JPH11296874A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JPH11296874A
JPH11296874A JP11144798A JP11144798A JPH11296874A JP H11296874 A JPH11296874 A JP H11296874A JP 11144798 A JP11144798 A JP 11144798A JP 11144798 A JP11144798 A JP 11144798A JP H11296874 A JPH11296874 A JP H11296874A
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Jun Otsuka
旬 大塚
Keiichi Fukuda
圭一 福田
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Nippon Columbia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーボ自動調整の動作が、光ディスクを記録
再生装置に装填するたびに行われ、音声を出力するまで
には長い時間を必要としていた。 【解決手段】 記録媒体を識別する固有の情報を記録し
たデータを記録媒体から読み取る再生手段と、記録再生
部のサーボ系のサーボ特性が適正となるように制御する
制御手段と、記録媒体を識別する固有の情報と記録媒体
の光学特性および記録再生部のサーボ特性を一巡のサー
ボ系としたサーボ特性のデータを記憶する記憶手段と、
記録媒体を識別する固有の情報を記憶手段に記憶するよ
う指示する操作手段とを有し、制御手段は、記録媒体を
再生するときに、再生する記録媒体を識別する固有の情
報と記憶手段に記憶した記録媒体を識別する情報とを比
較し、該情報が一致したときは、サーボ特性が適正にな
るよう制御する記録再生装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声信号等のデー
タを記録または再生する記録媒体の記録再生装置に関わ
る。
【0002】
【従来の技術】記録媒体としてコンパクトディスク(以
下CDと呼ぶ)を使用した場合を例にして従来技術を説
明する。
【0003】図2は、従来技術の光ディスク再生装置の
構成を示す全体の構成図である。光ディスク1は、スピ
ンドルモータ2に固定されたターンテーブルに載置さ
れ、所定の線速度で回転する。光ピックアップ3は、光
ピックアップに内蔵されたレーザーダイオードが発光す
る光をレンズ等の光学部品で集束させて光ディスクの情
報記録部に合焦(以下フォーカス)させ、光ディスクの
記録トラックに追従させることにより、回転する光ディ
スクから連続して記録情報を読み取ることが出来る。
【0004】フォーカスが適正に行われている状態と
は、光ディスクの情報記録部に照射されるレーザーのス
ポット径が光学的に最小となっている状態である。した
がって、光ディスクに照射したレーザー光の反射光を検
出してスポット径が最小となるように制御すれば良く、
この目的のために、反射光を受光するフォトダイオード
からなる4分割ディテクターの各々が受光する反射光の
強さを演算することによりフォーカスエラー信号を得る
ことができる。
【0005】しかしながら、演算して出力されたフォー
カスエラー信号は、4分割ディテクターの取り付け位置
のずれや電気的な受光感度の差によるオフセットを有し
ているため、上記オフセットを補正するバイアス電圧を
制御回路に加える必要がある。適正なバイアス電圧を加
える判断基準は、光ピックアップが光ディスクから読み
出した記録信号の波形の時間的変動であるジッターが最
少となるようにすることである。また、適正なバイアス
電圧は個々の光ピックアップにより異なる。
【0006】光ディスクの情報記録部に照射されたレー
ザー光の反射光が、光ピックアップの光学系を経由して
光ピックアップ内の4分割ディテクターで検出され、そ
の出力はヘッドアンプ部5で増幅されてフォーカスエラ
ー信号とEFM(Eight to Forteen Moduration)信号
として出力される。フォーカスエラー信号は、サーボ部
7に送られ、また、記録信号の再生信号であるEFM信
号は信号処理部10に送られる。サーボ部7に送られた
フォーカスエラー信号は、増幅および位相補償され、駆
動部6により光ピックアップのフォーカス駆動コイル4
aを駆動する。
【0007】光ディスクから情報を連続して読み取るた
めには、フォーカスを安定して維持するフォーカスサー
ボを行う必要がある。即ち、光ディスクの情報面の面ぶ
れによる変動に対して安定して情報面に追従することが
要求され、光ピックアップの機構系・光学系・電気系等
を一巡のループとした制御系の位相余裕およびゲイン余
裕が十分確保される必要がある。
【0008】また、回転する光ディスクから連続して情
報を読み出すためには、光ディスクの記録トラックに連
続して追従するトラッキングサーボが行なわれる必要が
ある。トラッキングサーボは、光ピックアップ3から照
射されたレーザダイオードが光ディスクの情報面に記録
されたピット両端のエッジを検出してレーザスポットが
記録トラックの記録データであるピットの中央になるよ
うに制御される。
【0009】光ピックアップは、光ディスク1からトラ
ッキングエラー信号を検出し、検出されたトラッキング
エラー信号はサーボ部7で増幅および位相補償が行わ
れ、駆動部6により光ピックアップのトラッキングコイ
ル4bを駆動する。外部から振動が加えられても安定し
て記録トラックに追従させるためには、フォーカスサー
ボと同様に、光ピックアップの機構系・光学系・電気系
等の一巡したループの制御系の位相余裕およびゲイン余
裕が十分確保される必要がある。
【0010】しかしながら、再生する光ディスクによっ
ては、記録情報面の反射膜の反射率または記録トラック
に記録されたピットの高さ等の記録情報部の記録状態に
より、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信
号の出力の大きさは異なる。したがって、再生する光デ
ィスクごとにフォーカスサーボ、トラッキングサーボの
制御系の伝達関数が変わり、制御系の電気回路部のゲイ
ン及び位相補償回路の時定数が予め定めた一定の値では
制御系が適正になっているとは限らず、制御系の位相余
裕およびゲイン余裕が変化してしまい、制御系の安定条
件が適正でなくなる。したがって、再生する光ディスク
ごとにフォーカスサーボおよびトラッキングサーボの制
御系の位相およびゲインを、光ディスクに合わせて自動
調整することにより最適な位相余裕およびゲイン余裕を
確保することができるので、サーボの安定性から見れば
効果的である。
【0011】また、光ピックアップのレーザダイオード
や4分割ディテクター等の電子部品の特性は経時変化し
やすく、また、温度等の環境条件によっても変化しやす
い。したがって、上記で述べたように制御系の位相およ
びゲインを光ディスクに合わせて自動調整することがで
きるので、サーボの安定性からみれば効果的である。
【0012】図4は、従来技術のサーボの自動調整の動
作を示すフローチャート図である。ステップS1で光デ
ィスクを再生装置に装填すると、ステップS2において
制御部8はサーボ部7に自動調整を開始する指令をだ
す。次に、ステップS3で、サーボ部7は駆動部6に対
してスピンドルモータ2を回転させる指示を行い、予め
設定した電気回路のサーボ定数で光ピックアップ3のフ
ォーカスおよびトラッキングのサーボをかける。
【0013】ステップS4では、所定のサーボ特性にな
るようゲインおよび位相補償の量を決める動作を自動的
に行う。ステップS3でサーボがかかったあと、サーボ
部が有する外乱発生回路から出力される外乱電圧(V
i)を駆動コイルにを印加して光ピックアップのヘッド
部を故意に変位させ、フォーカスまたはトラッキングの
エラー信号がフィードバックしてきた誤差信号の電圧
(Vo)の大きさと位相とを検出する。誤差信号の電圧(V
o)と外乱電圧(Vi)の信号との比(Vo/Vi)または(Vo/Vi-
Vo)の大きさと位相を演算することにより、装填した光
ディスクを再生する場合のサーボ系の特性を得ることが
できる。その結果を利用して、サーボ系を適正な特性に
なるよう電気回路のゲインと位相補償を変更しサーボ定
数を変えるようにする。
【0014】また、ステップS5では、サーボ部で演算
したゲインおよび位相補償の量はデジタルデータとして
得られるので、制御部はゲインおよび位相補償のデータ
をメモリに一時的に格納してサーボ系の自動調整は終了
する。
【0015】自動調整終了後であるステップS6では、
光ディスクに記録された記録信号の読み取りは正常に行
えるので、従来と同様に、TOCのデータを読みとり、
その後にオーディオデータを読みとる動作になる。
【0016】再生開始となるステップS7では、光ディ
スクの記録トラックから読み出されたEFM信号が信号
処理部10に入力されてオーディオ信号のデータに復調
されたのち、デジタル・アナログ・コンバータ(DA
C)11に入力される。DACはデジタル信号をアナロ
グ信号に変換する回路であり、再生装置の外部に出力さ
れる。
【0017】また、従来技術として、特開平9−448
64号公報(フォーカスサーボの自動調整方法)にフォ
ーカスサーボ定数を自動で設定する光ディスク再生装置
が開示されている。また、上記公報にはフォーカスサー
ボを自動調整したデータをメモリに保存し、電源をオン
する度にメモリに保存したデータを読み出しフォーカス
サーボの動作を行うことが記載されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たサーボ定数の自動設定を行う従来技術では、光ディス
クを記録再生装置に装填するたびにサーボ常数を決める
ため、サーボ定数を決めるための動作が光ディスクを記
録再生装置に装填するたびに行われ、音声を出力するま
でには長い時間を必要としていた。この結果、光ディス
クを装填してもすぐに音声を出力させることができず、
時間を正確に管理して放送する放送用の再生装置に利用
するには問題があった。
【0019】また、特開平9−44864号公報に記載
された、メモリに保存されたデータを電源オンの度にサ
ーボ定数をメモリから読み出しフォーカスサーボを行う
方法によると、上記課題に述べたようなサーボ定数を決
めるための動作がないため、音声を出力するまでの時間
を短縮することはできるものの、光ックアップのレーザ
ダイオードや4分割ディテクター等の経時変化や温度等
の環境によるサーボ定数の変化を補正することはできな
い。
【0020】本発明は、サーボ定数の自動調整の利点を
生かすと共に、上記課題を解決した光ディスク記録再生
装置を得ることを目的とする。
【0021】
【問題を解決するための手段】本発明は、記録再生部を
制御して、記録媒体に記録情報を書き込みまたは再生す
る記録再生装置において、個々の記録媒体を識別する固
有の情報を記録したデータを記録媒体から読み取る再生
手段と、前記記録再生部のサーボ系のサーボ特性が適正
となるように制御する制御手段と、記録媒体を識別する
固有の情報と該記録媒体の光学特性および前記記録再生
部のサーボ特性を一巡のサーボ系としたサーボ特性のデ
ータを記憶する記憶手段と、記録媒体を識別する固有の
情報を前記記憶手段に記憶するよう指示する操作手段と
を有し、記録媒体を再生するときに、前記制御手段は、
再生する記録媒体を識別する固有の情報と前記記憶手段
に記憶した記録媒体を識別する情報とを比較し、該情報
が一致したときは、サーボ特性が適正になるよう制御す
る記録再生装置である。
【0022】また、本発明は、上記記録再生装置におい
て、前記制御手段は、記録媒体を再生するときに、再生
する記録媒体を識別する固有の情報と前記記憶手段に記
憶した記録媒体を判別する情報とを比較し、該情報が一
致したときは、サーボ特性が適正になるよう制御して得
られたサーボ特性のデータを、前記記憶部に記憶する記
録再生装置である。
【0023】また、本発明は、上記記録再生装置におい
て、前記制御手段は、記録媒体を再生するときに、再生
する記録媒体を識別する固有の情報と前記記憶手段に記
憶した記録媒体を識別する情報とを比較し、該情報が一
致しないときは、継続して使用してきたサーボ特性のデ
ータを使用する記録再生装置である。
【0024】また、本発明は、上記記録再生装置におい
て、前記制御手段は、記録媒体を再生するときに、再生
する記録媒体を識別する固有の情報と記憶手段に記憶し
た記録媒体を判別する情報とを比較し、該情報が一致し
たときは、サーボ特性が適正になるよう制御する動作
を、記録再生装置の電源がオンした後一回のみとする記
録再生装置である。
【0025】また、本発明は、上記記録再生装置におい
て、前記制御手段は、記録媒体を再生するときに、再生
する記録媒体を識別する固有の情報と記憶手段に記憶し
た記録媒体を判別する情報とを比較し、該情報が一致し
たときであって、記録再生装置の電源がオンした後二回
以降の再生動作とするときは、継続して使用してきたサ
ーボ特性のデータを使用する記録再生装置である。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例の光デ
ィスク記録再生装置の構成を示す全体の構成図である。
図1は、従来技術を説明した図2の構成に、個別の光デ
ィスクを認識させる情報を記憶する記憶部12を追加し
たものである。
【0027】以下、図1にしたがって本発明の一実施例
について説明する。光ディスク1は、スピンドルモータ
2に固定されたターンテーブルに載置され、所定の線速
度で回転する。光ピックアップ3は、光ピックアップに
内蔵されたレーザーダイオードが発光する光をレンズ等
の光学部品で集束させて光ディスクの情報記録部に合焦
(以下フォーカス)させ、光ディスクの記録トラックに
追従させることにより、回転する光ディスクから連続し
て記録情報を読み取ることが出来る。
【0028】フォーカスが適正に行われている状態と
は、光ディスクの情報記録部に照射されるレーザーのス
ポット径が光学的に最小となっている状態である。した
がって、光ディスクに照射したレーザー光の反射光を検
出してスポット径が最小となるように制御すれば良く、
この目的のために、反射光を受光するフォトダイオード
からなる4分割ディテクターの各々が受光する反射光の
強さを演算することによりフォーカスエラー信号を得る
ことができる。
【0029】しかしながら、演算して出力されたフォー
カスエラー信号は、4分割ディテクターの取り付け位置
のずれや電気的な受光感度の差によるオフセットを有し
ているため、上記オフセットを補正するバイアス電圧を
制御回路に加える必要がある。適正なバイアス電圧を加
える判断基準は、光ピックアップが光ディスクから読み
出した記録信号の波形の時間的変動であるジッターが最
少となるようにすることである。また、適正なバイアス
電圧は個々の光ピックアップにより異なる。
【0030】光ディスクの情報記録部に照射されたレー
ザー光の反射光が、光ピックアップの光学系を経由して
光ピックアップ内の4分割ディテクターで検出され、そ
の出力はヘッドアンプ部5で増幅されてフォーカスエラ
ー信号とEFM(Eight to Fourteen Moduration)信号
として出力される。フォーカスエラー信号は、サーボ部
7に送られ、また、記録信号の再生信号であるEFM信
号は信号処理部10に送られる。サーボ部7に送られた
フォーカスエラー信号は、増幅および位相補償され、駆
動部6により光ピックアップのフォーカス駆動コイル4
aを駆動する。
【0031】光ディスクから情報を連続して読み取るた
めには、フォーカスを安定して維持するフォーカスサー
ボを行う必要がある。即ち、光ディスクの情報面の面ぶ
れによる変動に対して安定して情報面に追従することが
要求され、光ピックアップの機構系・光学系・電気系等
を一巡のループとした制御系の位相余裕およびゲイン余
裕が十分確保される必要がある。
【0032】また、回転する光ディスクから連続して情
報を読み出すためには、光ディスクの記録トラックに連
続して追従するトラッキングサーボが行なわれる必要が
ある。トラッキングサーボは、光ピックアップ3から照
射されたレーザダイオードが光ディスクの情報面に記録
されたピット両端のエッジを検出してレーザスポットが
記録トラックの記録データであるピットの中央になるよ
うに制御される。
【0033】光ピックアップは、光ディスク1からトラ
ッキングエラー信号を検出し、検出されたトラッキング
エラー信号はサーボ部7で増幅および位相補償が行わ
れ、駆動部6により光ピックアップのトラッキングコイ
ル4bを駆動する。外部から振動が加えられても安定し
て記録トラックに追従させるためには、フォーカスサー
ボと同様に、光ピックアップの機構系・光学系・電気系
等の一巡したループの制御系の位相余裕およびゲイン余
裕が十分確保される必要がある。
【0034】従来技術は、再生装置が個別の光ディスク
を認識していないため、光ディスクを装填する度にサー
ボの自動調整を行うものであった。また、一度自動調整
したサーボ定数をメモリに記憶しておき、電源オンする
たびにメモリから読み出してサーボ定数として使用する
ものであった。
【0035】これに対し、本発明は、光ディスクの規格
において、要求されている特性のほぼ中心値の特性をも
つ光ディスクをサーボ調整用の基準CD(以下、基準C
Dという)として記憶部に登録し、基準CDを認識する
データと基準CDのサーボ定数のデータを一組のデータ
として記憶部12に記憶するものである。また、上記一
組のデータには、電源をオンしてから基準CDを使用し
て一回目に自動調整を行ったときにフラグをたてるデー
タ部を持つ。電源をオンしてから自動調整を行っていな
いときはフラグは0であり、電源をオンしてから一回目
の自動調整を行ったときはフラグは1に設定される。こ
のフラグは、電源をオフしたとき又は電源をオンした直
後に解除され、0に設定される。制御部8は、記憶部1
2に記憶されたデータの上記フラグを確認することによ
り、装填したCDが基準CDでありかつ電源をオンして
から一回目の装填のときだけサーボの自動調整を行うよ
うにした。
【0036】以下本実施例の再生装置の動作について説
明する。図3は、本発明の一実施例の光ディスク再生装
置の動作を示すフローチャート図である。ステップS1
は、光ディスクを再生装置に装填する動作である。ステ
ップS2およびステップS3では、光ディスクを装填す
る前のサーボ定数が記憶部12に記憶されていて、光デ
ィスクを装填したときは光ディスクを装填する以前に記
憶されていたデータを使用してフォーカスサーボおよび
トラッキングサーボをかけて光ディスクに記録されたT
OCの情報を読み出す。
【0037】ステップS4では、TOCの情報を読み出
すことにより、光ディスクを識別する固有の情報とし
て、例えば、総演奏時間・総トラック数等のディスク固
有の情報を得ることができるため、制御部は装填した光
ディスクが予め記憶部に登録したサーボ調整用の基準C
Dで有ることを判別することができる。装填した光ディ
スクが予め記憶部に登録した基準CDである場合は、ス
テップS6に移行する。また、装填した光ディスクが予
め記憶部に登録した基準CDでない場合は、ステップS
10に移行し、記録トラックの情報を読み取る動作を開
始し、音声の再生を行う。
【0038】ステップS6では、基準CDが再生装置の
電源投入後の第1回目の装填であるかどうかの判断をす
る。基準CDが再生装置の電源投入後の1回目の装填で
ある場合は、サーボの自動調整の動作を開始する。ま
た、基準CDが再生装置の電源投入後の2回目以降の装
填である場合は、サーボの自動調整の動作を行わず、ス
テップS10に移行して記録トラックの再生を開始す
る。
【0039】ステップS7は、サーボの自動調整の動作
を行う処理であり、従来技術で行うゲインおよび位相補
償のデータを得る手段と同じである。
【0040】ステップS8では、サーボの自動調整によ
り得た適正なゲインおよび位相補償のデータを記憶部の
基準CDのデータとして更新し、ステップS9で自動調
整を終了させ、ステップS10で記録トラックの再生を
開始する。
【0041】前述したように、ステップS4で、装填し
たディスクが基準CDでなかった場合は、ステップS5
以降のサーボの自動調整の動作をさせずに再生を開始さ
せる。また、ステップS5で、電源投入が2回目以降で
あれば、ステップS6以降のサーボの自動調整の動作は
させずに記録トラックの再生を開始させる。このよう
に、予め再生装置の記憶部に記憶させてた光ディスクの
みで自動調整させ、また、再生装置の電源投入後一回目
に装填したときのみに自動調整させることにより、従来
のような光ディスクを装填する度に自動調整を行なわせ
ていた動作を省くことができるため、記憶させていない
光ディスクを装填するときは即座にサーボをかける動作
になり、短時間で音声を出力することができる。
【0042】また、光ピックアップのレーザダイオー
ド、4分割ディテクター、および駆動コイルなどの径時
変化に対しては、定期的に標準の光ディスクを装填し、
サーボ定数を校正するようにすれば適正なサーボ定数の
状態を維持することができる。
【0043】また、上記で述べた基準CDは、メーカが
指定したものの他、ユーザが任意の光ディスクを指定し
て登録することもできる。ユーザが任意の光ディスクを
登録する場合は、図1の操作部に備えられた登録釦(図
示せず)を押して登録する旨の信号を制御部8に入力さ
せることにより、再生装置は装填した光ディスクに対し
てサーボの自動調整を行い、自動調整の結果で得られた
サーボ定数のデータと光ディスクを認識する固有のデー
タとを一組のデータとして記憶部に記憶する。
【0044】以上は、本発明の一実施例としてCDの光
ディスク再生装置について説明したが、光ディスクとし
てDVD(Digital Versatile Disc),MD(Mini Disc),
LD(Laser Disk)などを使用した記録再生装置であって
も良い。
【0045】また、光ディスクに限らず、情報を記録す
る記録媒体と情報を読み取る記録再生ヘッドをもち、適
正な制御を行い記録再生する記録再生装置であっても良
い。
【0046】
【発明の効果】本発明により、登録していない光ディス
クを光ディスク再生装置に装填したときは、サーボ系の
自動調整をする動作にならないので素早くサーボがかか
り光ディスクの記録情報を読み出し、音声再生するまで
の時間を短縮することができる。
【0047】また、登録した光ディスクを再生した場合
であっても、電源投入後1回目の装填のときのみサーボ
自動調整の動作を行い、電源投入後2回目以降の装填で
あるときは、サーボ自動調整の動作を行わず、即座に光
ディスクの記録情報の読み出しを行うため、音声再生す
るまでの時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の光ディスク再生装置の全
体の構成図である。
【図2】 従来技術の光ディスク再生装置の全体の構成
図である。
【図3】 本発明の一実施例の光ディスク再生装置の動
作を示すフローチャート図である。
【図4】 従来技術の一実施例の光ディスク再生装置の
動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 スピンドルモータ 3 光ピックアップ 4 駆動コイル 4a フーカス駆動コイル 4b トラッキング駆動コイル 5 ヘッドアンプ部 6 駆動部 7 サーボ部 8 制御部 9 操作部 10 信号処理部 11 DAC 12 記憶部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録再生部を制御して、記録媒体に記録
    情報を書き込みまたは再生する記録再生装置において、
    個々の記録媒体を識別する固有の情報を記録したデータ
    を記録媒体から読み取る再生手段と、前記記録再生部の
    サーボ系のサーボ特性が適正となるように制御する制御
    手段と、記録媒体を識別する固有の情報と該記録媒体の
    光学特性および前記記録再生部のサーボ特性を一巡のサ
    ーボ系としたサーボ特性のデータを記憶する記憶手段
    と、記録媒体を識別する固有の情報を前記記憶手段に記
    憶するよう指示する操作手段とを有し、前記制御手段
    は、記録媒体を再生するときに、再生する記録媒体を識
    別する固有の情報と前記記憶手段に記憶した記録媒体を
    識別する情報とを比較し、該情報が一致したときは、サ
    ーボ特性が適正になるよう制御することを特徴とする記
    録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記録再生装置において、前記
    制御手段は、記録媒体を再生するときに、再生する記録
    媒体を識別する固有の情報と前記記憶手段に記憶した記
    録媒体を識別する情報とを比較し、該情報が一致したと
    きは、制御特性が適正になるよう制御して得られたサー
    ボ特性のデータを、前記記憶部に記憶することを特徴と
    する記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の記録再生装置において、前記
    制御手段は、記録媒体を再生するときに、再生する記録
    媒体を識別する固有の情報と前記記憶手段に記憶した記
    録媒体を識別する情報とを比較し、該情報が一致しない
    ときは、継続して使用してきたサーボ特性のデータを使
    用することを特徴とする記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項2の記録再生装置に
    おいて、前記制御手段は、記録媒体を再生するときに、
    再生する記録媒体を識別する固有の情報と前記記憶手段
    に記憶した記録媒体を判別する情報とを比較し、該情報
    が一致したときは、サーボ特性が適正になるよう制御す
    る動作を、記録再生装置の電源がオンした後一回のみと
    することを特徴とする記録再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項2の記録再生装置に
    おいて、前記制御手段は、記録媒体を再生するときに、
    再生する記録媒体を識別する固有の情報と前記記憶手段
    に記憶した理録媒体を判別する情報とを比較し、該情報
    が一致したときであって、記録再生装置の電源がオンし
    た後二回以降の再生動作とするときは、継続して使用し
    てきたサーボ特性のデータを使用することを特徴とする
    記録再生装置。
JP11144798A 1998-04-07 1998-04-07 記録再生装置 Withdrawn JPH11296874A (ja)

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JP11144798A Withdrawn JPH11296874A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 記録再生装置

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JP (1) JPH11296874A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7916595B2 (en) 2003-07-04 2011-03-29 Hitachi, Ltd. Reproducing apparatus, program and recording medium

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