JPH11298524A - ネットワークシステム及び経路制御装置 - Google Patents

ネットワークシステム及び経路制御装置

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JPH11298524A
JPH11298524A JP9957998A JP9957998A JPH11298524A JP H11298524 A JPH11298524 A JP H11298524A JP 9957998 A JP9957998 A JP 9957998A JP 9957998 A JP9957998 A JP 9957998A JP H11298524 A JPH11298524 A JP H11298524A
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JP
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computer
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JP9957998A
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Kazuhiko Nakahara
一彦 中原
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部コンピュータと外部コンピュータとの間
の通信を最小の経路コストで行うことを可能とする。 【解決手段】 中継装置111〜113はそれぞれ、経
路制御プロトコルを用いて外部ネットワーク2〜5に達
するまでの経路コストを含む経路情報を有している。中
継装置検索機能付き経路制御装置114は、これらの経
路表に基づいて定期的に作成される宛先ネットワーク毎
に最小コストの経路を有する中継装置と、そのコスト値
とが対応付けて記録されている検索表を有している。内
部コンピュータ12が外部コンピュータ15と通信を行
う場合は、内部コンピュータ12からのパケットは、ま
ず、中継装置検索機能付き経路制御装置114に渡され
る。中継装置検索機能付き経路制御装置114は、渡さ
れたパケットを検索表に従って中継装置111〜113
のいずれかに転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークシス
テム及び経路制御装置に関し、特に内部ネットワークと
外部ネットワークとを接続したネットワークシステムに
おける経路選択に関する。
【0002】
【従来の技術】1つのLAN(Local Area Network)な
どによって構成される内部ネットワークを他のLANな
どによって構成される外部ネットワークと接続したネッ
トワークシステムがある。このようなネットワークシス
テムでは、内部ネットワーク内のコンピュータ(内部コ
ンピュータ)が外部ネットワーク内のコンピュータ(外
部コンピュータ)と通信を行う場合には、内部ネットワ
ークと外部ネットワークとは、ルータなどの中継装置を
介して接続される。
【0003】このようなネットワークシステムにおい
て、近年のネットワーク技術の広がりに伴って、1つの
ネットワーク(例えば、内部ネットワーク)内に複数の
中継装置を設ける場合が増加している。
【0004】図8は、従来例にかかるネットワークシス
テムの構成を示す図である。図示するように、このネッ
トワークシステムは、内部ネットワーク1と、内部ネッ
トワーク1と接続された外部ネットワーク2〜4と、さ
らに外部ネットワーク2または3を介して内部ネットワ
ーク1と間接的に接続された外部ネットワーク5とを含
む。また、外部ネットワーク2、4は、相互に接続され
ており、それぞれ外部ネットワーク4、2を介して内部
ネットワーク1と間接的に接続されている。内部ネット
ワーク1は、それぞれ外部ネットワーク2〜4と接続さ
れた中継装置111〜113を有する外部と接続される
内部ネットワーク11と、内部コンピュータ12とを含
む。
【0005】このネットワークシステムにおいて、内部
コンピュータ12が外部ネットワーク2内に存する外部
コンピュータ21と通信を行う場合、ユーザは、通常、
中継装置111〜113の中から外部ネットワークまで
の経路コスト(距離)が最も小さくなるものを選択す
る。
【0006】このとき、中継装置111が外部ネットワ
ーク2と直接接続されているので、例えば、ユーザは、
中継装置111を選択し、中継装置111を介し、経路
コストを距離8として、内部コンピュータ12と外部コ
ンピュータ21との間で通信を行うことが考えられる。
【0007】これに対して、実際には、中継装置112
を選択し、外部ネットワーク3、5を介して内部コンピ
ュータ12と外部コンピュータ21との間で通信を行え
ば、経路コストは距離6で済む。さらに、中継装置11
3を選択し、外部ネットワーク4を介して内部コンピュ
ータ12と外部コンピュータ21との間で通信を行え
ば、経路コストは距離4で済む。
【0008】従って、このような場合は、ユーザがネッ
トワークトポロジを熟知していれば、中継装置113を
選択することにない、最小の経路コストで内部コンピュ
ータ12と外部コンピュータ21との間の通信を行うこ
とができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、外部ネ
ットワークのネットワークトポロジは動的に変化しう
る。にもかかわらず、従来のネットワークシステムで
は、外部ネットワークのネットワークトポロジの変化を
内部ネットワーク1内に知らせる手段が設けられていな
かった。このため、ネットワークトポロジの変化を考慮
せずに、ユーザが静的に中継装置を選択していたので
は、内部コンピュータ12が目的の外部コンピュータと
通信を行う場合に、必ずしも最短の経路を通らなくなる
という問題が生じていた。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題点を解消す
るためになされたものであり、内部コンピュータと外部
コンピュータとの間の通信を最小の経路コストで行うこ
とができるネットワークシステム及び経路制御装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点にかかるネットワークシステム
は、中継装置を介して接続された複数のネットワークで
構成されるネットワークシステムであって、前記複数の
ネットワークのうちの少なくとも1つは、それぞれ異な
る他のネットワークと接続され、それぞれから直接また
は間接に接続されている1つ以上の他のネットワークへ
の経路に関する情報を有する複数の中継装置と、前記複
数の中継装置のいずれかを介して直接または間接に接続
されたいずれかの他のネットワークに存する外部コンピ
ュータと通信を行う内部コンピュータと、前記経路に関
する情報に基づいて作成された前記内部コンピュータと
前記外部コンピュータとの通信を前記複数の中継装置の
うちのどの中継装置を介して行うべきかを示す経路情報
を記憶する経路情報記憶手段と、前記経路情報記憶手段
に記憶された前記経路情報に従って、前記内部コンピュ
ータが前記外部コンピュータに向けて送信したデータを
前記複数の中継装置のいずれかに入力させる経路制御装
置と、を備えることを特徴とする。
【0012】上記ネットワークシステムでは、中継装置
が有する他のネットワークの経路に関する情報、つまり
ネットワークトポロジから選択すべき中継装置を示す経
路情報が作成されて経路情報記憶手段に記憶される。従
って、この経路情報に従って通信を行うことによって、
内部コンピュータと外部コンピュータとの間の通信を最
小の経路コストで行うことができる。
【0013】なお、上記ネットワークシステムにおい
て、直接に接続されたネットワークとは、他のネットワ
ークを介することなく中継装置と接続されているネット
ワークをいい、間接に接続されたネットワークとは、他
のネットワークを介して中継装置と接続されているネッ
トワークのことをいう。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点にかかる経路制御装置は、中継装置を介して直接ま
たは間接に接続された複数の他のネットワークへの経路
を選択するための経路制御装置であって、それぞれ異な
る他のネットワークと接続され、それぞれから直接また
は間接に接続されている1つ以上の他のネットワークへ
の経路に関する情報を有する複数の中継装置と、前記複
数の中継装置のいずれかを介して直接または間接に接続
されたいずれかの他のネットワークに存する外部コンピ
ュータと通信を行う内部コンピュータと、前記経路に関
する情報に基づいて作成された前記内部コンピュータと
前記外部コンピュータとの通信を前記複数の中継装置の
うちのどの中継装置を介して行うべきかを示す経路情報
を記憶する経路情報記憶手段と、前記内部コンピュータ
が前記外部コンピュータに向けて送信したデータを、前
記経路情報記憶手段に記憶された前記経路情報に従って
前記複数の中継装置のいずれかに入力させる経路制御手
段と、を備えることを特徴とする。
【0015】上記経路制御装置では、中継装置が有する
他のネットワークの経路に関する情報、つまりネットワ
ークトポロジから選択すべき中継装置を示す経路情報が
作成されて経路情報記憶手段に記憶される。従って、こ
の経路情報に従って通信を行うことによって、内部コン
ピュータと外部コンピュータとの間の通信を最小の経路
コストで行うことができる。
【0016】上記経路制御装置において、前記経路制御
手段は、前記内部コンピュータとは別の情報処理装置に
よって構成されたものとすることができる。この場合、
前記内部コンピュータが前記外部コンピュータに向けて
送信したデータは、最初に前記経路制御手段に入力され
たものとすることができ、前記経路制御手段は、前記内
部コンピュータから入力されたデータを、前記経路情報
記憶手段に記憶された前記経路情報に従って前記複数の
中継装置のいずれかに転送する手段を有するものとして
もよい。
【0017】このような構成とした場合、前記経路制御
手段は、前記複数の中継装置のうちの互いに異なるもの
に、前記内部コンピュータから入力されたデータを転送
する複数の経路制御手段によって構成され、前記経路情
報記憶手段は、前記複数の経路制御手段のそれぞれに対
応して設けることができる。この場合には、前記複数の
経路制御手段はそれぞれ、他方の経路制御手段に対応す
る経路情報記憶手段を参照し、前記外部コンピュータが
存する他のネットワークまでの経路を最短とすることが
できる中継装置が、該経路制御手段がデータを転送する
ものであるかどうかを判別する手段と、該手段の判別結
果に従って、前記データを他方の経路制御手段に転送す
る手段とを有することを特徴とする。
【0018】上記経路制御装置において、また、前記経
路制御手段は、前記内部コンピュータに含まれていても
よい。この場合、前記内部コンピュータは、前記外部コ
ンピュータに向けて送信すべきデータを、前記経路情報
記憶手段に記憶された前記経路情報に従って前記複数の
中継装置のいずれかに出力するものとすることができ
る。
【0019】上記経路制御装置において、前記複数の中
継装置がそれぞれ有する1つ以上の他のネットワークへ
の経路に関する情報は、なお、該1つ以上の他のネット
ワーク間での経路制御プロトコルに従って取得されたも
のとすることができる。
【0020】この場合、経路情報記憶手段に記憶されて
いる経路情報を所定期間毎に更新すれば、内部コンピュ
ータと外部コンピュータとの間で通信を行う場合に選択
する経路コストを、ネットワークトポロジが変化しても
最小に保つことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について説明する。
【0022】[第1の実施の形態]図1は、この実施の
形態にかかるネットワークシステムの構成を示す図であ
る。図示するように、このネットワークシステムは、内
部ネットワーク1と、内部ネットワーク1と接続された
外部ネットワーク2〜4と、さらに外部ネットワーク2
または3を介して内部ネットワーク1と間接的に接続さ
れた外部ネットワーク5とを含む。また、外部ネットワ
ーク2、4は、相互に接続されており、それぞれ外部ネ
ットワーク4、2を介して内部ネットワーク1と間接的
に接続されている。
【0023】外部ネットワーク2〜5は、いずれもルー
タなどの中継装置(図示せず)を介して他のネットワー
クと接続されたLAN(Local Area Network)である。
外部ネットワーク2、3には、それぞれ外部コンピュー
タ21、31が含まれる。
【0024】内部ネットワーク1は、外部と接続する内
部ネットワーク11と、内部コンピュータ12とを含
む。外部と接続する内部ネットワーク11には、LAN
回線を介して相互接続された中継装置111〜113
と、中継装置検索機能付き経路制御装置114とが含ま
れる。また、これらは内部コンピュータ12ともLAN
回線を介して相互接続されている。
【0025】内部コンピュータ12は、パーソナルコン
ピュータやワークステーションなどのよって構成され、
外部コンピュータ21、31を含む他のコンピュータと
通信を行う機能を有する。内部コンピュータ12が外部
コンピュータ21、31などの外部ネットワーク2〜5
に存するコンピュータと通信を行う場合には、内部コン
ピュータ12からのパケットは、まず、中継装置検索機
能付き経路制御装置114に転送される。
【0026】中継装置111〜113は、ルータなどに
よって構成され、それぞれ内部ネットワーク1内の内部
コンピュータ12から外部ネットワーク2〜4への通信
を中継する。中継装置111〜113は、それぞれ互い
に接続されている外部ネットワーク2〜4と、この外部
ネットワークを含む1個以上の外部ネットワークを介し
て間接的に接続されている外部ネットワークまでの経路
に関する情報を示す経路表を内部の記憶装置に記憶して
いる。
【0027】図2は、中継装置111〜113が示す経
路表の例を示す図である。図示するように、経路表に
は、内部コンピュータ12が通信を行うべき外部コンピ
ュータが存する宛先ネットワーク、宛先ネットワークへ
の中継を最初に行う中継装置(ネクストポップIP)、
内部ネットワーク1から宛先ネットワークに達するまで
の経路コストとが、対応付けて記憶されている。
【0028】図3は、図1の中継装置検索機能付き経路
制御装置114の構成例を示す機能ブロック図である。
図示するように、中継装置検索機能付き経路制御装置1
14は、データ処理装置41と、インタフェース装置4
2〜44と、記録装置45と、記録媒体46とを備え
る。
【0029】記録媒体46は、フラッシュメモリや磁気
ディスク装置などによって構成され、中継装置111〜
113を検索するための検索プログラムと、中継装置1
11〜113或いは内部コンピュータ12と通信するた
めの通信プログラムとを格納している。
【0030】記録装置45は、磁気ディスク装置などに
よって構成され、経路記録部45aと、中継装置記録部
45bとを含む(なお、図中に破線で示す他の中継装置
検索機能付き経路制御装置記録部45cは、後述する第
2の実施の形態で用いられるもので、この実施の形態で
は記録装置45に含まれない)。
【0031】経路記録部45aには、中継装置111〜
113を検索するために用いられる検索表が記録され
る。この検索表は、中継装置111〜113が有する経
路表に基づいて一定期間毎に作成され、図4に示すよう
に、宛先ネットワーク毎に最小コストの経路を有する中
継装置と、そのコスト値とが対応付けて記録されてい
る。中継装置記録部45bには、外部と接続する内部ネ
ットワーク11内にある中継装置111〜113のアド
レスが記録されている。
【0032】データ処理装置41は、CPU(中央処理
装置)41a、メモリ41b及び通信装置41cを備え
る。メモリ41bには、記録媒体46に格納された検索
プログラム及び通信プログラムが転送される。通信装置
41cは、CPU41aの指示に従って、中継装置記録
部45bに記録されている中継装置111〜113或い
は内部コンピュータ12と、インタフェース装置42〜
44を介して通信を行う。
【0033】CPU41aは、内部コンピュータ12か
らパケットが渡されると、メモリ41bに転送された検
索プログラムを実行し、経路記録部45aに記録されて
いる検索表を参照して中継装置111〜113のいずれ
かを選択し、渡されたパケットを通信装置41cの制御
に従って選択した中継装置111〜113に転送する。
【0034】以下、この実施の形態にかかるネットワー
クシステムにおける動作について、説明する。中継装置
111〜113は、内部ネットワーク1と外部ネットワ
ーク2〜5とにおける経路に関する情報を経路制御プロ
トコルを用いて、例えば、一定期間毎に収集して、内部
に有する経路表を更新している。
【0035】中継装置検索機能付き経路制御装置114
は、所定期間毎に中継装置111〜113と通信を行
い、中継装置111〜113が有する経路表を収集す
る。そして、中継装置検索機能付き経路制御装置114
(CPU41a)は、収集した経路表の1レコード毎に
図5のフローチャートに示す処理を実行し、図4に示す
検索表115を作成(更新)する。
【0036】図5のフローチャートの処理では、CPU
41aは、当該レコード中のネクストホップIPが外部
ネットワーク2〜5のものであるかどうかを判別する
(ステップS1)。ステップS1で外部ネットワーク2
〜5ののものでないと判別された場合は、当該レコード
を破棄して(ステップS2)、当該レコードに対するこ
のフローチャートの処理を終了する。
【0037】ステップS1で外部ネットワーク2〜5の
ものであると判別されたときは、CPU41aは、対応
する外部ネットワークが検索表115に登録されている
かどうかを判別する(ステップS3)。ステップS3で
検索表115に登録されていないと判別された場合は、
CPU41aは、検索表115に当該ネットワーク、ネ
クストホップIP及び経路コストを登録し(ステップS
4)、当該レコードに対するこのフローチャートの処理
を終了する。
【0038】ステップS3で検索表115に登録されて
いると判断された場合は、CPU41aは、当該レコー
ドにおける経路コストと検索表115に登録されている
経路コストとを比較する(ステップS5)。ステップS
5で当該レコードにおける経路コストが検索表115に
登録されている経路コストと同じかまたは大きいと判別
された場合は、CPU41aは、当該レコードを破棄し
て(ステップS6)、当該レコードに対するこのフロー
チャートの処理を終了する。
【0039】ステップS5で当該レコードにおける経路
コストが検索表115に登録されている経路コストより
も小さいと判別された場合は、CPU41aは、当該レ
コードにおける経路コストとなるよう検索表115を更
新して(ステップS7)、当該レコードに対するこのフ
ローチャートの処理を終了する。そして、中継装置11
1〜113から収集した経路表のすべてのレコードに対
してこのフローチャートの処理が終了すると、検索表1
15の作成(更新)の処理を終了する。
【0040】次に、内部コンピュータ12が、外部ネッ
トワーク2〜5に存する外部コンピュータと通信を行う
場合の処理について、説明する。ここでは、内部コンピ
ュータ12から外部コンピュータ21へデータを送信す
る場合を例として説明する。
【0041】内部コンピュータ12は、まず、外部コン
ピュータ21に送信するデータをパケットの形式に加工
し、このパケットを中継装置検索機能付き経路制御装置
114に送る。すると、中継装置検索機能付き経路制御
装置114のCPU41aは、受信したパケットのヘッ
ダを調べ、最終送信先のコンピュータが存するネットワ
ークに関する情報を抽出する。ここでは、外部ネットワ
ーク2が抽出される。
【0042】次に、CPU41aは、検索表115の外
部ネットワーク2に対応するネクストホップIPを検索
する。これにより、CPU41aは、検索したネクスト
ホップIPに対応する中継装置が、中継装置113であ
ることがわかるので、内部コンピュータ12から受信し
たパケットを中継装置113に転送する。
【0043】そして、中継装置113は、ヘッダを参照
してパケットを外部ネットワーク4に転送する。さら
に、外部ネットワーク4内の中継装置は、パケットを外
部ネットワーク2に転送し、外部ネットワーク2内の中
継装置から外部コンピュータ21にパケットが転送され
る。このようにして、内部コンピュータ12から外部コ
ンピュータ21へデータが送信される。
【0044】ここで、内部ネットワーク1及び外部ネッ
トワーク2〜5のネットワークトポロジに変化があり、
内部ネットワーク1と外部ネットワーク2との間の経路
が距離2となったとする。この距離の変化は、中継装置
111の経路表に記録される。さらに、所定の期間とな
ると、中継装置検索機能付き経路制御装置114が有す
る検索表115にも、この距離の変化が反映される。
【0045】以降、内部コンピュータ12から外部コン
ピュータ21へデータを送信する場合には、中継装置検
索機能付き経路制御装置114に入力されたパケット
は、中継装置114ではなく、中継装置111に転送さ
れるようになり、距離コスト2で通信を行えるようにな
る。
【0046】以上説明したように、この実施の形態のネ
ットワークシステムでは、内部コンピュータ12と外部
コンピュータ21との間で通信を行う場合に、経路記録
部45aに記録されている検索表に従って経路を最短と
する中継装置が選択される。従って、内部コンピュータ
12と外部コンピュータ21との間の通信が、最小の経
路コストで行える。
【0047】また、内部ネットワーク1と外部ネットワ
ーク2〜5とのネットワークトポロジに変化があった場
合でも、その変化が一定期間毎に検索表に反映されるた
め、内部コンピュータと外部コンピュータとの間で通信
を行う場合に選択する経路コストを最小に保つことがで
きる。
【0048】[第2の実施の形態]図6は、この実施の
形態にかかるネットワークシステムの構成を示す図であ
る。このネットワークシステムは、第1の実施の形態の
ものとほぼ同一であるが、内部ネットワーク1の構成
と、内部コンピュータ12が検索機能付き経路制御装置
データベース121を有することが第1の実施の形態の
ものと異なる。なお、図6では、図1に示した外部と接
続するネットワーク11内の中継装置112を省略して
あり、これに合わせて外部ネットワーク4、5も省略し
ている。
【0049】内部ネットワーク1は、図1に示した外部
と接続する内部ネットワーク11に加えて、外部と接続
する内部ネットワーク13を含む。外部に接続する内部
ネットワーク13は、リピータ或いはブリッジなどを介
して外部に接続する内部ネットワーク11と接続されて
おり、1つのLANを構成している。
【0050】外部と接続する内部ネットワーク13は、
中継装置131と中継装置検索機能付き経路制御装置1
32とを含む。
【0051】この実施の形態において、中継装置検索機
能付き経路制御装置114、132は、図3に破線で示
す他の中継装置検索機能付き経路制御装置記録部45c
を記録装置45内に有し、ここに中継装置検索機能付き
経路制御装置132、141のアドレスを記録してい
る。中継装置検索機能付き経路制御装置114、132
は、互いの経路記録部45aに記録された検索表を定期
的に同期させる機能を有する。また、中継装置検索機能
付き経路制御装置114、132は、内部コンピュータ
12からパケットが渡されると、他の中継装置検索機能
付き経路制御装置132、114が有する検索表を参照
し、必要に応じてそのパケットを他の中継装置検索機能
付き経路制御装置132、142に転送する。
【0052】図7は、この実施の形態において内部コン
ピュータ12が有する検索機能付き経路制御装置データ
ベース121の例を示す図である。検索機能付き経路制
御装置データベース121には、内部コンピュータ12
が外部コンピュータと通信を行う場合に、パケットを最
初に転送すべき中継装置検索機能付き経路制御装置と、
各中継装置検索機能付き経路制御装置とそのアドレスと
の対応付けとが格納されている。図7では、パケットを
最初に転送すべき中継装置検索機能付き経路制御装置と
して、中継装置検索機能付き経路制御装置1がデフォル
トで設定されている例を示している。
【0053】以下、この実施の形態にかかるネットワー
クシステムにおける動作について、説明する。中継装置
111〜113、131の動作は、第1の実施の形態と
同様である。また、中継装置検索機能付き経路制御装置
114、132の動作も第1の実施の形態と同様である
が、中継装置検索機能付き経路制御装置114は、中継
装置111〜113から経路表を収集し、検索表115
を作成(更新)する。一方、中継装置検索機能付き経路
制御装置132は、中継装置131から経路表を収集
し、検索表を作成(更新)する。
【0054】次に、内部コンピュータ12が、外部ネッ
トワーク2〜5に存する外部コンピュータと通信を行う
場合の処理について、説明する。ここでも、第1の実施
の形態と同様に、内部コンピュータ12から外部コンピ
ュータ21へデータを送信する場合を例として説明す
る。
【0055】内部コンピュータ12は、まず、外部コン
ピュータ21に送信するデータをパケットの形式に加工
し、このパケットを中継装置検索機能付き経路制御装置
データベース121に設定されている中継装置検索機能
付き経路制御装置114に送る。すると、中継装置検索
機能付き経路制御装置114のCPU41aは、受信し
たパケットのヘッダを調べ、最終送信先のコンピュータ
が存するネットワークに関する情報を抽出する。ここで
は、外部ネットワーク2が抽出される。
【0056】次に、CPU41aは、検索表115の外
部ネットワーク2に対応するネクストホップIP及び経
路コストを検索する。さらに、中継装置検索機能付き経
路制御装置132が有する検索表からも対応するネクス
トIP及び経路コストを検索する。
【0057】このとき、中継装置検索機能付き経路制御
装置132が有する検索表から検索した経路コスト(距
離2)の方が小さいので、CPU41aは、中継装置検
索機能付き経路制御装置132に当該パケットを転送す
る。さらに、当該パケットは、中継装置131に転送さ
れ、外部ネットワーク2内の中継装置を介して外部コン
ピュータに転送される。
【0058】以上説明したように、この実施の形態のネ
ットワークシステムでは、第1の実施の形態における効
果に加え、経路制御装置114、132がそれぞれ内部
ネットワーク1内のすべての中継装置111〜113、
131から経路表を収集する必要がなく、膨大な検索表
を持たなくてもよいという効果がある。
【0059】[実施の形態の変形]上記の第1、第2の
実施の形態では、内部コンピュータ12が外部コンピュ
ータ21と通信を行う場合に、内部コンピュータ12か
ら送られるパケットは、中継装置検索機能付き経路制御
装置114(及び132)を経由して、中継装置111
〜113(及び131)に渡されていた。しかしなが
ら、内部コンピュータ12が中継装置検索機能付き経路
制御装置114(及び132)の経路記録部45aに記
録されている検索表を参照して、直接中継装置111〜
113(及び131)にパケットを渡してもよい。
【0060】上記の第1の実施の形態では、内部ネット
ワーク1内には1つだけ外部と接続する内部ネットワー
ク11があり、上記の第2の実施の形態では、内部ネッ
トワーク1内には2つの外部と接続する内部ネットワー
ク11、13があった。そして、これら外部と接続する
内部ネットワーク内にそれぞれ、中継装置検索機能付き
経路制御装置114、132が設けられていた。しかし
ながら、本発明において、内部ネットワーク1内に設け
る外部と接続する内部ネットワークの数や中継装置検索
機能付き経路制御装置の数は任意である。
【0061】上記の第1、第2の実施の形態では、内部
ネットワーク1のみが中継装置検索機能付き経路制御装
置114、132を含むものとしていた。しかしなが
ら、内部ネットワーク1と直接或いは間接に接続されて
いる外部ネットワーク2〜5も、内部ネットワーク1と
同様に中継装置検索機能付き経路制御装置を含むものと
してもよい。
【0062】上記の第1、第2の実施の形態では、内部
ネットワーク1と直接に接続されている外部ネットワー
クは、外部ネットワーク2〜4の3つであった。また、
他の外部ネットワークを介して内部ネットワーク1と間
接に接続されている外部ネットワークは、外部ネットワ
ーク5の1つであった。しかしながら、本発明のネット
ワークシステムにおいて、内部ネットワーク1と直接ま
たは間接に接続される外部ネットワークの数は任意であ
る。
【0063】上記の第1、第2の実施の形態では、本発
明を実現するためのプログラムは、フラッシュメモリや
磁気ディスクなどによって構成された記録媒体46に格
納されているものとしていた。しかしながら、このよう
なプログラムは、CD−ROMやフロッピーディスクな
どの可搬性のあるコンピュータ読み取り可能な記録媒体
に格納して配布し、記録媒体46にインストールしても
よい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、内部コンピュータ
と外部コンピュータとの間の通信を最小の経路コストで
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるネットワー
クシステムの構成を示す図である。
【図2】図1の中継装置が有する経路表の例を示す図で
ある。
【図3】図1の中継装置検索機能付き経路制御装置の構
成例を示す機能ブロック図である。
【図4】図3の経路記録部に記録される検索表の例を示
す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態にかかる中継装置検
索機能付き経路制御装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかるネットワー
クシステムの構成を示す図である。
【図7】図6の検索機能付き経路制御装置データベース
の例を示す図である。
【図8】従来例にかかるネットワークシステムの構成を
示す図である。
【符号の説明】
1 内部ネットワーク 2〜5 外部ネットワーク 11 外部と接続する内部ネットワーク 12 内部コンピュータ 13 外部と接続する内部ネットワーク 21、31 外部コンピュータ 41 データ処理装置 41a CPU 41b メモリ 41c 通信装置 42〜44 インターフェース装置 45 記録装置 45a 経路記録部 45b 中継装置記録部 45c 他の中継装置検索機能付き経路制御装置記録部 46 記録媒体 111〜113 中継装置 114 中継装置検索機能付き経路制御装置 115 経路表 121 検索機能付き経路制御装置データベース 131 中継装置 132 中継装置検索機能付き経路制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中継装置を介して接続された複数のネット
    ワークで構成されるネットワークシステムであって、 前記複数のネットワークのうちの少なくとも1つは、 それぞれ異なる他のネットワークと接続され、それぞれ
    から直接または間接に接続されている1つ以上の他のネ
    ットワークへの経路に関する情報を有する複数の中継装
    置と、 前記複数の中継装置のいずれかを介して直接または間接
    に接続されたいずれかの他のネットワークに存する外部
    コンピュータと通信を行う内部コンピュータと、 前記経路に関する情報に基づいて作成された前記内部コ
    ンピュータと前記外部コンピュータとの通信を前記複数
    の中継装置のうちのどの中継装置を介して行うべきかを
    示す経路情報を記憶する経路情報記憶手段と、 前記経路情報記憶手段に記憶された前記経路情報に従っ
    て、前記内部コンピュータが前記外部コンピュータに向
    けて送信したデータを前記複数の中継装置のいずれかに
    入力させる経路制御装置と、を備えることを特徴とする
    ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】中継装置を介して直接または間接に接続さ
    れた複数の他のネットワークへの経路を選択するための
    経路制御装置であって、 それぞれ異なる他のネットワークと接続され、それぞれ
    から直接または間接に接続されている1つ以上の他のネ
    ットワークへの経路に関する情報を有する複数の中継装
    置と、 前記複数の中継装置のいずれかを介して直接または間接
    に接続されたいずれかの他のネットワークに存する外部
    コンピュータと通信を行う内部コンピュータと、 前記経路に関する情報に基づいて作成された前記内部コ
    ンピュータと前記外部コンピュータとの通信を前記複数
    の中継装置のうちのどの中継装置を介して行うべきかを
    示す経路情報を記憶する経路情報記憶手段と、 前記内部コンピュータが前記外部コンピュータに向けて
    送信したデータを、前記経路情報記憶手段に記憶された
    前記経路情報に従って前記複数の中継装置のいずれかに
    入力させる経路制御手段と、を備えることを特徴とする
    経路制御装置。
  3. 【請求項3】前記経路制御手段は、前記内部コンピュー
    タとは別の情報処理装置によって構成され、 前記内部コンピュータが前記外部コンピュータに向けて
    送信したデータは、最初に前記経路制御手段に入力さ
    れ、 前記経路制御手段は、前記内部コンピュータから入力さ
    れたデータを、前記経路情報記憶手段に記憶された前記
    経路情報に従って前記複数の中継装置のいずれかに転送
    する手段を有することを特徴とする請求項2に記載の経
    路制御装置。
  4. 【請求項4】前記経路制御手段は、前記複数の中継装置
    のうちの互いに異なるものに、前記内部コンピュータか
    ら入力されたデータを転送する複数の経路制御手段によ
    って構成され、 前記経路情報記憶手段は、前記複数の経路制御手段のそ
    れぞれに対応して設けられており、 前記複数の経路制御手段はそれぞれ、他方の経路制御手
    段に対応する経路情報記憶手段を参照し、前記外部コン
    ピュータが存する他のネットワークまでの経路を最短と
    することができる中継装置が、該経路制御手段がデータ
    を転送するものであるかどうかを判別する手段と、該手
    段の判別結果に従って、前記データを他方の経路制御手
    段に転送する手段とを有することを特徴とする請求項3
    に記載の経路制御装置。
  5. 【請求項5】前記経路制御手段は、前記内部コンピュー
    タに含まれ、 前記内部コンピュータは、前記外部コンピュータに向け
    て送信すべきデータを、前記経路情報記憶手段に記憶さ
    れた前記経路情報に従って前記複数の中継装置のいずれ
    かに出力することを特徴とする請求項2に記載の経路制
    御装置。
  6. 【請求項6】前記複数の中継装置がそれぞれ有する1つ
    以上の他のネットワークへの経路に関する情報は、該1
    つ以上の他のネットワーク間での経路制御プロトコルに
    従って取得されていることを特徴とする請求項2乃至5
    のいずれか1項に記載の経路制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20220053914A (ko) * 2020-10-23 2022-05-02 주식회사 엘지유플러스 통신 네트워크에서 단말들 간의 연결을 제어하는 방법 및 장치

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KR20220053914A (ko) * 2020-10-23 2022-05-02 주식회사 엘지유플러스 통신 네트워크에서 단말들 간의 연결을 제어하는 방법 및 장치
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