いことが分かる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 77/00 C08L 77/00 (72)発明者 中野 真司 徳島県徳島市川内町加賀須野463 大塚化 学株式会社徳島研究所内 (72)発明者 亀島 隆 徳島県徳島市川内町加賀須野463 大塚化 学株式会社徳島研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリカーボネート樹脂、ポリエス
    テル樹脂及びポリアミド樹脂からなる群より選択される
    いずれか少なくとも一種からなる樹脂40〜100重量
    %、及び(B)ゴム状弾性体0〜60重量%からなる樹
    脂成分100重量部に、(C)ハロゲンを含まない燐酸
    エステル化合物1〜100重量部及び、(D)繊維状物
    質1〜200重量部を含有することを特徴とする難燃性
    樹脂組成物。
  2. 【請求項2】(C)ハロゲンを含まない燐酸エステル化
    合物が、トリフェニルホスフェート、レゾルシノール−
    ビス(ジフェニルホスフェート)、レゾルシノール−ビ
    ス(ジキシリルホスフェート)及びトリフェニルホスフ
    ィンオキシドからなる群より選択されるいずれか少なく
    とも一種である請求項1記載の難燃性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】(D)繊維状物質が、繊維状チタン酸アル
    カリ金属、繊維状ホウ酸遷移金属塩、繊維状ホウ酸アル
    カリ土類金属塩、酸化亜鉛ウイスカー、酸化チタンウイ
    スカー、酸化マグネシウムウイスカー、石膏ウイスカ
    ー、珪酸アルミニウム(ムライト)ウイスカー、珪酸カ
    ルシウム(ウォラストナイト)ウイスカー、炭化珪素ウ
    イスカー、炭化チタンウイスカー、窒化珪素ウイスカ
    ー、窒化チタンウイスカー、炭素繊維、アルミナ繊維、
    アルミナ−シリカ繊維、ジルコニア繊維、繊維状タル
    ク、ガラス繊維及び石英繊維からなる群より選択される
    いずれか少なくとも一種である請求項1又は2記載の難
    燃性樹脂組成物。
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