JPH11300555A - カートリッジ式パンチプレス - Google Patents

カートリッジ式パンチプレス

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Publication number
JPH11300555A
JPH11300555A JP10437198A JP10437198A JPH11300555A JP H11300555 A JPH11300555 A JP H11300555A JP 10437198 A JP10437198 A JP 10437198A JP 10437198 A JP10437198 A JP 10437198A JP H11300555 A JPH11300555 A JP H11300555A
Authority
JP
Japan
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cartridge
rotary
tool
mold
rotation
Prior art date
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Application number
JP10437198A
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English (en)
Inventor
Hideto Aizawa
秀人 相澤
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11300555A publication Critical patent/JPH11300555A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D37/00Tools as parts of machines covered by this subclass
    • B21D37/14Particular arrangements for handling and holding in place complete dies
    • B21D37/147Tool exchange carts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パンチ中心とタップ等の回転加工工具による
加工位置とを一致させることができ、かつ回転加工工具
の数を多くすることができるものとする。 【解決手段】 金型5,6を搭載したカートリッジ7,
8が装填されてパンチ加工を行う加工手段2と、カート
リッジ交換手段4とを備える。カートリッジ7,8に回
転加工工具38,39を搭載し、加工手段であるプレス
機本体2は、回転加工工具38,39を用いて加工を行
う機能を有するものとする。プレス機本体2は、カート
リッジ7,8を移動させるカートリッジ連結移動手段1
2を備える。このカートリッジ連結移動手段12に、回
転加工工具38の回転の駆動を行う駆動源50を搭載す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タッピング装置
等の回転加工工具を備えたカートリッジ式パンチプレス
に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】パンチプ
レスによる加工の応用範囲を広げるため、パンチプレス
にタッピング装置を取付けることがある。従来のタレッ
ト式のパンチプレスでは、図10に一例を示すように、
プレスフレーム101の側面に多軸(または単軸)のタ
ッピング装置102を取付け、パンチ加工とタッピング
との複合加工を行っている。
【0003】しかし、同図のタッピング装置102の配
置では、パンチ中心位置O1とタッピング位置O2とに
大きな(数百ミリの)オフセット量Lがあるため、タッ
ピング可能な範囲が制限される欠点を持つ。すなわち、
テーブル103上の板材ワークWは、ワークホルダ10
4で把持されて前後左右に送られるが、前記オフセット
量Lのため、ワークホルダ104の移動による横方向
(X軸方向)の送り可能な範囲が、タッピング位置O2
に十分に対応できない。また従来、タレット内にタッピ
ング装置を備えたパンチプレスも存在するが、このタイ
プのものは、一つのタップが一つの金型ステーションを
占有するため、装備可能なタップの数が少ないという欠
点を持つ。
【0004】この発明の目的は、パンチ中心とタップ等
の回転加工工具による加工位置とを一致させることがで
き、かつ回転加工工具の数を多くすることができるカー
トリッジ式パンチプレスを提供することである。この発
明の他の目的は、回転加工工具の回転駆動系の構成を簡
素化することである。この発明のさらに他の目的は、回
転金型と回転加工工具の両方を備える場合に、両者の回
転駆動系の構成を簡素化することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のカートリッジ
式パンチプレスは、金型を搭載したカートリッジが装填
されてパンチ加工を行う加工手段と、前記カートリッジ
を交換するカートリッジ交換手段とを備えたパンチプレ
スであって、前記カートリッジに回転加工工具を搭載
し、前記加工手段に前記回転加工工具を用いて加工を行
う機能を備えたものである。回転加工工具は、工具の回
転を利用して加工を行う工具であり、例えばタップやリ
ーマ等である。このパンチプレスによると、カートリッ
ジに金型および回転加工工具を搭載して加工を行うた
め、パンチ中心位置と回転加工工具による加工中心位置
とを一致させることができる。このため、回転加工工具
による加工範囲が限定されず、また加工プログラムの作
成も容易になる。回転加工工具はカートリッジに搭載
し、カートリッジごと交換して使用されるため、カート
リッジ数を増やすことで、回転加工工具の本数を自由に
増やすことができる。また、カートリッジ交換手段を備
え、カートリッジごと交換することができるため、折損
した回転加工工具の交換や、異なる径の回転加工工具の
使用が容易になる。回転加工工具専用の自動工具交換装
置も不要となる。この発明において、前記加工手段は、
カートリッジと連結されてカートリッジを移動させるカ
ートリッジ連結移動手段を備えたものとし、このカート
リッジ連結手段に、前記回転加工工具の回転の駆動を行
う駆動源を搭載しても良い。このように、カートリッジ
に連結されてカートリッジを移動させるカートリッジ連
結移動手段に回転加工工具の回転駆動駆動源を搭載した
場合、駆動源から回転加工工具への回転伝達系が簡素な
構成で済む。
【0006】また、この発明において、前記カートリッ
ジに、回転金型を設け、前記回転加工工具の回転と回転
金型の回転とを同一の駆動源にて行うようにしても良
い。回転金型は、同じ形であって、角度が異なるパンチ
孔を明けるために設けられた金型のことである。換言す
れば、回転金型は、回転割出により方向を変えた状態で
パンチ加工に用いられて、様々な方向のパンチ加工が行
える金型のことである。このように、回転金型の回転に
用いる駆動源を利用して回転加工工具の回転を行うよう
にすると、回転加工工具に専用の駆動源を設ける必要が
なく、これに伴い、カートリッジおよびその周辺の構造
を簡略化できる。特に、カートリッジ連結移動手段に前
記駆動源を搭載する場合は、非常に簡素な構成で回転金
型の回転と回転加工工具の回転とを行うことができる。
このように、回転加工工具の回転と回転金型の回転とを
同一の駆動源で行う構成とした場合に、前記駆動源から
回転加工工具への回転伝達系と、前記駆動源から回転金
型への回転伝達系とに、互いに減速比の異なる減速手段
を設けても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図面と共
に説明する。このパンチプレス機1は、加工手段である
プレス機本体2と、金型マガジン3と、カートリッジ交
換手段4とで構成される。プレス機本体2には、上下一
対のカートリッジ7,8がカートリッジ連結移動手段1
2の駆動で進退可能に設置され、パンチおよびダイとな
る上下の金型5,金型6は、各々複数ずつ上側のカート
リッジ7および下側のカートリッジ8に設置される。前
記パンチ金型5およびダイ金型6のうち、一部のもの
が、回転金型5A,6Aとされ、またカートリッジ7,
8の一部に、金型に代えて上下の回転加工工具38,3
9が設置される。回転金型5A,6Aおよび回転加工工
具38,39を回転させる工具回転手段40,41は、
後に説明するように、カートリッジ連結移動手段12と
カートリッジ7,8とに渡って設けられている。
【0008】プレス機本体2は、フレーム9の両側に延
びるテーブル10上で板材のワークWをワーク移動手段
11により一方向(横方向X)に移動させ、これと直交
する方向(前後方向Y)に、上下の金型5,6をカート
リッジ連結移動手段12により移動させて位置決めし、
前後方向Yに移動可能なパンチ駆動ヘッド13によりパ
ンチ金型5を叩いてパンチ加工を行うものである。ワー
ク移動手段11は、テーブル10上のワークWの一端を
把持する複数のワークホルダ13をキャリッジ17に設
け、キャリッジ17を一方向Xに進退させる案内および
駆動手段(図示せず)を設けたものである。金型マガジ
ン3は、個々の上下のカートリッジ7,8を対として収
納するカートリッジ格納部3aを配列したものであり、
テーブル10に沿って設置されている。一端のカートリ
ッジ格納部3bは、段取り専用のカートリッジとされて
いる。カートリッジ交換手段4は、台車19に上下のカ
ートリッジ7,8を載せ、プレス機本体2と金型マガジ
ン3の任意のカートリッジ格納部3a,3bとの間で金
型交換を行うものである。台車19は、金型マガジン3
に沿って設置されたレール20上を走行する。
【0009】図2および図3に示すように、プレス機本
体2のフレーム9は、側面形状がロ字状に設けられて前
後に延びる形状をしており、上フレーム部と、下フレー
ム部と、前後端のコラム部とで構成される。上下のフレ
ーム部間の開口部分21の前部に対応してテーブル10
が配置され、前記開口部分21の後方に対応してカート
リッジ交換手段4が設けられる。カートリッジ7,8
は、平面形状が矩形状に形成されて複数の金型収容孔が
前後左右に並べて形成されたものである。上側のカート
リッジ7には、各金型収容孔にパンチ金型5が昇降自在
にかつばね部材による上昇復帰状態に収容され、下側の
カートリッジ8にはダイ金型6が固定状態に収容され
る。
【0010】パンチ駆動ヘッド13は、図2に示すよう
に、ヘッド移動手段15により、前後方向Yに移動可能
なように、フレーム9の上フレーム部に設置されてい
る。パンチ駆動ヘッド13は、図8に模式図で示すよう
に、パンチ駆動部23と、ラムセレクタ24とを備え、
上カートリッジ7の任意の列のパンチ金型5を駆動可能
とされている。パンチ駆動部23は、油圧式のものであ
っても、機械式のものであっても良いが、この例では、
パンチ駆動源となるサーボモータ25の駆動により、偏
心カムからなるクランク式の回転・直線往復動の運動変
換機構26を介して、ラム27をストローク速度可変に
昇降駆動するものとしてある。
【0011】ラムセレクタ24は、図9に一例を示すよ
うに、個々の列のパンチ金型5を叩く複数本(図示の例
では3本)の個別ラム28を、可動のラム選択部材29
を介して、上方の1本のラム27で駆動するものであ
る。ラム選択部材29は、個別ラム28の頭部が進入可
能な開口29aを種々設けたものであり、希望の個別ラ
ム28に開口29aを対応させられるように、選択駆動
源24Aの駆動で進退移動または回転移動可能とされて
いる。このラム選択部材29の開口29aに対応しない
個別ラム28のみが、ラム27の駆動で下方に駆動さ
れ、その個別ラム28に対応するパンチ金型5がパンチ
駆動される。
【0012】図4(A)に示すように、カートリッジ連
結移動手段12は、上カートリッジ移動手段12Aおよ
び下カートリッジ移動手段12Bにより構成される。上
側のカートリッジ7は、左右一対の共通の上カートリッ
ジレール30に前後方向Yに進退自在に設置され、かつ
下側のカートリッジ8は、左右一対の共通の下カートリ
ッジレール31に前後方向Yに進退自在に設置される。
これら上下のカートリッジレール30,31は、プレス
フレーム9(図1)に設置したものである。上カートリ
ッジ移動手段12Aおよび下カートリッジ移動手段12
Bは、このように設置された上側のカートリッジ7およ
び下側のカートリッジ8を、連結手段60で係脱自在に
連結される上カートリッジドライブ部材32Aおよび下
カートリッジドライブ部材32Bによって進退させるも
のである。上カートリッジドライブ部材32Aおよび下
カートリッジドライブ部材32Bは、各々モータ33お
よびボールねじ34からなる駆動装置35により、各々
上カートリッジレール30および下カートリッジレール
31上を進退させられる。
【0013】図7に示すように、回転金型5Aおよび回
転加工工具38は、次の構成のものとしてある。パンチ
側の回転金型5Aは、周囲にウォ−ムホイル42を有す
る筒状の回転ホルダ43を、カートリッジ7の金型収容
孔に回転自在に設置し、この回転ホルダ43内にパンチ
金型本体44を昇降のみ自在に設置したものである。パ
ンチ金型本体44は、外周の金型ホルダ61内に頭付き
の剪断刃体62を昇降自在に設置し、剪断刃体62を復
帰ばね63で金型ホルダ61に対して上昇付勢すると共
に、金型ホルダ61の下面にストリッパ64を設けたも
のである。回転加工工具38は、回転金型5Aと同様に
回転および昇降が可能な構成とされている。すなわち、
回転加工工具38は、周囲にウォ−ムホイル42を有す
る筒状の回転ホルダ43を、カートリッジ7の金型収容
孔に回転自在に設置し、この回転ホルダ43内に工具本
体65を昇降のみ自在に設置したものである。工具本体
65は、外周の工具ホルダ66内に、頭付きの工具チャ
ック67を昇降自在に設置し、工具チャック67を復帰
ばね68で上昇付勢すると共に、工具ホルダ66の下面
にストリッパ69を設けたものである。工具チャック6
7には、タップまたはリーマ等の工具刃体70が着脱可
能に取付けられる。回転金型5Aおよび回転加工工具3
8の回転ホルダ43,43同士、および金型ホルダ61
と工具ホルダ66とは、互いに互換性のある部品として
ある。
【0014】下側(ダイ側)の回転金型6Aは、パンチ
側の回転金型5Aと同様にウォーム付きの回転ホルダを
有し、下側のカートリッジ8に回転自在に設置される
が、昇降は不能とされる。また、下側の回転加工工具3
9は、下側のカートリッジ8に固定設置される。回転金
型5A,39および回転加工工具38,39は、各々単
独でカートリッジ7,8に設置しても良く、また同図の
ように同じカートリッジ7,8に設置しても良い。同じ
カートリッジ7,8に設置する場合、回転金型5Aおよ
び回転加工工具38は、図5,図6に示すように、カー
トリッジ7の進退方向に並べて設けられる。
【0015】パンチ側の工具回転手段40は、上カート
リッジドライブ部材32Aに搭載されたサーボモータか
らなる駆動源50と、この駆動源50の回転を回転金型
5Aおよび回転加工工具38に伝える回転伝達手段51
とで構成される。この回転伝達手段51は、駆動源50
の出力軸50aの継手部材49Bと、カートリッジ7に
設けられた前記継手部材49A、伝達軸47、およびウ
ォ−ムギヤ46により構成される。ウォ−ムギヤ46
は、カートリッジ7に設けられたギヤ支持部材48に回
転自在に設置されており、回転金型5Aまたは回転加工
工具38のウォ−ムホイル42に噛み合う。継手部材4
9A,49Bは、前記軸継手49を構成するものであ
り、カートリッジ交換時に、上カートリッジドライブ部
材32Aに対するカートリッジ7の進退に伴って接続お
よび切り離しが行われる。
【0016】カートリッジ7に回転金型5Aおよび回転
加工工具38を並べて設置する場合、各回転金型5Aお
よび回転加工工具38のウォ−ムホイル42に噛み合う
ウォ−ムギヤ46は、同じ伝達軸47に設けられる。こ
れら回転金型5Aのウォ−ムホイル42およびウォ−ム
ギヤ46により、駆動源50から回転金型5Aに回転伝
達する駆動伝達系の減速手段71が構成される。また、
回転加工工具38のウォ−ムホイル42およびウォ−ム
ギヤ46により、駆動源50から回転加工工具38に回
転伝達する駆動伝達系の減速手段72が構成される。た
だし、減速比は、回転金型5A側の減速手段72の方が
回転加工工具38側の減速手段72よりも大きくなるよ
うに設定することが好ましい。例えば、回転金型5Aの
減速比が10:1である場合に、回転加工工具38の減
速比は40:1とする。ダイ側(下側)の工具回転手段
41は、パンチ側の工具回転手段41と同様であるが、
回転加工工具39に対しては回転伝達を行わないものと
される。
【0017】上記構成の動作を説明する。パンチ加工
は、ワークWをワーク移動手段10で左右方向Xに移動
させると共に、カートリッジ7,8をカートリッジ連結
移動手段12で移動させることにより、希望の金型5,
6,5A,6Aや、回転加工工具38,39がワークW
の加工位置に来るように位置決めを行う。この位置決め
されたパンチ金型5,6,5A,6Aをパンチ加工ヘッ
ド13で叩くことにより、パンチ加工が行われる。
【0018】回転金型5A,6Aを使用するときは、上
下のカートリッジドライブ部材32A,32Bに搭載さ
れた駆動源50の回転により、伝達軸47,ウォ−ムギ
ヤ46,およびウォ−ムホイル42を介して回転金型5
A,6Aを希望の角度に回転させる。このように回転割
出された状態で、ラム27の駆動により、そのラム27
と対応する位置の回転金型5A,6Aでパンチ加工に行
う。このとき、ラム27から外れた位置にある回転加工
工具38は空回りを行うことになる。
【0019】回転加工工具38を使用するときも、上側
のカートリッジドライブ部材32Aに搭載された駆動源
50の回転により、伝達軸47,ウォ−ムギヤ46,お
よびウォ−ムホイル42を介して回転加工工具38を回
転させる。また、ラム27で回転加工工具38を押し下
げる。これにより、回転加工工具38の工具刃体70が
タップであると、ワークWのパンチ加工等で形成された
下孔にタップ加工が施される。回転加工工具38は、回
転金型5Aと同じ駆動源50で駆動されるが、ウォ−ム
機構の減速比の違いと、駆動源50の回転速度の違いと
で、タップ加工やリーマ加工等の回転加工工具38に適
した回転数が得られる。なお、回転加工工具38の回転
時に、ラム27から外れた位置にある回転金型5Aは空
回りを行うことになる。下側のカートリッジドライブ部
材32Aに搭載された駆動源50は、回転加工工具38
の回転には不要であるが、制御の容易等のために回転駆
動しても良い。
【0020】カートリッジ7,8の交換は、カートリッ
ジ連結移動手段12でプレス機本体2の後端からカート
リッジ交換手段4の台車19へ排出し、また台車19か
ら新たなカートリッジ7,8をカートリッジ連結移動手
段12を取り込むことで行われる。折損したタップ等の
回転加工工具38,39は、カートリッジ7,8ごと段
取り専用のカートリッジ格納部3bへ移動させる。ま
た、他のワークWに使用するために、異なる径のタップ
等の回転加工工具38,39を収めたカートリッジ7を
工具交換手段4の台車19上に準備しておく。
【0021】このカートリッジ式パンチプレスは、この
ようにカートリッジ7,8に金型5,6,5A,6Aお
よび回転加工工具38,39を搭載して加工を行うた
め、パンチ中心位置と回転加工工具38,39による加
工中心位置とを一致させることができる。このため、回
転加工工具38,39による加工範囲が限定されず、パ
ンチ加工可能な範囲と同じ範囲となる。このように、両
中心位置が一致することから、加工プログラムの作成も
容易になる。また、回転加工工具38,39はカートリ
ッジ7,8に搭載し、カートリッジ7,8ごと交換して
使用されるため、カートリッジ数を増やすことで、回転
加工工具38,39の本数を自由に増やすことができ
る。さらに、カートリッジ連結移動手段12に回転加工
工具38,39の回転駆動源50を搭載したため、駆動
源50から回転加工工具38,39への回転伝達系が簡
素な構成で済む。
【0022】しかも、回転金型5A,38の回転に用い
る駆動源50で回転加工工具38の回転を行うようにし
たため、回転加工工具38に専用の駆動源を設ける必要
がなく、カートリッジ7,8および周辺の構造を簡略化
できる。この場合に、回転金型5Aの駆動伝達系と回転
加工工具38とに、異なる減速比の減速手段71,72
を設けたため、回転金型5Aと回転加工工具38とは大
きく異なる回転速度で使用されるものでありながら、部
品の互換性を高め、構造を簡略化できるこの実施形態で
は、回転金型5Aの減速手段71の減速比を変更した減
速手段72とするだけで、高速タッピングを可能として
いる。しかも、回転金型5Aの駆動伝達経路における軸
継手49等がそのまま利用でき、より一層構成が簡略化
される。
【0023】
【発明の効果】この発明のカートリッジ式パンチプレス
は、カートリッジに回転加工工具を搭載し、パンチ加工
の加工手段に回転加工工具を用いて加工を行う機能を装
備したものであるため、パンチ中心とタップ等の回転加
工工具による加工位置とを一致させることができ、しか
も回転加工工具の数を多くすることができる。前記加工
手段が、カートリッジと連結されてカートリッジを移動
させるカートリッジ連結移動手段を備え、このカートリ
ッジ連結手段に、回転加工工具の回転の駆動を行う駆動
源を搭載した場合は、回転加工工具の回転駆動系の構成
を簡素化することができる。カートリッジに、回転金型
を設け、回転加工工具の回転と回転金型の回転とを同一
の駆動源で行うようにした場合は、回転加工工具と回転
金型の両方を備えながら、その回転駆動系が簡素な構成
で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるカートリッジ式
パンチプレスの平面図である。
【図2】同パンチプレスの側面図である。
【図3】同パンチプレスのカートリッジ連結移動手段を
示す側面図である。
【図4】(A)はカートリッジとその連結移動手段の関
係を示す斜視図、(B)は回転伝達系の減速手段を示す
斜視図である。
【図5】カートリッジとその連結移動手段の関係を示す
平面図である。
【図6】回転加工工具および回転金型への駆動伝達系に
おける減速手段を示す平面図である。
【図7】回転加工工具および回転金型のカートリッジへ
の設置状態を示す断面図である。
【図8】(A)はパンチ駆動ヘッドの概念構成を示す破
断正面図、(B)はその部分正面図である。
【図9】同パンチ駆動ヘッドにおけるラムセレクタの断
面図である。
【図10】従来例の平面図である。
【符号の説明】
2…プレス機本体(加工手段) 40,4
1…工具回転手段 3…金型マガジン 42…ウ
ォ−ムホイル 4…カートリッジ交換手段 43…回
転ホルダ 5,6…金型 44…
パンチ金型本体 5A,6A…回転金型 46…
ウォ−ムギヤ 7,8…カートリッジ 49…
軸継手 10…テーブル 50…
駆動源 11…ワーク移動手段 51…
回転伝達手段 12…カートリッジ連結移動手段 61…
金型ホルダ 13…パンチ駆動ヘッド 62…
剪断刃体 15…ヘッド移動手段 65…
工具本体 16…ワークホルダ 66…
工具ホルダ 27…ラム 67…
工具チャック 29…ラム選択手段 70…
工具刃体 30,31…カートリッジレール 71,
72…減速手段 32A,32B…カートリッジドライブ部材 W…
ワーク 38,39…回転加工工具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型を搭載したカートリッジが装填され
    てパンチ加工を行う加工手段と、前記カートリッジを交
    換するカートリッジ交換手段とを備えたカートリッジ式
    パンチプレスであって、前記カートリッジに回転加工工
    具を搭載し、前記加工手段は前記回転加工工具を用いて
    加工を行う機能を有するものとしたカートリッジ式パン
    チプレス。
  2. 【請求項2】 前記加工手段は、カートリッジと連結さ
    れてカートリッジを移動させるカートリッジ連結移動手
    段を備え、このカートリッジ連結手段に、前記回転加工
    工具の回転の駆動を行う駆動源を搭載した請求項1記載
    のカートリッジ式パンチプレス。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジに、回転金型を設け、
    前記回転加工工具の回転と回転金型の回転とを同一の駆
    動源で行うようにした請求項1または請求項2記載のカ
    ートリッジ式パンチプレス。
JP10437198A 1998-04-15 1998-04-15 カートリッジ式パンチプレス Pending JPH11300555A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10437198A JPH11300555A (ja) 1998-04-15 1998-04-15 カートリッジ式パンチプレス

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JP10437198A JPH11300555A (ja) 1998-04-15 1998-04-15 カートリッジ式パンチプレス

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JP10437198A Pending JPH11300555A (ja) 1998-04-15 1998-04-15 カートリッジ式パンチプレス

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JP (1) JPH11300555A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006167851A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Murata Mach Ltd 板材加工機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006167851A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Murata Mach Ltd 板材加工機

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