JPH11296118A

JPH11296118A - 掲示板

Info

Publication number: JPH11296118A
Application number: JP11007198A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Yamaguchi; 毅山口
Original assignee: YAMAGUCHI SHOKAI KK
Current assignee: YAMAGUCHI SHOKAI KK
Priority date: 1998-04-07
Filing date: 1998-04-07
Publication date: 1999-10-29

Abstract

(57)【要約】【課題】掲示物の掲示が不要となった際に、一括して
容易に取りはずすことのできる掲示板であって、特に選
挙ポスターの掲示用として最適な掲示板を提供する。【解決手段】掲示板（１）の掲示部（２）を、板状基
板（３）の表面をシート状物（４）で、被覆して構成
し、該シート状物（４）を、再度、取りはずし可能な固
定手段。例えば挟持式固定手段などを用いて、その周辺
部を板状基板（３）に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、掲示板に関し、特
に掲示物を掲示した後、掲示することが不用になった際
に、容易に取りはずすことができる掲示板に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、掲示板は宣伝広告や公的な公示
事項、例えば選挙やその他の告示事項等を知らせるため
の手段として、民間や地方自治団体等において広く利用
されている。

【０００３】しかし乍ら、従来の掲示板は、掲示物を直
接、掲示板の掲示部に接着剤や押しピン等を利用して固
定しているために、掲示物の掲示が不用になった際に
は、各掲示物を取りはずさなければならず手数を要す
る。特に、選挙などのポスターは、風などではがれるの
を防止するために、ポスターの裏面の広い面積に亘って
接着剤をぬって貼付されるか、又は多数の押しピンを使
って貼付される場合が多く、選挙終了後に、ポスターを
取りはずす作業は、大変な手数を要し、しかも特に接着
剤を利用して貼付した場合、ポスターの取りはずしが容
易でなく、しばしばポスターの一部が残存したままとな
っていることは、よく散見される所である。この対策と
して、選挙用のベニア板製の掲示部を有する掲示板が、
用いられ、選挙終了後は、該掲示板全体を処分すること
もなされているが、掲示板の処分自体が、容易でなく、
また資源の有効利用の観点からも問題である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の現状
に鑑みなされたものであり、掲示物の掲示が不要となっ
た際に、容易に取りはずすことのできる掲示板を提供す
ることを課題とする。

【０００５】特に、一枚の掲示板に多数の掲示物が掲示
される場合にも一括して容易に取りはずすことのできる
掲示板を提供するものであって、特に選挙ポスターの掲
示用として最適な掲示板を提供する。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
次の構成によって解決する。（１）掲示板の掲示部を、板状基板の表面をシート状物
で、被覆して構成し、該シート状物を、再度、取りはず
し可能な固定手段で板状基板に固定する。（２）前記（１）項において、シート状物として、合成
樹脂，紙，布，木，ゴム又は金属のいずれかを素材とし
て製造されたシート状物を用いる。（３）前記（１）又は（２）項において、シート状物と
して、掲示物を貼付する表面主要部が、紙用接着剤が使
用できる素材で形成されてなるシート状物を用いる。（４）前記（１）（２）又は（３）項において、取りは
ずし可能な固定手段として、シート状物の周辺部が、挟
持式固定手段，係止式固定手段，ネジ利用固定手段，マ
ジック利用固定手段，ファスナー利用固定手段，ピン利
用固定手段，紐利用固定手段，磁気利用固定手段又は接
着剤利用固定手段のいずれかの手段を用いて固定する。（５）前記（１）（２）（３）又は（４）項において、
取りはずし可能な固定手段を板状基板の裏面の位置にお
いて施す。（６）前記（１）（２）（３）（４）又は（５）項にお
いて、シート状物として、一部印刷がなされているシー
ト状物を用いる。（７）前記（１）（２）（３）（４）又は（５）項にお
いて、シート状物として透明のシート状物を板状基板に
一部印刷をなし該印刷をシート状物表面から透視できる
ように構成する。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明を代表的な実施態様
に基ずいて、更に詳細に説明する。

【０００８】図１は、本発明の代表的な実施態様を示す
斜視図である。掲示板（１）の掲示部（２）を、板状基
板（３）の表面をシート状物（４）で、被覆して構成し
ている。板状基板（３）は、従来一般に掲示板の掲示部
として使用されているものと同様なものでよく特に制限
されない。木製，金属製，合成樹脂製その他の種々の素
材からなる板状物が任意に用いられる。

【０００９】シート状物（４）としては、一般に合成樹
脂製のシート乃至フィルム，紙製シート又は布製シート
などが最も好しく用いられる。これらは、軽く柔軟であ
って取扱いのうえで便宜であり、コスト的にも安価であ
り、更に不要となった際の処理も容易である。その他の
シート状物（４）としては、木，ゴム又は金属などから
なるシート状物が、適宜用いられる。

【００１０】なお、本明細書においては、シート状物と
は、一般にシート，フィルムのほかに、紙状物，布状物
更に比較的厚みの小さい板状物も含めて指称する。本発
明の大きな特徴は、掲示板（１）の掲示部（２）を、板
状基板（３）の表面をシート状物（４）で、被覆して構
成し、且つ該シート状物（４）は、板状基板（３）に再
度、取りはずし可能な固定手段で固定されていることで
ある。

【００１１】図２は、図１に示す掲示板の背面図であ
る。図２に示すように、本実施態様では、シート状物
（４）を板状基板（３）に、再度、取りはずし可能に固
定する手段として、該シート状物（４）の周辺部である
上下端部及び左右端部を板状基板（３）の裏面の周辺部
に付設された挟持部（５）で挟持して行っている。挟持
部（５）は、一般にシート状物（４）の周辺部を挟持で
きる構造のものであればよく、例えば紙ばさみ用のクリ
ップタイプのものが良好に用いられる。掲示物、例えば
選挙用ポスタ（６）は、挟持部（５）によって周辺部を
挟持され、張設されたシート状物（４）の表面に、適宜
の手段、例えば接着剤で貼付される。

【００１２】一般に、シート状物（４）が、紙，布，木
等を素材として製造されている場合は、紙製の選挙用ポ
スター（６）を接着剤で容易にシート状物（４）に貼付
することができるが、シート状物（４）が、合成樹脂、
ゴム，金属等を素材として製造されている場合は、紙製
の選挙用ポスター（６）を接着剤で貼付することが、必
ずしも容易でない場合がある。

【００１３】このような場合は、例えば、これらの素材
からシート状物（４）の表面を予め紙用接着剤が使用し
得るように化学的或は物理的に表面処理してもよいが、
そのほか選挙用ポスター（６）などの掲示物を貼付する
シート状物（４）の表面主要部に、予め紙用接着剤が使
用できる紙や布などを積層しておく態様も推奨される。

【００１４】また、別の態様として、選挙用ポスター
（６）などの掲示物を貼付するシート状物（４）の表面
主要部を紙接着剤が使用できる紙や布などで形成し、そ
の周辺部を延長する形で機械的強度を比較的確保し易い
合成樹脂製シートで形成したシート状物（４）を用いる
こともできる。取りはずし可能な固定手段としては、係
止式固定手段も好ましく用いられる。

【００１５】図３は、係止式固定手段の一態様を示すも
ので、図２において破線円で示した部分の部分拡大図に
相当する図面である。図示するように、シート状物
（４）の周辺部に係止孔（７ａ）を穿孔し、板状基板
（３）の裏面に付設した係止突起（７ｂ）を前記の係止
孔（７ａ）に係止させるものである。

【００１６】その他の取りはずし可能な固定手段として
は、マジックテープ，押ピンなどのピンを利用すること
ができる。

【００１７】更に、例えば、シート状物（４）の周辺部
に紐を取り付け、板状基板（３）の裏側でこれら紐をむ
すんでシート状物（４）を固定することもできる。

【００１８】また、シート状物（４）の周辺部を板状基
板（３）の裏面に折り曲げて、その部分を接着剤で固定
することもよい。

【００１９】また、シート状物（４）の裏面の一部乃至
全部を金属でつくり、板状基板（３）に付設した磁石を
利用して固定するのもよい。

【００２０】更には、ファスナーを利用して固定するこ
ともできる。例えば、掲示部として表裏両面を使用した
い場合、シート状物（４）を袋状として構成し、該袋状
物を板状基板（３）の両面を被覆するように上から覆
せ、下側でファスナーで固定することもよい。この袋状
とした場合は、紐を利用して固定するのも容易である。

【００２１】また、シート状物（４）には、例えば、各
々の選挙ポスターを貼付する箇所の区画線や、選挙の種
類，投票日などを予め印刷しておくことも便宜である。

【００２２】また、板状基板（３）にこれらを印刷し、
シート状物（４）として透明のものを使用し、該印刷が
シート状物（４）の表面から透視できるようにすること
も必要に応じて適宜採用される。

【００２３】

【発明の効果】以上説明した本発明は、次のような特有
の［効果］を奏する。まず、請求項１のように構成する
ことによって、シート状物（４）が再度、取りはずし可
能な固定手段で板状基板（３）に固定されているため
に、掲示物の掲示が不要となった後は、シート状物
（４）を板状基板（３）から取りはずすことにより、該
シート状物（４）に貼付などして掲示されていた掲示物
を一括して容易に取り除くことができ、その後は、掲示
物をシート状物（４）と一緒に処分すればよい。これに
よって、従来、大変な手数を要していた選挙ポスターな
どの掲示物の取りはずし作業が、極めて効率的に簡単に
行なうことができると言う大きな長所を有する。この
［効果］は、掲示板の掲示部が大きくなり、多くの選挙
ポスターなどの掲示物を貼る場合などに特に有効であ
る。また、請求項２，３のように構成することによって
掲示物の掲示が容易で、また取り扱いも容易なシート状
物とすることができる。また、請求項４の構成によっ
て、シート状物（４）の板状基板（３）からの取りはず
しが容易となり、請求項５の構成によって、掲示部の裏
面側の外観が固定手段の付設によって損われることがな
い。更に、請求項６，７の構成によって改めてシート状
物（４）の上に、これら印刷した事項の内容を表示する
手数を省くことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の代表的な実施態様を示す斜視図であ
る。

【図２】図１に示す掲示板の背面図である。

【図３】他の固定手段を示す図面であって、図２におい
て破線用で示した部分の部分拡大図に相当する図面であ
る。

【符号の説明】

１掲示板２掲示部３板状基板４シート状物５挟持部６選挙用ポスター７ａ係止孔７ｂ係止突起

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】掲示部（２）が、板状基板（３）の表面
をシート状物（４）で被覆して構成され、該シート状物
（４）は、再度、取りはずし可能な固定手段で板状基板
（３）に固定されてなることを特徴とする掲示板。
【請求項２】シート状物（４）が、合成樹脂，紙，
布，木，ゴム又は金属のいずれかを素材として製造され
たシート状物である請求項１記載の掲示板。
【請求項３】シート状物（４）が、掲示物を貼付する
表面主要部が、紙用接着剤が使用できる素材で形成され
てなるシート状物である請求項１又は２に記載の掲示
板。
【請求項４】取りはずし可能な固定手段として、シー
ト状物（４）の周辺部が、挟持式固定手段，係止式固定
手段，ネジ利用固定手段，マジックテープ利用固定手
段，ファスナー利用固定手段，ピン利用固定手段，紐利
用固定手段，磁気利用固定手段又は接着剤利用固定手段
のいずれかの手段で固定されてなる請求項１〜３のいず
れかに記載の掲示板。
【請求項５】取りはずし可能な固定手段が、板状基板
（３）の裏面の位置において施されてなる請求項１〜４
のいずれかに記載の掲示板。
【請求項６】シート状物（４）が、一部印刷がなされ
ているシート状物である請求項１〜５のいずれかに記載
の掲示板。
【請求項７】シート状物（４）が、透明のシート状物
であって、板状基板（３）に、一部印刷がなされ、該印
刷をシート状物表面から透視できる請求項１〜５のいず
れかに記載の掲示板。