JPH11295531A - スポットライトファイバー、および照明装置 - Google Patents

スポットライトファイバー、および照明装置

Info

Publication number
JPH11295531A
JPH11295531A JP10081394A JP8139498A JPH11295531A JP H11295531 A JPH11295531 A JP H11295531A JP 10081394 A JP10081394 A JP 10081394A JP 8139498 A JP8139498 A JP 8139498A JP H11295531 A JPH11295531 A JP H11295531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
film
core
spotlight
transmitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10081394A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiru Hata
みちる 畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority to JP10081394A priority Critical patent/JPH11295531A/ja
Priority to US09/623,262 priority patent/US6461031B1/en
Priority to AU31084/99A priority patent/AU758386B2/en
Priority to EP99912787A priority patent/EP1066541A1/en
Priority to PCT/US1999/006205 priority patent/WO1999050697A1/en
Priority to KR1020007010653A priority patent/KR20010034682A/ko
Publication of JPH11295531A publication Critical patent/JPH11295531A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/241Light guide terminations
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B23/00Telescopes, e.g. binoculars; Periscopes; Instruments for viewing the inside of hollow bodies; Viewfinders; Optical aiming or sighting devices
    • G02B23/24Instruments or systems for viewing the inside of hollow bodies, e.g. fibrescopes
    • G02B23/2407Optical details
    • G02B23/2461Illumination
    • G02B23/2469Illumination using optical fibres
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/0001Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
    • G02B6/0005Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being of the fibre type
    • G02B6/0008Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being of the fibre type the light being emitted at the end of the fibre
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B18/00Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
    • A61B18/18Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves
    • A61B18/20Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves using laser
    • A61B18/22Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by applying electromagnetic radiation, e.g. microwaves using laser the beam being directed along or through a flexible conduit, e.g. an optical fibre; Couplings or hand-pieces therefor
    • A61B2018/2255Optical elements at the distal end of probe tips
    • A61B2018/2261Optical elements at the distal end of probe tips with scattering, diffusion or dispersion of light
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B2006/12035Materials
    • G02B2006/12069Organic material
    • G02B2006/12071PMMA

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Astronomy & Astrophysics (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スポットライトファイバーの出射端および出
射端近傍から放射される光によりスポット面積を大きく
することが可能な、スポットライトファイバーを提供す
ること。 【解決手段】 入射端から入射された光を出射端に向か
って伝送し、出射端から光を出射可能なコアと、上記コ
アの出射端近傍の外周面上に周方向に沿って配置された
漏光手段とを有するスポットライトファイバーにおい
て;該漏光手段が光拡散透過性漏光フィルムを用いて形
成されているスポットライトファイバー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射端から入射さ
れた光を出射端およびその近傍から漏光させることがで
き、スポットライトファイバー型の照明装置の発光体と
して利用可能なスポットライトファイバー、およびその
様なスポットライトファイバーを用いたスポットライト
ファイバー型の照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から知られている様に、光ファイバ
ーは、入射端から入射された光を、コアの外周面からの
漏光を可及的に減らしつつ出射端まで伝送し、出射端に
おいて比較的高輝度で発光させることができる。この様
な特徴を生かして、光ファイバーは、たとえば、光ファ
イバー型の照明装置の発光体として利用されている。
【0003】この様なスポットライトファイバー型の照
明装置は、たとえば、実開昭56−161704号公報
等、特開平1−169802号公報に開示されている。
しかしながら、通常の光ファイバーでは、出射端から出
射する光は大略平行光線であるので、照射光に有効な広
がりを持たせ、照明スポット面積を大きくすることはで
きない。
【0004】一方、出射端以外の部分、すなわち、コア
の外周面からも漏光させ、その光も照明光として利用で
きる光ファイバーも知られている。たとえば、特公平4
−70604号公報、特公平1−58482号公報、特
開平6−21940号公報等には、コアの外周面上に、
コアの軸方向に沿って密着させた光拡散反射膜を有する
光ファイバーが開示されている。
【0005】この様な光拡散反射膜は、通常、光透過性
樹脂と光拡散反射性粒子とを含有し、光を反射させるが
実質的に光を透過させない。すなわち、上記のような従
来の光ファイバーではコア内部を進む光のうち、光拡散
反射膜とコアとの密着面に到達した光の一部は、光拡散
反射膜により反射され、光拡散反射膜が配置された外周
面の部分と反対側の外周面からコア外部へ漏出される。
つまり、上述のように、光ファイバーのコアの出射端の
他、外周面も漏光面として機能することとなる。一方、
入射端から入射された光は、光拡散反射膜を透過して
は、コア外部へほとんど漏光されない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の様に、光拡散反
射膜を用いれば、コアの軸方向に沿って漏光させること
ができ、光ファイバーを蛍光管等の線状光源の代用とし
て利用できる。しかしながら、この様な光拡散反射膜付
き光ファイバーは、スポット照明には不向きである。
【0007】なぜならば、光拡散反射膜は、通常、光不
透過性であるので、光拡散反射膜をそのままコアの出射
端近傍に配置した場合、漏光部となるコアの出射端近傍
が光拡散反射膜自体で被覆されることとなり、漏光部の
大きさが制限される。その結果、被照明面積(すなわ
ち、スポット面積)を大きくすることが困難となるから
である。
【0008】すなわち、本発明の第1の目的は、スポッ
トライトファイバーの出射端および出射端近傍から放射
される光によりスポット面積を大きくすることが可能
な、スポットライトファイバーを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、この様なスポットライト
ファイバーを効果的に用いてスポット面積を大きくでき
る、スポットライトファイバー型の照明装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、入射端から入
射された光を出射端に向かって伝送し、出射端から光を
出射可能なコアと、上記コアの出射端近傍の外周面上に
周方向に沿って配置された漏光手段とを有するスポット
ライトファイバーにおいて;該漏光手段が光拡散透過性
漏光フィルムを用いて形成されているスポットライトフ
ァイバーを提供するものであり、そのことにより上記目
的が達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のスポットライト
ファイバーの一実施形態を示す斜視図である。本発明の
スポットライトファイバー100は、コア101の出射
端102近傍の外周面に、周方向に沿って配置された漏
光手段103を有してなることを特徴とする。本明細書
において周方向とはコアの軸と垂直な方向をいう。
【0011】漏光手段 光ファイバーの漏光手段として光を拡散させ透過させる
光拡散透過性漏光フィルムを用いることにより、出射端
近傍の外周面からの漏光輝度が効果的に高められる。し
たがって、光拡散透過性漏光フィルムからの漏光と、出
射端から出射光とが効果的に被照明領域に向かって放射
でき、有効な照射角度(たとえば、1,500ルクスを
超える照度が得られる角度)を広げ、スポット面積を効
果的に大きくできる。
【0012】図2は、本発明のスポットライトファイバ
ーの漏光手段を形成するために用いる光拡散透過性漏光
フィルムの一実施形態を示す斜視図である。図中符号A
はコアの周方向を示す。
【0013】本発明で用いる光拡散透過性漏光フィルム
200としては、(i)略平行な2つの主要面を有する
光透過性の基部201と、(ii)その基部の1方の主要
面上に、基部と一体的に成形立設され、上面203が接
着性を有し、そして屈折率が1.1以上であり、略同一
の高さを有する複数の光透過性の凸部202とを有して
なるもの、が好適である。
【0014】そして、本発明の漏光手段はこの光拡散透
過性漏光フィルムを用いて形成できる。すなわち、光拡
散透過性漏光フィルム200の凸部202の上面203
を上記コアの外周面に密着させて、コアの外周面と光拡
散透過性漏光フィルムの基部との間及び光拡散透過性漏
光フィルムの凸部と凸部との間に空隙204が維持され
る構造とする。
【0015】光拡散透過性漏光フィルム200をコアの
外周面に密着させる際には、図2中符号Aに示す方向が
コアの軸方向と垂直となるよう光拡散透過性漏光フィル
ムの方向を調節する。すなわち、光拡散透過性漏光フィ
ルム200の凸部202はファイバーの方向と垂直方向
に延びることとなる。
【0016】この様な漏光手段は、光拡散透過性漏光フ
ィルムの持つ凹凸形状による光散乱作用を利用して漏光
させるので、光拡散透過性漏光フィルムに拡散反射粒子
を含有させる必要がない。従って、フィルム自体の光透
過率を可及的に高めることができる。したがって、光拡
散透過性漏光フィルムを通して照射される光の輝度を効
果的に高めることができる。
【0017】上記凸部の屈折率は、通常1.1以上とす
る。したがって、光拡散透過性漏光フィルムを設けない
場合は出射端まで達し、外周面からは放出されない光の
一部が、光拡散透過性漏光フィルムを透過してコア外部
に漏光することになる。すなわち、上記凸部との密着面
に到達した光は、凸部内部へ進入し、上記空隙と上記凸
部との界面で反射または散乱され、光拡散透過性漏光フ
ィルムを透過してコア外部に漏出される。
【0018】凸部の屈折率は、好適には1.2〜2.
5、特に好適には、1.3〜2.0の範囲である。凸部
の屈折率が1.2未満であると照明スポットの照度が高
められないおそれがあり、反対に2.5を超えると、出
射端からの出射光の輝度が低下し、照明スポットの照度
が高められないおそれがある。
【0019】また、凸部の屈折率は、好適にはコアの屈
折率とほぼ同じか、それよりも大きい。コアの屈折率
(C)と光拡散透過性漏光フィルムの屈折率(F)との
差(Δ=F−C)は、通常−0.1〜1.0の範囲であ
る。
【0020】凸部の光透過率は、本発明の効果を損なわ
ない限り、特に限定されない。通常は、400〜800
nmの波長帯域の全帯域において、分光光度計によって
測定された値で70%以上である。
【0021】上記光拡散透過性漏光フィルムがコアの外
周面に密着された時に形成される空隙の寸法は、本発明
の効果を損なわない限り特に限定されない。たとえば、
隣接する2つの凸部の頂部間の距離が、通常0.001
〜500mm、好適には0.01〜50mmの範囲、特
に好適には0.02〜10mmである。空隙の高さ(コ
ア面から凹部の底面までの距離は、通常0.001〜1
0mm、好適には0.01〜5mmの範囲である。
【0022】これらの空隙寸法が上記通常範囲より小さ
いと、漏光が困難になり、スポット照度が低下するおそ
れがあり、反対に上記通常範囲より大きいと、光拡散透
過性漏光フィルムが密着した部分が嵩高くなり、スポッ
トライトファイバーの外観が悪くなるおそれがある。ま
た、凸部の弾性率にもよるが、空隙寸法が大きすぎる場
合、空隙の維持が困難になるおそれもある。
【0023】一方、上記光拡散透過性漏光フィルムの1
つの凸部上面の面積は、通常10-4〜25mm2、好適
には10-3〜10mm2の範囲である。凸部上面の面積
が10-4mm2より小さいと、散乱効果が低下し輝度が
低下するおそれがあり、25mm2より大きいと、スポ
ット面積が広がりすぎ、スポット中心付近の照度が低下
するおそれがある。
【0024】本発明の効果を損なわない限り、漏光手段
として、上記の様な凹凸形状を持たない光拡散透過性漏
光フィルムも使用できる。たとえば、光透過性の樹脂
と、その樹脂内に分散された気泡とを含む、平坦な密着
面を有するフィルムも使用できる。あるいは、上記気泡
の代わりに、上記樹脂と異なる屈折率を有するポリマー
粒子を分散して含むフィルムも使用できる。後者の場
合、上記樹脂の屈折率と上記ポリマー粒子の屈折率との
差は、通常0.05以上である。
【0025】照明装置 本発明の照明装置は、上記特徴を有するスポットライト
ファイバーと、スポットライトファイバーに光を供給す
る光源とを有してなる。出射端から出射された光と、光
拡散透過性漏光フィルムを通して漏光された光とを照明
光として用いることができる。したがって、出射端から
出射光とが効果的に被照明領域に向かって放射でき、有
効な照射角度を広げ、スポット面積を効果的に大きくで
きる。光源は、たとえば、キセノンランプ、ハロゲンラ
ンプ、発光ダイオード、蛍光燈等の通常のものが使用で
きる。光源の消費電力は、通常10〜300Wである。
【0026】コア コアは、コアの一端から内部に入射された光を他端に向
けて伝送可能なレベルの透明性を有する材料、たとえ
ば、屈折率1.4〜2.0の範囲の材料から形成され
る。この様な材料としては、たとえば、石英ガラス、光
学ガラス、ポリマー等である。
【0027】コアは、上記透明材料から形成された中実
コアからなる場合;可撓性プラスチックチューブの中に
シリコーンジェル等の比較的高屈折率の液体を封入した
液体封入型コア等が使用できる。中実コアの場合、コア
の汚損を防止するために、光拡散透過性漏光フィルムを
配置した後、クラッドで被覆することができる。クラッ
ドの材料は、コアの屈折率未満の屈折率を有する透明材
料から形成される。
【0028】コアの材料となるポリマーは、アクリル系
ポリマー、ポリメチルペンテン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリ塩化ビニル、酢酸ビニル−塩化ビニル共
重合体等の、光透過性のポリマーから形成でき、ポリマ
ーの屈折率は通常1.4〜1.7、全光線透過率は通常
80%以上である。また、コア自体の撓みに対する十分
な機械的強度を付与するために、ポリマーを架橋するこ
とができる。
【0029】中実コアの製法を、アクリル系コアを例に
して次に説明する。
【0030】まず、コアの原料であるアクリルモノマー
(混合物)を、長手方向に延び、少なくとも一端に開口
部を有するチューブに充填した後、チューブに充填され
た混合物の反応が、該チューブの他端側から開口端に向
けて順送りに生じる様に、反応温度以上の温度にて混合
物を順送りに加熱する。すなわち、加熱位置を他端側か
ら開口端に向けて移動させる。反応中は、混合物と接触
する加圧ガスにより混合物を加圧しながら行う。また、
開口端までの加熱が済んだ後、完全に反応を終了させる
ために、チューブ全体を数時間、さらに加熱することが
好ましい。
【0031】コアの原料となるアクリルモノマーは、た
とえば、(i)ホモポリマーのTgが0℃より高い(メ
タ)アクリレート(たとえば、n−ブチルメタクリレー
ト、メチルメタクリレート、メチルアクリレート、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート、n−プロピルメタク
リレート、フェニルメタクリレートなど)や、(ii)
ホモポリマーのTgが0℃未満である(メタ)アクリレ
ート(たとえば、2−エチルヘキシルメタクリレート、
エチルアクリレート、トリデシルメタクリレート、ドデ
シルメタクリレートなど)、あるいは(i)と(ii)
の混合物を使用することができる。混合物の場合、上記
(i)の(メタ)アクリレート(H)と、上記(ii)の
(メタ)アクリレート(L)の混合重量比率(H:L)
は、通常15:85〜60:40の範囲である。また、
架橋剤として、ジアリルフタレート、トリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール
ビスアリルカーボネート等の多官能性モノマーを上記混
合物に添加することもできる。
【0032】上記の様にして形成されたアクリル系コア
は、コアの一端から他端まで均一な重合体とすることが
でき、良好な光伝送性能と、コア自体の撓み対する十分
な機械的強度とを有し、スポットライトファイバーの加
工が容易になるので好適である。
【0033】上記製法において用いられるチューブは、
テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共
重合体(FEP)等のフルオロポリマーが好ましい。な
お、この様な可撓性スポットライトファイバー(コア)
の製法に関しては、特開昭63−19604号に開示さ
れている。
【0034】コアの幅方向の断面は、本発明の効果を損
なわない限り、円形、楕円形、半円形、半円より大きな
面積の弓形等、コアの可撓性を維持可能な形状であれ
ば、どの様なものでも良い。コアの直径は、幅方向の断
面が円形である場合で、通常3〜40mm、好適には5
〜30mmの範囲である。
【0035】光拡散透過性漏光フィルム 光拡散透過性漏光フィルムの好適な一形態は、前述の様
に、(i)略平行な2つの主要面を有する光透過性の基
部と、(ii)その基部の1方の主要面上に、基部と一体
的に成形立設され、上面が接着性を有し、そして屈折率
が1.1以上であり、略同一の高さを有する複数の光透
過性の凸部とを有してなるものである。
【0036】光拡散透過性漏光フィルムのコア外周面へ
の密着は、たとえば、凸部の自己接着作用を利用する
か、または光透過性の接着剤を介して行うことができ
る。光透過性の接着剤としては、たとえば、アクリル系
粘着剤が使用できる。
【0037】上記凸部の弾性率は、上記空隙が維持可能
である様に適宜決定される。通常は、凸部の25℃にお
ける弾性率Gは、好適には5×105〜1×1010dy
ne/cm2の範囲である。5×105dyne/cm2
未満では、凸部が経時で塑性流動し、空隙の形状維持が
困難になるおそれがあり、反対に1×1010dyne/
cm2を超えると、光拡散透過性漏光フィルムの密着作
業の際に、コア表面が損傷するおそれがある。
【0038】また、上記弾性率Gの限定に加えて、25
℃〜125℃の範囲でのlog10Gの低下が1.0未満
である場合、光拡散透過性漏光フィルムとコアとの間に
形成された空隙の維持性能が効果的に高められる。lo
10Gの低下が1.0より大きいと、すなわち、log
10Gのこの温度範囲での変動が−1.0を下回ると、凸
部が経時で塑性流動するおそれがある。
【0039】一方、基部の弾性率Gは、特に限定されな
いが、凸部と一体的に形成される場合、凸部と同様な範
囲であるのが好適である。なお、本明細書における「弾
性率G」は、1rad/秒の周波数、シェアモードにて
動的粘弾性法により測定された値であると定義する。
【0040】上記の様な所定の弾性率特性を有する様
に、凸部または/および基部を形成するには、たとえ
ば、アクリル系ポリマーを用いる。この様なポリマー
は、たとえば、アルキル(メタ)アクリレートと、エチ
レン性不飽和酸とを含む原料成分の重合により調製す
る。また、ウレタンアクリレート等のアクリル変性重合
性プレポリマーまたはオリゴマーを含む原料成分の重合
により調製することもできる。アクリル系ポリマーの
他、シリコーンゴム、ブチルゴム、スチレン系ゴム等の
ゴム系ポリマー、ポリウレタンなどのポリマーも使用で
きる。
【0041】凸部の形状は、本発明の効果を損なわない
限り、あらゆる形状を採用することができる。好適に
は、断面形状が略矩形である。たとえば、凸部の断面形
状が幅が0.01〜5mmの長方形、または、上底が
0.01〜5mm、下底が0.02〜10mmの台形で
ある。これらは、充分な面積の接触面を有しつつ、かつ
加工性が良好で、設計どおりの凹凸形状の付与が容易で
ある。
【0042】基部は、たとえば、架橋されたアクリル系
ポリマーを含む凸部と同一材料からなる。基部と凹部と
を別々に調製し、接合することにより光拡散透過性漏光
フィルムを調製してもよいが、基部と凹部とは一体とし
て形成することが好ましい。設計どおりの凹凸形状の付
与が容易だからである。
【0043】基部の厚みは、通常0.01〜2mm、好
適には0.05〜1mm、特に好適には0.1〜0.5
mmである。薄すぎる場合、使用中に基部が破損するお
それがあり、反対に厚すぎると、光拡散透過性漏光フィ
ルムが嵩高になり、コア面に貼り付けられた時の外観が
損なわれる。
【0044】互いに隣接する凸部間の空隙(凹部)は、
たとえば、基部の一方の主要面のほぼ全面にわたり、規
則的な幾何学パターンを形成する様に配置される。この
様な幾何学パターンは、たとえば、格子模様状、千鳥状
(市松模様状)、平行縞状(複数の縞が平行に配列され
たパターン)等のパターンが採用できる。単位面積当た
りの凹部の配置個数は、通常0.3〜50個/cm2
する。
【0045】凹部は、種々の形状を採用することができ
る。たとえば、円柱、半円柱、角柱、角錐、円錐、半円
錐、角錐台、円錐台、亜球体、亜楕円体等の幾何学的立
体である。凹部は、これらの形状からなる群から選ばれ
た1種、または2種以上からなる複合形状を採用するこ
とができる。また、凹部とコア表面との間の空隙は、密
封空間であっても良いし、外部と連通する開放空間でも
良い。
【0046】光拡散透過性漏光フィルムは、凸部の上面
をコアの外周面に密着させ、凹部の底面がコアに触れな
い様に配置する。また、凹部の形状や配置(すなわち、
パターン)が水平面内で異方性を有する場合、照明スポ
ットに向けて最も高い輝度で漏光する様に、光拡散透過
性漏光フィルムを配置するのが好適である。たとえば、
凹部が平行縞状のパターンを有する場合、それらの縞の
長さ方向が、コアの周方向に沿う様に(コアの軸と直交
する様に)配置するのが好適である。
【0047】かかる光拡散透過性漏光フィルムを用いて
漏光手段を形成する場合、漏光手段の軸方向の長さは、
通常3〜50mm、好適には5〜40mm、特に好適に
は10〜30mmの範囲とする。漏光手段の軸方向の長
さが通常範囲より小さいと漏光輝度が低下し、有効な照
射角度(たとえば、1,500ルクスを超える照度が得
られる角度)が大きくできないおそれがあり、反対に通
常範囲より大きいと出射端からの出射光の輝度が低下
し、スポット中心付近の照度を高めることができないお
それがある。
【0048】なお、上記の様な光拡散透過性漏光フィル
ムは、本願出願人による別の米国特許出願、出願番号0
8/755767号に記載されている。
【0049】光拡散透過性漏光フィルムの調製 光拡散透過性漏光フィルムは、例えば、アクリル系ポリ
マーを用いて調製できる。アクリル系ポリマーは、架橋
されているものが好適である。架橋アクリル系ポリマー
は、たとえば、アルキル(メタ)アクリレートと、エチ
レン性不飽和酸と、2以上の(メタ)アクリル基を分子
内に有する架橋剤モノマーとから実質的になる原料成分
の重合により調製することができる。
【0050】アルキル(メタ)アクリレート(「アルキ
ルアクリレート」または「アルキルメタクリレート」を
表す用語。)は、アルキル基が、メチル、エチル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、2−エチルヘキシル、
イソオクチル、ラウリル、ステアリル、シクロヘキシ
ル、イソボルニル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロ
キシプロピル、メトキシエチル、エトキシエチル、ジメ
チルアミノエチル、ジエチルアミノエチル、グリシジ
ル、のうちのいずれか1つであるアルキルアクリレート
またはアルキルメタクリレートの1種またはこれらから
選ばれた2種以上の混合物が使用できる。
【0051】エチレン性不飽和酸は、(メタ)アクリル
酸(「アクリル酸」または「メタクリル酸」を表す用
語。)が好適である。(メタ)アクリル酸は、アクリル
系ポリマーの凝集力を効果的に高めて、凸部の形状維持
性および機械的強度を向上させる。この他のエチレン性
不飽和酸として、β−ヒドロキシエチルカルボン酸、イ
タコン酸、マレイン酸、フマール酸、の1種またはこれ
らから選ばれた2種以上の混合物が使用できる。
【0052】アルキル(メタ)アクリレート(A)とエ
チレン性不飽和酸(E)との配合割合は、凸部(11)
の弾性率が所定の範囲になる様に選択されるが、好適に
はA:E=80:20〜99:1の範囲である。
【0053】また、2以上の(メタ)アクリル基を分子
内に有する架橋剤モノマーは、1,6−ヘキサンジオー
ルジアクリレートが好適である。1,6−ヘキサンジオ
ールジアクリレートは、アクリル系ポリマーの架橋密度
を効果的に高め、凸部の形状維持性と機械的強度とをバ
ランス良く向上させることができる。架橋剤モノマーの
含有量は、原料成分全体に対して、通常0.5〜5重量
%の範囲である。
【0054】さらに、上記エチレン性不飽和酸および/
または架橋剤モノマーに代えて、ウレタンアクリレート
等のアクリル変性プレポリマーまたはオリゴマーを用
い、架橋されたアクリル系ポリマーを調製することもで
きる。この様な材料を用いた場合、凸部の弾性率を効果
的に高め、凸部の形状維持性を容易に高めることができ
る。
【0055】アクリル系ポリマーは、上記各成分を含有
する原料成分を出発原料として、熱により、または紫外
線、電子線等の放射線により重合させて得ることができ
る。たとえば、後述する様にして、所定の幾何学構造を
有する型に原料成分を接触させながら、型上で重合(架
橋を含む)を完了させて光拡散透過性漏光フィルムを形
成する。この場合、架橋剤モノマーを含まない原料成分
を予め部分的に重合させ、粘度調節された部分重合シロ
ップを用意し、このシロップと架橋剤モノマーとの混合
物を型と接触させながら、その重合および架橋を完了さ
せることもできる。また、重合を効率的に行うために重
合開始剤を使用することができる。この様な重合開始剤
は、たとえば、ベンゾフェノン系光開始剤(たとえば、
チバガイギー社製の「(商標)イルガキュア651」)
等である。
【0056】本発明の好適な一形態において、光拡散透
過性漏光フィルムは次の様な複製法によって製造する。
【0057】上記材料を所定の割合で含有する原料成分
と、重合開始剤とを攪拌装置に内に入れ、攪拌を行いな
がら紫外線重合を行う。この段階では部分的な重合に止
め、その粘度が100〜100,000cpsの範囲に
なる様にし、部分重合シロップを調製する。架橋剤を添
加する場合、このシロップに、所定量の架橋剤モノマー
と、追加の光開始剤とを添加し、それらが均一になる様
に混合し、光拡散透過性漏光フィルムの原料組成物を調
製する。重合の際、攪拌装置内は、通常窒素ガス等の不
活性ガスにてパージされる。
【0058】一方、所定の幾何学構造(凹凸)を有する
光拡散透過性漏光フィルム成形用の型を次の様にして準
備する。まず、所定の幾何学構造を有する、比較的硬質
なプラスチックまたは金属からなるポジ型を用意する。
プラスチックとしては、アクリル、ポリカーボネート等
が使用できる。このポジ型に、剥離性樹脂を接触させ、
剥離性樹脂を紫外線硬化させたものをポジ型から剥離し
てネガ型とする。この様なポジ型の具体例には、アクリ
サンデー(株)社製の「(品名)アクリサンデー板」シ
リーズを挙げることができ、剥離性樹脂具体例には、東
レダウコーニング(株)社製の型どりシリコンSE95
55を挙げることができる。
【0059】次に、ネガ型に上記光拡散透過性漏光フィ
ルムの原料組成物を接触させ、組成物の上から透明な剥
離フィルムで覆う。この時、組成物を重合および架橋反
応(すなわち、硬化反応)させた時に、光拡散透過性漏
光フィルムの基部となる部分と凸部となる部分とが形成
される様に、ネガ型と剥離フィルムとを所定間隔で離し
て配置する。この状態で、剥離フィルムの上から紫外線
を照射して硬化反応を完了し、ネガ型と剥離フィルムと
を取り除いた後、組成物の硬化物からなる光拡散透過性
漏光フィルムが得られる。
【0060】剥離フィルムは、酸素を遮断するために使
用されるが、光拡散透過性漏光フィルムの基部の他方の
主要面を平坦に成形する効果も有する。通常、剥離フィ
ルムには、ポリエステル(PET)等の可撓性プラスチ
ックフィルムを使用する。
【0061】また、基部の厚みを決定するためには、次
の様な方法を採用することができる。すなわち、過剰量
の原料組成物をネガ型上に流し込み、剥離フィルムでそ
の上を覆い、組成物含有積層体を形成した後、所定距離
に固定されたギャップを有するナイフコーターの、その
ギャップ中を上記積層体を通過させ、上記積層体の縁部
から原料組成物の過剰分を排出させて、基部となる部分
の厚さと平坦度を調節する。
【0062】上記の様に紫外線を用いる場合、通常、紫
外線の波長は300〜400nmであり、照射強度は3
30〜1,000J/cm2の範囲である。
【0063】上記光拡散透過性漏光フィルムは、本発明
の効果を損なわない限り、各種添加剤を含んでも良い。
添加剤とは、たとえば、粘着付与剤、可塑剤、紫外線吸
収材、酸化防止剤、着色材、フィラー等である。
【0064】また、基部の凸部を有しない方の主要面
に、非粘着性のプラスチックフィルムを積層することも
できる。この様なプラスチックフィルムの光透過率は、
400〜800nmの波長帯域の全帯域において、分光
光度計によって測定された値で80%以上である。
【0065】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0066】実施例1 本例のスポットライトファイバーを、以下に説明するコ
アおよび光拡散透過性漏光フィルムとを組み合わせて作
製した。
【0067】(1)コア:Lumenyte(株)社製
ライトファイバー「(品番)EL700」のコアの部分
を用いた。このコア中実コアであり、コア長は1m、コ
ア断面(円形)の直径は18mm、屈折率は1.49で
あった。
【0068】(2)光拡散透過性漏光フィルム:イソオ
クチルアクリルレート90重量部とアクリル酸10重量
部とからなる原料成分と、光開始剤としてのイルガキュ
ア651、0.1重量部とからなる予備成分から、紫外
線重合による部分重合シロップを調製した。このシロッ
プに、架橋剤モノマーとして1,6−ヘキサンジオール
ジアクリレート1重量部と、追加の光開始剤(イルガキ
ュア651)0.2重量部とを添加し、それらが均一に
なる様に混合し、光拡散透過性漏光フィルムの原料組成
物を調製した。
【0069】この原料組成物と、前述の成形型とを用い
た方法により、原料組成物の紫外線硬化物からなる本例
の光拡散透過性漏光フィルムを作製した。なお、剥離フ
ィルムとして東レ(株)社製のPETフィルム「(商
標)ルミラー50T(厚み50μm)」を用いた。
【0070】なお、本例の光拡散透過性漏光フィルム
は、基部と、その基部と一体的に成形された、略同一の
高さを有する複数の凸部とを有し、その凹凸構造は平行
縞状であった。平行縞と垂直な面で切った凹部の断面積
は、約0.4mm2であり、凸部の頂部の幅は約0.5
mmであった。また、基部の厚みは0.2mmであっ
た。さらに、凹部は5個/cmの割合で配置されてい
た。
【0071】上記の光拡散透過性漏光フィルムの凸部の
弾性率の測定値Gは、レオメトリックス社製ダイナミッ
ク・アナライザー「型番:RDAII」を用い、上記条件
にて測定した。なお、測定に用いられた試料維持具は、
直径7.9mmの平行プレートであった。弾性率Gは、
6.7×105dyne/cm2であり、適度な粘着性を
有していた。また、log10Gの変化(低下)は、25
℃〜125℃の範囲で得られた粘弾性スペクトルから読
取られた25℃におけるGを基準とした変動値から計算
した。log10Gの変化はゼロであった。一方、分光光
度計で測定した凸部の光透過率は約80%であり、凸部
および基部の屈折率は1.50であった。
【0072】上記の光拡散透過性漏光フィルムを、平行
縞と平行な方向に沿って、長さ(平行縞の長さ方向の寸
法)56.5mm、幅(平行縞の長さ方向と垂直な方向
の寸法、すなわち、軸方向の寸法)5mmのテープ状に
スリットした後、凸部側を上記コアに向け、コアの周方
向と光拡散透過性フィルムの縞の長さ方向とが一致する
ように出射端近傍の外周面に密着させ、本例のスポット
ライトファイバーを作製した。すなわち、上記平行縞
は、コアの軸と垂直に配置された。なお、光拡散透過性
漏光フィルムの凹部に対応する空隙は、コアに密着後、
5か月経過した後も形状および寸法を維持していた。
【0073】比較例1 上記光拡散透過性漏光フィルムを用いず、実施例1でコ
アとして用いた光ファイバーを本例のスポットライトフ
ァイバーとした。
【0074】照度の評価:上記の様にして作製した、実
施例1および比較例1のスポットライトファイバーの被
証明領域の照度の評価を次の様にして行った。なお、照
度計にはミノルタ(株)社製のルミノメーター「(品
番)T-1H」を用いた。光源には、反射鏡付きの30Wの
ハロゲンランプ(岩崎電気(株)社製「品番:JCR−
30W」)を用いた。
【0075】図3は、本発明のスポットライトファイバ
ーの照度評価試験における試料、装置の配置図である。
図3中、301は光源を示し、302はスポットライト
ファイバーを示し、303は光拡散透過性漏光フィルム
を示し、符号Lは本発明のスポットライトファイバーに
おける光拡散透過性漏光フィルムの幅を示す。符号θは
1,500ルクスを超える照度が得られる最大角度(照
射角)を示す。点A及び点Bは照度の測定位置を示す。
【0076】図3に示す様にして、スポットライトファ
イバーを床面に対して平行に配置し、入射端から光をコ
ア内に誘導し、コアと平行方向に出射端から15cm離
れた壁面(床面に対して垂直)の点Aに向けて光を照射
した。点Aを含む照明スポットの面積は、比較例1より
も実施例1の方が大きく見えた。
【0077】また、点Aにおける照度は、実施例1では
16,400ルクス、比較例1では16,300ルクス
と、ほとんど変わらなかった。これに対し、コアの出射
端近傍の周側面から床面に向かって垂直方向に15cm
離れた点Bにおける照度は、実施例1では1,280ル
クスであったが、比較例1では1,100ルクスであっ
た。さらに、1,500ルクスを超える照度が得られる
照射角(θ)は、実施例1では0〜80°であるのに対
し、比較例1では0〜60°であった。
【0078】実施例2 光拡散透過性漏光フィルムの幅(軸方向の寸法)を15
mmに変えた以外は、実施例1と同様にして本例のスポ
ットライトファイバーを作製した。
【0079】実施例1と同様にして照度を測定したとこ
ろ、点Aにおける照度は16,200ルクス、点Bにお
ける照度は1,610ルクスであり、0〜90°の照射
角(θ)において、高照度が得られることが分かった。
【0080】実施例3 光拡散透過性漏光フィルムの幅(軸方向の寸法)を25
mmに変えた以外は、実施例1と同様にして本例のスポ
ットライトファイバーを作製した。
【0081】実施例1と同様にして照度を測定したとこ
ろ、点Aにおける照度は16,400ルクス、点Bにお
ける照度は1,850ルクスであり、0〜90°の照射
角(θ)において、高照度が得られることが分かった。
【0082】また、実施例1〜3の結果から、光拡散透
過性漏光フィルムの幅(コアの軸方向の光拡散透過性漏
光フィルムの寸法)を大きくすることにより、被照明領
域である円形スポットの照度を高めることができること
が分かった。
【0083】
【発明の効果】スポットライトファイバーの出射端およ
び出射端近傍から放射される光によりスポット面積を大
きくすることが可能な、スポットライトファイバーが提
供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスポットライトファイバーの一実施
形態を示す斜視図である。
【図2】 本発明のスポットライトファイバーの漏光手
段を形成するために用いる光拡散透過性漏光フィルムの
一実施形態を示す斜視図である。
【図3】 本発明のスポットライトファイバーの照度評
価試験における試料、装置の配置図である。
【符号の説明】
100…本発明のスポットライトファイバー、 101…コア、 102…出射端、 103…漏光手段、 200…光拡散透過性漏光フィルム、 201…基部、 202…凸部、 203…上面、 204…空隙。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射端から入射された光を出射端に向か
    って伝送し、出射端から光を出射可能なコアと、上記コ
    アの出射端近傍の外周面上に周方向に沿って配置された
    漏光手段とを有するスポットライトファイバーにおい
    て;該漏光手段が光拡散透過性漏光フィルムを用いて形
    成されているスポットライトファイバー。
  2. 【請求項2】 前記光拡散透過性漏光フィルムが、 (i)略平行な2つの主要面を有する光透過性の基部
    と、 (ii)その基部の1方の主要面上に、基部と一体的に成
    形立設され、上面が接着性を有し、そして屈折率が1.
    1以上であり、略同一の高さを有する複数の光透過性の
    凸部とを有してなるものであり、 前記漏光手段が、該光拡散透過性漏光フィルムの凸部の
    上面を上記コアの外周面に密着させて形成され、コアの
    外周面と光拡散透過性漏光フィルムの基部との間及び光
    拡散透過性漏光フィルムの凸部と凸部との間に空隙を維
    持した構造を有するものである請求項1記載のスポット
    ライトファイバー。
  3. 【請求項3】 請求項1のスポットライトファイバー
    と、前記スポットライトファイバーに光を供給する光源
    とを有してなり、前記出射端から出射された光と、前記
    光拡散透過性漏光フィルムを通して漏光された光とを照
    明光として用いる、照明装置。
JP10081394A 1998-03-27 1998-03-27 スポットライトファイバー、および照明装置 Pending JPH11295531A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10081394A JPH11295531A (ja) 1998-03-27 1998-03-27 スポットライトファイバー、および照明装置
US09/623,262 US6461031B1 (en) 1998-03-27 1999-03-22 Spot light fiber and illuminating apparatus
AU31084/99A AU758386B2 (en) 1998-03-27 1999-03-22 Spot light fiber and illuminating apparatus
EP99912787A EP1066541A1 (en) 1998-03-27 1999-03-22 Spot light fiber and illuminating apparatus
PCT/US1999/006205 WO1999050697A1 (en) 1998-03-27 1999-03-22 Spot light fiber and illuminating apparatus
KR1020007010653A KR20010034682A (ko) 1998-03-27 1999-03-22 스포트 라이트 광 섬유 및 조광 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10081394A JPH11295531A (ja) 1998-03-27 1998-03-27 スポットライトファイバー、および照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11295531A true JPH11295531A (ja) 1999-10-29

Family

ID=13745098

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10081394A Pending JPH11295531A (ja) 1998-03-27 1998-03-27 スポットライトファイバー、および照明装置

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1066541A1 (ja)
JP (1) JPH11295531A (ja)
KR (1) KR20010034682A (ja)
AU (1) AU758386B2 (ja)
WO (1) WO1999050697A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005140961A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Fujikura Ltd 発光体、発光体を用いた汚染物質の分解方法または殺菌方法、発光体を用いた液体または気体の浄化方法
JP2011248022A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Kohoku Kogyo Co Ltd 拡散型光ファイバ及びそれを用いた医療用光部品

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4750797A (en) * 1983-11-28 1988-06-14 Kei Mori Photoradiator
GB2154761A (en) * 1984-02-21 1985-09-11 Quentron Optics Pty Ltd Diffusive optical fibre termination
US5074632A (en) * 1990-03-07 1991-12-24 Health Research, Inc. Fiber optic diffusers and methods for manufacture of the same
US5233679A (en) * 1990-04-10 1993-08-03 Nobuo Oyama Striated light diffuser and method of forming the same
US5337381A (en) * 1993-01-21 1994-08-09 Fiberguide Industries Fiber optic cylindrical diffuser
JPH0713025A (ja) * 1993-06-23 1995-01-17 Hitoshi Hayakawa 光ファイバー照明装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005140961A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Fujikura Ltd 発光体、発光体を用いた汚染物質の分解方法または殺菌方法、発光体を用いた液体または気体の浄化方法
JP2011248022A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Kohoku Kogyo Co Ltd 拡散型光ファイバ及びそれを用いた医療用光部品

Also Published As

Publication number Publication date
WO1999050697A1 (en) 1999-10-07
EP1066541A1 (en) 2001-01-10
AU3108499A (en) 1999-10-18
AU758386B2 (en) 2003-03-20
KR20010034682A (ko) 2001-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104808270B (zh) 照明组件及其形成方法
JP5590582B2 (ja) バックライトユニット
EP1677047A1 (en) Surface light source
EP1662277A1 (en) Surface light source device
KR101450020B1 (ko) 확산 시트 및 그것을 이용한 백라이트 유닛
EP0938635B1 (en) Light-illuminating rods
JP2007133173A (ja) 光拡散シートおよび複合光拡散板、ならびにそれらを用いたバックライトユニット
JP5343492B2 (ja) 光学シート
JP2009122440A (ja) プリズム部材および光学部材
JP2001343507A (ja) レンズシートおよびそれを用いた面光源素子ならびに液晶表示装置
JPH10160914A (ja) レンズフィルム及びそれを用いた面光源装置
KR100920645B1 (ko) 프리즘 복합필름
JP2012002829A (ja) 光学シート、面光源装置及び液晶表示装置
US6366727B1 (en) Light-illuminating rods
JP5402463B2 (ja) 光学シート及び面光源装置
US6597834B1 (en) Optical fiber linear light source
JPH11295531A (ja) スポットライトファイバー、および照明装置
JP4907810B2 (ja) 反射シート及びこれを用いたバックライトユニット
KR20120021633A (ko) 엘이디 색변환용 유브이 코팅 조성물
JPH1039118A (ja) 光線指向性化シートおよびそれを用いた指向性面状光源
US6606439B2 (en) Light-illuminating rods
JPH0882714A (ja) 面型照明装置
JP2001133605A (ja) レンズシート、それを用いたバックライトおよび液晶表示装置
US6461031B1 (en) Spot light fiber and illuminating apparatus
JPH11295530A (ja) 光ファイバー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060801