JP4968342B2 - Raid制御装置及びraidシステム - Google Patents

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Description

本発明は、RAIDを構成する物理ディスク装置に、RAIDフォーマットを書き込み処理するRAID制御装置及びRAIDシステムに関し、特に、RAIDフォーマット中に、ホストI/O処理を行うためのRAID制御装置及びRAIDシステムに関する。
磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク等の記憶媒体を利用したストレージ機器では、データ処理装置の要求で、記憶媒体を実アクセスする。所望の単位で、記憶媒体をリード/ライトするには、記憶媒体にフォーマットの書き込みが必要である。
このフォーマットとして、CKDフォーマット等の物理フォーマットと、データ領域をホストOSの処理単位(例えば、ブロック単位)に区切り、識別を施す論理フォーマットとがある。このような記憶媒体のフォーマット化により、ホストOSのホストコマンドにより、記憶媒体のアクセス(リード/ライト等)が可能となる。
物理フォーマットは、媒体のトラック単位の初期化処理であり、論理フォーマットは、物理フォーマットされたトラックのデータ領域のブロック単位のフォーマット処理を意味する。論理フォーマット処理は、媒体の全てのブロックをフォーマットする(初期化する)には、時間がかかる。このため、ホストは、フォーマットされていない媒体を、実際に使用するため、長時間(例えば、30分以上)のフォーマット処理を待つ必要があった。
このため、記憶媒体のフォーマット処理を初期化処理として行わずに、ホストI/Oを受け付け、ホストI/O処理のバックグラウンドで、フォーマット処理を実行する方法が提案されている(例えば、特許文献1,2、3)。
このフォーマット処理(クイックフォーマット処理という)として、例えば、特許文献1では、2種類の方法を実行している。RAIDフォーマットが済んでない領域を含んだホストI/Oを受けた時に、ホストI/O処理によって、RAIDフォーマットを実行する第1のフォーマット方法(ワン・ポイント・フォーマットという)と、RAIDグループ先頭から末尾までを、順次、RAIDフォーマットを実行する第2のフォーマット方法(シーケンシャル・フォーマットという)とである。
図15は、従来のワン・ポイント・フォーマット処理の説明図である。ホスト100に接続されたRAID(Redundancy Array Independent Disk)装置200は、チャネルアダプタ202(CA)と、制御モジュール204と、複数の物理ディスク装置210,212,214とからなる。
ここでは、2つのデータディスク装置と、1つのパリテイディスク装置とで構成されたRAID5(2+1)の構成を示す。ホスト100からのI/O要求を、チャネルアダプタ202を介し、制御モジュール204が、受ける。制御モジュール204が、このI/O要求の範囲が、RAIDフォーマット済みか未実施を判定する。制御モジュール204は、要求範囲が、RAIDフォーマット済である場合は、ホストからのI/O要求(リード又はライト)を継続処理する。
一方、制御モジュールは、RAIDフォーマットが未実施の場合は、各ディスク装置のStripe幅(サイズ)で、RAIDフォーマットを実行し、その後にI/O要求を実行する。図15では、物理ディスク装置210〜214において、フォーマット済み領域AFと未フォーマット領域UFが、混在している例を示す。
図15において、I/O要求が、物理ディスク212のデータ#5へのリード要求の場合には、データ#5の格納ストライプ(領域)は、未フォーマット領域UFであるため、データバッファ208上に、各ディスク装置210,212,214のストライプ幅のフォーマットデータParity#2,Data#5,Data#4を作成する。そして、各々を、各ディスク装置210,212,214の同じストライプ番号の領域に書き込む。これにより、RAIDフォーマットが完了する。
その後、物理ディスク212のデータ#5のリードを行い、キャッシュメモリ206にステージングする。更に、キャッシュメモリ206のデータ#5を、チャネルアダプタ202を介し、ホストへ転送する。このようにして、ホストからのI/O要求を実行する。
一方、シーケンシャルフォーマット方法は、I/O要求が所定時間到来しない場合に、内部スケジュールに従い、順次、ディスク装置210,212,214の先頭から末尾まで、RAIDフォーマットを実行する。従って、シーケンシャルフォーマットで未だフォーマットされていない領域のI/Oアクセスがあった場合、その対象領域を、I/O要求のため、先にフォーマットする方法が、ワン・ポイント・フォーマットである。
このRAIDフォーマットに要する時間は、そのまま、I/Oレスポンス時間に加算されるため、RAIDフォーマットのサイズ(領域)を大きくすることは、得策でない。このため、従来は、ワン・ポイント・フォーマットと、シーケンシャル・フォーマットとのRAIDフォーマットサイズは、いずれも同サイズとしていた。このサイズは、ホストI/Oレスポンスの遅延が極端に悪くならないサイズに設定していた。
特開2003−29933号公報 特開2003−241904号公報 特開2005−11317号公報
近年、大容量ディスク装置(例えば、500GByte,750GByteのディスク装置)の登場によって、1台のディスク装置の容量が増加している。このような大容量ディスク装置で、RAIDグループを構成した時に、前述のRAIDフォーマットサイズを用いると、1台のディスク装置当たりのフォーマット書き込み処理の回数が増加する。このため、RAIDフォーマット実施時間が、長時間になってしまう傾向である。
これを防止するため、RAIDフォーマットサイズを大きくすると、ホストI/Oレスポンスの遅延が、大きくなり、I/O処理性能を低下する。
従って、本発明の目的は、大容量のディスク装置を使用しても、RAIDフォーマットに要する時間の長期化を防止するためのRAID制御装置及びRAIDシステムを提供することにある。
又、本発明の他の目的は、ホストI/Oレスポンスの遅延を防止しつつ、RAIDフォーマットに要する時間の長期化を防止するためのRAID制御装置及びRAIDシステムを提供することにある。
更に、本発明の他の目的は、ディスク装置の容量やRAID構成に応じて、適切なRAIDフォーマットサイズを決定するためのRAID制御装置及びRAIDシステムを提供することにある。
この目的の達成のため、本発明の複数の物理ディスク装置のRAIDフォーマットの書込み完了前に、ホストからのI/O要求を受け、処理するRAID制御装置は、前記ホストとのインタフェース制御のためのチャネルアダプタと、前記ホストからのI/O要求が到来した時に、前記I/O要求で要求された範囲が、RAIDフォーマット済みでなかった場合に、前記I/O要求で要求された範囲に相当する前記物理ディスク装置の領域に、RAIDフォーマットを書込むワン・ポイント・フォーマット処理と、前記複数の物理ディスク装置で構成されるRAID構成の先頭論理ブロックアドレスから末尾論理ブロックアドレスまで、順次、RAIDフォーマットを書き込むシーケンシャル・フォーマット処理とを実行する制御ユニットと、前記複数の物理ディスク装置に接続され、前記複数の物理ディスク装置とのインタフェース制御のためのデバイスアダプタとを有し、前記制御ユニットは、1回の前記シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズを、前記ワン・ポイント・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズより、大きくして、前記シーケンシャル・フォーマットを実行する。
又、本発明の複数の物理ディスク装置のRAIDフォーマットの書込み完了前に、ホストからのI/O要求を受け、処理するRAID制御システムは、前記複数の物理ディスク装置と、前記ホストとのインタフェース制御のためのチャネルアダプタと、前記ホストからのI/O要求が到来した時に、前記I/O要求で要求された範囲が、RAIDフォーマット済みでなかった場合に、前記I/O要求で要求された範囲に相当する前記物理ディスク装置の領域に、RAIDフォーマットを書込むワン・ポイント・フォーマット処理と、前記複数の物理ディスク装置で構成されるRAID構成の先頭論理ブロックアドレスから末尾論理ブロックアドレスまで、順次、RAIDフォーマットを書き込むシーケンシャル・フォーマット処理とを実行する制御ユニットと、前記複数の物理ディスク装置に接続され、前記複数の物理ディスク装置とのインタフェース制御のためのデバイスアダプタとを有し、前記制御ユニットは、1回の前記シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズを、前記ワン・ポイント・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズより、大きくして、前記シーケンシャル・フォーマットを実行する。
更に、本発明では、好ましくは、前記制御ユニットは、前記RAIDを構成する前記複数の物理ディスク装置の容量と、トラックサイズとを問い合わせ、前記容量と前記トラックサイズから、前記1回のシーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズを決定する。
更に、本発明では、好ましくは、前記制御ユニットは、1回の前記シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズを、前記物理ディスク装置のトラック1周の容量に設定して、前記シーケンシャル・フォーマットを実行する。
更に、本発明では、好ましくは、前記制御ユニットは、1回の前記シーケンシャル・フォーマット処理の起動前に、前記RAIDフォーマットサイズで規定された領域内に、前記ワン・ポイント・フォーマットで前記RAIDフォーマットされた領域があるかを判定し、前記1回の前記シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズで規定された領域に、前記ワン・ポイント・フォーマット処理で前記RAIDフォーマットされた領域が存在する場合に、前記ワン・ポイント・フォーマット処理で前記RAIDフォーマットされた領域を跨ぐように、前記RAIDフォーマットサイズを変更して、前記シーケンシャル・フォーマット処理を実行する。
更に、本発明では、好ましくは、前記制御ユニットは、前記ホストからのI/O要求が、所定時間到来しなかったことを検出して、前記シーケンシャル・フォーマット処理を起動する。
更に、本発明では、好ましくは、前記制御ユニットは、前記RAIDフォーマットの進捗状況を管理するRAIDフォーマット管理テーブルを有し、前記RAIDフォーマット管理テーブルを参照して、前記RAIDフォーマットサイズで規定された領域内に、前記ワン・ポイント・フォーマットで前記RAIDフォーマットされた領域があるかを判定する。
更に、本発明では、好ましくは、前記制御ユニットは、前記シーケンシャル・フォーマット処理の先頭領域を格納するポインタを有し、前記ポインタを参照して、前記シーケンシャル・フォーマット処理の前記RAIDフォーマットサイズで規定された領域を決定する。
更に、本発明では、好ましくは、前記制御ユニットは、前記シーケンシャル・フォーマット処理時に、前記RAIDフォーマットを用意するバッファを有し、前記容量と前記トラックサイズから決定された前記1回のシーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズと、前記バッファの容量とを比較して、前記RAIDフォーマットサイズが、前記バッファの容量を越える場合に、前記決定されたRAIDフォーマットサイズより小さいRAIDフォーマットサイズに設定する。
更に、本発明では、好ましくは、前記制御ユニットは、キャッシュメモリに、前記RAIDフォーマットパターンを作成して、前記ワン・ポイント・フォーマット処理を実行し、前記RAIDフォーマットパターンをバッファに作成して、前記シーケンシャル・フォーマット処理を実行する。
更に、本発明では、好ましくは、前記制御ユニットは、前記RAIDを構成する前記複数の物理ディスク装置の容量と、トラックサイズとを問い合わせ、前記RAID構成と、前記容量と前記トラックサイズから、前記1回のシーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズを決定する。
シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズSFSを、ワン・ポイント・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズOFSより、大きくしたので、ホストI/Oの処理の遅延を少なくして、RAIDフォーマット時間を短縮できる。
本発明の一実施形態を示すRAIDシステムの構成図である。 図1のRAID構成のストライプの説明図である。 図1のRAIDフォーマット管理テーブルの説明図である。 図1のシーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズと、ワン・ポイント・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズとの関係を示す図である。 図4のシーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズと、ワン・ポイント・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズとにおけるシーケンシャル・フォーマット処理の説明図である。 図1のRAIDフォーマットパターンの説明図である。 本発明の一実施の形態のフォーマット処理を含むI/O処理フロー図である。 図7のワン・ポイント・フォーマット処理の動作説明図である。 本発明の一実施の形態のシーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズ決定処理フロー図である。 図9の処理のためのRAID構成テーブルの説明図である。 図9の処理のためのディスク情報テーブルの説明図である。 図9の処理のための物理トラック情報テーブルの説明図である。 図7のシーケンシャル・フォーマット処理フロー図である。 図13のシーケンシャル・フォーマット処理の動作説明図である。 従来のRAIDフォーマット処理の説明図である。
符号の説明
1 ホスト
2 RAID装置
20−1〜20−m チャネルアダプタ
22−1〜22−n 制御モジュール
24−1〜24−3 物理ディスク装置
26 Fibre チャネル
30 CPU
32 キャッシュメモリ
34 データバッファ
36 制御テーブル
38,39 デバイスアダプタ
40 RAIDフォーマット管理テーブル
42 シーケンシャル・フォーマット・ポインタ
SFS シーケンシャル・フォーマットのRAIDフォーマットサイズOFS ワン・ポイント・フォーマットのRAIDフォーマットサイズ
以下、本発明の実施の形態を、RAIDシステム、RAIDフォーマット処理、フォーマット処理を含むI/O処理、シーケンシャル・フォーマット処理、他の実施の形態の順で説明するが、本発明は、この実施の形態に限られない。
(RAIDシステム)
図1は、本発明の一実施の形態のRAIDシステムの構成図、図2は、図1のRAID5のストライプ制御の説明図、図3は、図1のRAIDフォーマット管理部の説明図である。
図1に示すように、RAIDシステム2は、ホスト1に接続され、ホスト1からI/O要求を受け、I/O処理を実行する。ホスト1は、例えば、UNIX(登録商標)サーバや、IA(Internet Alliance)サーバを使用できる。又、I/O要求は、データのリード又はライト要求である。
RAIDシステム2は、ホスト1とのインタフェース制御を行う複数のチャネルアダプタ20−1〜20−mと、複数の制御モジュール22−1〜22−nと、複数のディスク装置(ここでは、ハードディスクドライブ(HDD))24−1,24−2,24−3、…、とで構成される。
各制御モジュール20−1〜20−nは、CPU(Central
Processing Unit)30と、キャッシュメモリ32と、CM間転送回路33と、データバッファ34と、制御テーブル36と、一対のデバイスアダプタ38,39と、これら要素を接続する内部バス35で構成される。キャッシュメモリ32は、ディスク装置24−1、24−2、…のデータの一部を格納しておき、ホストI/Oに対し、ディスク装置をアクセスすることなく、I/O処理するためのものである。
データバッファ34は、CPU30の処理のためのワーク領域として利用され、又データを一時格納するものである。制御テーブル36は、CPU30が、RAID制御を行うためのパラメータ等を格納するものであり、本実施の形態では、フォーマット処理の進捗状況を管理するRAIDフォーマット管理テーブル40と、シーケンシャル・フォーマットにおける次回の先頭ストライプ番号を格納するシーケンシャル・フォーマットポインタ42も、格納されている。
CM間転送回路33は、1の制御モジュール22−1が、他の制御モジュール22−nと直接、データ等のやりとりを行うものであり、例えば、キャッシュメモリのミラーリングや、状態情報のやりとりに使用される。
デバイスアダプタ38,39は、Fibreチャネル26により各ディスク装置24−1〜に接続し、各ディスク装置とコマンド、データのやりとりを実行する。
図2は、RAID5のデータ構成の説明図である。ここでは、(2+1)のRAID5構成で説明する。1つのデータ1,2は、2つのデータ1,2に分割され、2つのデータ1,2に対し、1つのパリテイデータP0が作成される。この2つのデータ1,2とパリテイデータP0は、3つのディスク装置24−1〜24−3に分散して、格納される。そして、この格納位置は、ストライプ番号で表記される。
例えば、データ0は、ディスク装置24−1のストライプ番号1の位置に、データ1は、ディスク装置24−2のストライプ番号1の位置に、パリテイデータP0は、ディスク装置24−3のストライプ番号1の位置に、格納される。同様に、データ2は、ディスク装置24−3のストライプ番号2の位置に、データ3は、ディスク装置24−1のストライプ番号2の位置に、パリテイデータP1は、ディスク装置24−2のストライプ番号2の位置に、格納される。
図3は、図1のRAIDフォーマット管理テーブル40の説明図である。図3に示すように、管理テーブル40は、ビットマップ形式のテーブルで構成され、各ビットが、ストライプ番号に対応する。RAIDフォーマット済みのストライプ番号のビットに、フラグ(「1」)がセットされる。図3では、ビットマップの各ビットに、対応するストライプ番号を記入してある。又、斜線部分が、RAIDフォーマット済みを示し、ここでは、シーケンシャルフォーマット処理が、ストライプ番号1〜8に対し実施済みであり、ストライプ番号13に対し、ワン・ポイント・フォーマットによるRAIDフォーマットが完了している例を示す。
(RAIDフォーマット処理)
図4は、本発明の一実施の形態のRAIDフォーマットサイズの説明図、図5は、RAIDフォーマット処理の説明図、図6は、RAIDフォーマットの形式の説明図である。
本発明では、図4に示すように、1面の磁気ディスク50のシーケンシャル・フォーマットで処理するRAIDフォーマットサイズSFSと、ワン・ポイント・フォーマットで処理するRAIDフォーマットサイズOFSを変える。即ち、シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズSFSを、ワン・ポイント・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズOFSより、大きくする。
前述のように、ワン・ポイント・フォーマット処理は、ホストI/Oを契機に実行されるため、ホストI/Oの処理の遅延を長引かせないという制約があり、そのRAIDフォーマットサイズOFSを大きくできない。
一方、シーケンシャル・フォーマット処理は、ホストI/Oが所定時間到来しない場合に、実行されるため、ホストI/Oの処理の遅延をそれ程、考慮する必要がない。このため、本発明では、シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズSFSを、ワン・ポイント・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズOFSより、大きくして、クイックフォーマットに要する時間を短縮する。
好適な例として、シーケンシャル・フォーマットのRAIDフォーマットサイズSFSを、ストリップ幅×n(n≧2で、整数)とし、ワン・ポイント・フォーマットのRAIDフォーマットサイズOFSを、ストリップ幅とすると良い。
ディスクの性能から見て、一回のシーケンシャル・フォーマット処理が、ディスク50の物理トラック1周分の処理であると、シーク(アクセス)1回で、ディスク1周分の領域をフォーマットでき、時間短縮に都合が良い。このため、倍数としたのは、サイズSFSを、ディスク1周分に相当するように、n倍に設定できるようにするためである。又、後述するように、RAID構成と初期化パターン用データバッファの資源管理の関係から、n倍を変更出来るようにするためである。
例えば、ディスク装置の種類(メーカー、世代、容量、型番)や、RAID構成(RAIDレベル、メンバーディスク数)や、初期パターン構築用バッファ容量(データバッファ34)から、シーケンシャル・フォーマット処理のサイズSFSを決定すると良い。
図4では、シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズSFSを、ディスク50の物理トラック1周分のサイズとし、ワン・ポイント・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズOFSを、物理トラックの1/8周分のサイズとしている。
図6に示すように、RAIDフォーマットの形式は、1データブロック52を、520Byteとすると、ユーザデータ(512Byte)53に対し、8バイトのBCC(Block Correction Code)部54を付す形式である。このBCC部54は、ブロックのCRC(Cyclic Redundancy Code)55と、ブロックのアドレスを示す論理ブロック参照タグ58と論理ブロックアプリケーションタグ56とからなるブロックID部57とからなる。このタグ56に、SLU(論理ユニット番号)や、ブロック全体のパリテイデータ等が記録される。
RAIDフォーマット時は、このユーザデータ53として、初期パターンを作成し、BCC54を生成し、このブロックを、RAIDフォーマットサイズ分、用意する。そして、この複数のブロックを有するRAIDフォーマットデータを、ディスクに書き込む。
このように、両フォーマット処理の処理サイズを変更すると、図5に示すように、実行しようとするシーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズSFSの領域N〜N+7に、ワン・ポイント・フォーマット処理で、フォーマットされた領域N+3が、存在する場合がある。
このような場合に、シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズSFSの領域N〜N+7に、前述のRAIDフォーマットデータを書き込むと、ワン・ポイント・フォーマットでフォーマット処理された領域のデータが破壊される。このため、シーケンシャル・フォーマット処理は、2回に分割して、行う。即ち、RAIDフォーマットサイズN〜N+2の第1のシーケンシャル・フォーマット処理SFS−1と、RAIDフォーマットサイズN+4〜N+7の第2のシーケンシャル・フォーマット処理SFS−2に分割する。従って、ワン・ポイント・フォーマットされた領域N+3を跨ぐ形に、変更されるため、ワン・ポイント・フォーマットでフォーマット処理された領域のデータの破壊を防止できる。
(フォーマット処理を含むI/O処理)
図7は、フォーマット処理を含むホストI/O処理フロー図、図8は、ホストI/O処理の延長線上で、RAIDフォーマットを実施するワン・ポイント・フォーマット処理の説明図である。
(S10)制御モジュール22−1は、チャネルアダプタ20−1が、ホストI/O要求を受けたかを判定する。
(S12)制御モジュール22−1は、ホストI/O要求を受けたと判定すると、キャッシュメモリ32に、ホストI/Oの対象データ領域があるかないか(Cache Hit/Miss)を判定する。キャッシュヒットと判定すると、ヒット処理する。即ち、ホストI/Oが、リードの場合には、キャッシュメモリ32から要求データを、チャネルアダプタ20−1を介し、ホスト1へ転送する。一方、ホストI/Oが、ライトの場合には、ホスト1からのライトデータを、キャッシュメモリ32の対象領域に格納する。
(S14)逆に、制御モジュール22−1は、キャッシュミスと判定した場合には、キャッシュミスと判定された要求範囲が、RAIDフォーマット済か未実施かを判定する。ここで、判定のために、図1及び図3のRAIDフォーマット管理テーブル40を参照する。
(S16)制御モジュール22−1は、要求範囲が、RAIDフォーマット済領域と判定すると、従来のミス処理を行う。例えば、I/O要求が、リード若しくはライトであるなら、キャッシュメモリ32に、格納領域を割り当て、当該要求範囲のディスクの物理アドレスを特定し、リード又はライトコマンドを、ディスク装置24−1〜24−3を発行する。
(S18)制御モジュール22−1は、要求範囲が、RAIDフォーマット未実施領域と判定すると、キャッシュメモリ32に、RAIDストライプ幅単位で、領域を割当てる。当該領域は、全てライトデータとして扱う。図8に示すように、キャッシュメモリ32に割り当てたRAIDストライプ幅の領域を、初期化パターンで埋める(更新する)。そして、ホストへ応答を返す。これは、ミス・ステージング後にホスト接続してデータ転送を行う動作になり、キャッシュメモリ32上に初期パターンを埋めた状態からデータ転送を行う処理も同じになる。
(S20)制御モジュール22−1は、I/O処理を実行する。即ち、ステップS16のミス動作の場合で、ホストI/Oが、リードの場合には、当該ディスク装置24−1〜24−3からリードデータを受け、キャッシュメモリ32に格納後、要求データを、チャネルアダプタ20−1を介し、ホスト1へ転送する。一方、ホストI/Oが、ライトの場合や、ステップS18のワン・ポイント・フォーマット処理の場合には、キャッシュメモリ32のライトデータや初期化データにパリテイを作成し、ここのディスク装置24−1〜24−3に、追い出しタイミングで、ライトバック(Write Back)する。
この場合に、ワン・ポイント・フォーマットでは、キャッシュメモリ32に初期化データ(RAIDフォーマット)を作成した段階で、ホスト1に、応答(リードなら、初期化データ、ライトなら、ライト完了)を返しているため、キャッシュメモリ32に初期化データ作成後は、ホストと非同期のライトバックにより、RAIDフォーマットを書き込むことができる。
(S22)ステップS10で、制御モジュール22−1は、ホストI/O要求を受けていないと判定すると、連続した所定時間、ホストI/Oを受けていないかを判定する。制御モジュール22−1は、ホストI/Oを受けていない時間が、所定時間に達していないと判定すると、ステップS10に戻る。
(S24)ステップS22で、制御モジュール22−1は、ホストI/Oを受けていない時間が、所定時間に達したと判定すると、図9以下で説明するシーケンシャル処理を実行し、ステップS10に戻る。
即ち、ホストI/O処理の延長線上のワン・ポイント・フォーマット処理は、キャッシュミス且つ未フォーマット領域と判定された場合に実行される。そして、キャッシュメモリ32を、RAIDグループのストライプ幅で割当を行い、RAIDフォーマットパターン(初期化パターン)で埋め、ホストI/O処理を継続する。これによって、RAIDフォーマット処理のディスクアクセスが、ホストI/Oに伴わないため、高速に処理することができる。
また、キャッシュヒットの場合は、既に、RAIDフォーマット済領域になっている。即ち、キャッシュメモリ32の割当時にRAIDフォーマット完了/未完了を判断しているため、RAIDフォーマット済み領域とすることができる。
(シーケンシャル・フォーマット処理)
図9は、本発明の一実施の形態のシーケンシャル・フォーマット処理のサイズ決定処理フロー図、図10乃至図12は、その説明図である。
図9は、シーケンシャル・フォーマット処理の初期に行うサイズ決定処理フロー図である。
(S30)制御モジュール22−1は、ディスク装置24−1〜24−3が、RAID装置に組み込まれた時に、次のSCSI(Small Component System Interface)コマンドにより、各ディスク装置24−1〜24−3に、ディスク情報を問い合わせ、制御テーブル36に保持する。図11で説明するように、このディスク情報テーブルから、ディスクの種類を特定出来る。例えば、SCSIのINQUIRYコマンドで、ディスク装置のメーカー、ディスク型番等を、SCSIのMODE
SENSEコマンドで、ディスクの回転数を、SCSIのREAD CAPACITYコマンドで、ディスクの容量を問い合わせる。
(S32)次に、制御モジュール22−1は、RAIDフォーマットサイズSFSを算出する。先ず、図10で説明するRAID構成テーブルから、RAIDグループを構成するディスクの種類を特定し、そこから、ディスクの物理トラック1周分に相当するサイズを決定する。次に、RAID構成からRAIDフォーマットサイズSFSを算出する。
(S34)ここで、算出したRAIDフォーマットサイズSFSと、初期化パターン用データバッファ34のサイズとを比較する。そして、RAIDフォーマットサイズSFSが、初期化パターン用データバッファ34のサイズを超えるような場合は、サイズの補正を行なう。
図10〜図12を参照して、具体的に説明する。
図10のRAID構成テーブル44−1は、予め与えられているものとし、図11のディスク情報テーブル44−2、図12の物理トラック情報テーブル44−3は、ステップS30で作成されているものとする。
先ず、図10のRAID構成テーブル44−1のRAID構成から目的のディスク装置種類を特定する。即ち、RAID構成テーブル44−1にあるメンバーディスク欄に格納されたDisk#0から、図11のディスク情報テーブル44−2を参照して、ディスク装置Disk#0を、FJ製の“MAX3147FD”に決定する。
図12のRAIDフォーマット開始論理ブロックアドレスLBA(0x447E0E8)が、物理トラック情報テーブル44−3で指定された何番目のゾーン番号毎に含まれる論理ブロックアドレス内にあるかを検索する。図12では、ゾーン番号#1になるので、物理トラックサイズは、520KByte(トラックサイズ)となる。
次に、ステップS32のRAIDフォーマットサイズを算出する。即ち、ディスク装置当りのRAIDフォーマットサイズ(実行ストライプ数)を求める。ここで、RAIDグループのストライプサイズバウンダリに丸めることも必要である。ここで、RAID構成テーブル44−1からストリップ幅は、65KByte,物理トラック情報テーブル44−3から、トラックサイズが、520KByteであるため、実行ストライプ数(RAIDフォーマットサイズ)は、下記(1)式で計算する。
実行ストライプ数=物理トラックサイズ/Strip
= 520KB / 65KB
= 8 (余り無し) (1)
(1)式の結果、若し、余りがあった場合は、計算された実行ストライプ数に、プラス「1」する。即ち、今回実施か、次回実施の違いだけである。
そして、RAID構成のメンバーディスク装置数(ここでは、2+1)と、計算した実行ストライプ数と、ストリップ幅から、下記(2)式により、RAIDフォーマットサイズ(kByte)を計算する。
RAIDフォーマットサイズ =
ディスク装置当りのRAIDフォーマットサイズ × メンバーディスク数
= 実行ストライプ数 × Strip × メンバーDisk数
= 8 × 65KB × (2+1)
=1560KByte (2)
更に、このRAIDフォーマットを用意するバッファサイズと比較する。先ず、算出したRAIDフォーマットサイズと初期化パターン用データバッファサイズ(例えば、64MByteとする)を超えていた場合は,RAIDフォーマットサイズを変更する。ここでは、以下の(3)式が成立するので、データバッファサイズ内なので、RAIDフォーマットサイズを変更しない。
RAIDフォーマットサイズ<初期化パターン用データバッファサイズ
=1560KB < 64MB (3)
一方、(3)式において、(RAIDフォーマットサイズ>初期化パターン用データバッファサイズ)となった場合は、実行ストライプ数を減算して、(3)式の条件に満たすようにする。
尚、ワン・ポイント・フォーマットを実行する時のRAIDフォーマットサイズは、ストライプ幅×1にする。この理由は、RAIDフォーマットサイズの最小サイズにすることで、ホストI/O処理の遅延を最小とするためである。即ち、RAID5/6では、初期パターンのデータからパリテイデータ生成を行う必要があり、フォーマットサイズが小さい程、遅延を最小にできる。
次に、図13は、シーケンシャル・フォーマット処理フロー図、図14は、シーケンシャル・フォーマット処理の説明図である。図14を用いて,図13の処理を説明する。
(S40)シーケンシャル・フォーマットは、RAIDグループ作成時から、RAIDグループの先頭LBAから末尾LBAまでを、RAIDフォーマットを実施していく。そこで、図1で説明した次回の先頭ストライプ番号を示すシーケンシャル・フォーマットポインタ42を参照して、今回のRAIDフォーマット範囲(ここでは、先頭ストライプ番号から、8つのストライプ番号の範囲)を決定する。次に、制御モジュール22−1は、RAIDフォーマット実行時に、当該領域がフォーマット実施済か未実施かを判断するため、RAIDフォーマット管理テーブル40(図3参照)を参照し、その決定範囲に、フォーマット済みの領域があるかを判定する。
(S42)制御モジュール22−1は、決定範囲に、フォーマット済みの領域がないと判定すると、通常サイズ(即ち、8ストライプ幅)の初期データとパリテイデータを、データバッファ34(図14参照)を作成し、各ディスク装置24−1〜24−3に、8ストライプ分のRAIDフォーマットデータ(図6参照)を書込み、RAIDフォーマットを実行する。
(S44)一方、制御モジュール22−1は、決定範囲に、フォーマット済みの領域があると判定すると、決定範囲のRAIDフォーマットが済んだかを判定する。制御モジュール22−1は、決定範囲のRAIDフォーマットが済んだと判定すると、ステップS48に進む。
(S46)一方、制御モジュール22−1は、決定範囲のRAIDフォーマットが済んでいないと判定すると、ステップS40で、先に、ワン・ポイント・フォーマットによって、RAIDフォーマット済領域を検出しているため、図5で説明したように、その領域をスキップするようにし、RAIDフォーマットサイズを変更して実行する。そして、ステップS44に戻る。
(S48)次に、前述のシーケンシャル・フォーマットポインタ42の値から、RAIDフォーマット完了(末尾LBAまでRAIDフォーマット完了)かを判定する。完了していない場合には、ポインタ42を「8」ストライプ分、インクリメントし、図7のステップS10に戻り、ステップS22で、所定時間ホストI/O要求がないと判定されると、ステップS40から開始する。逆に、完了している場合には、シーケンシャル・フォーマットを終了する。
(他の実施の形態)
前述の実施の形態では、ディスク記憶装置を、磁気ディスク装置の適用の例で説明したが、光ディスク装置等の他のディスク装置や、回転する記憶媒体を使用する装置にも適用できる。又、RAID構成も、RAID5に限らず、RAID0,1,2、6等であっても良い。更に、データバッファサイズが大きい場合には、図9のS34の判定は、不要である。
以上、本発明を、実施の形態で説明したが、本発明は、その趣旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これを本発明の範囲から排除するものではない。
シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズSFSを、ワン・ポイント・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズOFSより、大きくしたので、ホストI/Oの処理の遅延を少なくして、RAIDフォーマット時間を短縮できる。

Claims (10)

  1. 複数の物理ディスク装置のRAIDフォーマットの書込み完了前に、ホストからのI/O要求を受け、処理するRAID制御装置において、
    前記ホストとのインタフェース制御のためのチャネルアダプタと、
    前記ホストからのI/O要求が到来した時に、前記I/O要求で要求された範囲が、RAIDフォーマット済みでなかった場合に、前記I/O要求で要求された範囲に相当する前記物理ディスク装置の領域に、RAIDフォーマットを書込むワン・ポイント・フォーマット処理と、前記複数の物理ディスク装置で構成されるRAID構成の先頭論理ブロックアドレスから末尾論理ブロックアドレスまで、順次、RAIDフォーマットを書き込むシーケンシャル・フォーマット処理とを実行する制御ユニットと、
    前記複数の物理ディスク装置に接続され、前記複数の物理ディスク装置とのインタフェース制御のためのデバイスアダプタとを有し、
    前記制御ユニットは、1回の前記シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズを、前記ワン・ポイント・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズより、大きくして、前記シーケンシャル・フォーマットを実行することを
    特徴とするRAID制御装置。
  2. 前記制御ユニットは、前記RAIDを構成する前記複数の物理ディスク装置の容量と、トラックサイズとを問い合わせ、前記容量と前記トラックサイズから、前記1回のシーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズを決定することを
    特徴とする請求項1のRAID制御装置。
  3. 前記制御ユニットは、1回の前記シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズを、前記物理ディスク装置のトラック1周の容量に設定して、前記シーケンシャル・フォーマットを実行することを
    特徴とする請求項2のRAID制御装置。
  4. 前記制御ユニットは、1回の前記シーケンシャル・フォーマット処理の起動前に、前記RAIDフォーマットサイズで規定された領域内に、前記ワン・ポイント・フォーマットで前記RAIDフォーマットされた領域があるかを判定し、前記1回の前記シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズで規定された領域に、前記ワン・ポイント・フォーマット処理で前記RAIDフォーマットされた領域が存在する場合に、前記ワン・ポイント・フォーマット処理で前記RAIDフォーマットされた領域を跨ぐように、前記RAIDフォーマットサイズを変更して、前記シーケンシャル・フォーマット処理を実行することを
    特徴とする請求項1のRAID制御装置。
  5. 前記制御ユニットは、前記RAIDフォーマットの進捗状況を管理するRAIDフォーマット管理テーブルを有し、前記RAIDフォーマット管理テーブルを参照して、前記RAIDフォーマットサイズで規定された領域内に、前記ワン・ポイント・フォーマットで前記RAIDフォーマットされた領域があるかを判定することを
    特徴とする請求項4のRAID制御装置。
  6. 複数の物理ディスク装置のRAIDフォーマットの書込み完了前に、ホストからのI/O要求を受け、処理するRAID制御システムにおいて、
    前記複数の物理ディスク装置と、
    前記ホストとのインタフェース制御のためのチャネルアダプタと、
    前記ホストからのI/O要求が到来した時に、前記I/O要求で要求された範囲が、RAIDフォーマット済みでなかった場合に、前記I/O要求で要求された範囲に相当する前記物理ディスク装置の領域に、RAIDフォーマットを書込むワン・ポイント・フォーマット処理と、前記複数の物理ディスク装置で構成されるRAID構成の先頭論理ブロックアドレスから末尾論理ブロックアドレスまで、順次、RAIDフォーマットを書き込むシーケンシャル・フォーマット処理とを実行する制御ユニットと、
    前記複数の物理ディスク装置に接続され、前記複数の物理ディスク装置とのインタフェース制御のためのデバイスアダプタとを有し、
    前記制御ユニットは、1回の前記シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズを、前記ワン・ポイント・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズより、大きくして、前記シーケンシャル・フォーマットを実行することを
    特徴とするRAIDシステム。
  7. 前記制御ユニットは、前記RAIDを構成する前記複数の物理ディスク装置の容量と、トラックサイズとを問い合わせ、前記容量と前記トラックサイズから、前記1回のシーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズを決定することを
    特徴とする請求項のRAIDシステム。
  8. 前記制御ユニットは、1回の前記シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズを、前記物理ディスク装置のトラック1周の容量に設定して、前記シーケンシャル・フォーマットを実行することを
    特徴とする請求項のRAIDシステム。
  9. 前記制御ユニットは、1回の前記シーケンシャル・フォーマット処理の起動前に、前記RAIDフォーマットサイズで規定された領域内に、前記ワン・ポイント・フォーマットで前記RAIDフォーマットされた領域があるかを判定し、前記1回の前記シーケンシャル・フォーマット処理のRAIDフォーマットサイズで規定された領域に、前記ワン・ポイント・フォーマット処理で前記RAIDフォーマットされた領域が存在する場合に、前記ワン・ポイント・フォーマット処理で前記RAIDフォーマットされた領域を跨ぐように、前記RAIDフォーマットサイズを変更して、前記シーケンシャル・フォーマット処理を実行することを
    特徴とする請求項のRAIDシステム。
  10. 前記制御ユニットは、前記RAIDフォーマットの進捗状況を管理するRAIDフォーマット管理テーブルを有し、前記RAIDフォーマット管理テーブルを参照して、前記RAIDフォーマットサイズで規定された領域内に、前記ワン・ポイント・フォーマットで前記RAIDフォーマットされた領域があるかを判定することを
    特徴とする請求項のRAIDシステム。
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