JPH11294277A - エンジン - Google Patents
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- JPH11294277A JPH11294277A JP10110118A JP11011898A JPH11294277A JP H11294277 A JPH11294277 A JP H11294277A JP 10110118 A JP10110118 A JP 10110118A JP 11011898 A JP11011898 A JP 11011898A JP H11294277 A JPH11294277 A JP H11294277A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M35/00—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M35/12—Intake silencers ; Sound modulation, transmission or amplification
- F02M35/1205—Flow throttling or guiding
- F02M35/1222—Flow throttling or guiding by using adjustable or movable elements, e.g. valves, membranes, bellows, expanding or shrinking elements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】 サイレンサーからの音の漏れを減少させ
ることができるエンジンを提供する。 【解決手段】 エンジン(6)は、エンジンに供給され
る空気の流入量を調整するスロットルバルブ(32)
と、このスロットルバルブの空気流入側に接続されてい
るサイレンサー(33)と、このサイレンサーの空気吸
込口(33b)に設けられこの空気吸込口を開閉してい
る遮音板(62)とを備えている。
ることができるエンジンを提供する。 【解決手段】 エンジン(6)は、エンジンに供給され
る空気の流入量を調整するスロットルバルブ(32)
と、このスロットルバルブの空気流入側に接続されてい
るサイレンサー(33)と、このサイレンサーの空気吸
込口(33b)に設けられこの空気吸込口を開閉してい
る遮音板(62)とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイレンサーを介
して空気が供給されているエンジン、特に船外機のエン
ジンに関する。
して空気が供給されているエンジン、特に船外機のエン
ジンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジンでは、空気流入量を調整
するスロットルバルブが設けられ、このスロットルバル
ブの空気流入側に、サイレンサーが設けられ、このサイ
レンサーでエンジン内の音が外に漏れることを防止して
いる。そして、エンジン稼働中は、サイレンサーの空気
吸込口から、外部の空気が流入し、この空気の流入量を
スロットルバルブで調整した後に、エンジン内に空気が
供給されている。
するスロットルバルブが設けられ、このスロットルバル
ブの空気流入側に、サイレンサーが設けられ、このサイ
レンサーでエンジン内の音が外に漏れることを防止して
いる。そして、エンジン稼働中は、サイレンサーの空気
吸込口から、外部の空気が流入し、この空気の流入量を
スロットルバルブで調整した後に、エンジン内に空気が
供給されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サイレンサ
ーの空気吸込口の大きさは、エンジン回転数が最大の時
に必要な空気流入量を確保できる様に、大きく開口して
いる。したがって、エンジン回転数が低い時すなわち空
気流入量が比較的少ない時には、サイレンサーの空気吸
込口は必要以上に大きく開口していることになる。そし
て、この空気吸込口からエンジン内部の音たとえば燃焼
音やクランク軸の回転音などが外部に漏れる。また、オ
イルの吹き返しで、エンジン内部の潤滑オイルが外部に
吹き出すことがある。
ーの空気吸込口の大きさは、エンジン回転数が最大の時
に必要な空気流入量を確保できる様に、大きく開口して
いる。したがって、エンジン回転数が低い時すなわち空
気流入量が比較的少ない時には、サイレンサーの空気吸
込口は必要以上に大きく開口していることになる。そし
て、この空気吸込口からエンジン内部の音たとえば燃焼
音やクランク軸の回転音などが外部に漏れる。また、オ
イルの吹き返しで、エンジン内部の潤滑オイルが外部に
吹き出すことがある。
【0004】本発明は、以上の様な課題を解決するため
のもので、サイレンサーからの音の漏れを減少させるこ
とができるエンジンを提供することを目的とする。
のもので、サイレンサーからの音の漏れを減少させるこ
とができるエンジンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のエンジン(6)
は、エンジンに供給される空気の流入量を調整するスロ
ットルバルブ(32)と、このスロットルバルブの空気
流入側に接続されているサイレンサー(33)と、この
サイレンサーの空気吸込口(33b)に設けられこの空
気吸込口を開閉している遮音板(62,86)とを備え
ている。
は、エンジンに供給される空気の流入量を調整するスロ
ットルバルブ(32)と、このスロットルバルブの空気
流入側に接続されているサイレンサー(33)と、この
サイレンサーの空気吸込口(33b)に設けられこの空
気吸込口を開閉している遮音板(62,86)とを備え
ている。
【0006】また、遮音板がスロットルバルブと連動
し、スロットルバルブの開度が大きい場合には、遮音板
の開度は大きく、逆に、スロットルバルブの開度が小さ
い場合には、遮音板の開度は小さくなっていることがあ
る。
し、スロットルバルブの開度が大きい場合には、遮音板
の開度は大きく、逆に、スロットルバルブの開度が小さ
い場合には、遮音板の開度は小さくなっていることがあ
る。
【0007】さらに、エンジンのクランク軸(7)が上
下方向に延在し、また、サイレンサーの空気吸込口が上
下方向に長く形成され、かつ、遮音板が上下方向の回動
軸(63)を中心として回動して、空気吸込口を開閉し
ている場合がある。
下方向に延在し、また、サイレンサーの空気吸込口が上
下方向に長く形成され、かつ、遮音板が上下方向の回動
軸(63)を中心として回動して、空気吸込口を開閉し
ている場合がある。
【0008】そして、遮音板がエンジン回転数と連動
し、エンジン回転数が高い場合には、遮音板の開度は大
きく、逆に、エンジン回転数が低い場合には、遮音板の
開度は小さくなっていることがある。
し、エンジン回転数が高い場合には、遮音板の開度は大
きく、逆に、エンジン回転数が低い場合には、遮音板の
開度は小さくなっていることがある。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明におけるエンジンの
実施の第1の形態について図1ないし図5を用いて説明
する。図1は本発明にかかるエンジンを搭載した船外機
の模式図で、(a)が燃料系の回路図、(b)がエンジ
ンの断面図、(c)が船外機の側面図である。図2はカ
ウリング内の前部の一部切欠き平面図である。図3はサ
イレンサーの後面図である。図4はスロットルバルブ閉
の状態におけるカウリング内の前部の側面図である。図
5はスロットルバルブ開の状態におけるカウリング内の
前部の側面図である。なお、図1において、制御装置9
6、遮音板駆動装置97および回転数検出装置98は、
実施の第3の形態の説明のために図示されている。図3
において、ロッド67、連結ロッド71およびスロット
ルワイヤー73などの図示は省略されている。
実施の第1の形態について図1ないし図5を用いて説明
する。図1は本発明にかかるエンジンを搭載した船外機
の模式図で、(a)が燃料系の回路図、(b)がエンジ
ンの断面図、(c)が船外機の側面図である。図2はカ
ウリング内の前部の一部切欠き平面図である。図3はサ
イレンサーの後面図である。図4はスロットルバルブ閉
の状態におけるカウリング内の前部の側面図である。図
5はスロットルバルブ開の状態におけるカウリング内の
前部の側面図である。なお、図1において、制御装置9
6、遮音板駆動装置97および回転数検出装置98は、
実施の第3の形態の説明のために図示されている。図3
において、ロッド67、連結ロッド71およびスロット
ルワイヤー73などの図示は省略されている。
【0010】船外機は、上側から順番にアッパーカウリ
ング1、ロワーカウリング2、アッパーケーシング3お
よびロワーケーシング4からなるハウジングで覆われて
いる。そして、アッパーカウリング1およびロワーカウ
リング2からなるカウリング1,2内に、直接筒内噴射
式2サイクル多気筒エンジン6が設けられ、エンジン6
のクランク軸7は上下方向に延在し縦置き状態で、その
下端はドライブシャフト9に連結されている。ドライブ
シャフト9はアッパーケーシング3の内部を上下方向に
貫通し、その下端はロワーケーシング4の下部に達して
おり、傘歯車などの伝達機構11を介して、後端部にプ
ロペラ12が取り付けられているプロペラシャフト14
を回転駆動している。
ング1、ロワーカウリング2、アッパーケーシング3お
よびロワーケーシング4からなるハウジングで覆われて
いる。そして、アッパーカウリング1およびロワーカウ
リング2からなるカウリング1,2内に、直接筒内噴射
式2サイクル多気筒エンジン6が設けられ、エンジン6
のクランク軸7は上下方向に延在し縦置き状態で、その
下端はドライブシャフト9に連結されている。ドライブ
シャフト9はアッパーケーシング3の内部を上下方向に
貫通し、その下端はロワーケーシング4の下部に達して
おり、傘歯車などの伝達機構11を介して、後端部にプ
ロペラ12が取り付けられているプロペラシャフト14
を回転駆動している。
【0011】エンジン6はV型6気筒で、各シリンダ1
6は略水平に配置されている。そして、このシリンダ1
6は上下に3段設けられているとともに、各段には左右
に一個ずつ、平面図視でVバンクをなすように配置さ
れ、総計6個設けられている。各シリンダ16には、ピ
ストン18が往復動自在に配置され、コンロッド19を
介してクランク軸7に連結されている。
6は略水平に配置されている。そして、このシリンダ1
6は上下に3段設けられているとともに、各段には左右
に一個ずつ、平面図視でVバンクをなすように配置さ
れ、総計6個設けられている。各シリンダ16には、ピ
ストン18が往復動自在に配置され、コンロッド19を
介してクランク軸7に連結されている。
【0012】このシリンダ16の燃焼室側を覆うシリン
ダヘッド21には、ソレノイド開閉式のインジェクタ2
3および点火プラグ24が設けられている。一方、2サ
イクルエンジン6のクランク室26には、スロットルボ
ディの吸気通路31が接続されている。このスロットル
ボディには、スロットルバルブ32が形成されており、
このスロットルバルブ32は、吸気通路31の吸気側に
配置され、空気流入量すなわち吸気量を調整している。
このスロットルバルブ32の前側すなわち船外機の前進
方向側(図2において上側、また、図4においては右
側)に、サイレンサー33が配置されている。このサイ
レンサー33の後面には、スロットルバルブ接続口33
aおよび空気吸込口33bが設けられている。スロット
ルバルブ接続口33aは上下方向に6個設けられ、この
スロットルバルブ接続口33aが各スロットルバルブ3
2の空気流入口32aに接続されている。そして、オイ
ルポンプ34がクランク室26内に潤滑オイルを噴射し
て供給している。さらに、吸気通路31には、クランク
室26との接続部分付近に、逆流防止用のリード弁36
が設けられている。
ダヘッド21には、ソレノイド開閉式のインジェクタ2
3および点火プラグ24が設けられている。一方、2サ
イクルエンジン6のクランク室26には、スロットルボ
ディの吸気通路31が接続されている。このスロットル
ボディには、スロットルバルブ32が形成されており、
このスロットルバルブ32は、吸気通路31の吸気側に
配置され、空気流入量すなわち吸気量を調整している。
このスロットルバルブ32の前側すなわち船外機の前進
方向側(図2において上側、また、図4においては右
側)に、サイレンサー33が配置されている。このサイ
レンサー33の後面には、スロットルバルブ接続口33
aおよび空気吸込口33bが設けられている。スロット
ルバルブ接続口33aは上下方向に6個設けられ、この
スロットルバルブ接続口33aが各スロットルバルブ3
2の空気流入口32aに接続されている。そして、オイ
ルポンプ34がクランク室26内に潤滑オイルを噴射し
て供給している。さらに、吸気通路31には、クランク
室26との接続部分付近に、逆流防止用のリード弁36
が設けられている。
【0013】次に、エンジン6への燃料系について説明
する。船外機が取り付けられている小型船舶等には主燃
料タンク41が設けられており、この主燃料タンク41
の燃料は、手動式の第1の低圧ポンプ42によりフィル
ター43を経て、第2の低圧ポンプ44に送られてい
る。この第2の低圧ポンプ44は、エンジン6のクラン
ク室26のパルス圧により駆動されるダイヤフラム式ポ
ンプであり、第1の低圧ポンプ42から送られた燃料
を、気液分離装置であるベーパーセパレータータンク4
5に送る。このベーパーセパレータータンク45内に
は、電動モーターにより駆動される燃料予圧ポンプ46
が配設され、この燃料予圧ポンプ46はベーパーセパレ
ータータンク45内の燃料を、約 2.5〜3.0kg/cm2 に加
圧して高圧ポンプ47に送る。また、燃料予圧ポンプ4
6にはベーパーセパレータータンク45への戻り配管4
8が接続されており、この戻り配管48には予圧圧力調
整弁49が配設されている。
する。船外機が取り付けられている小型船舶等には主燃
料タンク41が設けられており、この主燃料タンク41
の燃料は、手動式の第1の低圧ポンプ42によりフィル
ター43を経て、第2の低圧ポンプ44に送られてい
る。この第2の低圧ポンプ44は、エンジン6のクラン
ク室26のパルス圧により駆動されるダイヤフラム式ポ
ンプであり、第1の低圧ポンプ42から送られた燃料
を、気液分離装置であるベーパーセパレータータンク4
5に送る。このベーパーセパレータータンク45内に
は、電動モーターにより駆動される燃料予圧ポンプ46
が配設され、この燃料予圧ポンプ46はベーパーセパレ
ータータンク45内の燃料を、約 2.5〜3.0kg/cm2 に加
圧して高圧ポンプ47に送る。また、燃料予圧ポンプ4
6にはベーパーセパレータータンク45への戻り配管4
8が接続されており、この戻り配管48には予圧圧力調
整弁49が配設されている。
【0014】この高圧ポンプ47は燃料供給レール52
に接続されているとともに、高圧圧力調整弁54および
燃料冷却器56を介してベーパーセパレータータンク4
5に接続されており、燃料を約50〜70kg/cm2に加圧して
燃料供給レール52に供給している。燃料供給レール5
2は上下方向に延在し、各気筒のインジェクタ23が接
続されている。
に接続されているとともに、高圧圧力調整弁54および
燃料冷却器56を介してベーパーセパレータータンク4
5に接続されており、燃料を約50〜70kg/cm2に加圧して
燃料供給レール52に供給している。燃料供給レール5
2は上下方向に延在し、各気筒のインジェクタ23が接
続されている。
【0015】ところで、前述のサイレンサー33の空気
吸込口33bは、スロットルバルブ接続口33aの右側
すなわち右舷側に配設されるとともに、上下方向に細長
く形成されている。この空気吸込口33bに、遮音板6
2が回動軸63を中心として回動可能に設けられ、この
遮音板62にレバー66が固定されている。このレバー
66の端部が、ロッド67を介して、スロットルカム6
9に連結されており、このスロットルカム69は回動軸
69aを中心として回動する。そして、従来からよく知
られている様に、スロットルバルブ32の弁体32bの
軸32cが、カムピン70やレバーなどの連動機構を介
して、スロットルカム69と連動しており、スロットル
カム69が回動すると、スロットルバルブ32の弁体3
2bはスロットルカム69と連動して回動する。また、
スロットルカム69のレバー部69bは、連結ロッド7
1および揺動レバー72を介してスロットルワイヤー7
3に連結されている。この揺動レバー72は、揺動軸7
2aを中心として揺動する。そして、スロットルワイヤ
ー73は、操舵室や船外機の操舵ハンドルなどに設けら
れているスロットルレバーに接続されている。したがっ
て、操舵者が、スロットルレバーを操作すると、スロッ
トルワイヤー73、揺動レバー72、連結ロッド71、
スロットルカム69、ロッド67やレバー66などを介
して、スロットルバルブ32の弁体32bおよび遮音板
62を回動させることができ、弁体32bが開く方向に
回動している際には、遮音板62は開く方向に回動し、
一方、弁体32bが閉じる方向に回動している際には、
遮音板62は閉じる方向に回動している。この様にし
て、スロットルバルブ32の弁体32bの開度および遮
音板62の開度を調整することができる。
吸込口33bは、スロットルバルブ接続口33aの右側
すなわち右舷側に配設されるとともに、上下方向に細長
く形成されている。この空気吸込口33bに、遮音板6
2が回動軸63を中心として回動可能に設けられ、この
遮音板62にレバー66が固定されている。このレバー
66の端部が、ロッド67を介して、スロットルカム6
9に連結されており、このスロットルカム69は回動軸
69aを中心として回動する。そして、従来からよく知
られている様に、スロットルバルブ32の弁体32bの
軸32cが、カムピン70やレバーなどの連動機構を介
して、スロットルカム69と連動しており、スロットル
カム69が回動すると、スロットルバルブ32の弁体3
2bはスロットルカム69と連動して回動する。また、
スロットルカム69のレバー部69bは、連結ロッド7
1および揺動レバー72を介してスロットルワイヤー7
3に連結されている。この揺動レバー72は、揺動軸7
2aを中心として揺動する。そして、スロットルワイヤ
ー73は、操舵室や船外機の操舵ハンドルなどに設けら
れているスロットルレバーに接続されている。したがっ
て、操舵者が、スロットルレバーを操作すると、スロッ
トルワイヤー73、揺動レバー72、連結ロッド71、
スロットルカム69、ロッド67やレバー66などを介
して、スロットルバルブ32の弁体32bおよび遮音板
62を回動させることができ、弁体32bが開く方向に
回動している際には、遮音板62は開く方向に回動し、
一方、弁体32bが閉じる方向に回動している際には、
遮音板62は閉じる方向に回動している。この様にし
て、スロットルバルブ32の弁体32bの開度および遮
音板62の開度を調整することができる。
【0016】すなわち、図4に図示する様にスロットル
バルブ32の弁体32bおよび遮音板62が閉じている
状態において、スロットルレバーを操作して、スロット
ルワイヤー73を後方へ押し出す(図4において左側に
移動)と、揺動レバー72が時計方向に回動し、連結ロ
ッド71は後方へ移動する。それに伴って、スロットル
カム69が時計方向に回動し、ロッド67が後方へ移動
し、図5に図示する状態とする。このロッド67の移動
で、図2において、実線で図示するレバー66が時計方
向に回動し、遮音板62が破線の位置に移動して開く。
また、スロットルカム69の回動で、カムピン70など
の図示しない連動機構を介して、スロットルバルブ32
の弁体32bは開く。
バルブ32の弁体32bおよび遮音板62が閉じている
状態において、スロットルレバーを操作して、スロット
ルワイヤー73を後方へ押し出す(図4において左側に
移動)と、揺動レバー72が時計方向に回動し、連結ロ
ッド71は後方へ移動する。それに伴って、スロットル
カム69が時計方向に回動し、ロッド67が後方へ移動
し、図5に図示する状態とする。このロッド67の移動
で、図2において、実線で図示するレバー66が時計方
向に回動し、遮音板62が破線の位置に移動して開く。
また、スロットルカム69の回動で、カムピン70など
の図示しない連動機構を介して、スロットルバルブ32
の弁体32bは開く。
【0017】一方、スロットルレバーを操作して、スロ
ットルワイヤー73を手前側に引っ張ると、逆方向に移
動して、開いていた遮音板62が閉じるとともに、スロ
ットルバルブ32の弁体32bも閉じる。なお、図にお
いて、符号81の部材はスターターモーターである。
ットルワイヤー73を手前側に引っ張ると、逆方向に移
動して、開いていた遮音板62が閉じるとともに、スロ
ットルバルブ32の弁体32bも閉じる。なお、図にお
いて、符号81の部材はスターターモーターである。
【0018】前述のように、この実施の第1の形態で
は、スロットルバルブ32の弁体32bの開度が大きい
状態すなわち空気流入量が大きい際には、遮音板62の
開度も大きくなって、空気の流れを妨げない様にしてい
る。一方、スロットルバルブ32の弁体32bの開度が
小さい状態すなわち空気流入量が小さい際には、遮音板
62の開度は小さくなって、エンジン6内の音が外に漏
れない様にしている。ところで、エンジン6の回転数が
低い時には、クランク室26などの空気が、吸気通路3
1およびサイレンサー33を通って、サイレンサー33
の空気吸込口33bから外に排出されることがある。そ
して、この空気の流れにのって、オイルポンプ34から
クランク室26内に噴射された潤滑オイルが、サイレン
サー33の空気吸込口33bから外へ流出することがあ
る。しかしながら、この実施の第1の形態では、エンジ
ン6の回転数が低い時には、遮音板62の開度が小さい
ので、オイルポンプ34からクランク室26内に噴射さ
れた潤滑オイルがサイレンサー33の空気吸込口33b
から外へ流出することを、この遮音板62により極力防
止することができる。
は、スロットルバルブ32の弁体32bの開度が大きい
状態すなわち空気流入量が大きい際には、遮音板62の
開度も大きくなって、空気の流れを妨げない様にしてい
る。一方、スロットルバルブ32の弁体32bの開度が
小さい状態すなわち空気流入量が小さい際には、遮音板
62の開度は小さくなって、エンジン6内の音が外に漏
れない様にしている。ところで、エンジン6の回転数が
低い時には、クランク室26などの空気が、吸気通路3
1およびサイレンサー33を通って、サイレンサー33
の空気吸込口33bから外に排出されることがある。そ
して、この空気の流れにのって、オイルポンプ34から
クランク室26内に噴射された潤滑オイルが、サイレン
サー33の空気吸込口33bから外へ流出することがあ
る。しかしながら、この実施の第1の形態では、エンジ
ン6の回転数が低い時には、遮音板62の開度が小さい
ので、オイルポンプ34からクランク室26内に噴射さ
れた潤滑オイルがサイレンサー33の空気吸込口33b
から外へ流出することを、この遮音板62により極力防
止することができる。
【0019】そして、サイレンサー33のスロットルバ
ルブ接続口33aは、スロットルバルブ32の空気流入
口32aと接続され、また、サイレンサー33の空気吸
込口33bは、スロットルバルブ接続口33aの右また
は左側に設けられているとともに、後方に向かって開口
している。この様に、空気吸込口33bは後方に向かっ
て開口しているので、空気吸込口33bから漏れた音
は、前方に伝わることが少ない。したがって、船尾に船
外機が取付られている小型船舶などに、エンジン6の音
が伝わることを減少させることができる。また、空気吸
込口33bは上下方向に細長いので、サイレンサー33
の横幅を小さくする事ができるとともに、それにともな
って、船外機の横幅も小さくすることができる。
ルブ接続口33aは、スロットルバルブ32の空気流入
口32aと接続され、また、サイレンサー33の空気吸
込口33bは、スロットルバルブ接続口33aの右また
は左側に設けられているとともに、後方に向かって開口
している。この様に、空気吸込口33bは後方に向かっ
て開口しているので、空気吸込口33bから漏れた音
は、前方に伝わることが少ない。したがって、船尾に船
外機が取付られている小型船舶などに、エンジン6の音
が伝わることを減少させることができる。また、空気吸
込口33bは上下方向に細長いので、サイレンサー33
の横幅を小さくする事ができるとともに、それにともな
って、船外機の横幅も小さくすることができる。
【0020】次に、本発明における実施の第2の形態の
エンジンを搭載した船外機について説明する。図6は実
施の第2の形態のカウリング内の前部の一部切欠き平面
図である。図7はサイレンサーの後面図である。図8は
スロットルバルブ閉の状態におけるカウリング内の前部
の一部切欠き側面図である。図9は遮音板の作動を説明
するための説明図で、(a)が開いている状態での図、
(b)が閉じている状態での図である。なお、図8にお
いて、連結レバー87、連結ロッド89および駆動レバ
ー91などは、サイレンサー33の空気吸込口33bを
形成する部分の裏側に存在しているので、本来破線であ
るが、分かり易い様に実線で図示されている。また、こ
の実施の第2の形態の説明において、前記実施の第1の
形態の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付し
て、その詳細な説明は省略する。
エンジンを搭載した船外機について説明する。図6は実
施の第2の形態のカウリング内の前部の一部切欠き平面
図である。図7はサイレンサーの後面図である。図8は
スロットルバルブ閉の状態におけるカウリング内の前部
の一部切欠き側面図である。図9は遮音板の作動を説明
するための説明図で、(a)が開いている状態での図、
(b)が閉じている状態での図である。なお、図8にお
いて、連結レバー87、連結ロッド89および駆動レバ
ー91などは、サイレンサー33の空気吸込口33bを
形成する部分の裏側に存在しているので、本来破線であ
るが、分かり易い様に実線で図示されている。また、こ
の実施の第2の形態の説明において、前記実施の第1の
形態の構成要素に対応する構成要素には同一符号を付し
て、その詳細な説明は省略する。
【0021】実施の第2の形態においては、サイレンサ
ー33の空気吸込口33bは、後方に突出して形成され
ており、この上下方向に細長い空気吸込口33bに、複
数(たとえば、この実施の形態では3枚)の遮音板86
が上下方向に並設されている。この遮音板86の回動軸
86aは左右方向に配置されているとともに、連結レバ
ー87が固定して設けられている。そして、この連結レ
バー87の先端部は、連結ロッド89で連結されてい
る。また、一個の遮音板86(この実施の形態では最下
端の遮音板86)の回動軸86aには、駆動レバー91
が設けられ、この駆動レバー91の先端が、ロッド92
を介して、スロットルカム69に連結されている。スロ
ットルカム69は、前述の実施の第1の形態と同様に、
連結ロッド71、揺動レバー72およびスロットルワイ
ヤー73などを介してスロットルレバーに連結されてい
る。
ー33の空気吸込口33bは、後方に突出して形成され
ており、この上下方向に細長い空気吸込口33bに、複
数(たとえば、この実施の形態では3枚)の遮音板86
が上下方向に並設されている。この遮音板86の回動軸
86aは左右方向に配置されているとともに、連結レバ
ー87が固定して設けられている。そして、この連結レ
バー87の先端部は、連結ロッド89で連結されてい
る。また、一個の遮音板86(この実施の形態では最下
端の遮音板86)の回動軸86aには、駆動レバー91
が設けられ、この駆動レバー91の先端が、ロッド92
を介して、スロットルカム69に連結されている。スロ
ットルカム69は、前述の実施の第1の形態と同様に、
連結ロッド71、揺動レバー72およびスロットルワイ
ヤー73などを介してスロットルレバーに連結されてい
る。
【0022】そして、図8および図9(b)に図示する
様にスロットルバルブ32の弁体32bおよび遮音板8
6が閉じている状態において、スロットルレバーを操作
して、スロットルワイヤー73を後方へ押し出す(図8
および図9において左側に移動)と、揺動レバー72が
時計方向に回動し、連結ロッド71は後方へ移動する。
それに伴って、スロットルカム69が時計方向に回動
し、ロッド92が後方へ移動する。このロッド92の移
動で、駆動レバー91および連結レバー87が反時計方
向に回動し、それに伴って一番下側の遮音板86が反時
計方向に回動して開く。また、他の遮音板86も連結ロ
ッド89および連結レバー87により連動して反時計方
向に回動して開く。そして、図9(a)に図示する様な
状態となる。また、実施の第1の形態と同様にして、ス
ロットルカム69の回動で、カムピン70などの図示し
ない連動機構を介して、スロットルバルブ32の弁体3
2bは開く。
様にスロットルバルブ32の弁体32bおよび遮音板8
6が閉じている状態において、スロットルレバーを操作
して、スロットルワイヤー73を後方へ押し出す(図8
および図9において左側に移動)と、揺動レバー72が
時計方向に回動し、連結ロッド71は後方へ移動する。
それに伴って、スロットルカム69が時計方向に回動
し、ロッド92が後方へ移動する。このロッド92の移
動で、駆動レバー91および連結レバー87が反時計方
向に回動し、それに伴って一番下側の遮音板86が反時
計方向に回動して開く。また、他の遮音板86も連結ロ
ッド89および連結レバー87により連動して反時計方
向に回動して開く。そして、図9(a)に図示する様な
状態となる。また、実施の第1の形態と同様にして、ス
ロットルカム69の回動で、カムピン70などの図示し
ない連動機構を介して、スロットルバルブ32の弁体3
2bは開く。
【0023】一方、スロットルレバーを操作して、スロ
ットルワイヤー73を手前側に引っ張ると、逆方向に移
動して、開いていた遮音板86が閉じるとともに、スロ
ットルバルブ32の弁体32bも閉じる。
ットルワイヤー73を手前側に引っ張ると、逆方向に移
動して、開いていた遮音板86が閉じるとともに、スロ
ットルバルブ32の弁体32bも閉じる。
【0024】この実施の第2の形態においても、実施の
第1の形態と同様に、スロットルバルブ32の弁体32
bが開いている状態すなわち空気流入量が大きい際に
は、遮音板86も開いて、空気の流れを妨げない様にし
ている。一方、スロットルバルブ32の弁体32bが閉
じている状態すなわち空気流入量が小さい際には、遮音
板86は閉じて、エンジン6内の音が外に漏れない様に
しているとともに、潤滑オイルが、サイレンサー33の
空気吸込口33bから外へ流出することを極力防止して
いる。
第1の形態と同様に、スロットルバルブ32の弁体32
bが開いている状態すなわち空気流入量が大きい際に
は、遮音板86も開いて、空気の流れを妨げない様にし
ている。一方、スロットルバルブ32の弁体32bが閉
じている状態すなわち空気流入量が小さい際には、遮音
板86は閉じて、エンジン6内の音が外に漏れない様に
しているとともに、潤滑オイルが、サイレンサー33の
空気吸込口33bから外へ流出することを極力防止して
いる。
【0025】次に、本発明における実施の第3の形態の
エンジンを搭載した船外機について説明する。図10は
遮音板を制御する制御装置のフローチャートである。
エンジンを搭載した船外機について説明する。図10は
遮音板を制御する制御装置のフローチャートである。
【0026】実施の第3の形態においては、遮音板62
の開度は図1に図示する制御装置96により制御されて
いる。遮音板62は電動モーターなどの遮音板駆動装置
97で回動され、この遮音板駆動装置97には、制御装
置96から制御信号が出力されている。また、クランク
軸7には回転数検出装置98が設けられ、クランク軸7
の回転数すなわちエンジン6の回転数を検出している。
そして、回転数検出装置98は、検出したエンジン回転
数を制御装置96に出力している。
の開度は図1に図示する制御装置96により制御されて
いる。遮音板62は電動モーターなどの遮音板駆動装置
97で回動され、この遮音板駆動装置97には、制御装
置96から制御信号が出力されている。また、クランク
軸7には回転数検出装置98が設けられ、クランク軸7
の回転数すなわちエンジン6の回転数を検出している。
そして、回転数検出装置98は、検出したエンジン回転
数を制御装置96に出力している。
【0027】そして、図10に図示する様に、ステップ
1において、回転数検出装置98がエンジン6の回転数
を検出し、制御装置96に出力する。ついで、ステップ
2に行く。制御装置96に設けられているRAMなどの
メモリーには、エンジン回転数と遮音板の開度との対応
表が予め設定されて記憶されている。この対応表では、
エンジン回転数が高い場合には、遮音板62の開度は大
きく、一方、エンジン回転数が低い場合には、遮音板6
2の開度は小さくなっている。そして、制御装置96
は、この対応表に基づいて、検出されたエンジン回転数
に対応する遮音板62の開度を決定する。そして、ステ
ップ3において、制御装置96は決定した開度を遮音板
駆動装置97に出力し、遮音板駆動装置97は入力され
た開度となるように遮音板62を回動する。ついで、ス
テップ1に戻る。
1において、回転数検出装置98がエンジン6の回転数
を検出し、制御装置96に出力する。ついで、ステップ
2に行く。制御装置96に設けられているRAMなどの
メモリーには、エンジン回転数と遮音板の開度との対応
表が予め設定されて記憶されている。この対応表では、
エンジン回転数が高い場合には、遮音板62の開度は大
きく、一方、エンジン回転数が低い場合には、遮音板6
2の開度は小さくなっている。そして、制御装置96
は、この対応表に基づいて、検出されたエンジン回転数
に対応する遮音板62の開度を決定する。そして、ステ
ップ3において、制御装置96は決定した開度を遮音板
駆動装置97に出力し、遮音板駆動装置97は入力され
た開度となるように遮音板62を回動する。ついで、ス
テップ1に戻る。
【0028】この実施の第3の形態においては、エンジ
ン6の回転数が高い状態すなわち空気流入量が比較的大
きい際には、遮音板62の開度は大きく、空気の流れを
妨げない様にしている。一方、エンジン6の回転数が低
い状態すなわち空気流入量が比較的小さい際には、遮音
板86の開度は小さく、エンジン6内の音が外に漏れな
い様にしているとともに、潤滑オイルが、サイレンサー
33の空気吸込口33bから外へ流出することを極力防
止している。
ン6の回転数が高い状態すなわち空気流入量が比較的大
きい際には、遮音板62の開度は大きく、空気の流れを
妨げない様にしている。一方、エンジン6の回転数が低
い状態すなわち空気流入量が比較的小さい際には、遮音
板86の開度は小さく、エンジン6内の音が外に漏れな
い様にしているとともに、潤滑オイルが、サイレンサー
33の空気吸込口33bから外へ流出することを極力防
止している。
【0029】以上、本発明の実施の形態を詳述したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態においては、エンジン6は2サイクル
6気筒であるが、エンジンの形式や気筒数は適宜変更可
能である。たとえば、4サイクルや、単気筒などでも可
能である。ただし、2サイクルエンジンに最適である。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、
種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を
下記に例示する。 (1)実施の形態においては、エンジン6は2サイクル
6気筒であるが、エンジンの形式や気筒数は適宜変更可
能である。たとえば、4サイクルや、単気筒などでも可
能である。ただし、2サイクルエンジンに最適である。
【0030】(2)実施の形態においては、遮音板は、
エンジン回転数またはスロットルバルブの開度の何れか
一方に連動しているが、エンジン回転数およびスロット
ルバルブの開度の両者に関連付けて連動させることも可
能である。 (3)実施の形態においては、遮音板の駆動機構は、適
宜変更可能で、リンク、油圧回路、ワイヤ、電気回路な
ど適宜選択可能である。
エンジン回転数またはスロットルバルブの開度の何れか
一方に連動しているが、エンジン回転数およびスロット
ルバルブの開度の両者に関連付けて連動させることも可
能である。 (3)実施の形態においては、遮音板の駆動機構は、適
宜変更可能で、リンク、油圧回路、ワイヤ、電気回路な
ど適宜選択可能である。
【0031】(4)実施の形態においては、サイレンサ
ー33の空気吸込口33bは、スロットルバルブ接続口
33aの右側すなわち右舷側に配設されているが、空気
吸込口33bの配置は適宜変更可能である。たとえば、
スロットルバルブ接続口33aの左側に配設することも
可能である。 (5)実施の形態においては、エンジンは船外機に搭載
されているが、エンジンを他の用途に使用することも可
能である。たとえば、車両などに搭載したり、発電機な
どの駆動源としたりすることができる。
ー33の空気吸込口33bは、スロットルバルブ接続口
33aの右側すなわち右舷側に配設されているが、空気
吸込口33bの配置は適宜変更可能である。たとえば、
スロットルバルブ接続口33aの左側に配設することも
可能である。 (5)実施の形態においては、エンジンは船外機に搭載
されているが、エンジンを他の用途に使用することも可
能である。たとえば、車両などに搭載したり、発電機な
どの駆動源としたりすることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、遮音板がサイレンサー
の空気吸込口を開閉している。したがって、遮音板の開
度を小さくして、エンジン内の音がサイレンサーの空気
吸込口から漏れることを防止することができる。しか
も、エンジンへの空気流入量を増大する必要がある場合
には、遮音板の開度を大きくして、遮音板が空気の流れ
を妨げることを防止することができる。
の空気吸込口を開閉している。したがって、遮音板の開
度を小さくして、エンジン内の音がサイレンサーの空気
吸込口から漏れることを防止することができる。しか
も、エンジンへの空気流入量を増大する必要がある場合
には、遮音板の開度を大きくして、遮音板が空気の流れ
を妨げることを防止することができる。
【0033】また、遮音板がスロットルバルブと連動
し、スロットルバルブの開度が大きい場合には、遮音板
の開度は大きく、逆に、スロットルバルブの開度が小さ
い場合には、遮音板の開度は小さくなっていることがあ
る。そして、スロットルバルブの開度が小さく、空気流
入量が少なくてもよい場合には、遮音板の開度は小さく
して、エンジン内の音がサイレンサーの空気吸込口から
漏れることを防止することができる。しかも、逆に、ス
ロットルバルブの開度が大きく、空気流入量が必要な場
合には、遮音板の開度を大きくして、遮音板が空気の流
れを妨げることを防止することができる。
し、スロットルバルブの開度が大きい場合には、遮音板
の開度は大きく、逆に、スロットルバルブの開度が小さ
い場合には、遮音板の開度は小さくなっていることがあ
る。そして、スロットルバルブの開度が小さく、空気流
入量が少なくてもよい場合には、遮音板の開度は小さく
して、エンジン内の音がサイレンサーの空気吸込口から
漏れることを防止することができる。しかも、逆に、ス
ロットルバルブの開度が大きく、空気流入量が必要な場
合には、遮音板の開度を大きくして、遮音板が空気の流
れを妨げることを防止することができる。
【0034】そして、エンジンのクランク軸が上下方向
に延在し、また、サイレンサーの空気吸込口が上下方向
に長く形成され、かつ、遮音板が上下方向の回動軸を中
心として回動して、空気吸込口を開閉している場合があ
る。この様な場合には、サイレンサーの空気吸込口およ
び遮音板の横幅を小さくできる。それに伴って、エンジ
ンの横幅もコンパクトにすることができる。
に延在し、また、サイレンサーの空気吸込口が上下方向
に長く形成され、かつ、遮音板が上下方向の回動軸を中
心として回動して、空気吸込口を開閉している場合があ
る。この様な場合には、サイレンサーの空気吸込口およ
び遮音板の横幅を小さくできる。それに伴って、エンジ
ンの横幅もコンパクトにすることができる。
【0035】さらに、遮音板がエンジン回転数と連動
し、エンジン回転数が高い場合には、遮音板の開度は大
きく、逆に、エンジン回転数が低い場合には、遮音板の
開度は小さくなっていることがある。そして、エンジン
回転数が低く、空気流入量が少なくてもよい場合には、
遮音板の開度は小さくして、エンジン内の音がサイレン
サーの空気吸込口から漏れることを防止することができ
る。しかも、逆に、エンジン回転数が高く、空気流入量
が必要な場合には、遮音板の開度を大きくして、遮音板
が空気の流れを妨げることを防止することができる。
し、エンジン回転数が高い場合には、遮音板の開度は大
きく、逆に、エンジン回転数が低い場合には、遮音板の
開度は小さくなっていることがある。そして、エンジン
回転数が低く、空気流入量が少なくてもよい場合には、
遮音板の開度は小さくして、エンジン内の音がサイレン
サーの空気吸込口から漏れることを防止することができ
る。しかも、逆に、エンジン回転数が高く、空気流入量
が必要な場合には、遮音板の開度を大きくして、遮音板
が空気の流れを妨げることを防止することができる。
【図1】図1は本発明にかかるエンジンを搭載した船外
機の模式図で、(a)が燃料系の回路図、(b)がエン
ジンの断面図、(c)が船外機の側面図である。
機の模式図で、(a)が燃料系の回路図、(b)がエン
ジンの断面図、(c)が船外機の側面図である。
【図2】図2はカウリング内の前部の一部切欠き平面図
である。
である。
【図3】図3はサイレンサーの後面図である。
【図4】図4はスロットルバルブ閉の状態におけるカウ
リング内の前部の側面図である。
リング内の前部の側面図である。
【図5】図5はスロットルバルブ開の状態におけるカウ
リング内の前部の側面図である。
リング内の前部の側面図である。
【図6】図6は実施の第2の形態のカウリング内の前部
の一部切欠き平面図である。
の一部切欠き平面図である。
【図7】図7はサイレンサーの後面図である。
【図8】図8はスロットルバルブ閉の状態におけるカウ
リング内の前部の一部切欠き側面図である。
リング内の前部の一部切欠き側面図である。
【図9】図9は遮音板の作動を説明するための説明図
で、(a)が開いている状態での図、(b)が閉じてい
る状態での図である。
で、(a)が開いている状態での図、(b)が閉じてい
る状態での図である。
【図10】図10は遮音板を制御する制御装置のフロー
チャートである。
チャートである。
6 エンジン 7 クランク軸 32 スロットルバルブ 33 サイレンサー 33b 空気吸込口 62 遮音板 63 遮音板の回動軸 86 遮音板
Claims (4)
- 【請求項1】 エンジンに供給される空気の流入量を調
整するスロットルバルブと、 このスロットルバルブの空気流入側に接続されているサ
イレンサーと、 このサイレンサーの空気吸込口に設けられ、この空気吸
込口を開閉している遮音板とを備えているエンジン。 - 【請求項2】 前記遮音板はスロットルバルブと連動
し、スロットルバルブの開度が大きい場合には、遮音板
の開度は大きく、逆に、スロットルバルブの開度が小さ
い場合には、遮音板の開度は小さくなっていることを特
徴とする請求項1記載のエンジン。 - 【請求項3】 前記エンジンのクランク軸は上下方向に
延在し、 前記サイレンサーの空気吸込口は、上下方向に長く形成
され、 かつ、前記遮音板は、上下方向の回動軸を中心として回
動して、空気吸込口を開閉していることを特徴とする請
求項1または2記載のエンジン。 - 【請求項4】 前記遮音板がエンジン回転数と連動し、
エンジン回転数が高い場合には、遮音板の開度は大き
く、逆に、エンジン回転数が低い場合には、遮音板の開
度は小さくなっていることを特徴とする請求項1、2ま
たは3記載のエンジン。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10110118A JPH11294277A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | エンジン |
US09/286,765 US6125820A (en) | 1998-04-07 | 1999-04-06 | Throttle control for outboard motor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10110118A JPH11294277A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | エンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11294277A true JPH11294277A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14527502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10110118A Pending JPH11294277A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | エンジン |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6125820A (ja) |
JP (1) | JPH11294277A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100993741B1 (ko) | 2004-11-25 | 2010-11-11 | 현대자동차주식회사 | 스톱퍼 기능을 가진 레버가 장착된 사이런서 |
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---|---|---|---|---|
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US6543429B2 (en) | 2000-07-14 | 2003-04-08 | Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha | Air induction system for engine |
US6588388B2 (en) | 2000-09-26 | 2003-07-08 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Air induction system for engine |
US6739313B2 (en) | 2000-10-11 | 2004-05-25 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Air induction system for multi-cylinder engine |
JP4442847B2 (ja) * | 2000-12-22 | 2010-03-31 | ヤマハ発動機株式会社 | 船外機用エンジンの吸気管長可変装置 |
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JP3974424B2 (ja) * | 2002-02-22 | 2007-09-12 | 本田技研工業株式会社 | 船外機 |
DE10251117A1 (de) * | 2002-11-02 | 2004-05-19 | Deutsche Montan Technologie Gmbh | Vorrrichtung zum Erzeugen eines Frequenzspektrums in einer Rohrleitung |
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Family Cites Families (6)
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