JPH1129313A - 活性炭、活性炭紙および活性炭臭の抑制方法 - Google Patents
活性炭、活性炭紙および活性炭臭の抑制方法Info
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- JPH1129313A JPH1129313A JP9202204A JP20220497A JPH1129313A JP H1129313 A JPH1129313 A JP H1129313A JP 9202204 A JP9202204 A JP 9202204A JP 20220497 A JP20220497 A JP 20220497A JP H1129313 A JPH1129313 A JP H1129313A
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- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
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Abstract
いる。ポリビニルアルコールの含有量は、例えば0.0
1〜2重量%である。
Description
気が抑制された活性炭に関する。
有していることから、煙草臭などの臭気、並びにダニや
カビなどの浮遊物を除去可能な空気清浄機や脱臭機能付
エアコンなどの空気清浄用フィルター素材として広く用
いられている。
ち炭香を有している。この炭香は、甘酸っぱい臭いであ
り、活性炭自体から発生するものであるが、活性炭から
継続的に発生し、場合によっては増幅される場合があ
る。このため、活性炭を用いたフィルターは、各種の臭
気や浮遊物を効果的に除去することができるものの、同
時に炭香を放散させることになる。放散された炭香は、
感じ方に個人差があり、忌避される場合も多い。
々検討されている。例えば、特開平8−187074号
公報には、活性炭を用いたフィルターを製造するに当た
り、接着剤である熱可塑性樹脂を使用して炭香中の酸性
臭気成分を抑制する構成が示されているが、この構成で
は満足できる程度に炭香を抑制するのは困難である。
的に抑制することにある。
ビニルアルコールを含んでいる。ここで、ポリビニルア
ルコールの含有量は、例えば0.01〜2重量%であ
る。また、この活性炭は、例えば、リン酸を1〜20重
量%さらに含んでいる。さらに、この活性炭は、例え
ば、p−トルイジンおよびアニリンのうちの少なくとも
一つを1〜20重量%さらに含んでいる。
ルコールを0.01〜2重量%と、2種以上の添加剤を
含有する添加剤混合物とを含み、平均細孔径が少なくと
も9オングストロームに設定されている。ここで、添加
剤混合物は、例えば、p−トルイジンとリン酸との混合
物およびアニリンとリン酸との混合物のうちの一方であ
る。
と、活性炭に対して0.1〜5重量%のポリビニルアル
コールとを含んでいる。
ビニルアルコールを用いて活性炭を処理する工程を含ん
でいる。
がら系、石炭ピッチ系、ポリアクリロニトリル系、セル
ロース系およびピッチ系などの種々の原料から製造され
る各種のものである。また、活性炭の形態は、特に限定
されるものではなく、例えば粒状、粉末状、繊維状など
の各種である。
ストロームの平均細孔径を有するものが好ましい。平均
細孔径が6オングストローム未満の場合は、後述するポ
リビニルアルコールの造膜作用により平均細孔径が小さ
くなり過ぎ、活性炭が所要の吸着特性や脱臭特性を発揮
しにくくなる場合がある。特に、後述するような各種の
添加剤を併用して活性炭に化学吸着特性を付与しようと
する場合は、活性炭の細孔内に添加剤が付与されにくく
なり、目的とする化学吸着特性が発揮されにくい場合が
ある。
混合物を用いて活性炭に化学吸着特性を付与しようとす
る場合、上述と同様の理由により、活性炭の平均細孔径
は少なくとも9オングストロームであることが好まし
い。
を含んでおり、これにより炭香の放散が効果的に抑制さ
れている。ここで、ポリビニルアルコールは、通常、細
孔の内部表面を含む活性炭の表面をコーティングするよ
うにして活性炭に配置されている。
は、造膜性を有するものであれば特に限定されるもので
はないが、活性炭に対して水溶液の状態で適用し易いこ
とから水に対する溶解度の大きなものが好ましい。具体
的には、ケン化度が50〜100mol%のものが好ま
しく、70〜90mol%のものがより好ましい。ケン
化度が50mol%未満の場合は、溶解性および造膜性
が低下し、活性炭から放散される炭香を効果的に抑制で
きないおそれがある。逆に、ケン化度が100mol%
を超えると、水に対する溶解度が低下する。
コールの量は、通常、0.01〜2重量%に設定するの
が好ましい。この含有量が0.01重量%以下の場合
は、活性炭から放散される炭香を効果的に抑制できない
おそれがある。逆に、含有量が2重量%以上の場合は、
活性炭が所要の脱臭特性や吸着特性を発揮しにくくなる
おそれがある。
ニルアルコールにより処理すると製造することができ
る。ここでの処理方法としては、例えば、ポリビニルア
ルコール水溶液を調製し、この水溶液を活性炭に対して
噴霧する方法、或いはポリビニルアルコール水溶液中に
活性炭を浸漬する方法などを採用することができる。な
お、これらの方法により活性炭に対して適用されたポリ
ビニルアルコール水溶液の水分は、通常の乾燥手法によ
り除去するのが好ましい。
の表面を含む表面がポリビニルアルコールの膜によりコ
ーティングされることになるため、活性炭から発生する
炭香はポリビニルアルコールの膜により放散を抑制され
る。この結果、活性炭は炭香が抑制されることになる。
また、このような活性炭では、臭気成分等の被吸着物質
が直接に活性炭表面や活性炭中にふくまれる金属不純物
と接触しにくくなるので、このような被吸着物質が活性
炭や金属不純物により酸化・還元されるのが防止され
る。
コールの他に、リン酸をさらに含んでいてもよい。リン
酸を含む場合、本発明の活性炭は、炭香を抑制しつつ塩
基性ガスの除去性能を高めることができる。なお、リン
酸の含有量は、通常、活性炭の1〜20重量%に設定す
るのが好ましく、3〜15重量%に設定するのがより好
ましい。この含有量が1重量%未満の場合は、活性炭が
所要の塩基性ガス除去性能を発揮しない場合がある。逆
に、20重量%を超える場合は、活性炭細孔を塞ぎ、吸
着量が低下するおそれがある。活性炭にリン酸を含有さ
せる方法としては、例えば、上述のポリビニルアルコー
ル水溶液中にリン酸を予め添加しておく方法を採用する
ことができる。
ルアルコールの他に、化学吸着機能を高めるための各種
のアミン化合物をさらに含んでいてもよい。特に、アミ
ン化合物としてp−トルイジンやアニリンを含む場合、
本発明の活性炭は、炭香を抑制しつつ酸、塩基およびア
ルデヒド類(殊に、アルデヒド類)の除去性能を高める
ことができる。したがって、このようなアミン化合物を
含む活性炭は、アセトアルデヒド、酢酸およびアンモニ
アを主成分とする煙草臭を効果的に除去するために有効
である。なお、上述のアミン化合物は、2種以上のもの
が併用されてもよい。
常、活性炭の1〜20重量%に設定するのが好ましく、
3〜10重量%に設定するのがより好ましい。この含有
量が1重量%未満の場合は、活性炭が所要の化学吸着機
能を発揮しない場合がある。逆に、20重量%を超える
場合は、活性炭細孔を塞ぎ、吸着量が低下するおそれが
ある。活性炭に上述のようなアミン化合物を含有させる
方法としては、例えば、上述のポリビニルアルコール水
溶液中に所定のアミン化合物を予め添加しておく方法を
採用することができる。
ルコールの他に、2種以上の添加剤、例えば、上述のよ
うなリン酸とアミン化合物とを同時に含んでいてもよ
い。この場合、活性炭は、各添加材により得られる機能
を同時に発揮することができる。例えば、添加剤として
リン酸とアミン化合物とを同時に含む場合は、リン酸に
よる塩基性ガス除去性能と、アミン化合物による上述の
化学吸着機能とを同時に発揮することができる。したが
って、このような活性炭は、例えば上述のような成分を
含む煙草臭をより効果的に除去するために特に有効であ
る。なお、添加剤の組み合わせは、例えば、リン酸とp
−トルイジンとの組み合わせ、またはリン酸とアニリン
との組み合わせが好ましい。
径は少なくとも9オングストロームであることが好まし
い。平均細孔径が9オングストローム未満の場合は、ポ
リビニルアルコールによる膜のために平均細孔径がより
小さくなるので、細孔内に2種以上の添加剤が同時に配
置されにくくなり、活性炭が目的とする機能を発揮しに
くくなる場合がある。
アルコールとを含んでいる。ここで用いられる活性炭
は、上述のような一般的な原料からなる活性炭であり、
好ましくは繊維状のものである。また、補強材は、抄紙
時に通常用いられる各種のものであり、具体的には麻、
ポリエステル樹脂繊維、ポリプロピレン樹脂繊維などの
繊維である。
に紙力増強剤としての効果を発揮させるために、水に対
する溶解度の小さなものを用いるのが好ましい。具体的
には、ケン化度が1〜70mol%のものを用いるのが
好ましく、5〜50mol%のものを用いるのがより好
ましい。ケン化度が70mol%以上の場合は、水に対
する溶解度が大きくなり過ぎ、紙力補強剤としての効果
が発揮されにくくなる。逆に、ケン化度が1mol%未
満の場合は、造膜効果が得られにくい。
に対して0.1〜10重量%に設定するのが好ましく、
0.5〜5重量%に設定するのがより好ましい。使用量
が0.1重量%以下の場合は、紙力補強効果が不十分に
なり易く、また、活性炭紙の炭香を十分に抑制できない
場合がある。逆に、使用量が10重量以上の場合は、活
性炭紙が所要の吸着機能を発揮しにくくなる場合があ
る。
材およびポリビニルアルコールを含む原料を調製し、こ
れを抄紙すると製造することができる。また、上述の活
性炭と補強材とを含む原料を調製し、これを抄紙した後
にポリビニルアルコール水溶液を噴霧することにより製
造することもできる。なお、補強材とポリビニルアルコ
ールとを含む原料又は噴霧するポリビニルアルコール水
溶液中にリン酸や上述のアミン化合物を上述と同様の条
件で添加しておくと、活性炭紙に塩基性ガス除去性能や
化学吸着機能を付与することができる。
揮し、かつ活性炭特有の炭香が抑制される。したがっ
て、この活性炭紙は、空気清浄機やエアコンの脱臭用フ
ィルター用として用いられると有効である。このような
脱臭用フィルターとして用いられる場合、活性炭紙は、
通常プリーツ状に折り曲げられて通気断面積が大きくな
るように設定される。
を抑制するための方法である。この方法を適用すること
ができる活性炭は、特に限定されるものではなく、上述
のような各種の原料からなる各種の形態のものである。
用いて活性炭を処理する工程を含んでいる。ここで用い
られるポリビニルアルコールは、特に限定されるもので
はないが、活性炭に対して水溶液の状態で適用し易いも
の、すなわち水に対する溶解度の大きなものが好まし
い。具体的には、ケン化度が50〜100mol%のも
のが好ましく、70〜90mol%のものがより好まし
い。ケン化度が50mol%未満の場合は、造膜性が低
下し、活性炭から放散される炭香を効果的に抑制できな
いおそれがある。逆に、ケン化度が100mol%を超
えると、水に対する溶解度が低下して活性炭に対する適
用が困難になる。
活性炭に対して0.01〜2重量%に設定するのが好ま
しい。使用量が0.01重量%以下の場合は、活性炭か
ら放散される炭香を効果的に抑制できないおそれがあ
る。逆に、使用量が2重量%以上の場合は、活性炭の脱
臭特性や吸着特性を損なうおそれがある。
する方法としては、例えば、ポリビニルアルコール水溶
液を調製し、この水溶液を活性炭に対して噴霧する方
法、或いはポリビニルアルコール水溶液中に活性炭を浸
漬する方法などを採用することができる。なお、これら
の方法により活性炭に対して適用されたポリビニルアル
コール水溶液の水分は、通常の乾燥手法により除去する
のが好ましい。
活性炭は、細孔の内部の表面を含む表面がポリビニルア
ルコールの膜によりコーティングされることになるた
め、炭香の放散がポリビニルアルコールの膜により抑制
される。この結果、活性炭は炭香が抑制されることにな
る。
−318”:ケン化度=85〜90mol%、粘度(2
0℃:4%溶液)=20〜30cmポイズ)の0.1重
量%水溶液を調製し、これに石炭ピッチ系繊維状活性炭
(株式会社アドールの商品名“A−10”:公称比表面
積=1,000m2/g、平均細孔径=8オングストロ
ーム)を浸漬した。これにより、石炭ピッチ系繊維状活
性炭に対して0.1重量%(実施例1)、0.5重量%
(実施例2)または1重量%(実施例3)のポリビニル
アルコールを保持させた。
“A−10”:公称比表面積=1,000m2/g、平
均細孔径=8オングストローム)60重量部、補強繊維
としてのポリエチレンテレフタレート樹脂繊維20重量
部、および麻20重量部からなる混合物を調製し、この
混合物を抄紙して活性炭紙を製造した。この活性炭紙に
ポリビニルアルコール(クラレ株式会社の商品名“KL
−318”:ケン化度=85〜90mol%、粘度(2
0℃:4%溶液)=20〜30cmポイズ)の0.1重
量%水溶液を均一に噴霧し、ポリビニルアルコールの付
着量が0.1重量%(実施例4)、0.5重量%(実施
例5)または1重量%(実施例6)になるよう設定した
後に乾燥した。
“A−10”:公称比表面積=1,000m2/g、平
均細孔径=8オングストローム)60重量部、補強繊維
としてのポリエチレンテレフタレート樹脂繊維20重量
部、麻20重量部およびポリビニルアルコール(クラレ
株式会社の商品名“KL−318”:ケン化度=85〜
90mol%、粘度(20℃:4%溶液)=20〜30
cmポイズ)0.5重量部(実施例7)、2重量部(実
施例8)または5重量部(実施例9)からなる混合物を
調製し、この混合物を抄紙してポリビニルアルコールを
0.5重量%(実施例7)、2重量%(実施例8)およ
び4.7重量%(実施例9)それぞれ含む活性炭紙を製
造した。
着後の濃度が5重量%になるようリン酸を予め添加した
点を除いて実施例4〜6と同様に操作し、リン酸が5重
量%さらに付着した活性炭紙を製造した。
重量%になるように調整したリン酸液を噴霧し、リン酸
を5重量%さらに含む活性炭紙を製造した。
%になるように調整したp−トルイジン液を噴霧し、p
−トルイジンを5重量%さらに含む活性炭紙を製造し
た。
%になるように調整したアニリン液を噴霧し、アニリン
を7重量%さらに含む活性炭紙を製造した。
−318”:ケン化度=85〜90mol%、粘度(2
0℃:4%溶液)=20〜30cmポイズ)の0.1重
量%水溶液を調製し、これに石炭ピッチ系繊維状活性炭
(株式会社アドールの商品名“A−15”:公称比表面
積=1,500m2/g、平均細孔径=9オングストロ
ーム)を浸漬した。これにより、石炭ピッチ系繊維状活
性炭に対して0.5重量%のポリビニルアルコールを保
持させた。
維状活性炭に対し、p−トルイジン:リン酸が付着後に
7:5の重量割合になるよう設定された添加剤を噴霧
し、活性炭に対してp−トルイジンを7重量%およびリ
ン酸を5重量%それぞれ付着させた。
“A−15”:公称比表面積=1,500m2/g、平
均細孔径=9オングストローム)40重量部、補強繊維
としてのポリエチレンテレフタレート樹脂繊維20重量
部、麻20重量部およびポリビニルアルコール(クラレ
株式会社の商品名“KL−318”:ケン化度=85〜
90mol%、粘度(20℃:4%溶液)=20〜30
cmポイズ)5重量部を混合して混合物を調製した。こ
の混合物を抄紙し、ポリビニルアルコールを0.5重量
%含有する活性炭紙を製造した。
し、p−トルイジン:リン酸が付着後に7:5の重量割
合になるよう設定された添加剤を噴霧し、活性炭紙に対
してp−トルイジンを7重量%およびリン酸を5重量%
それぞれ付着させた。
例1)および2重量%(比較例2)に変更した点を除い
て実施例1〜3の場合と同様にし、石炭ピッチ系繊維状
活性炭を得た。
例3)および2重量%(比較例4)となるように変更し
た点を除いて実施例4の場合と同様にし、活性炭紙を得
た。
例5)および10重量部(比較例6)とした点を除いて
実施例7の場合と同様にし、ポリビニルアルコールを
0.05重量部(比較例5)および9.1重量部(比較
例6)それぞれ含む活性炭紙を得た。
5重量%になるようリン酸を予め添加した点を除いて比
較例2と同様に操作し、リン酸が5重量%さらに付着し
た石炭ピッチ系繊維状活性炭を製造した。
5重量%になるようリン酸を予め添加した点を除いて比
較例4と同様に操作し、リン酸が5重量%さらに付着し
た活性炭紙を製造した。
%になるように調整したリン酸液を噴霧し、リン酸を5
重量%さらに含む活性炭紙を製造した。
ルイジン:リン酸が7:5の重量割合に設定された添加
剤をさらに添加した点を除いて実施例4と同様に操作
し、活性炭紙を製造した。これにより、p−トルイジン
を7重量%およびリン酸を5重量%それぞれ含む活性炭
紙を得た。
が7:5の重量割合に設定された添加剤を噴霧した点を
除いて実施例7と同様に操作し、活性炭紙を製造した。
これにより、p−トルイジンを7重量%およびリン酸を
5重量%それぞれ含む活性炭紙を得た。
“A−10”:公称比表面積=1,000m2/g、平
均細孔径=8オングストローム)をリン酸水溶液中に浸
漬した。これにより、リン酸を5重量%含む繊維状活性
炭を得た。
“A−10”:公称比表面積=1,000m2/g、平
均細孔径=8オングストローム)をp−トルイジン:リ
ン酸が7:5の重量割合に設定された添加剤中に浸漬し
た。これにより、p−トルイジンを7重量%およびリン
酸を5重量%それぞれ含む繊維状活性炭を得た。
活性炭紙について、脱臭性能および炭香の程度を評価し
た。脱臭性能は、0.5gの被検体を用い、これに対す
る煙草臭の成分であるアンモニア(濃度=10pp
m)、酢酸(濃度=10ppm)およびアセトアルデヒ
ド(濃度=10ppm)の平衡吸着量に基づいて評価し
た。
た空気清浄機から排出される空気中に含まれるか否かを
3名のパネラーによる官能試験により評価した。また、
同様の空気清浄機を20m3の部屋に置き、3時間毎に
5本の煙草(日本たばこ産業株式会社の商品名“マイル
ドセブン”)を燃焼させて17時間経過後(合計燃焼煙
草本数=30本)に空気清浄機から排出される空気中の
臭気を3名のパネラーによる官能試験により評価した。
お、表1および表2には、石炭ピッチ系繊維状活性炭
(株式会社アドールの上述の商品名”A−10”(比較
例14)、同”A−15”(比較例15)および活性炭
紙(クラレ株式会社の商品名”クラシート”(比較例1
6)についても同様にして脱臭性能および炭香の有無を
評価した結果を示す。
ニルアルコールを含んでいるため、所要の吸着性能を維
持しつつ炭香が抑制される。
ルコールを含んでいるため、所要の吸着性能を維持しつ
つ炭香が抑制される。
は、活性炭をポリビニルアルコールにより処理している
ため、活性炭の吸着性能を損なわずに炭香などの活性炭
臭を効果的に抑制することができる。
Claims (8)
- 【請求項1】ポリビニルアルコールを含む活性炭。
- 【請求項2】前記ポリビニルアルコールの含有量が0.
01〜2重量%である、請求項1に記載の活性炭。 - 【請求項3】リン酸を1〜20重量%さらに含む、請求
項1または2に記載の活性炭。 - 【請求項4】p−トルイジンおよびアニリンのうちの少
なくとも一つを1〜20重量%さらに含む、請求項1ま
たは2に記載の活性炭。 - 【請求項5】ポリビニルアルコールを0.01〜2重量
%と、 2種以上の添加剤を含有する添加剤混合物とを含み、 平均細孔径が少なくとも9オングストロームに設定され
ている、活性炭。 - 【請求項6】前記添加剤混合物がp−トルイジンとリン
酸との混合物およびアニリンとリン酸との混合物のうち
の一方である、請求項5に記載の活性炭。 - 【請求項7】活性炭と、 補強材と、 前記活性炭に対して0.1〜10重量%のポリビニルア
ルコールと、を含む活性炭紙。 - 【請求項8】ポリビニルアルコールを用いて活性炭を処
理する工程を含む、活性炭臭の抑制方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9202204A JPH1129313A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 活性炭、活性炭紙および活性炭臭の抑制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9202204A JPH1129313A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 活性炭、活性炭紙および活性炭臭の抑制方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1129313A true JPH1129313A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16453696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9202204A Pending JPH1129313A (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 活性炭、活性炭紙および活性炭臭の抑制方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1129313A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012249742A (ja) * | 2011-06-01 | 2012-12-20 | Suminoe Textile Co Ltd | 難燃性消臭フィルター及びその製造方法 |
-
1997
- 1997-07-10 JP JP9202204A patent/JPH1129313A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012249742A (ja) * | 2011-06-01 | 2012-12-20 | Suminoe Textile Co Ltd | 難燃性消臭フィルター及びその製造方法 |
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