JPH11296384A - イベントドリブン型osにおけるイベント処理翻訳システムおよび装置 - Google Patents
イベントドリブン型osにおけるイベント処理翻訳システムおよび装置Info
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- JPH11296384A JPH11296384A JP10094254A JP9425498A JPH11296384A JP H11296384 A JPH11296384 A JP H11296384A JP 10094254 A JP10094254 A JP 10094254A JP 9425498 A JP9425498 A JP 9425498A JP H11296384 A JPH11296384 A JP H11296384A
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Abstract
ウシステムおよびイベント処理方式において、イベント
情報制御テーブルを作成し、イベントを順序づけること
により、ウィンドウで発生するイベントの制御の処理不
良を削減し、ユーザプログラムの開発を容易にさせるイ
ベント翻訳システムと方法を提供する。 【解決手段】ウィンドウの処理に応じて、イベントの通
知順序の情報を保持するイベント情報テーブル13を作
成する。イベント翻訳処理手段12は、イベント処理1
4が通知してきた各イベントをイベント制御情報テーブ
ル13に基づいてイベントの発生順序をソートし、オペ
レーティングシステム11に通知する。
Description
型によって動作するウィンドウシステムおよびイベント
処理方式に関する。
においては、イベントとは入力装置から発生するものだ
けでなく、ユーザプログラムの内部で明示的に発行した
ものも含まれ、このイベントの安易な発行によって、開
発者が意図しない動きをウィンドウがする場合が多々あ
り、このイベントをスムーズに制御することが要求され
ている。このため、ユーザプログラムから発行されるイ
ベントの処理を司るイベント翻訳処理手段を開発する必
要がある。
イベント処理の説明図である。あるウィンドウシステム
では、入力装置50から発生したイベントをオペレーテ
ィングシステム51が受信し、受信したイベントに対応
したオペレーティングシステム内部のイベント処理が実
行され、ウィンドウAに対する制御を行う。ユーザプロ
グラム内部に発生したイベントに該当するイベント処理
52が定義されている場合はそのイベント処理52も実
行される。また、イベント処理52の内部でウィンドウ
A54に対してなんらかの動作を命令する場合は、イベ
ント53をオペレーティングシステム51にたいして発
行する。この発行されたイベント53は、入力装置50
から発生したイベントと同様に、そのイベントに対応し
たオペレーティングシステム内部のイベント処理が実行
され、ウィンドウAに対する制御を行う。ユーザプログ
ラム内部に発生したイベントに該当するイベント処理5
2が定義されている場合はそのイベント処理52も実行
する。
ウシステムでは、ユーザプログラム内部のイベント処理
で発行したイベントが、その順番によっては、ユーザプ
ログラム開発者が意図しない順番でウィンドウにイベン
トが通知されてしまう場合があり、常にユーザプログラ
ムの開発者はウィン ドウに通知される順番を意識して
プログラムを作成しなければならなかった。
ある画面のオープン時に、なんらかの業務的な前処理を
行い、最初に入力を促したい項目にフォーカスを当てる
とする。このような処理を図4のウィンドウA40に行
ったとすると、ほとんどの開発者は図6のように、画面
に対する前処理をすべて行ってから画面を最後に表示す
る手続きをとる。しかし、オペレーティングシステムに
よっては、図6のような処理の流れでは、指定した名称
42にフォーカスが当たらない場合がある。これは、画
面の表示(Activate)イベントを発行すると、その前に行
ったフォーカスを当てる処理をオペレーティングシステ
ムが無効としてしまい、画面作成時に最初に画面に貼り
付けた項目にフォーカスをあてる為である。したがっ
て、あるウィンドウシステムにおいては、確実にウィン
ドウA40の表示時に名称42にフォーカスを当てたい
場合は、図6の処理の62と63の発行順序を入れ替え
てイベントを発行する必要がある。このようなイベント
の発行順序の影響はオペレーティングシステムによるも
のであり、プログラム作成者は常にイベントの発行順序
を念頭において画面プログラムを作成する必要があっ
た。
トをスムーズに処理し、アプリケーションプログラムの
開発を容易にする手段を提供することを目的とする。
図である。図1は、マウスやキーボードなどのウィンド
ウにイベントを発生させる入力装置(10)と、そのイ
ベントを制御するオペレーティングシステム(11)
と、ウィンドウを表示するディスプレイ装置(17)と
を備えたウィンドウシステムにおいて、ウィンドウA Op
en処理(16)などのイベントに対応する処理を行うイ
ベント処理(14)と、イベント処理(14)が発行し
たイベントにたいして処理すべき情報を保持しているイ
ベント制御情報テーブル(13)と、前記イベント処理
(14)から受信したイベントを一時的に保持しておく
イベントキュー(15)と、前記イベントキュー(1
5)から取得したイベントを解読し、前記イベント制御
情報テーブル(13)を参照することにより、イベント
を発行するための情報を得て、イベントをオペレーティ
ングシステム(11)に通知する制御を行うイベント翻
訳処理手段(12)とを備えたことを特徴とするイベン
ト処理翻訳システムである。
課題を解決することが可能となる。
示すシステム構成図である。図1において、10はマウ
スやキーボードなどのウィンドウにイベントを発生させ
る入力装置である。11は入力装置から発生したイベン
トを制御するオペレーティングシステムである。12は
14からイベントを受信し翻訳するイベント翻訳処理手
段である。13はイベントの翻訳情報をもつイベント制
御情報テーブル、14はオペレーティングシステムから
発生したイベントの処理を行うイベント処理ごとに分け
られたユーザプログラムである。15はイベント翻訳処
理手段12がイベントを一時的に保持しておくイベント
キューである。17はウィンドウを表示するディスプレ
イ装置である。
置から発生したすべてのイベントに対応するイベント処
理を保持しており、イベントを入力装置から受信する
と、該当するイベント処理を実行する。ウィンドウの描
画制御もこのイベント処理が行っている。ユーザプログ
ラム内部で発生したイベントに対応するイベント処理1
4が定義されていると、オペレーティングシステムは内
部で保持しているイベント処理とともにユーザプログラ
ムで定義されているイベント処理14も実行する。
ト処理14内部からオペレーティングシステムに発行す
るイベントの優先順序を保持する記憶手段である。
ント処理14内部から発行されたイベントを解読し、イ
ベント制御情報テーブル13に従ってイベントの順番を
ソートしてオペレーティングシステムにイベントを通知
する制御を行う。
0から発生したイベントをオペレーティングシステム1
1が受信し、それらのイベントに対応したオペレーティ
ングシステム内部のイベント処理が実行され、ウィンド
ウAに対する制御を行う。ユーザプログラムに発生した
イベントに該当するイベント処理14が定義されている
場合は、そのイベント処理14も実行する。イベント処
理14の内部でさらにウィンドウAに対してなんらかの
動作を命令する場合は、イベントをオペレーティングシ
ステム11にたいして発行する。その際、オペレーティ
ングシステム11による予期しない動作を回避するた
め、本発明では、あるイベント処理14の内部で発行し
たイベントを、イベントキュー15に一時保持し、その
イベントキュー15に貯めたイベントを取得して、イベ
ント処理名等をキーとして該当するイベントの定義が存
在するかどうかイベント制御情報テーブル13を検索す
る。該当するテーブル定義がある場合はその定義にした
がい、イベントの優先順序によって発生順序をソート
し、そのイベントの順序でオペレーティングシステム1
1に通知する。該当するテーブル定義が無い場合はソー
ト処理は行わないでそのままの順序でイベントをオペレ
ーティングシステム11に通知する。オペレーティング
システム11に通知したイベントはイベントキュー15
から消去する。オペレーティングシステム11に通知さ
れたイベントは、入力装置10から発生したイベントと
同様に、それらのイベントに対応したオペレーティング
システム内部のイベント処理が実行され、ウィンドウA
に対する制御を行う。ユーザプログラムに発生したイベ
ントに該当するイベント処理14が定義されている場合
は、そのイベント処理14も実行する。
ー説明図である。本実施の形態では、図4に示すような
画面構成のウィンドウ40に対して、ウィンドウA Open
処理16で発行されるイベントを例にとり説明する。こ
の場合、イベントキュー15は図7に示す情報を持つ。
特定する処理種類71と、ボタンやウィンドウや入力フ
ィールドの単位をあらわすコントロール名称72、前記
コントロールに通知するイベント名称73が一時的に記
憶される。
16において発生されたイベントが発生した順に格納さ
れている。
情報テーブル説明図である。本実施の形態では、図4に
示すような画面構成のウィンドウ40に対して、ウィン
ドウA Open処理16で発行されるイベントを例にとり説
明する。この場合、イベント制御情報テーブル13は図
2に示す情報を持つ。
ト処理14毎に1レコードを定義する。1レコードに
は、イベント処理14を特定する処理種類21と、ボタ
ンやウィンドウや入力フィールドの単位をあらわすコン
トロール名称22と、前記コントロールに通知するイベ
ント名称23と、イベントの実行順序をあらわす順位2
4とが記憶されている。図2に示す例では、ウィンドウ
A Open処理16において発生されたイベントが区分項目
のSetFocusイベント,ウィンドウAのActivateイベント
であった場合、発生させるイベントの順序は順序24に
定義してある昇順により、ウィンドウAのActivateイベ
ント〜区分項目SetFocusイベントとなることを示してい
る。
にあらかじめ作成しておき、イベントの発生時に検索す
ることにより、処理の種類に応じて行うべき処理の順番
を容易に決定することができる。
トの順番を決定する処理の例を示している。本実施例で
は図2のイベント制御情報テーブル13を使用した場合
の処理を行う。
ベントキュー15の中を参照し、イベントキュー15に
イベントが保持されていないか確認する。まず、図3の
ステップ31で、イベントキュー15に保持された処理
種類71、コントロール名称72及びイベント名称73
を取得する。ウィンドウA40の Open処理16を例にあ
げると、イベントキュー15にはウィンドウAのActivat
eイベント、区分項目SetFocusイベントが図7のように
保持されている。ステップ32でそのイベントキュー1
5の処理種類71、コントロール名称72及びイベント
名称73をキーとしてイベント制御情報テーブル13か
ら該当するテーブル定義があるかどうか検索する。
あるかどうか判別し、ある場合はステップ34にてイベ
ント制御情報テーブル13の定義にしたがい、イベント
の優先順序によって発生順序をソートする。該当するテ
ーブル定義が無い場合はソート処理は行わない。ウィン
ドウA40ではウィンドウA Open処理21が定義されて
いるため、順序24にしたがって、ウィンドウAのActiv
ateイベント〜区分項目SetFocusイベントの順序にイベ
ントをソートする。
レーティングシステム11にイベントを通知し、ステッ
プ36にてイベントキュー15に貯まったイベントをク
リアする。
ウィンドウシステムにおけるユーザプログラム側から発
行するイベントの処理において、あらかじめ定義してお
いたイベント情報制御テーブルを参照してイベントを順
序づけることにより、ウィンドウで発生するイベントの
制御の処理不良を削減することができるようになる。ま
た、ユーザプログラム開発者がイベントの順序に惑わさ
れること無く開発することが可能となるため、ユーザプ
ログラムの開発を容易にさせることができる。
ル説明図である。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】マウスやキーボードなどのウィンドウにイ
ベントを発生させる入力装置(10)と、そのイベント
を制御するオペレーティングシステム(11)と、ウィ
ンドウを表示するディスプレイ装置(17)とを備えた
ウィンドウシステムにおいて、イベントに対応する処理
を行うイベント処理(14)と、イベント処理(14)
が発行したイベントの発生にたいして処理すべき情報を
保持しているイベント制御情報テーブル(13)と、そ
のイベント処理(14)から受信したイベントを一時的
に保持しておくイベントキュー(15)と、イベントキ
ュー(15)から取得したイベントを解読し、前記イベ
ント制御情報テーブル(13)を参照することにより、
イベントを発行するための情報を得て、イベントをオペ
レーティングシステム(11)に発行する制御を行うイ
ベント翻訳処理手段(12)とを備えたことを特徴とす
るイベント処理翻訳システムおよび装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10094254A JPH11296384A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | イベントドリブン型osにおけるイベント処理翻訳システムおよび装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10094254A JPH11296384A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | イベントドリブン型osにおけるイベント処理翻訳システムおよび装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11296384A true JPH11296384A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14105167
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10094254A Pending JPH11296384A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | イベントドリブン型osにおけるイベント処理翻訳システムおよび装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11296384A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006146789A (ja) * | 2004-11-24 | 2006-06-08 | Denso Corp | 電子制御装置およびその制御方法ならびにプログラム |
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JPH06282392A (ja) * | 1993-03-30 | 1994-10-07 | Toshiba Corp | ウィンドウのプログラム作成ツール及びウィンドウ制御関数編集方法 |
JPH08320774A (ja) * | 1990-01-19 | 1996-12-03 | Canon Inc | ディスプレイ装置を有するデータ処理装置 |
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JPH1069364A (ja) * | 1996-08-28 | 1998-03-10 | Fuji Electric Co Ltd | ウィンドウ画面選択方式 |
-
1998
- 1998-04-07 JP JP10094254A patent/JPH11296384A/ja active Pending
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A977 | Report on retrieval |
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RD01 | Notification of change of attorney |
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