JPH11299698A - 暖房便座装置 - Google Patents
暖房便座装置Info
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- JPH11299698A JPH11299698A JP12286598A JP12286598A JPH11299698A JP H11299698 A JPH11299698 A JP H11299698A JP 12286598 A JP12286598 A JP 12286598A JP 12286598 A JP12286598 A JP 12286598A JP H11299698 A JPH11299698 A JP H11299698A
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- toilet seat
- seat device
- heating toilet
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 意匠性、清掃性に優れ、ヒータからの熱を効
率良く検知でき、ごく短時間で暖房効果が得られ、大幅
な省電力を実現する暖房便座装置を提供する。 【解決手段】 便座本体を有する暖房便座装置におい
て、前記便座本体の表面層2cと裏面層2dを有し、そ
の間に面状ヒータ8を挟み込んで着座板を有することを
特徴とする。
率良く検知でき、ごく短時間で暖房効果が得られ、大幅
な省電力を実現する暖房便座装置を提供する。 【解決手段】 便座本体を有する暖房便座装置におい
て、前記便座本体の表面層2cと裏面層2dを有し、そ
の間に面状ヒータ8を挟み込んで着座板を有することを
特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暖房機能を有する
トイレ用便座の構造に関する。
トイレ用便座の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の暖房便座の断面構成図は第3図、
暖房便座の全体構成図は第2図に示すような構造になっ
ていた。すなわち、内部にチュービングヒータ5を有す
る便座2と便ふた3とチュービングヒータ5の温度を制
御する制御装置4を内蔵する本体1で構成されており、
便座2と便ふた3は本体1に回動自在に取りつけられて
いる。便座2は便座本体2aと、チュービングヒータ5
と、温度検知部7と、便座底板2bからなり、アルミ箔
に溶着されたチュービングヒータ5は両面粘着材で便座
本体2aに貼り付けられ、温度検知部7は便座本体2a
に便座表面温度を検知するように熱溶着等の手段で取り
つけられている。また、便座本体2aと便座底板2bは
超音波溶着や振動溶着等の溶着手段により中空状に密封
形成されている。チュービングヒータ5及び温度検知部
7の信号線は制御装置4に電気的に接続されており、制
御装置4は温度検知部7の検知温度を演算し、チュービ
ングヒータ5への出力を制御している。チュービングヒ
ータ5には温度ヒューズが直列的に接続されており、万
一、チュービングヒータ5が異常温度上昇した場合は温
度ヒューズがチュービングヒータ5の熱により溶断し、
チュービングヒータ5への通電を停止する。
暖房便座の全体構成図は第2図に示すような構造になっ
ていた。すなわち、内部にチュービングヒータ5を有す
る便座2と便ふた3とチュービングヒータ5の温度を制
御する制御装置4を内蔵する本体1で構成されており、
便座2と便ふた3は本体1に回動自在に取りつけられて
いる。便座2は便座本体2aと、チュービングヒータ5
と、温度検知部7と、便座底板2bからなり、アルミ箔
に溶着されたチュービングヒータ5は両面粘着材で便座
本体2aに貼り付けられ、温度検知部7は便座本体2a
に便座表面温度を検知するように熱溶着等の手段で取り
つけられている。また、便座本体2aと便座底板2bは
超音波溶着や振動溶着等の溶着手段により中空状に密封
形成されている。チュービングヒータ5及び温度検知部
7の信号線は制御装置4に電気的に接続されており、制
御装置4は温度検知部7の検知温度を演算し、チュービ
ングヒータ5への出力を制御している。チュービングヒ
ータ5には温度ヒューズが直列的に接続されており、万
一、チュービングヒータ5が異常温度上昇した場合は温
度ヒューズがチュービングヒータ5の熱により溶断し、
チュービングヒータ5への通電を停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、トイレの暖房便
座は、その熱源としてチュービングヒータ5を使用し
て、便座着座板の裏面に全体が均一な温度になるように
チュービングヒータ5を曲げながらアルミ箔のような伝
熱性の高い放熱板6に貼り付け、最後に便座着座板下部
を超音波溶着等の方法で接着していた。チュービングヒ
ータ5は、広い用途で用いられているので安価で信頼性
が高いため、現在の暖房便座のほとんどはこの方式が用
いられている。しかしながら、大型樹脂成形品は寸法精
度を上げるのには限界があり、その結果便座本体2aと
便座底板2bの接着部分にはどうしても隙間ができ、意
匠性が悪くなってしまうのと同時に、ごみ等が隙間に入
り込んでしまうと取り除けないといった問題が生じてい
た。さらに、チュービングヒータの貼り付けの作業が入
り、組立て工程増加の原因になっていた。その上、便座
着座板の強度をもたせるため、その厚さも3mm程度とら
ねばならず、その結果便座の表面にヒータの熱が伝わる
のに時間がかかっていた。
座は、その熱源としてチュービングヒータ5を使用し
て、便座着座板の裏面に全体が均一な温度になるように
チュービングヒータ5を曲げながらアルミ箔のような伝
熱性の高い放熱板6に貼り付け、最後に便座着座板下部
を超音波溶着等の方法で接着していた。チュービングヒ
ータ5は、広い用途で用いられているので安価で信頼性
が高いため、現在の暖房便座のほとんどはこの方式が用
いられている。しかしながら、大型樹脂成形品は寸法精
度を上げるのには限界があり、その結果便座本体2aと
便座底板2bの接着部分にはどうしても隙間ができ、意
匠性が悪くなってしまうのと同時に、ごみ等が隙間に入
り込んでしまうと取り除けないといった問題が生じてい
た。さらに、チュービングヒータの貼り付けの作業が入
り、組立て工程増加の原因になっていた。その上、便座
着座板の強度をもたせるため、その厚さも3mm程度とら
ねばならず、その結果便座の表面にヒータの熱が伝わる
のに時間がかかっていた。
【0004】隙間を無くす手段として、樹脂の中にチュ
ービングヒータをインサートして成形した一体成形便座
があるが、ヒータの熱が直接便座裏面に伝わり、便座裏
面からの無駄な放熱となり、無駄な電力を消費してい
た。従来の内部が中空構造の便座では、温度検知部7は
便座本体2aに便座表面温度を検知するように熱溶着等
の手段で取りつけられている。便座裏面に凸部を設け温
度検知部取り付け位置を決めているが、取り付け部の便
座の厚さは特に変化させていない。暖房便座にて必要な
温度は人の肌に触れる便座表面の温度であり、便座の厚
さが厚いと本来必要な便座表面の温度との誤差が大きく
なってしまう。
ービングヒータをインサートして成形した一体成形便座
があるが、ヒータの熱が直接便座裏面に伝わり、便座裏
面からの無駄な放熱となり、無駄な電力を消費してい
た。従来の内部が中空構造の便座では、温度検知部7は
便座本体2aに便座表面温度を検知するように熱溶着等
の手段で取りつけられている。便座裏面に凸部を設け温
度検知部取り付け位置を決めているが、取り付け部の便
座の厚さは特に変化させていない。暖房便座にて必要な
温度は人の肌に触れる便座表面の温度であり、便座の厚
さが厚いと本来必要な便座表面の温度との誤差が大きく
なってしまう。
【0005】従って、本発明の目的は、意匠性、清掃性
に優れ、ヒータからの熱を効率良く検知でき、ごく短時
間で暖房効果が得られ、大幅な省電力を実現する暖房便
座装置を提供することにある。
に優れ、ヒータからの熱を効率良く検知でき、ごく短時
間で暖房効果が得られ、大幅な省電力を実現する暖房便
座装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記課題
を解決するためになされた請求項第1項記載の暖房便座
装置は、便座本体を有する暖房便座装置において、前記
便座本体の表面層と裏面層を有し、その間に面状ヒータ
を挟み込んで着座板を有することを特徴とする。請求項
第1項記載の暖房便座装置によれば、面状発熱ヒータ
を、便座の使用者と対向する面の表面のごく近いところ
に埋設できるため、ヒータから発生する熱を効率良く使
用者に伝達可能となる。面状発熱ヒータに、赤外線また
は遠赤外線を放射するものを使用した場合、便座の使用
者と対向する面の表面のごく近いところに埋設すること
によって、輻射熱が表面層を透過することができ、それ
によって人体を直接暖めることができる。また、便座内
周部にまで面状発熱ヒータを埋設できるため、便座内周
部まで均一に加熱することが出来る。
を解決するためになされた請求項第1項記載の暖房便座
装置は、便座本体を有する暖房便座装置において、前記
便座本体の表面層と裏面層を有し、その間に面状ヒータ
を挟み込んで着座板を有することを特徴とする。請求項
第1項記載の暖房便座装置によれば、面状発熱ヒータ
を、便座の使用者と対向する面の表面のごく近いところ
に埋設できるため、ヒータから発生する熱を効率良く使
用者に伝達可能となる。面状発熱ヒータに、赤外線また
は遠赤外線を放射するものを使用した場合、便座の使用
者と対向する面の表面のごく近いところに埋設すること
によって、輻射熱が表面層を透過することができ、それ
によって人体を直接暖めることができる。また、便座内
周部にまで面状発熱ヒータを埋設できるため、便座内周
部まで均一に加熱することが出来る。
【0007】これにより、ヒータの電源をONにすれば
即座に暖められる即暖性のある便座を実現でき、使用者
が着座する直前に電源をONし使用後にOFFする制御
方法をとれば、トイレを使用しない時の無駄な電力消費
を無くすことができる。また、均一な便座着座面の温度
分布が得られる。
即座に暖められる即暖性のある便座を実現でき、使用者
が着座する直前に電源をONし使用後にOFFする制御
方法をとれば、トイレを使用しない時の無駄な電力消費
を無くすことができる。また、均一な便座着座面の温度
分布が得られる。
【0008】上記課題を解決するためになされた請求項
第2項記載の暖房便座装置は、着座板の開放部を塞閉す
る底板を備えることを特徴とする。請求項第2項記載の
暖房便座装置によれば、便座底板が便座の裏面に位置す
るため、便座裏面の形状が平らになる。また、底板によ
り便座着座板を補強できるため、使用者が着座する際の
着座板の変形を防止できる。さらに、便座全体を樹脂で
充填する構造ではないため、使用する樹脂量が少なくな
り、便座の重量が軽減できる。これにより、便座裏面は
清掃性が良い形状となり、強度の強い便座構造となる。
さらに、便座の軽量化が可能なため、便座開閉動作の行
いやすい便座となる。
第2項記載の暖房便座装置は、着座板の開放部を塞閉す
る底板を備えることを特徴とする。請求項第2項記載の
暖房便座装置によれば、便座底板が便座の裏面に位置す
るため、便座裏面の形状が平らになる。また、底板によ
り便座着座板を補強できるため、使用者が着座する際の
着座板の変形を防止できる。さらに、便座全体を樹脂で
充填する構造ではないため、使用する樹脂量が少なくな
り、便座の重量が軽減できる。これにより、便座裏面は
清掃性が良い形状となり、強度の強い便座構造となる。
さらに、便座の軽量化が可能なため、便座開閉動作の行
いやすい便座となる。
【0009】上記課題を解決するためになされた請求項
第3項記載の暖房便座装置は、着座板と底板とにより構
成される空間部に、熱伝達率の低い断熱層部を有するこ
とを特徴とする。請求項第3項記載の暖房便座装置によ
れば、着座板内に配設されたヒータからの熱は断熱層部
を経由して便座底板へと伝達される。断熱層部は熱伝達
率が低いため、便座底板へと伝達する熱量は少なくな
り、便座底板からの無駄な放熱が少なくなる。そのた
め、ヒータは便座着座板を効率的に加熱し、短時間で目
標温度へ加熱することが出来る。これにより、保温性が
優れた構造となり、便座表面温度を設定値に制御するた
めのヒータへの通電時間を短縮することができ、消費電
力の減少となる。さらに、便座表面温度を短時間に設定
値へ加熱できる即暖性を持つ便座とすることが出来る。
第3項記載の暖房便座装置は、着座板と底板とにより構
成される空間部に、熱伝達率の低い断熱層部を有するこ
とを特徴とする。請求項第3項記載の暖房便座装置によ
れば、着座板内に配設されたヒータからの熱は断熱層部
を経由して便座底板へと伝達される。断熱層部は熱伝達
率が低いため、便座底板へと伝達する熱量は少なくな
り、便座底板からの無駄な放熱が少なくなる。そのた
め、ヒータは便座着座板を効率的に加熱し、短時間で目
標温度へ加熱することが出来る。これにより、保温性が
優れた構造となり、便座表面温度を設定値に制御するた
めのヒータへの通電時間を短縮することができ、消費電
力の減少となる。さらに、便座表面温度を短時間に設定
値へ加熱できる即暖性を持つ便座とすることが出来る。
【0010】上記課題を解決するためになされた請求項
第4項記載の暖房便座装置は、断熱層が空気により構成
されることを特徴とする。請求項第4項記載の暖房便座
装置によれば、便座空間部に特に熱伝達率の低い物質を
充填することもなく、着座板と底板を組み合わせるだけ
の構成となる。これにより、便座着座板と底板の組立て
工程の簡略化が図れる。
第4項記載の暖房便座装置は、断熱層が空気により構成
されることを特徴とする。請求項第4項記載の暖房便座
装置によれば、便座空間部に特に熱伝達率の低い物質を
充填することもなく、着座板と底板を組み合わせるだけ
の構成となる。これにより、便座着座板と底板の組立て
工程の簡略化が図れる。
【0011】上記課題を解決するためになされた請求項
第5項記載の暖房便座装置は、断熱層が発泡樹脂により
構成されることを特徴とする。請求項第5項記載の暖房
便座装置によれば、熱伝達率の低い発泡樹脂を充填する
ことにより、軽量な便座が実現する。さらに、便座空間
部の対流が発生しないため、便座着座板から便座空間部
への熱伝達率が悪くなる。そのため、ヒータは便座着座
板を効率的に加熱し、短時間で目標温度へ加熱すること
が出来る。これにより、軽量で即暖性をもつ便座が実現
できる。
第5項記載の暖房便座装置は、断熱層が発泡樹脂により
構成されることを特徴とする。請求項第5項記載の暖房
便座装置によれば、熱伝達率の低い発泡樹脂を充填する
ことにより、軽量な便座が実現する。さらに、便座空間
部の対流が発生しないため、便座着座板から便座空間部
への熱伝達率が悪くなる。そのため、ヒータは便座着座
板を効率的に加熱し、短時間で目標温度へ加熱すること
が出来る。これにより、軽量で即暖性をもつ便座が実現
できる。
【0012】上記課題を解決するためになされた請求項
第6項記載の暖房便座装置は、断熱層が木材により構成
されることを特徴とする。請求項第6項記載の暖房便座
装置によれば、熱伝達率の低い物質として木材を使用す
ることにより、材料の入手性、再利用性が向上する。ま
た、粉末状の木材を使用することにより、便座中空部の
形状に依存せず、木材の充填が可能となる。さらに、便
座空間部の対流が発生しないため、便座着座板から便座
空間部への熱伝達率が悪くなる。そのため、ヒータは便
座着座板を効率的に加熱し、短時間で目標温度へ加熱す
ることが出来る。
第6項記載の暖房便座装置は、断熱層が木材により構成
されることを特徴とする。請求項第6項記載の暖房便座
装置によれば、熱伝達率の低い物質として木材を使用す
ることにより、材料の入手性、再利用性が向上する。ま
た、粉末状の木材を使用することにより、便座中空部の
形状に依存せず、木材の充填が可能となる。さらに、便
座空間部の対流が発生しないため、便座着座板から便座
空間部への熱伝達率が悪くなる。そのため、ヒータは便
座着座板を効率的に加熱し、短時間で目標温度へ加熱す
ることが出来る。
【0013】上記課題を解決するためになされた請求項
第7項記載の暖房便座装置は、表面層にのみ難燃材を使
用したことを特徴とする。請求項第7項記載の暖房便座
装置によれば、ヒータの異常発熱の状態となった場合、
少なくとも便座の表面は燃え上がることはない。これに
より、異常時に安全な暖房便座とすることができる。
第7項記載の暖房便座装置は、表面層にのみ難燃材を使
用したことを特徴とする。請求項第7項記載の暖房便座
装置によれば、ヒータの異常発熱の状態となった場合、
少なくとも便座の表面は燃え上がることはない。これに
より、異常時に安全な暖房便座とすることができる。
【0014】上記課題を解決するためになされた請求項
第8項記載の暖房便座装置は、表面層にのみ抗菌剤を含
有したことを特徴とする。請求項第8項記載の暖房便座
装置によれば、実際に人体が触れる表面部分にのみ抗菌
剤を含有でき、人体の触れる恐れのない便座裏面に無駄
な抗菌剤を使用する必要はない。これにより、少量の抗
菌剤で効果的な抗菌作用が得られる暖房便座が可能とな
る。上記課題を解決するためになされた請求項第9項記
載の暖房便座装置は、裏面層に強化用部材を使用したこ
とを特徴とする。
第8項記載の暖房便座装置は、表面層にのみ抗菌剤を含
有したことを特徴とする。請求項第8項記載の暖房便座
装置によれば、実際に人体が触れる表面部分にのみ抗菌
剤を含有でき、人体の触れる恐れのない便座裏面に無駄
な抗菌剤を使用する必要はない。これにより、少量の抗
菌剤で効果的な抗菌作用が得られる暖房便座が可能とな
る。上記課題を解決するためになされた請求項第9項記
載の暖房便座装置は、裏面層に強化用部材を使用したこ
とを特徴とする。
【0015】請求項第9項記載の暖房便座装置によれ
ば、表面層には外観性に優れた材質を使用し、裏面層に
は構造材に適する材質を自由に選択できる。これによ
り、便座の薄肉化が可能となり、材料低減、成形サイク
ルの短縮が可能となる。
ば、表面層には外観性に優れた材質を使用し、裏面層に
は構造材に適する材質を自由に選択できる。これによ
り、便座の薄肉化が可能となり、材料低減、成形サイク
ルの短縮が可能となる。
【0016】上記課題を解決するためになされた請求項
第10項記載の暖房便座装置は、裏面層に補強用のリブ
を配設したことを特徴とする。請求項第10項記載の暖
房便座装置によれば、表面層と裏面層に同じ材質を使用
することができ、表面層、ヒータ、裏面層の一体成形が
可能となる。また、便座全体の強度が上がることで、着
座板表面部の肉厚を薄くすることができるので、熱容量
が小さくなり、着座板表面部を効果的に加熱することが
できる。さらに、補強用のリブを形成する際には表面の
ひけが発生しやすいが、表面層を別途形成するため、外
観状態を気にせずリブを設計できる。これにより、成形
サイクルの短縮が可能となり、ヒータが便座着座板を効
率的に加熱し、短時間で目標温度へ加熱することが出
来、さらに外観状態の優れた便座が可能となる。
第10項記載の暖房便座装置は、裏面層に補強用のリブ
を配設したことを特徴とする。請求項第10項記載の暖
房便座装置によれば、表面層と裏面層に同じ材質を使用
することができ、表面層、ヒータ、裏面層の一体成形が
可能となる。また、便座全体の強度が上がることで、着
座板表面部の肉厚を薄くすることができるので、熱容量
が小さくなり、着座板表面部を効果的に加熱することが
できる。さらに、補強用のリブを形成する際には表面の
ひけが発生しやすいが、表面層を別途形成するため、外
観状態を気にせずリブを設計できる。これにより、成形
サイクルの短縮が可能となり、ヒータが便座着座板を効
率的に加熱し、短時間で目標温度へ加熱することが出
来、さらに外観状態の優れた便座が可能となる。
【0017】上記課題を解決するためになされた請求項
第11項記載の暖房便座装置は、底板と裏面層の接合部
が表面層で充填されていることを特徴とする。請求項第
11項記載の暖房便座装置によれば、底板と裏面層の接
合部の隙間、段差が無くなる。これにより、意匠性が良
く、清掃性が良く、防水性に優れた便座が得られる。
第11項記載の暖房便座装置は、底板と裏面層の接合部
が表面層で充填されていることを特徴とする。請求項第
11項記載の暖房便座装置によれば、底板と裏面層の接
合部の隙間、段差が無くなる。これにより、意匠性が良
く、清掃性が良く、防水性に優れた便座が得られる。
【0018】上記課題を解決するためになされた請求項
第12項記載の暖房便座装置は、ヒータへの接続線を便
座中空部側に配線したことを特徴とする。請求項第12
項記載の暖房便座装置によれば、ヒータへの接続線を便
座中空部内から便座コードまたはヒンジ部を経て本体へ
と配線可能となる。これにより、配線取り出しが容易で
あり、表面層成形時の熱や圧力から配線を保護すること
ができる。
第12項記載の暖房便座装置は、ヒータへの接続線を便
座中空部側に配線したことを特徴とする。請求項第12
項記載の暖房便座装置によれば、ヒータへの接続線を便
座中空部内から便座コードまたはヒンジ部を経て本体へ
と配線可能となる。これにより、配線取り出しが容易で
あり、表面層成形時の熱や圧力から配線を保護すること
ができる。
【0019】上記課題を解決するためになされた請求項
第13項記載の暖房便座装置は、ヒータへの接続端子を
中空部穴より取り出したことを特徴とする。請求項第1
3項記載の暖房便座装置によれば、ヒータに電気的に接
続された端子を便座裏面層に予め設けられた孔より取り
出し、この端子に電力供給線を接続できる。これによ
り、ヒータへの配線が容易になると同時に、予め寸法の
決まった端子ピン等を寸法精度良く開けられた孔に挿入
するため、表皮層成型時に樹脂が電線取り出し部を通じ
て、中空部側にはみ出すことがない。
第13項記載の暖房便座装置は、ヒータへの接続端子を
中空部穴より取り出したことを特徴とする。請求項第1
3項記載の暖房便座装置によれば、ヒータに電気的に接
続された端子を便座裏面層に予め設けられた孔より取り
出し、この端子に電力供給線を接続できる。これによ
り、ヒータへの配線が容易になると同時に、予め寸法の
決まった端子ピン等を寸法精度良く開けられた孔に挿入
するため、表皮層成型時に樹脂が電線取り出し部を通じ
て、中空部側にはみ出すことがない。
【0020】上記課題を解決するためになされた請求項
第14項記載の暖房便座装置は、温度検知部、あるいは
温度ヒューズの取り付け部の厚さを他部分よりも薄く成
形したことを特徴とする。請求項第14項記載の暖房便
座装置によれば、熱源により近い位置、あるいは便座表
面により近い位置に配置できる。このため、実際に人の
肌に触れる便座表面の温度により近い温度を検知するこ
とが可能となる。さらに、万一のヒータ異常発熱時に素
早く温度ヒューズを溶断させることができる。また、表
面層を別途形成するため、ひけ等の外観不良を気にする
ことなく便座裏面層の薄肉化が可能となる。上記課題を
解決するためになされた請求項第15項記載の暖房便座
装置は、温度検知部、あるいは温度ヒューズの取り付け
部の厚さを、ヒータが放射する赤外線が透過する厚さ以
下としたことを特徴とする。
第14項記載の暖房便座装置は、温度検知部、あるいは
温度ヒューズの取り付け部の厚さを他部分よりも薄く成
形したことを特徴とする。請求項第14項記載の暖房便
座装置によれば、熱源により近い位置、あるいは便座表
面により近い位置に配置できる。このため、実際に人の
肌に触れる便座表面の温度により近い温度を検知するこ
とが可能となる。さらに、万一のヒータ異常発熱時に素
早く温度ヒューズを溶断させることができる。また、表
面層を別途形成するため、ひけ等の外観不良を気にする
ことなく便座裏面層の薄肉化が可能となる。上記課題を
解決するためになされた請求項第15項記載の暖房便座
装置は、温度検知部、あるいは温度ヒューズの取り付け
部の厚さを、ヒータが放射する赤外線が透過する厚さ以
下としたことを特徴とする。
【0021】請求項第15項記載の暖房便座装置によれ
ば、ヒータからの赤外線が樹脂に吸収されることなく樹
脂層を透過するため、赤外線による熱を温度検知部が検
知することが可能となる。上記課題を解決するためにな
された請求項第16項記載の暖房便座装置は、温度検知
部、あるいは温度ヒューズを輻射熱吸収体にて塗装また
は包囲したことを特徴とする。
ば、ヒータからの赤外線が樹脂に吸収されることなく樹
脂層を透過するため、赤外線による熱を温度検知部が検
知することが可能となる。上記課題を解決するためにな
された請求項第16項記載の暖房便座装置は、温度検知
部、あるいは温度ヒューズを輻射熱吸収体にて塗装また
は包囲したことを特徴とする。
【0022】請求項第16項記載の暖房便座装置によれ
ば、ヒータからの赤外線を輻射熱吸収体が吸収するた
め、赤外線による輻射熱を温度検知部が効率良く検知す
ることが可能となる。上記課題を解決するためになされ
た請求項第17項記載の暖房便座装置は、温度検知部、
あるいは温度ヒューズの近傍に輻射熱反射物を設置した
ことを特徴とする。
ば、ヒータからの赤外線を輻射熱吸収体が吸収するた
め、赤外線による輻射熱を温度検知部が効率良く検知す
ることが可能となる。上記課題を解決するためになされ
た請求項第17項記載の暖房便座装置は、温度検知部、
あるいは温度ヒューズの近傍に輻射熱反射物を設置した
ことを特徴とする。
【0023】請求項第17項記載の暖房便座装置によれ
ば、輻射熱反射体によりヒータからの赤外線を温度検知
部に反射し、赤外線による輻射熱を温度検知部が効率良
く検知することが可能となる。
ば、輻射熱反射体によりヒータからの赤外線を温度検知
部に反射し、赤外線による輻射熱を温度検知部が効率良
く検知することが可能となる。
【0024】請求項第14から17項記載の暖房便座装
置により、検知する温度の信頼性が上がり、信頼性のあ
る便座表面温度の制御が可能となる。
置により、検知する温度の信頼性が上がり、信頼性のあ
る便座表面温度の制御が可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下添付図に示す実施例に基づい
て本発明を具体的に説明する。本発明の暖房便座断面構
成実施例の一つを第1図に示す。
て本発明を具体的に説明する。本発明の暖房便座断面構
成実施例の一つを第1図に示す。
【0026】暖房便座は内部に面状ヒータ8等を有する
便座2と便ふた3と面状ヒータ8の温度を制御する制御
装置4を内蔵する本体1で構成されており、便座2と便
ふた3は本体1に回動自在に取りつけられている。便座
2は、以下の様に成形される。まず、着座板裏面層2d
を成形し、面状ヒータ電極への接続端子10を取り出す
孔を設けておく。接続端子10を取り出し孔へ挿入し、
電線コードを接続端子10へ接続し、本体中空部内から
便座ヒンジ部を経て便座外へと配線する。その後、底板
2bを超音波溶着や振動溶着等の手段により着座板裏面
層2dに溶着する。面状発熱ヒータ8を裏面層2dの上
面に置き、表面層2cを成形する。表面層2cは着座板
裏面層2dと底板2bの溶着部の隙間を覆い込むように
成形する。遠赤外線を発生する面状発熱ヒータを使用し
た場合、表面層の厚さを1mm以下とすると、熱伝導に
加え、樹脂を透過する輻射熱を利用できるので、即暖性
に優れた暖房便座となる。着座板表面層2cには抗菌剤
を含有した難燃材を使用し、着座板裏面層2dには強化
用部材を使用している。また、着座板裏面層2dには補
強用のリブが配設されている。
便座2と便ふた3と面状ヒータ8の温度を制御する制御
装置4を内蔵する本体1で構成されており、便座2と便
ふた3は本体1に回動自在に取りつけられている。便座
2は、以下の様に成形される。まず、着座板裏面層2d
を成形し、面状ヒータ電極への接続端子10を取り出す
孔を設けておく。接続端子10を取り出し孔へ挿入し、
電線コードを接続端子10へ接続し、本体中空部内から
便座ヒンジ部を経て便座外へと配線する。その後、底板
2bを超音波溶着や振動溶着等の手段により着座板裏面
層2dに溶着する。面状発熱ヒータ8を裏面層2dの上
面に置き、表面層2cを成形する。表面層2cは着座板
裏面層2dと底板2bの溶着部の隙間を覆い込むように
成形する。遠赤外線を発生する面状発熱ヒータを使用し
た場合、表面層の厚さを1mm以下とすると、熱伝導に
加え、樹脂を透過する輻射熱を利用できるので、即暖性
に優れた暖房便座となる。着座板表面層2cには抗菌剤
を含有した難燃材を使用し、着座板裏面層2dには強化
用部材を使用している。また、着座板裏面層2dには補
強用のリブが配設されている。
【0027】第1図の例では、着座板と底板とにより断
熱層となる空間部が形成されており、その空間には空気
が入っている。断熱層を目的とするために、空間部に
は、木材を充填しても同様の効果が得られる。
熱層となる空間部が形成されており、その空間には空気
が入っている。断熱層を目的とするために、空間部に
は、木材を充填しても同様の効果が得られる。
【0028】面状ヒータ8及び温度検知部7の信号線は
制御装置4に電気的に接続されており、制御装置4は温
度検知部7の検知温度を演算し、面状ヒータ8への出力
を制御している。温度検知部7は、着座板裏面層2dの
薄く成形している部分に着座板表面温度を検知するよう
に熱溶着等の手段で取りつけられている。これにより、
温度検知部7が面状ヒータ8により近くなり、面状ヒー
タ8からの熱を効率良く検知することが可能となる。ま
た、温度検知部7と面状ヒータ8の距離を面状ヒータ8
からの赤外線が透過する厚さ以下とすると、樹脂層を透
過した赤外線を温度検知部7が検知することが可能とな
る。表面層の厚さと同様、温度検知部7と面状ヒータ8
の距離を1mm以下とすると、熱伝導に加え、輻射熱が
樹脂を透過できるので、温度検知に優れた暖房便座とな
る。さらに、温度検知部7と面状ヒータ8の距離と表面
層2cの厚さを同等にすることにより、実際に人の肌に
触れる便座表面の温度により近い温度を温度検知部7が
検知することが可能となる。
制御装置4に電気的に接続されており、制御装置4は温
度検知部7の検知温度を演算し、面状ヒータ8への出力
を制御している。温度検知部7は、着座板裏面層2dの
薄く成形している部分に着座板表面温度を検知するよう
に熱溶着等の手段で取りつけられている。これにより、
温度検知部7が面状ヒータ8により近くなり、面状ヒー
タ8からの熱を効率良く検知することが可能となる。ま
た、温度検知部7と面状ヒータ8の距離を面状ヒータ8
からの赤外線が透過する厚さ以下とすると、樹脂層を透
過した赤外線を温度検知部7が検知することが可能とな
る。表面層の厚さと同様、温度検知部7と面状ヒータ8
の距離を1mm以下とすると、熱伝導に加え、輻射熱が
樹脂を透過できるので、温度検知に優れた暖房便座とな
る。さらに、温度検知部7と面状ヒータ8の距離と表面
層2cの厚さを同等にすることにより、実際に人の肌に
触れる便座表面の温度により近い温度を温度検知部7が
検知することが可能となる。
【0029】また、温度検知部7の表面は輻射熱吸収体
にて塗装処理されている。これにより、ヒータからの赤
外線を輻射熱吸収体が吸収するため、赤外線による輻射
熱を温度検知部が効率良く検知することが可能となる。
にて塗装処理されている。これにより、ヒータからの赤
外線を輻射熱吸収体が吸収するため、赤外線による輻射
熱を温度検知部が効率良く検知することが可能となる。
【0030】また、温度検知部7の下部には表面が鏡面
状態のアルミで作成された輻射熱反射板9が配置されて
いる。これにより、ヒータからの赤外線は輻射熱反射板
9により反射され、温度検知部7に到達する。そのた
め、赤外線による輻射熱を温度検知部が効率良く検知す
ることが可能となる。
状態のアルミで作成された輻射熱反射板9が配置されて
いる。これにより、ヒータからの赤外線は輻射熱反射板
9により反射され、温度検知部7に到達する。そのた
め、赤外線による輻射熱を温度検知部が効率良く検知す
ることが可能となる。
【0031】上記のように、面状発熱ヒータを、便座の
使用者と対向する面の表面のごく近いところに埋設した
ため、面状ヒータから発生する熱を効率良く使用者に伝
達可能となる。さらに、表面層を面状ヒータからの輻射
熱が透過できる厚さとしたため、輻射熱によって人体を
直接暖めることができる。そのため、ヒータの電源をO
Nにすれば即座に暖められる即暖性のある便座を実現で
き、使用者が着座する直前に電源をONし使用後にOF
Fする制御方法をとれば、トイレを使用しない時の無駄
な電力消費を無くすことができる。
使用者と対向する面の表面のごく近いところに埋設した
ため、面状ヒータから発生する熱を効率良く使用者に伝
達可能となる。さらに、表面層を面状ヒータからの輻射
熱が透過できる厚さとしたため、輻射熱によって人体を
直接暖めることができる。そのため、ヒータの電源をO
Nにすれば即座に暖められる即暖性のある便座を実現で
き、使用者が着座する直前に電源をONし使用後にOF
Fする制御方法をとれば、トイレを使用しない時の無駄
な電力消費を無くすことができる。
【0032】また、着座板と底板とにより構成された空
間部を持つため、面状ヒータから便座底板へと伝達する
熱量は少なくなり、便座底板からの無駄な放熱が少なく
なる。これにより、便座表面温度を設定値に制御するた
めの面状ヒータへの通電時間を短縮することができ、消
費電力の減少となる。
間部を持つため、面状ヒータから便座底板へと伝達する
熱量は少なくなり、便座底板からの無駄な放熱が少なく
なる。これにより、便座表面温度を設定値に制御するた
めの面状ヒータへの通電時間を短縮することができ、消
費電力の減少となる。
【0033】着座板裏面層に強化用部材を使用し、補強
用のリブを設けることにより、使用者が便座に着座した
際の便座着座板の変形を防ぐことができる。温度検知部
の取り付け構造により、温度検知部が検知する温度の信
頼性が上がり、信頼性のある便座表面温度の制御が可能
となる。本実施例では、暖房便座機能のみの構成で説明
したが、温水で局部洗浄を行う温水洗浄便座装置等の暖
房便座以外の機能を併せ持つ装置でもその効果は同じで
あり、暖房便座装置単品に限定されるものではない。
用のリブを設けることにより、使用者が便座に着座した
際の便座着座板の変形を防ぐことができる。温度検知部
の取り付け構造により、温度検知部が検知する温度の信
頼性が上がり、信頼性のある便座表面温度の制御が可能
となる。本実施例では、暖房便座機能のみの構成で説明
したが、温水で局部洗浄を行う温水洗浄便座装置等の暖
房便座以外の機能を併せ持つ装置でもその効果は同じで
あり、暖房便座装置単品に限定されるものではない。
【図1】本発明の一実施例の暖房便座断面構成図。
【図2】暖房便座の全体構成図
【図3】従来の暖房便座の断面構成図
1…本体、2…便座、2a…便座本体、2b…便座底
板、2c…表面層、2d…裏面層、3…便ふた、4…制
御装置、5…ヒータ、6…アルミ箔、7…温度検知部、
8…面状ヒータ、9…輻射熱反射板、10…接続端子
板、2c…表面層、2d…裏面層、3…便ふた、4…制
御装置、5…ヒータ、6…アルミ箔、7…温度検知部、
8…面状ヒータ、9…輻射熱反射板、10…接続端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 齊藤 隆幸 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 田中 文月 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内
Claims (17)
- 【請求項1】 便座本体を有する暖房便座装置におい
て、前記便座本体の表面層と裏面層を有し、その間に面
状ヒータを挟み込んで着座板を有することを特徴とする
暖房便座装置。 - 【請求項2】 前記着座板の開放部を塞閉する底板を備
えることを特徴とする請求項第1項記載の暖房便座装
置。 - 【請求項3】 前記着座板と底板とにより構成される空
間部に、熱伝達率の低い断熱層部を有することを特徴と
する請求項第2項記載の暖房便座装置。 - 【請求項4】 前記断熱層が空気により構成されること
を特徴とする請求項第3項記載の暖房便座装置。 - 【請求項5】 前記断熱層が発泡樹脂により構成される
ことを特徴とする請求項第3項記載の暖房便座装置。 - 【請求項6】 前記断熱層が木材により構成されること
を特徴とする請求項第3項記載の暖房便座装置。 - 【請求項7】 請求項第1項記載の表面層にのみ難燃材
を使用したことを特徴とする請求項第1項記載の暖房便
座装置。 - 【請求項8】 請求項第1項記載の表面層にのみ抗菌剤
を含有したことを特徴とする請求項第1項記載の暖房便
座装置。 - 【請求項9】 請求項第1項記載の裏面層に強化用部材
を使用したことを特徴とする請求項第1項記載の暖房便
座装置。 - 【請求項10】 請求項第1項記載の裏面層に補強用の
リブを配設したことを特徴とする請求項第1項記載の暖
房便座装置。 - 【請求項11】 請求項第2項記載の底板と裏面層の接
合部が表面層で充填されていることを特徴とする請求項
第2項から第10項記載の暖房便座装置。 - 【請求項12】 ヒータへの接続線を便座中空部側に配
線したことを特徴とする請求項第4項記載の暖房便座装
置。 - 【請求項13】 ヒータへの接続端子を中空部穴より取
り出したことを特徴とする請求項第4項記載の暖房便座
装置。 - 【請求項14】 請求項第4項記載の暖房便座装置にお
いて、温度検知部、あるいは温度ヒューズの取り付け部
の厚さを他部分よりも薄く成形したことを特徴とする請
求項第4項記載の暖房便座装置。 - 【請求項15】 前記温度検知部、あるいは温度ヒュー
ズの取り付け部の厚さを、ヒータが放射する赤外線が透
過する厚さ以下としたことを特徴とする請求項第4項記
載の暖房便座装置。 - 【請求項16】 前記温度検知部、あるいは温度ヒュー
ズを輻射熱吸収体にて塗装または包囲したことを特徴と
する請求項第4項記載の暖房便座装置。 - 【請求項17】 前記温度検知部、あるいは温度ヒュー
ズの近傍に輻射熱反射物を設置したことを特徴とする請
求項第4項記載の暖房便座装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12286598A JPH11299698A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 暖房便座装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12286598A JPH11299698A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 暖房便座装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11299698A true JPH11299698A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14846556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12286598A Pending JPH11299698A (ja) | 1998-04-15 | 1998-04-15 | 暖房便座装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11299698A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006204449A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 暖房便座 |
JP2007289314A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 便座装置 |
KR100949590B1 (ko) | 2007-11-30 | 2010-03-25 | 주식회사 삼홍테크 | 비데의 변좌시트 피복구조 |
JP2010264155A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Panasonic Corp | 便座装置 |
JP2012045170A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 便座 |
-
1998
- 1998-04-15 JP JP12286598A patent/JPH11299698A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006204449A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Matsushita Electric Works Ltd | 暖房便座 |
JP4525363B2 (ja) * | 2005-01-26 | 2010-08-18 | パナソニック株式会社 | 暖房便座 |
JP2007289314A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 便座装置 |
KR100949590B1 (ko) | 2007-11-30 | 2010-03-25 | 주식회사 삼홍테크 | 비데의 변좌시트 피복구조 |
JP2010264155A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Panasonic Corp | 便座装置 |
JP2012045170A (ja) * | 2010-08-26 | 2012-03-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 便座 |
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