JPH11302196A - アズレンスルホン酸ナトリウム含有製剤 - Google Patents
アズレンスルホン酸ナトリウム含有製剤Info
- Publication number
- JPH11302196A JPH11302196A JP12279498A JP12279498A JPH11302196A JP H11302196 A JPH11302196 A JP H11302196A JP 12279498 A JP12279498 A JP 12279498A JP 12279498 A JP12279498 A JP 12279498A JP H11302196 A JPH11302196 A JP H11302196A
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- JP
- Japan
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- azulene sulfonate
- sodium azulene
- dibutylhydroxytoluene
- containing preparation
- sodium
- Prior art date
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- Pending
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】安定なアズレンスルホン酸ナトリウム含有製剤
を提供する。 【解決手段】ジブチルヒドロキシトルエン(2,6−ジ
−t−ブチル−4−メチルフェノール)を安定化剤とし
て含有するアズレンスルホン酸ナトリウム含有製剤。
を提供する。 【解決手段】ジブチルヒドロキシトルエン(2,6−ジ
−t−ブチル−4−メチルフェノール)を安定化剤とし
て含有するアズレンスルホン酸ナトリウム含有製剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は長期間安定なアズレ
ンスルホン酸ナトリウム含有製剤に関する。
ンスルホン酸ナトリウム含有製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】アズレンスルホン酸ナトリウムは抗炎症
作用、抗潰瘍作用等を有していることから、含嗽剤およ
び胃腸薬の有効成分として広く医薬品に使用されてい
る。しかしながら、アズレンスルホン酸ナトリウムは酸
素、水分、光、熱等で分解しやすく不安定な物質である
ため、通常の製剤では長期保存は困難であった。
作用、抗潰瘍作用等を有していることから、含嗽剤およ
び胃腸薬の有効成分として広く医薬品に使用されてい
る。しかしながら、アズレンスルホン酸ナトリウムは酸
素、水分、光、熱等で分解しやすく不安定な物質である
ため、通常の製剤では長期保存は困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このためアズレンスル
ホン酸ナトリウムの安定化法が種々検討されてきてお
り、安定化剤としてアミノ酸又は弱アルカリ性塩を添加
する方法(特公昭49−11219号)、エデト酸およ
びその塩類を添加する方法(特開平1−121216
号)、プロピレングリコールを添加する方法(特公平2
−42811号)等が報告されているがその効果はいま
だ充分ではなかった。一方噴霧乾燥、凍結乾燥等を用い
て安定化する方法(特開昭58−154548号)、脱
酸素剤と共に密封包装する方法(特開昭59−1762
47号)等の方法では特別な設備を必要とし、また資材
等のコストがかかる欠点を有していた。従って、本発明
の目的は安定なアズレンスルホン酸ナトリウム含有製剤
を提供することにある。
ホン酸ナトリウムの安定化法が種々検討されてきてお
り、安定化剤としてアミノ酸又は弱アルカリ性塩を添加
する方法(特公昭49−11219号)、エデト酸およ
びその塩類を添加する方法(特開平1−121216
号)、プロピレングリコールを添加する方法(特公平2
−42811号)等が報告されているがその効果はいま
だ充分ではなかった。一方噴霧乾燥、凍結乾燥等を用い
て安定化する方法(特開昭58−154548号)、脱
酸素剤と共に密封包装する方法(特開昭59−1762
47号)等の方法では特別な設備を必要とし、また資材
等のコストがかかる欠点を有していた。従って、本発明
の目的は安定なアズレンスルホン酸ナトリウム含有製剤
を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは製造法が容
易かつ経済的で、長期間にわたり安定性を維持しうる実
用的なアズレンスルホン酸ナトリウム含有製剤を得るた
め鋭意研究を行った結果、安定化剤としてジブチルヒド
ロキシトルエンを用いることにより、長期間安定化され
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
易かつ経済的で、長期間にわたり安定性を維持しうる実
用的なアズレンスルホン酸ナトリウム含有製剤を得るた
め鋭意研究を行った結果、安定化剤としてジブチルヒド
ロキシトルエンを用いることにより、長期間安定化され
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、ジブチルヒドロキシ
トルエン(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノ
ール)を安定化剤として含有する安定なアズレンスルホ
ン酸ナトリウム含有製剤に関する。ジブチルヒドロキシ
トルエンの配合量はアズレンスルホン酸ナトリウム1重
量部に対し0.01〜0.80重量部が適当である。
トルエン(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノ
ール)を安定化剤として含有する安定なアズレンスルホ
ン酸ナトリウム含有製剤に関する。ジブチルヒドロキシ
トルエンの配合量はアズレンスルホン酸ナトリウム1重
量部に対し0.01〜0.80重量部が適当である。
【0006】本発明の製剤は、製剤上汎用されているト
ウモロコシデンプン、乳糖または結晶セルロースなどの
賦形剤、メチルセルロースまたはヒドロキシプロピルセ
ルロースなどの結合剤、カルボキシメチルセルロースカ
ルシウムまたは低置換度ヒドロキシプロピルセルロース
などの崩壊剤、ステアリン酸マグネシウムなどの滑沢
剤、さらには胃腸薬等に一般的に配合される医薬活性成
分等を添加して、剤形に応じた常用の操作を行うことに
より、散剤、細粒、顆粒剤、錠剤(糖衣錠、フィルムコ
ート錠を含む)、カプセル剤などの安定化されたアズレ
ンスルホン酸ナトリウム含有固形製剤とすることができ
る。
ウモロコシデンプン、乳糖または結晶セルロースなどの
賦形剤、メチルセルロースまたはヒドロキシプロピルセ
ルロースなどの結合剤、カルボキシメチルセルロースカ
ルシウムまたは低置換度ヒドロキシプロピルセルロース
などの崩壊剤、ステアリン酸マグネシウムなどの滑沢
剤、さらには胃腸薬等に一般的に配合される医薬活性成
分等を添加して、剤形に応じた常用の操作を行うことに
より、散剤、細粒、顆粒剤、錠剤(糖衣錠、フィルムコ
ート錠を含む)、カプセル剤などの安定化されたアズレ
ンスルホン酸ナトリウム含有固形製剤とすることができ
る。
【0007】
【実施例】次に実施例および比較例により本発明を具体
的に説明するが、本発明は何らこれらに限定されるもの
ではない。
的に説明するが、本発明は何らこれらに限定されるもの
ではない。
【0008】 実施例 1 アズレンスルホン酸ナトリウム 6 g ジブチルヒドロキシトルエン 1 g メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 1134 g 乳糖 666 g メチルセルロース 43 g 計 1850 g アズレンスルホン酸ナトリウム、ジブチルヒドロキシト
ルエン、メチルセルロースを精製水300gとエタノー
ル700gの混合液に溶解したのち、残りの成分に添加
して練合し、乾燥して顆粒を製した。
ルエン、メチルセルロースを精製水300gとエタノー
ル700gの混合液に溶解したのち、残りの成分に添加
して練合し、乾燥して顆粒を製した。
【0009】実施例 2 実施例1においてジブチルヒドロキシトルエン1gを
0.1gに替えたほかは同様にして、目的の製剤を作成
した。
0.1gに替えたほかは同様にして、目的の製剤を作成
した。
【0010】実施例 3 実施例1においてジブチルヒドロキシトルエン1gを4
gに替えたほかは同様にして、目的の製剤を作成した。
gに替えたほかは同様にして、目的の製剤を作成した。
【0011】 比較例 1 アズレンスルホン酸ナトリウム 6 g ビタミンE 6 g メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 1134 g 乳糖 661 g メチルセルロース 43 g 計 1850 g 実施例1においてジブチルヒドロキシトルエンの替わり
にビタミンEを加えたことのほかは同様にして、目的の
製剤を作成した。
にビタミンEを加えたことのほかは同様にして、目的の
製剤を作成した。
【0012】比較例 2 比較例1においてビタミンEの替わりに酢酸トコフェロ
ールを加えたことのほかは同様にして、目的の製剤を作
成した。
ールを加えたことのほかは同様にして、目的の製剤を作
成した。
【0013】試験例 1 実施例1、実施例2、実施例3、比較例1及び比較例2
で得られた製剤を50℃の条件で保存し、2週間後のア
ズレンスルホン酸ナトリウム含量をHPLCにて測定し
た。表1の結果から明らかな如く本発明の製剤は良好な
安定性を示すことが判明した。
で得られた製剤を50℃の条件で保存し、2週間後のア
ズレンスルホン酸ナトリウム含量をHPLCにて測定し
た。表1の結果から明らかな如く本発明の製剤は良好な
安定性を示すことが判明した。
【0014】
【表1】
【0015】
【発明の効果】本発明により良好な安定性を有するアズ
レンスルホン酸ナトリウム含有製剤が得られるようにな
った。
レンスルホン酸ナトリウム含有製剤が得られるようにな
った。
Claims (2)
- 【請求項1】ジブチルヒドロキシトルエン(2,6−ジ
−t−ブチル−4−メチルフェノール)を安定化剤とし
て含有することを特徴とするアズレンスルホン酸ナトリ
ウム含有製剤。 - 【請求項2】ジブチルヒドロキシトルエンの含有量がア
ズレンスルホン酸ナトリウム1重量部に対して0.01
〜0.80重量部である請求項1記載の製剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12279498A JPH11302196A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | アズレンスルホン酸ナトリウム含有製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12279498A JPH11302196A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | アズレンスルホン酸ナトリウム含有製剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11302196A true JPH11302196A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14844799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12279498A Pending JPH11302196A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | アズレンスルホン酸ナトリウム含有製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11302196A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010235508A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd | アズレン誘導体含有液剤 |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP12279498A patent/JPH11302196A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010235508A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd | アズレン誘導体含有液剤 |
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