JPH11296664A - 色校正方法および装置 - Google Patents

色校正方法および装置

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JPH11296664A
JPH11296664A JP10114327A JP11432798A JPH11296664A JP H11296664 A JPH11296664 A JP H11296664A JP 10114327 A JP10114327 A JP 10114327A JP 11432798 A JP11432798 A JP 11432798A JP H11296664 A JPH11296664 A JP H11296664A
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JP10114327A
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English (en)
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Noriyuki Yamaguchi
紀之 山口
Takeshi Nakamura
中村  剛
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プロセスインキだけでなく特色インキを用いて
印刷が行われる場合に、特色インキを刷り重ねる順番と
特色インキの透過度とが考慮され色再現性が良好な色校
正方法と色校正装置の提供。 【解決手段】本印刷機による色再現を校正出力機におい
て模擬する色校正方法であって、本印刷機における各色
の刷順と透過度とに基づいて前記各色の刷り重ねの模擬
演算を行う模擬演算過程を有する色校正方法、および、
その方法が適用される装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、本印刷機による色
再現を校正出力機において模擬する色校正の技術分野に
属する。特に、プロセスインキだけでなく特色インキを
用いて印刷が行われる場合に、プロセスインキや特色イ
ンキを刷り重ねる順番とそれらのインキの透過度とが考
慮され色再現性が良好な色校正方法および装置を提供す
る。
【0002】
【従来の技術】プロセスインキは、黄(Y;Yellow),
赤(M;Magenta ),藍(C;Cyan),墨(K;Black
)の4色刷で色再現が可能な組合せのインキである。
多くのカラー印刷物ではこのプロセスインキを用いて印
刷が行われるが、特色インキを用いて印刷が行われる場
合がある。たとえば、印刷物において特別な色が広い面
積を占める場合、高い印刷効果が要求される場合、プロ
セスインキだけでは表現できない場合、等である。特
に、多くの軟包装材料やカートン材料への印刷において
はプロセスインキで印刷する部分と特色インキで印刷す
る部分の両方が含まれる。
【0003】一般に、印刷機(本印刷機)で製品として
の印刷物を印刷する(本機刷)前に、校正印刷機で校正
印刷物を印刷する(校正刷)ことが行われる。校正印刷
物において、文字絵柄の内容や配置が適正であるか、色
再現性が適正であるか(色校正)、等を前もって検査し
ておくためである。この校正印刷には、たとえばディジ
タルデータを入力してカラー印刷物を出力するDDCP
(Direct Dijital Color Printer) が用いられる。従来
のDDCPによる色校正では、ルックアップテーブル
(LUT)によりデータ変換したデータを用いて出力が
行われる。そのルックアップテーブルは、本印刷機でプ
ロセスインキを用いて印刷が行われる場合のデータに対
して、DDCPにおいて適正な色再現が得られるデータ
を得るためのデータ変換用のルックアップテーブルであ
る。
【0004】特色インキについては、特色の画素値(ス
カラー)を、たとえば本印刷機のプロセス色の画素値
(ベクトル)で表現して、その画素値を画素が対応する
プロセスインキの画素値に加算(ベクトルの加算)を行
った画素値に基づいて、上記のルックアップテーブルが
参照され校正印刷が行われる。この場合には特色は本印
刷機で表現可能な範囲の色に制限される。そのため、特
色について校正印刷で表現可能な範囲に拡大する方法が
とられる場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に特色とプロセス色を単純に加算する方法では本印刷機
における実際の色再現から掛け離れたものとなる場合が
ある。たとえば、プロセスインキ等により下の色の印刷
が行われており、その上に金色の特色インキによる印刷
(金箔の箔押しも同様)が行われている場合がある。金
色の特色インキは刷り重ねにおいて下の色に影響されな
い不透過色である。そのため、単純に色を加算する方法
では金色が別の異なった色として再現される。
【0006】そこで本発明の目的は、プロセスインキだ
けでなく特色インキを用いて印刷が行われる場合に、プ
ロセスインキや特色インキを刷り重ねる順番とそれらの
インキの透過度(下の色が影響する程度)とが考慮され
色再現性が良好な色校正方法と色校正装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は下記の本発明
によって達成される。すなわち、本発明は「本印刷機に
よる色再現を校正出力機において模擬する色校正方法で
あって、本印刷機における各色の刷順と透過度とに基づ
いて前記各色の刷り重ねの模擬演算を行う模擬演算過程
を有する色校正方法」である。本発明によれば、模擬演
算過程により各色の刷り重ねの模擬演算が行われ、その
模擬演算においては本印刷機における各色の刷順と透過
度とが演算パラメータとして用いられる。したがって、
プロセスインキだけでなく特色インキを用いて印刷が行
われる場合に、プロセスインキや特色インキを刷り重ね
る順番とそれらのインキの透過度とが考慮され色再現性
が良好な色校正方法が提供される。
【0008】また本発明は「前記模擬演算過程は、画素
値に透過度を乗算して実効のある画素値を得る実効画素
値演算過程を有する色校正方法」である。本発明によれ
ば、実効画素値演算過程により画素値に透過度を乗算し
て実効のある画素値が得られる。ここで、透過度は隠蔽
性を有するインキ(不透過色インキ)によって隠蔽され
ていない面積率(%)、すなわち、下の色が印刷物の表
面から見た色に影響する程度(%)のことである。また
本発明は「前記模擬演算過程は、刷り重ねにおいて下の
色に影響されない不透過色については画素値と透過度を
乗算した値(実効のある画素値)をその不透過色を刷り
重ねる演算の前の透過度から減算して新たな透過度を生
成し、その新たな透過度を刷順が次の下の色の実効画素
値演算過程で用いる色校正方法」である。本発明によれ
ば、刷り重ねにおいて下の色に影響されない不透過色を
対象として実効画素値演算過程が行われた場合には演算
の前の透過度から減算して新たな透過度が生成される。
この新たな透過度は、その演算の対象となる色(刷順が
次の下の色)が印刷物の表面から見た場合に影響する程
度(%)を表している。
【0009】また本発明は「前記模擬演算過程は、特色
の画素値に対する階調変換を行って階調変換済みの画素
値を得る特色ガンマ補正演算過程を有する色校正方法」
である。本発明によれば、特色ガンマ補正演算過程によ
り特色の画素値に対する階調変換が行われ階調変換済み
の画素値が得られる。また本発明は「前記模擬演算過程
は、特色の画素値をプロセス色の画素値で表現したプロ
セス色変換済みの画素値を得るプロセス色変換過程を有
する色校正方法」である。本発明によれば、プロセス色
変換過程により特色の画素値をプロセス色の画素値で表
現したプロセス色変換済みの画素値が得られる。ここ
で、プロセス色には、本印刷機のY,M,C,K色と、
校正印刷機のY,M,C,K色またはY,M,C色の意
味が含まれる。いずれであるかは、模擬演算過程の詳細
な構成によって決まる。また本発明は「前記模擬演算過
程は、複数の特色に対応する複数のプロセス色変換済み
の画素値を各プロセス色ごとに積算して積算画素値を得
るプロセス色積算過程を有する色校正方法」である。本
発明によれば、プロセス色積算過程により複数の特色に
対応する複数のプロセス色変換済みの画素値が各プロセ
ス色ごとに積算され積算画素値を得る。これは、本印刷
機における刷り重ねの模擬に相当する。
【0010】また本発明は「前記模擬演算過程は、プロ
セス色の墨色(K;black )の画素値に対する階調変換
を行って階調変換済みの画素値を得る墨色ガンマ補正演
算過程を有する色校正方法」である。本発明によれば、
墨色ガンマ補正演算過程によりプロセス色の墨色(K;
black )の画素値に対する階調変換が行われ階調変換済
みの画素値が得られる。また本発明は「前記模擬演算過
程は、連続調データと線画データとを合成分版し各印刷
版のデータを得る分版処理過程を有する色校正方法」で
ある。本発明によれば、分版処理過程により連続調デー
タと線画データとが合成分版され各印刷版のデータが得
られる。この分版処理過程は、製版における原版データ
生成過程を模擬したものである。また本発明は「前記模
擬演算過程は、分版処理した各印刷版のデータに対する
階調変換を行って階調変換後のデータを得る単色カーブ
調整過程を有する色校正方法」である。本発明によれ
ば、単色カーブ調整過程により分版処理した各印刷版の
データに対する階調変換が行われ階調変換後のデータが
得られる。この単色カーブ調整過程は、製版における刷
版データ生成過程を模擬したものである。
【0011】また本発明は「本印刷機のプロセス色の画
素値を校正出力機のプロセス色の画素値で表現するカラ
ーマッチング演算過程を有する色校正方法」である。本
発明によれば、カラーマッチング演算過程により本印刷
機のプロセス色の画素値が校正出力機のプロセス色の画
素値で表現される。また本発明は「特色を校正出力機の
プロセス色で表現した画素値と、本印刷機のプロセス色
を校正出力機のプロセス色で表現した画素値とを加算す
るプロセス色加算過程を有する色校正方法」である。本
発明によれば、プロセス色加算過程(ここでは、前述の
プロセス色積算過程とは区別される)により特色を校正
出力機のプロセス色で表現した画素値と、本印刷機のプ
ロセス色を校正出力機のプロセス色で表現した画素値と
が加算される。
【0012】また本発明は「本印刷機による色再現を校
正出力機において模擬する色校正装置であって、本印刷
機における各色の刷順と透過度とに基づいて前記各色の
刷り重ねの模擬演算を行う模擬演算手段を有する色校正
装置」である。本発明によれば、模擬演算手段により各
色の刷り重ねの模擬演算が行われ、その模擬演算におい
ては本印刷機における各色の刷順と透過度とが演算パラ
メータとして用いられる。したがって、プロセスインキ
だけでなく特色インキを用いて印刷が行われる場合に、
特色インキを刷り重ねる順番と特色インキの透過度とが
考慮され色再現性が良好な色校正装置が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の色校正方法および
装置について実施の形態により説明する。本発明の色校
正装置の構成を図1に示す。図1において、1はキーボ
ード、マウス等の入力装置、2はコンピュータ等の本体
部分である演算装置、3はCRTカラーディスプレイ等
の表示装置、4はハードディスク装置等の記憶装置、5
はカラープリントの出力装置(DDCP)である。この
構成から明らかなように、本発明の色校正装置は色校正
出力用のカラープリントの出力装置5を有するコンピュ
ータシステムである。図1には示されていないが、LA
N(local area network)に接続されており、他の製版
システムで作成された製版データをLAN経由で入力す
ることができる。
【0014】演算装置2は、入力した製版データの分版
処理を行い分版データを生成し、その分版データに対し
て、カラーマッチング演算および階調変換を行う。そし
て、分版データを合成処理して、出力装置5に出力する
校正データを生成する。さらに、それらのデータを記憶
装置4に格納する。一方、出力装置5は校正データを入
力してカラープリントを出力する。また、演算装置2
は、この処理過程において入力装置1からオペレータが
入力を行う各種設定や各種指定に関する画面を表示装置
3に表示し、オペレータに対するGUI(grafical use
r interface )の操作環境を提供する処理を行う。
【0015】本発明の色校正装置におけるデータ処理の
全体の過程を図2に示す。図2において、すでに校正出
力を行う対象となる製版データの入力は済んでいる。ま
ず、図2のステップS1において、合成する製版データ
を選択する。次に、ステップS2において、合成情報の
入力が行われる。このステップS2における入力項目に
ついて説明する。(項目1)一つの作業品目の製版デー
タは一組のデータから構成される。それらには、写真等
の連続調のデータであるCT(continuous tone )デー
タ、ロゴ、イラスト、模様等の線画データであるLW
(line work )データが含まれる。それら複数あるデー
タの内から校正出力を行う対象となるデータを選択す
る。
【0016】(項目2)使用する印刷版の刷り色を選択
する。このとき、使用しない印刷版も入力する。刷り色
としては、C,M,Y,K,白,その他の登録されてい
る色、登録されていない新規の色、使用しない、のいず
れかである。さらに、刷順を入力する。 (項目3)使用する印刷版のインキの特性として、隠蔽
する特性の場合には“不透過”、透過する特性の場合に
は“透過”を指定する。 (項目4)階調変換の特性カーブ、すなわち、ガンマ補
正演算で利用するカーブ(単色カーブ、墨版カーブ、特
色カーブ)やカラーマッチング演算で参照するテーブル
を指定または入力する。 (項目5)本印刷機で再現されにくいライト部(3%以
下)の値を強制的に0%にする上限値であるカットオフ
値を入力する。
【0017】次に、ステップS3において、合成情報の
“組み合わせ”と“使用する印刷版”を基に分版処理を
行う。分版処理によって、各印刷版のデータ(分版デー
タ)が得られる。次に、ステップS4において、生成さ
れた分版データに対し、ユーザの作成した単色カーブに
より調整(階調変換)を行う。次に、ステップS5にお
いて、CMY版はカラーマッチング演算を行い、K版は
墨版カーブにより調整を行い、特色版は特色カーブによ
り調整を行う。
【0018】次に、ステップS6において、変換された
分版データの合成を行う。このステップS6における処
理項目について説明する。(項目1)特色版については
CMYK変換を行い特色データ(スカラー)をCMYK
データ(ベクトル)によって表現する。(項目2)合成
情報のインキ特性および刷順に基づいて各画素ごとに、
校正印刷機に出力する画素値に変換を行う。すなわち、
画素値に透過度を乗算する、プロセス色の加算・積算、
透過度の更新、等の演算が行われる(詳細は後述す
る)。
【0019】本発明の色校正方法および装置におけるデ
ータの変換過程を図3に示す。図3において、31は合
成情報、32aはプロセス色の連続調データ、32bは
プロセス色の線画データ、32cは特色の連続調デー
タ、32dは特色の線画データ、33aはプロセス色デ
ータの分版処理、33bは特色の連続調データ32cの
分版処理、33cは特色の線画データ32dの分版処
理、34aはC版データ、34bはM版データ、34c
はY版データ、34dはK版データ、34eは金色版デ
ータ、34fは特1色版データ、34gは白色版デー
タ、34hは特2色版データ、34iは特3色版デー
タ、35a,35b,35c,35d,35e,35
f,35g,35h,35iは各々の色版データの単色
カーブ調整(階調変換)処理、36aは調整済みのC版
データ、36bは調整済みのM版データ、36cは調整
済みのY版データ、36dは調整済みのK版データ、3
6eは調整済みの金色版データ、36fは調整済みの特
1色版データ、36gは調整済みの白色版データ、36
hは調整済みの特2色版データ、36iは調整済みの特
3色版データ、37はカラーマッチング演算処理、37
dはK版(墨版)カーブ調整(階調変換)処理、37
e,37f,37g,37h,37iは各々の特色カー
ブ調整(階調変換)処理、38a,38b,38cはカ
ラーマッチング演算処理によって生成されるC,M,Y
版データ、38d,38e,38f,38g,38h,
38iは階調変換済みのK版,金色,特1色,白色、特
2色、特3色の各々の色版データ、39は合成処理、4
0は校正印刷を行う出力装置5に出力する印刷データで
ある。
【0020】合成情報31は図2のステップS2で入力
が行われた合成情報である。図3に合成情報31から出
て行く矢印で示すように合成情報31は分版処理33
a,33b,33c、単色カーブ調整35a,35b,
35c,35d,35e,35f,35g,35h,3
5i、カラーマッチング37、K版カーブ調整37d、
特色カーブ調整37e,37f,37g,37h,37
i,合成処理39において使用される。
【0021】プロセス色の連続調データ32aとプロセ
ス色の線画データ32bとから分版処理33aによりC
版データ34a、M版データ34b、Y版データ34c
およびK版データ34dが生成される。また、特色の連
続調データ32cから分版処理33bにより金色版デー
タ34e、特1色版データ34fおよび白色版データ3
4gが生成される。また、特色の線画データ32dから
特2色版データ34hと特3色版データ34iが生成さ
れる。これらの処理過程は製版における原版データの生
成過程を模擬したものである。これら生成されたデータ
34a,34b,34c,34d,34e,34f,3
4g,34h,34iは、印刷版を作成するための原版
データに相当する。すなわち、グラビア彫刻版であれば
グラビア彫刻機に入力するデータまたはグラビア彫刻機
で読み取る反射原稿に相当する。また、グラビア腐食版
であれば、レジストに密着露光する原版フィルムに相当
する。また、オフセット印刷版であれば、PS版に密着
露光する原版フィルムに相当する。
【0022】次に、これら生成されたデータ34a,3
4b,34c,34d,34e,34f,34g,34
h,34iの各々に対して、単色カーブ調整35a,3
5b,35c,35d,35e,35f,35g,35
h,35iが行われる。これにより、調整済みのC版デ
ータ36a、M版データ36b、Y版データ36c、K
版データ36d、金色版データ36e、特1色版データ
36f、白色版データ36g、特2色版データ36hお
よび特3色版データ36iが生成される。これらの単色
カーブ調整35a,35b,35c,35d,35e,
35f,35g,35h,35iは、製版における原版
データから印刷版を得る過程を模擬したものである。し
たがって、これら生成されたデータ36a,36b,3
6c,36d,36e,36f,36g,36h,36
iは刷版に相当するデータである。
【0023】次に、調整済みのC版データ36a、M版
データ36bおよびY版データ36cからカラーマッチ
ング演算処理37を行うことにより、C版データ38
a、M版データ38bおよびY版データ38cが生成さ
れる。また、調整済みのK版データ36dを、さらにK
版カーブ調整37dを行うことにより、K版データ38
dが生成される。また、金色版データ36e、特1色版
データ36f、白色版データ36g、特2色版データ3
6hおよび特3色版データ36iに対して特色カーブ調
整37e,37f,37g,37h,37iを行うこと
により金色版データ38e、特1色版データ38f、白
色版データ38g、特2色版データ38hおよび特3色
版データ38iが生成される。これら生成されたデータ
38a,38b,38c,38d,38e,38f,3
8g,38h,38iに対して、合成処理39(詳細は
後述する)を行うことにより、校正印刷を行う出力装置
5に出力する印刷データ40が得られる。この印刷デー
タ40を得る処理過程と出力装置5による出力過程は本
印刷機における印刷過程を模擬したものである。
【0024】本発明の色校正方法および装置における合
成処理過程に関する基本概念を図4に示す。図4に示す
ように、合成処理過程の入力データは、刷順にしたがっ
て並べた各版の画像データである。ここで刷順の意味
は、軟包装材料に印刷が行われる場合の刷順の意味であ
る。軟包装材料においては、透明なフィルムの片面に印
刷が行われ、その印刷面の反対側の面から印刷物を見
る。すなわち、ここでの刷順は印刷物を見る側から刷り
重ねられる印刷層の順番のことである。印刷用紙等への
印刷が行われる場合には印刷面の側から印刷物を見るか
ら、ここでの刷順は実際の刷順の逆となる。ここでの刷
順に画像データの対象の画素について合成処理が行わ
れ、順次対象の画素を変えて全ての画素について合成処
理を進める。そして合成処理の出力データはDDCPに
出力するための画像データである。
【0025】本発明の色校正方法および装置における合
成処理過程の詳細を図5、図6に示す。図5、図6にお
いて画素値の成分は、たとえば、各々8ビットで表すと
すると0〜255の値を有するが、便宜上ここでは0〜
100%の値を有するものとする。図5、図6は対象の
1つの画素v(i,j)の合成処理について示したもの
である。いうまでもなく、全ての画素についての合成処
理は対象の画素(i,j)と同様に行うことができる。
まず、ステップS101において、変数を初期化する。
すなわち、プロセス色変数Cp,Mp,Yp,Kpにつ
いてCp=Mp=Yp=Kp=0%とし、特色変数C
c,Mc,Yc,KcについてCc=Mc=Yc=Kc
=0%とし、透過度tについてt=100%とする。
【0026】次に、ステップS102において、画素値
Vnに透過度tを乗算する。すなわちV’=Vn*tと
する。次に、ステップS103において、画素値Vnが
プロセス色版の画素値であるか否かが判定される。否
(NO)の場合には、ステップS104に進み特色γ補
正が行われる。すなわち、γs()を特色S用の階調変
換関数としてV”=γs(V’)を演算する。次に、ス
テップS105において、特色をプロセス色に変換す
る。すなわち、Sc(),Sm(),Sy(),S
k()を特色をプロセス色に変換する関数として、C’
=Sc(V”),M’=Sm(V”),Y’=Sy
(V”),K’=Sk(V”)を演算する。次に、ステ
ップS106において、特色変数Cc,Mc,Yc,K
cに積算する。すなわち、Cc=Cc+C’,Mc=M
c+M’,Yc=Yc+Y’,Kc=Kc+K’を演算
し、特色変数Cc,Mc,Yc,Kcを更新する。
【0027】一方、ステップS103において、画素値
Vnがプロセス色版の画素値である(YES)と判定さ
れた場合には、ステップS107において、K版である
か否かが判定される。否(NO)の場合には、ステップ
S109において、プロセス変数Cp,Mp,Yp,K
pに積算する。また、ステップS107において、K版
である(YES)と判定された場合には、ステップS1
08において、K色γ補正を行ってから、ステップS1
09において、プロセス変数Cp,Mp,Yp,Kpに
積算する。すなわち、γk()をプロセス色K用の階調
変換関数として、C版のときCp=Cp+V’,M版の
ときMp=Mp+V’,Y版のときYp=Yp+V’,
K版のときKp=Kp+γk(V’)を演算し、プロセ
ス変数Cp,Mp,Yp,Kpを更新する。
【0028】次に、ステップS110において、画素値
Vnが、インキが隠蔽性を有する特性である“不透過”
の画素値であるか否かが判定される。否(NO)の場合
には、ステップS112に進む。ステップS110にお
いて、画素値Vnが、インキが隠蔽性を有する特性であ
る“不透過”の画素値である(YES)と判定された場
合には、ステップS111において透過度を減じる演算
を行ってステップS112に進む。すなわち、t=t−
V’を演算する。次に、ステップS112において、透
過度tと閾値Tとの大小比較が行われる。すなわち、透
過度t<Tであるか否かが判定される。否(NO)の場
合には、ステップS113へ進み、刷り重ねの最後の版
であるか否かが判定される。否(NO)の場合には、ス
テップS102に戻り、次の刷順の画素値に画素値Vn
の置き換えを行って、上述のステップS102以下のス
テップを繰り返す。また、ステップS112において、
透過度t<Tである(YES)と判定された場合には、
ステップ114に進む。なお、閾値Tは、たとえば10
%とする。
【0029】次に、ステップS114において、プロセ
ス色変数Cp,Mp,Ypについて3次元テーブルまた
は関数を用いてカラーマッチング演算を行う。すなわ
ち、Fc(),Fm(),Fy()を3次元カラーマッ
チング関数として、Cp’=Fc(Cp,Mp,Y
p),Mp’=Fm(Cp,Mp,Yp),Yp’=F
y(Cp,Mp,Yp)を演算する。そして、プロセス
色変数Cp,Mp,YpにCp’,Mp’,Yp’を代
入する。すなわち、Cp=Cp’,Mp=Mp’,Yp
=Yp’とする。次に、ステップS115において、プ
ロセス色変数Cp,Mp,Yp,Kpと特色変数Cc,
Mc,Yc,Kcを加算する。すなわち、C=Cp+C
c,M=Mp+Mc、Y=Yp+Ycを演算する。この
ようにして得られる画素値(C,M,Y,K)の集合に
よって校正用出力装置(DDCP)に出力する画像デー
タが得られる。
【0030】
【実施例1】次に、上記の合成処理について実施例(そ
の1)に基づき説明する。キン(不透過),K(透
過),C(透過),特赤(不透過),M(透過),Y
(透過)のインキを用いる6つの印刷版によってこの刷
順で刷り重ねられ印刷が行われるものとする。合成処理
の対象となる画素を選択する。そのパーセント(%)で
表した画素値が、 キン(不透過) v1 = 100% K(透過) v2 = 0% C(透過) v3 = 50% 特赤(不透過) v4 = 0% M(透過) v5 = 100% Y(透過) v6 = 30% であるとする。
【0031】上記の画素について合成処理を行う。ま
ず、変数初期化を行う。 変数初期化: Cp,Mp,Yp,Kp = 0% Cc,Mc,Yc,Kc = 0% t = 100%
【0032】最初の刷順のキン(不透過)の処理を行
う。 画素値に透過度を乗算する:v’ = v1 * t = 100% 特色γ補正を行う: v” = γキン(v’) = 95% プロセス変換を行う: C’ = Scキン(v”) = 15% M’ = Smキン(v”) = 8% Y’ = Syキン(v”) = 87% K’ = Skキン(v”) = 5%
【0033】 プロセス色積算を行う: Cc = Cc + C’ = 15% Mc = Mc + M’ = 8% Yc = Yc + Y’ = 87% Kc = Kc + K’ = 5% 透過度の減算を行う: t = t − v’ = 0% 透過度が閾値10%より小さい(t < T = 10
%)。したがって、ループから抜け出る。
【0034】カラーマッチング演算を行う: Cp’ = Fc(Cp,Mp,Yp) = 0% Mp’ = Fm(Cp,Mp,Yp) = 0% Yp’ = Fy(Cp,Mp,Yp) = 0%
【0035】プロセス色と特色とを加算(プロセス色加
算)を行う: C = Cp’ + Cc = 15% M = Mp’ + Mc = 8% Y = Yp’ + Yc = 87% K = Kp + Kc = 5%
【0036】したがって、DDCPへ出力する画素値と
して、 C = 15% M = 8% Y = 87% K = 5% が得られる。
【0037】
【実施例2】次に、合成処理についてもう一つ実施例
(その2)に基づき説明する。キン(不透過),K(透
過),C(透過),特赤(不透過),M(透過),Y
(透過)のインキを用いる6つの印刷版によってこの刷
順で刷り重ねられ印刷が行われるものとする。合成処理
の対象となる画素を選択する。そのパーセント(%)で
表した画素値が、 キン(不透過) v1 = 60% K(透過) v2 = 10% C(透過) v3 = 50% 特赤(不透過) v4 = 80% M(透過) v5 = 100% Y(透過) v6 = 30% であるとする。
【0038】上記の画素について合成処理を行う。ま
ず、変数初期化を行う。すなわち、 変数初期化: Cp,Mp,Yp,Kp = 0% Cc,Mc,Yc,Kc = 0% t = 100%
【0039】最初の刷順のキン(不透過)の処理を行
う。 画素値に透過度を乗算する:v’ = v1 * t = 60% 特色γ補正を行う: v” = γキン(v’) = 52% プロセス色変換を行う: C’ = Scキン(v”) = 6% M’ = Smキン(v”) = 4% Y’ = Syキン(v”) = 51% K’ = Skキン(v”) = 3%
【0040】 プロセス色積算を行う: Cc = Cc + C’ = 6% Mc = Mc + M’ = 4% Yc = Yc + Y’ = 51% Kc = Kc + K’ = 3% 透過度の減算を行う: t = t − v’ = 40%
【0041】次の刷順のK(透過)の処理を行う。 画素値に透過度を乗算する:v’ = v2 * t = 4% K色γ補正を行う: γk(v’) = 3% Kpに積算する: Kp = Kp + γk(v’) = 3%
【0042】次の刷順のC(透過)の処理を行う。 画素値に透過度を乗算する:v’ = v3 * t = 20% Cpに積算する: Cp = Cp + v’ = 20%
【0043】次の刷順の特赤(不透過)の処理を行う。 画素値に透過度を乗算する:v’ = v4 * t = 32% 特色γ補正を行う: v” = γ特赤(v’) = 26% プロセス色変換を行う: C’ = Sc特赤(v”) = 0% M’ = Sm特赤(v”) = 40% Y’ = Sy特赤(v”) = 44% K’ = Sk特赤(v”) = 0%
【0044】 プロセス色積算を行う: Cc = Cc + C’ = 6% Mc = Mc + M’ = 44% Yc = Yc + Y’ = 95% Kc = Kc + K’ = 3% 透過度の減算を行う: t = t − v’ = 8% 透過度が閾値10%より小さい(t < T = 10
%)。したがって、ループから抜け出る。
【0045】カラーマッチング演算を行う: Cp’ = Fc(Cp,Mp,Yp) = 24% Mp’ = Fm(Cp,Mp,Yp) = 3% Yp’ = Fy(Cp,Mp,Yp) = 5%
【0046】プロセス色と特色とを加算(プロセス色加
算)を行う: C = Cp’ + Cc = 30% M = Mp’ + Mc = 47% Y = Yp’ + Yc = 100% K = Kp + Kc = 6%
【0047】したがって、DDCPへ出力する画素値と
して、 C = 30% M = 47% Y = 100% K = 6% が得られる。
【0048】以上、本発明について実施の形態に基づい
て説明を行ったが、本発明はこの実施の形態にのみ限定
されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて様々
な形態で実施することができ、それらも本発明に含まれ
ることはいうまでもないことである。たとえば、実施の
形態ににおいては、透過度に関するインキの特性とし
て、隠蔽性を有する“不透過”と、透明性を有する“透
過”の2つに分けたが、その中間的な特性のインキが色
再現に重要な影響を与えるような場合には、中間的な特
性、たとえば“半透過”を設けることができる。そうし
て、合成処理においては、ステップS110(図6参
照)における判定において、3つに分岐し、“透過”の
場合には透過度の減算を行わず、“中間”の場合には、
0〜1の間の所定の係数をρとして、t=t−ρ*v’
の演算を行い、“不透過”の場合にはt=t−v’の演
算を行うようにすることができる。
【0049】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明によれば、
プロセスインキだけでなく特色インキを用いて印刷が行
われる場合に、特色インキを刷り重ねる順番と特色イン
キの透過度とが考慮され色再現性が良好な色校正方法お
よび装置が提供される。また、模擬演算過程が画素値に
透過度を乗算して実効のある画素値を得る実効画素値演
算過程を有する本発明によれば、実効画素値演算過程に
より画素値に透過度を乗算して実効のある画素値が得ら
れる。また、模擬演算過程が刷り重ねにおいて下の色に
影響されない不透過色については画素値と透過度を乗算
した値(実効のある画素値)をその不透過色を刷り重ね
る演算の前の透過度から減算して新たな透過度を生成
し、その新たな透過度を刷順が次の下の色の実効画素値
演算過程で用いる本発明によれば、刷り重ねにおいて下
の色に影響されない不透過色を対象として実効画素値演
算過程が行われた場合には演算の前の透過度から減算し
て新たな透過度が生成される。また、模擬演算過程が特
色の画素値に対する階調変換を行って階調変換済みの画
素値を得る特色ガンマ補正演算過程を有する本発明によ
れば、特色ガンマ補正演算過程により特色の画素値に対
する階調変換が行われ階調変換済みの画素値が得られ
る。また、模擬演算過程が特色の画素値をプロセス色の
画素値で表現したプロセス色変換済みの画素値を得るプ
ロセス色変換過程を有する本発明によれば、プロセス色
変換過程により特色の画素値をプロセス色の画素値で表
現したプロセス色変換済みの画素値が得られる。また、
模擬演算過程が複数の特色に対応する複数のプロセス色
変換済みの画素値を各プロセス色ごとに積算して積算画
素値を得るプロセス色積算過程を有する本発明によれ
ば、プロセス色積算過程により複数の特色に対応する複
数のプロセス色変換済みの画素値が各プロセス色ごとに
積算され積算画素値を得る。また、模擬演算過程がプロ
セス色の墨色(K;black )の画素値に対する階調変換
を行って階調変換済みの画素値を得る墨色ガンマ補正演
算過程を有する本発明によれば、墨色ガンマ補正演算過
程によりプロセス色の墨色(K;black )の画素値に対
する階調変換が行われ階調変換済みの画素値が得られ
る。また、模擬演算過程が連続調データと線画データと
を合成分版し各印刷版のデータを得る分版処理過程を有
する本発明によれば、分版処理過程により連続調データ
と線画データとが合成分版され各印刷版のデータが得ら
れる。この分版処理過程により、製版における原版デー
タ生成過程を模擬することができる。また、模擬演算過
程が分版処理した各印刷版のデータに対する階調変換を
行って階調変換後のデータを得る単色カーブ調整過程を
有する本発明によれば、単色カーブ調整過程により分版
処理した各印刷版のデータに対する階調変換が行われ階
調変換後のデータが得られる。この単色カーブ調整過程
により、製版における刷版データ生成過程を模擬するこ
とができる。また、本印刷機のプロセス色の画素値を校
正出力機のプロセス色の画素値で表現するカラーマッチ
ング演算過程を有する本発明によれば、カラーマッチン
グ演算過程により本印刷機のプロセス色の画素値が校正
出力機のプロセス色の画素値で表現される。また、特色
を校正出力機のプロセス色で表現した画素値と、本印刷
機のプロセス色を校正出力機のプロセス色で表現した画
素値とを加算するプロセス色加算過程を有する本発明に
よれば、プロセス色加算過程により特色を校正出力機の
プロセス色で表現した画素値と、本印刷機のプロセス色
を校正出力機のプロセス色で表現した画素値とが加算さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の色校正装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の色校正装置におけるデータ処理の全体
の過程を示す図である。
【図3】本発明の色校正方法および装置におけるデータ
の変換過程を示す図である。
【図4】本発明の色校正方法および装置における合成処
理過程に関する基本概念を示す図である。
【図5】本発明の色校正方法および装置における合成処
理過程の詳細を示すフロー図(前半部分)である。
【図6】本発明の色校正方法および装置における合成処
理過程の詳細を示すフロー図(後半部分)である。
【符号の説明】
1 入力装置 2 演算装置 3 表示装置 4 記憶装置 5 出力装置 31 合成情報 32a プロセス色の連続調データ 32b プロセス色の線画データ 32c 特色の連続調データ 32d 特色の線画データ 33a プロセス色データの分版処理 33b 特色の連続調データ32cの分版処理 33c 特色の線画データ32dの分版処理 34a C版データ 34b M版データ 34c Y版データ 34d K版データ 34e 金色版データ 34f 特1色版データ 34g 白色版データ 34h 特2色版データ 34i 特3色版データ 35a,35b,35c,35d,35e,35f,3
5g,35h,35i各々の色版データの単色カーブ調
整(階調変換)処理 36a 調整済みのC版データ 36b 調整済みのM版データ 36c 調整済みのY版データ 36d 調整済みのK版データ 36e 調整済みの金色版データ 36f 調整済みの特1色版データ 36g 調整済みの白色版データ 36h 調整済みの特2色版データ 36i 調整済みの特3色版データ 37 カラーマッチング演算処理 37d K版(墨版)カーブ調整(階調変換)処理 37e,37f,37g,37h,37i 各々の特色
カーブ調整(階調変換)処理 38a,38b,38c カラーマッチング演算処理に
よって生成されるC,M,Y版データ 38d,38e,38f,38g,38h,38i 階
調変換済みの金色,特1色,白色、特2色、特3色の各
々の色版データ 39 合成処理 40 校正印刷を行う出力装置に出力する印刷データ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本印刷機による色再現を校正出力機におい
    て模擬する色校正方法であって、本印刷機における各色
    の刷順と透過度とに基づいて前記各色の刷り重ねの模擬
    演算を行う模擬演算過程を有することを特徴とする色校
    正方法。
  2. 【請求項2】前記模擬演算過程は、画素値に透過度を乗
    算して実効のある画素値を得る実効画素値演算過程を有
    することを特徴とする請求項1記載の色校正方法。
  3. 【請求項3】前記模擬演算過程は、刷り重ねにおいて下
    の色に影響されない不透過色については画素値と透過度
    を乗算した値(実効のある画素値)をその不透過色を刷
    り重ねる演算の前の透過度から減算して新たな透過度を
    生成し、その新たな透過度を刷順が次の下の色の実効画
    素値演算過程で用いることを特徴とする請求項1または
    2記載の色校正方法。
  4. 【請求項4】前記模擬演算過程は、特色の画素値に対す
    る階調変換を行って階調変換済みの画素値を得る特色ガ
    ンマ補正演算過程を有することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか記載の色校正方法。
  5. 【請求項5】前記模擬演算過程は、特色の画素値をプロ
    セス色の画素値で表現したプロセス色変換済みの画素値
    を得るプロセス色変換過程を有することを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか記載の色校正方法。
  6. 【請求項6】前記模擬演算過程は、複数の特色に対応す
    る複数のプロセス色変換済みの画素値を各プロセス色ご
    とに積算して積算画素値を得るプロセス色積算過程を有
    することを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の色
    校正方法。
  7. 【請求項7】前記模擬演算過程は、プロセス色の墨色
    (K;black )の画素値に対する階調変換を行って階調
    変換済みの画素値を得る墨色ガンマ補正演算過程を有す
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の色校
    正方法。
  8. 【請求項8】前記模擬演算過程は、連続調データと線画
    データとを合成分版し各印刷版のデータを得る分版処理
    過程を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか
    記載の色校正方法。
  9. 【請求項9】前記模擬演算過程は、分版処理した各印刷
    版のデータに対する階調変換を行って階調変換後のデー
    タを得る単色カーブ調整過程を有することを特徴とする
    請求項1〜8のいずれか記載の色校正方法。
  10. 【請求項10】本印刷機のプロセス色の画素値を校正出
    力機のプロセス色の画素値で表現するカラーマッチング
    演算過程を有することを特徴とする請求項1〜9のいず
    れか記載の色校正方法。
  11. 【請求項11】請求項5記載のプロセス色は校正出力機
    のプロセス色であって、そのプロセス色の画素値と、請
    求項10記載の校正出力機のプロセス色の画素値とを加
    算するプロセス色加算過程を有することを特徴とする色
    校正方法。
  12. 【請求項12】本印刷機による色再現を校正出力機にお
    いて模擬する色校正装置であって、本印刷機における各
    色の刷順と透過度とに基づいて前記各色の刷り重ねの模
    擬演算を行う模擬演算手段を有することを特徴とする色
    校正装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016078390A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 大日本印刷株式会社 色校正用カードの製造方法及び色校正用カード
WO2016194217A1 (ja) * 2015-06-05 2016-12-08 株式会社ジーティービー 画像処理装置、コンピュータ用プログラム及び画像処理方法

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