JPH11292786A - 抗腫瘍活性を有する薬剤 - Google Patents
抗腫瘍活性を有する薬剤Info
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- JPH11292786A JPH11292786A JP11039481A JP3948199A JPH11292786A JP H11292786 A JPH11292786 A JP H11292786A JP 11039481 A JP11039481 A JP 11039481A JP 3948199 A JP3948199 A JP 3948199A JP H11292786 A JPH11292786 A JP H11292786A
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- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K36/00—Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
- A61K36/06—Fungi, e.g. yeasts
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- A61K36/18—Magnoliophyta (angiosperms)
- A61K36/185—Magnoliopsida (dicotyledons)
- A61K36/23—Apiaceae or Umbelliferae (Carrot family), e.g. dill, chervil, coriander or cumin
- A61K36/232—Angelica
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P35/00—Antineoplastic agents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、植物成分からなり、抗腫瘍活性を
有するが、毒性の弱い薬剤を求める。 【解決手段】 このために、本発明は、霊芝、カワラタ
ケおよび朝鮮人参を10 :5 : 3の割合で含んでいる組成
物を提供する。
有するが、毒性の弱い薬剤を求める。 【解決手段】 このために、本発明は、霊芝、カワラタ
ケおよび朝鮮人参を10 :5 : 3の割合で含んでいる組成
物を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医学、特に腫瘍学
に関し、そして植物成分を含んでいる抗腫瘍活性を有す
る薬剤に関する。
に関し、そして植物成分を含んでいる抗腫瘍活性を有す
る薬剤に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】腫瘍学上の治療において用
いられている植物由来の調製品の中で、コルチカム属(C
olchicum) の種の最初のアルカロイドであり、植物Colc
hicum Magnificentから単離されたコルヒチンおよびコ
ルヒアミン(colchamine)が、注目されている(R.M.Sered
in, Drug Plants and Their Use, Stavropol, 1973, p
p.34-35) 。しかし、これらの毒性は比較的に高く、そ
してこれらを用いた場合、重症の合併症、例えば白血球
減少症、血小板減少症を発症する可能性がある(K.P. Be
litsky, Drug Plants and Cancer, Kiev, 1982, p.89 ;
E.M. Vermel, ComparativeEvaluation of Close-focus
Roentgenography and Treatment of Skin Cancer,Khim
iyama I Meditsina, 1956, pp.73-80)。
いられている植物由来の調製品の中で、コルチカム属(C
olchicum) の種の最初のアルカロイドであり、植物Colc
hicum Magnificentから単離されたコルヒチンおよびコ
ルヒアミン(colchamine)が、注目されている(R.M.Sered
in, Drug Plants and Their Use, Stavropol, 1973, p
p.34-35) 。しかし、これらの毒性は比較的に高く、そ
してこれらを用いた場合、重症の合併症、例えば白血球
減少症、血小板減少症を発症する可能性がある(K.P. Be
litsky, Drug Plants and Cancer, Kiev, 1982, p.89 ;
E.M. Vermel, ComparativeEvaluation of Close-focus
Roentgenography and Treatment of Skin Cancer,Khim
iyama I Meditsina, 1956, pp.73-80)。
【0003】ツルニチニチソウ(periwinkle)のアルカロ
イド、ビンブラスチン(rosevin, vinblastin) は、血液
肉腫(hematosarcoma) およびリンパ肉芽腫症(lymphogra
nulomatosis)の症例に用いられている。これは、実質的
に、白血球産生および血小板新生を抑制し、倦怠、食欲
減退、嘔吐、黄疸を引き起こす(M.D. Mashkovsky, Drug
s, 1985, v2, pp.464-466)。
イド、ビンブラスチン(rosevin, vinblastin) は、血液
肉腫(hematosarcoma) およびリンパ肉芽腫症(lymphogra
nulomatosis)の症例に用いられている。これは、実質的
に、白血球産生および血小板新生を抑制し、倦怠、食欲
減退、嘔吐、黄疸を引き起こす(M.D. Mashkovsky, Drug
s, 1985, v2, pp.464-466)。
【0004】しかし、より毒性が低い調製品は、抗腫瘍
活性の程度もより低い。シロヤドリギ(white mistleto
e) の水溶性抽出物を、乳ガンに対する抗腫瘍の調製品
として利用されることが知られているが、同時に、この
調製品の効果が弱いことも知られている(D. Kraft, Mun
h Med. Wchshr, 1980,87,pp.1305-1307)。
活性の程度もより低い。シロヤドリギ(white mistleto
e) の水溶性抽出物を、乳ガンに対する抗腫瘍の調製品
として利用されることが知られているが、同時に、この
調製品の効果が弱いことも知られている(D. Kraft, Mun
h Med. Wchshr, 1980,87,pp.1305-1307)。
【0005】
【発明の要旨】本発明の本質は、腫瘍を治療するため
に、霊芝、カワラタケおよび朝鮮人参を10 : 5 : 3の割
合で含んでいる組成物を提供することである。
に、霊芝、カワラタケおよび朝鮮人参を10 : 5 : 3の割
合で含んでいる組成物を提供することである。
【0006】
【発明の実施形態】本発明は、霊芝、カワラタケおよび
朝鮮人参を10 : 5 : 3の割合で含んでいる、腫瘍を治療
するための組成物を提供する。本薬剤を得るために、前
記材料を、1-2 mm3 のサイズの粒子にすりつぶす。500
mlの蒸留水を、この混合物に加える。環流濃縮器を用い
て、これを3時間沸騰した後、濾過し、そして24時間恒
温に保つ。
朝鮮人参を10 : 5 : 3の割合で含んでいる、腫瘍を治療
するための組成物を提供する。本薬剤を得るために、前
記材料を、1-2 mm3 のサイズの粒子にすりつぶす。500
mlの蒸留水を、この混合物に加える。環流濃縮器を用い
て、これを3時間沸騰した後、濾過し、そして24時間恒
温に保つ。
【0007】以下に、本組成物の調製に用いる成分の特
性を、簡単に示す。霊芝(reishi fungus, Ganoderma Lu
cidum)は、担子菌類の代表的な種である。これは、本
来、典型的な好木性の真菌である。この真菌は、うるし
で塗った様な、蝋の様な光沢がある傘および茎を有す
る。茎の長さは、15cmになる。この真菌の子実体の色
は、これが成長するに連れて、橙黄色から茶赤色および
赤ワイン色に変わる。この真菌は、切り株の上および病
気で弱った木の根元で、白いカビを形成して、成長する
(H. Kohda, Chem/Pharm Bull.,1985,33,No.4,p.1367)。
天然に生育した、茶赤色の真菌(成熟しているが、古く
なく、夏期に中国北部の森林で採取されたもの)を用い
て、研究を行った。子実体を、室温で、日陰で、換気し
ながら乾燥した。
性を、簡単に示す。霊芝(reishi fungus, Ganoderma Lu
cidum)は、担子菌類の代表的な種である。これは、本
来、典型的な好木性の真菌である。この真菌は、うるし
で塗った様な、蝋の様な光沢がある傘および茎を有す
る。茎の長さは、15cmになる。この真菌の子実体の色
は、これが成長するに連れて、橙黄色から茶赤色および
赤ワイン色に変わる。この真菌は、切り株の上および病
気で弱った木の根元で、白いカビを形成して、成長する
(H. Kohda, Chem/Pharm Bull.,1985,33,No.4,p.1367)。
天然に生育した、茶赤色の真菌(成熟しているが、古く
なく、夏期に中国北部の森林で採取されたもの)を用い
て、研究を行った。子実体を、室温で、日陰で、換気し
ながら乾燥した。
【0008】カワラタケ(kavaratake fungus, Corios V
erficolor)は、担子菌類の代表的な種である。これは、
日本西部(長野、四国、九州)で生育している。これ
は、本来、典型的な好木性の真菌であり、広葉樹に生育
している。夏期に採取され、室温で、日陰で、換気しな
がら乾燥した子実体を、実験に用いた。
erficolor)は、担子菌類の代表的な種である。これは、
日本西部(長野、四国、九州)で生育している。これ
は、本来、典型的な好木性の真菌であり、広葉樹に生育
している。夏期に採取され、室温で、日陰で、換気しな
がら乾燥した子実体を、実験に用いた。
【0009】朝鮮人参(gingseng root, Angerica Shiko
kiana Makino) は、山に自生する人参である。これは、
日本西部(長野、四国、九州)の山岳地帯に生育してい
る。成熟した植物の根茎を、夏期に採取して、そして室
温で、日陰で、換気しながら乾燥したものを実験に用い
た。
kiana Makino) は、山に自生する人参である。これは、
日本西部(長野、四国、九州)の山岳地帯に生育してい
る。成熟した植物の根茎を、夏期に採取して、そして室
温で、日陰で、換気しながら乾燥したものを実験に用い
た。
【0010】
【発明に関する実験の結果】本発明を本質的に開示する
ために、本発明の組成物に関する実験研究の結果を以下
に示す。 (1)BALB/c株の雄マウスにおける、ウイルス誘発性の
赤芽球性Rausher 白血病(erythroblastic Rausher leuk
osis) に対する、本発明の薬剤の効果。重さ22-24 g の
雄マウス40匹を実験に用いた。ウイルスを含んでいる血
清0.2mlを1:50に希釈して、全てのマウスに投与した
(0日目)。11日目に治療を開始した。治療開始時の脾
腫は、+1であった。
ために、本発明の組成物に関する実験研究の結果を以下
に示す。 (1)BALB/c株の雄マウスにおける、ウイルス誘発性の
赤芽球性Rausher 白血病(erythroblastic Rausher leuk
osis) に対する、本発明の薬剤の効果。重さ22-24 g の
雄マウス40匹を実験に用いた。ウイルスを含んでいる血
清0.2mlを1:50に希釈して、全てのマウスに投与した
(0日目)。11日目に治療を開始した。治療開始時の脾
腫は、+1であった。
【0011】実験動物による脾腫の測定は、触診による
半定量的方法に依った。脾臓を触知できない場合、脾腫
の指標を0とする。左下肋部のみに脾臓を触知できる場
合の指標を+1、脾臓の下端がへその位置まで来ている
場合の指標を+2とする。脾臓が完全に腹部左半分を占
めている場合の指標は+3であり、脾臓が同様に腹部右
半分にも広がっている場合、指標は+4である。
半定量的方法に依った。脾臓を触知できない場合、脾腫
の指標を0とする。左下肋部のみに脾臓を触知できる場
合の指標を+1、脾臓の下端がへその位置まで来ている
場合の指標を+2とする。脾臓が完全に腹部左半分を占
めている場合の指標は+3であり、脾臓が同様に腹部右
半分にも広がっている場合、指標は+4である。
【0012】治療として、37日間(すなわち47日目ま
で)毎日、1日あたり、各々63, 39,12 ml/kgの用量の
本発明の薬剤を経口投与した。全ての群で、脾腫は同じ
割合で成長し、実験23日目、すなわち治療開始13日目で
+4になった。
で)毎日、1日あたり、各々63, 39,12 ml/kgの用量の
本発明の薬剤を経口投与した。全ての群で、脾腫は同じ
割合で成長し、実験23日目、すなわち治療開始13日目で
+4になった。
【0013】この実験の結果を、以下の表1に示す。 表1:赤芽球性白血病(erythroblastic leukosis) を発
症したマウスの生存率に対する、本発明の薬剤の効果
症したマウスの生存率に対する、本発明の薬剤の効果
【表1】 注*ウイルコクソンのU検定における信頼度P<0.05
【0014】このデータから、本発明の薬剤は、40 ml/
kg以下の用量で、抗腫瘍活性を示すことが明らかにされ
た。これらの群のマウスは、脾腫を発症しているにも関
わらず、対照群のマウスよりも、実質的に長く生存した
ことは、注目してよい。対照群の最大生存期間(maximum
life expectancy) は、57日であり、試験群では、75-1
20日であった(図1および図2)。マウスにおける1日
間の生存期間は、ヒトにおいては35日間に相当すること
が知られている(Th. Bohm et al.,Nature,1997,27 No
v.,p.404-407) 。
kg以下の用量で、抗腫瘍活性を示すことが明らかにされ
た。これらの群のマウスは、脾腫を発症しているにも関
わらず、対照群のマウスよりも、実質的に長く生存した
ことは、注目してよい。対照群の最大生存期間(maximum
life expectancy) は、57日であり、試験群では、75-1
20日であった(図1および図2)。マウスにおける1日
間の生存期間は、ヒトにおいては35日間に相当すること
が知られている(Th. Bohm et al.,Nature,1997,27 No
v.,p.404-407) 。
【0015】(2)雄のC株マウスにおける、Tリンパ
腫P388による腹水性腫瘍の成長に対する、本発明の薬剤
の効果。試験群として、10-12 匹のマウスからなる群を
5群(合計54匹)用いて、実験を行った。対照群とし
て、20匹のマウスを用いた。
腫P388による腹水性腫瘍の成長に対する、本発明の薬剤
の効果。試験群として、10-12 匹のマウスからなる群を
5群(合計54匹)用いて、実験を行った。対照群とし
て、20匹のマウスを用いた。
【0016】対照群では、マウスの45%が、8から19日
目までの期間中に死亡した(図3)。次の様式で、試験
に用いた薬剤を試験群に投与した。 1) 0.75 ml/kg/day (1投与あたり、2%溶液0.3ml) 2) 1.5 ml/kg/day (1投与あたり、4%溶液0.3ml) 3) 7.5 ml/kg/day (1投与あたり、20% 溶液0.3ml) 4)37.5 ml/kg/day (1投与あたり、100%溶液0.3ml) 5)87.5 ml/kg/day (1投与あたり、100%溶液0.7ml)
目までの期間中に死亡した(図3)。次の様式で、試験
に用いた薬剤を試験群に投与した。 1) 0.75 ml/kg/day (1投与あたり、2%溶液0.3ml) 2) 1.5 ml/kg/day (1投与あたり、4%溶液0.3ml) 3) 7.5 ml/kg/day (1投与あたり、20% 溶液0.3ml) 4)37.5 ml/kg/day (1投与あたり、100%溶液0.3ml) 5)87.5 ml/kg/day (1投与あたり、100%溶液0.7ml)
【0017】本薬剤を、4日目から27日目まで(24日
間)投与した。全54匹のマウスにおいて、腹水の吸収が
見られた。本実験において、90日目まで、マウスは全く
死亡しなかった。この一連の実験から、本発明の薬剤を
利用することによって、腹水性リンパ腫P388を有するマ
ウスが、完全に回復することが示された。
間)投与した。全54匹のマウスにおいて、腹水の吸収が
見られた。本実験において、90日目まで、マウスは全く
死亡しなかった。この一連の実験から、本発明の薬剤を
利用することによって、腹水性リンパ腫P388を有するマ
ウスが、完全に回復することが示された。
【0018】
【発明の実施例および効果】本発明について、実施例を
示して、わかりやすく記載する。この実施例は、本発明
を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定する
ものではない。
示して、わかりやすく記載する。この実施例は、本発明
を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定する
ものではない。
【0019】実験1 重さ22-24 g の雄マウス10匹を実験に用いた。ウイルス
を含んでいる血清0.2mlを1:50に希釈して、全てのマウ
スに投与した(0日目)。11日目に治療を開始した。治
療開始時の脾腫は+1であった。治療として、37日間
(すなわち47日目まで)毎日、1日あたり、39 ml/kgの
用量の本発明の薬剤を経口投与した。
を含んでいる血清0.2mlを1:50に希釈して、全てのマウ
スに投与した(0日目)。11日目に治療を開始した。治
療開始時の脾腫は+1であった。治療として、37日間
(すなわち47日目まで)毎日、1日あたり、39 ml/kgの
用量の本発明の薬剤を経口投与した。
【0020】本発明の抗腫瘍薬剤を調製するために、霊
芝10g、カワラタケ5gおよび朝鮮人参3gを用いた。
本材料を、1-2 mm3 のサイズの粒子にすりつぶした。50
0 mlの蒸留水を、この混合物に加えた。環流濃縮器を用
いて、これを3時間沸騰した後、濾過し、そして24時間
恒温に保った。
芝10g、カワラタケ5gおよび朝鮮人参3gを用いた。
本材料を、1-2 mm3 のサイズの粒子にすりつぶした。50
0 mlの蒸留水を、この混合物に加えた。環流濃縮器を用
いて、これを3時間沸騰した後、濾過し、そして24時間
恒温に保った。
【0021】全ての群で、脾腫は同じ割合で成長し、実
験23日目で、すなわち治療開始13日目で+4になった。
本薬剤を、39 ml/kgの用量で投与した場合、平均生存期
間(average life expectancy) は45.4日であり、対照群
と比較すると22%増加した。
験23日目で、すなわち治療開始13日目で+4になった。
本薬剤を、39 ml/kgの用量で投与した場合、平均生存期
間(average life expectancy) は45.4日であり、対照群
と比較すると22%増加した。
【0022】実験2 20匹のマウスを試験に用いた。対照群として5匹のマウ
スを用いた。対照群では、マウスの45%が、8から19日
目までの期間中に死亡した(図3)。試験に用いた薬剤
を、37.5ml/kg/day (1投与あたり、100%溶液0.3ml)の
用量で試験群に投与した。
スを用いた。対照群では、マウスの45%が、8から19日
目までの期間中に死亡した(図3)。試験に用いた薬剤
を、37.5ml/kg/day (1投与あたり、100%溶液0.3ml)の
用量で試験群に投与した。
【0023】本発明の抗腫瘍薬剤を調製するために、霊
芝10g、カワラタケ5gおよび朝鮮人参3gを用いた。
本材料を、1-2 mm3 のサイズの粒子にすりつぶした。50
0 mlの蒸留水を、この混合物に加えた。環流濃縮器を用
いて、これを、3時間沸騰した後、濾過し、そして24時
間恒温に保った。
芝10g、カワラタケ5gおよび朝鮮人参3gを用いた。
本材料を、1-2 mm3 のサイズの粒子にすりつぶした。50
0 mlの蒸留水を、この混合物に加えた。環流濃縮器を用
いて、これを、3時間沸騰した後、濾過し、そして24時
間恒温に保った。
【0024】本抽出液を、4日目から27日目(24日間)
まで投与した。全てのマウスにおいて、腹水の吸収が見
られた。本実験において、90日目まで、マウスの死亡は
全く観察されなかった。
まで投与した。全てのマウスにおいて、腹水の吸収が見
られた。本実験において、90日目まで、マウスの死亡は
全く観察されなかった。
【0025】提示されたデータから、本発明の薬剤は、
信頼性のある抗腫瘍活性を有することがわかるが、本実
験から、本薬剤の毒性が弱いことがわかった。本薬剤を
60 ml/kg以上の用量で用いた場合、マウスの体重の実質
的な減少(20%以上)が見られ、実験3ヶ月目には、脱
毛症状が出現したが、試験した全ての用量において、本
発明の薬剤は、マウスを全く死亡させなかった。
信頼性のある抗腫瘍活性を有することがわかるが、本実
験から、本薬剤の毒性が弱いことがわかった。本薬剤を
60 ml/kg以上の用量で用いた場合、マウスの体重の実質
的な減少(20%以上)が見られ、実験3ヶ月目には、脱
毛症状が出現したが、試験した全ての用量において、本
発明の薬剤は、マウスを全く死亡させなかった。
次の図によって、本発明を説明する。
【図1】図1は、赤芽球性白血病(erythroblastic leuk
osis) を発症したマウスの生存率(生存マウス数の経時
変化)に対する、本発明の薬剤の効果を示している。
osis) を発症したマウスの生存率(生存マウス数の経時
変化)に対する、本発明の薬剤の効果を示している。
【図2】図2は、赤芽球性白血病を発症したマウスの生
存率(平均生存期間)に対する、本発明の薬剤の効果を
示している。
存率(平均生存期間)に対する、本発明の薬剤の効果を
示している。
【図3】図3は、腹水性のリンパ腫P388を有するマウス
の生存率(生存マウスの割合の経時変化)に対する、本
発明の薬剤の効果を示している。
の生存率(生存マウスの割合の経時変化)に対する、本
発明の薬剤の効果を示している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 599022546 ブフマン フラディミル ミハイロビチ ロシア国,モスコー,ズレビンスキー ブ ルバー,40,コルプス 1,クバルチーラ 1 (72)発明者 トレスチャリン イワン ドミトリービチ ロシア国,モスコー,ウリツァ アカデミ カ ミリオンスチコバ,18,クバルチーラ 394 (72)発明者 ボドヤジン ドミトリー アレクサンドロ ビチ ロシア国,モスコー,コロメンスカヤ,ナ ベレズナヤ,6,コルプス 1,クバルチ ーラ 689 (72)発明者 ペルベルツェバ エレオノラ ラファイロ フナ ロシア国,モスコー,ウリツァ ピリー バ,5アー,クバルチーラ 117 (72)発明者 ブフマン フラディミル ミハイロビチ ロシア国,モスコー,ズレビンスキー ブ ルバー,40,コルプス 1,クバルチーラ 1 (72)発明者 五井野 正 長野県北安曇郡池田町会染5263−7 (72)発明者 メリック−オーガンジャンヤン ラフィッ ク ゲガモビチ アルメニア共和国,エレワン,ウリツァ フルマノーバ,47/1,クバルチーラ 35
Claims (1)
- 【請求項1】 霊芝(Ganoderma Lucidum) 、カワラタケ
(Corios Verficolor) および朝鮮人参(Angerica Shikok
iana Makino)を、10 : 5 : 3の割合で含んでいることを
特徴とする、植物成分を含んでいる抗腫瘍活性を有する
薬剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
RU98106137A RU2129003C1 (ru) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | Средство, обладающее противоопухолевой активностью |
RU98106137 | 1998-04-10 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11292786A true JPH11292786A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=20204240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11039481A Pending JPH11292786A (ja) | 1998-04-10 | 1999-02-18 | 抗腫瘍活性を有する薬剤 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11292786A (ja) |
CN (1) | CN1238215A (ja) |
DE (1) | DE19901732A1 (ja) |
RU (1) | RU2129003C1 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001054724A1 (fr) * | 2000-01-28 | 2001-08-02 | Orient Cancer Therapy Co., Ltd. | Compositions anticancéreuses |
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