JP2866861B2 - マウンティングフレーム - Google Patents

マウンティングフレーム

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JP2866861B2
JP2866861B2 JP7227734A JP22773495A JP2866861B2 JP 2866861 B2 JP2866861 B2 JP 2866861B2 JP 7227734 A JP7227734 A JP 7227734A JP 22773495 A JP22773495 A JP 22773495A JP 2866861 B2 JP2866861 B2 JP 2866861B2
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文雄 越乢
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  • Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマウンティングフレ
ームに係り、特に、オーバーヘッドプロジェクタ(OH
P)に用いられるフィルムシートを収納し、当該フィル
ムシートを収納した状態で前記オーバーヘッドプロジェ
クタにセットすることのできるマウンティングフレーム
に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、各種の講演あるいは大学
等の講義においてオーバーヘッドプロジェクタが用いら
れている。このオーバーヘッドプロジェクタは、そのガ
ラス面上に透光性を有するフィルムシートを載せて投光
することにより、当該フィルムシートに印刷等によって
表示された事項が所定のスクリーンに投影できるように
なっている。
【0003】前記オーバーヘッドプロジェクタを用いて
講演等を行う場合には、演題に沿って説明事項が印刷さ
れた多種類のフィルムシートが予め準備されており、こ
れを順番にスクリーン上に投影することによって行われ
ている。ここに用いられるフィルムシートは薄片である
ため、取り扱いが困難であり、従って、従来では、一枚
ずつフィルムシートをオーバーヘッドプロジェクタにセ
ットするためのマウンティングフレームが用いられてい
る。
【0004】公知のマウンティングフレームは、例え
ば、図5に示される構成が採用されている。すなわち、
略方形となるシート状のフレーム本体30の内側に、窓
31が打ち抜いて形成されている。この窓31内の領域
には、当該窓31の開放幅よりも大きな平面積を有する
フィルムシート32が配置され、その外縁とフレーム本
体30とに跨がるように接着テープ34を貼り付けるこ
とで、フィルムシート32をマウンティングフレームに
固定することができるようになっている。従って、マウ
ンティングフレームをオーバーヘッドプロジェクタのガ
ラス面にセットすることで、前記フィルムシート32に
表示された内容をスクリーン上に投影でき、薄片からな
るフィルムシート32でも比較的容易にセットすること
が可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マウンティングフレームは、フィルムシート32の外縁
複数箇所を接着テープ34でフレーム本体30に貼り付
けるものであるため、この貼り付け作業に多くの手間を
要するという不都合があった。しかも、順次連続的に多
種類のフィルムシートを投影して効率的な講義等を行う
ためには、各フィルムシートの枚数に対応した数のマウ
ンティングフレームを準備し、これらのマウンティング
フレームにフィルムシートをそれぞれ貼付しておかなけ
ればならない。また、マウンティングフレーム自体はフ
ィルムシートと異なり紙が厚いので、フィルムシートが
それぞれ貼り付けられた多数枚のマウンティングフレー
ムが全体として嵩ばるという不都合も招来する。
【0006】更に、フィルムシート32をマウンティン
グフレームから取り除くときは、一片毎に接着テープ3
4を剥離しなければならない。従って、この剥離の時に
接着テープ34の粘着剤がマウンティングフレームの紙
を部分的に剥がしてしまうことが多くなり、マウンティ
ングフレームの面に段差、粗さ等を形成し、別途のフィ
ルムシートを貼り付けるときの接着面を平滑面に維持で
きなくなるという不都合もある。しかも、用いる接着テ
ープ34がメンディングテープである場合には、剥離時
に当該テープ自体が破断し易いため、フィルムシート3
2の面に破断したメンディングテープが残ってしまう傾
向がある。従って、従来では、利用できる接着テープが
破れ難い材質のものに制限されるという不都合も招来す
るものであった。
【0007】本発明は、かかる従来の不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、フィルムシートの
着脱を極めて容易に行うことのできるマウンティングフ
レームを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るマウンティングフレームは、略方形の
シート状硬質紙からなるフレーム本体の内側領域内を略
方形に打抜いて形成された窓部を設け、前記フレーム本
体の一方の面における前記窓部を閉塞する位置に所定
事項を表示したフィルムシートが収納可能となる透明な
袋を設ける、という構成を採っている。この構成によ
り、袋内にフィルムシートを収納してこれを保持させる
ことが可能になるとともに、フィルムシートの取り出し
若しくは交換も極めて容易に行うことができる。また、
袋内にフィルムシートを収納した状態で当該フィルムシ
ートの表裏各面が袋によって保護されるという作用、効
果を得ることができる。なお、マウンティングフレーム
はオーバーヘッドプロジェクタのガラス面に載置させる
だけで、収納されたフィルムシートの内容を所定のスク
リーンに投影させることととなる。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照しながら説明する。
【0011】図1には本実施例に係るマウンティングフ
レームの概略斜視図が示されている。また、図2にはそ
の裏面図が示され、図3には図2中A−A線矢視拡大断
面図が示されている。これらの図において、マウンティ
ングフレーム10は、略方形の外形を備えたシート状の
フレーム本体11を備えて構成されている。このフレー
ム本体11の内側には略方形の窓部12が形成されてい
るとともに、この窓部12を閉塞するように袋13が配
置されている。
【0012】前記フレーム本体11は硬質紙或いは樹脂
プレートによって形成されており、また、図示しないオ
ーバーヘッドプロジェクタのガラス面に載置するに好適
な大きさに設けられている。ここで、窓部12は、フレ
ーム本体11の一部を打ち抜く等の手段によって形成さ
れている。
【0013】前記袋13は透明なフィルムを用いて形成
されている。この袋13は、図2中上縁側が開放位置と
なるようにフレーム本体11に取り付けられている。袋
13の外形は、窓部12の大きさよりも大きく形成され
ており、図2中袋13の左右両縁側及び下縁側を適宜な
接着剤を介して貼付することによって当該袋13がフレ
ーム本体11に取り付けられている。但し、袋13の取
り付けは、接着テープ等で図示しない袋13の両縁及び
下縁をフレーム本体11に貼り付けること等によっても
行うことができる。なお、袋13内には、図4中二点鎖
線で示されるように、オーバーヘッドプロジェクタによ
って投影を行うためのフィルムシート15が収納され
る。
【0014】以上の構成において、適宜な内容が印刷等
によって表示されたフィルムシート15を袋13内に収
納した状態で、マウンティングフレーム10がオーバー
ヘッドプロジェクタのガラス面に載置されることとな
る。この際、多種類のフィルムシート15を連続的に投
影する場合には、前記マウンティングフレーム10内に
収納されたフィルムシート15を取り出し、投影の順位
に従って次なるフィルムシート15を収納することがで
きる。
【0015】従って、このような構成によれば、フィル
ムシート15の出し入れが可能な袋13をフレーム本体
11に取り付ける構成を採用したから、単一のマウンテ
ィングフレーム10を用いるだけで、オーバーヘッドプ
ロジェクタで投影すべき多種類のフィルムシート15を
順次入れ替えることが極めて容易となり、フィルムシー
ト15毎にマウンティングフレーム10を用いた場合の
貼り付け作業、或いは使用後の取り外し作業等から完全
に開放されるという効果を得る。しかも、従来では、多
種類のフィルムシート15を用いて行う講義等において
は、予めフィルムシート15を貼付した多数のマウンテ
ィングフレームを持ち運ぶことが必要となっていたが、
本実施例では単一のマウンティングフレームのみを持ち
運んで講義会場でこれを利用できるため、その持ち運び
に際して量的な負担も全く感じることがない。
【0016】また、袋13の中にフィルムシート15が
収納されるため、当該フィルムシート15の両面を袋1
3で保護できることとなり、印刷面が接触によって擦れ
る等の不都合も確実に解消でき、ひいては投影される内
容を鮮明に表すことも期待できる。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマウンティングフレームの一実施例を
示す概略斜視図である。
【図2】前記マウンティングフレームの裏面図である。
【図3】図2のA−A線矢視拡大断面図である。
【図4】フィルムシートを収納する状態を示す説明図で
ある。
【図5】従来のマウンティングフレームを示す裏面図で
ある。
【符号の説明】
10 マウンティングフレーム 11 フレーム本体 12 窓部 13 袋 15 フィルムシート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略方形のシート状硬質紙からなるフレー
    ム本体の内側領域内を方形に打抜いて形成された窓部を
    設け、前記フレーム本体の一方の面における前記窓部を
    閉塞する位置に所定事項を表示したフィルムシートが
    収納可能となる透明な袋を設けたことを特徴とするマウ
    ンティングフレーム。
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JPH0973134A JPH0973134A (ja) 1997-03-18
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JPS61176541U (ja) * 1985-04-23 1986-11-04
JPH0472235U (ja) * 1990-10-31 1992-06-25
JP3080437U (ja) * 2001-03-21 2001-09-28 株式会社日立インフォメーションテクノロジー 板状体のアンロード機構

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