JPH1129590A - 5−デオキシ−5−ウレイド−β−D−アロフラノシルウロン酸誘導体またはその塩、それらを含有する抗真菌剤及びキチン合成酵素阻害剤 - Google Patents
5−デオキシ−5−ウレイド−β−D−アロフラノシルウロン酸誘導体またはその塩、それらを含有する抗真菌剤及びキチン合成酵素阻害剤Info
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- JPH1129590A JPH1129590A JP14513398A JP14513398A JPH1129590A JP H1129590 A JPH1129590 A JP H1129590A JP 14513398 A JP14513398 A JP 14513398A JP 14513398 A JP14513398 A JP 14513398A JP H1129590 A JPH1129590 A JP H1129590A
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Abstract
たは置換されていてもよいカルバモイル基を;R1およ
びR2は、同一または異なって、水素原子、置換されて
いてもよいアルキル、アルアルキル、アリール、シクロ
アルキル、アシルもしくは複素環式基またはR1とR2が
結合する窒素原子と一緒になって形成する置換されてい
てもよい環状アミノ基を;R3は、水素原子、置換され
ていてもよいアルキルもしくはアリール基、保護されて
いてもよいカルボキシル基もしくはヒドロキシル基、ニ
トロ基、ハロゲン原子等で表される基を示す。」で表さ
れる新規誘導体またはその塩に関する。 【効果】 一般式[1]で表される5−デオキシ−5−
ウレイド−β−D−アロフラノシルウロン酸誘導体また
はその塩は、真菌細胞壁の成分であるキチンの合成を阻
害する作用を有し、人、動物および植物の真菌性疾患の
予防、治療またはダニやノミなどの害虫の生育阻害に有
効である。
Description
子、置換されていてもよいアルキル、アルアルキル、ア
リール、シクロアルキル、アシルもしくは複素環式基ま
たはR1とR2が結合する窒素原子と一緒になって形成す
る置換されていてもよい環状アミノ基を;Rは、保護さ
れていてもよいカルボキシル基または置換されていても
よいカルバモイル基を;Xは、酸素原子または硫黄原子
を;Aは、
子、置換されていてもよいアルキルもしくはアリール
基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護されて
いてもよいヒドロキシル基、ニトロ基、ハロゲン原子ま
たは
子、置換されていてもよいアルキルもしくはアリール基
またはR4とR5が結合する窒素原子と一緒になって形成
する置換されていてもよい環状アミノ基を示す。)で表
される基を示す。)またはウラシルの5位および6位で
形成される縮合環
ウレイド−β−D−アロフラノシルウロン酸誘導体また
はその塩に関する。
は、ポリエンマクロライド系薬剤、アゾール系薬剤およ
びフルシトシンなどが挙げられる。上記以外の抗真菌剤
としては、真菌細胞壁の成分であるキチンの合成を阻害
する物質などが研究されており、真菌性疾患の治療に有
効かつ安全であると考えられている。キチン合成酵素阻
害剤としては、ペプチドヌクレオシド系抗生物質である
ポリオキシンやニッコマイシンなどが知られている。
ンマクロライド系薬剤、アゾール系薬剤およびフルシト
シンなどの薬剤は副作用や効力などの点で十分ではな
い。また、近年、同じ薬剤の連続使用による薬剤耐性菌
の出現が問題となってきている。さらに、ペプチドヌク
レオシド系抗生物質は抗真菌スペクトルや安定性などの
点で医薬品として使用するには十分でない。そのため、
既存の薬剤と作用機作が異なり、アゾール耐性菌にも効
果が期待でき、副作用が少ない抗真菌剤が強く望まれて
いる。
て、本発明者らは、鋭意検討を行った結果、一般式
[1]で表される新規な5−デオキシ−5−ウレイド−
β−D−アロフラノシルウロン酸誘導体またはその塩
が、キチン合成酵素阻害活性を示し、ヒト、動物および
植物の真菌性疾患の予防および治療またはダニやノミな
どの害虫の生育阻害に有効であることを見出し、本発明
を完成した。以下、本発明を詳細に説明する。
限り、ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子またはヨウ素原子を;アルキル基とは、たとえば、
メチル、エチル、n-プロピル、iso-プロピル、n-ブチ
ル、iso-ブチル、sec-ブチル、tert-ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチルおよびオクチルなどの直鎖状も
しくは分岐鎖状のC1-20アルキル基を;アルアルキル基
とは、たとえば、ベンジル、ジフェニルメチル、トリチ
ル、フェネチル、4−メチルベンジルおよびナフチルメ
チルなどのアルC1-6アルキル基を;シクロアルキル基
とは、たとえば、シクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチルおよびシクロヘキシルなどのC3-6シクロア
ルキル基を;アルコキシ基とは、たとえば、メトキシ、
エトキシ、n-プロポキシ、iso-プロポキシ、n-ブトキ
シ、iso-ブトキシ、sec-ブトキシ、tert-ブトキシ、ペ
ンチルオキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシおよび
オクチルオキシなどの直鎖状もしくは分岐鎖状のC1-20
アルコキシ基を;アリール基とは、たとえば、フェニ
ル、トリル、ナフチル基を;アリールオキシ基とは、た
とえば、フェノキシ、トリルオキシ、ナフチルオキシな
どのアリール−O−基を;複素環式基とは、たとえば、
アゼチジニル、チエニル、フリル、ピロリル、イミダゾ
リル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキ
サゾリル、イソオキサゾリル、フラザニル、ピロリジニ
ル、ピロリニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、
ピラゾリジニル、ピラゾリニル、1,3,4−オキサジア
ゾリル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジ
アゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリ
アゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、チ
アトリアゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニ
ル、ピリダジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピラ
ニル、モルホリニル、1,2,4−トリアジニル、ベンゾ
チエニル、ナフトチエニル、ベンゾフリル、イソベンゾ
フリル、クロメニル、インドリジニル、イソインドリ
ル、インドリル、インダゾリル、プリニル、キノリル、
イソキノリル、フタラジニル、ナフチリジニル、キノキ
サリニル、キナゾリニル、シンノリニル、フテリジニ
ル、アクリジニル、イソクロマニル、クロマニル、イン
ドリニル、イソインドリニル、ベンゾオキサゾリル、ト
リアゾロピリジル、テトラゾロピリダジニル、テトラゾ
ロピリミジニル、チアゾロピリダジニル、チアジアゾロ
ピリダジニル、トリアゾロピリダジニル、ベンズイミダ
ゾリル、ベンズチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル、
1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、イミダゾ[1,2
−b][1,2,4]トリアジニルおよびキヌクリジニル
などのような酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選
ばれる少なくとも1つの異項原子を含有する4−7員ま
たは縮合複素環式基を;アシル基とは、たとえば、ホル
ミル基、アセチルもしくはプロピオニルなどのC2-12ア
ルカノイル基、ベンゾイルもしくはナフトイルなどのア
ロイル基およびニコチノイル、テノイル、ピロリジノカ
ルボニルもしくはフロイル基などの複素環カルボニル基
などのアシル基を;アルキルアミノ基とは、たとえば、
メチルアミノ、エチルアミノ、n-プロピルアミノ、イソ
プロピルアミノ、n-ブチルアミノ、sec-ブチルアミノ、
tert-ブチルアミノ、ペンチルアミノ、ヘキシルアミ
ノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジn-プロピルア
ミノ、エチルメチルアミノ、メチルn-プロピルアミノ、
ブチルエチルアミノなどのモノ−またはジ−直鎖もしく
は分枝鎖状C1-6アルキルアミノ基を;また、低級アル
キル基とは、たとえば、メチル、エチル、n-プロピル、
イソプロピル、n-ブチル、sec-ブチル、イソブチル、te
rt−ブチルおよびペンチルなどの直鎖状もしくは分枝鎖
状のC1-6アルキル基などが挙げられる。
子と一緒になって形成する環状アミノ基の環状アミンと
しては、たとえば、アジリジン、アゼチジン、ピロリジ
ン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、2−アゼチ
ジノン、2−ピロリジノン、2−ピペリドン、2,3−
ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピラジンおよび
2,3−ジオキソピペラジンなどの環状アミンが挙げら
れる。
合環としては、たとえば、ルマジン(2,4(1H,3
H)−プテリジンジオン)、アロキサジン(ベンゾ[g]
プテリジン−2,4(1H,3H)−ジオン)および2,
4(1H,3H)−キナゾリンジオンなどの縮合環が挙
げられる。
ルキル基、アリール基、シクロアルキル基、アシル基、
複素環式基またはR1とR2が結合する窒素原子と一緒に
なって形成する環状アミノ基、R3におけるアルキル基
またはアリール基並びにR4およびR5におけるアルキル
基、アリール基またはR4とR5が結合する窒素原子と一
緒になって形成する環状アミノ基は、たとえば、ハロゲ
ン原子、ニトロ基、シアノ基、カルバモイル基、ハロゲ
ン原子で置換されていてもよいアルキル、アルコキシ、
アリール、アリールオキシ、アルキルアミノおよび複素
環式基並びに保護されていてもよいヒドロキシル、アミ
ノおよびカルボキシル基から選ばれる1つ以上の基で置
換されていてもよい。また、Rにおけるカルバモイル基
の置換基としては、アルキル基が挙げられる。
ロキシル基、アミノ基、環状アミノ基またはカルボキシ
ル基を有する場合、これらの基は公知の保護基で保護さ
れていてもよい。
しては、通常ヒドロキシル基の保護基として使用し得る
すべての基を含み、たとえば、ベンジルオキシカルボニ
ル、4−ニトロベンジルオキシカルボニル、4−ブロモ
ベンジルオキシカルボニル、4−メトキシベンジルオキ
シカルボニル、3,4−ジメトキシベンジルオキシカル
ボニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、te
rt−ブトキシカルボニル、1,1−ジメチルプロポキシ
カルボニル、イソプロポキシカルボニル、イソブチルオ
キシカルボニル、ジフェニルメトキシカルボニル、2,
2,2−トリクロロエトキシカルボニル、2,2,2−ト
リブロモエトキシカルボニル、2−(トリメチルシリ
ル)エトキシカルボニル、2−(フェニルスルホニル)
エトキシカルボニル、2−(トリフェニルホスホニオ)
エトキシカルボニル、2−フルフリルオキシカルボニ
ル、1−アダマンチルオキシカルボニル、ビニルオキシ
カルボニル、アリルオキシカルボニル、S−ベンジルチ
オカルボニル、4−エトキシ−1−ナフチルオキシカル
ボニル、8−キノリルオキシカルボニル、アセチル、ホ
ルミル、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロ
ロアセチル、トリフルオロアセチル、メトキシアセチ
ル、フェノキシアセチル、ピバロイルおよびベンゾイル
などのアシル基;メチル、tert−ブチル、2,2,2−ト
リクロロエチルおよび2−トリメチルシリルエチルなど
の低級アルキル基;アリルなどの低級アルケニル基;ベ
ンジル、p−メトキシベンジル、3,4−ジメトキシベ
ンジル、ジフェニルメチルおよびトリチルなどのアル低
級アルキル基;テトラヒドロフリル、テトラヒドロピラ
ニルおよびテトラヒドロチオピラニルなどの含酸素およ
び含硫黄複素環式基;メトキシメチル、メチルチオメチ
ル、ベンジルオキシメチル、2−メトキシエトキシメチ
ル、2,2,2−トリクロロエトキシメチル、2−(トリ
メチルシリル)エトキシメチルおよび1−エトキシエチ
ルなどの低級アルコキシ−および低級アルキルチオ−低
級アルキル基;メタンスルホニルおよびp−トルエンス
ルホニルなどのアルカン−もしくはアレーン−スルホニ
ル基;トリメチルシリル、トリエチルシリル、トリイソ
プロピルシリル、ジエチルイソプロピルシリル、tert−
ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジフェニルシリ
ル、ジフェニルメチルシリルおよびtert−ブチルメトキ
シフェニルシリルなどの置換シリル基などが挙げられ
る。
基としては、通常アミノ保護基として使用し得るすべて
の基を含み、たとえば、トリクロロエトキシカルボニ
ル、トリブロモエトキシカルボニル、ベンジルオキシカ
ルボニル、p−ニトロベンジルオキシカルボニル、o−
ブロモベンジルオキシカルボニル、(モノ−、ジ−、ト
リ−)クロロアセチル、トリフルオロアセチル、フェニ
ルアセチル、ホルミル、アセチル、ベンゾイル、tert−
アミルオキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、
p−メトキシベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメ
トキシベンジルオキシカルボニル、4−(フェニルア
ゾ)ベンジルオキシカルボニル、2−フルフリルオキシ
カルボニル、ジフェニルメトキシカルボニル、1,1−
ジメチルプロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボ
ニル、フタロイル、スクシニル、アラニル、ロイシル、
1−アダマンチルオキシカルボニルおよび8−キノリル
オキシカルボニルなどのアシル基;ベンジル、ジフェニ
ルメチルおよびトリチルなどのアル低級アルキル基;2
−ニトロフェニルチオおよび2,4−ジニトロフェニル
チオなどのアリールチオ基;メタンスルホニルおよびp
−トルエンスルホニルなどのアルカン−もしくはアレー
ン−スルホニル基;N,N−ジメチルアミノメチレンな
どのジ低級アルキルアミノ−低級アルキリデン基;ベン
ジリデン、2−ヒドロキシベンジリデン、2−ヒドロキ
シ−5−クロロベンジリデンおよび2−ヒドロキシ−1
−ナフチルメチレンなどのアル−低級アルキリデン基;
3−ヒドロキシ−4−ピリジルメチレンなどの含窒素複
素環式アルキリデン基;シクロヘキシリデン、2−エト
キシカルボニルシクロヘキシリデン、2−エトキシカル
ボニルシクロペンチリデン、2−アセチルシクロヘキシ
リデンおよび3,3−ジメチル−5−オキソシクロヘキ
シリデンなどシクロアルキリデン基;ジフェニルホスホ
リルおよびジベンジルホスホリルなどのジアリール−も
しくはジアル低級アルキル−ホスホリル基;5−メチル
−2−オキソ−2H−1,3−ジオキソール−4−イル
−メチルなどの含酸素複素環式アルキル基並びにトリメ
チルシリルなどの低級アルキル置換シリル基などが挙げ
られる。
は、通常のカルボキシル基の保護基として使用し得るす
べての基を含み、たとえば、接触還元、化学的還元もし
くはその他の緩和な条件下で処理すれば脱離する性質を
有するエステル形成基;生体内において容易に脱離する
性質を有するエステル形成基;水もしくはアルコールで
処理すれば容易に脱離する性質を有する有機シリル基な
ど、種々公知のエステル形成基が挙げられる。具体的な
基としては、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロ
ピル、1,1−ジメチルプロピル、n−ブチルおよびtert
−ブチルなどの低級アルキル基;フェニルおよびナフチ
ルなどのアリール基;ベンジル、ジフェニルメチル、ト
リチル、p−ニトロベンジル、p−メトキシベンジルお
よびビス(p−メトキシフェニル)メチルなどのアル低
級アルキル基;アセチルメチル、ベンゾイルメチル、p
−ニトロベンゾイルメチル、p−ブロモベンゾイルメチ
ルおよびp−メタンスルホニルベンゾイルメチルなどの
アシル−低級アルキル基;2−テトラヒドロピラニルお
よび2−テトラヒドロフラニルなどの含酸素複素環式
基;2,2,2−トリクロロエチルなどのハロゲノ低級ア
ルキル基;2−(トリメチルシリル)エチルなどの低級
アルキルシリルアルキル基;アセトキシメチル、プロピ
オニルオキシメチルおよびピバロイルオキシメチルなど
のアルキルカルボニルオキシアルキル基;フタルイミド
メチルおよびスクシンイミドメチルなどの含窒素複素環
式−低級アルキル基;シクロヘキシルなどのシクロアル
キル基;メトキシメチル、メトキシエトキシメチルおよ
び2−(トリメチルシリル)エトキシメチルなどの低級
アルコキシ低級アルキル基;ベンジルオキシメチルなど
のアル−低級アルコキシ低級アルキル基;メチルチオメ
チルおよび2−メチルチオエチルなどの低級アルキルチ
オ低級アルキル基;フェニルチオメチルなどのアリール
チオ低級アルキル基;1,1−ジメチル−2−プロペニ
ル、3−メチル−3−ブチニルおよびアリルなどの低級
アルケニル基並びにトリメチルシリル、トリエチルシリ
ル、トリイソプロピルシリル、ジエチルイソプロピルシ
リル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジフ
ェニルシリル、ジフェニルメチルシリルおよびtert−ブ
チルメトキシフェニルシリルなどの置換シリル基などが
挙げられる。
知られているアミノ基などの塩基性基またはカルボキシ
ル基などの酸性基における塩を挙げることができる。塩
基性基における塩としては、たとえば、塩酸、硫酸、硝
酸およびリン酸などの鉱酸との塩;ギ酸、酢酸、トリク
ロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、シュウ酸、フマル酸、マ
レイン酸、クエン酸および酒石酸などの有機カルボン酸
との塩;並びにメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、p−トルエンスルホン酸およびナフタレンスルホン
酸などのスルホン酸との塩を、また、酸性基における塩
としては、たとえば、ナトリウムおよびカリウムなどの
アルカリ金属との塩;カルシウムおよびマグネシウムな
どのアルカリ土類金属との塩;アンモニウム塩;並びに
トリメチルアミン、トチエチルアミン、トリブチルアミ
ン、N,N−ジメチルアニリン、N−メチルピペリジ
ン、N−メチルモルホリン、ジエチルアミン、ジシクロ
ヘキシルアミン、ジベンジルアミン、ピリジン、グアニ
ジン、ヒドラジンおよびキニーネなどの含窒素有機塩基
との塩などを挙げることができる。一般式[1]の化合
物の塩としては、好ましくは、塩酸、硫酸、硝酸、リン
酸、ギ酸、酢酸、シュウ酸、フマル酸、マレイン酸、ク
エン酸および酒石酸などの薬理学的に許容される塩が挙
げられる。
もよいカルボキシル基である化合物が好ましく;さらに
好ましくは、R1が水素原子;R2が置換されていてもよ
いアルキル、アルアルキル、アリールまたは複素環式
基;Xが酸素原子;YがCH;R3が水素原子、置換さ
れていてもよいアルキル基、保護されていてもよいヒド
ロキシル基または
ルキル基を示す。)で表される基である化合物が好まし
く;よりさらに好ましくは、R3が置換されていてもよ
い低級アルキル基、 R5が置換されていてもよい低級ア
ルキル基である化合物が好ましく;よりさらに好ましく
は、R1が水素原子;R2がC3-15アルキル基またはハロ
ゲン原子、ニトロもしくはアミノ基で置換されていても
よいフェニル基である化合物が好ましい。
たとえば、以下の表1〜26に記載の化合物が挙げられ
る。表中、Etはエチル基、t-Buは、tert-ブチル基を意
味する。
において、異性体(たとえば、光学異性体、幾何異性体
および互変異性体など)が存在する場合、本発明は、そ
れらの異性体を包含し、また、溶媒和物、水和物および
種々の形状の結晶を包含するものである。
する。本発明化合物は、自体公知の方法を組合せること
により製造されるが、たとえば、次に示す製造法によっ
て製造することができる。
ていてもよいアルキル、アルアルキル、アリール、シク
ロアルキル、アシルもしくは複素環式基を;Zは、ハロ
ゲン原子を;R1、R2、XおよびAは、上記したと同様
な意味を有する。」
塩基および/またはシリル化剤の存在下、一般式[2]
の化合物に一般式[3]の化合物を反応させることによ
って製造することができる。この反応に使用される溶媒
としては反応に悪影響を及ぼさないものであればよい。
塩基の存在下に反応させる場合は、たとえば、ジエチル
エーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、テ
トラヒドロフランおよびジオキサンなどのエーテル類;
メタノール、エタノールおよびプロパノールなどのアル
コール類;N,N−ジメチルホルムアルデヒドおよびN,
N−ジメチルホルムアセトアミドなどのアミド類;ジメ
チルスルホキシドなどのスルホキシド類;並びに水など
が挙げられ、シリル化剤の存在下に反応させる場合に
は、たとえば、ジエチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジエチルエーテル、テトラヒドロフランおよびジオキ
サンなどのエーテル類;塩化メチレン、クロロホルムお
よび1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素
類;ベンゼン、トルエンおよびキシレンなどの芳香族炭
化水素類;酢酸エチルなどのエステル類;並びにアセト
ニトリルなどのニトリル類などが挙げられる。また、こ
れらの溶媒を一種または二種以上混合して使用してもよ
い。この反応に使用される塩基としては、たとえば、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、tert-ブトキシカリウム、トリエチルアミ
ンおよび1,8−ジアザビシクロ−[5,4,0]ウンデ
ク−7−エン(DBU)などの無機または有機塩基が挙
げられる。また、シリル化剤としては、たとえば、ビス
(トリメチルシリル)アセトアミド、モノ(トリメチル
シリル)アセトアミドおよびビス(トリメチルシリル)
尿素などのシリル化合物または塩基の存在下で使用され
るクロロトリメチルシラン、ヨウドトリメチルシラン、
tert-ブチルジメチルクロロシランおよびトリフルオロ
酢酸トリメチルシリルなどのシリル化合物などが挙げら
れる。この反応において、一般式[3]の化合物の使用
量は、一般式[2]の化合物に対して1〜10倍モル、好
ましくは、1〜3倍モルである。また、塩基の使用量
は、一般式[2]の化合物に対して1〜10倍モル、好ま
しくは、1〜2倍モルであり、シリル化剤の使用量は、
一般式[2]の化合物に対して5〜50倍モル、好ましく
は、5〜10倍モルである。これらの反応は、通常、−20
〜150℃、好ましくは、5〜35℃で30分間〜24時間実施
すればよい。
塩基および/またはシリル化剤の存在下、一般式[2]
の化合物に一般式[4]の化合物を反応させることによ
り、製造することができる。この反応に使用される溶
媒、塩基およびシリル化剤は、前述の[製造法1]で説
明したと同様の溶媒、塩基およびシリル化剤が挙げら
れ、それらの使用量も前述の[製造法1]と同様であ
る。この反応において、一般式[4]の化合物の使用量
は、一般式[2]の化合物に対して1〜10倍モル、好ま
しくは、1〜3倍モルである。この反応は、通常、−50
〜100℃、好ましくは、0〜30℃で1分間〜30時間実施
すればよい。
[2]、[3]および[4]の化合物は、それらの塩を
使用することができ、それらの塩としては、一般式
[1]の化合物の塩として説明したと同様のものが挙げ
られる。また、一般式[1a]および[1b]の化合物
を塩とすることもでき、一般式[1]の化合物の塩とし
て説明したと同様の塩が挙げられる。このようにして得
られた一般式[1]の化合物またはそれらの塩は、たと
えば、酸化、還元、転位、置換、ハロゲン化、脱水もし
くは加水分解などの自体公知の反応に付すことによっ
て、または、それらの反応を適宜組合わせることによっ
て他の一般式[1]の化合物またはその塩に誘導するこ
とができる。Rがカルボキシル基である一般式[1]の
化合物またはその塩を、N−ヒドロキシスクシイミドな
どでカルボン酸の活性誘導体とした後、N,N’−ジシ
クロヘキシルカルボジイミドなどの縮合剤の存在下、ア
ルキルアミンなどの置換されていてもよいアミンを反応
させることにより、Rが置換されていてもよいカルバモ
イル基である一般式[1]の化合物またはその塩を製造
することができる。
料である一般式[2]の化合物の製造法について説明す
る。一般式[2]の化合物は、たとえば、ジャーナル・
オブ・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサイアティ(J.A
m.Chem.Soc.)第93巻、第15号、第3812〜3813頁(1971
年)に記載の方法に準じて、または、つぎに示す製造法
によって製造することができる。
Acは、アセチル基、Meは、メチル基を示す。」
般式[5]の化合物をルイス酸の存在下、一般式[6]
の化合物と反応させることによって一般式[7]の化合
物を得、ついで、一般式[7]の化合物のアジド基をア
ミノ基に還元した後、加水分解反応(保護基の脱離反
応)に付すことによって得ることができる。この方法
は、たとえば、ザ・ジャーナル・オブ・オルガニック・
ケミストリー(J.Org.Chem.)第55巻、第3853〜3857頁
(1990年)に記載の方法に準じて行うことができる。ま
た、一般式[2]の化合物においてAが5−カルバモイ
ルウラシルである一般式[2a]の化合物は、たとえ
ば、次に示す製造法によって製造することができる。
の意味を有する。」
製造法Aで得られた一般式[7a]の化合物またはその
カルボン酸における反応性誘導体を一般式[8]の化合
物またはそのアミノ基における反応性誘導体と反応させ
ることによって一般式[7b]の化合物を製造でき、つ
いで、製造法Aで説明したと同様の方法で、一般式[7
b]の化合物のアジド基をアミノ基に還元した後、加水
分解反応(保護基の脱離反応)に付すことによって得る
ことができる。
a]、[1b]、[2]、[2a]、[3]、[4]、
[5]、[6]、[7]、[7a]、[7b]および
[8]の化合物またはそれらの塩において、異性体(た
とえば、光学異性体、幾何異性体および互変異性体な
ど)が存在する場合、これらの異性体を使用でき、ま
た、溶媒和物、水和物および種々の形状の結晶を使用す
ることができる。また、一般式[1a]、[1b]、
[2]、[2a]、[3]、[4]、[6]、[7]、
[7a]、[7b]および[8]の化合物またはそれら
の塩において、アミノ基、環状アミノ基、カルボキシル
基またはヒドロキシル基を有する化合物は、あらかじ
め、これらの基を通常の保護基で保護しておき、反応
後、自体公知の方法でこれらの保護基を脱離することが
できる。このようにして得られた一般式[1]の化合物
またはその塩は、抽出、晶出および/またはカラムクロ
マトグラフィーなどの常法に従って単離精製することが
できる。
通常製剤化に使用される賦形剤、担体および希釈剤など
の製剤補助剤を適宜混合してもよく、これらは常法に従
って、錠剤、散剤、顆粒剤、丸剤、懸濁剤、カプセル
剤、シロップ剤、乳剤、液体製剤、粉体製剤、坐剤、軟
膏剤、貼付剤または注射剤のどの形態で経口または非経
口で投与することができる。また、投与方法、投与量お
よび投与回数は、患者の年齢、体重および症状に応じて
適宜選択することができ、通常成人に対しては、経口ま
たは非経口(たとえば、注射、点滴および直腸部位への
投与など)的投与により、1日、1mg〜10gを1回から数
回に分割して投与すればよい。
薬理作用(キチン合成酵素に対する阻害活性)を説明す
る。 [試験方法]プロシーディング・オブ・ザ・ナショナル
・アカデミー・オブ・サイエンス・オブ・ザ・ユナイテ
ッド・ステイト・オブ・アメリカ(Proc.Natl.Acad.Sc
i.USA)第85巻、第4735〜4739頁(1988年)に記載の方
法に準じて行った。キチン合成酵素に対する阻害活性測
定のために使用したキチン合成酵素のプロデューサー
は、カンジダ・アルビカンス(Candida Albicans)TIMM
1623である。細胞を、30℃で30分間、1%ジギトニン
で、さらに30℃で30分間、0.2%ジギトニンで透過性を
亢進した後、滅菌水で懸濁した。30μlの滅菌水懸濁液
を30mMイミダゾール塩酸緩衝液(pH6.5)、4mM塩化マ
グネシウム、4mM塩化カルシウム、30mM N-アセチルグ
ルコサミン、1mM UDP -N-アセチルグルコサミンおよび
0.7mM 14C−UDP−N-アセチルグルコサミンを含む活性
測定用緩衝液69μlおよび試料(被験薬)溶液1μlと共
に、37℃で1時間インキュベートした。混合物に10%ト
リクロロ酢酸(TCA)を添加し、反応を終了させ、細
胞をフィルター上に集め、10%トリクロロ酢酸およびエ
タノールで順次洗浄した。ついで、細胞の放射能を液体
シンチレーションカウンターで測定し、形成されたキチ
ンの量を細胞内に取り込まれた放射性物質の量より決定
した。50%阻害濃度(IC50)は、試料無添加時の細胞の
放射能を100%とし、その50%の放射能を示す被験薬濃
度とした。その結果を表27に示す。
て説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。なお、溶離液における混合比は、すべて容量比であ
り、また、カラムクロマトグラフィーにおける担体は、
シリカゲル60、No.7734(メルク社製)、逆相カラムク
ロマトグラフィーにおける担体は、LC-SORB SP-B-ODS
(ケムコ社製)を使用した。また、Bocは、tert-ブトキ
シカルボニル基を意味する。
和物6.5gを1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザ
ン120mlに懸濁させ、クロロトリメチルシラン10.7mlを
加え、6時間加熱還流する。冷却後、減圧下に溶媒を留
去し、得られた残留物をジクロロエタン50mlに溶解さ
せ、この溶液にメチル=1,2,3−トリ−O−アセチル
−5−アジド−5−デオキシ−D−アロフラノシルウロ
ネート6.0gおよびトリメチルシリルトリフルオロメタン
スルホネート8.1mlを加え、1時間加熱還流した後、室
温まで冷却する。得られた反応混合物に氷水50mlを加
え、30分間撹拌した後、不溶物を濾去する。有機層を分
取し、水層を塩化メチレンで抽出する。有機層を合わ
せ、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
させる。減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;クロロホル
ム:メタノール=100:1]で精製すれば、無色泡状物
のメチル=2,3−ジ−O−アセチル−5−アジド−1
−[5−カルボキシ−2,4(1H,3H)−ピリミジン
ジオン−1−イル]−1,5−ジデオキシ−β−D−ア
ロフラノシルウロネート5.8gを得る。 IR(KBr)cm-1:2114,1752,1665,1479,1240,1098,1065,8
04
ド−1,5−ジデオキシ−1−[5−メチル−2,4(1
H,3H)−ピリミジンジオン−1−イル]−β−D−
アロフラノシルウロネート IR(KBr)cm-1:2119,1751,1458,1096 2(2) メチル=2,3−ジ−O−アセチル−5−アジ
ド−1,5−ジデオキシ−1−[5−ヒドロキシメチル
−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン−1−イル]
−β−D−アロフラノシルウロネート IR(KBr)cm-1:2118,1748,1692,1468,1060 2(3) メチル=2,3−ジ−O−アセチル−5−アジ
ド−1,5−ジデオキシ−1−[5−ニトロ−2,4(1
H,3H)−ピリミジンジオン−1−イル]−β−D−
アロフラノシルウロネート 2(4) メチル=2,3−ジ−O−アセチル−5−アジ
ド−1,5−ジデオキシ−1−[5−ヒドロキシ−2,4
(1H,3H)−ピリミジンジオン−1−イル]−β−
D−アロフラノシルウロネート 2(5) メチル=2,3−ジ−O−アセチル−5−アジ
ド−1,5−ジデオキシ−1−[3,5(2H,4H)−
ジオキソ−1,2,4−トリアジン−2−イル]−β−D
−アロフラノシルウロネート IR(KBr)cm-1:2119,1700,1540,1235 2(6) メチル=2,3−ジ−O−アセチル−5−アジ
ド−1,5−ジデオキシ−1−[2,4(1H,3H)−
プテリジンジオン−1−イル]−β−D−アロフラノシ
ルウロネート IR(KBr)cm-1:2124,1747,1690,1540,1221,1068,762
ナトリウム水溶液10mlおよび塩化メチレン10mlに加え、
有機層を分取し、水層を塩化メチレンで抽出する。有機
層を合わせ、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥させ、グリシンエチルエステルの塩化メチレン
溶液を得る。 (2)メチル=2,3−ジ−O−アセチル−5−アジド
−1−[5−カルボキシ−2,4(1H,3H)−ピリミ
ジンジオン−1−イル]−1,5−ジデオキシ−β−D
−アロフラノシルウロネート0.80gおよびN−ヒドロキ
シスクシンイミド0.22gをテトラヒドロフラン20mlに溶
解させ、氷冷下、N,N'−ジシクロヘキシルカルボジイ
ミド10.4gを加え、室温で一夜撹拌する。ついで、不溶
物を濾去し、濾液に(1)で得られたグリシンエチルエ
ステルの塩化メチレン溶液を加え、室温で3時間撹拌す
る。得られた反応混合物に水20mlを加え、6N塩酸でpH
2に調整する。有機層を分取し、水層を塩化メチレンで
抽出する。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去
し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー[溶離液;クロロホルム:メタノール=200:1)
で精製すれば、無色油状物のメチル=2,3−ジ−O−
アセチル−5−アジド−1,5−ジデオキシ−1−[5
−N−エトキシカルボニルメチルカルバモイル−2,4
(1H,3H)−ピリミジンジオン−1−イル]−β−
D−アロフラノシルウロネート0.73gを得る。 IR(KBr)cm-1:2114,1735,1697,1534,1458,1236,1060,6
47
−ジデオキシ−1−[5−(ピロリジン−1−イル)カ
ルボニル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン−1
−イル]−β−D−アロフラノシルウロネート IR(KBr)cm-1: 2112,1747,1438,1277,1217,1108,1037,
735
−ジデオキシ−1−[5−N−エトキシカルボニルメチ
ルカルバモイル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオ
ン−1−イル]−β−D−アロフラノシルウロネート0.
82g、5%パラジウム−炭素0.41gおよびメタノール20ml
の混合液を常温、常圧で5時間水素添加する。ついで、
パラジウム−炭素を濾去し、濾液に氷冷下、水20mlおよ
び水酸化リチウム・1水和物10.26gを加える。室温で一
夜撹拌した後、6N塩酸でpH4に調整し、析出物を濾取
し、乾燥すれば、無色結晶の5−アミノ−1−[5−N
−カルボキシメチルカルバモイル−2,4(1H,3H)
−ピリミジンジオン−1−イル]−1,5−ジデオキシ
−β−D−アロフラノシルウロン酸0.27gを得る。 IR(KBr)cm-1:3336,1730,1692,1616,1528,1472,1409,1
316,1245,1049,798 融点:219.8〜228.3℃(分解)
メチル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン−1−
イル]−β−D−アロフラノシルウロン酸 IR(KBr)cm-1:3330,1715,1684,1615,1420,1323,1274,1
123,1042,775,584 融点:215.3〜231.2℃(分解) 6(2) 5−アミノ−1,5−ジデオキシ−1−[5−
ヒドロキシメチル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジ
オン−1−イル]−β−D−アロフラノシルウロン酸 IR(KBr)cm-1:3214,2887,1690,1476,1123,770 融点:247〜261℃(分解) 6(3) 5−アミノ−1,5−ジデオキシ−1−[5−
ニトロ−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン−1−
イル]−β−D−アロフラノシルウロン酸 6(4) 5−アミノ−1,5−ジデオキシ−1−[5−
ヒドロキシ−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン−
1−イル]−β−D−アロフラノシルウロン酸 6(5) 5−アミノ−1,5−ジデオキシ−1−[3,5
(2H,4H)−ジオキソ−1,2,4−トリアジン−2
−イル]−β−D−アロフラノシルウロン酸 IR(KBr)cm-1:3108,1694,1654,1614,1496,1330,1257,1
093,972,708 融点:224.0〜225.2℃(分解) 6(6) 5−アミノ−1,5−ジデオキシ−1−[2,4
(1H,3H)−プテリジンジオン−1−イル]−β−
D−アロフラノシルウロン酸 IR(KBr)cm-1:3447,1718,1654,1559,1490,1376,1233,1
110,1043,670 融点:210.3〜216.5℃(分解) 6(7) 5−アミノ−1,5−ジデオキシ−1−[5−
(ピロリジン−1−イル)カルボニル−2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン−1−イル]−β−D−アロフ
ラノシルウロン酸 IR(KBr)cm-1:3421,1684,1636,1508,1474,1281,1119,1
051,621 融点:186.7〜197.3℃(分解)
3H)−ピリミジンジオン−1−イル]−β−D−アロ
フラノシルウロン酸0.50gをテトラヒドロフラン10mlお
よび水8.3mlの混合液に懸濁させ、氷冷下、1N−水酸化
ナトリウム1.7mlを加え、溶解させ、4−ニトロフェニ
ルイソシアネート0.43gを加え、室温で2時間撹拌す
る。得られた反応混合物を1N−水酸化ナトリウムでpH
9に調整し、4−ニトロフェニルイソシアネート0.14g
を加え、同温度で1時間撹拌する。ついで、反応混合物
に酢酸エチル20mlおよび水20mlを加え、6N塩酸でpH3
に調整する。有機層を分取し、水層を酢酸エチルで抽出
する。有機層を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥さ
せる。減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー[溶離液;クロロホル
ム:メタノール=10:1]で精製すれば、黄色結晶の
1,5−ジデオキシ−5−[3−(4−ニトロフェニ
ル)ウレイド]−1−[2,4(1H,3H)−ピリミジ
ンジオン−1−イル]−β−D−アロフラノシルウロン
酸0.70gを得る。 IR(KBr)cm-1:3374,1700,1610,1560,1508,1332,1114 融点:137.4〜142.1℃(分解)
す。 2(1) IR(KBr)cm-1:3366, 1684, 1570, 1551, 1398, 1262, 11
22, 1055 融点:193.5〜210.7℃(分解) 2(2) IR(KBr)cm-1:3370, 1648, 1598, 1546, 1528, 1351, 10
54 融点:184.3〜196.4℃ 2(3) IR(KBr)cm-1:3335, 1709, 1610, 1586, 1505, 1410, 13
45, 1274, 1126 融点:192.3〜200.5℃(分解) 2(4) IR(KBr)cm-1:3368, 1684, 1596, 1543, 1492, 1399, 82
6 融点:168.1〜180.2℃(分解) 2(5) IR(KBr)cm-1:3347, 1686, 1587, 1542, 1438, 1400, 12
63, 1123, 1053, 815, 754 融点:203.5〜209.9℃(分解) 2(6) IR(KBr)cm-1:3372, 1685, 1544, 1509, 1406, 1270, 11
20, 1059, 815 融点:190.1〜196.5℃ 2(7) IR(KBr)cm-1:3511, 3330, 1719, 1699, 1630, 1560, 15
08, 1277, 1256, 1224,1048 融点:207.8〜214.7℃(分解) 2(8) IR(KBr)cm-1:3338, 1700, 1686, 1676, 1602, 1542, 15
08, 1343, 1252, 1227,1124, 1060, 827, 744 融点:207.3〜211.3℃(分解) 2(9) IR(KBr)cm-1:3348, 1701, 1686, 1675, 1585, 1528, 14
67, 1388, 1274, 1101,1052, 814, 764 融点:202.3〜208.5℃(分解) 2(10) IR(KBr)cm-1:3514, 3352, 1720, 1700, 1640, 1547, 14
78, 1389, 1276, 1125,744 融点:199.8〜208.9℃(分解)
40, 1075, 809, 744 2(12) IR(KBr)cm-1:3339, 1685, 1583, 1534, 1459, 1399, 13
55, 1269, 1121, 1053,814 融点:195.3〜213.7℃ 2(13) IR(KBr)cm-1:3518, 3380, 3281, 1732, 1718, 1698, 16
61, 1581, 1544, 1274,1125, 1048, 1023, 808, 791, 7
69 融点:210.0〜213.7℃(分解) 2(14) IR(KBr)cm-1:3369, 2924, 2853, 1700, 1606, 1508, 14
66, 1400, 1256, 1112,1056, 767 融点:193.8〜209.8℃(分解) 2(15) IR(KBr)cm-1:3384, 1700, 1570, 1276, 1110, 1057 融点:93.4〜120.9℃(分解) 2(16) IR(KBr)cm-1:3396, 2961, 1708, 1585, 1390, 1274, 11
09, 1054 融点:183.4〜203.6℃(分解) 2(17) IR(KBr)cm-1:3357, 2924, 2851, 1720, 1698, 1628, 15
61, 1274, 1051 融点:194.7〜196.1℃(分解) 2(18) IR(KBr)cm-1:3338, 2921, 2844, 1720, 1698, 1628, 15
67, 1466, 1276, 1051 融点:175.1〜181.9℃(分解) 2(19) IR(KBr)cm-1:3358 1718, 1697, 1653, 1276, 1112, 105
1, 807 融点:180.2〜182.8℃(分解) 2(20) IR(KBr)cm-1:3284, 1720, 1698, 1636, 1558, 1276, 12
49, 1126, 1050, 770 融点:223.9〜230.4℃(分解)
69, 1119, 1057, 812 融点:185.9〜202.7℃(分解) 2(22) IR(KBr)cm-1:3348, 1678, 1591, 1501, 1389, 1193, 10
54, 821 融点:192.3〜206.2℃(分解) 2(23) IR(KBr)cm-1:3374, 1721, 1691, 1679, 1598, 1390, 12
76, 1117 融点:201.3〜205.8℃(分解) 2(24) IR(KBr)cm-1:3385, 2936, 1686, 1560, 1420, 1272, 92
0, 775 2(25) IR(KBr)cm-1:3367, 1700, 1560, 1458, 1396, 1270, 11
10, 1055 融点:180.6〜196.1℃(分解) 2(26) IR(KBr)cm-1:3384, 1694, 1400, 1271, 1111 融点:184.4〜192.3℃ 2(27) IR(KBr)cm-1:3384, 1698, 1601, 1516, 1397, 1347, 12
71, 1110, 1057 融点:184.5〜196.7℃(分解) 2(28) IR(KBr)cm-1:3364, 1723, 1558, 1505, 1332, 1112, 85
2, 752 融点:175.8〜180.1℃(分解) 2(29) IR(KBr)cm-1:3357, 1717, 1654, 1557, 1498, 1331, 12
32, 1113, 752 融点:226.4〜230.0℃(分解) 2(30) IR(KBr)cm-1:3358, 1692, 1552, 1400, 1113, 854 融点:210.3〜216.0℃(分解)
3 融点:211.3〜213.4℃(分解) 2(32) IR(KBr)cm-1:3336, 1542, 1508, 1341, 1222, 1123, 10
60, 894, 744 2(33) IR(KBr)cm-1:3371, 1715, 1615, 1557, 1505, 1332, 12
73, 1112, 853, 751 融点:174.0〜183.4℃(分解) 2(34) IR(KBr)cm-1:3366, 1699, 1558, 1507, 1332, 1208, 11
13, 852, 751 融点:199.4〜205.3℃(分解) 2(35) IR(KBr)cm-1:3358, 1686, 1559, 1331, 1112, 853, 751 融点:195.0〜197.4℃(分解) 2(36) IR(KBr)cm-1:3370, 1697, 1557, 1507, 1332, 1113, 85
3, 751 融点:181.9〜185.4℃(分解) 2(37) IR(KBr)cm-1:3359, 1694, 1551, 1331, 1227, 1112, 85
4, 752 融点:192.5〜195.8℃(分解)
ル)ウレイド]−1−[2,4(1H,3H)−ピリミジ
ンジオン−1−イル]−β−D−アロフラノシルウロン
酸140mg、5%パラジウム−炭素70mg、エタノール10ml
および水5mlの混合液を常温、常圧で3時間水素添加す
る。ついで、パラジウム−炭素を濾去し、濾液を減圧下
に濃縮する。得られた残留物を逆相カラムクロマトグラ
フィー[溶離液;水]で精製すれば、無色結晶の5−
[3−(4−アミノフェニル)ウレイド]−1,5−ジ
デオキシ−1−[2,4(1H,3H)−ピリミジンジオ
ン−1−イル]−β−D−アロフラノシルウロン酸90mg
を得る。 IR(KBr)cm-1:3352,1693,1554,1514,1400,1274,1106,1
066
22, 1060 融点:191.9〜202.4℃ 4(2) IR(KBr)cm-1:3366, 1685, 1654, 1541, 1458, 1388, 12
68, 1107, 1052 融点:174.1〜193.2℃(分解) 4(3) IR(KBr)cm-1:3400, 1700, 1560, 1473, 1396, 1275, 11
12, 1055, 816
ペリジン−2−イル)エチル]ウレイド]−1,5−ジ
デオキシ−1−[2,4(1H,3H)−ピリミジンジオ
ン−1−イル]−β−D−アロフラノシルウロン酸0.25
gをギ酸8mlに溶解させ、50℃で1時間撹拌する。つい
で、減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物にエタノー
ル8mlを加え、固形物を濾取すれば、無色結晶の1,5
−ジデオキシ−5−[3−[2−(ピペリジン−2−イ
ル)エチル]ウレイド]−1−[2,4(1H,3H)−
ピリミジンジオン−1−イル]−β−D−アロフラノシ
ルウロン酸・ギ酸塩0.20gを得る。 IR(KBr)cm-1:3366,1686,1594,1383,1267,1092,775 融点:120.3〜126.4℃
3H)−ピリミジンジオン−1−イル]−β−D−アロ
フラノシルウロン酸150mgを塩化メチレン4.5mlに懸濁さ
せ、氷冷下、クロロトリメチルシラン0.40mlおよびトリ
エチルアミン0.44mlを加え、室温で1時間撹拌する。つ
いで、2,6−ジフルオロベンゾイルイソシアネート143
mgを加え、同温度で24時間撹拌する。得られた反応混合
物に水5mlを加え、6N塩酸でpH2に調整する。減圧下
に溶媒を留去し、得られた残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー[溶離液;クロロホルム:メタノール
=10:1]で精製すれば、無色結晶の1,5−ジデオキ
シ−5−[3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレ
イド]−1−[2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン
−1−イル]−β−D−アロフラノシルウロン酸50mgを
得る。 IR(KBr)cm-1:3422,1701,1625,1468,1400,1263,1119,1
011,799 融点:200.8〜209.2℃(分解)
4(1H,3H)−ピリミジンジオン−1−イル]−5
−(3−ウンデカノイルウレイド)−β−D−アロフラ
ノシルウロン酸を得る。 IR(KBr)cm-1:3430,2926,2855,1690,1617,1268,1114,1
065 融点:198.3〜203.3℃(分解)
を塩化メチレン2mlに懸濁させ、氷冷下、クロロトリメ
チルシラン0.13mlおよびトリエチルアミン0.13mlを加
え、室温で1時間撹拌する。得られた反応混合物に−40
℃でトリクロロメチルクロロフォルメート0.06mlを滴下
し、0℃で1時間撹拌後、室温で3時間撹拌する。つい
で、減圧下に溶媒を留去し、得られた残留物に塩化メチ
レン2mlを加え、4−オクチル−2,3−ジオキソピペ
ラジン−1−カルボニルクロライドの塩化メチレン溶液
を得る。 (2)5−アミノ−1,5−ジデオキシ−1−[2,4
(1H,3H)−ピリミジンジオン−1−イル]−β−
D−アロフラノシルウロン酸200mgを塩化メチレン2ml
に懸濁させ、氷冷下、クロロトリメチルシラン0.53mlお
よびトリエチルアミン0.58mlを加え、室温で2時間撹拌
する。ついで、氷冷下、(1)で得られた4−オクチル
−2,3−ジオキソピペラジン−1−カルボニルクロラ
イドの塩化メチレン溶液を加え、室温で16時間撹拌す
る。得られた反応混合物に酢酸エチル20mlおよび水10ml
を加え、6N塩酸でpH2に調整する。有機層を分取し、
水層を酢酸エチルで抽出する。有機層を合わせ、無水硫
酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、
得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−
[溶離液;クロロホルム:メタノール:水=65:25:
4]で精製すれば、無色結晶の1,5−ジデオキシ−5
−(4−オクチル−2,3−ジオキソピペラジン−1−
イル)カルボニルアミノ−1−[2,4(1H,3H)−
ピリミジンジオン−1−イル]−β−D−アロフラノシ
ルウロン酸140mgを得る。 IR(KBr)cm-1:3420,2928,2856,1709,1685,1616,1396,1
265,1192,1115,1058 融点:167.7〜169.8℃(分解)
−エチル−2,3−ジオキソピペラジン−1−イル)カ
ルボニルアミノ−1−[2,4(1H,3H)−ピリミジ
ンジオン−1−イル]−β−D−アロフラノシルウロン
酸を得る。 IR(KBr)cm-1:3447,1718,1684,1508,1458,1388,1127
ートの代わりに4−ニトロフェニルイソチオシアネート
を使用し、1,5−ジデオキシ−5−[3−(4−ニト
ロフェニル)チオウレイド]−1−[2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン−1−イル]−β−D−アロフ
ラノシルウロン酸を得る。 IR(KBr)cm-1:3328,1691,1598,1501,1332,1264,1112,1
055 融点:172.8〜183.6℃(分解)
ニル−2−フェニルエチル)ウレイド]−1−[2,4
(1H,3H)−ピリミジンジオン−1−イル]−β−
D−アロフラノシルウロン酸 IR(KBr)cm-1:3379,1700,1560,1397,1271,1210,1115,1
060 融点:181.2〜193.8℃(分解) ・5−[3−(2−クロロ−5−メチルフェニル)ウレ
イド]−1,5−ジデオキシ−1−[2,4(1H,3
H)−ピリミジンジオン−1−イル]−β−D−アロフ
ラノシルウロン酸 IR(KBr)cm-1:3512,3365,3296,1718,1698,1646,1560,1
474,1274,1125,1044,810 融点:225.5〜226.1℃(分解) ・5−[3−(4−ブトキシフェニル)ウレイド]−
1,5−ジデオキシ−1−[2,4(1H,3H)−ピリ
ミジンジオン−1−イル]−β−D−アロフラノシルウ
ロン酸 IR(KBr)cm-1:3516,3354,3303,2959,1720,1699,1636,1
560,1509,1475,1274,1249,1126,1048 融点:202.8〜208.0℃(分解)
ル)ウレイド]−1−[2,4(1H,3H)−ピリミジ
ンジオン−1−イル]−β−D−アロフラノシルウロン
酸0.20gを、N,N−ジメチルホルムアミド6mlに溶解さ
せ、ドデシルアミン0.15ml、ジシクロカルボキシヘキシ
ルイミド0.075gを加え、室温で2日間攪拌する。反応液
に、水を加え、不溶物を濾去した後、減圧下に溶媒を留
去し、得られた残留物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー[溶離液;クロロホルム:メタノール=50:1]で
精製すれば、N−ドデシル−1,5−ジデオキシ−5−
[3−(4−ニトロフェニル)ウレイド]−1−[2,
4(1H,3H)−ピリミジンジオン−1−イル]−β
−D−アロフラノシルウロン酸アミド0.050gを得る。 IR(KBr)cm-1:3342,2926,2853,1708,1664,1644,1552,1
504,1323,1203,1110 融点:202.08〜206.2℃(分解)
5−ウレイド−β−D−アロフラノシルウロン酸誘導体
またはその塩は、真菌細胞壁の成分であるキチンの合成
を阻害する作用を有し、ヒト、動物および植物の真菌性
疾患の予防、治療またはダニやノミなどの害虫の生育阻
害に有効である。
Claims (6)
- 【請求項1】一般式 【化1】 「式中、R1およびR2は、同一または異なって、水素原
子、置換されていてもよいアルキル、アルアルキル、ア
リール、シクロアルキル、アシルもしくは複素環式基ま
たはR1とR2が結合する窒素原子と一緒になって形成す
る置換されていてもよい環状アミノ基を;Rは、保護さ
れていてもよいカルボキシル基または置換されていても
よいカルバモイル基を;Xは、酸素原子または硫黄原子
を;Aは、 【化2】 (式中、Yは、CHまたは窒素原子を;R3は、水素原
子、置換されていてもよいアルキルもしくはアリール
基、保護されていてもよいカルボキシル基、保護されて
いてもよいヒドロキシル基、ニトロ基、ハロゲン原子ま
たは 【化3】 (式中、R4およびR5は、同一または異なって、水素原
子、置換されていてもよいアルキルもしくはアリール基
またはR4とR5が結合する窒素原子と一緒になって形成
する置換されていてもよい環状アミノ基を示す。)で表
される基を示す。)またはウラシルの5位および6位で
形成される縮合環 【化4】 で表される基を示す。」で表される5−デオキシ−5−
ウレイド−β−D−アロフラノシルウロン酸誘導体また
はその塩。 - 【請求項2】Rが、保護されていてもよいカルボキシル
基である請求項1記載の5−デオキシ−5−ウレイド−
β−D−アロフラノシルウロン酸誘導体またはその塩。 - 【請求項3】R1が水素原子;R2が置換されていてもよ
いアルキル、アルアルキル、アリールまたは複素環式
基;Xが酸素原子;YがCH;R3が水素原子、置換さ
れていてもよいアルキル基、保護されていてもよいヒド
ロキシル基または 【化5】 (式中、R4が水素原子;R5が置換されていてもよいア
ルキル基を示す。)で表される基である請求項2記載の
5−デオキシ−5−ウレイド−β−D−アロフラノシル
ウロン酸誘導体またはその塩。 - 【請求項4】R1が水素原子;R2がC3-15アルキル基ま
たはハロゲン原子、ニトロもしくはアミノ基で置換され
ていてもよいフェニル基である請求項3記載の5−デオ
キシ−5−ウレイド−β−D−アロフラノシルウロン酸
誘導体またはその塩。 - 【請求項5】請求項1〜4のいずれかの項に記載の5−
デオキシ−5−ウレイド−β−D−アロフラノシルウロ
ン酸誘導体またはその塩を有効成分として含有する抗真
菌剤。 - 【請求項6】請求項1〜4のいずれかの項に記載の5−
デオキシ−5−ウレイド−β−D−アロフラノシルウロ
ン酸誘導体またはその塩を有効成分として含有するキチ
ン合成酵素阻害剤。
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---|---|---|---|
JP14513398A JP4242474B2 (ja) | 1997-05-13 | 1998-05-11 | 5−デオキシ−5−ウレイド−β−D−アロフラノシルウロン酸誘導体またはその塩、それらを含有する抗真菌剤及びキチン合成酵素阻害剤 |
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---|---|---|---|---|
JPH11322778A (ja) * | 1998-03-19 | 1999-11-24 | Toyama Chem Co Ltd | 5―デオキシ―5―アルカノイルアミノ―β―D―アロフラノシルウロン酸誘導体またはその塩、それらを含有する抗真菌剤及びキチン合成酵素阻害剤 |
JP2008505125A (ja) * | 2004-07-02 | 2008-02-21 | ザ ウォルター アンド エリザ ホール インスティチュート オブ メディカル リサーチ | アルファヘリックス模倣体 |
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-
1998
- 1998-05-11 JP JP14513398A patent/JP4242474B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2008505125A (ja) * | 2004-07-02 | 2008-02-21 | ザ ウォルター アンド エリザ ホール インスティチュート オブ メディカル リサーチ | アルファヘリックス模倣体 |
US8101737B2 (en) | 2004-12-31 | 2012-01-24 | Affymetrix, Inc. | Parallel preparation of high fidelity probes in an array format |
US8133987B2 (en) | 2004-12-31 | 2012-03-13 | Affymetrix, Inc. | Primer array synthesis and validation |
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US8338093B2 (en) | 2004-12-31 | 2012-12-25 | Affymetrix, Inc. | Primer array synthesis and validation |
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