JPH1129542A - リン酸アンモニウムクエンチ系を用いてアクリロニトリル反応器流出液流からアンモニアを回収し再循環させるプロセス - Google Patents

リン酸アンモニウムクエンチ系を用いてアクリロニトリル反応器流出液流からアンモニアを回収し再循環させるプロセス

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JPH1129542A
JPH1129542A JP16301897A JP16301897A JPH1129542A JP H1129542 A JPH1129542 A JP H1129542A JP 16301897 A JP16301897 A JP 16301897A JP 16301897 A JP16301897 A JP 16301897A JP H1129542 A JPH1129542 A JP H1129542A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンモニアおよび酸素がパラフィンと反応し
て対応する脂肪族ニトリルを生成する反応ゾーンから得
た流出液に含まれるアンモニアを回収および再生するプ
ロセスを提供すること。 【解決手段】 アクリロニトリルまたはメタクリロニト
リルを生成するために使用される反応ゾーンから得た反
応器流出液から未反応アンモニアを回収するためのプロ
セスであって、この反応器流出液をリン酸アンモニウム
水溶液でクエンチする工程を包含し、ここでこの溶液中
のアンモニウムイオンとリン酸イオンとの比が約0.7か
ら約1.3の間、好ましくは約0.9から1.2の間である、プ
ロセスが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンモニアおよび
酸素がパラフィンと反応して対応する脂肪族ニトリルを
生成する反応ゾーンから得た流出液に含まれるアンモニ
アを回収および再生するプロセスに関する。特に、本発
明は、アンモニアおよび酸素が、(1)プロパンと反応し
てアクリロニトリルを生成するかまたは(2)イソブタン
と反応してメタクリロニトリルを生成する反応ゾーンを
通過した流出液に含まれる未反応アンモニアの回収およ
び再生に関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第3,936,360号および同第3,64
9,179号は、それぞれ、反応物として、プロピレン、酸
素およびアンモニアを使用するアクリロニトリルの製造
プロセスに関する。これらの気体は、流動床反応器中の
触媒上に通されてアクリロニトリルを生成し、これが反
応器から回収精製部に送られる。この反応系はまた、あ
る程度の未反応アンモニアをも有し、これは、典型的に
は、酸を用いたクエンチカラムでの処理によってプロセ
スから除去される。この第'179号特許は、このクエンチ
用の酸が、硫酸、塩酸、リン酸または硝酸のいずれかで
あり得ることを開示している。この第'360号特許は、未
反応アンモニアを除去するために、クエンチにおいて硫
酸を使用することを教示している。炭化水素源としてプ
ロピレンを使用するアクリロニトリルの製造では、その
好ましい実施態様は、明らかに硫酸を使用し、その結
果、硫酸アンモニウムが形成される。典型的には、この
硫酸アンモニウムは、回収され共生成物(肥料)として販
売されるか、またはこのプロセスで生成する他の重有機
物と合わされ得、環境上安全に廃棄するために地中深く
埋められるかのいずれかである。
【0003】英国特許第222,587号は、リン酸水溶液、
リン酸水素アンモニウム((NH4)H2PO4)水溶液、またはそ
れらの混合物を使用して、アンモニア含有気体混合物か
らアンモニウムを回収することに関する。このアンモニ
アは、熱分解を行い、そして得られた残留物を水に溶解
してアンモニウム回収用リン酸塩溶液を再生することに
より、回収される。このアンモニア回収プロセスは、50
℃〜70℃の温度での、石炭ガスまたはコークス炉からの
アンモニア回収に関する。
【0004】米国特許第2,797,148号および同第3,718,7
31号は、HCNの製造に使用されるプロセス流からのアン
モニアの回収に関する。この回収プロセスは、リン酸ア
ンモニウム溶液を使用してアンモニアを捕捉し、次い
で、蒸気ストリッピングを使用してリン酸アンモニウム
溶液からアンモニアを再生する。典型的には、このプロ
セスは、アンモニア含有気体を、55℃から90℃の間の温
度で、pHが約6の25重量%〜35重量%リン酸アンモニウ
ム溶液と接触させることによって操作される。アンモニ
アの再生は、得られたリン酸アンモニウム溶液を蒸気と
接触させることによって行われる。これらの各特許のプ
ロセスは、このアンモニウムイオン/リン酸イオンの比
が少なくとも1.2以上であることを開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第一目的は、
アンモニア、酸素およびプロパン/イソブタンが反応し
てアクリロニトリル/メタクリロニトリルを生成する反
応ゾーンからの流出液に含まれるアンモニアを、回収ま
たは再生するプロセスを提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、プロパンのアクリロ
ニトリルへのアンモ酸化から生じる過剰のアンモニアを
廃棄する必要性を回避することにある。
【0007】本発明のさらに他の目的は、アンモニアを
著しく損失することなく、プロパンのアンモ酸化反応か
らアンモニアを回収することにある。
【0008】本発明の他の目的および他の局面ならびに
特徴および利点は、その図面および請求の範囲を含めた
明細書を考慮して、当業者に明らかとなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、そして本明細書において具体化され広く記述され
る本発明の目的に従って、酸素と、アンモニアと、プロ
パンおよびイソブタンからなる群から選択される炭化水
素とが、アンモ酸化触媒の存在下にて高温で反応して対
応するニトリルを生成する反応ゾーンから得た流出液か
ら、未反応アンモニアを回収するプロセスは、以下の工
程を包含する:(1)対応するニトリルおよび未反応アン
モニアを含有する流動床反応器流出液を、第一のリン酸
アンモニウムクエンチ水溶液でクエンチして、それによ
り、アンモニアを吸収し、第一溶液よりもアンモニウム
(NH4 +)イオンに富んだ第二のリン酸アンモニウム水溶液
を形成する工程であって、第一のリン酸アンモニウム水
溶液におけるアンモニウムイオン(NH4 +)とリン酸イオン
(PO4 -3)との比が少なくとも約0.7であるが約1.3以下で
ある、工程;(2)第二溶液を高温に加熱して、第二溶液
中に存在するアンモニウムイオンの量を第一溶液中に存
在するものと実質的に同じレベルまで低減させ、そして
アンモニア含有蒸気流を発生させ、このアンモニア含有
蒸気流をアンモ酸化反応ゾーンに再循環させる工程。
【0010】本発明のプロセスの好ましい実施態様で
は、第二のリン酸アンモニウム水溶液を加熱してNH4 +
オン含量を低くする前に、この溶液をストリッピング気
体によって処理し、この第二溶液から実質的に全てのア
クリロニトリルおよび他の有用な共生成物を除去する。
【0011】本発明の他の好ましい実施態様では、アク
リロニトリルを回収し精製するために、アクリロニトリ
ル含有ストリッパー気体を再循環させる。
【0012】本発明のさらに好ましい実施態様では、ス
トリッピングおよびアンモニア除去後の第二溶液を湿式
酸化反応器に移し、それによってこの溶液を高温高圧で
の湿式酸化に供し、クエンチ溶液に含まれる重有機物を
除去する。
【0013】本発明のさらに好ましい実施態様では、ア
ンモニア除去後の第二溶液をエバポレータに移して、リ
ン酸アンモニウム溶液から過剰の水を除去し、次にこれ
をクエンチ部での使用のために再循環させる。
【0014】好ましくは、この第一溶液の温度は、40℃
と80℃との間であり、特に好ましくは、50℃〜65℃であ
る。
【0015】典型的には、この第一クエンチ溶液のアン
モニウム/リン酸塩比は、0.7から約1.3の間、好ましく
は約0.9から約1.2の間、特に好ましくは約1.0と約1.2と
の間である。得られる第一クエンチ溶液のpHは、2.8と
約6との間である。この第一クエンチ溶液中のリン酸イ
オン濃度は、40重量%までであり得、好ましくは約35重
量%までである。
【0016】本発明の、酸素と、アンモニアと、プロパ
ンおよびイソブタンからなる群から選択される炭化水素
とが、アンモ酸化触媒の存在下にて高温で反応して、対
応する不飽和ニトリルを生成する反応ゾーンから得た流
出液から、未反応アンモニアを回収するプロセスは:対
応するニトリルおよび未反応アンモニアを含有する流動
床反応器流出液を第一のリン酸アンモニウム水溶液でク
エンチして、反応器流出液中に存在する実質的に全ての
未反応アンモニアを吸収し、この第一溶液よりもアンモ
ニウムイオンに富んだ第二のリン酸アンモニウム水溶液
を形成する工程であって、第一のリン酸アンモニウム水
溶液におけるアンモニウムイオン(NH4 +)とリン酸イオン
(PO4 -3)との比が約0.7から約1.3の間である、工程;上
記第二溶液を、この第二溶液中のアンモニウムイオンの
量を上記第一溶液中に存在するものと実質的に同じレベ
ルまで低減させ、かつアンモニア含有蒸気流を発生させ
るのに充分な高温に、加熱する工程;および上記アンモ
ニア含有蒸気流を該流動床反応器に再循環させる工程を
包含する。
【0017】1つの実施態様において、上記炭化水素は
プロパンである。
【0018】他の1つの実施態様において、上記第一溶
液中のアンモニウムイオンとリン酸イオンとの比は約0.
9から約1.2の間であり、好ましくは約1.0から1.2の間で
ある。
【0019】さらに他の実施態様において、第二のリン
酸アンモニウム溶液を高温に加熱する前に、この第二溶
液にストリッパー気体を通して、この第二溶液から実質
的に全ての対応する残留ニトリルを除去する。好ましく
は、上記炭化水素はプロパンである。好ましくは第一溶
液中のアンモニウムイオンとリン酸イオンとの比は、約
0.9から約1.2の間であり、さらに好ましくは、約1.0か
ら約1.2の間である。また、好ましくは第一溶液のpH
は、約2.8から約6.0の間であり、さらに好ましくは、約
2.8から約5.8の間である。また、好ましくは第一溶液
は、リン酸一アンモニウムおよびリン酸を含む水溶液を
含有する。
【0020】好適な実施態様において、上記第二溶液の
高温加熱を、湿式酸化条件下にて湿式酸化反応器中で行
い、この第二溶液から不要な不純物を除去すると同時
に、この第二溶液中のアンモニウムイオン濃度を第一溶
液中に存在するものと実質的に同じレベルまで低減させ
る。
【0021】さらに他の実施態様において、第一溶液中
に存在するものと実質的に同じレベルのアンモニウムイ
オンを含有する第二溶液を、クエンチ工程での使用のた
めに再循環させる。好ましくは、再循環前の上記第二溶
液を湿式酸化に供して、不要な不純物を除去する。
【0022】さらに他の実施態様において、第一溶液の
pHは、約2.8から6.0の間であり、好ましくは、、約2.8
から約5.8の間である。
【0023】さらに他の実施態様において、第一溶液の
温度は、40℃から80℃の間である。
【0024】さらに他の実施態様において、第一溶液
は、リン酸一アンモニウムおよびリン酸を含む水溶液を
含有する。
【0025】本発明のプロセスは、アンモニウム塩含有
廃物流(これは、(1)そのアンモニウム塩を回収するため
に処理するかまたは(2)環境上安全な様式で廃棄するか
のいずれかを行わなければならない)の形成が回避され
るので、プロピレンのアンモ酸化で使用する従来のプロ
セスよりも有利である。むしろ、本発明のプロセスによ
れば、リン酸アンモニウム塩を分解するために、リン酸
アンモニウムクエンチ溶液を高温高圧に供することによ
り、アンモニアが回収され、そしてクエンチ溶液が再生
される。本発明のクエンチ系によれば、プロパンのアン
モ酸化において、プロピレンのアクリロニトリルへのア
ンモ酸化と比較して、さらに予期されない利点が得られ
る。これらの利点のうちには、以下のものがある:(1)
副生成物であるアクロレインが完全に捕捉され、そのた
め、例えば、このプロセスの生成物の分離および回収過
程におけるアクロレインとHCNとの反応を通じての生成
物の損失が最小限となることにより、生成物の回収効率
が高まること;(2)クエンチボトムスにおけるTOC(全有
機炭素)がより少ないこと;(3)クエンチボトムス中に存
在する有機物のうち、より高い割合が、回収不可能な廃
物重合体ではなく、ストリッピング可能/回収可能なモ
ノマーとして存在すること;および(4)クエンチボトム
ス溶液中に存在するTOCおよび重合体が少ないために、
それほど過酷でない廃棄有機物処理(例えば、湿式酸化)
を使用できること。本発明のプロセスのさらに重要で有
利な特徴は、全ての廃水流が、アクリロニトリルを製造
するためのプロピレンのアンモ酸化に関連した廃物流と
は異なり、通常のバイオ処理プロセスによって容易に取
り扱うことができることにある。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施態様につい
て、ここで詳細に述べる。
【0027】本発明は、プロパンのアンモ酸化反応ゾー
ンから得た流出液をクエンチするプロセスに関する。好
ましくは、この反応は流動床反応器で行われるが、他の
種類の反応器(例えば、輸送ライン反応器)も、本発明を
実施する際に適当であると想定される。流動床でのプロ
パンのアンモ酸化の反応条件、およびプロパンのアンモ
酸化に有用な流動床触媒は、本願の譲渡人に譲渡された
米国特許第4,746,641号(本明細書中で参考として援用さ
れる)から明らかなように、当該技術分野で公知であ
る。本発明の新規プロセスは、アクリロニトリルを生成
する反応ゾーン(例えば、流動床反応器)における、アン
モニア、酸素およびプロパンの反応から得た反応器流出
液を第一のリン酸アンモニウム水溶液でクエンチして、
それによりアンモニアを吸収して、第一溶液よりもアン
モニウムイオンに富んだ第二のリン酸アンモニウム溶液
を製造する工程(ここで第一のリン酸アンモニウム水溶
液は、アンモニウムイオンとリン酸イオンとの比が、少
なくとも0.7であるが1.3以下である)、第二溶液を高温
に加熱して、第二溶液中のアンモニウムイオン含量を第
一溶液中に存在するものと実質的に同じアンモニウムイ
オン含量まで低減させ、そしてアンモニアおよび水を含
有する蒸気流を発生させる工程、この蒸気流中のアンモ
ニアのモル濃度を上昇させる工程、およびアンモニア含
有蒸気流を流動床反応器に再循環させる工程を包含す
る。
【0028】好ましくは、アンモニウムイオン/リン酸
イオンの比は、約0.9と約1.2との間、特に好ましくは約
1.0から1.2の間である。第一クエンチ溶液の温度は、通
常40℃から約80℃の間であり、好ましくは約50℃から65
℃の間であり、特に好ましくは約55℃から約60℃の間で
ある。
【0029】第一(初期)クエンチ溶液のpHは、約2.8か
ら6.0以下の間、好ましくは2.8から約5.8の間で維持す
るべきである。
【0030】好ましくは、初期クエンチ溶液は、リン酸
一アンモニウム/リン酸水溶液の混合物(90%のリン酸一
アンモニウム−10%のH3PO4)を含有するが、希薄(lean)
リン酸一アンモニウム水溶液もまた、本発明を実施する
際に適当であると想定される。このリン酸一アンモニウ
ム水溶液を使用すると、反応器流出液中に存在する未反
応アンモニウムが吸収されて、リン酸一アンモニウムが
リン酸二アンモニウムに転化される。
【0031】クエンチ過程中に、生成物(アクリロニト
リル、アセトニトリルおよびHCN)がオーバーヘッドとし
て除去され、そしてこれは実質的にアンモニアを含有し
ない。リン酸二アンモニウムを含有するクエンチ溶液ボ
トムスはまた、少量の残留モノマー(例えば、アクリロ
ニトリル)をも含有する。これらのモノマーは、好まし
くは、さらなる回収および精製のために、ストリッピン
グされ、そしてクエンチ部に戻される。クエンチボトム
スから残留モノマーを除去するための典型的なストリッ
ピング気体は、プロパン、窒素、二酸化炭素および一酸
化炭素またはそれらの混合物を包含する。
【0032】有用なモノマーをストリッピングしたクエ
ンチボトムス溶液は、次いで高温高圧で再生されて、リ
ン酸二アンモニウムはアンモニアを放出してリン酸一ア
ンモニウムに転化する。アンモニアは、水を含有する蒸
気流として捕捉される。この富アンモニア蒸気流を加熱
して実質的に全ての水を除去し、そして次にアンモニア
を反応器に再循環させる。リン酸一アンモニウムを回収
し、そしてクエンチカラムに再循環させる。
【0033】本発明のさらに好ましい実施態様では、リ
ン酸二アンモニウムを含有するストリッピングされたク
エンチボトムスを湿式酸化反応器に通して、ここで典型
的な湿式酸化条件下にて処理して、アンモ酸化工程中に
形成された重合体を除去する。
【0034】本発明のさらに好ましい実施態様では、回
収不可能なモノマーおよびリン酸二アンモニウムを含有
するストリッピングされたクエンチボトムスを、残留モ
ノマーからリン酸二アンモニウムを分離するリン酸塩分
解ユニットにて、別に処理する。次いで、リン酸二アン
モニウムを分離ユニットにてリン酸一アンモニウムに再
生し、他方、残留重合体を湿式酸化のための湿式酸化装
置に移して、通常の温度および圧力下にて、無害な副生
成物(例えば、二酸化炭素および水)を生成する。
【0035】ここで、図1および図2を参照する。これ
らの図は、プロパンのアンモ酸化に適用される本発明の
プロセスの好ましい実施態様を例示している。
【0036】図1を参照すると、流動床反応器(図示せ
ず)における流動床アンモ酸化触媒によるプロパン、ア
ンモニアおよび酸素の直接反応によって得た反応器流出
液を、ライン1を経てクエンチカラム3に通す。クエン
チカラム3において、生成物であるアクリロニトリルお
よび未反応アンモニアを含有する反応器流出液を希薄ア
ンモニウム/リン酸塩クエンチ溶液と接触させ、これに
より流出液から未反応アンモニアがストリップされて、
粗アクリロニトリルを含有しアンモニアを含まない生成
物オーバーヘッド流が生成する。工業的に純粋なアクリ
ロニトリル、粗アセトニトリルおよびシアン化水素を引
き続いて回収するために、この粗アクリロニトリルは、
頂部からライン5を通って、通常の回収精製部(図示せ
ず)に入る。通常の回収精製過程の例は米国特許第3,93
6,360号に見出すことができ、その内容は、本明細書中
で参考として援用されている。クエンチボトムスは、ク
エンチカラム3を出て、ライン7を経てクエンチストリ
ッパー9に入る。プロパン、一酸化炭素、二酸化炭素お
よび窒素の混合物を含む再循環流を含有するストリッピ
ング気体を、ライン13を経てストリッパー9に通し、こ
のクエンチボトムスに含まれている残留アクリロニトリ
ル、アセトニトリルまたはシアン化水素を除去する。こ
れらの残留モノマーを含有するオーバーヘッドストリッ
パー気体13を、有用な生成物をさらに回収するために、
ライン11を経てクエンチカラム3に再循環させる。スト
リッピングされたクエンチボトムスを、ストリッパー9
からライン15を経て湿式酸化反応器17に通し、ここで、
ライン25を経て酸素を通し、通常の湿式接触酸化が起こ
って、不要な不純物(例えば、重合体)が除去される。さ
らに、このクエンチストリッパーボトムスに含まれるリ
ン酸二アンモニウムを加熱してアンモニアを遊離させ、
そして溶液中のリン酸二アンモニウムをリン酸一アンモ
ニウムに転化させる。このリン酸一アンモニウム溶液
を、反応器17からライン27を経てエバポレータ19に通
し、ここで、この溶液から過剰の水を除去する。この過
剰の水は、エバポレータ19からライン21を経て再循環ま
たは廃棄用に回される。濃縮された弱いリン酸一アンモ
ニウム溶液を、再循環用に、エバポレータ19からライン
23を経て、クエンチカラム3に通す。湿式酸化反応器17
における加熱処理中に放出されたアンモニアは、再循環
用に、反応器17からライン29を経て流動床反応器(図示
せず)に直接通される。
【0037】このプロセス中に得られる不要な重合体を
分解するために、典型的な湿式酸化条件が使用される。
湿式酸化用の典型的な触媒には、銅および鉄の溶解性の
塩、銅、亜鉛、マンガンおよびセリウムの酸化物、なら
びに貴金属があり、従来技術で周知である。例えば、In
d. Eng. Chem. Res., 1995 Vol 34, 2-48頁を参照のこ
と(その内容は、本明細書中で参考として援用されてい
る)。湿式酸化反応は、通常の操作用に設計されてい
る。典型的には、湿式酸化は、約600〜3000psiaの圧力
および200℃〜650℃の温度で行われる。
【0038】図2を参照して、本発明のさらに好ましい
実施態様を説明する。図2に例示するプロセスは、リン
酸塩の分解を別のユニットで行い、続いて、異なるユニ
ットで湿式酸化を行うこと以外は、図1のプロセスと実
質的に同じである。流動床反応器(図示せず)におけるプ
ロパン、酸素およびアンモニアの直接のアンモ酸化によ
って得た反応器流出液を、流動床反応器からライン2を
経てクエンチ部4に通す。クエンチ部4において、粗ア
クリロニトリルおよび未反応アンモニアを含有する反応
器流出液を、ライン40を経てクエンチ部4に入ったリン
酸一アンモニウム水溶液と接触させる。このリン酸塩溶
液が反応器流出液から未反応アンモニアを除去し、それ
により、アンモニアを含まない生成物(粗アクリロニト
リル)が、クエンチ部4の頂部からライン6に通され
る。頂部からライン6に通った粗アクリロニトリルは、
工業的に純粋なアクリロニトリル、粗アセトニトリルお
よびHCNの回収のために、通常の回収精製部に向かう。
クエンチボトムスは、クエンチ部4からライン8を経
て、クエンチストリッパー10を通り、ここで、ストリッ
ピング気体(これは、上記のものと同じ組成を有する)
が、このボトムストリッパー10の下部に入り、このクエ
ンチボトムスを上方へと通って、このボトムス中に存在
する有用なモノマー(例えば、アクリロニトリル、アセ
トニトリルおよびシアン化水素)をクエンチボトムスか
らストリッピングする。次いで、有用なモノマーを含有
するストリッパー気体を、さらなる回収および精製のた
めに、ストリッパー10の頂部からライン12を経てクエン
チ部4に通す。ストリッピングされたクエンチボトムス
を、ストリッパー10からライン16を経て、リン酸塩分解
器18に移す。リン酸塩分解器18において、ストリッピン
グされたクエンチボトムス中に存在するリン酸二アンモ
ニウムを、高温(100℃から300℃)に加熱することによ
り、遊離アンモニウムおよびリン酸一アンモニウムに転
化する。典型的には、圧力は1気圧から5気圧の間(大
気圧〜75 psia)である。酸素は存在していてもよいが、
必要なわけではない。得られたリン酸一アンモニウム溶
液を、分解器18からライン34(再循環用)を経由し、ライ
ン40を経て、クエンチ部4に通す。反応器18でのリン酸
塩転化中に発生した遊離アンモニアを、アンモニア精留
ユニット22(ここで、遊離のアンモニアが精製される)に
通し、そしてライン26を経てアンモニアストリッパー28
に通して、アクリロニトリル製造用の反応器(図示せず)
への再循環用に、アンモニアを回収する。アンモニアス
トリッパーユニット28から水を回収し、再循環または廃
棄用に、ライン32に通す。分解器18からライン34に通し
た弱いリン酸一アンモニウム溶液を、重合体を除去し、
そしてこれらの不要な物質を無害な副生成物(例えば、
水素、一酸化炭素および二酸化炭素)に転化するため
に、ライン36を経て湿式酸化ユニット38に送ってもよ
い。先に記述のように、この湿式酸化は、当該技術分野
で公知の通常の条件下にて行うことができる。
【0039】本明細書において、本発明をその特定の実
施態様に関して説明しているものの、それらの多種の変
更、改変、および変法は、この明細書を読めば、当業者
に明かなことが理解されるべきである。従って、ここで
開示の発明は、添付の請求の範囲に入るようなこれらの
変法における変更および改変を含むべく意図されている
ことが理解されるべきである。
【0040】
【発明の効果】アクリロニトリルまたはメタクリロニト
リルを生成するために使用される反応ゾーンから得た反
応器流出液から未反応アンモニアを回収するためのプロ
セスであって、この反応器流出液をリン酸アンモニウム
水溶液でクエンチする工程を包含し、ここでこの溶液中
のアンモニウムイオンとリン酸イオンとの比が約0.7か
ら約1.3の間、好ましくは約0.9から1.2の間である、プ
ロセスが提供される。
【0041】本発明によれば、アンモニア、酸素および
プロパン/イソブタンが反応してアクリロニトリル/メタ
クリロニトリルを生成する反応ゾーンからの流出液に含
まれるアンモニアを、回収または再生するプロセスが提
供される。
【0042】また、本発明によれば、プロパンのアクリ
ロニトリルへのアンモ酸化から生じる過剰のアンモニア
を廃棄する必要性が回避される。
【0043】さらに本発明によれば、アンモニアを著し
く損失することなく、プロパンのアンモ酸化反応からア
ンモニアを回収することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施態様の流れ図で
ある。
【図2】図2は、本発明の他の好ましい実施態様の流れ
図である。
【符号の説明】
3、4 クエンチ部 9、10 クエンチストリッパー 17 湿式酸化反応器 18 リン酸塩分解器 19 エバポレータ 22 アンモニア精留ユニット 28 アンモニアストリッパー 38 湿式酸化ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595017584 200 Public Square,39G BP Building,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A. (72)発明者 ケニース ポール ケックラー アメリカ合衆国 オハイオ 45805, リ マ, ウェナッチ トレイル 4824 (72)発明者 リチャード ポール ハウサー アメリカ合衆国 オハイオ 44266, ラ ベンナ, サンディー レイク ロード 3839

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素と、アンモニアと、プロパンおよび
    イソブタンからなる群から選択される炭化水素とが、ア
    ンモ酸化触媒の存在下にて高温で反応して、対応する不
    飽和ニトリルを生成する反応ゾーンから得た流出液か
    ら、未反応アンモニアを回収するプロセスであって:対
    応するニトリルおよび未反応アンモニアを含有する流動
    床反応器流出液を第一のリン酸アンモニウム水溶液でク
    エンチして、該反応器流出液中に存在する実質的に全て
    の未反応アンモニアを吸収し、該第一溶液よりもアンモ
    ニウムイオンに富んだ第二のリン酸アンモニウム水溶液
    を形成する工程であって、該第一のリン酸アンモニウム
    水溶液におけるアンモニウムイオン(NH4 +)とリン酸イオ
    ン(PO4 -3)との比が約0.7から約1.3の間である、工程;
    該第二溶液を、該第二溶液中のアンモニウムイオンの量
    を該第一溶液中に存在するものと実質的に同じレベルま
    で低減させ、かつアンモニア含有蒸気流を発生させるの
    に充分な高温に、加熱する工程;および該アンモニア含
    有蒸気流を該流動床反応器に再循環させる工程、を包含
    する、プロセス。
  2. 【請求項2】 前記炭化水素がプロパンである、請求項
    1に記載のプロセス。
  3. 【請求項3】 前記第一溶液中のアンモニウムイオンと
    リン酸イオンとの比が、約0.9から約1.2の間である、請
    求項1に記載のプロセス。
  4. 【請求項4】 前記第一溶液中のアンモニウムイオンと
    リン酸イオンとの比が、約1.0から1.2の間である、請求
    項3に記載のプロセス。
  5. 【請求項5】 前記第二のリン酸アンモニウム溶液を高
    温に加熱する前に、該第二溶液にストリッパー気体を通
    して、該第二溶液から実質的に全ての対応する残留ニト
    リルを除去する、請求項1に記載のプロセス。
  6. 【請求項6】 前記炭化水素がプロパンである、請求項
    5に記載のプロセス。
  7. 【請求項7】 前記第一溶液中に存在するものと実質的
    に同じレベルのアンモニウムイオンを含有する前記第二
    溶液を、前記クエンチ工程での使用のために再循環させ
    る、請求項1に記載のプロセス。
  8. 【請求項8】 再循環前の前記第二溶液を湿式酸化に供
    して、不要な不純物を除去する、請求項7に記載のプロ
    セス。
  9. 【請求項9】 前記第二溶液の高温加熱を、湿式酸化条
    件下にて湿式酸化反応器中で行い、該第二溶液から不要
    な不純物を除去すると同時に、該第二溶液中のアンモニ
    ウムイオン濃度を前記第一溶液中に存在するものと実質
    的に同じレベルまで低減させる、請求項5に記載のプロ
    セス。
  10. 【請求項10】 前記第一溶液中のアンモニウムイオン
    とリン酸イオンとの比が、約0.9から約1.2の間である、
    請求項5に記載のプロセス。
  11. 【請求項11】 前記第一溶液中のアンモニウムイオン
    とリン酸イオンとの比が、約1.0から約1.2の間である、
    請求項10に記載のプロセス。
  12. 【請求項12】 前記第一溶液のpHが、約2.8から6.0の
    間である、請求項1に記載のプロセス。
  13. 【請求項13】 前記第一溶液のpHが、約2.8から約5.8
    の間である、請求項12に記載のプロセス。
  14. 【請求項14】 前記第一溶液のpHが、約2.8から約6.0
    の間である、請求項5に記載のプロセス。
  15. 【請求項15】 前記第一溶液のpHが、約2.8から約5.8
    の間である、請求項14に記載のプロセス。
  16. 【請求項16】 前記第一溶液の温度が、40℃から80℃
    の間である、請求項1に記載のプロセス。
  17. 【請求項17】 前記第一溶液が、リン酸一アンモニウ
    ムおよびリン酸を含む水溶液を含有する、請求項1に記
    載のプロセス。
  18. 【請求項18】 前記第一溶液が、リン酸一アンモニウ
    ムおよびリン酸を含む水溶液を含有する、請求項5に記
    載のプロセス。
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