JPH11298535A - データ転送装置 - Google Patents

データ転送装置

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JPH11298535A
JPH11298535A JP10104804A JP10480498A JPH11298535A JP H11298535 A JPH11298535 A JP H11298535A JP 10104804 A JP10104804 A JP 10104804A JP 10480498 A JP10480498 A JP 10480498A JP H11298535 A JPH11298535 A JP H11298535A
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JP10104804A
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Yutaka Oshima
豊 大島
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理時間の遅延に伴うデータ転送開始時
間のゆらぎの発生を防止することにある。 【解決手段】 クライアントからの転送要求に基づき、
ストレージ装置13からデータを読み出してバッフア装
置14に格納し、かつ、このバッフア装置から所定の時
間間隔ごとに一定量のデータを読み出しクライアントに
転送するサーバにおいて、要求処理装置21は、予め転
送要求受け付け処理、スケジューリング処理、バッフア
データ読み出し処理の何れか1つまたは全部の処理最大
時間を設定し、クライアントから転送要求を受けたと
き、前記処理最大時間を経過した後、動作を規定するタ
イムスロットクロックに同期して次の処理命令を生成し
出力することにより、タイミング制御装置11aは、各
処理の遅延にも拘らず、同一のタイミングで次の処理を
進めることができ、結果としてデータ転送開始時間のゆ
らぎをなくすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像・音声データの
データ転送開始遅延のゆらぎを保証するデータ転送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】画像・音声データをサービスするサーバ
・クライアント・システムでは、画像・音声データの転
送データレートを保証することが重要であり、このため
の保証機構をもったサーバなどのデータ転送装置が幾つ
か提案されている。その中の1つであるサーバとして
は、図9に示すようにデータ格納装置から一定時間間隔
ごとに一定量のデータを読み出し、クライアントに転送
するものがある。
【0003】このサーバ10は、最大n個のクライアン
トF(1) ,F(2) ,…,F(n) にサービスを提供する性
質をもっており、具体的には、クライアント側からの転
送要求を受けて所要の命令を送出するタイミング制御装
置11、画像・音声データを蓄積するストレージ装置1
2、前記タイミング制御装置11から命令を受けてスト
レージ装置12から画像・音声データを読み出すストレ
ージ制御装置13、このストレージ制御装置13で読み
出した画像・音声データが格納されるバッフア装置1
4、このバッフア装置14に格納される画像・音声デー
タを読み出しクライアントF(1) ,F(2) ,…,F(n)
に転送する送出制御装置15等で構成されている。
【0004】このようなサーバ10は、図10に示すよ
うに所定の時間幅tをもつn個のタイムスロットt(1)
,t(2) ,…,t(n) からなる時間を単位とし、クラ
イアントから転送要求を受けたとき、1つ前のタイムス
ロットまでの間に画像・音声データの転送可能な状態に
作り出し、各クライアントF(1) ,F(2) ,…,F(n)
にタイムスロットt(1) ,t(2) ,…ごとにデータd
(1) ,d(2) ,…,d(n)を転送する。ここで、データ
d(1) ,d(2) ,…,d(n) のデータサイズは一定量d
/nであるものとする。その結果、各クライアントは毎
時間ntごとにデータ量dを受け取ることになり、前述
したような転送データレートが保証される。
【0005】なお、サーバ10は、どのタイムスロット
にどのクライアントのサービスを使用するかはサービス
要求があった時点で自動的に決定する。次に、以上のよ
うなサーバの動作について説明する。 (1) クライアント側から画像・音声データの転送要
求が送られてくると、タイミング制御装置11で受信す
る。この転送要求は、データの種類や要求元クライアン
トを特定できるデータを含む。タイミング制御装置11
は、その転送要求の内容を解析し、他クライアントのサ
ービス時間と調整しつつ空いているタイムスロットを利
用し当該転送要求に応じたサービス処理に割り付ける。
これをスケジューリング処理と呼ぶ。 (2) タイミング制御装置11は、スケジューリング
処理で割り当てられたタイムスロットがくると、ストレ
ージ制御装置13にデータ読み出し命令、送出制御装置
15にデータ送出命令を、それぞれ送出する。これら命
令には転送すべきデータを特定できる情報およびデータ
を格納するバッフア装置14のアドレス情報、転送先の
クライアントの特定情報を含む。 (3) ストレージ制御装置13は、データ読み出し命
令を受けると、次のタイムスロットでストレージ装置1
2から所要のデータを読み出し、バッフア装置14に格
納する。このデータ読み出しおよび格納動作はそのタイ
ムスロット中で完了する。 (4) 送出制御装置15は、前記データ送出命令に基
づいて次のタイムスロットでバッフア装置14からデー
タを読み出し、転送先クライアントに送出する。読み出
すデータ量はd/nである。このデータ読み出しおよび
データ転送動作はそのタイムスロット中で完了する。 (5) さらに、送出制御装置15は、次のタイムスロ
ットで再びバッフア装置14からデータを読み出し、ク
ライアントに送出する。読み出すデータ量はd/nであ
る。この動作はそのタイムスロット中で完了する。この
送出制御装置15によるデータ読み出しおよびデータ転
送動作はバッフア装置14中のデータ量dのデータを全
て送出するまで継続するが、その間には前述する動作
(2)、(3)により継続して送るべきデータをバッフ
ア装置14に格納することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
なサーバにおいては、タイミング制御装置11で転送要
求を受けてから送出制御装置15からデータ転送を開始
するまでの遅延の問題が挙げられる。すなわち、このシ
ステムでは、転送要求受け付け処理、スケジューリング
処理、ストレージ装置12からのデータ読み出し処理、
バッフア装置14へのデータ格納処理、送出制御装置1
5によるバッフアデータ読み出し処理などが遅延の要因
となり、これら各処理時間のバラツキに応じて、データ
転送要求からデータ転送開始までの遅延時間にゆらぎが
存在する。
【0007】以上のような処理のうち,ゆらぎの要因と
なるのは、図11に示すように転送要求受け付け処理、
スケジューリング処理、バッフアデータ読み出し処理等
である。その他の遅延要素は図示点線矢印で示すよう
に、タイムスロット内で吸収されるためにゆらぎとなら
ない。
【0008】図11を参照してゆらぎの様子を説明す
る。図11(a)のスケジューリング処理時間と図11
(b)のスケジューリング処理時間とを比較すると、同
図(b)のスケジューリング処理時間が長い。その結
果、同一のタイムスロット内において例えばストレージ
読み出しができない。つまり、図11(a)ではデータ
転送開始時刻がta 、同図(b)ではデータ転送開始時
刻がtb であって次のタイムスロットまで遅延し、これ
がゆらぎとなる。
【0009】そこで、以上のようなサーバでは、クライ
アント側から所定の時間にデータ転送を開始することを
要求された場合、処理遅延によるゆらぎのために、かか
る要求を保証できないといった問題が出てくる。本発明
は上記事情に鑑みてなされたもので、処理時間の遅延に
よるデータ転送開始時間のゆらぎの発生を防止するデー
タ転送装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、データ要求元装置からの転送要求に基づ
き、任意数の処理を経ながら所定の時間間隔ごとに一定
量のデータを前記データ要求元装置に転送するデータ転
送装置において、予め前記任意数の処理のうち所望とす
る処理,例えば転送要求受け付け処理、スケジューリン
グ処理、バッフアデータ読み出し処理の遅延を含んだ処
理最大時間を設定しておき、クライアント等のデータ要
求元装置から転送要求を受けたとき、以上の所望の処理
の処理最大時間経過した後、自装置の動作を規定するク
ロックに同期して次の処理命令を生成し出力する構成で
ある。
【0011】このような手段を講じることにより、各処
理である転送要求受け付け処理、スケジューリング処
理、バッフアデータ読み出し処理は、処理最大時間経過
直後に入力される自装置の動作を規定するクロックに同
期して処理命令を出して進めていくので、各処理に遅延
のバラツキがあっても、同一タイミングでデータ転送を
開始でき、処理時間の遅延によるデータ転送開始時間の
ゆらぎの発生を防止できる。
【0012】次に、別の発明は、データ要求元装置から
の転送要求に基づき、ストレージ装置からデータを読み
出してバッフア装置に格納し、かつ、このバッフア装置
から所定の時間間隔ごとに一定量のデータを読み出し前
記データ要求元装置に転送するデータ転送装置におい
て、あるデータ要求元装置から転送要求を受けたとき、
転送要求受け付け処理を実施した後、他のデータ要求元
装置へのサービス時間と調整しながら空き時間にスケジ
ューリング処理を割り付けるタイミング制御手段と、予
め前記転送要求受け付け処理の遅延を含んだ処理最大時
間が設定され、前記転送要求を受けたとき、前記処理最
大時間を経過後に動作を規定するクロックに同期して前
記タイミング制御手段へスケジューリング処理命令を送
出する要求処理手段とを設けたものである。
【0013】このような手段を講じたことにより、タイ
ミング制御手段が転送要求を受けたとき転送要求受け付
け処理を実施するが、この転送要求受け付け処理に遅延
が生じたとしても、要求処理手段が予め定める転送要求
受け付け処理の遅延を含んだ処理最大時間経過後にタイ
ミング制御手段へスケジューリング処理命令を送出する
ので、転送要求受け付け処理の遅延の長さに拘らず、同
一のタイミングでスケージューリング処理を行わせるこ
とができる。このことは、転送要求受け付け処理,つま
り転送要求処理の遅延に伴う送出開始遅延時間によるゆ
らぎの発生を防止できる。
【0014】さらに、別の発明は、データ要求装置から
転送要求を受けたとき、自装置の動作を規定するクロッ
クに同期してスケジューリング要求信号を送出する要求
処理手段と、この要求処理手段のスケジューリング要求
信号に基づき、他のデータ要求元装置へのサービス時間
と調整しながら空き時間を利用してスケジューリング処
理を実施し、前記ストレージ装置に対するデータ読み出
し命令を出力するスケジューリング制御手段と、前記要
求処理手段のスケジューリング要求信号を受けてから、
前記他の全部のデータ要求元装置に割り当てる前記スケ
ジューリング処理時間経過後に動作を規定するクロック
に同期して前記バッフア装置からデータを読み出すため
のデータ読み出し命令を出力するタイミング制御手段と
を設けたものである。
【0015】このような手段を講じたことにより、要求
処理手段がクライアントから転送要求を受けてスケジュ
ーリング要求信号を送出すると、スケジューリング制御
手段では、スケジューリング要求信号に基づき、他のデ
ータ要求元装置へのサービス時間と調整しながら空き時
間を利用してスケジューリング処理を実施し、前記スト
レージ装置に対するデータ読み出し命令を出力する一
方、タイミング制御手段では、スケジューリング要求信
号を受けてから、他の全部のデータ要求元装置に割り当
てるスケジューリング処理時間経過後に自装置の動作を
規定するクロックに同期してバッフア装置からデータを
読み出すためのデータ読み出し命令を出力するので、他
の任意数のデータ要求元装置に対するスケジューリング
処理が割り付けられても、同一のタイミングでバッフア
装置からデータ読み出し処理をを行わせることができ
る。よって、スケジューリング処理に伴う送出開始遅延
時間によるゆらぎの発生を確実に防止できる。
【0016】さらに、別の発明は、転送要求を受けたと
き、動作を規定するクロックに同期してスケジューリン
グ要求信号を送出する要求処理手段と、予めバッフア装
置からのデータ読み出し処理の遅延を含んだ所定の処理
時間が設定され、データ要求処理手段からスケジューリ
ング要求信号を受け、かつ、バッフア装置からデータを
読み出すためのデータ読み出し命令を出力し、さらに前
記所定の処理時間経過後にデータ転送命令を送出するタ
イミング制御手段と、送出データバッフアが内蔵され、
前記データ読み出し命令に基づいて前記バッフア装置か
らデータを読み出して前記送出データバッフアに格納
し、かつ、データ転送命令に基づいて送出データバッフ
アのデータを読み出して転送する送出制御装置とを設け
たものである。
【0017】このような手段を講じたことにより、タイ
ミング制御手段は、要求処理手段からスケジューリング
要求信号を受けてバッフア装置データ読み出し命令を出
力する一方、このデータ読み出し命令から所定の処理時
間を経過した後、データ転送命令を送出する。送出制御
装置は、データ読み出し命令に基づいて前記バッフア装
置からデータを読み出して前記送出データバッフアに格
納し、かつ、データ転送命令に基づいて送出データバッ
フアのデータを読み出して転送するので、バッフアデー
タを読み出し遅延に伴う送出開始遅延時間によるゆらぎ
の発生を確実に防止できる。
【0018】さらに、別の発明は、データ要求元装置と
の間で共通の時間を定義するシステムクロックに自装置
の動作を規定するタイムスロットクロックを同期させて
出力する外部クロック同期手段と、データ要求元装置か
ら転送要求を受けたとき、前記外部クロック同期手段か
ら出力されるクロックに同期したスケジューリング要求
信号を出力する要求処理手段とを設けることにより、デ
ータ要求元装置とデータ転送装置とで管理する時間を同
一とすることができ、これによりデータ要求元装置とデ
ータ転送装置との時間誤差を要因とする遅延時間のゆら
ぎの発生を確実に防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。なお、本発明における各実
施の形態で説明する各図の構成要素のうち、図9と同一
部分には同一符号を付し、その詳しい説明は省略する。 (第1の実施の形態)図1は本発明に係わるデータ転送
装置の一実施の形態を示す構成図である。
【0020】この実施の形態は、転送要求処理に伴う処
理時間の遅延に伴うデータ転送開始遅延時間のゆらぎの
発生を防止する例である。このデータ転送装置は、タイ
ミング制御装置11aの入力側に新たに要求処理装置2
1が設けられている。この要求処理装置21にはクライ
アント側からの転送要求データの他、サーバ10内蔵の
クロック源から作られる動作を規定するタイムスロット
クロックが入力されている。
【0021】この要求処理装置21は、予めタイミング
制御装置11aにおける転送要求処理に要するであろう
最大処理時間が設定され、クライアント側から転送要求
データを受けると、何れのクライアントであるか判断
し、予め定めた最大処理時間を経過した後、タイムスロ
ットクロックに同期してスケジューリング要求信号をタ
イミング制御装置11aに送出する。なお、転送要求デ
ータには転送要求すべきデータの種類や要求元クライア
ントを特定できる情報を含むものとする。
【0022】一方、タイミング制御装置11aは、転送
要求データを受けると、転送要求内容を解析し、何れの
クライアントであるか、さらに何れの種類のデータであ
るかその他種々の転送要求受け付け処理などの転送要求
処理を実行し、さらに要求処理装置21からスケジュー
リング要求信号を受けると、他のクライアントサービス
と調整しつつ空いているタイムスロットに当該転送要求
に対するサービス処理を割り付ける,いわゆるスケジュ
ーリング処理を実施する。
【0023】なお、タイミング制御装置11aは、スケ
ジューリング処理で割り当てられたタイムスロットがく
ると、ストレージ制御装置13にデータ読み出し命令、
送出制御装置15にデータ送出命令を、それぞれ送出す
る。これらの命令には転送データを特定できる情報およ
びデータを格納するバッフア装置14のアドレス情報、
転送先のクライアントの特定情報を含むものである。
【0024】従って、以上のように要求処理装置21を
設けることにより、タイミング制御装置11aが図2
(a)に示すように最小処理時間により転送要求処理を
完了した場合、或いは図2(b)に示すように最大処理
時間により転送要求処理を完了した場合であっても、要
求処理装置21は予め最大処理時間を見越し、その最大
処理時間を経過した後にタイムスロットクロックに同期
してスケジューリング要求信号をタイミング制御装置1
1aに送出し、スケジューリング処理を実行させるの
で、転送要求処理に伴う処理時間の長短にも拘らず、同
一のタイミングでスケジューリング処理を実行可能とな
り、ひいてはデータ転送開始時間のゆらぎの発生を未然
に回避できる。 (第2の実施の形態)本発明に係わるデータ転送装置の
他の実施の形態について説明する。
【0025】この実施の形態は、スケジューリング処理
に伴う処理時間の遅延によるデータ転送開始遅延時間の
ゆらぎの発生を防止する例である。一般に、転送要求内
容を解析する転送要求処理後、他クライアントのサービ
ス時間と調整しつつ空いているタイムスロットに当該転
送要求に対するサービス処理を割り付けるスケジューリ
ング処理を行うが、このスケジューリング処理の最大処
理時間は、図9の従来装置はもとより、図1の本発明装
置においても、図3に示すようにスケジューリング要求
信号の発生後、最大(n−1)個の他クライアントのサ
ービス使用に充てられる場合があるので、最大(n−
1)t時間遅延する可能性が考えられる。一方、スケジ
ューリング処理の最小処理時間はスケジューリング要求
信号の発生後,空いているタイムスロットがあれば、ス
ケジュール処理所要時間の最小値に依存し、数t程度と
考えられる。しかも、クライアントの数nが多ければ多
いほど、ここでのデータ転送開始遅延時間のゆらぎが大
きくなっていく。
【0026】図4は図3のスケジューリング処理時間の
遅延の可能性を考慮しつつ実現したデータ転送装置の他
の実施の形態を示す構成図である。すなわち、このデー
タ転送装置は、要求処理装置21の出力側にスケジュー
リング制御装置22とタイミング制御装置11bとを設
け、要求処理装置21からのスケジューリング要求信号
に従ってスケジューリング制御装置22がスケジューリ
ング処理を実施後にストレージ制御装置13へデータ読
み出し命令を発行し、一方、タイミング制御装置11b
は要求処理装置21からのスケジューリング要求信号を
受けた後、時間T{T>(n−1)t}経過した後のタ
イムスロットクロックに同期して送出制御装置15へデ
ータ送出命令を発行するものである。
【0027】次に、以上のような装置の動作について説
明する。クライアント側から転送要求データを受ける
と、タイミング制御装置11bおよびスケジューリング
制御装置22等で転送要求処理を行うが、要求処理装置
21では、予め定める転送要求処理の最大処理時間経過
後にタイムスロットクロックに同期してスケジューリン
グ要求信号をタイミング制御装置11bおよびスケジュ
ーリング制御装置22に送出する。
【0028】ここで、スケジューリング制御装置22
は、図5に示すように要求処理装置21からのスケジュ
ーリング要求信号に受けると、他クライアントのサービ
スで使用中であるとき空いているタイムスロットにサー
ビスを割り当てるスケジューリング処理を行い、タイム
スロットクロックに同期してストレージ制御装置13へ
データ読み出し命令を発行する。一方、タイミング制御
装置11bは、要求処理装置21からのスケジューリン
グ要求信号に受けた後、時間T{T>(n−1)t}経
過した後に入力されるタイムスロットクロックに同期し
てデータ送出命令を発行し、送出制御装置15に送出す
る。ここで、送出制御装置15は、データ送出命令を受
けてバッフア装置14に格納されるデータの読み出しお
よびデータ送出を実行する。
【0029】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、要求処理装置21の出力側にスケジューリング制御
装置22およびタイミング制御装置11bを設け、この
スケジューリング制御装置22は、要求処理装置21か
らのスケジューリング要求信号に従ってスケジューリン
グ処理を行った後、ストレージ制御装置13にデータ読
み出し命令を発行し、タイミング制御装置11は、要求
処理装置21からスケジューリング要求信号を受けた
後、時間T{T>(n−1)t}経過した後のタイムス
ロットクロックに同期してデータ送出命令を出力するの
で、タイムスロットが他クライアントのサービスのため
にどのように割り付けられていても、スケジューリング
要求から所定の時間T後のタイムスロットクロックでバ
ッフア読み出しが可能となり、各クライアントのスケジ
ューリング処理時間の遅延に伴う送出開始遅延時間のゆ
らぎの生ずるのを未然に回避できる。 (第3の実施の形態)図6は本発明に係わるデータ転送
装置の他の実施の形態を示す構成図である。
【0030】この実施の形態は、バッフア読み出し処理
に伴う処理時間の遅延によるデータ転送開始遅延時間の
ゆらぎの発生を防止する例である。このデータ転送装置
は、要求処理装置21の出力側に、当該要求処理装置2
1からスケジューリング要求信号を受けた後にバッフア
読み出し命令および送出命令の2つのタイミングを生成
し出力するタイミング制御装置11cと、内部に送出デ
ータバッフア23を有し、前記タイミング制御装置11
cからの命令に基づいてバッフアデータの読み出しおよ
び送出を実行する送出制御装置15aとが設けられてい
る。
【0031】次に、以上のような装置の動作について説
明する。要求処理装置21は、前述する各実施の形態で
記載するように、所要のタイミングをもってスケジュー
リング要求信号を出力する。
【0032】タイミング制御装置11cは、図4および
図5に示すごとく、スケジューリング要求信号を受けて
から時間T{T>(n−1)t}後のタイムスロットク
ロックに同期してバッフア読み出し命令を生成し、送出
制御装置15aに送出する。ここで、送出制御装置15
aは、バッフア読み出し命令に基づいてバッフア装置1
4からデータを読み出し送出用ヘッダを付加する等のバ
ッフア読み出し処理を行い、送出データバッフア23に
格納する。
【0033】しかる後、タイミング制御装置11cは、
バッフア読み出し命令を発行後t時間後に送出命令を生
成し、送出制御装置15aに送出する。ここで、送出制
御装置15aは送出データバッフア23に格納されるデ
ータの送出を開始する。
【0034】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、従来,バッフア読み出し処理時間が最大の場合{図
7(a)}と最小の場合{図7(b)}とではデータの
送出開始が異なり、送出開始時間のゆらぎとして現れて
いたが、タイミング制御装置11cから2つのタイミン
グであるバッフア読み出し命令および送出命令を出力
し、そのデータ送出命令はバッフア読み出し命令の送出
後t時間後に送出するので、同図(c),(d)に示す
ようにバッフア読み出し処理時間の遅延の影響を受けず
にバッフアデータを転送でき、処理遅延のゆらぎの発生
を未然に回避できる。 (第4の実施の形態)図8は本発明に係わるデータ転送
装置の他の実施の形態を示す構成図である。
【0035】この実施の形態は、サーバとクライアント
との時間誤差を原因とする遅延時間のゆらぎをなくす例
である。このデータ転送装置は、要求処理装置21の入
力側に外部クロック同期装置24を設け、サーバとクラ
イアントとの間の共通の時間を定義するシステムクロッ
クにサーバ内部の動作を規定するタイムスロットクロッ
クを同期させるようにして要求処理装置21に入力する
構成である。
【0036】このような構成とすることにより、前述す
る各実施の形態における要求処理装置21、スケジュー
リング制御装置22、タイミング制御装置11b等にシ
ステムクロックに同期した後のタイムスロットクロック
を入力することができ、サーバとクライアントとで管理
する時間を同一に扱うことができ、サーバとクライアン
トとの時間誤差に起因する遅延時間のゆらぎを未然に回
避できる。
【0037】なお、前記各実施の形態では、サーバにつ
いて述べたが、データ転送の用途に用いるものであれ
ば、サーバ以外の装置やシステムであっても同様に適用
できるものである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、処
理時間の遅延に伴うデータ転送開始時間のゆらぎを確実
に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるデータ転送装置の一実施の形
態を示す構成図。
【図2】 図1の装置における処理タイミングを説明す
る図。
【図3】 本発明に係わるデータ転送装置の他の実施の
形態を実現するためのスケジューリング処理の処理時間
を説明する図。
【図4】 本発明に係わるデータ転送装置の他の実施の
形態を示す構成図。
【図5】 図4の装置における処理タイミングを説明す
る図。
【図6】 本発明に係わるデータ転送装置のさらに他の
実施の形態を示す構成図。
【図7】 図6の装置における処理タイミングを説明す
る図。
【図8】 本発明に係わるデータ転送装置のさらに他の
実施の形態を示す構成図。
【図9】 従来のサーバ・クライアント・システムの構
成図。
【図10】 サーバからn個のクライアントにデータを
転送する場合の説明図。
【図11】 従来のシステムの処理タイミングを説明す
る図。
【符号の説明】
11a,11b,11c…タイミング制御装置 13…ストレージ制御装置 14…バッフア装置 15…送出制御装置 21…要求処理装置 22…スケジューリング制御装置 23…送出データバッフア 24…外部クロック同期装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ要求元装置からの転送要求に基
    づき、任意数の処理を経ながら所定の時間間隔ごとに一
    定量のデータを前記データ要求元装置に転送するデータ
    転送装置において、 予め前記任意数の処理のうち所望とする各処理の処理最
    大時間を設定し、前記データ要求元装置から転送要求を
    受けたとき、前記所望の処理の処理最大時間経過後、動
    作を規定するクロックに同期して次の処理命令を生成し
    出力することを特徴とするデータ転送装置。
  2. 【請求項2】 データ要求元装置からの転送要求に基
    づき、ストレージ装置からデータを読み出してバッフア
    装置に格納し、かつ、このバッフア装置から所定の時間
    間隔ごとに一定量のデータを読み出し前記データ要求元
    装置に転送するデータ転送装置において、 前記あるデータ要求元装置から転送要求を受けたとき、
    転送要求受け付け処理を実施後、他のデータ要求元装置
    へのサービス時間と調整しながら空き時間にスケジュー
    リング処理を割り付けるタイミング制御手段と、 予め前記転送要求受け付け処理の遅延を含んだ処理最大
    時間が設定され、前記転送要求を受けたとき、前記処理
    最大時間を経過後に動作を規定するクロックに同期して
    前記タイミング制御手段へスケジューリング処理命令を
    送出する要求処理手段とを備えたことを特徴とするデー
    タ転送装置。
  3. 【請求項3】 データ要求元装置からの転送要求に基
    づき、ストレージ装置からデータを読み出してバッフア
    装置に格納し、かつ、このバッフア装置から所定の時間
    間隔ごとに一定量のデータを読み出して前記データ要求
    元装置に転送するデータ転送装置において、 前記転送要求を受けたとき、動作を規定するクロックに
    同期してスケジューリング要求信号を送出する要求処理
    手段と、 この要求処理手段のスケジューリング要求信号に基づ
    き、他のデータ要求元装置へのサービス時間と調整しな
    がら空き時間を利用してスケジューリング処理を実施
    し、前記ストレージ装置に対するデータ読み出し命令を
    出力するスケジューリング制御手段と、 前記要求処理手段のスケジューリング要求信号を受けて
    から、前記他の全部のデータ要求元装置に割り当てる前
    記スケジューリング処理時間経過後に動作を規定するク
    ロックに同期して前記バッフア装置からデータを読み出
    すためのデータ読み出し命令を出力するタイミング制御
    手段とを備えたことを特徴とするデータ転送装置。
  4. 【請求項4】 データ要求元装置からの転送要求に基
    づき、ストレージ装置からデータを読み出してバッフア
    装置に格納し、かつ、このバッフア装置から所定の時間
    間隔ごとに一定量のデータを読み出して前記データ要求
    元装置に転送するデータ転送装置において、 前記転送要求を受けたとき、動作を規定するクロックに
    同期してスケジューリング要求信号を送出する要求処理
    手段と、 予め前記バッフア装置からのデータ読み出し処理の遅延
    を含んだ所定の処理時間が設定され、前記データ要求処
    理手段からスケジューリング要求信号を受け、かつ、前
    記バッフア装置からデータを読み出すためのデータ読み
    出し命令を出力し、さらに前記所定の処理時間経過後に
    データ転送命令を送出するタイミング制御手段と、 送出データバッフアが内蔵され、前記データ読み出し命
    令に基づいて前記バッフア装置からデータを読み出して
    前記送出データバッフアに格納し、かつ、前記データ転
    送命令に基づいて前記送出データバッフアのデータを読
    み出して転送する送出制御装置とを備えたことを特徴と
    するデータ転送装置。
  5. 【請求項5】 データ要求元装置からの転送要求に基
    づき、ストレージ装置からデータを読み出してバッフア
    装置に格納し、かつ、このバッフア装置から所定の時間
    間隔ごとに一定量のデータを読み出して前記データ要求
    元装置に転送するデータ転送装置において、 前記データ要求元装置との間で共通の時間を定義するシ
    ステムクロックに自装置の動作を規定するタイムスロッ
    トクロックを同期させて出力する外部クロック同期手段
    と、 前記転送要求を受けたとき、前記外部クロック同期手段
    から出力されるクロックに同期したスケジューリング要
    求信号を出力する要求処理手段とを備えたことを特徴と
    するデータ転送装置。
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