JPH11296929A - 光磁気ディスク再生装置 - Google Patents

光磁気ディスク再生装置

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JPH11296929A
JPH11296929A JP9501198A JP9501198A JPH11296929A JP H11296929 A JPH11296929 A JP H11296929A JP 9501198 A JP9501198 A JP 9501198A JP 9501198 A JP9501198 A JP 9501198A JP H11296929 A JPH11296929 A JP H11296929A
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JP
Japan
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signal
magneto
optical disk
level
data signal
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JP9501198A
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English (en)
Inventor
Satoru Watanabe
渡辺  哲
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁壁移動検出により光磁気ディスクの再生を
行うにあたって、正しいデータ信号の再生が行える光磁
気ディスク再生装置を提供する。 【解決手段】 光磁気ディスク1からの読み取り信号M
Oと、ゲイン調整回路22及び遅延回路29を経た読み
取り信号MOとを、減算器30により減算処理すること
により、ゴースト信号を削除する処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報信号の記録媒
体である光磁気ディスクに記録された情報信号を再生す
るための光磁気ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記録媒体として種々の
光ディスクが提案されており、情報信号の書き換えが可
能な光ディスクとしては、光磁気(MO)ディスク及び
相変化(PC)ディスクが提案されている。これら光磁
気ディスク及び相変化ディスクについては、より高密度
記録を行うための研究が行われているが、読み取り光ス
ポットよりも小さいマークを読み取るのは困難とされて
いた。
【0003】しかし、光磁気ディスクについては、再生
対象ではないマークをマスクして符号間干渉をなくして
再生対象のマークのみを再生する超解像技術が開発され
ている。
【0004】さらに、最近では、高密度記録された光磁
気ディスクの再生のため、磁区拡大再生(MAMMO
S)や磁壁移動検出(DWDD)が提案されている。
【0005】これら磁区拡大再生や磁壁移動検出のいず
れも、再生時の光スポットよりも小さなマークを、光ス
ポットで誘起された熱分布により、磁区拡大して読み取
る技術である。磁区拡大再生と磁壁移動検出とを比較す
ると、磁壁移動検出は、マークのエッジをきれいに検出
でき、磁区拡大再生では、マークの位置を確実に検出で
きる。したがって、いわゆる「マークエッジ記録」を採
用した光ディスクを再生する場合には、磁壁移動検出の
ほうが適している。
【0006】磁壁移動検出による再生原理は、孤立マー
クを用いて説明すると、図1に示すように、拡大層の磁
壁が、レーザで誘起されたキュリー温度以上の等温領域
前端に差し掛かった時、図1中の過程(c)において、
最高温度部分へすばやく移動することを利用して、マー
クがあることを検出するものである。なお、図1におい
ては、過程(a)乃至過程(j)は、レーザ光が照射さ
れたレーザスポットに対してマークが移動してゆく過程
において、光磁気ディスクを構成する拡大層、スイッチ
ング層及び記録層における磁区の変化を示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な磁壁移動検出により光磁気ディスクの再生を行うにあ
たっては、図1中の過程(h)に示すように、磁壁が等
温領域の後端に差し掛かった時も、この磁壁が最高温度
部分へすばやく移動する。そのため、磁壁移動検出によ
る読み取り信号(MO信号)には、図2に示すように、
データ信号の他に、このデータ信号に対して〔等温領域
長÷線速〕だけの時間遅れて、信号の長さがデータ信号
と同じで、レベルがデータ信号よりも小さいゴースト信
号が含まれる。ゴースト信号がデータ信号とともに再生
されてしまっては、高密度に記録された情報信号の再生
は難しく、また、クロック再生も難しい。
【0008】この場合、正しいデータ信号を得るには、
データ信号とゴースト信号とを分離する処理が必要とな
る。また、孤立マークでなく長いマークの再生において
は、読み取り信号MOは、図3に示すように、データ信
号とゴースト信号との両信号のレベルが重畳された信号
となる。データ信号のレベルをモニタする場合は、この
ようなゴースト信号との重畳を避ける必要がある。
【0009】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、磁壁移動検出により光磁気ディ
スクの再生を行うにあたって、外部クロック系を用いる
ことで安定にクロックを再生し、そのクロックで光磁気
ディスクより読み取られるRF信号のレベルをデジタル
変換し、デジタル信号処理でゴースト信号処理を行うよ
うにして、正しいデータ信号の再生が行える光磁気ディ
スク再生装置を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る光磁気ディスク再生装置は、セルフク
ロックシステムを用いて磁区拡大光磁気ディスクを再生
する光磁気ディスク再生装置であって、内外周単位、ゾ
ーン単位、あるいは、セクタ単位で光磁気ディスクに書
込まれたレベル検出用のパターンを再生したときの、デ
ータ信号及びゴースト信号のレベルを検出して記憶する
記憶手段を備えている。そして、この光磁気ディスク再
生装置においては、減算器により、読み取りデータ信号
と、レベル検出用のパターンを再生したときの信号のレ
ベルに基づいて決定したゲイン調整レベルによりゲイン
調整した読み取りデータ信号との差をとることを特徴と
する。
【0011】また、本発明に係る光磁気ディスク再生装
置は、セルフクロックシステムを用いて磁区拡大光磁気
ディスクを再生する光磁気ディスク再生装置であって、
内外周単位、ゾーン単位、あるいは、セクタ単位で光磁
気ディスクに書込まれたレベル検出用のパターンを再生
したときの、データ信号及びゴースト信号のレベルを検
出して記憶する記憶手段を備えている。そして、この光
磁気ディスク再生装置は、読み取りデータ信号を3値レ
ベルとして検出するレベル検出回路と、該レベル検出回
路による検出結果に応じて作動し読み取りデータを前値
ホールドする前値ホールド回路とを備え、前値ホールド
回路が作動しているときにはこの前値ホールド回路の出
力信号を読み取り信号として扱うことを特徴とする。
【0012】そして、本発明に係る光磁気ディスク再生
装置は、外部クロックシステムを用いて磁区拡大光磁気
ディスクを再生する光磁気ディスク再生装置であって、
内外周単位、ゾーン単位、あるいは、セクタ単位で光磁
気ディスクに書込まれたレベル検出用のパターンを再生
したときのデータ信号及びゴースト信号のレベルを検出
して記憶する記憶手段と、読み取りデータ信号を第1の
クロックを用いて位相調整して3値レベルとして検出
し、小レベル信号は無視し、中レベル信号は、そのまま
とし、大レベル信号については、レベル検出用のパター
ンを再生したときのデータ信号のレベルのデータ信号の
レベル及びゴースト信号のレベルの和に対する比率を掛
けたものとするレベル補正手段と、該第1のクロックの
2倍以上の第2のクロックを用いて所定位相分のレベル
を補間する補間回路とを備えたことを特徴とする。
【0013】さらに、本発明に係る光磁気ディスク再生
装置は、外部クロックシステムを用いて磁区拡大光磁気
ディスクを再生する光磁気ディスク再生装置であって、
内外周単位、ゾーン単位、あるいは、セクタ単位で光磁
気ディスクに書込まれたレベル検出用のパターンを再生
したときのデータ信号及びゴースト信号のレベルを検出
して記憶する記憶手段と、読み取りデータ信号を第1の
クロックを用いて位相調整して3値レベルとして検出
し、小レベル信号は無視し、中レベル信号は、そのまま
とし、大レベル信号については、レベル検出用のパター
ンを再生したときのデータ信号のレベルのデータ信号の
レベル及びゴースト信号のレベルの和に対する比率を掛
けたものとするレベル補正手段と、該第1のクロックの
2倍以上の第2のクロックを用いて所定位相分のレベル
を補間する補間回路と、この補間回路を経た信号と遅延
回路により遅延された読み取りデータ信号とを逆位相で
加える加算器とを備えたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0015】この実施の形態は、本発明に係る光磁気デ
ィスク再生装置を、磁壁移動検出(DWDD)によっ
て、高密度記録された光磁気ディスク(MOディスク)
の再生を行う装置として構成したものである。
【0016】〔1〕磁壁移動検出(DWDD)の原理 磁壁移動検出(DWDD)は、情報信号の書き換えが可
能な記録媒体である光磁気(MO)ディスクにおける高
密度記録を実現するために、高密度記録された光磁気デ
ィスクの再生を可能とするものである。この磁壁移動検
出は、再生時の光スポットよりも小さなマークを、光ス
ポットで誘起された熱分布により、磁区拡大して読み取
る技術である。磁壁移動検出は、マークのエッジをきれ
いに検出でき、いわゆる「マークエッジ記録」を採用し
た光磁気ディスクを再生する場合に適している。
【0017】この磁壁移動検出を行うための光磁気ディ
スクは、図1に示すように、拡大層1aと記録層1bと
を有して構成されており、これら拡大層1aと記録層1
bとの間には、スイッチング層1cを有している。磁壁
移動検出による再生原理は、孤立マークを用いて説明す
ると、図1に示すように、拡大層1aの磁壁が、レーザ
で誘起されたキュリー温度以上の等温領域前端に差し掛
かった時、図1中の過程(c)において、最高温度部分
へすばやく移動することを利用して、マークがあること
を検出するものである。なお、図1においては、過程
(a)乃至過程(j)は、レーザ光が照射されたレーザ
スポットに対してマークが移動してゆく過程において、
光磁気ディスクを構成する拡大層1a、スイッチング層
1c及び記録層1bにおける磁区の変化を示している。
【0018】そして、このような磁壁移動検出により光
磁気ディスクの再生を行うにあたっては、図1中の過程
(h)に示すように、磁壁が等温領域の後端に差し掛か
った時も、この磁壁が最高温度部分へすばやく移動す
る。そのため、磁壁移動検出による読み取り信号(MO
信号)には、図2に示すように、データ信号の他に、こ
のデータ信号に対して〔等温領域長÷線速〕だけの時間
遅れて、信号の長さがデータ信号と同じで、レベルがデ
ータ信号よりも小さいゴースト信号が含まれることとな
る。また、孤立マークでなく長いマークの再生において
は、読み取り信号MOは、図3に示すように、データ信
号とゴースト信号との両信号のレベルが重畳された信号
となる。
【0019】〔2〕光磁気ディスク再生装置の回路構成 この光磁気ディスク再生装置は、図4に示すように、光
磁気ディスク1が装着される。この光磁気ディスク1
は、スピンドルモータ2によって所定の回転数で回転操
作される。スピンドルモータ2の回転速度サーボ制御
は、スピンドル制御部3により行われる。例えばスピン
ドル制御部3は、スピンドルモータ2からのFGパルス
(回転速度に同期した周波数信号)によりスピンドルモ
ータ2の回転速度を検出するとともに、システムコント
ローラ6から基準速度情報SKが供給され、基準速度情
報SKとスピンドルモータ2の回転速度を比較して、そ
の誤差情報に基づいてスピンドルモータ2の加減速を行
うことで所要の回転速度での光磁気ディスク1の回転速
度を実現させる。
【0020】回転操作されている光磁気ディスク1に対
しては、光学ピックアップ4からからレーザ光が照射さ
れる。この光学ピックアップ4は、レーザダイオードや
レーザカプラからなるレーザ光源を有している。そし
て、この光学ピックアップには、レーザ光源が発するレ
ーザ光を導く各種レンズやビームスプリッタ等を有する
光学系、レーザ光の出力端となる対物レンズ、レーザ光
の光磁気ディスク1による反射光を検出するディテク
タ、及び、対物レンズをトラッキング方向及びフォーカ
ス方向に移動操作可能に支持する2軸駆動機構が設けら
れている。この光学ピックアップ4のレーザ光源からの
レーザ光出力のオン、オフ及び出力レベルの制御は、レ
ーザ制御部5によって行われる。この光学ピックアップ
4によって、光磁気ディスク1上の記録トラックに対し
てレーザ光ビームが照射される。
【0021】この光磁気ディスク再生装置は、インター
フェイス部17によりホストコンピュータ90と接続さ
れる。光磁気ディスク1に記録されたデータの再生動作
は、インターフェイス部17に接続されたシステムコン
トローラ6がホストコンピュータ90からの再生要求を
受け取ることにより実行される。
【0022】光学ピックアップ4による光磁気ディスク
1上におけるデータ読み取り位置は、光磁気ディスク1
の半径方向に移動可能となされている。光学ピックアッ
プ4は、図示しないスレッド機構に支持されることによ
り、光磁気ディスク4の半径方向に移動可能となされて
いる。読み取り位置の大きな移動は、このスレッド機構
によって行われる。また、対物レンズが2軸駆動機構に
より光磁気ディスク1の半径方向にトラッキングサーボ
動作によって移動されることにより、読み取り位置の小
さな移動が行われる。そして、対物レンズが2軸駆動機
構により光磁気ディスク1に接離する方向にフォーカス
サーボ動作によって移動されることにより、光磁気ディ
スク1の信号記録面上におけるレーザ光ビームのフォー
カス制御が行われる。
【0023】光学ピックアップ4のディテクタには、例
えば4分割の受光領域を有する4分割ディテクタや、光
磁気ディスク上におけるカー効果による偏光成分ごとの
検出を行い光磁気データを得るディテクタ等がそれぞれ
設けられている。
【0024】ディテクタの各受光領域からは、光磁気デ
ィスク1からの戻り光の受光光量に応じた電気信号とさ
れる受光光量信号が出力される。この受光光量信号は、
I−Vマトリクスアンプ7に供給される。I−Vマトリ
クスアンプ7では、受光光量信号について電流/電圧変
換を行うとともに、各受光領域からの受光光量信号に演
算処理を行って、光磁気ディスク1に記録されたデータ
に対応した読み取り信号MOや、ピットデータに対応し
た信号(例えば、光磁気ディスク1のサーボエリア等に
設けられている位相ピットによる信号)、ラジアル及び
タンジェンシャルプッシュプル信号RadPP,Tan
PP、フォーカスエラー信号FE等の必要な信号を生成
する。
【0025】トラッキング状態の誤差情報となるラジア
ルプッシュプル信号RadPP及びフォーカス状態の誤
差情報となるフォーカスエラー信号FEは、オートゲイ
ンコントローラ(AGC)12及びA/Dコンバータ1
3を経て、サーボコントローラ8に供給される。サーボ
コントローラ8には、トラッキングサーボ及びフォーカ
スサーボの処理部として、位相補償回路やドライバ等が
搭載されており、ラジアルプッシュプル信号RadPP
に基づいたトラッキングドライブ信号及びフォーカスエ
ラー信号FEに基づいたフォーカスドライブ信号を発生
させて2軸駆動機構のトラッキングコイル及びフォーカ
スコイルに印加する。これによって対物レンズを記録ト
ラックに対してジャストフォーカスポイントに収束させ
るためのサーボ系が構成される。ラジアルプッシュプル
信号RadPPは、アドレス検出回路15及び傾き検出
回路18にも送られる。
【0026】また、I−Vマトリクスアンプ7からは、
サーボクロックSCKやデータクロックDCKの生成の
ために用いるタンジェンシャルプッシュプル信号Tan
PPが出力される。このタンジェンシャルプッシュプル
信号TanPPは、光磁気ディスク1の信号記録面から
抽出される信号である。このタンジェンシャルプッシュ
プル信号TanPPは、オートゲインコントローラ12
を経て、PLL回路11に供給される。
【0027】PLL回路11では、タンジェンシャルプ
ッシュプル信号TanPPと発振出力の位相誤差に基づ
いて内部発振器の発振周波数を制御すること、及び所定
の分周処理を行うことで、サーボクロックSCKを発生
させる。このサーボクロックSCKは、A/Dコンバー
タ10でのサンプリングクロックとして用いられるとと
もに、タイミングジェネレータ16に供給される。ま
た、PLL回路11では、サーボクロックSCKを分周
してデータクロックDCKが生成され、タイミングジェ
ネレータ16、レーザ制御部5に供給される。
【0028】タイミングジェネレータ16は、サーボク
ロックSCK、データクロックDCKに基づいて各部に
対して必要なタイミング信号を発生させる。すなわち、
タイミングジェネレータ16は、アドレス検出回路15
及びPLL回路11からのアドレス情報及びクロック情
報に基づき、光磁気ディスク1に対するデータの記録あ
るいは再生のタイミング信号であるピットタイミング信
号を生成し、エンコーダ/デコーダ14に供給する。
【0029】アドレス検出回路15は、ラジアルプッシ
ュプル信号RadPPを供給され、このラジアルプッシ
ュプル信号RadPPから、光磁気ディスク1のアドレ
スセグメントに設けられているウォブルによるアドレス
情報等を再生する。すなわち、アドレス検出回路15
は、光学ピックアップ4により記録あるいは再生をして
いるトラックアドレス及びフレームアドレスを検出し、
このアドレス情報をタイミングジェネレータ16及びサ
ーボコントローラ8に供給する。DSP20は、アドレ
ス情報に基づき、デジタル化されたラジアルプッシュプ
ル信号RadPPを信号処理して、システムコントロー
ラ6に供給する。また、DSP20は、傾き検出回路1
8から傾き検出情報を供給されるとともに、レーザ制御
部5に対し、D/Aコンバータ19を介して、LDバイ
アス信号を供給する。
【0030】I−Vマトリクスアンプ7から出力された
光磁気ディスク1の読み取り信号MOは、ゴースト信号
除去回路9において、ゴースト信号を除去される。
【0031】ゴースト信号除去回路9においては、図6
に示すように、光学ピックアップ4から出力される光磁
気ディスク1よりの読み取り信号MOは、アンプ21を
経て、ゲイン調整回路22及び減算器30の非反転入力
端子に入力される。ゲイン調整回路22は、レベル設定
回路23の制御に従って、入力された読み取り信号MO
のレベルを調整して、遅延回路29に送る。遅延回路2
9は、入力された信号を遅延させて、減算器30の反転
入力端子に送る。この減算器30は、入力された各信号
の差に相当する信号を出力して、ローパスフィルタ(L
PF)31に送る。このローパスフィルタ31の出力信
号は、検出回路32によって検出されて、次段のA/D
コンバータ10に送られる。
【0032】このゴースト除去回路9においては、アン
プ21の出力信号(A)は、図7に示すように、ゴース
ト信号を含んでいる。そして、ゲイン調整回路22を経
た信号(B)は、レベル調整後のデータ信号のレベルが
読み取り信号MOのゴースト信号のレベルに等しくなる
ようにレベル調整されている。遅延回路29を経た信号
(C)は、遅延処理後のデータ信号の立ち上がりが読み
取り信号MOのゴースト信号の立ち上がりに一致するよ
うに遅延処理されている。したがって、減算器30の出
力信号(D)では、ゴースト信号が除去され、レベル調
整及び遅延処理されたゴースト信号の影響が若干残って
いる。そして、ローパスフィルタ31を経た信号(E)
は、レベル調整及び遅延処理されたゴースト信号の影響
が略々消された状態の信号となっている。
【0033】なお、ゲイン調整回路22において生ずる
遅延が、レベル調整後のデータ信号の立ち上がりが読み
取り信号MOのゴースト信号の立ち上がりに一致する程
度のものであれば、遅延回路29は不要である。また、
ゲイン調整回路22によりるレベル調整後のゴースト信
号のレベルが低く、影響が無視できる場合には、ローパ
スフィルタ31は不要である。
【0034】ゲイン調整回路22におけるレベル調整に
ついては、光磁気ディスク1の内外周に、または、ゾー
ンごとに、あるいは、セクタごとに、もしくは、これら
の組合わせにおいて、レベル検出用パターンを書いてお
き、このレベル検出用パターンを再生したときのゴース
ト信号及びデータ信号のレベルを図示しない記憶装置に
よって記憶しておくことにより定める。
【0035】ゴースト信号除去回路9の出力信号は、A
/Dコンバータ10でデジタル化される。デジタル化さ
れた読み取り信号MOは、エンコーダ/デコーダ14に
供給される。エンコーダ/デコーダ14では、タイミン
グジェネレータ16が発生するビットタイミングに基づ
いて、A/Dコンバータ10から供給されたデジタル化
された読み取り信号MOのデータデコード処理を行い、
再生データを得る。すなわち、エンコーダ/デコーダ1
4では、波形等化処理、記録フォーマットとして採用さ
れている変調処理に対する復調処理、エラー訂正処理等
が行われて、再生データが得られる。この再生データ
は、インターフェイス部17を介して、システムコント
ローラ6及びホストコンピュータ90に供給される。
【0036】なお、エンコーダ/デコーダ14は、シス
テムコントローラ6またはホストコンピュータ90より
インターフェイス部17を介して書込み信号を供給され
ると、この書込み信号をエンコードし、磁気ヘッドドラ
イバ6を介して図示しない磁気ヘッドに供給する。すな
わち、エンコーダ/デコーダ14は、システムコントロ
ーラ6またはホストコンピュータ90から供給される光
磁気ディスク1に記録するためのデータの変調処理やエ
ラー訂正符号の付加処理等を行い、記録データとして供
給する。このとき、エンコーダ/デコーダ14は、タイ
ミングジェネレータ16から供給されるビットタイミン
グ信号に基づき、所定の処理を行う。エンコーダ/デコ
ーダ14から供給された記録データは、磁気ヘッドドラ
イバ6に供給される。磁気ヘッドは、供給された書込み
信号に応じた磁界を発生し、この磁界を光磁気ディスク
1に印加する。
【0037】〔3〕ゴースト信号除去回路の構成の他の
形態 ゴースト信号除去回路9は、上述した構成に限定され
ず、図8に示すように、前値ホールド回路36を有して
構成されるものとしてもよい。すなわち、このゴースト
信号除去回路9においては、光学ピックアップ4から出
力される光磁気ディスク1よりの読み取り信号MOは、
アンプ21を経て、レベル検出認定回路33及び遅延回
路34に入力される。遅延回路34の出力信号は、第1
の切り替えスイッチ35を介して、前値ホールド回路3
6及びローパスフィルタ(LPF)37のいずれかに送
られる。前値ホールド回路36及びローパスフィルタ3
7の出力信号は、第1の切り替えスイッチ35と同期し
て切り替え操作される第2の切り替えスイッチ38を介
して、ローパスフィルタ(LPF)31に送られる。こ
のローパスフィルタ31の出力信号は、検出回路32に
よって検出されて、次段のA/Dコンバータ10に送ら
れる。
【0038】レベル検出認定回路33は、図10に示す
ように、読み取り信号MO(A)におけるゴート信号の
レベルより高くデータ信号のレベルよりも低い第1のス
レッシュホールドレベルS1と、読み取り信号MOにお
けるデータ信号のレベルよりも高くデータ信号及びゴー
スト信号が重畳された信号のレベルよりも低い第2のス
レッシュホールドレベルS2を設定して、読み取り信号
MOのレベルXについての認定を行う。そして、レベル
検出認定回路33は、図10中Bで示すように、読み取
り信号MOのレベルXが第1のスレッシュホールドレベ
ルS1より低い場合には、各切り替えスイッチ35,3
8をローパスフィルタ37側に切り替え、レベルXが第
1のスレッシュホールドレベルS1より高い場合には、
各切り替えスイッチ35,38を前値ホールド回路36
側に切り替える。また、レベル検出認定回路33は、図
10中Cで示すように、読み取り信号MOのレベルXが
第2のスレッシュホールドレベルS2より低い場合に
は、前値ホールド回路36を作動させず、レベルXが第
2のスレッシュホールドレベルS2より高い場合にの
み、前値ホールド回路36を作動させる。レベル検出認
定回路33のこのような動作により、第2の切り替えス
イッチ38を経た後の信号(D)は、ゴースト信号が除
去され、このゴースト信号の除去処理の影響が若干残っ
た状態の信号となっている。この信号をローパスフィル
タ31に通すことにより、図10中Eで示すように、ゴ
ースト信号の除去処理の影響も除去された信号が得られ
る。
【0039】各スレッシュホールドレベルS1,S2
は、光磁気ディスク1の内外周に、または、ゾーンごと
に、あるいは、セクタごとに、もしくは、これらの組合
わせにおいて、レベル検出用パターンを書いておき、こ
のレベル検出用パターンを再生したときのゴースト信号
及びデータ信号のレベルを図示しない記憶装置により記
憶しておくことにより定める。
【0040】前値ホールド回路36は、図9に示すよう
に、読み取り信号MOの経路を切断または接続する第1
スイッチ39と、このスイッチ39を経た後の部分をコ
ンデンサ41を介して接地電位に対して切断または接続
する第2スイッチ40とを用いて構成される。これらス
イッチ39,40は、レベル検出認定回路33によって
制御され、双方接続(投入)の状態と双方切断(開放)
の状態とに切り替え操作される。この前値ホールド回路
36において、各スイッチ39,40が回路を切断して
いる状態が、前値ホールドをしている状態である。
【0041】また、ゴースト信号除去回路9は、図11
に示すように、読み取り信号MOをデジタル変換した後
に3値のレベル検出を行うレベル設定回路44を用いて
構成してもよい。すなわち、このゴースト信号除去回路
9においては、光学ピックアップ4から出力される光磁
気ディスク1よりの読み取り信号MOは、アンプ21を
経て、A/Dコンバータ42においてデジタル変換され
た後、レベル補正手段となるレベル設定回路44及び演
算回路43に送られる。レベル設定回路44は、第1及
び第2のスレッシュホールドレベルS1,S2に基づい
て3値のレベル検出を行い、この検出結果に基づいて、
演算回路43を制御する。第1及び第2のスレッシュホ
ールドレベルS1,S2の決定は、光磁気ディスク1の
内外周に、または、ゾーンごとに、あるいは、セクタご
とに、もしくは、これらの組合わせにおいて、レベル検
出用パターンを書いておき、このレベル検出用パターン
を再生したときのゴースト信号及びデータ信号のレベル
を図示しない記憶装置により記憶しておくことにより行
う。
【0042】ゴースト信号のレベルをL1、データ信号
のレベルをL2、ゴースト信号とデータ信号とが重畳さ
れたレベルをL1+L2としたとき、第1のスレッシュ
ホールドレベルS1は、L1<S1<L2であり、第2
のスレッシュホールドレベルS2は、L2<S2<(L
1+L2)である。
【0043】演算回路43の出力信号は、ローパスフィ
ルタ(LPF)31に送られる。このローパスフィルタ
31の出力信号は、検出回路32によって検出されて、
次段のエンコーダ/デコーダ14及びPLL回路11に
送られる。
【0044】データ信号の再生にあたっては、レベル設
定回路44及び演算回路43は、読み取られたデータの
レベルをXとしたとき、S1レベル以下のもの(X≦S
1)は、無視する(もしくは、L1レベルを引く)。ま
た、S1<X<S2となるものは、そのままにする(も
しくは、L2レベルとする)。そして、S2レベル以上
のもの(S2≦X)は、(L1+L2)/L2比、もし
くは、L1/L2より算出するか、または、L2レベル
を用いる(もしくは、L1レベルを引く)。
【0045】このゴースト信号除去回路9においてA/
Dコンバータ42及び演算回路にPLL回路11より供
給されるクロックを第1のクロックCK1とすると、こ
の第1のクロックCK1の2倍以上の第2のクロックC
K2を用いることにより、補間回路ともなる演算回路4
3において、所定位相分のレベルを補間することができ
る。すると、図12に示すように、ゴースト信号の影響
を受けない状態のデータ信号が得られる。
【0046】さらに、このゴースト信号除去回路9は、
図12により上述した回路において、図13に示すよう
に、演算回路43の出力信号をローパスフィルタ45及
びゲイン調整回路46を介してD/Aコンバータ47に
送ってアナログ変換し、一方、読み取り信号MOを遅延
回路48によって遅延させておき、これらD/Aコンバ
ータ47の出力信号と遅延回路48の出力信号とを減算
器49(すなわち、入力信号を逆位相で加える加算器)
に入力することとしてもよい。この減算器49の出力信
号は、ローパスフィルタ(LPF)31に送られる。こ
のローパスフィルタ31の出力信号は、検出回路32に
よって検出されて、次段のA/Dコンバータ10に送ら
れる。
【0047】また、本発明に係る光磁気ディスク再生装
置においては、光学ピックアップ4に2個の光源を設
け、対物レンズより2本のレーザ光ビームを射出し、一
方を先行ビームとし、他方を主ビームとして用いること
としてもよい。
【0048】この場合においては、まず、光磁気ディス
ク1の内外周に、または、ゾーンごとに、あるいは、セ
クタごとに、もしくは、これらの組合わせにおいて、レ
ベル検出用パターンを書き、このレベル検出用パターン
を先行ビームによって再生して、ゴースト信号のレベル
l11、データ信号のレベルl12、ゴースト信号とデ
ータ信号とが重畳されたレベルl13のレベル値を記憶
装置により記憶する。または、l11/l12、l13
/l12、または、(l13−l12)/l12 比を
記憶する。
【0049】次に、レベル検出用パターンを主ビームに
よって再生して、ゴースト信号のレベルl21、データ
信号のレベルl22、ゴースト信号とデータ信号とが重
畳されたレベルl23のレベル値を記憶装置により記憶
する。もしくは、l21/l22、l23/l22、ま
たは、(l23−l22)/l22 比を記憶する。
【0050】そして、先行ビームについてのスレッシュ
ホールドレベルS12、S11を決定する。スレッシュ
ホールドレベルS11は、l11<S11<l12であ
り、スレッシュホールドレベルS12は、l12<S1
2<l13である。また、主ビームについてのスレッシ
ュホールドレベルS22、S21を決定する。スレッシ
ュホールドレベルS21は、l21<S21<l22で
あり、スレッシュホールドレベルS22は、l22<S
22<l23である。これらレベル検出用パターンの読
み取りにおける主ビーム出力と先行ビーム出力との比を
確認しておく。
【0051】データ信号の再生にあたっては、主ビーム
出力及び先行ビーム出力の比と、先行ビームの出力レベ
ルとに基づいて、各スレッシュホールドレベルS21、
S22 レベルを算出し、これらスレッシュホールドレ
ベルS21、S22に基づいて、上述したように、主ビ
ームについて読み取り信号MOの処理をする。
【0052】このように先行ビームを用いると、レーザ
光源の発光出力の変動があっても、この変動に追随して
スレッシュホールドレベルが変更されるので、セクタ単
位などでデータ信号及びゴースト信号のレベルのチェッ
クをする必要がない。
【0053】先行ビームは、専用の光ビームでも、トラ
ッキングサーボ用の光ビーム、例えば、3スポット方式
やDPP方式等を実施するための光ビームと兼用で用い
ることとしてもよい。この場合には、レーザ光源は一つ
であるので、先行ビームの光出力は、主ビームのレーザ
光源の発光出力の変動に追従して変化する。
【0054】なお、この光磁気ディスク再生装置におい
ては、光磁気ディスク1のセクタ単位において、ゴース
ト信号を検出するための信号の他に、AGC情報、外部
クロック位相情報、リードパワーコントローラ情報等を
も書込んでおくことができ、光磁気ディスクの再生にあ
たって各々の所定の情報を得るようにすることができ
る。
【0055】〔4〕外部クロックシステム 外部クロックシステムを構成する場合においては、PL
L回路11は、タンジェンシャルプッシュプル信号Ta
nPPが供給され、このタンジェンシャルプッシュプル
信号TanPPから、光磁気ディスク1の各セグメント
の先頭に設けられているクロックマークによる光量変化
成分を検出し、サーボクロックSCKを再生する。
【0056】例えば、PLL回路11は、図5に示すよ
うに、エッジ検出回路24と、位相比較回路25と、L
PF(ローパスフィルタ)26と、VCO(電圧制御オ
シレータ)27と、分周回路28とを備える。このよう
なPLL回路11のエッジ検出回路24は、クロックマ
ークにより発生するS字カーブのエッジ成分を検出し、
このエッジ成分を位相比較回路25に供給する。位相比
較回路25は、分周回路28を介してフィードバックさ
れたサーボクロックSCKと、エッジ検出回路24から
のエッジ成分との位相を比較し、位相差信号をLPF2
6に供給する。LPF26は、この位相差信号の高周波
成分を取り除き、VCO27に供給する。VCO27
は、いわゆる電圧制御発振器であり、LPF26から供
給された位相差成分に応じた信号を発振し、サーボクロ
ックSCKを出力する。
【0057】ここで、このVCO27から出力されるサ
ーボクロックSCKは、分周回路28により分周された
後に位相比較回路25によって位相差が求められる。す
なわち、クロックマークが1セグメントに1つ設けられ
ていることから、PLL回路11では、1セグメントに
記録される主データに対応させてサーボクロックSCK
を生成しなければならない。したがって、分周回路28
は、1セグメントに記録される主データの容量分である
508(63.5×8)で分周を行う。
【0058】このPLL回路11で生成されたサーボク
ロックSCKは、A/Dコンバータ10に供給され、読
み取り信号MOの周期信号として用いられる。また、こ
のサーボクロックSCKは、タイミングジェネレータ1
6に供給され、再生時または記録時のアドレスの検出や
データの記録のピットタイミング信号として用いられ
る。したがって、PLL回路11では、タンジェンシャ
ルプッシュプル信号TanPPに基づき、光磁気ディス
ク1に設けられたクロックマークを検出して、読み取り
信号MO等の周期信号を再生することができる。
【0059】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る光磁気ディ
スク再生装置においては、磁壁移動検出により光磁気デ
ィスクの再生を行うにあたって、デジタル変換される前
のアナログ信号の状態においてゴースト信号を削除する
処理を行う。
【0060】したがって、本発明は、磁壁移動検出によ
り光磁気ディスクの再生を行うにあたって、正しいデー
タ信号の再生が行える光磁気ディスク再生装置を提供す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光磁気ディスク再生装置において
使用される光磁気ディスクにおける磁区拡大の様子を示
す縦断面図である。
【図2】上記光磁気ディスクより読み取られたデータ信
号及びゴースト信号を示す波形図である。
【図3】上記光磁気ディスクより読み取られたデータ信
号及びゴースト信号が重畳した信号を示す波形図であ
る。
【図4】上記光磁気ディスク再生装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】上記光磁気ディスク再生装置を構成するPLL
回路の構成を示すブロック図である。
【図6】上記光磁気ディスク再生装置のゴースト信号除
去回路の構成を示すブロック図である。
【図7】上記ゴースト信号除去回路における信号処理の
過程を示す波形図である。
【図8】上記光磁気ディスク再生装置のゴースト信号除
去回路の構成の他の形態を示すブロック図である。
【図9】上記図8に示したゴースト信号除去回路の前値
ホールド回路の構成を示す回路図である。
【図10】上記図8に示したゴースト信号除去回路にお
ける信号処理の過程を示す波形図である。
【図11】上記光磁気ディスク再生装置のゴースト信号
除去回路の構成のさらに他の形態を示すブロック図であ
る。
【図12】上記図11に示したゴースト信号除去回路に
おける信号処理の過程を示す波形図である。
【図13】上記図11に示したゴースト信号除去回路に
変更を加えた構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク、6 システムコントローラ、9
ゴースト除去回路、11 PLL回路 14 エンコー
ダ/デコーダ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルフクロックシステムを用いて磁区拡
    大光磁気ディスクを再生する光磁気ディスク再生装置で
    あって、 内外周単位、ゾーン単位、あるいは、セクタ単位で光磁
    気ディスクに書込まれたレベル検出用のパターンを再生
    したときの、データ信号及びゴースト信号のレベルを検
    出して記憶する記憶手段と、 光磁気ディスクからの読み取りデータ信号と、レベル検
    出用のパターンを再生したときの信号のレベルに基づい
    て決定したゲイン調整レベルによりゲイン調整した該読
    み取りデータ信号との差をとる減算器とを備え、 上記減算器の出力信号を光磁気ディスクから読み取られ
    たデータ信号として扱うことを特徴とする光磁気ディス
    ク再生装置。
  2. 【請求項2】 ゲイン調整された読み取りデータ信号を
    遅延させる遅延回路を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の光磁気ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 光磁気ディスクのセクタ単位において、
    レベル検出用のパターンの他に、AGC、外部クロック
    位相情報、リードパワーコントローラ情報をも書込んで
    おき、各々の所定の情報を得ることを特徴とする請求項
    1記載の光磁気ディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 セルフクロックシステムを用いて磁区拡
    大光磁気ディスクを再生する光磁気ディスク再生装置で
    あって、 内外周単位、ゾーン単位、あるいは、セクタ単位で光磁
    気ディスクに書込まれたレベル検出用のパターンを再生
    したときの、データ信号及びゴースト信号のレベルを検
    出して記憶する記憶手段と、 読み取りデータ信号を3値レベルとして検出するレベル
    検出回路と、 上記レベル検出回路による検出結果に応じて作動し、読
    み取りデータを前値ホールドする前値ホールド回路と上
    記読み取りデータ信号と上記前値ホールド回路の出力信
    号とを切り替える切り替え手段とを備え、 上記前値ホールド回路が作動していないときには上記読
    み取りデータ信号を光磁気ディスクから読み取られたデ
    ータ信号として扱い、該前値ホールド回路が作動してい
    るときには該前値ホールド回路の出力信号を光磁気ディ
    スクから読み取られたデータ信号として扱うことを特徴
    とする光磁気ディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 外部クロックシステムを用いて磁区拡大
    光磁気ディスクを再生する光磁気ディスク再生装置であ
    って、 内外周単位、ゾーン単位、あるいは、セクタ単位で光磁
    気ディスクに書込まれたレベル検出用のパターンを再生
    したときの、データ信号及びゴースト信号のレベルを検
    出して記憶する記憶手段と、 読み取りデータ信号を第1のクロックを用いて位相調整
    して3値レベルとして検出し、小レベル信号は無視し、
    中レベル信号は、そのままとし、大レベル信号について
    は、レベル検出用のパターンを再生したときのデータ信
    号のレベルのデータ信号のレベル及びゴースト信号のレ
    ベルの和に対する比率を掛けたものとするレベル補正手
    段と、 上記第1のクロックの2倍以上の第2のクロックを用い
    て所定位相分のレベルを補間する補間回路とを備え、 上記補間回路の出力信号を光磁気ディスクから読み取ら
    れたデータ信号として扱うことを特徴とする光磁気ディ
    スク再生装置。
  6. 【請求項6】光磁気ディスクより情報信号の読み取りを
    行うための主ビームに先行して該光磁気ディスクに照射
    される先行ビームを有し、 レベル補正手段は、上記先行ビームにおけるデータ信号
    の3値レベルと、主ビームと先行ビームとの出力比とに
    基づいて、主ビームによる読み取り信号についてレベル
    補正を行うことを特徴とする請求項5記載の光磁気ディ
    スク再生装置。
  7. 【請求項7】先行ビームは、トラッキングサーボ用の光
    ビームとしても使用されることを特徴とする請求項6記
    載の光磁気ディスク再生装置。
  8. 【請求項8】 外部クロックシステムを用いて磁区拡大
    光磁気ディスクを再生する光磁気ディスク再生装置であ
    って、 内外周単位、ゾーン単位、あるいは、セクタ単位で光磁
    気ディスクに書込まれたレベル検出用のパターンを再生
    したときの、データ信号及びゴースト信号のレベルを検
    出して記憶する記憶手段と、 読み取りデータ信号をデジタル変換するA/Dコンバー
    タと、 上記A/Dコンバータの出力信号を第1のクロックを用
    いて位相調整して3値レベルとして検出し、小レベル信
    号は無視し、中レベル信号は、そのままとし、大レベル
    信号については、レベル検出用のパターンを再生したと
    きのデータ信号のレベルのデータ信号のレベル及びゴー
    スト信号のレベルの和に対する比率を掛けたものとする
    レベル補正回路と、 上記レベル補正回路によりレベル補正された信号につい
    て、上記第1のクロックの2倍以上の第2のクロックを
    用いて所定位相分のレベルを補間する補間回路と、 上記補間回路を経た信号をアナログ変換するD/Aコン
    バータと、 上記読み取りデータを遅延させる遅延回路と、 上記D/Aコンバータの出力信号と上記遅延回路により
    遅延された読み取りデータ信号とを逆位相で加える加算
    器とを備え、 上記加算器の出力信号を光磁気ディスクから読み取られ
    たデータ信号として扱うことを特徴とする光磁気ディス
    ク再生装置。
JP9501198A 1998-04-07 1998-04-07 光磁気ディスク再生装置 Withdrawn JPH11296929A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6751166B2 (en) * 2000-12-08 2004-06-15 Sony Corporation Phase error detection method for magnetic wall displacement type of magneto-optical recording device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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