JPH11300127A - 濾過材及びフィルター - Google Patents

濾過材及びフィルター

Info

Publication number
JPH11300127A
JPH11300127A JP10121666A JP12166698A JPH11300127A JP H11300127 A JPH11300127 A JP H11300127A JP 10121666 A JP10121666 A JP 10121666A JP 12166698 A JP12166698 A JP 12166698A JP H11300127 A JPH11300127 A JP H11300127A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
sepiolite
oil
fluid
filter medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10121666A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Namita
靖夫 波田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nitto Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Kogyo Co Ltd filed Critical Nitto Kogyo Co Ltd
Priority to JP10121666A priority Critical patent/JPH11300127A/ja
Publication of JPH11300127A publication Critical patent/JPH11300127A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtering Materials (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】濾過性能が良好な濾過材及びフィルターを提供
する。 【構成】セピオライトを主成分とする濾過材。これを用
いたフィルター。 【効果】濾過効率、濾過ライフともに良い濾過材及びフ
ィルターを提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体中の汚濁物質等の
不純成分を除去できる濾過体及びフィルターに関する。
【0002】
【従来の技術】各種分野において、換気用や排ガスその
他の流通気体の煤塵を除くために、気体中の汚濁物質で
ある不純成分を除去するエアフィルターが用いられてい
る。また、自動車分野、機械製造分野、機械加工分野、
工作機分野、船舶分野においては、潤滑用のオイルが用
いられており、そのオイルを循環して使用することも行
われており、その際その循環回路途中においてオイル処
理用フィルターを設けてオイルを濾過することも行われ
ている。そのほかの気体や液体の流体についてもその不
純成分を除去するフィルターが各種分野で用いられてい
る。具体的には、例えば自動車等の内燃機関用では、エ
ンジンのシリンダーとピストンヘッドの摩擦を軽減する
ための潤滑剤としてオイルを循環して使用することが行
われているが、エンジンの動作に伴って発生する熱によ
りオイルは加熱され、これが長時間継続されると、オイ
ルは劣化し、その著しいものは炭化してカーボン微粒子
を生じ、このカーボン微粒子は潤滑作用を減殺するの
で、これを濾過するオイル処理用フィルターが不可欠で
ある。オイルの劣化の原因としては、固体微粒子の混入
があったり、オイル循環経路中において、酸性物質の混
入や生成があり、また、金属、金属塩の混入等があり、
オイルを循環させてその潤滑作用を正常に保持させるた
めには、これらの混入物や生成物を除去する必要があ
る。実際には、スチール製ケースの中に濾過材及びその
支持部材からなる濾過体を組み込んだ一体的で分解でき
ない構造からなるカートリッジ型オイル処理用フィルタ
が多く用いられ、内燃機関から排出された使用済のオイ
ルを濾過してこれをその内燃機関に戻しており、オイル
循環回路に必要不可欠なものとして組み込まれている。
【0003】自動車用フィルターとしては、大別する
と、上述したオイルフィルターに、エアフィルターと、
フューエルフィルターを加えた3種が用いられてきた。
これらのフィルターの濾過材はいずれも濾紙あるいは不
織布が主体であり、これらの素材をベースとしてフィル
ターとしての性能を向上させる改善がなされてきた。例
えば、エアフィルターの場合、パルプ材としてリンター
パルプを多用して空隙率を増大させた濾紙や、エアが通
過する方向に順次濾紙の目を密にした密度勾配型の濾過
材、さらには静電荷を担持させ、ダストを静電引力によ
り吸着させるようにしたエレクトレット材等が知られて
いる。また、オイルフィルターの場合には、上記密度勾
配型の濾過材と同様の濾過材や、チタン酸カリ等の無機
添加剤を混抄したバイパス用濾紙等が検討されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の濾過材の中で、空隙率を変化させたり、密度勾配を設
けた濾過材は、その濾過材の原材料が限定されることか
ら、その改善の程度も大きくは望めず、フィルターの性
能を大幅に向上させることには無理がある。流体の透過
量を増加するようにすれば、ダストの捕捉効率が低下
し、逆にダストの捕捉効率を増加させようとすれば、流
体の透過量を低下させなければならず、結局、流体の透
過量を多くすることができ、しかもダストの捕捉効率を
低下させることがないような濾過材は得られないからで
ある。また、エレクトレット材は、その使用対象が気体
の濾過に限定され、加工時あるいは使用時に加熱された
場合等には静電荷量が減少する等の問題がある。また、
チタン酸カリ等を混抄したパイパス用濾紙は、微小粒子
を捕捉することがその主たる目的であるため、濾過材の
孔径が小さく、流体の透過量は極端に小さくなるという
問題点を有している。本発明の第1の目的は、流体の透
過量及び流体中の不純成分の捕捉効率の両方を向上させ
ることができるか、あるいは一方の性能のレベルを低下
させないで、他方の性能を向上させることができる濾過
材及びフィルターを提供することにある。本発明の第2
の目的は、広く各種分野に有効に使用できる濾過材及び
フィルターを提供することにある。本発明の第3の目的
は、油性の不純成分に対しても捕捉効率が優れる濾過材
及びフィルターを提供することにある。本発明の第4の
目的は、特に自動車のエンジンの潤滑用として優れる濾
過材及びフィルターを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、(1)、含水珪酸マグネシウム組成を有
するセピオライトを有効成分に有し、流通する流体中に
位置して流体中の不純成分を吸着により除去する濾過材
を提供するものである。また、本発明は、(2)、セピ
オライトがマウンテンレザータイプである上記(1)の
濾過材、(3)、抄紙した成形体である上記(1)又は
(2)の濾過材、(4)、抄紙した成形体が有機系繊維
及び無機系繊維の少なくとも1種とともに混抄した成形
体である上記(1)又は(2)の濾過材、(5)、上記
(1)又は(2)の濾過材を流体が透過自在の包装体に
充填した充填体であるフィルター、(6)、上記(3)
又は(4)の濾過材を有するフィルター、(7)、自動
車の潤滑油用である上記(6)のフィルターを提供する
ものである。なお、(8)、自動車用空気清浄用である
上記(5)又は(6)のフィルター、(9)、自動車の
排ガス用である上記(5)又は(6)のフィルター、
(10)、バイパス用である上記(6)のフィルター、
(11)、通常のフィルターと併用される上記(7)な
いし(10)のいずれかのフィルターを提供するもので
ある。この際、「JIS P8131に準じて測定した
透気度」が、特に上記(10)及びこれを引用する発明
の場合は30〜50、特に上記(3)、(4)、(6)
及びこれらを引用する発明の場合は大きくても10(1
0以下、以下同様)、特に上記(7)及びこれを引用す
る発明の場合は大きくても5としてもよい。
【0006】本発明において、含水珪酸マグネシウム組
成を有するセピオライトとは、(OH2 4 (OH)4
Mg8 Si12306〜8H2 Oの化学組成を持ち、タル
ク(滑石)レンガを交互に積み重ねたような三次元の結
晶構造を有し、通常の層状粘土(モンモリロナイト)と
は異なり、膨潤を起こさず、鎖状のすき間に出来た空孔
は大きな表面積を持ち、吸着作用や脱色作用を示す物質
である。塊状の粘土のものと、比較的繊維性のはっきり
した皮状、コルク状、木質状をした、いわゆるマウンテ
ンレザータイプのものがある。約10オングストローム
と200オングストロームに細孔の分布がなり、その比
表面積は300m2 /gであり、固体酸性を示し、これ
らを利用して脱色剤、吸水剤、脱臭剤、吸油剤として使
用でき、特に大きな吸油性を示す。他の粉体や繊維のバ
インダーとしても使用できる。具体的には、エードプラ
スの商品名で市販されている短繊維品、長繊維品(ML
−タイプ)を使用できる。(以上、水沢化学社のカタロ
グから引用)。
【0007】本発明における「濾過材」は、上述のセピ
オライトを有効成分に有するが、セピオライトそのもの
からなるものでもよく、他の成分として、活性炭、繊維
状物質その他の物質を混合して使用してもよい。セピオ
ライトそのもの、あるいはこれに上記の他の成分を単に
混合したもの、あるいはセピオライトの水分散体に上記
の他の成分を混合し、乾燥させて粉砕したもののいずれ
も、流体を透過する包装体(ネット体や多孔性袋等)に
充填した充填体を形成し、これをフィルターとしてもよ
い。セラミックスの格子状体、ハニカム構造体としても
よく、不織布の間に充填し波板状に形成したものでもよ
い。また、繊維状のセピオライトそのもの、あるいは上
記の他の成分とともに抄紙して成形体とすることもでき
る。その際、他の成分として無機系の繊維を使用し混抄
すれば、セピオライトそのものの抄紙体と同様に耐熱性
のある成形体とすることができるが、有機系の繊維と混
抄して成形体とし、通常の濾紙と同様に使用することも
好ましい。これらのいずれの場合も接着剤を用いた不織
布としてもよい。混抄する場合には、有機系の繊維を使
用する場合には、繊維状タイプのセピオライト3〜50
重量%、パルプ10〜97重量%及び合成繊維0〜40
重量%の組成、あるいはこれにその他の添加剤を加えて
湿式あるいは乾式により混抄する。混抄体はそのまま濾
紙の濾過材として使用してもよく、さらに樹脂を含浸さ
せて濾過材とししてもよく、いずれもケース等に組み込
んでフィルターとして用いることができる。濾紙の濾過
材はプリーツ状としてもよく、その他の形状は問わな
い。抄紙した成形体の場合には、JIS P8131に
準じて測定した透気度が30〜50、好ましくは例えば
35〜40前後の場合には、例えば自動車の潤滑油のバ
イパス用フィルター、その透気度が10以下の場合は濾
過材及びこれを用いたフィルター、その透気度が5以
下、好ましくは1〜3の場合は例えば自動車の潤滑油用
フィルター及びこれに使用する濾過材に使用することが
好ましい。なお、従来のチタン酸カリを含有するバイパ
ス用フィルターにおいて、そのチタン酸カリの一部代替
品としてセピオライトを使用してもよい。なお、本発明
において、「不純成分」とは、流体中に含有される好ま
しくない比較的少量ないし微量の成分であり、コンタミ
ナント、ミスト、塵埃、煤塵、汚染物、汚濁物等その名
称は問わない。また、「流通する流体」とは、自然の空
気中や閉じ込められた空間における流体を含まず、例え
ば意図的に流通、排出、導入する等のものが挙げられ、
「強制的に流通させる流体」としてもよい。
【0008】本発明における「濾過材」、「フィルタ
ー」は、自動車用フィルター(エアフィルター、フュー
エルフィルター、オイルフィルター、マフラー用フィル
ター、室内換気用フィルター)、上述したその他の産業
分野のオイルフィルター、一般用オイルフィルター、一
般換気用フィルター、煙突等からの排ガス用フィルター
等に使用することができる。特に気体中の油性不純成
分、潤滑油中のコンタナントの濾過に効果が大きい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は以下の実施
例により詳細に説明するが、セピオライトは空孔が大き
な表面積を持つ空隙構造により、流体中の不純成分、特
に油性コンタミナント、ミスト、ダスト等の不純成分の
吸着性能がよく、これを混抄した濾過材は流体の透過量
を保持しつつ、不純成分の捕捉効率を向上させることが
でき、この濾過材を用いたフィルターは、いわゆる濾過
ライフを保持しつつ、濾過効率を高めることができる。
【0010】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。 実施例1 木材パルプ70重量部、セピオライト(上記ML−タイ
プ)30重量部からなる坪量200g/m2 の混抄紙を
湿式抄紙法により作製した。この混抄紙(有効濾過面積
2cm2 )を試験片とした。JIS P8131「紙及
び板紙の透気度試験方法」に準じて行う測定値であっ
て、直径10mmの円形試験片を300ccの空気が通
過する時間で表示される、透気度は1.1であった。こ
の試験片について、下記の「試験用オイル及び試験用ダ
スト」を用いて、下記の「濾過効率の試験」を行った。 試験用オイル及び試験用ダスト 試験用オイル:JIS D1611に記載されている品
と同様のもので、JIS K2216の1種3号の潤滑
油でSAE#30(商品名)。試験用ダスト:コンタミ
ナントはSOFT C−2A(米国PTI社製、輸入元
理工貿易(株))を使用。その内容は次に示す組成で良
く混合したものである。 カーボンブラック(平均粒径80μm) 16重量% 酸化第二鉄(粒径5μm以下を95%含んだもの) 2重量% 石油系アスファルト樹脂粉末 4重量% 使用オイル 78重量% なお、石油系アスファルト樹脂粉末は、JIS Z88
01による篩を使用し、590μm篩上0%、177μ
m篩上10%、74μm篩上0%の粒径分布を示すもの
である。 濾過効率の試験 上記の試験用ダスト0.9重量%を含有する試験用オイ
ル50gを上記の混抄紙(有効濾過面積2cm2 )の試
験片に1回通した後、濾液を灯油で希釈し、0.45μ
mのメンブレンで濾過し、残査重量からコンタミネント
量を求める。濾過効率は次式により求める。 濾過効率(%)=(当初油中コンタミナント量−濾液中
コンタミナント量)/当初油中コンタミナント量 その結果、濾過効率は99%であった。なお、パイパス
用のフィルター用の濾紙の上記JIS P8131によ
る透気度を38とすると、よい結果が得られた。
【0011】実施例2 実施例1で得られたと同様の混抄紙にフェノール樹脂を
含浸させた後、プリーツ化を行ない、プリーツ構造の濾
紙である濾過材(上記JIS P8131により透気度
は1.1)を形成し、これを図1に示すようなカートリ
ッジオイルフィルターに組み立てる。すなわち、図1に
示すように、有底円筒状のケース部材1に、通水性を有
する中央円筒体2aの周側にこのプリーツ構造の濾紙で
ある濾過材2bを備えた濾過体2をその下端に板バネ3
を介して配置し、濾過体2の中央円筒体2aの上端を延
長して設けた突出部端面(あるいは上側エンドプレート
の中央部を同様に形成したその端面)に、ゴム等の可撓
性材からなり上記ケース部材1の上端の開口を覆う皿状
の弁体4aを有する弁用管体4の端面の凹条溝を当接す
る。 その弁用管体4の上端面拡開部内面に、中央に濾
過体2の中央円筒2aに連通するねじ孔5a、その周囲
に貫通孔5bを形成した天井板部材5を当接し、この天
井板部材5をケース部材1の上端に巻き締め、これによ
り板バネ3の弾性力により濾過体2を弁用管体4を介し
て天井板部材5に押圧して支持し、固定する。このよう
にして金属性ケース6に濾過体2を内装したカートリッ
ジオイルフィルター7が得られる。その使用法は、導出
管をねじ孔5aにねじ込み、オイルを流通させると、オ
イルは貫通孔5bから入り、弁体4aをその流通圧で変
形させてその端部とケース部材1との間に隙間を形成
し、そこから流入し、濾過材2bを透過して中央円筒体
2a内を上昇し、弁用管体4を介して導出管に排出され
る。この際弁体4aは逆止弁となる。ここではケース1
の高さ75mm、外径65mm、プリーツ外径19mm
(濾過面積750cm2 )とし、実施例1の場合と同様
に、上記、により、濾過効率試験を行ったところ、
濾過効率は93%であった。また、「濾過ライフ試験」
(JIS D1611「自動車濾過器試験方法」に準拠
した試験法)を行ったところ、濾過ライフは46時間で
あった。
【0012】比較例1 実施例1で用いた木材パルプ100重量部を用いて抄紙
した坪量200g/cm2 の濾紙(上記JIS P81
31により透気度は1.3)を試験片にして、実施例1
と同様の「濾過効率試験」を行ったところ、濾過効率は
9%であった。
【0013】比較例2 比較例1で得られた濾紙を用いたこと以外は実施例2と
同様にしてカートリッジフィルターを作製し、実施例2
と同様の「濾過効率試験」、「濾過ライフ試験」を行っ
たところ、濾過効率は84%、濾過ライフは47時間で
あった。
【0014】実施例3 木材パルプ50部とセピオライト(前述したML−タイ
プ)50部からなる坪量180g/m2 の混抄紙を湿式
抄紙法により得た。この混抄紙の上記JISP8131
により透気度は1.1であった。次いで、この材料を用
い、格子状の成形体( 外寸法が50mm×50mm、長
さ100mm、断面が5mm×5mmの正方形の穴)か
らなる濾過体を作成した。その濾過体の重量は21.7
8gであった。これとは別に、200mm×200mm
×500mm(高さ)の箱体を作り、その側面に底部か
ら200×30mmの側部開口部、上面に50mm×5
0mmの上部開口部をそれぞれ形成し、この上部開口部
に上記格子状の成形体の濾過体をそれぞれの上面が一平
面上に位置するように嵌合した。箱体の底部にアルコー
ルランプを置き、軽油を燃料として燃焼させ(ダスト発
生量は約0.04g/分である)、その燃焼ガスの出口
側、すなわち濾過体の上面側より風量0.1m3/分で
吸引した。30分吸引を続けた後、濾過体を取外し、そ
の重量を秤量したところ、22.16gであった。この
値から、濾過体の重量21.78gを引いた値がダスト
の吸着量となり、これはダスト捕捉効率にして31.7
%に相当する。この実施例は、自動車のマフラー用排ガ
スフィルターや自動車の室内の換気用フィルターの簡略
化したモデルと考えてもよい。
【0015】比較例3 木材パルプのみからなる濾紙(坪量185g)(上記J
IS P8131により透気度は1.2)を用いたこと
以外は実施例3と同様の格子状体の成形体からなる濾過
体を作成し、実施例3と同様に試験を行った。試験前の
濾過体の重量は22.40g、試験後の濾過体の重量は
22.51gであった。これらの値の差がダスト吸着量
であり、これはダスト捕捉効率は9.2%に相当する。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、セピオライトを主成分
とする濾過材及びこれを用いたフィルターを提供するこ
とができるので、流体の透過量及び流体中の不純成分の
捕捉効率の両方を向上させることができるか、あるいは
一方の性能のレベルを低下させないで、他方の性能を向
上させることができ、広く各種分野に有効に使用するこ
とができる。特に油性の不純成分に対しても捕捉効率を
良くすることができ、また、自動車のエンジンの潤滑用
としても優れる濾過材及びフィルターを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のオイル処理用フィルタの断
面図である。
【符号の説明】
2 濾過体 6 金属製ケース 7 カートリッジオイルフィルター

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含水珪酸マグネシウム組成を有するセピ
    オライトを有効成分に有し、流通する流体中に位置して
    流体中の不純成分を吸着により除去する濾過材。
  2. 【請求項2】 セピオライトがマウンテンレザータイプ
    である請求項1記載の濾過材。
  3. 【請求項3】 抄紙した成形体である請求項1又は2記
    載の濾過材。
  4. 【請求項4】 抄紙した成形体が有機系繊維及び無機系
    繊維の少なくとも1種とともに混抄した成形体である請
    求項1又は2記載の濾過材。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の濾過材を流体が透
    過自在の包装体に充填した充填体であるフィルター。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4記載の濾過材を有するフ
    ィルター。
  7. 【請求項7】 自動車の潤滑油用である請求項6のフィ
    ルター。
JP10121666A 1998-04-16 1998-04-16 濾過材及びフィルター Pending JPH11300127A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10121666A JPH11300127A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 濾過材及びフィルター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10121666A JPH11300127A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 濾過材及びフィルター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11300127A true JPH11300127A (ja) 1999-11-02

Family

ID=14816897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10121666A Pending JPH11300127A (ja) 1998-04-16 1998-04-16 濾過材及びフィルター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11300127A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005161308A (ja) * 2003-11-11 2005-06-23 Yamatoyo Sangyo Kk フィルター
JP2017159254A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 王子ホールディングス株式会社 エアフィルタ用基材およびエアフィルタ用基材の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005161308A (ja) * 2003-11-11 2005-06-23 Yamatoyo Sangyo Kk フィルター
JP4641408B2 (ja) * 2003-11-11 2011-03-02 ヤマトヨ産業株式会社 フィルター
JP2017159254A (ja) * 2016-03-10 2017-09-14 王子ホールディングス株式会社 エアフィルタ用基材およびエアフィルタ用基材の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6804573B2 (ja) 濾材および濾過する方法
US5302354A (en) Filtration device
US9908098B2 (en) Honeycomb filter article and methods thereof
US8057567B2 (en) Filter medium and breather filter structure
JP2588909B2 (ja) オイルシール式真空ポンプのオイルを浄化するフィルタカートリッジ
US20090044702A1 (en) Filter element and method
EA011777B1 (ru) Фильтр и система вентиляции картера
US5965091A (en) Filled paper for gas filtration
JP2003161214A (ja) フィルタエレメント
JP2645251B2 (ja) ガス吸着素子
US6962615B2 (en) Filter element, particularly for separating a liquid from a gas stream
US20040180190A1 (en) Composite particulate article and method for preparation thereof
JP6030350B2 (ja) エアクリーナ用の濾材の製造方法
JP6057541B2 (ja) オイル劣化抑制装置
CA2696376A1 (en) Low pressure drop cyst filter
US20150083655A1 (en) Oil degradation prevention device
JPH11300127A (ja) 濾過材及びフィルター
JP2001038119A (ja) 濾過材及びフィルター
KR20170107052A (ko) 배리어 벤트 조립체
JP2001113106A (ja) オイルフィルタ
KR20200072086A (ko) 가솔린 엔진 에어클리너의 탄화수소 트랩용 습식 부직포와 그 제조방법
JPH06190220A (ja) エアクリーナ用濾材及びエアクリーナ
JPS614516A (ja) 油濾過装置
JPH05208110A (ja) エアクリーナ用濾材
JPH1157350A (ja) オイル処理用濾過材及びオイル処理用フィルター