JPH11294642A - ゴムホースおよびゴムホースの製法 - Google Patents

ゴムホースおよびゴムホースの製法

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JPH11294642A
JPH11294642A JP9453698A JP9453698A JPH11294642A JP H11294642 A JPH11294642 A JP H11294642A JP 9453698 A JP9453698 A JP 9453698A JP 9453698 A JP9453698 A JP 9453698A JP H11294642 A JPH11294642 A JP H11294642A
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勝幸 浜田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スパイラル補強ホースの加硫中の補強糸の乱
れを防ぎ、ホースの加圧耐久性を向上させることができ
るゴムホースを提供する。 【解決手段】 樹脂層1チューブの外側にゴム層2を設
けた内管3と、該内管3の外側に補強糸をスパイラル状
に巻き上げて補強された第1層4aおよび第2層4bを
有する繊維補強層4と、該繊維補強層4の外側に設けら
れた外皮ゴム5とからなるゴムホースであって、前記補
強糸の撚り数が40〜60ターン/mにされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴムホースおよびゴ
ムホースの製法に関する。さらに詳しくは、自動車など
に使用される、たとえば冷媒の輸送に用いられるゴムホ
ースおよびゴムホースの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両用の配管ホースにおい
て、耐圧性と耐久性が要求される箇所では、複数本の補
強糸を用いて形成した補強層を有するホースが使用され
ている。補強層は繊維や金属の糸をブレード編みする
か、またはスパイラル状に巻き付けて編組されるが、低
コスト化を図るためにはスパイラル編組構造が採用され
ることが多い。かかるスパイラル補強構造を有するホー
スにおいては、通常2層以上のスパイラル糸補強層で構
成されており、第1層目と第2層目は逆方向に編み上げ
られるのが普通である。また、第1層目と第2層目との
あいだに糸同士の摩耗防止および各層間の接着性を向上
させるために、中間層を設けるばあいもある。たとえば
図9に示すように、スパイラル構造のホースは、内管樹
脂層51と内管ゴム層52からなる内管53と、内管ゴ
ム層52の表面に設けられる第1層54aの補強層と、
中間ゴム54cを介して編み上げられる第2層54bの
補強層54と、さらに形成される外皮ゴム55とからな
り、最後に加硫を行なって作製されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、内管ゴ
ムの押し出し機のダイス口金の内径寸法が大きすぎるば
あいは、内管ゴム層とマンドレルの密着性が悪くなり、
第1層目の補強糸を編み上げる際、編み上げ時の糸のテ
ンションにより内管ゴム層にタクレが発生し、これが原
因で糸の間隔が一定にならなかったり、内管ゴム層に食
い込んだりする現象が発生し、充分な加圧耐久性がえら
れない。逆に小さすぎるばあいは内管ゴム層の押出肉厚
が一定にならないなどの問題がある。
【0004】また、前記口金の寸法が適切であり、未加
硫時の糸の間隔が一定になっているばあいでも、加硫時
のマンドレルの熱膨張、糸の熱収縮および内管ゴム層の
熱膨張により内管ゴム層が糸と糸とのあいだよりハミ出
し、出来上がった製品の糸の間隔が一定にならないた
め、充分な加圧耐久性がえられないという問題がある。
【0005】さらに、補強糸の物性として6.8kgf
荷重時の伸びが小さいほどホースの加圧時の膨張量が小
さくなるため、加圧耐久性は良好になるが、一般的に糸
の物性として荷重時の伸びを小さくすると、乾熱収縮が
大きくなるため、加硫中の補強糸の収縮により、内管ゴ
ム層が糸と糸とのあいだよりハミ出し糸乱れが発生し、
充分な加圧耐久性がえられないという問題があり、荷重
時の伸びと乾熱収縮のバランスをとる必要がある。
【0006】ところで、特開平8−127081号公報
では、加硫中に発生する補強糸の乱れについて、内管ゴ
ム層の膨張と補強糸の収縮により内管ゴム層が補強糸の
あいだから吹き出して棚落ちが生じるため、135℃で
の高温モジュラスM50が20〜40kgf/cm2のゴ
ムを使用することにより棚落ちを抑えられると記載され
ている。しかし、当該物性は、加硫ゴムでしかありえな
い値であり、未加硫ゴムではさらに低モジュラスとな
り、かかるゴム特性のゴムを入手することは難しい。
【0007】また、前記モジュラス値が加硫ゴム物性と
して考えたばあい、加硫時の補強糸の収縮と内管のゴム
の膨張による棚落ちの解消にはならない。
【0008】また、特開平9−96382号公報では、
下編み繊維層を設けることが記載されているが、かかる
下編み繊維層を設けると、設備の増設(工程層)が必要
となる問題がある。
【0009】本発明は、叙上の事情に鑑み、スパイラル
補強ホースの加硫中の補強糸の乱れを防ぎ、ホースの加
圧耐久性を向上させることができるゴムホースおよびゴ
ムホースの製法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のゴムホースは、
単層ゴムチューブまたは樹脂層チューブの外側にゴム層
層を設けた内管と、該内管の外側に補強糸をスパイラル
状に巻き上げて補強された第1層および第2層を有する
繊維補強層と、該繊維補強層の外側に設けられた外皮ゴ
ムとからなるゴムホースであって、前記補強糸の撚り数
が40〜60ターン/mにされてなることを特徴とす
る。
【0011】また本発明のゴムホースの製法は、単層ゴ
ムチューブまたは樹脂層チューブの外側にゴム層を設け
た内管と、該内管の外側に補強糸をスパイラル状に巻き
上げて補強された第1層および第2層を有する繊維補強
層と、該繊維補強層の外側に設けられた外皮ゴムとから
なり、これらを加硫することによってえられるゴムホー
スの製法であって、ダイス先端から50〜500mmの
位置で測定した内管ゴム押し出し直後の内管ゴム押出外
径に対し、+0.2〜0.6mmの内径を有する内管ゴ
ム押し出し用のダイスを用いて内管ゴム層を押出成形す
ることを特徴とする。
【0012】また本発明のゴムホースの製法は、単層ゴ
ムチューブまたは樹脂層チューブの外側にゴム層を設け
た内管と、該内管の外側に補強糸をスパイラル状に巻き
上げて補強された第1層および第2層を有する繊維補強
層と、該繊維補強層の外側に設けられた外皮ゴムとから
なり、これらを加硫することによってえられるゴムホー
スの製法であって、内管ゴム押し出し用のダイスとスピ
ンドルとのあいだのクリアランスが内管ゴムの肉厚に対
し、+5〜25%の範囲内であるダイスとスピンドルを
用いて内管ゴム層を押出成形することを特徴とする。
【0013】さらに本発明のゴムホースの製法は、単層
ゴムチューブまたは樹脂層チューブの外側にゴム層を設
けた内管と、該内管の外側に補強糸をスパイラル状に巻
き上げて補強された第1層および第2層を有する繊維補
強層と、該繊維補強層の外側に設けられた外皮ゴムとか
らなり、これらを加硫することによってえられるゴムホ
ースの製法であって、先端の内周部または面に連続した
ノコギリ歯状でその深さが約0.5mmのスジを設けた
内管ゴム押し出し用のダイスを用いて内管ゴム層を押出
成形することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、ホースの加硫時のマン
ドレルの熱膨張、糸の熱収縮および内管のゴム層の熱膨
張により内管のゴム層が糸と糸とのあいだよりハミ出
し、出来上がった製品の補強層が乱れるのを防ぐため
に、たとえば内管ゴム押し出し用のダイスに約0.5m
mの深さをもつスジを設け、撚り数が40〜60ターン
/m、150℃での乾熱収縮が2.5%以下である補強
糸を用い第1層と第2層の編み上げ角度が54.8°〜
56.8°となるようにスパイラル状に巻き上げて補強
された繊維補強層を有するゴムホースと、第1層の補強
糸を編み上げる際の補強糸の乱れを防ぐために、内管ゴ
ム押し出し用のダイスの内径が内管ゴム押し出し径に対
し、+0.2〜0.6mmのものを使用し、さらに内管
ゴム押し出し用のダイスとスピンドルのあいだのクリア
ランスが内管ゴム層の肉厚に対し+5〜25%の範囲内
であるゴムホースの製法である。
【0015】以下、添付図面に基づいて、本発明のゴム
ホースおよびゴムホースの製法を説明する。
【0016】図1は本発明のゴムホースの一実施の形態
を示す一部切欠斜視図、図2は第1層と第2層の編み上
げ角度を示す模式図、図3は本発明のゴムホースの製法
の一実施の形態にかかわるダイスとスピンドルの断面
図、図4は図3におけるダイスとスピンドルの部分側面
図、図5は乾熱収縮と補強糸乱れの関係を示す図、図6
は6.8kgf荷重時の伸びと加圧耐久性の関係を示す
図、図7は編組角度と加圧耐久性の関係を示す図、図8
は編組角度と加圧時の伸び変化の関係を示す図である。
【0017】図1に示すように、本発明の一実施の形態
にかかわるゴムホースは、樹脂層1チューブの外側にゴ
ム層2を設けた内管3と、該内管3の外側に繊維材料の
ポリエステル(PET)、ナイロンなどの補強糸をスパ
イラル状に巻き上げて補強された第1層4aおよび第2
層4bとエチレン・プロピレン・ジエン共重合体(EP
DM)、ブチルゴム、塩素化ブチルゴムまたは臭素化ブ
チルゴムなどの中間層4cを有する繊維補強層4と、該
繊維補強層4の外側に設けられた前記EPDMなどの外
皮ゴム5とから構成されている。なお、前記樹脂層チュ
ーブの外側にゴム層を設けた内管に代えて、単層ゴムチ
ューブの内管とすることができる。また前記中間層を省
くこともできる。
【0018】本実施の形態では、加硫時のマンドレルの
熱膨張、糸の熱収縮および内管のゴム層の熱膨張による
内管のゴムへの糸の食い込みを防ぐために、前記補強糸
の撚り数は、40〜60ターン/mが好ましい。これは
60ターン/mをこえると内管ゴムのはみ出しが多すぎ
て補強糸の乱れを防ぐことが困難であり、40ターン/
m未満であれば、スパイラル編みの加工中に補強糸のフ
ィラメントがスパイラルマシンの糸道ガイドに絡みつ
き、加工中に糸切れが発生するからである。
【0019】前記内管3の樹脂層1は、ポリアミド樹脂
(PA)またはポリアミド樹脂を主成分とする樹脂組成
物により形成されているのが好ましい。また前記内管3
のゴム層2は、ブチルゴム(IIR)、塩素化ブチルゴ
ム、臭素化ブチルゴム、ニトリルゴム、クロロスルホン
化ポリエチレンゴムおよびクロロプレンゴムよりなる群
から選択される少なくとも1種のゴムから形成されてい
るのが好ましい。
【0020】また、補強糸の物性として6.8kgfの
荷重時の伸びは小さいほどホースの加圧時の膨張量が小
さくなるため、加圧耐久性は良好になるが、一般的に糸
の物性として荷重時の伸びを小さくすると乾熱収縮が大
きくなるため、加硫中の補強糸の収縮により、内管のゴ
ム層が糸と糸とのあいだよりハミ出し糸乱れが発生する
ため、後述する表2および図4〜5に示すように、前記
繊維補強層の補強糸の6.8kgf荷重時の伸びが3%
以下であり、かつ、150℃、30分の乾熱収縮が2.
5%以下であるのが好ましい。
【0021】また、図2に示すように第1層と第2層の
編み上げ角度θは、大きい方がホースの耐圧性が向上す
るが、後述する表3および図6〜7に示すに示すよう
に、56.8°をこえるとホースの加圧時の伸びが大き
くなり過ぎる、つまり実車での使用時に冷媒の圧力によ
りホースが伸びることによりボンネット内で他の部品と
干渉しホースに傷がつくなどの不具合が発生するし、5
4.8°未満では充分な加圧耐久性がえられない。
【0022】つぎに本発明のゴムホースの製法は、図3
〜4に示すように、ダイス6とスピンドル7を用いて行
なうことができる。そしてダイス先端6aから50〜5
00mmの位置で測定した内管ゴム押し出し直後の内管
ゴム押出外径に対し、+0.2〜0.6mmの内径を有
する内管ゴム押し出し用のダイス6を用いて内管ゴム層
を押出成形する。この内管ゴム押し出し用のダイス径が
内管ゴム押し出し径に対し、大きすぎると押し出したと
きの内管ゴム層とマンドレルの密着性が悪くなり、編み
上げ時の糸のテンションにより、内管ゴム層にタクレが
発生し、これが原因で糸の乱れが発生し、小さすぎると
内管ゴム押し出し寸法(肉厚)が安定しないからであ
る。
【0023】また内管ゴム押し出し用のダイス6とスピ
ンドル7とのあいだのクリアランスCが内管ゴム層の肉
厚に対し、+5〜25%の範囲内であるダイス6とスピ
ンドル7を用いて内管ゴム層を押出成形する。なお、本
発明におけるクリアランスとは、ダイス6とスピンドル
7を押出機に取り付けた状態で、ダイス6の先端内側6
bとスピンドル7の先端外側7aとのすきま(図3の
C)のことである。前記内管ゴム押し出し用のダイス6
とスピンドル7のあいだのクリアランスCが内管ゴム層
の肉厚に対し、大きすぎると押し出し時の内管ゴム層と
マンドレルの密着性が悪くなり、編み上げ時の糸のテン
ションにより、内管ゴム層にタクレが発生し、これが原
因で糸の乱れが発生し、小さすぎると内管ゴム押し出し
寸法(肉厚)が安定しないからである。
【0024】またダイス先端6aの内周部または面に連
続したノコギリ歯状で、その深さ((谷の径A−山の径
B)/2)が約0.5mmのスジ8を設けた内管ゴム押
し出し用のダイス6を用いて内管ゴム層を押出成形す
る。この内管ゴム押し出し用のダイス6のスジ8は、ス
パイラル巻き時の補強糸の内管ゴム層への食い込みを緩
衝させるためであり、加硫時のマンドレルの熱膨張、糸
の熱収縮および内管のゴム層の熱膨張による内管のゴム
層への糸の食い込みを防ぐことができる。
【0025】つぎに本発明を実施例に基づいて説明する
が、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではな
い。
【0026】実施例1 図1に示すように、樹脂層1チューブの外側にゴム層2
を設けた内管3の表面に第1層4aの補強層、そして中
間ゴム4cを介して第2層4bの補強層4を編み上げた
のち、外皮ゴム5を形成し、ついで加硫を行なってゴム
ホースを作製した。
【0027】このゴムホースについて、第1層4aの補
強層および第2層4bの補強層に用いる補強糸の撚り数
を変えて、加硫後の補強層の乱れおよび加圧耐久性を確
認した。その結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】補強糸乱れの評価は、第1層の補強層の任
意の20箇所の断面から糸乱れ大(糸隙1mm以上:ほ
ぼ糸1本分の幅)の数aを確認し、1断面中の平均(a
/20)を求めた。
【0030】試験条件はつぎのとおりである。
【0031】 雰囲気温度 :135℃ 内部流体 :冷凍機油(ポリアルキレングリコール)135℃ 圧力 :5.3MPa サイクル :30cpm テストデータ:加圧耐久回数(万回) 実施例2 前記実施例1から、補強糸の乱れが加圧耐久性に大きく
影響していることがわかったので、つぎに補強糸の乱れ
の原因について乾熱収縮と補強糸乱れの関係について調
べた。その結果を表2および図5に示す。なお、補強糸
以外のホース仕様は表1の実施例2と同一とし、補強糸
の乱れの評価は表1と同一とした。
【0032】また、荷重時の伸びと加圧耐久性の関係に
ついては、表2の補強糸乱れ“0”の仕様についてプロ
ットし、図6をえた。その結果、6.8kgf荷重時の
伸びが3%をこえると加圧耐久性が不十分になる。 な
お、補強糸の乾熱収縮と荷重時の伸びの測定は、JIS
L 1017に準じて実施した。
【0033】
【表2】
【0034】実施例3 つぎに表1に示すホース仕様の実施例2を基にした仕様
での補強糸の編み上げ角度と加圧耐久性の関係および編
組角度と加圧時の伸び変化の関係を調べた。その結果を
表3および図7〜8に示す。
【0035】
【表3】
【0036】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
補強糸の乱れをなくし、加圧耐久性を著しく向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴムホースの一実施の形態を示す一部
切欠斜視図である。
【図2】第1層と第2層の編み上げ角度を示す模式図で
ある。
【図3】本発明のゴムホースの製法の一実施の形態にか
かわるダイスとスピンドルの断面である。
【図4】図2におけるダイスとスピンドルの部分側面図
である。
【図5】乾熱収縮と補強糸乱れの関係を示す図である。
【図6】6.8kgf荷重時の伸びと加圧耐久性の関係
を示す図である。
【図7】編組角度と加圧耐久性の関係を示す図である。
【図8】編組角度と加圧時の伸び変化の関係を示す図で
ある。
【図9】ゴムホースの部分切欠斜視図である。
【符号の説明】
1 樹脂層 2 ゴム層 3 内管 4 繊維補強層 4a 第1層 4b 第2層 4c 中間層 5 外皮ゴム 6 ダイス 6a ダイス先端 7 スピンドル 8 スジ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単層ゴムチューブまたは樹脂層チューブ
    の外側にゴム層を設けた内管と、該内管の外側に補強糸
    をスパイラル状に巻き上げて補強された第1層および第
    2層を有する繊維補強層と、該繊維補強層の外側に設け
    られた外皮ゴムとからなるゴムホースであって、前記補
    強糸の撚り数が40〜60ターン/mにされてなるゴム
    ホース。
  2. 【請求項2】 前記繊維補強層の補強糸の6.8kgf
    荷重時の伸びが3%以下であり、かつ、150℃、30
    分の乾熱収縮が2.5%以下である請求項1記載のゴム
    ホース。
  3. 【請求項3】 前記繊維補強層の第1層と第2層の編み
    上げ角度が54.8°〜56.8°である請求項1また
    は2記載のゴムホース。
  4. 【請求項4】 前記内管の樹脂層がポリアミド樹脂また
    はポリアミド樹脂を主成分とする樹脂組成物である請求
    項1、2または3項記載のゴムホース。
  5. 【請求項5】 前記内管のゴム層がブチルゴム、塩素化
    ブチルゴム、臭素化ブチルゴム、ニトリルゴム、クロロ
    スルホン化ポリエチレンゴムおよびクロロプレンゴムよ
    りなる群から選択される少なくとも1種のゴムである請
    求項1、2、3または4項記載のゴムホース。
  6. 【請求項6】 単層ゴムチューブまたは樹脂層チューブ
    の外側にゴム層を設けた内管と、該内管の外側に補強糸
    をスパイラル状に巻き上げて補強された第1層および第
    2層を有する繊維補強層と、該繊維補強層の外側に設け
    られた外皮ゴムとからなり、これらを加硫することによ
    ってえられるゴムホースの製法であって、ダイス先端か
    ら50〜500mmの位置で測定した内管ゴム押し出し
    直後の内管ゴム押出外径に対し、+0.2〜0.6mm
    の内径を有する内管ゴム押し出し用のダイスを用いて内
    管ゴム層を押出成形するゴムホースの製法。
  7. 【請求項7】 単層ゴムチューブまたは樹脂層チューブ
    の外側にゴム層を設けた内管と、該内管の外側に補強糸
    をスパイラル状に巻き上げて補強された第1層および第
    2層を有する繊維補強層と、該繊維補強層の外側に設け
    られた外皮ゴムとからなり、これらを加硫することによ
    ってえられるゴムホースの製法であって、内管ゴム押し
    出し用のダイスとスピンドルとのあいだのクリアランス
    が内管ゴム層の肉厚に対し、+5〜25%の範囲内であ
    るダイスとスピンドルを用いて内管ゴム層を押出成形す
    るゴムホースの製法。
  8. 【請求項8】 単層ゴムチューブまたは樹脂層チューブ
    の外側にゴム層を設けた内管と、該内管の外側に補強糸
    をスパイラル状に巻き上げて補強された第1層および第
    2層を有する繊維補強層と、該繊維補強層の外側に設け
    られた外皮ゴムとからなり、これらを加硫することによ
    ってえられるゴムホースの製法であって、先端の内周部
    または面に連続したノコギリ歯状で、その深さが約0.
    5mmのスジを設けた内管ゴム押し出し用のダイスを用
    いて内管ゴム層を押出成形するゴムホースの製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003004175A (ja) * 2001-06-21 2003-01-08 Kuraray Plast Co Ltd キンク防止耐圧フレキシブルホース
JP2020176670A (ja) * 2019-04-17 2020-10-29 横浜ゴム株式会社 ホースおよびその製造方法

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