JPH11298872A - 映像通信システム - Google Patents

映像通信システム

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JPH11298872A
JPH11298872A JP9426598A JP9426598A JPH11298872A JP H11298872 A JPH11298872 A JP H11298872A JP 9426598 A JP9426598 A JP 9426598A JP 9426598 A JP9426598 A JP 9426598A JP H11298872 A JPH11298872 A JP H11298872A
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JP9426598A
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Akira Iribe
彰 入部
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作業実施者の視界を作業指示者が共有するとと
もに、作業指示者の指示する注目領域を指定する情報を
作業実施者の視界内に表示すること。 【解決手段】第一の端末1は、オペレータの視界と同一
の映像が得られる位置から撮影する視界映像を第二の端
末2に伝送する手段と、前記視界映像に対し、第二の端
末2で入力した注目領域を指定する情報を、前記第一の
端末1のオペレータの見ている実像に重畳して表示する
よう表示制御を行う手段と、前記注目領域指示情報を第
一の端末1のオペレータの見ている実像に表示する手段
を具備し、前記第二の端末2は、前記第一の端末1から
伝送される視界映像を表示する手段と、前記視界映像内
の注目領域を指定する情報を入力する手段と、入力され
た注目領域指定情報を前記第一の端末1に伝送する手段
とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔から作業指示
などを行う遠隔修理、遠隔保守、遠隔医療などの遠隔協
同作業を行う映像通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、TV会議システムや遠隔監視シス
テムなどの双方向もしくは片方向の映像通信システム
や、協同作業支援システムとしてCSCW(Computer Su
pportedCooperative Work) (参考資料:「CSCWと
グループウェア−協創メディアとしてのコンピュータ
ー」、石井裕箸、オーム社、ISBN4-274-07787-X )シス
テムなどが提供されている。
【0003】TV会議システムはお互いの姿を相互に見
て、遠隔地間で会議を行うシステムであり、遠隔監視シ
ステムは遠隔地の状態を一方的に監視するものである。
また、CSCWシステムは表示装置上に表示されている
電子情報に対しての協同作業を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらのシス
テムでは、作業対象が装置や人物などの物理的なもの
(以下、作業対象実体と称する。)である場合、遠隔か
ら作業位置などを表す注目領域を作業実施者側の表示装
置に表示されている作業対象物の映像に重畳して表示で
きるようにしても、作業対象実体と注目領域を表示して
いる表示装置とを同一視野に配置するのが困難であり、
作業を実施する際に、別々の視野にある作業対象実体と
注目領域を表示している表示装置とを交互に見る必要が
あった。
【0005】本願発明はこれを解決し、遠隔にいる作業
実施者の視界を作業指示者が共有するとともに、作業指
示者の指示する作業に関連する注目領域を指定する情報
を作業実施者の視界内に表示することができる映像通信
システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の映像通信システ
ムは、第一の端末と第二の端末とを通信網で相互に接続
した通信システムにおいて、前記第一の端末は、第一の
端末のオペレータの視界と同一、もしくは同等の映像が
得られる位置から撮影する視界映像撮影手段と、前記視
界映像撮影手段で撮影した視界映像を前記第二の端末に
伝送する視界映像伝送手段と、前記視界映像に対し、前
記第二の端末で入力した注目領域を指定する情報を受信
する注目領域指定情報受信手段と、前記注目領域指定情
報受信手段で受信した注目領域指定情報を、第一の端末
のオペレータの見ている実像に重畳して表示するため
に、前記注目領域指定情報の表示制御を行う注目領域指
定情報表示制御手段と、前記注目領域指定情報表示制御
手段に基づき、前記注目領域指示情報を第一の端末のオ
ペレータの見ている実像に表示する注目領域指定情報表
示手段を具備し、前記第二の端末は、前記第一の端末か
ら伝送される視界映像を受信する視界映像手段と、前記
視界映像受信手段で受信した視界映像を表示する視界映
像表示手段と、前記視界映像内の注目領域を指定する情
報を入力する注目領域指定情報入力手段と、前記注目領
域指定情報入力手段により入力された注目領域指定情報
を前記第一の端末に伝送する手段とを具備する。
【0007】上記本願発明の映像通信システムにより、
遠隔にいる作業実施者の視界を作業指示者が共有すると
ともに、作業指示者の指示する作業に関連する注目領域
を指定する情報を作業実施者の視界内に表示することが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の映像通信システ
ムについて、その実施例を図面を参照しながら説明す
る。図1は本願発明の映像通信システムの一実施例の全
体構成図である。実施側端末1と指示側端末2は通信網
3で相互に接続されている。
【0009】実施側端末1は実施側端末制御装置11と
ゴーグル装置12などで構成され、指示側端末2は指示
側端末制御装置21、表示装置22、ポインティングデ
バイス23、マイク24、スピーカ25などで構成され
る。
【0010】以下、実施側端末1について説明する。図
2は実施側端末1のブロック図である。実施側端末1は
実施側端末制御装置11とゴーグル装置12で構成され
る。
【0011】ゴーグル装置12は、カメラ装置部12
1、変位検出装置部122、距離検出装置部123、表
示装置部124、制御装置インタフェース部125、マ
イク部126、イヤホン部127などで構成される。ゴ
ーグル装置12を実施側端末1のオペレータ(すなわ
ち、作業実施者)の頭部に装着することにより、実施側
端末1のオペレータの視界と同一、もしくは同等の映像
が得られる位置から撮影することができる。
【0012】カメラ装置部121は、映像を撮影する装
置であり、ズーム調整機構、フォーカス調整機構、輝度
調整機構、画角調整機構などを収容している。変位検出
装置部122は、ゴーグル装置全体の変位を検出する装
置であり、内蔵されている変位を検出するセンサ、例え
ばジャイロセンサからの出力をデジタル情報に加工して
出力する。
【0013】距離検出装置部123は、作業対象物まで
の距離を検出する装置である。表示装置部124は、指
示側端末2のオペレータ(すなわち、作業指示者)が入
力する注目領域指定情報を表示する装置であり、例えば
液晶プロジェクタで構成される。図4はゴーグル装置に
収容されている表示装置部124の一例である液晶プロ
ジェクタの構成ブロック図である。液晶プロジェクタ4
は、透過型液晶ディスプレイ41、投影光源42、結像
位置調整レンズ43などで構成され、透過型液晶ディス
プレイ41に表示される注目領域が投影光源42により
作業対象者に投影し、結像位置調整レンズ43を光軸方
向に動作させることにより、作業対象者の位置に注目領
域を結像させる。
【0014】制御装置インタフェース部125は、実施
側端末制御装置11との接続のためのインタフェースで
あり、ゴーグル装置12に収容されている様々な装置と
の情報のやりとりを行う。
【0015】マイク部126は、実施側端末1のオペレ
ータの音声を入力する装置である。イヤホン部127
は、指示側端末2のオペレータの音声を再生する装置で
ある。 実施側端末制御装置11は、実施側端末主制御
部111、ゴーグルインタフェース部112、映像処理
部113、音声処理部114、通信インタフェース部1
15を収容している。
【0016】実施側端末主制御部111は、実施側端末
1を統括して制御をする統括制御機能、ゴーグル装置1
2に収容されている変位検出装置部122で測定される
情報からのゴーグル装置12に収容されているカメラの
位置変位であるカメラ位置情報を算出するカメラ位置算
出機能、ゴーグル装置12に収容されている距離検出装
置部123で測定される情報からコーグル装置12に収
容されているカメラと作業対象物までの距離である対象
物距離情報を算出する距離算出機能、常時変動するカメ
ラ位置情報や対象物距離情報などに基づいてカメラのフ
ォーカスやチルト方向およびパン方向の画角を制御する
カメラ制御機能、常時変動するカメラ位置情報や対象物
距離情報などに基づいて表示装置部124で表示される
映像の結像位置を制御する結像位置制御機能、常時変動
するカメラ位置情報や対象物距離情報などに基づいて、
指示側端末2から送信される注目領域指定情報の表示装
置部124内の表示位置や図形形態を整合させる注目領
域指定情報表示制御機能、通信網3や指示側端末2との
接続/通信の制御を行う通信制御機能などを収容する。
【0017】ゴーグルインタフェース部112は、ゴー
グル装置12との接続のためのインタフェースであり、
ゴーグル装置12に収容されているカメラ装置部12
1、変位検出装置部122、距離検出装置部123、表
示装置部124、制御装置インタフェース部125、マ
イク部126、イヤホン部127など装置との情報のや
りとりを行う。
【0018】映像処理部113は、ゴーグル装置12に
収容されているカメラ装置部121で入力される映像
を、指示側端末2に伝送するため符号化などの処理を行
う。音声処理部114は、ゴーグル装置12に収容され
ているマイク部126やイヤホン部127で入出力され
る音声を指示側端末2とやりとりするための情報形式に
変更する符号化/復号化やエコー除去などの処理を行
う。
【0019】通信インタフェース部115は、音声情
報、映像情報、データ情報を多重分離し、通信網3に接
続するなどの処理を行う。以下、指示側端末2について
説明する。
【0020】図3は指示側端末2のブロック図である。
指示側端末2は、指示側端末制御装置21、表示装置2
2、ポインティングデバイス23、マイク装置24、ス
ピーカ装置25で構成される。
【0021】指示側端末制御装置21は、指示側端末主
制御部211、表示装置インタフェース部212、映像
処理部213、音声処理部214、ポインティングデバ
イスインタフェース部215、通信インタフェース部2
16を収容している。
【0022】指示側端末主制御部211は、指示側端末
2を統括して制御する総合制御機能、ポインティングデ
バイス23で指定される注目領域を実施側端末1に伝送
するための注目指定情報に変換する注目領域指定情報生
成機能、ポインティングデバイス23を操作することに
より入力される情報を指示側端末制御装置21にとりこ
むポイティングデバイス入力機能、通信網3や実施側端
末1との接続/通信の制御を行う通信制御機能などを収
容する。
【0023】表示装置インタフェース部212は、表示
装置22との接続のためのインフェースである。映像処
理部213は、実施側端末1から送信されてくる映像情
報の復号化などの処理を行う。
【0024】音声処理部214は、マイク装置24やス
ピーカ装置25で入出力される音声を実施側端末1とや
りとりするための情報形式に変更する符号化/復号化や
エコー除去などの処理を行う。
【0025】ポインティングデバイスインタフェース部
215は、ポインティングデバイス23との接続のため
のインタフェースである。通信インタフェース部216
は、音声情報、映像情報、データ情報を多重分離し、通
信網3に接続するなどの処理を行う。
【0026】表示装置22は、実施側端末1のカメラ装
置部121で撮影される映像を表示するとともに、ポイ
ンティングデバイス23で入力する注目領域指定情報を
表示する。
【0027】ポインティングデバイス23は、注目領域
を指定するための装置である。マイク装置24は、指示
側端末2のオペレータの音声を入力する装置である。ス
ピーカ装置25は、実施側端末1のオペレータの音声を
再生する装置である。以下、上述の構成の映像通信シス
テムの動作について説明する。
【0028】実施側端末1は、立ち上げ時に映像の焦点
あわせを行っている位置、例えば映像の中心点を原点と
する実施側端末座標系の初期化を行い、初期化以降、ゴ
ーグル装置12つまりはカメラ装置部121の位置座標
であるカメラ位置情報を算出する。指示側端末2と通信
回線が接続されている場合は、カメラ装置部121で撮
影される映像とともに、カメラ位置情報を指示側端末2
に送信する。
【0029】カメラ位置情報は、映像フレーム毎に同期
して、毎フレームまたは一定のフレーム数毎に算出され
る。一定のフレーム数毎にカメラ位置情報を算出する場
合は、カメラ位置情報算出を行う映像フレーム間の途中
の映像フレームで大幅にシーンが変化することもあるの
で、例えば、映像の動きベクトルの予測誤差が一定の値
以上になった場合、カメラ位置情報を予測誤差が一定の
値以下になった映像フレームの時点で初期することも可
能である。
【0030】初期化時のカメラ位置情報は、ゴーグル装
置12に収容されている距離検出装置部123と実施側
端末主制御部111の距離算出機能で作業対象者5まで
の距離がz0と算出された場合、初期状態ではx軸、y
軸の座標はともに0、パン方向画角回転座標も0とする
ので、(0,0,−z0,0)となる(図5(a))。
ここで、作業対象者5までの距離を測定する距離検出装
置部123や距離算出機能などで実現する測距方式は、
一般的な自動焦点カメラで利用されている測距方式を利
用する。
【0031】ここで、パン方向画角回転座標は、図6
(a)に示すように初期化時点のカメラ画角方向を0°
としたパン方向のカメラ画角の回転度数を座標としたも
のや、図6(b)に示すように実施側端末座標系を初期
化した際の原点方向とカメラ画角方向のなす角の角度を
座標としたものである。また、パン方向だけでなくチル
ト方向画角の回転座標を活用しても良い。
【0032】初期化以降、実施側端末1のオペレータ頭
部の移動に応じて、カメラ位置情報はゴーグル装置12
に収容されている変位検出装置部および実施側端末主制
御部のカメラ位置算出機能により更新される。例えば、
カメラ位置情報が(0,0,−z0,0)であった次の
更新で、変位検出装置部122で相対的に(△x,△
y,△z,△θ)だけ移動したことを示す値が検出され
た場合、実施側端末主制御部111のカメラ位置算出機
能で、カメラ位置情報は(△x,△y,z0+△z,△
θ)と更新される(図5(b))。
【0033】図7は、実施側端末1から指示側端末2へ
の映像、音声、データなどの各種情報を伝送する際のフ
ローチャートである。実施側端末1のカメラ装置部12
1で撮影された映像は映像処理部113で符号化され、
マイク部126から入力された音声は音声処理部114
で符号化され、カメラ位置情報等のデータは実施側端末
主制御部111で生成され(SP71、SP72)、通
信インタフェース部115で多重化/送信される(SP
73)。
【0034】指示側端末2では、通信インタフェース部
216で実施側端末1から送信される映像、音声、デー
タが多重されている情報を受信/分離し(SP74)、
映像情報は映像処理部213で復号し、音声情報は音声
処理部214で復号/エコー除去処理され(SP7
5)、表示装置22やスピーカ装置25などの各情報の
出力装置に出力される(SP76)。また、同時に受信
されるカメラ位置情報は、指示側端末主制御部211で
一時的に蓄積されて(SP75)、注目領域を指定する
際に利用される(SP76)。
【0035】ここで、カメラ位置情報には、そのカメラ
位置情報に関連する映像フレームのシーケンシャル番号
が付加され、映像情報とカメラ位置情報との時間関係の
整合を行うことも可能である。
【0036】指示側端末2のオペレータは表示装置22
の映像を見て、音声や注目領域を指定する情報で実施側
端末1のオペレータに作業指示を行う。注目領域は、指
示側端末のオペレータが指示する領域を実施側端末1の
オペレータに視覚的に認知できるようにする情報であ
り、ポインティングデバイス23を用いて入力する。
【0037】この注目領域は、例えばポインティングデ
バイス23を用いて描画した短形や円などの図形であ
り、または、ポインティングデバイス23の動作を反映
する指示ポインタ自体である。図8に、短形および指示
ポインタを用いた注目領域の例を示す。
【0038】注目領域は、実施側端末1にその内容を伝
達するために注目領域指定情報に変換され、注目領域を
指定した時点の映像に付随して伝送されてくるカメラ位
置情報とともに実施側端末1に伝送される。注目領域指
定情報の情報形式は、本発明では限定されず、ポインテ
ィングデバイス23の軌跡の描く図形の、ビットマップ
イメージ情報および表示位置であったり、ベクトル式や
ベジェ曲線などの数式および表示位置の情報であった
り、矩形、楕円、直線などの図形を識別する情報および
その大きさ、向き、表示位置などの情報であったり、こ
れら情報と表示位置情報を組み合わせた情報であっても
よい。
【0039】また、ここで実施側端末1の座標系は、指
示側端末2のオペレータが注目領域指定情報を入力する
ごとに初期化することも可能である。加えて、指示側端
末2においては、表示されている注目領域も逐次伝送さ
れてくるカメラ位置情報に応じて、注目領域の表示を変
更する。
【0040】図9は、実施側端末1のカメラ位置情報の
更新にともない、指示側端末2の表示装置22上での注
目領域の表示が更新された例を示した図である。図9
(a)の位置9bでの表示装置画面が図9(b)であ
り、注目領域が領域9b2である。また、位置9cでの
表示装置画面が図9(c)であり、注目領域が領域9c
2である。実施側端末1では伝送されてくる注目領域指
定情報とそれを指定した時点でのカメラ位置情報と、そ
の時点でのカメラ位置情報に基づいて、実施側端末1の
表示装置124に表示する注目領域を表示形式を生成
し、逐次更新するカメラ位置情報に応じて、その表示形
式も更新される。図9(a)の領域9b1および領域9
c1が作業対象者5の実像に投影されている指示側端末
2のオペレータが指定した注目領域である。このとき併
せて、作業対象者5、もしくは実施側端末座標系の原点
までの距離に応じて実施側端末主制御部111の結像位
置制御機能により、表示装置124の結像位置を調整す
ることで、実施側端末1のオペレータが見ている実視界
の作業対象者5と同じ位置に注目領域を結像させる。ま
た、指示側端末2に送信している映像の領域を表示する
ことも可能であり、カメラ装置部121のズームや画
角、対象物までの距離、カメラ装置などにより送信映像
領域表示も更新される。
【0041】図10に注目領域や送信映像領域が重畳さ
れた作業実施者6の視界の例を示す。ここでは、表示装
置124として液晶プロジェクタを例として挙げたが、
本発明はこれに限定されず、レーザビーム投影ディスプ
レイ、網膜投影型ディスプレイ(Reflection Technolog
y 社のPrivate Eye :電子情報通信学会誌 Vol.78 No.7
pp.703-704)など他の表示装置も適用可能である。
【0042】これまでの説明では、実施側端末1の伝送
する映像を2次元映像とし、指示側端末2のポインティ
ングデバイス23で入力される図形情報を注目領域指定
情報として用いるように説明したが、本発明ではこれに
限定されず、実施側端末1から指示側端末2へ伝送する
映像を作業対象物の動画ホログラフィー映像とし、指示
側端末2から実施側端末1に伝送する注目領域指定情報
を指示側端末2のオペレータの手や腕の動画ホログラフ
ィー映像を用いてもよい。図11は、動画ホログラフィ
ー映像を用いた場合の実施側端末1のオペレータ(作業
実施者)の視界(図11(a))および指示側端末2の
オペレータ(作業指示者)の視界(図11(b))の例
である。
【0043】なお、カメラ装置121を装着しているオ
ペレータの頭部は、ブレが発生することもある。このブ
レを無視するようにカメラ位置の変位が定範囲内のであ
れば、指示側端末主制御部211や実施側端末主制御部
111で注目領域指定情報の表示位置や表示形式が変更
されないように制御してもよい。
【0044】
【発明の効果】作業実施者が作業対象物実体を見ている
状況で、作業指示者の作業内容に関連した作業対象物の
位置をあわせて見ることができるので、作業指示者から
指示される作業内容を間違うことなく作業実施者が実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に関わる一実施例の全体構成図。
【図2】実施側端末のブロック図。
【図3】指示側端末のブロック図。
【図4】ゴーグル装置に収容されている表示装置の一例
である液晶プロジェクタの構成ブロック図。
【図5】カメラ位置情報を説明する図。
【図6】パン方向画家区回転座標を説明する図。
【図7】実施側端末から指示側端末への映像、音声、デ
ータなどの各種情報を伝送する際のフローチャート。
【図8】注目領域の例。
【図9】指示側端末の表示装置上での注目領域の表示が
更新された例を示した図。
【図10】注目領域や送信映像領域が重畳された作業実
施者の視界の例を示した図。
【図11】動画ホログラフィー映像を用いた場合の実施
側端末のオペレータ(作業実施者)および指示側端末の
オペレータ(作業指示書)の視界の例を示した図。
【符号の説明】
1 実施側端末 2 指示側端末 3 通信網 4 液晶プロジェクタ 5 作業対象者 6 作業実施者 11 実施側端末制御装置 12 ゴーグル装置 21 指示側端末制御装置 22 表示装置 23 ポインティングデバイス 24 マイク部 25 スピーカ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の端末と第二の端末とを通信網で相互
    に接続した通信システムにおいて、 前記第一の端末は、 第一の端末のオペレータの視界と同一、もしくは同等の
    映像が得られる位置から撮影する視界映像撮影手段と、 前記視界映像撮影手段で撮影した視界映像を前記第二の
    端末に伝送する視界映像伝送手段と、 前記視界映像に対し、前記第二の端末で入力した注目領
    域を指定する情報を受信する注目領域指定情報受信手段
    と、 前記注目領域指定情報受信手段で受信した注目領域指定
    情報を、第一の端末のオペレータの見ている実像に重畳
    して表示するために、前記注目領域指定情報の表示制御
    を行う注目領域指定情報表示制御手段と、 前記注目領域指定情報表示制御手段に基づき、前記注目
    領域指示情報を第一の端末のオペレータの見ている実像
    に表示する注目領域指定情報表示手段を具備し、 前記
    第二の端末は、 前記第一の端末から伝送される視界映像を受信する視界
    映像手段と、 前記視界映像受信手段で受信した視界映像を表示する視
    界映像表示手段と、 前記視界映像内の注目領域を指定する情報を入力する注
    目領域指定情報入力手段と、 前記注目領域指定情報入力手段により入力された注目領
    域指定情報を前記第一の端末に伝送する手段とを具備す
    ることを特徴とする映像通信システム。
  2. 【請求項2】前記第一の端末と前記第二の端末には、各
    々のオペレータ間の通話手段を有し、注目領域指定情報
    には前記通話手段による会話情報も付帯することを特徴
    とする請求項1記載の映像通信システム。
  3. 【請求項3】前記注目領域指定情報表示制御手段は、前
    記第一の端末のオペレータの実視界の座標系と、第二の
    端末に表示されている視界映像の座標系とを整合させる
    手段とすることを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の映像通信システム。
  4. 【請求項4】前記注目領域指定情報表示制御手段は、前
    記第一の端末のオペレータの実視界の座標系と、第二の
    端末に表示されている視界映像の座標系とを整合させる
    手段と、前記注目領域指定情報を第一の端末のオペレー
    タの実視界の焦点と同等な位置に表示させるよう前記注
    目領域指定情報の結像位置を調整する手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の映像通信
    システム。
JP9426598A 1998-04-07 1998-04-07 映像通信システム Pending JPH11298872A (ja)

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Cited By (9)

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