JPH1130033A - 足場板 - Google Patents
足場板Info
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- JPH1130033A JPH1130033A JP18659297A JP18659297A JPH1130033A JP H1130033 A JPH1130033 A JP H1130033A JP 18659297 A JP18659297 A JP 18659297A JP 18659297 A JP18659297 A JP 18659297A JP H1130033 A JPH1130033 A JP H1130033A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stopper
- operation lever
- state
- scaffold
- scaffold plate
- Prior art date
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-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
- E04G1/00—Scaffolds primarily resting on the ground
- E04G1/15—Scaffolds primarily resting on the ground essentially comprising special means for supporting or forming platforms; Platforms
- E04G2001/157—Extensible platforms, e.g. telescopic platforms
Landscapes
- Ladders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数本の条材を平行保持した一対の足場板半
体が、互いの条材を交互に噛み合わせてすれ違い状に伸
縮自在に組まれた足場板において、伸縮を許容したり不
可能にしたりするためにストッパ機構が設けられている
が、このストッパ機構において、操作状態か非操作状態
かが一目して判断できるようにする。 【解決手段】 揺動することによってストッパ9を進退
可能にした操作レバー8を有する構成とし、操作レバー
8が足場板半体3の条材3a内に収納されているか、又
は突出しているかによって、ストッパ機構6の操作状態
と非操作状態とを見分ける。
体が、互いの条材を交互に噛み合わせてすれ違い状に伸
縮自在に組まれた足場板において、伸縮を許容したり不
可能にしたりするためにストッパ機構が設けられている
が、このストッパ機構において、操作状態か非操作状態
かが一目して判断できるようにする。 【解決手段】 揺動することによってストッパ9を進退
可能にした操作レバー8を有する構成とし、操作レバー
8が足場板半体3の条材3a内に収納されているか、又
は突出しているかによって、ストッパ機構6の操作状態
と非操作状態とを見分ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伸縮自在になされ
た足場板に関するものである。
た足場板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築現場等で互いに隣接設置され
た足場や脚立等に対してその相互間へ架け渡して用いる
足場板として、伸縮自在な構造を具備することによりス
パンを所望長さに変更できるものが提案されている(実
公平1−11871号公報等参照)。
た足場や脚立等に対してその相互間へ架け渡して用いる
足場板として、伸縮自在な構造を具備することによりス
パンを所望長さに変更できるものが提案されている(実
公平1−11871号公報等参照)。
【0003】この種、足場板は、複数本の条材を平行保
持した一対の足場板半体が、互いの条材を交互に噛み合
わせてすれ違い状に伸縮するように組まれたものであ
る。そして、両足場板半体を最も伸長させたときでも条
材相互が噛み合っている部位には、一方の足場板半体の
条材から他方の足場板半体の条材へ向けてストッパを進
退可能にするストッパ機構が設けられている。
持した一対の足場板半体が、互いの条材を交互に噛み合
わせてすれ違い状に伸縮するように組まれたものであ
る。そして、両足場板半体を最も伸長させたときでも条
材相互が噛み合っている部位には、一方の足場板半体の
条材から他方の足場板半体の条材へ向けてストッパを進
退可能にするストッパ機構が設けられている。
【0004】すなわち、このストッパ機構により、両足
場板半体を伸縮調節した後における相対関係をロックし
たり、アンロックしたりする。上記公報に記載のストッ
パ機構は、一方の足場板半体における幅方向最外側の条
材に対し、足場板としての長手方向中央へ向く端部に、
その長手方向に沿って出入可能に設けられたスライド操
作体を有している。そして、このスライド操作体には、
その出入動作に伴ってクサビ作用を発現したり解除した
りする直線傾斜カムが設けられており、この直線傾斜カ
ムによってストッパの進退を行わせていた。
場板半体を伸縮調節した後における相対関係をロックし
たり、アンロックしたりする。上記公報に記載のストッ
パ機構は、一方の足場板半体における幅方向最外側の条
材に対し、足場板としての長手方向中央へ向く端部に、
その長手方向に沿って出入可能に設けられたスライド操
作体を有している。そして、このスライド操作体には、
その出入動作に伴ってクサビ作用を発現したり解除した
りする直線傾斜カムが設けられており、この直線傾斜カ
ムによってストッパの進退を行わせていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなストッパ
機構では、ストッパが進出状態(即ち、ロック状態)に
あるか退避状態(即ち、アンロック状態)にあるかの判
別を、スライド操作体における突出長さの違いによって
見極めるしかなく、一見しただけでは判り難いというこ
とがあった。
機構では、ストッパが進出状態(即ち、ロック状態)に
あるか退避状態(即ち、アンロック状態)にあるかの判
別を、スライド操作体における突出長さの違いによって
見極めるしかなく、一見しただけでは判り難いというこ
とがあった。
【0006】また、スライド操作体の操作方向は足場板
半体の長手方向に平行しているが、これはスライド操作
体に正対して立つ作業者から直角に交差した位置関係と
なるため、スライド操作体に力を加える必要がある場合
に限って言えば、少々難があった。更に、上記のような
直線傾斜カムでは、スライド操作体を必要以上に押し込
んでしまうということが起こりがちであり、これによっ
て直線傾斜カムの磨耗や変形を早めるというおそれがあ
った。
半体の長手方向に平行しているが、これはスライド操作
体に正対して立つ作業者から直角に交差した位置関係と
なるため、スライド操作体に力を加える必要がある場合
に限って言えば、少々難があった。更に、上記のような
直線傾斜カムでは、スライド操作体を必要以上に押し込
んでしまうということが起こりがちであり、これによっ
て直線傾斜カムの磨耗や変形を早めるというおそれがあ
った。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、ストッパ機構における操作状況の判別を容易
にし、操作性を高め、また長寿命化が図れるようにした
足場板を提供することを目的とする。
であって、ストッパ機構における操作状況の判別を容易
にし、操作性を高め、また長寿命化が図れるようにした
足場板を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る足場板では、ストッパ機構として揺動可能な操
作レバーを具備した構成にしており、この操作レバー
は、ストッパを進出させるべく揺動操作したときには、
取付側の足場板半体に対して突出しない状態に収納され
るようになっている。また、ストッパを退避させるべく
揺動操作したときには、取付側の足場板半体から突出さ
れるようにしている。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る足場板では、ストッパ機構として揺動可能な操
作レバーを具備した構成にしており、この操作レバー
は、ストッパを進出させるべく揺動操作したときには、
取付側の足場板半体に対して突出しない状態に収納され
るようになっている。また、ストッパを退避させるべく
揺動操作したときには、取付側の足場板半体から突出さ
れるようにしている。
【0009】すなわち、足場板半体に対して操作レバー
が突出しているか否かによって、ストッパが進出状態
(即ち、ロック状態)にあるか退避状態(即ち、アンロ
ック状態)にあるかの判別をできることになる。また、
このような構成であると、足場板を持ち運んだり足場や
脚立等に対して着脱したり、或いは収納したりする場合
等にあって、操作レバーは足場板半体内に収納されてい
ることになるため、操作レバーが邪魔になるといったこ
とが防止される利点もある。
が突出しているか否かによって、ストッパが進出状態
(即ち、ロック状態)にあるか退避状態(即ち、アンロ
ック状態)にあるかの判別をできることになる。また、
このような構成であると、足場板を持ち運んだり足場や
脚立等に対して着脱したり、或いは収納したりする場合
等にあって、操作レバーは足場板半体内に収納されてい
ることになるため、操作レバーが邪魔になるといったこ
とが防止される利点もある。
【0010】なお、このような操作レバーでは、足場板
半体に対する収納状態と突出状態との間が、略90°程
度の揺動範囲となる。そこで、この操作レバーの揺動に
より、ストッパに進退作用を伝える円弧状カムを設ける
のが、構造的に最も簡潔であるばかりでなく、操作性に
優れ、また進退駆動の伝達効率を高効率化できる等の点
で優れている。
半体に対する収納状態と突出状態との間が、略90°程
度の揺動範囲となる。そこで、この操作レバーの揺動に
より、ストッパに進退作用を伝える円弧状カムを設ける
のが、構造的に最も簡潔であるばかりでなく、操作性に
優れ、また進退駆動の伝達効率を高効率化できる等の点
で優れている。
【0011】この場合、円弧状カムに対して、操作レバ
ーの有効揺動域の両端部を制限する位置決め係合部を設
けておけば、過剰な操作によって円弧状カムを早期のう
ちに磨耗や変形等させるといったことがなくなり、長寿
命化できる利点がある。ストッパ機構において、ストッ
パが進出状態から退避状態へ移動を開始した時点で操作
レバーを足場板半体からの突出方向へ付勢するバネを設
けておくと、足場板半体に正対して立つ作業者にとって
も、操作レバーの引き出しが極めて容易に行えることに
なる。
ーの有効揺動域の両端部を制限する位置決め係合部を設
けておけば、過剰な操作によって円弧状カムを早期のう
ちに磨耗や変形等させるといったことがなくなり、長寿
命化できる利点がある。ストッパ機構において、ストッ
パが進出状態から退避状態へ移動を開始した時点で操作
レバーを足場板半体からの突出方向へ付勢するバネを設
けておくと、足場板半体に正対して立つ作業者にとって
も、操作レバーの引き出しが極めて容易に行えることに
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図5において、本発明に係る足場
板1は、複数本の条材3a,4aを平行保持した一対の
足場板半体3,4が、互いの条材3a,4aを交互に噛
み合わせてすれ違い状に伸縮自在に組まれて成るもので
ある。
施の形態を説明する。図5において、本発明に係る足場
板1は、複数本の条材3a,4aを平行保持した一対の
足場板半体3,4が、互いの条材3a,4aを交互に噛
み合わせてすれ違い状に伸縮自在に組まれて成るもので
ある。
【0013】そして、両足場板半体3,4の最伸長時で
も条材3a,4a相互が噛み合っている部位、即ち、足
場板1としての長手方向中央寄り部分(幅方向の両側)
に、ストッパ機構6が設けられている。図1及び図2に
示すようにこのストッパ機構6(以下では、図5の下側
のものについて説明する)は、一方の足場板半体3にお
ける幅方向最外側の条材3aに対して没入状に取り付け
られる機構ケース7と、この機構ケース7内(即ち、条
材3a内)に収納可能とされた操作レバー8と、機構ケ
ース7から他方の足場板半体4の条材4aへ向けて進退
可能に設けられたストッパ9とを有している。
も条材3a,4a相互が噛み合っている部位、即ち、足
場板1としての長手方向中央寄り部分(幅方向の両側)
に、ストッパ機構6が設けられている。図1及び図2に
示すようにこのストッパ機構6(以下では、図5の下側
のものについて説明する)は、一方の足場板半体3にお
ける幅方向最外側の条材3aに対して没入状に取り付け
られる機構ケース7と、この機構ケース7内(即ち、条
材3a内)に収納可能とされた操作レバー8と、機構ケ
ース7から他方の足場板半体4の条材4aへ向けて進退
可能に設けられたストッパ9とを有している。
【0014】図3及び図4に示すように操作レバー8
は、その横断面がコ字状となるように板素材を折曲形成
した板金製のものである。そして、同じく板素材から箱
型に折曲形成された板金製の機構ケース7内に収納され
た状態で、これら操作レバー8及び機構ケース7が、共
にその一端側で枢軸11により串刺し状に横貫通されて
いる。
は、その横断面がコ字状となるように板素材を折曲形成
した板金製のものである。そして、同じく板素材から箱
型に折曲形成された板金製の機構ケース7内に収納され
た状態で、これら操作レバー8及び機構ケース7が、共
にその一端側で枢軸11により串刺し状に横貫通されて
いる。
【0015】従って、この操作レバー8は、枢軸11を
中心として、他端部を機構ケース7の外方へ突出させる
ように揺動自在となっている。なお、機構ケース7は、
枢軸11とは反対寄りとなる長手方向端部に指入れ空間
12を形成すべく、操作レバー8よりも長く形成されて
いる。従って、操作レバー8を揺動させるに際しては、
この指入れ空間12を介して操作レバー8の揺動側端部
へ指を引っ掛け易くなっている。
中心として、他端部を機構ケース7の外方へ突出させる
ように揺動自在となっている。なお、機構ケース7は、
枢軸11とは反対寄りとなる長手方向端部に指入れ空間
12を形成すべく、操作レバー8よりも長く形成されて
いる。従って、操作レバー8を揺動させるに際しては、
この指入れ空間12を介して操作レバー8の揺動側端部
へ指を引っ掛け易くなっている。
【0016】この操作レバー8の両側面には、揺動時に
おいて常に枢軸11と機構ケース7の底面7aとの間に
存在する軌跡を有して、当該枢軸11まわりを1/4周
程度する円弧状の溝14が形成されている。この溝14
は、機構ケース7内に操作レバー8が収納されていると
き(図1参照)に枢軸11より遠ざかり、機構ケース7
から操作レバー8の他端部を突出させてゆく(図2参
照)にしたがって枢軸11へ徐々に近づくような形に形
成されている。
おいて常に枢軸11と機構ケース7の底面7aとの間に
存在する軌跡を有して、当該枢軸11まわりを1/4周
程度する円弧状の溝14が形成されている。この溝14
は、機構ケース7内に操作レバー8が収納されていると
き(図1参照)に枢軸11より遠ざかり、機構ケース7
から操作レバー8の他端部を突出させてゆく(図2参
照)にしたがって枢軸11へ徐々に近づくような形に形
成されている。
【0017】そして、溝14における枢軸11寄りの開
口縁部が円弧状カム15とされている。この円弧状カム
15の両端部には、枢軸11へ向けて凹状に形成された
位置決め係合部16,17が設けられている。一方、上
記ストッパ9は、円板状をした芯板20の表面側に、ゴ
ムや樹脂等のある程度弾性を有した摩擦パッド21が被
着され、且つ芯板20の裏面に、機構ケース7の底板7
aを貫通する支持杆22が設けられている。
口縁部が円弧状カム15とされている。この円弧状カム
15の両端部には、枢軸11へ向けて凹状に形成された
位置決め係合部16,17が設けられている。一方、上
記ストッパ9は、円板状をした芯板20の表面側に、ゴ
ムや樹脂等のある程度弾性を有した摩擦パッド21が被
着され、且つ芯板20の裏面に、機構ケース7の底板7
aを貫通する支持杆22が設けられている。
【0018】そして、この支持杆22の突端部分と、操
作レバー8の両側面の溝14(円弧状カム15)内と、
更に機構ケース7の両側面とに対して、従節軸23が串
刺し状に横貫通されている。また、ストッパ9の支持杆
22には、この従節軸23と機構ケース7の底面7aと
の間で圧縮される状態で、バネ25が挿通されている。
作レバー8の両側面の溝14(円弧状カム15)内と、
更に機構ケース7の両側面とに対して、従節軸23が串
刺し状に横貫通されている。また、ストッパ9の支持杆
22には、この従節軸23と機構ケース7の底面7aと
の間で圧縮される状態で、バネ25が挿通されている。
【0019】なお、機構ケース7の両側面において、従
節軸23が貫通する部分は、ストッパ9における支持杆
22の軸方向に沿って長い長孔27(図1及び図2参
照)とされており、この長孔27内で従節軸23が移動
するのを許容している。従って、操作レバー8が揺動す
るのに伴い、従節軸23が円弧状カム15に沿いながら
支持杆22の軸方向へ移動することが許容される。
節軸23が貫通する部分は、ストッパ9における支持杆
22の軸方向に沿って長い長孔27(図1及び図2参
照)とされており、この長孔27内で従節軸23が移動
するのを許容している。従って、操作レバー8が揺動す
るのに伴い、従節軸23が円弧状カム15に沿いながら
支持杆22の軸方向へ移動することが許容される。
【0020】このようなことから、このストッパ機構6
では、機構ケース7内へ操作レバー8を収納状態(図1
参照)にしたとき、従節軸23は円弧状カム15に押さ
れて枢軸11から遠い位置付けとされ、従ってストッパ
9が進出した状態となる。これにより、一方の足場板半
体3の条材3aと他方の足場板半体4の条材4aとが長
手方向の摺動(伸縮)を阻止されたロック状態となる。
では、機構ケース7内へ操作レバー8を収納状態(図1
参照)にしたとき、従節軸23は円弧状カム15に押さ
れて枢軸11から遠い位置付けとされ、従ってストッパ
9が進出した状態となる。これにより、一方の足場板半
体3の条材3aと他方の足場板半体4の条材4aとが長
手方向の摺動(伸縮)を阻止されたロック状態となる。
【0021】従って、このロック状態で、足場板1とし
ての使用や持ち運び、又は収納等が可能になる。反対
に、機構ケース7から操作レバー8の他端部を突出状態
(図2参照)にすると、従節軸23はバネ25によって
円弧状カム15に当接付勢されたまま、枢軸11に近づ
く方向へと移動し、従ってストッパ9が退避した状態と
なる。これにより、一方の足場板半体3の条材3aと他
方の足場板半体4の条材4aとが長手方向の摺動(伸
縮)を許容されたアンロック状態となる。
ての使用や持ち運び、又は収納等が可能になる。反対
に、機構ケース7から操作レバー8の他端部を突出状態
(図2参照)にすると、従節軸23はバネ25によって
円弧状カム15に当接付勢されたまま、枢軸11に近づ
く方向へと移動し、従ってストッパ9が退避した状態と
なる。これにより、一方の足場板半体3の条材3aと他
方の足場板半体4の条材4aとが長手方向の摺動(伸
縮)を許容されたアンロック状態となる。
【0022】従って、このアンロック状態で、足場板1
としての伸縮度合調節を行えばよい。なお、従節軸23
には、バネ25によって円弧状カム15を押圧付勢する
作用が生じていることから、機構ケース7内に収納状態
にある操作レバー8を突出状態へ操作するとき、当初係
合状態にあった位置決め係合部16から従節軸23が外
れると同時に、この円弧状カム15には、従節軸23と
枢軸11との間の距離を短くする方向への回動力が生じ
ることになる。
としての伸縮度合調節を行えばよい。なお、従節軸23
には、バネ25によって円弧状カム15を押圧付勢する
作用が生じていることから、機構ケース7内に収納状態
にある操作レバー8を突出状態へ操作するとき、当初係
合状態にあった位置決め係合部16から従節軸23が外
れると同時に、この円弧状カム15には、従節軸23と
枢軸11との間の距離を短くする方向への回動力が生じ
ることになる。
【0023】従って、操作レバー8は、機構ケース7か
ら弾かれるようにして突出することになり、操作レバー
8の引き出が容易になる。また操作レバー8は、その有
効揺動域の両端部が位置決め係合部16,17によって
制限され、停止保持される構造であるため、操作範囲が
明確となり、過剰な操作を防止できると共に、操作後に
おける操作レバー8の状態保持が確実に行えるものとな
る点で有益である。
ら弾かれるようにして突出することになり、操作レバー
8の引き出が容易になる。また操作レバー8は、その有
効揺動域の両端部が位置決め係合部16,17によって
制限され、停止保持される構造であるため、操作範囲が
明確となり、過剰な操作を防止できると共に、操作後に
おける操作レバー8の状態保持が確実に行えるものとな
る点で有益である。
【0024】ところで、本発明は、上記実施形態に限定
されるものではない。例えば、バネ25は不要化するこ
とも可能である。この場合は、操作レバー8に設けた溝
14において、その開口縁部の両側が円弧状カム15と
して機能することになる。即ち、操作レバー8を収納状
態から突出状態へ揺動操作するときは、溝14における
枢軸11とは遠い方の開口縁部を使って従節軸23を引
き寄せるようにし、操作レバー8を突出状態から収納状
態へ揺動操作するときは、溝14における枢軸11に近
い方の開口縁部を使って従節軸23を押し出すようにす
る。
されるものではない。例えば、バネ25は不要化するこ
とも可能である。この場合は、操作レバー8に設けた溝
14において、その開口縁部の両側が円弧状カム15と
して機能することになる。即ち、操作レバー8を収納状
態から突出状態へ揺動操作するときは、溝14における
枢軸11とは遠い方の開口縁部を使って従節軸23を引
き寄せるようにし、操作レバー8を突出状態から収納状
態へ揺動操作するときは、溝14における枢軸11に近
い方の開口縁部を使って従節軸23を押し出すようにす
る。
【0025】ストッパ機構6は、いずれか一方の足場板
半体3又は4だけ(即ち、足場板1としての幅方向一方
だけ)に設けてもよい。機構ケース7は、これを設ける
ことによってストッパー機構6をユニット化でき、足場
板半体3,4に対する取付等が容易になる利点がある
が、この機構ケース7を不要化して、操作レバー8及び
ストッパ9等を、直接に足場板半体3,4の条材3a,
4aに対して組み付けるようにしてもよい。
半体3又は4だけ(即ち、足場板1としての幅方向一方
だけ)に設けてもよい。機構ケース7は、これを設ける
ことによってストッパー機構6をユニット化でき、足場
板半体3,4に対する取付等が容易になる利点がある
が、この機構ケース7を不要化して、操作レバー8及び
ストッパ9等を、直接に足場板半体3,4の条材3a,
4aに対して組み付けるようにしてもよい。
【0026】図6に示すように、ストッパ9の進出相手
先となる足場板半体4の条材4aに凹凸30を設けて、
ロック時における発生摩擦力を高めるようにしてもよ
い。図7に示すように、ストッパ9の支持杆22を、ネ
ジ結合構造を有した二段軸にしておき、ロック時の発生
摩擦力を調節できるようにしてもよい。図8に示すよう
にストッパ9をピン状に形成すると共に、その進出相手
先となる足場板半体4の条材4aに、長手方向に沿って
所定間隔をおいて複数の孔31を設けておき、これらの
差し込み係合により、足場板半体3,4を伸縮度合調節
した後のロックを行う方式にしてもよい。
先となる足場板半体4の条材4aに凹凸30を設けて、
ロック時における発生摩擦力を高めるようにしてもよ
い。図7に示すように、ストッパ9の支持杆22を、ネ
ジ結合構造を有した二段軸にしておき、ロック時の発生
摩擦力を調節できるようにしてもよい。図8に示すよう
にストッパ9をピン状に形成すると共に、その進出相手
先となる足場板半体4の条材4aに、長手方向に沿って
所定間隔をおいて複数の孔31を設けておき、これらの
差し込み係合により、足場板半体3,4を伸縮度合調節
した後のロックを行う方式にしてもよい。
【0027】図9に示すようにストッパ9の先端部に短
いラック歯33を設けると共に、その進出相手先となる
足場板半体4の条材4aに、長手方向に沿って長いラッ
ク歯34を一体又は別体で設けておき、これらの噛み合
い係合により、足場板半体3,4を伸縮度合調節した後
のロックを行う方式にしてもよい。図10に示すよう
に、円弧状カム15は操作レバー8における揺動支点側
の外面に設けてもよい。この場合、ストッパ9の支持杆
22に対して従節軸23を設ける必要はない。そのた
め、支持杆22には、バネ25を止めるためのバネ受3
6を設けておけばよい。
いラック歯33を設けると共に、その進出相手先となる
足場板半体4の条材4aに、長手方向に沿って長いラッ
ク歯34を一体又は別体で設けておき、これらの噛み合
い係合により、足場板半体3,4を伸縮度合調節した後
のロックを行う方式にしてもよい。図10に示すよう
に、円弧状カム15は操作レバー8における揺動支点側
の外面に設けてもよい。この場合、ストッパ9の支持杆
22に対して従節軸23を設ける必要はない。そのた
め、支持杆22には、バネ25を止めるためのバネ受3
6を設けておけばよい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る足場板では、ストッパ機構を作動させるために揺動
可能な操作レバーを具備しており、この操作レバーは、
取付側の足場板半体に対して収納したり突出させたりで
きるようになっている。そのため、この操作レバーの状
態を見れば、ストッパが進出状態(ロック状態)にある
か退避状態(アンロック状態)にあるかが見分けられ
る。
係る足場板では、ストッパ機構を作動させるために揺動
可能な操作レバーを具備しており、この操作レバーは、
取付側の足場板半体に対して収納したり突出させたりで
きるようになっている。そのため、この操作レバーの状
態を見れば、ストッパが進出状態(ロック状態)にある
か退避状態(アンロック状態)にあるかが見分けられ
る。
【0029】また、足場板の使用、持ち運び、収納時等
に、操作レバーが邪魔になるといったことが防止される
利点もある。なお、この操作レバーからストッパへ進退
作用を伝えるのに円弧状カムを用いると、構造の簡潔
化、好操作性、駆動伝達性の高効率化等が得られる。こ
の場合、円弧状カムの両端側に位置決め係合部を設けて
おけば、過剰な操作を抑制可能にして早期の磨耗や変形
等を防止でき、長寿命化が図れる利点がある。
に、操作レバーが邪魔になるといったことが防止される
利点もある。なお、この操作レバーからストッパへ進退
作用を伝えるのに円弧状カムを用いると、構造の簡潔
化、好操作性、駆動伝達性の高効率化等が得られる。こ
の場合、円弧状カムの両端側に位置決め係合部を設けて
おけば、過剰な操作を抑制可能にして早期の磨耗や変形
等を防止でき、長寿命化が図れる利点がある。
【0030】ストッパにバネを設けて操作レバーを突出
付勢させる構造にすると、操作レバーの引き出しが極め
て容易に行える。
付勢させる構造にすると、操作レバーの引き出しが極め
て容易に行える。
【図1】本発明に係る足場板において用いられるストッ
パ機構(操作レバーの収納状態)を示した平面図であ
る。
パ機構(操作レバーの収納状態)を示した平面図であ
る。
【図2】図1の状態から操作レバーを突出させた状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図3】図1を拡大し且つ断面して示した図である。
【図4】図3のA−A線に相当する断面図である。
【図5】本発明に係る足場板の平面図である。
【図6】ストッパ機構に対応して足場板半体の条材に凹
凸を設けた例を示す要部斜視図である。
凸を設けた例を示す要部斜視図である。
【図7】ストッパの別例を示した側断面図である。
【図8】ストッパ機構としてピン止め方式を採用した例
を示す要部斜視図である。
を示す要部斜視図である。
【図9】ストッパ機構としてラック歯止め方式を採用し
た例を示す要部斜視図である。
た例を示す要部斜視図である。
【図10】操作レバーに設ける円弧状カムの別例を示し
た概略平面断面図である。
た概略平面断面図である。
1 足場板 3 足場板半体 3a 条材 4 足場板半体 4a 条材 6 ストッパ機構 7 機構ケース 8 操作レバー 9 ストッパ 15 円弧状カム 16 位置決め係合部 17 位置決め係合部 25 バネ
Claims (4)
- 【請求項1】 複数本の条材(3a)(4a)を平行保
持した一対の足場板半体(3,4)が、互いの条材(3
a,4a)を交互に噛み合わせてすれ違い状に伸縮自在
に組まれた足場板において、 両足場板半体(3,4)の最伸長時でも条材(3a,4
a)相互が噛み合っている部位に、一方の足場板半体
(3)の条材(3a)から他方の足場板半体(4)の条
材(4a)へ向けてストッパ(9)を進退可能にするス
トッパ機構(6)が設けられており、 該ストッパ機構(6)は、ストッパ(9)を進出操作時
には取付側の足場板半体(3)内へ収納され且つストッ
パ(9)を退避操作時には取付側の足場板半体(3)か
ら突出される操作レバー(8)を有していることを特徴
とする足場板。 - 【請求項2】 前記ストッパ機構(6)には、操作レバ
ー(8)の揺動によってストッパ(9)に進退作用を伝
える円弧状カム(15)が設けられていることを特徴と
する請求項1記載の足場板。 - 【請求項3】 前記ストッパ機構(6)には、ストッパ
(9)が進出状態から退避状態へ移動を開始した時点で
操作レバー(8)を足場板半体(3)からの突出方向へ
付勢するバネ(25)が設けられていることを特徴とす
る請求項1又は請求項2記載の足場板。 - 【請求項4】 前記ストッパ機構(6)に設けられた円
弧状カム(15)には、操作レバー(8)の有効揺動域
の両端部を制限する位置決め係合部(16,17)が設
けられていることを特徴とする請求項2記載の足場板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18659297A JP3234539B2 (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 足場板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18659297A JP3234539B2 (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 足場板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1130033A true JPH1130033A (ja) | 1999-02-02 |
JP3234539B2 JP3234539B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=16191255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18659297A Expired - Fee Related JP3234539B2 (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 足場板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3234539B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001023687A1 (en) * | 1999-09-29 | 2001-04-05 | Ghantous, Bassam | Expandable platform |
JP2008144533A (ja) * | 2006-12-13 | 2008-06-26 | Alinco Inc | 単管足場用ブラケット |
JP2009046878A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Pica Corp | 伸縮2部材のロック装置 |
KR101089600B1 (ko) * | 2011-04-07 | 2011-12-05 | 주식회사 다인그룹엔지니어링건축사사무소 | 작업용 발판 |
CN110644770A (zh) * | 2019-09-02 | 2020-01-03 | 滁州金诚金属制品有限公司 | 一种辅助攀登的脚手架 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6612240B1 (en) | 2000-09-15 | 2003-09-02 | Silverbrook Research Pty Ltd | Drying of an image on print media in a modular commercial printer |
-
1997
- 1997-07-11 JP JP18659297A patent/JP3234539B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4745951B2 (ja) * | 2006-12-13 | 2011-08-10 | アルインコ株式会社 | 単管足場用ブラケット |
JP2009046878A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Pica Corp | 伸縮2部材のロック装置 |
KR101089600B1 (ko) * | 2011-04-07 | 2011-12-05 | 주식회사 다인그룹엔지니어링건축사사무소 | 작업용 발판 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3234539B2 (ja) | 2001-12-04 |
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