JPH11297796A - アライナー - Google Patents

アライナー

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JPH11297796A
JPH11297796A JP10117767A JP11776798A JPH11297796A JP H11297796 A JPH11297796 A JP H11297796A JP 10117767 A JP10117767 A JP 10117767A JP 11776798 A JP11776798 A JP 11776798A JP H11297796 A JPH11297796 A JP H11297796A
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contactor
chuck
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功 河野
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聡 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、ウエハ状態の信頼性試験に当たりウ
エハとコンタクタを目視によりアライメントして一括接
触を行っていたため、アライメント作業に長時間を費や
していた。そこで、本出願人は特願平10−54423
号において真空吸着による一括接触の自動化技術を提案
した。しかし、この段階では一体化後のウエハ保持体、
ウエハ及びコンタクタ間の真空漏れをチェックすること
ができなかったため、これら三者が試験中に分離する虞
があった。 【解決手段】 本発明のアライナー10は、ウエハチャ
ック50、ウエハW及びコンタクタ60の位置合わせ
後、これら三者を真空排気手段を介して一体化するアラ
イナーであって、真空排気手段は、第1,第2弁機構5
1,52を開閉操作する弁操作機構20と、この弁操作
機構20に真空排気ライン21Aを介して弁操作機構2
0側から順次接続された第1、第2ソレノイドバルブ2
6,27と、第1ソレノイドバルブと弁操作機構20の
間に配設された真空漏れ検出用の圧力検出計28とを備
えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アライナーに関
し、更に詳しくは半導体ウエハ内に形成された多数の半
導体素子を一括検査する場合に適用されるアライナーに
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体検査工程では半導体ウエハ(以
下、「ウエハ」と称す。)の表面に多数形成された半導
体素子(以下、「チップ」と称す。)についてウエハ状
態のまま個々のチップについて電気的特性検査を行い、
電気的特性に欠陥のないチップをスクリーニングするよ
うにしている。スクリーニングされた良品チップは組立
工程で合成樹脂またはセラミックによってパッケージし
ている。また、信頼性試験ではパッケージ製品に温度
的、電気的ストレスを加えてチップの潜在的欠陥等を顕
在化させ、不良品を除去するようにしている。
【0003】一方、電気製品の小型化、高機能化に伴っ
てチップが小型化、高集積化している。しかも、最近で
は、半導体製品の更なる小型化のための実装技術が種々
開発され、特に、チップをパッケージ化せず、いわゆる
ベアチップのまま実装する技術が開発されている。ベア
チップを市場に出すためには品質保証されたベアチップ
が要求される。品質保証されたベアチップを市場に出す
には信頼性試験を行わなくてはならない。信頼性試験に
プローブ装置を用いることもできる。しかし、プローブ
装置の場合にはウエハを一枚ずつしか検査できず、しか
も一枚のウエハの信頼性試験に多大な時間を要するた
め、プローブ装置を信頼性試験に用いるにはコスト的に
問題がある。また、従来の信頼性試験装置を用いてベア
チップを検査するには、ベアチップとソケットとの電気
的接続等の種々の難しい点を解決しなくてならず、しか
も小さなベアチップを取り扱うため、取り扱いが極めて
煩雑になり検査コストの上昇を招く虞がある。
【0004】そこで、複数枚のウエハをウエハ状態のま
ま同時に低コストで信頼性試験を行える試験技術が例え
ば特開平7−231019号公報、特開平8−5666
号公報及び特開平8−340030号公報において提案
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、ウエハの一括接触を行う時にはコンタクタ及びウエ
ハを互いに対向させて配置し、コンタクタの基準となる
複数の接触端子とこれらに対応するウエハの基準となる
電極パッドとを目視によりそれぞれの位置を確認しなが
ら順次位置合わせ(以下、「アライメント」と称す。)
を行い、両者がアライメントされた時点でこれら両者を
一括して接触させるため、オペレータが基準となる接触
端子とこれに対応する電極パッドとのアライメント作業
に長時間を費やし、作業効率が悪くオペレータに多大な
負荷がかかり、しかもアライメント精度に個人差があっ
て安定した接触状態を得ることが難しいという課題があ
った。
【0006】そこで、本出願人は特願平10−5442
3号においてウエハ保持体(ウエハチャックで保持され
たウエハをX、Y、Z及びθ方向に移動させてウエハと
コンタクタをアライメントした後、ウエハ保持体上にウ
エハ及びコンタクタを真空吸着することにより一括接触
させて一体化するアライナーをウエハと接触子の位置合
わせ装置として提案した。ところが、この段階では一体
化後のウエハ保持体、ウエハ及びコンタクタ間の真空漏
れをチェックする機能がないため、万一真空漏れがある
と信頼性試験中にウエハとコンタクタの接触不良の原因
になったり、極端な場合には三者が分離してしまう虞が
ある。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、ウエハ保持体、半導体ウエハ及びコンタク
タを真空吸着により確実に一体化し、三者間の真空漏れ
の有無を確認することができるアライナーを提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のアライナーは、ヘッドプレートにコンタクタを着脱自
在に装着すると共に載置台上でウエハ保持体を支持し、
上記載置台をX、Y、Z及びθ方向で移動させて上記ウ
エハ保持体で保持された半導体ウエハと上記コンタクタ
とを位置合わせした後、上記ウエハ保持体内の真空吸着
用内部流路を開閉する弁機構に真空排気手段を接続して
上記弁機構を開放し、上記真空排気手段を介して上記コ
ンタクタと上記ウエハ保持体間を減圧して上記コンタク
タ、半導体ウエハ及びウエハ保持体を一体化するアライ
ナーであって、上記真空排気手段は、上記弁機構を開閉
操作する弁操作機構と、この弁操作機構に配管を介して
弁操作機構側から順次接続された第1、第2切換弁と、
第1切換弁と上記弁操作機構の間に配設された圧力検出
計とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】また、本発明の請求項2に記載のアライナ
ーは、請求項1に記載の発明において、上記第1切換弁
は第2切換弁から切り離し上記弁操作機構側を大気から
遮断する手段を有し、第2切換弁は大気に開放する手段
を有することを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の請求項3に記載のアライナ
ーは、請求項2に記載の発明において、上記第1、第2
切換弁は3ポート電磁弁からなることを特徴とするもの
である。
【0011】また、本発明の請求項4に記載のアライナ
ーは、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明
において、上記弁操作機構は着脱用のエアシリンダを有
することを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5の(a)、
(b)に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。本
実施形態のアライナー10は、例えば図1に示すよう
に、ウエハWをキャリア単位で収納し且つウエハW(図
2参照)をロード、アンロードするローダ室11と、こ
のローラ室11に隔壁を介して隣接し且つウエハ保持体
(以下、「ウエハチャック」と称す。)50で保持され
たウエハWとコンタクタ60とを位置合わせした後一括
接触させて一体化するアライメント室12とを備えてい
る。そして、図示してないがローダ室11には搬送機構
(ピンセット)及び予備位置合わせ機構(サブチャッ
ク)がそれぞれ配設され、ピンセットを介してキャリア
内からウエハWを一枚ずつ搬送し、搬送過程でサブチャ
ック上でオリフラを基準にしてウエハWを予備位置合わ
せ(プリアライメント)した後、ピンセットを介してウ
エハWをアライメント室12へ搬送するようにしてあ
る。
【0013】また、図1に示すように上記アライメント
室12にはヘッドプレート13が開閉可能に取り付けら
れ、このヘッドプレート13にコンタクタ60を装着
し、開閉駆動機構14を介してアライメント室12の上
面開口を開閉するようにしてある。アライメント室12
内のヘッドプレート13の下方にはX、Y、Z及びθ方
向で移動可能なメインチャック15が配設され、ウエハ
チャック50を載置するようにしてある。このメインチ
ャック15は図2に示すように回転昇降機構16を介し
てXステージ17上でZ方向に昇降すると共にθ方向に
正逆回転可能に配置されている。Xステージ17はYス
テージ18上にX方向に往復移動可能に支持され、Yス
テージ18は基台(図示せず)上にY方向に往復移動可
能に支持されている。そして、ローダ室11内のピンセ
ットを介してプリアライメント後のウエハWをアライメ
ント室12内のメインチャック15上のウエハチャック
50へ移載するようにしてある。
【0014】更に、アライメント室12内には図示しな
いアライメント機構が配設され、このアライメント機構
はアライメントブリッジに固定された上カメラと、メイ
ンチャック15側に固定された下カメラとを備えてい
る。メインチャック15を移動させて上カメラでウエハ
チャック50で保持されたウエハWの検査用電極用パッ
ドを撮像すると共にメインチャック15を移動させて下
カメラでヘッドプレート13に固定されたコンタクタ6
0の接触端子(例えば、バンプ端子)61を撮像し、こ
れらの画像データに基づいてウエハWとコンタクタ60
をアライメントするようにしてある。このアライメント
機構としては例えば特願平10−54423号において
提案した技術を用いることができる。
【0015】而して、上記アライメント室12内でウエ
ハWをアライメントした後、メインチャック15を回転
昇降機構16を介して上昇させ、図2に示すようにウエ
ハWの検査用電極パッドとコンタクタ60のバンプ端子
61を一括接触させ、後述するようにウエハチャック5
0上にコンタクタ60を真空吸着し、ウエハチャック5
0、ウエハW及びコンタクタ60をシェルとして一体化
するようにしてある。
【0016】そこで、真空吸着による一体化技術につい
て図3〜図5の(a)、(b)を参照しながら説明す
る。即ち、上記メインチャック15の内部には図示しな
い内部流路が形成されている。この内部流路はメインチ
ャック15の表面の複数箇所で開口すると共にその周面
で図3に示すように給排気口15Aとして開口してい
る。この給排気口15Aには図3に示すように真空排気
ライン19が接続され、真空排気ライン19を介して真
空引きし、表面に載置されたウエハチャック50を真空
吸着し固定するようにしてある。
【0017】また、図3に示すようにウエハチャック5
0の周面には上述するように表面で開口する二系列の内
部流路が形成され、これらの内部流路はウエハチャック
50の周面の隣合う2箇所で給排気口(図示せず)とし
てそれぞれ開口している。そして、これらの給排気口に
はそれぞれ同一の第1、第2弁機構51、52が取り付
けれ、これらの弁機構51、52を介して内部流路に対
して空気を給排気するようにしてある。また、図2、図
3に示すようにメインチャック15の周面には弁操作機
構20が取り付けられ、この弁操作機構20を介して第
1、第2弁機構51、52を開閉操作するようにしてあ
る。即ち、弁操作機構20は、図2、図3に示すよう
に、第1、第2弁機構51、52に対応する第1、第2
クイック継手20A、20Bと、これらのクイック継手
20A、20Bが接続された内部流路を有する躯体20
Cと、この躯体20Cが先端に固定されたピストンロッ
ドを有するエアシリンダ20Dと、このエアシリンダ2
0Dを介して進退動する躯体20Cを移動方向へ案内す
る一対のガイドロッド20Eとを備え、エアシリンダ2
0Dを介して第1、第2クイック継手20A、20Bが
進出して第1、第2弁機構51、52内にそれぞれ嵌入
してそれぞれの弁体を開き、後退して第1、第2クイッ
ク継手20A、20Bが第1、第2弁機構51、52か
ら外れてそれぞれの弁体を自動的に閉じるようにしてあ
る。
【0018】更に、弁操作機構20の第1、第2クイッ
ク継手20A、20Bには真空排気ライン21A、21
Bが接続され、それぞれの真空排気ライン21A、21
Bを介してウエハチャック50の内部流路をそれぞれ真
空引きし、ウエハチャック50上にウエハW及びコンタ
クタ60をぞれぞれ真空吸着するようにしてある。尚、
真空排気ライン21Aはコンタクタ60を真空吸着する
内部流路に接続され、真空排気ライン21BはウエハW
を真空吸着する内部流路に接続されている。
【0019】また、図3に示すように上記メインチャッ
ク15の真空排気ライン19には切換弁として3ポート
タイプのソレノイドバルブ22が配設されている。この
ソレノイドバルブ22の通電時にはバルブを介してメイ
ンチャック15を図示しない真空排気装置側(Pポート
側)へ接続し、メインチャック15上にウエハチャック
50を真空吸着するようにしてある。また、図3に示す
非通電時にはソレノイドバルブ22を介してメインチャ
ック15を真空排気装置側からRポートのサイレンサ2
3側へ接続し、メインチャック15をサイレンサ23を
介して大気に開放し、ウエハチャック50をメインチャ
ック15から搬送できるようにしてある。更に、真空排
気ライン19、21Aはマニホールド24を介して纏め
られている。真空排気ライン19側の流路24Aにはそ
の真空系の真空度を測定する圧力検出計25が取り付け
られ、この圧力検出計25によってメインチャック15
の内部流路からソレノイドバルブ22に至る真空系の真
空度を測定し、この測定値に基づいてメインチャック1
5の吸着の有無を検出するようにしてある。
【0020】また、上記ウエハチャック50の真空排気
ライン21Aにはウエハチャック50側から順に3ポー
トタイプの第1、第2ソレノイドバルブ26、27が配
設されている。そして、真空排気ライン21A側の流路
24Bにはその真空系の真空度を測定する圧力検出計2
8が取り付けられ、この圧力検出計28によってウエハ
チャック50の内部流路(更に詳しくはウエハチャック
を吸着する側の内部流路)から第1ソレノイドバルブ2
6に至る真空系の真空度を測定し、この測定値に基づい
てウエハチャック50とコンタクタ60間の真空度を検
出するようにしてある。
【0021】そして、図3に示すように第1、第2ソレ
ノイドバルブ26、27の非通電時には第1、第2ソレ
ノイドバルブ26、27を介してウエハチャック50を
サイレンサ29(Rポート)側に接続して大気に開放
し、この状態でウエハチャック50、ウエハW及びコン
タクタ60が一体化したシェル内に空気を導入し、三者
を分離操作できるようにしてある。また、第1ソレノイ
ドバルブ26が非通電状態で第2ソレノイドバルブ27
が通電状態の時には第1、第2ソレノイドバルブ26、
27を介してウエハチャック50を真空排気装置(Pポ
ート)側へ接続して真空引きし、この状態でウエハチャ
ック50上にコンタクタ60を真空吸着してシェルとし
て一体化操作できるようにしてある。更に、第1ソレノ
イドバルブ26が通電状態で第2ソレノイドバルブ27
が非通電状態の時には第1ソレノイドバルブ26を第2
ソレノイドバルブ27から切り離して大気から遮断する
一方、第2ソレノイドバルブ27を真空排気装置から切
り離しサイレンサ29を介して大気に開放し、この状態
で圧力検出計28を用いて真空引き後のシェル内部の真
空漏れをチェックできるようにしてある。尚、第1ソレ
ノイドバルブ26のPポートは封止されている。
【0022】また、上記ウエハチャック50の真空排気
ライン21Bには3ポートタイプのソレノイドバルブ3
0が配設され、このソレノイドバルブ30の通電時には
ウエハチャック50を真空排気装置側へ接続し、ウエハ
チャック50上にウエハWを真空吸着できるようにして
ある。また、ソレノイドバルブ30の非通電時にはウエ
ハチャック50を真空排気装置側から切り離してウエハ
チャック50の内部流路を大気へ開放しウエハWの真空
吸着を解除するようにしてある。また、ソレノイドバル
ブ30とウエハチャック50間には圧力検出計31が取
り付けられ、この圧力検出計31によってソレノイドバ
ルブ30からウエハチャック50の内部流路(更に詳し
くはウエハを吸着する側の内部流路)に至る真空系の真
空度を測定し、ウエハチャック50とウエハW間の真空
度(吸着度)を検出するようにしてある。
【0023】上記ウエハチャック50について図4、図
5を参照しながら更に説明する。図4に示すようにウエ
ハチャック50の上面にはリング状溝53A、53Bが
同心円状に形成され、これらのリング状溝53A、53
Bの複数箇所で内部流路54が開口部55として開口し
ている。また、ウエハチャック50上面の外周近傍には
シリコンゴム等の柔軟性に富んだ弾性部材からなるシー
ルリング56が取り付けられ、ウエハチャック50とコ
ンタクタ60とが一体化した時にシールリング56で真
空漏れを防止するようにしてある。従って、ウエハチャ
ック50上にウエハW及びコンタクタ60をこの順序で
重ね、前述したように真空排気ライン21A、21Bを
介して真空引きすると三者が一体化して外れなくなる。
尚、図4において、16Aはアライメント時に使用する
θ駆動機構で、このθ駆動機構16Aを介してメインチ
ャック15をθ方向で正逆回転させる。
【0024】また、前述した弁機構51、52は例えば
図5の(b)に示すように構成されている。両弁機構5
1、52は同一であるため、弁機構51を例に挙げて説
明する。弁機構51は、本体51Aと、この本体51A
内で往復移動するスプール51Bと、このスプール51
Bを常時外側へ付勢するバネ51Cとを有し、第1クイ
ック継手20Aを差し込むとスプール51Bがバネ51
Cに抗して入り込んで流路を開き、第1クイック継手2
0Aを外すとスプール51Bがバネ51Cの付勢力で元
の位置に復帰して流路を遮断するようにしてある。
【0025】また、上記ウエハチャック50は図5の
(a)に示すようにメインチャック15上でそのスリー
ピン15Bを利用してウエハチャック50上でウエハW
を受け渡しするようにしてある。即ち、図5の(a)に
示すようにウエハチャック50にはスリーピン用の貫通
孔56がリング状溝53B内側の3箇所に設けられてい
る。この貫通孔56はスリーピン15Bの外径よりも大
きく形成され、この貫通孔56には同図に示すように先
端が閉じた円筒状のシリコンゴム膜57が配置され、そ
の基端部が例えばアルミニウム製のパッキング57Aを
介してウエハチャック50の裏面側に形成された凹部に
対してネジ止めされている。また、パッキング57Aの
外周にはOリング58が装着され、シリコンゴム膜57
及びOリング58によりウエハチャック50とコンタク
タ60との間の気密を保持し、両者60、50間の減圧
状態を維持するようにしてある。また、スリーピン15
Bの先端はシリコンゴム膜57を傷つけないようにやや
太くしかも丸く形成されている。従って、メインチャッ
ク15に載置されたウエハチャック50上でウエハWを
授受する時には、メインチャック15のスリーピン15
Bが上昇してウエハチャック50の貫通孔56に嵌入
し、その後スリーピン15Bがシリコンゴム膜57を伸
ばしながらウエハチャック50の上面から同図の一点鎖
線で示すように突出してもウエハチャック50とコンタ
クタ60間の減圧状態を保持するようにしてある。
【0026】次に、動作について説明する。まず、開閉
駆動機構14を介してヘッドプレート13を開き、ヘッ
ドプレート13にコンタクタ60を装着すると共に、メ
インチャック15上にウエハチャック50を載置する。
この時、ウエハチャック50の第1、第2弁機構51、
52を第1、第2クイック継手20A、20Bの位置に
合わせる。次いで、開閉駆動機構14を介してヘッドプ
レート13を閉じた後、真空排気装置を駆動すると共に
メインチャック15の真空排気ライン19のソレノイド
バルブ22に通電すると、ソレノイドバルブ22を介し
てメインチャック15を真空排気装置側に接続し、メイ
ンチャック15の内部流路を真空引きしメインチャック
15上にウエハチャック50を真空吸着する。次いで、
弁操作機構20のエアシリンダ20を駆動すると第1、
第2クイック継手20A、20Bをウエハチャック50
の第1、第2弁機構51、52に接続する。
【0027】次いで、ローダ室11内のピンセット及び
サブチャックを介してウエハWをプリアライメントした
後、ピンセットを介してウエハWをウエハチャック50
上へ載置する。引き続き、ウエハチャック50の真空排
気ライン21Bのソレノイドバルブ30に通電すると、
ソレノイドバルブ30を介してウエハチャック50を真
空排気装置側に接続し、ウエハチャック50のウエハ側
の内部流路を真空引きしウエハチャック50上にウエハ
Wを真空吸着する。この時の吸着力は圧力検出計31に
よって確認することができる。そして、所定の真空度に
達した後、一体化後のシェルの真空漏れチェックが終了
すまで真空引きを継続する。このようにしてウエハチャ
ック50上にウエハWを吸着すると、X、Yステージ1
7、18及びθ駆動機構16Aが作動すると共にアライ
メント機構が作動し、ウエハWの電極パッドとコンタク
タ60のバンプ端子61のアライメントを行う。アライ
メントが終了すると、回転昇降機構16が作動し、メイ
ンチャック15が上昇し、ウエハWの電極パッドとバン
プ端子61が図2に示すように一括接触する。
【0028】この状態でウエハチャック50の真空排気
ライン21Aの第1、第2ソレノイドバルブ26、27
のうち、第2ソレノイドバルブ27に通電すると、ウエ
ハチャック50のコンタクタ側の内部流路を真空排気装
置側に接続し、ウエハチャック50のコンタクタ側の内
部流路を真空引きしコンタクタ60をウエハチャック5
0上に真空吸着し、両者60、50間がシールリング5
6を介して気密になると共にウエハWとコンタクタ60
を電気的に導通可能な状態で一括接触させてシェルとし
て一体化する。この時の吸着力は圧力検出計28によっ
て確認することができる。
【0029】そして、シェル内が所定の真空度に達した
後、第1ソレノイドバルブ26に通電し第2ソレノイド
バルブ27を非通電にすると、第1ソレノイドバルブ2
6を第2ソレノイドバルブ27から切り離し、ウエハチ
ャック50から第1ソレノイドバルブ26までの真空系
を大気から遮断すると共に、第2ソレノイドバルブ27
を真空排気装置側から切り離して大気に開放する。この
操作でウエハチャック50は真空排気系から確実に遮断
された状態になる。この時、圧力検出計28の測定値が
変動しなければ、ウエハチャック50とコンタクタ60
間は一体化に必要な真空度を維持し、ウエハチャック5
0、ウエハW及びコンタクタ60がシェルとして確実に
一体化しその後の信頼性試験を確実に実施できる。とこ
ろが、圧力検出計28の測定値が変動すれば、ウエハチ
ャック50とコンタクタ60間に真空漏れがあることを
示している。
【0030】圧力検出計28の測定値が変動しない時に
は、第1ソレノイドバルブ26を通電状態のまま弁操作
機構2のエアシリンダ20Dが駆動し第1、第2クイッ
ク継手20A、20Bをそれぞれの弁機構51、52か
ら外すと共に、ソレノイドバルブ22を非通電の状態に
すると、ウエハチャック50をメインチャック15から
取り外して搬送できる状態になる。その後は、シェルと
して一体化したウエハチャック50、ウエハW及びコン
タクタ60を信頼性試験装置まで搬送し、その試験を実
施する。
【0031】信頼性試験の終了後には、シェルをアライ
ナー10まで搬送し、シェルを取り外した時と同一状態
でシェルをメインチャック15上に載置し、上述したよ
うにメイン│ャック15上にシェルを真空吸着する。次
いで、第1、第2弁機構51、52│弁操作機構20を
接続する。この時、真空排気ライン21Aの第1ソレノ
イドバルブ26は通電状態にあり第2ソレノイドバルブ
27は非通電状態にある。また、真空排気ライン21B
のソレノイドバルブ30も通電状態でウエハWを真空吸
着する状態になっている。その後、第1ソレノイドバル
ブ26を非通電状態にすると共にソレノイドバルブ30
を非通電状態にすると、ウエハチャック50の内部流路
を第1、第2ソレノイドバルブ26、27及びソレノイ
ドバルブ30を介して大気に開放し、シェルが個々のウ
エハチャック50、ウエハW及びコンタクタ60に分離
できる状態になり、ローダ室11内のピンセットを介し
てウエハWをキャリア内の元の場所へ戻す。
【0032】以上説明したように本実施形態によれば、
アライナー10の真空排気手段は、ウエハチャック50
の第1、第2弁機構51、52を操作する弁操作機構2
0と、この弁操作機構20の第1、第2クイック継手2
0A、20Bに真空排気ライン21A、21Bを介して
順次接続された第1、第2ソレノイドバルブ26、27
弁と、第1ソレノイドバルブ26と弁操作機構20の間
に配設された圧力検出計28、30を有するため、シェ
ルとして一体化したウエハチャック50、ウエハW及び
コンタクタ60間の真空漏れをチェックでき、信頼性試
験には決して分離することのないシェルを供することが
でき、信頼性の高い試験を確実に行うことができる。
【0033】尚、本実施形態では、コンタクタ60及び
ウエハチャック50をオペレータが装着するアライナー
10を例に挙げて説明したが、これらの装着は自動化す
ることができることは云うまでもない。
【0034】
【発明の効果】本発明の請求項1〜請求項4に記載の発
明によれば、ウエハ保持体、半導体ウエハ及びコンタク
タを真空吸着により確実に一体化し、三者間の真空漏れ
の有無を確認することができるアライナーを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアライナーの一実施形態の外観を示す
斜視図である。
【図2】図1に示すアライナーによりウエハチャック、
ウエハ及びコンタクタが一括接触した状態を示す側面図
である。
【図3】図1に示すアライナーの真空排気系を示す回路
図である。
【図4】図1に示すアライナーにより一体化されるウエ
ハチャックを示す平面図である。
【図5】図4に示すウエハチャックの一部を示す断面図
で、(a)はメインチャックのスリーピンとウエハチャ
ックの関係を示す図、(b)はウエハチャックの第1弁
機構を示す図である。
【符号の説明】
10 アライナー 13 ヘッドプレート 15 メインチャック(載置台) 19 真空排気ライン(配管) 20 弁操作機構 20D エアシリンダ 21A 真空排気ライン(配管) 21B 真空排気ライン(配管) 26 第1ソレノイドバルブ(第1切換弁) 27 第2ソレノイドバルブ(第2切換弁) 28 圧力検出計 50 ウエハチャック(ウエハ保持体) 51 第1弁機構 52 第2弁機構 50 コンタクタ W ウエハ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドプレートにコンタクタを着脱自在
    に装着すると共に載置台上でウエハ保持体を支持し、上
    記載置台をX、Y、Z及びθ方向で移動させて上記ウエ
    ハ保持体で保持された半導体ウエハと上記コンタクタと
    を位置合わせした後、上記ウエハ保持体内の真空吸着用
    内部流路を開閉する弁機構に真空排気手段を接続して上
    記弁機構を開放し、上記真空排気手段を介して上記コン
    タクタと上記ウエハ保持体間を減圧して上記コンタク
    タ、半導体ウエハ及びウエハ保持体を一体化するアライ
    ナーであって、上記真空排気手段は、上記弁機構を開閉
    操作する弁操作機構と、この弁操作機構に配管を介して
    弁操作機構側から順次接続された第1、第2切換弁と、
    第1切換弁と上記弁操作機構の間に配設された圧力検出
    計とを備えたことを特徴とするアライナー。
  2. 【請求項2】 上記第1切換弁は第2切換弁から切り離
    し上記弁操作機構側を大気から遮断する手段を有し、第
    2切換弁は大気に開放する手段を有することを特徴とす
    る請求項1に記載のアライナー。
  3. 【請求項3】 上記第1、第2切換弁は3ポート電磁弁
    からなることを特徴とする請求項2に記載のアライナ
    ー。
  4. 【請求項4】 上記弁操作機構は着脱用のエアシリンダ
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれ
    か1項に記載のアライナー。
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