JPH11296307A - 情報記憶システム及び情報記憶装置のリードリトライ回数の設定方法 - Google Patents

情報記憶システム及び情報記憶装置のリードリトライ回数の設定方法

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JPH11296307A
JPH11296307A JP10101502A JP10150298A JPH11296307A JP H11296307 A JPH11296307 A JP H11296307A JP 10101502 A JP10101502 A JP 10101502A JP 10150298 A JP10150298 A JP 10150298A JP H11296307 A JPH11296307 A JP H11296307A
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JP
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hard disk
time
read
storage device
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JP10101502A
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Takayuki Oshima
隆之 大島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手作業でハードディスク装置のパラメータを
設定していので、パラータの設定に時間がかかる。 【解決手段】 ハードディスク装置のパラメータを測定
して記憶手段に記憶させておき、システムの運用時に記
憶手段を参照し、記憶手段に記憶しているパラメータを
用いてシステムの動作を制御する。また、ハードディス
ク装置のリードリトライ処理に許容される最大処理時間
と実際のリードリトライ処理時間に基づいてハードディ
スク装置のリードリトライ回数を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記憶装置を備
えたシステム及び情報記憶装置のリードリトライ回数を
設定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスク装置には、様々な
ベンダー(メーカー)、型番が存在している。そのた
め、例えば、ディスクアレイシステムのような複数のデ
ィスク装置を1つの記憶装置とみなして管理するシステ
ムにおいては、複数種類のハードディスク装置が用いら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数種
類のハードディスク装置を1つのアレイシステムに接続
すると、アレイシステムとハードディスク装置間のイン
ターフェースで不整合を生じる場合があった。このた
め、従来においては手作業でハードディスク装置のパラ
メータを設定しているが、これでは設定作業が煩雑であ
るばかりか、パラメータの設定に時間がかかるという問
題があった。また、例えば、ディスク装置のリアサイン
ブロック(Reassign Block)時間やスピンアップ時間は
ディスク装置固有のパラメータであるため、ユーザーは
これらのパラメータを設定できないという問題もあっ
た。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、パラ
メータの設定を自動的に行ことが可能な情報記憶システ
ム及び情報記憶装置のリードリトライ回数の設定方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明では、情
報記憶装置のパラメータを測定し、測定されたパラメー
タを記憶手段に記憶し、システムの運用時に記憶手段を
参照して記憶手段に記憶しているパラメータを用いてシ
ステムの動作を制御する。これによって、自動的に記憶
装置のパラメータを設定でき、また、記憶装置間のパラ
メータが異なっていてもパラメータの不整合によるトラ
ブルを未然に防止でき、システムの運用を良好に行うこ
とができる。
【0006】また、本発明では、情報記憶装置のリード
リトライ処理に許容される最大処理時間を算出し、記憶
装置の実際のリトライ処理に要する処理時間を測定し、
リトライ処理の最大処理時間及びリトライ処理時間の実
測値に基づいて記憶装置のリードリトライ回数を設定す
る。これによって、記憶装置の特性に応じてリードリト
ライ回数を自動的に最適値に設定でき、リトライ回数の
設定に要する手数を軽減することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実
施形態の構成を示すブロック図である。図1において、
100はディスク制御装置、HD1、HD2、HD3、
…、HDnはディスク制御装置100に接続されたハー
ドディスク装置である。各々のハードディスク装置はS
CSIバス101を介してディスク制御装置100に接
続され、この複数のハードディスク装置とディスク制御
装置100によってディスクアレイシステムが構成され
ている。複数のハードディスク装置のうち全部または一
部はベンダー名、型番等が異なるものとし、複数種類の
ハードディスク装置がディスク制御装置100に接続さ
れているものとする。
【0008】また、図1のディスクアレイシステムは上
位のホストコンピュータ(図示せず)に外部記憶装置と
して接続され、ホストコンピュータの制御に基づいて複
数のハードディスク装置に情報の記録、再生を行う。デ
ィスク制御装置100は、主制御回路であるアレイ制御
部102、SCSIコントローラ103、タイマー部1
04を備えたパラメータ設定部105、設定値記憶部1
06から成っている。パラメータ設定部105は、詳し
く後述するように各ハードディスク装置のパラメータの
測定や設定を行い、設定値記憶部106は測定されたパ
ラメータの値をハードディスク装置のベンダー名、型番
毎に記憶する。タイマー部104はパラメータの測定に
用いられる。
【0009】図2は図1のディスクアレイシステムにお
ける各ハードディスク装置のパラメータの測定と設定処
理を示すフローチャートである。図2において、まず、
ハードディスク装置のパラメータを測定する場合、パラ
メータ設定部105はSCSIコントローラ103を介
してハードディスク装置の1つにSTAT/STOP コマンドを
発行する(ステップ201)。なお、図2ではステップ
をSと表示している。パラメータの測定と設定は図1の
ハードディスク装置HD1、HD2、HD3、…、HD
nの順に行うものとし、最初にハードディスク装置HD
1にSTAT/STOPコマンドを発行する。また、本実施形態
で用いるコマンドはすべてSCSIで決められたコマン
ドを用い、図2の処理はすべてパラメータ設定部105
が行うものとする。
【0010】次いで、ハードディスク装置HD1にTU
Rコマンドを発行し(ステップ202)、ハードディス
ク装置HD1がレディー状態(リード/ライト可能な状
態)になるまで待つ(ステップ202)。パラメータ設
定部105では、タイマー部104を用いてこのSTAT/S
TOP コマンドを発行してからレディー状態になるまでの
時間STnを測定する(ステップ203)。このレディ
ー状態になるまでの時間をスピンアップ時間STnと
し、設定値記憶部106に記憶しておく。また、パラメ
ータ設定部105はInquiry コマンド、Mode Senseコマ
ンドを発行してハードディスク装置HD1のベンダー名
VDn、型番MDn、及びFW(ファームウェア)レビ
ジョンFWnを取得し(ステップ204)、設定値記憶
部106に記憶しておく。
【0011】次に、パラメータ設定部105はすべての
ハードディスク装置について処理が終了したかどうかを
判断する(ステップ205)。この時は、ハードディス
ク装置HD2〜HDnの処理が残っているので、ステッ
プ201〜205の処理を繰り返し行い、ハードディス
ク装置HD2、HD3、…、HDnの順にスピンアップ
時間STnを測定し、ベンダー名VDn、型番MDn、
FWレビジョンFWnを取得していく。ステップ205
ですべてのハードディスク装置の処理を終了すると、パ
ラメータ設定部105は、Mode Select コマンドにより
ARRE及びAWREをDisable に設定し、タイマー部
104で先頭のハードディスク装置HD1のReassign B
lock時間を測定し、これをRBnとして設定値記憶部1
06に記憶しておく(ステップ206)。
【0012】このReassign Block時間は後述するように
リードリトライ回数の設定に用いられる。また、Reassi
gn Block時間はハードディスク装置の欠陥ブロックを正
しいブロックに代替するのに要する時間である。Reassi
gn Block時間は前述のハードディスク装置のスピンアッ
プ時間STnとともにハードディスク装置固有のパラメ
ータである。Reassign Block時間を測定すると、パラメ
ータ設定部105ではハードディスク装置のリードリト
ライ処理の最大時間Read Maxを算出する(ステップ20
7)。Read Max時間も後述するようにハードディスク装
置のリードリトライ回数の設定に用いられる。
【0013】このRead Max時間の算出方法について図3
のリードリカバーフローを参照して説明する。なお、こ
の図3のリードリカバーフローは各ハードディスク装置
毎に実行し、ハードディスク装置毎にRead Max時間を算
出するものとする。図3において、まず、Readコマンド
を発行し(ステップ301)、ハードディスク装置内部
でリトライを行う(ステップ302)。この時、リード
エラーが発生したものとし(ステップ303)、ハード
ディスク装置からエラーが通知されるまでの時間をRm
axとする。エラーが発生すると、他のハードディスク
装置から同じアドレスのデータを読み出し、そのデータ
に基づいてパリティー(エラー発生位置のデータ)を生
成する(ステップ304)。このステップ304におけ
る時間をRmaxとする。
【0014】次いで、得られたパリティーをリードエラ
ー補正のために同じ位置に書き込み(ステップ30
5)、その後、確認のためにReadコマンドを発行して先
に書き込んだデータを読み出す(ステップ306)。こ
のReadコマンドによる時間もRmaxとする。データを
読み出すと、正常に読み出せたかどうかを判断し(ステ
ップ307)、この時は、もともと媒体欠陥等によりリ
ードエラーが発生している位置であるので再度エラーが
発生する(ステップ307はN)。従って、この場合は
ステップ308に進み、Reassign Blockコマンドを発行
して代替領域を割り当てる。このReassign Blockコマン
ドよる時間をRBnとする。
【0015】Reassign Blockコマンドを発行すると、再
度ステップ305でリードエラー補正のために代替領域
に先に生成したパリティーを書き込み、ステップ306
で確認のためのReadコマンドを発行して書き込んだデー
タを読み出す。このReadコマンドによる時間もRmax
とする。次に、ステップ307で正常に読み出せたかど
うかを判断し、この時は、代替領域にデータを書き込ん
でいるので、エラーは発生せず、正常に読み出すことが
できる。
【0016】ここで、図3のリードリカバーフローから
明らかなようにRmaxを4回、RBnを1回実行して
いるので、 (4×Rmax)=(OSタイマー値)−2−RBn …(1) の関係が成り立つ。但し、OS(基本ソフト)タイマー
はホストコンピュータが持っているタイマー値、2は任
意の値である。従って、(1)式から、 Rmax=(OSタイマー値−2−RBn)÷4 …(2) が得られる。本実施形態では、各々のハードディスク装
置毎に(2)式を用い、また、ステップ206で得られ
たReassign Block時間を用いてRmaxの値を計算して
おく。ここで得られたRmaxの値は、リードリトライ
処理に許容される最大処理時間である。
【0017】次に、得られたRmaxを用いてハードデ
ィスク装置HD1の内部リトライ回数を設定する処理を
行う。まず、ハードディスク装置の内部リトライ回数R
Rn=1とし(ステップ208)、Mode Select コマン
ドを用いてリードリトライ回数を1に設定する(ステッ
プ209)。続いて、ECC部の長さはハードディスク
装置によって異なる容量であるため、リードする長さLe
ngth長(Len )を初期値=512バイトに設定する(ス
テップ210)。また、Reassign Blockコマンドにより
代替処理したアドレスに対しRead Long コマンドを用い
てECC部とデータ部の両方を読み出す(ステップ21
1)。
【0018】次いで、正常に読み出せたかどうかを判断
し(ステップ212)、正常に読み出せなかったときは
再度ステップ210に戻ってLen =512+2バイトと
し、ステップ211でRead Long コマンドの発行、ステ
ップ212で正常に読み出せたかどうかの判断を行う。
このようにステップ210〜ステップ212の処理を繰
り返し行い、Len の長さを2バイトづつ加算し、正常に
読み出せたかどうかの判断を行う。そして、Len の長さ
が該当するハードディスク装置HD1のECC部とデー
タ部の長さに一致した時に、ステップ212で正常に読
み出すことができる。
【0019】このようにしてECC部とデータ部を読み
出すと、データ部のみの書き換えを行い(ステップ21
3)、Write Longコマンドを発行してECC部と書き換
えたデータ部をハードディスク装置HD1に書き込む
(ステップ214)。書き換えるデータとしては、どの
ようなデータであってもよい。次いで、Readコマンドを
発行して書き込んだデータの読み出しを行う(ステップ
215)。但し、この場合、前述のようにデータ部を適
当に書き換えているので、ハードディスク装置HD1で
エラーが発生する。
【0020】この時、Request Sense コマンドを発行
し、ハードディスク装置HD1からのデータ部とECC
部が異なることを示すSense Key =03Hを確認する
(ステップ216)。このReadコマンドを発行してから
Sense Key =03Hを確認するまでの時間をタイマー部
104を用いて測定し(ステップ217)、この時間を
Rnとする。ここで、得られた時間Rnはリトライ回数
が1回の場合に実際にリトライ処理に要する時間であ
る。
【0021】次に、得られたRnと先に算出したRma
xを比較し、Rn>Rmaxであるかどうかを判断する
(ステップ218)。もちろん、Rmaxはハードディ
スク装置HD1に対応する値が用いられる。ここで、も
し、Rn<Rmaxであれば(ステップ218がN)、
リードリトライ回数が1回の時はリードリトライ処理の
最大時間Rmaxに対して余裕があるので、リトライ回
数RRnに1を加算し(ステップ219)、Mode Selec
t コマンドを用いてリードリトライ回数を2に設定する
(ステップ220)。そして、再度ステップ211に戻
ってステップ211〜220の処理を繰り返し行い、ス
テップ218でRn>Rmaxと判断するまで同様の処
理を行う。
【0022】ステップ218でRn>Rmaxと判断す
ると、Rnの値がRmaxを越えたので、その時のリー
ドリトライ回数RRnから1を減算し(ステップ22
1)、この時のRRnの値をMode Select コマンドによ
りハードディスク装置HD1のリードリトライ回数とし
て設定する(ステップ222)。以上でリードリトライ
回数の設定処理を終了する。
【0023】次いで、パラメータ設定部105はBus De
vice Resetコマンドを発行する(ステップ223)。ま
た、TURコマンドを発行し、ハードディスク装置HD
1がレディー状態になるかどうかを判断する(ステップ
224)。このBus Device Resetコマンドを発行してか
らレディー状態になるまでの時間をタイマー部104で
測定し(ステップ225)、その値をRSnとして設定
値記憶部106に記憶しておく。
【0024】この後、すべてのハードディスク装置につ
いて処理を終了したかどうかを判断し(ステップ22
6)、この時はハードディスク装置HD2〜HDnの処
理が残っているので、ステップ227に進み、次のパラ
メータ測定対象であるハードディスク装置HD2のID
情報(ベンダー名、型番、FWレビジョン)を取得し、
これと既に処理済のハードディスク装置HD1のベンダ
ー名、型番、FWレビジョンが一致するかどうかを判断
する(ステップ228)。もし、一致すれば、同じ種類
のハードディスク装置であるため、パラメータは同じで
あると判断し、パラメータの測定と設定は行わず、ハー
ドディスク装置HD1のパラメータがそのまま用いられ
る。
【0025】一方、ステップ228で不一致であれば、
ステップ206に戻って次のハードデイスク装置に対し
て同様の処理を行う。即ち、ステップ206でReassign
Block時間RBnの測定、ステップ207〜ステップ2
22でリードリトライ回数の設定、ステップ223〜ス
テップ225でリセット時のレディー状態になるまでの
時間RSnの測定を行い、ステップ226で再度すべて
のハードディスク装置について処理を終了したかどうか
の判断を行う。未処理のハードディスク装置が残ってい
れば、ステップ227〜ステップ228で今処理したハ
ードディスク装置と次のハードディスク装置がベンダー
名、型番、FWレビジョンが同じであるかどうかを判断
し、違っていればステップ206に戻って次のハードデ
ィスク装置に対してパラメータの測定や設定を行う。
【0026】このようにしてハードディスク装置HD
1、HD2、HD3、…に対し順次パラメータの測定と
リトライ回数の設定を行い、ステップ226ですべての
ハードディスク装置の処理を終了すると、ハードディス
ク装置毎にスピンアップ時間STn、Reassin Block 時
間RBn、リードリトライ回数RRn、リセット時のレ
ディー状態になるまでの時間RSnを設定値記憶部10
6に保存し、すべてのパラメータの測定と設定処理を終
了する。
【0027】なお、以上のパラメータのうちリードリト
ライ回数は既に設定済であるので保存しなくてもよい。
また、他のパラメータSTn、RSnは図1のディスク
アレイシステムの運用時に用いられる。即ち、システム
の運用時に設定値記憶部106を参照し、ハードディス
ク装置毎に対応するパラメータを設定値記憶部106か
ら読み出し、それを用いてシステムの動作を制御する。
【0028】図4はハードディスク装置の起動時の処理
を示すフローチャートである。ハードディスク装置の起
動時にはスピンアップ時間STnが用いられる。まず、
図4に示すようにハードディスク装置の起動時にはアレ
イ制御部102からSCSIコントローラ103を介し
てハードディスク装置にStart/Stopコマンドを発行する
(ステップ401)。この時、アレイ制御部103では
該当するハードディスク装置のスピンアップ時間STn
を設定値記憶部106から読み出し、Start/Stopコマン
ドを発行してからスピンアップ時間STnが経過するま
で何の処理も行わない(ステップ402)。
【0029】例えば、複数のハードディスク装置のうち
ハードディスク装置HD1にStart/Stopコマンドを発行
したとすると、アレイ制御部102は設定値記憶部10
6からハードディスク装置HD1のスピンアップ時間S
Tnを読み出し、その時間が経過するまで何もせずに待
つ状態となる。こうすることによって、ハードディスク
装置毎にスピンアップ時間が異なっていても、ハードデ
ィスク装置の実際のスピンアップ時間に合わせて起動時
の処理を行っているので、パラメータの不整合によるト
ラブルを未然に防止することができる。
【0030】図5はタイムアウト発生時の処理を示すフ
ローチャートである。タイムアウト発生時はリセット時
のレディー状態になるまでの時間RSnが用いられる。
まず図5に示すようにアレイ制御部102から各ハード
ディスク装置にRead/Writeコマンドを発行し(ステップ
501)、リード/ライト時にいずれかのハードディス
ク装置でタイムアウトが発生したものとする(ステップ
502)。この時、アレイ制御部102では各ハードデ
ィスク装置にReset コマンドを発行し(ステップ50
3)、リセットする。
【0031】次いで、各ハードディスク装置の動作状態
をチェックし(ステップ504)、正常であればリトラ
イコマンドを発行し、再度リード/ライトを実行する
(ステップ505)。ここで、アレイ制御部102では
設定値記憶部106から各ハードディスク装置の時間R
Snを読み出し、各々のハードディスク装置毎にReset
コマンドを発行してから時間RSn(リセット時におけ
るイニシャライズ処理を終了するまでの時間)を経過す
るまで待ち、時間RSnの経過後にハードディスク装置
の動作状態をチェックする。時間RSnは、ハードディ
スク装置毎に対応する時間が用いられる。こうすること
によって、ハードディスク装置毎に時間RSnが異なっ
ていても、ハードディスク装置の実際の時間RSnに合
わせてリセット時の処理を行っているので、同様にパラ
メータの不整合に起因するトラプルが発生することはな
く、ディスクアレイシステムにおける運用を良好に行う
ことが可能となる。
【0032】なお、以上の実施形態では、複数のハード
ディスク装置が接続されたディスクアレイシステムを例
として説明したが、本発明はこれに限ることなく、複数
のハードディスク装置を備えたシステム、あるいはハー
ドディスク装置1台の場合にも使用することができる。
また、実施形態では、記憶装置としてハードディスク装
置を用いているが、本発明はハードディスク装置に限る
ことなく、例えば、光ディスク装置、光磁気ディスク装
置等の他の記憶装置を用いた場合にも使用できることは
言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、シ
ステムの運用時に予め記憶しているパラメータを参照
し、該当するパラメータを用いてシステムの動作を制御
しているので、記憶装置のパラメータを設定する手間が
不要となって作業の効率を向上できるばかりでなく、パ
ラメータの不整合によるトラブルを未然に防止すること
ができる。また、記憶装置固有のパラメータであって
も、予め記憶装置の実際のパラメータを測定しているの
で、パラメータの種類に関係なく、設定することができ
る。更に、記憶装置のリードリトライ処理に許容される
最大処理時間と記憶装置の実際のリトライ処理に要する
処理時間に基づいて記憶装置のリードリトライ回数を設
定しているので、リードリトライ回数を記憶装置の特性
に応じて最適値に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の実施形態のハードディスク装置のパラメ
ータの測定と設定処理を示すフローチャートである。
【図3】図1のRead Max時間を算出する処理を詳細に示
すフローチャートである。
【図4】図1のハードディスク装置の起動時の処理を示
すフローチャートである。
【図5】図1のハードディスク装置のタイムアウト発生
時の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 ディスク制御装置 101 SCSIバス 102 アレイ制御部 103 SCSIコントローラ 104 タイマー部 105 パラメータ設定部 106 設定値記憶部 HD1〜HDn ハードディスク装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの情報記憶装置を有する
    情報記憶システムにおいて、前記記憶装置のパラメータ
    を測定する手段と、測定されたパラメータを記憶する手
    段とを備え、システムの運用時に前記記憶手段を参照
    し、記憶手段に記憶しているパラメータを用いてシステ
    ムの動作を制御することを特徴とする情報記憶システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記パラメータは、前記記憶装置の起動
    時におけるスピンアップ時間、またはリセット時におけ
    るレディー状態になるまでの時間であることを特徴とす
    る請求項1に記載の情報記憶システム。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの情報記憶装置を有する
    情報記憶システムにおいて、前記記憶装置のリードリト
    ライ処理に許容される最大処理時間を算出する手段と、
    前記記憶装置の実際のリトライ処理に要する処理時間を
    測定する手段と、前記リトライ処理に許容される最大処
    理時間及び前記リトライ処理時間の実測値に基づいて前
    記記憶装置のリードリトライ回数を設定する手段とを備
    えたことを特徴とする情報記憶システム。
  4. 【請求項4】 情報記憶装置のリードリトライ処理に許
    容される最大処理時間を算出する過程と、リトライ回数
    を変えながら前記記憶装置の実際のリトライ処理に要す
    る時間を測定する過程と、測定されたリトライ処理時間
    が前記最大処理時間を越えた時にその時のリトライ回数
    よりも1つ少ない回数を前記記憶装置のリードリトライ
    回数として設定する過程とを備えたことを特徴とする情
    報記憶装置のリードリトライ回数の設定方法。
JP10101502A 1998-04-13 1998-04-13 情報記憶システム及び情報記憶装置のリードリトライ回数の設定方法 Pending JPH11296307A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009267660A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置及び画像処理システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009267660A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理装置及び画像処理システム

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