JPH11291502A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH11291502A
JPH11291502A JP9704298A JP9704298A JPH11291502A JP H11291502 A JPH11291502 A JP H11291502A JP 9704298 A JP9704298 A JP 9704298A JP 9704298 A JP9704298 A JP 9704298A JP H11291502 A JPH11291502 A JP H11291502A
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JP
Japan
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ink
ejection
voltage
electrode
discharge
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Application number
JP9704298A
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English (en)
Inventor
Keiichi Koike
桂一 小池
Ryoji Arima
亮司 有馬
Akira Hashimoto
昭 橋本
Masayoshi Kamo
正義 加茂
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インク漏れが少なく安定した吐出が可能な記
録装置を得る。 【解決手段】 吐出方向に鋭角の先端を持つ吐出電極
と、記録用インクを吐出部へ誘導保持する下部が狭くな
るUまたはV型相当の溝を持ち、吐出電極を溝で受ける
第2の基材と、第2の基材の溝を塞いでインクの通路を
形成し、吐出電極を支え、かつ吐出電極の先端部が基材
より突出するよう形成した第1の基材と、第2の基材に
吐出電極に記録印加する電圧と同極性の制御用バイアス
電圧を加える駆動手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インクジェット
記録装置に関し、特に、静電力を用いてインクを飛翔さ
せて記録を行うインクジェット記録装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタの方式は今まで
に数多く考案されているが、その中でも次の2つの方式
が代表的な方式と言える。1つは、発熱体の熱によって
インクの蒸気を発生させその圧力でインク滴を飛翔させ
る方式であり、もう1つは圧電素子によって機械的な圧
力パルスを発生させてインク滴を飛翔させる方式であ
る。
【0003】これらのインクジェットプリンタに使用さ
れる記録ヘッドとしては、シリアル走査型ヘッドが実用
化されており、キャリッジに搭載された記録ヘッドが、
記録媒体の搬送方向(副走査方向と言う)に対して直交
する方向(主走査方向と言う)に移動しながら記録を行
っている。このシリアル走査型ヘッドは、上記のように
主走査方向に機械的に移動しながら記録を行うため、記
録速度を早めることが困難である。そこで、記録速度を
早めるために、ライン走査型ヘッドと呼ばれる記録媒体
の幅と同じサイズのヘッドを用い、主走査方向における
機械的な可動部分を無くすことが考えられる。しかし、
上述したインクジェット記録方式では、ノズルが目詰ま
りする問題や、記録ヘッドの構造が複雑なための加工上
の問題があり、実際には、ライン走査型ヘッドを実現す
ることは難しい。
【0004】これらの不具合を解決するために、個別の
ドット毎にノズルを必要としない構成及び個別のドット
毎のインク流路の隔壁を必要としない構成が提案されて
いる。その具体的な例として、スリット状のインク噴出
口に吐出用の電極アレイを配置し、個々の電極に電圧を
印加して静電力でインクを飛翔させる方式が提案されて
おり、例えば、特開昭56−4467明細書にその内容
が記載されている。
【0005】図14は、上述の明細書に記載された従来
のインクジェット記録ヘッドの構成斜視図である。図に
おいて、47スリット状に形成されたインク噴出口、4
8a,48bはインク噴出口47を形成する上板及び下
板、49は下板48b上に周期的に多数配置された電
極、50はインク噴出口47に対向して配置された接地
導体、51は接地導体50に沿って移動する記録紙、5
2は電極49の選択されたものに高電圧を印加する電
源、53はスイッチである。
【0006】次に、動作について説明する。まず、イン
ク噴出口47にインクを注入する。次に、電極49の選
択された一電極に電源52により1kv〜4kvの高電
圧を印加する。すると、接地導体50があるため、高電
圧を印加された電極49付近のインクは、接地電極50
との間にできる電界によって静電力を受け、インク噴出
口47より接地電極50に向かって噴出し、記録紙51
に付着し記録が行われる。
【0007】この動作は、複数の電極49に高電圧を同
時に印加した場合も同様に記録が可能である。従って、
この動作を連続して行うことにより、記録紙51に上に
任意の記録画を形成することができる。
【0008】以上のような方法によって、個別のドット
毎にノズルを必要とせず、また、個別のドット毎のイン
ク流路の隔壁を必要としない構成で、主に色材成分をイ
ンク滴として飛翔させることができる。
【0009】しかしながら、上述の方法においては、電
極49に高電圧を印加すると、インクは印加した電圧と
同極性に帯電するため、電界によって静電力を受け、電
位の低い方向にインクが飛翔する。従って、基本的に
は、帯電したインクはその周囲に電位の低い場所があれ
ば、その場所との間にできる電界の強さに応じて移動す
る力を受ける。ましてや、インクの移動のしやすさから
いえば、インク層から微小なインク滴がちぎれて飛翔す
るよりも、インクが切れることなく個体の表面を伝って
流れるほうがより小さい力で実現できる。即ち、インク
を噴射させようとする電極の周囲に極端に電位の低い場
所が存在すると、インクはその場所へ流れようとし、噴
射の仕方に影響を与えてしまうことになる。更に、イン
ク噴射口47においては、そのスリットを形成するのは
絶縁性の材料であり、電位的には電極49よりも非常に
低い状態にあるため、電極のないスリット両端部分の電
位が低くなり、その電位の低い方向に向かって多くのイ
ンクが流れ出してしまい、結果としてインク漏れを引き
起こしてしまう。
【0010】上述のようなインクを帯電させて静電力で
インクを飛翔させるような記録方式では、電気抵抗率の
高いインクが用いられる。しかし、このようなインクを
用いた場合においては、一般にはインクを吐出させるた
めの電圧として1kv〜4kvといった非常に高い電圧
値を必要とし、また、そのために回路規模な大きくな
り、装置コストも上昇してしまう。また、電圧を印加し
たときのインクの吐出量が多く、そのために微小な記録
ドットを得るの困難である。更に、吐出間隔が長く開い
た場合には、吐出用の信号に対してすぐに反応せず、吐
出不良を起こしてしまうことさえある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の記録装置は、以
上のように構成されているので、電極に電圧を印加した
場合、吐出口の両端の電位が低いとインクがその方向へ
流れ、吐出口からインク漏れを起こすという課題があっ
た。また、インク吐出のために、電圧値を非常に高くす
る必要があるという課題もあった。更に、高抵抗インク
を用いた場合、インクの吐出量が多いために、微少な記
録ドットが得られないという課題もあった。更に、1回
の吐出から間隔が長く開いた次の吐出において、吐出不
良が生じやすいという課題もあった。
【0012】この発明は、上記のような課題を解消する
ためになされたもので、帯電インクに対する静電力によ
る吐出印字方式の記録装置において、インク漏れのない
安定したインク吐出が可能なインクジェット記録装置を
得ることを目的とする。また更に、吐出に必要な電圧を
低くてもよいようにすることを目的とする。また更に、
構成を簡単にした装置を得ることを目的とする。また更
に、高抵抗なインクを用いた場合でも微量な吐出インク
量で済むようにすることを目的とする。また更に、吐出
間隔が長く開いた場合でも、安定にインクを吐出させる
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るインクジ
ェット記録装置は、吐出方向に鋭角の先端を持つ吐出電
極と、記録用インクを吐出部へ誘導保持する下部が狭く
なるUまたはV型相当の溝を持ち、吐出電極を溝で受け
る第2の基材と、第2の基材の溝を塞いでインクの通路
を形成し、吐出電極を支え、かつ吐出電極の先端部が基
材より突出するよう形成した第1の基材と、第2の基材
に吐出電極に記録印加する電圧と同極性の制御用バイア
ス電圧を加える駆動手段を備えた。
【0014】また更に、吐出電極を支える第1の基材
は、吐出先端から後退した位置にとどめて、インク通路
の吐出先端部は上面に開口部を形成するようにした。
【0015】また更に、吐出電極は、その先端が第2の
基材の吐出口側端とほぼ同一面とした。
【0016】また更に、駆動手段は、少なくとも記録印
字する場合には、吐出電極に印加する電圧と同じか、ま
たは印加電圧よりも高い制御用バイアス電圧を与えるよ
うにした。
【0017】また更に、駆動手段は、吐出電極に対する
記録印字の印加電圧を、時間的に階段状に変化するパル
ス波形相当で与えて、印加最終段階での電圧を第2の基
材に与える制御用バイアス電圧より低くした。
【0018】また更に、駆動手段は、最終に記録印字し
た後所定期間以上の経過を別に設けたタイマ相当で知る
と、次の最初の記録印加電圧を通常よりも高くした。
【0019】また更に、記録用インクは、電気抵抗率1
0の7乗オームcm以上のインク相当を使用して制御バ
イアス電圧を加えるようにした。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.吐出電極、インク
溝、導電性のインク支持基材とバイアス電圧を与える駆
動回路に工夫をこらしてインク漏れを減らした装置を説
明する。以下、本発明の実施の形態1における装置につ
いて、図に従って説明する。図1は、この発明における
インクジェット記録装置の記録ヘッドのインク吐出位置
近傍の断面概略と駆動回路を示すものである。
【0021】図において、記録ヘッド1であり、この記
録ヘッド1は、金属薄板の吐出方向に対して先端を鋭角
に形成した吐出電極3を支持する絶縁性材料からなる第
1の基材2と、この第1の基材2に対向して配置されて
第1の基材2との間にインク流路5を形成する導電性材
料からなる第2の基材4とで構成される。図2は、吐出
電極3とインク溝との関係を示すこの記録ヘッド1を吐
出口側から見た正面図である。吐出電極3は、点線で示
されるように、第1の基材2の内部にそのほとんどが隠
れており、実線で示されるように、鋭利な先端を含めた
ほんの一部分しか露出していない。また、第2の基材4
には、吐出電極3を中心とした位置にV型溝の溝が形成
されており、吐出電極3とは接触せず電気的に絶縁され
ている。そして、第1の基材2との間にV型溝の断面を
したインク流路5を形成している。
【0022】図1にもどり、記録ヘッド1以外の要素に
ついて説明する。6はインク、7は記録ヘッド1の後方
から先端の吐出口に向かってインクを圧力で供給する供
給ポンプである。吐出電極3には、画像情報に応じて吐
出電極3を駆動するための吐出電圧印加手段としての駆
動部8を接続している。駆動部8は、画像情報に応じて
インク吐出用の吐出信号11を発生する信号発生回路9
と吐出信号11を増幅し、一定の直流電圧値を有する吐
出用バイアス電圧に重畳したインク吐出に必要な電圧
(以降吐出電圧と呼ぶ)値を有する駆動信号13を出力
する駆動回路10とで構成されている。また、駆動回路
10は、記録ヘッド1における導電性材料の第2の基材
4に対し、例えば、一定の直流電圧からなる制御用バイ
アス信号12を印加する手段でもある。また、14は対
向電極(背面電極)、15は記録媒体である。
【0023】次に、上述構成の装置による動作について
説明する。供給ポンプ7からインク6が供給され、記録
ヘッド1のインク流路5にインク6が流通される。供給
ポンプ7は圧力によってインク6を矢印A1の方向に押
し出し、記録ヘッド1の先端部までインク6を送り込
む。ここで、インク6としては、電気抵抗率の高い溶剤
に色材染料を溶解させたものを用いている。このとき、
インク全体としての電気抵抗率は、107 Ωcm以上あ
るのが望ましい。これは、静電力でインクを飛翔させる
本記録方式における吐出実験において、インクの電気抵
抗率を変化させて行ったところ、電気抵抗率が107 Ω
cm以上において良好なインクの吐出が得られた実験結
果に基づいている。インク流路5に供給されたインク6
は、吐出電極3の先端部で溜まり、第1の基材2と第2
の基材4のV型溝と吐出電極3との間にインク表面6a
を形成する。
【0024】次に、駆動部8の動作について説明する。
図1において、画像情報が端子16から入力されると、
信号発生回路9は吐出信号11を発生する。この吐出信
号11は駆動回路10に入力され、一定倍率で増幅され
た後に、吐出用バイアス電圧に重畳して駆動信号13と
して出力し、吐出電極3に印加してインクを吐出させ
る。また、駆動回路10は、同時に第2の基材4に対し
て制御用バイアス信号12を出力する。
【0025】図3は、本実施の形態における装置の特徴
を説明するための記録ヘッド1の先端部におけるインク
の動きを示す図である。図3(a)は、比較のために、
供給ポンプ7のみを作動させた場合の記録ヘッド1の先
端部におけるインクの状態を示した図である。この状態
においては、インク6は、吐出電極3と第1の基材2及
び第2の基材4との間でインクの表面張力によってイン
ク表面6aが形成され、釣り合った状態になっている。
従って、図1における矢印A1方向に流すための供給力
は、このインク表面6aが維持できる程度に調整しなけ
ればならない。
【0026】本実施の形態におけるインクの状態を示す
のは、図3(b)である。この状態では、吐出電極3に
対して駆動部8から駆動信号13として、吐出用バイア
ス電圧を同時に第2の基材4に対して同じく前記駆動部
8から制御用バイアス信号12をそれぞれ印加してい
る。まず、吐出電極3の先端を鋭角に形成することで電
界の集中がおこり、吐出電極3の先端近傍では、インク
6は吐出用バイアス電圧によって静電力を受け、インク
表面6aが前方に移動し、新しいインク表面6bを形成
する。このとき、吐出電極3の先端において、インク6
は記録媒体15方向に隆起するため、吐出電極3の先端
部をよく濡らすようになり、吐出しやすい状況になる。
対向電極14は、記録媒体15と吐出電極3との間の電
界を安定させるためのものであるため、接地しておくこ
とが望ましい。また、ここで与える吐出用バイアス電圧
は、インクが飛び出してしまわない程度の電圧値でなけ
ればならない。
【0027】図1において、画像情報が端子16から駆
動部8に入力されると、画像情報に応じた吐出信号11
を発生し、吐出用バイアス電圧に重畳させ駆動信号13
として吐出電圧を吐出電極3に印加する。吐出電極3の
先端部では、印加された吐出電圧によって更に大きな静
電力が生じ、インクが記録媒体15に向かって糸状に伸
びて液糸形成する。そして、成長した液糸はやがて切
れ、記録媒体15に向かって飛翔する。
【0028】図3(c)は、比較のために、第2の基材
4に第2の基材4に上記制御用バイアス電圧を印加しな
い状態での記録ヘッド1の先端部でのインクの動きを示
す図である。インク6は、吐出電極3と同じ極性に帯電
している。そのため、例えば、正の電位に帯電させた場
合、基本的にはインクは電位の低い方向へ流れようとす
る。この状態においては、第2の基材2は電位としては
低い状態であり、そのため、帯電したインクは、電位の
低い第2の基材4側にインク6cとして流れ出してしま
う。これと比較すれば、図3(b)の状態においては、
第2の基材4に制御用バイアス電圧が印加されているた
め、インク6の周囲には極端に電位の低い箇所が少なく
なり、その結果、インクが吐出口から下へ流れ出なくな
る。インク流路5の上部に位置する第1の基材2の電位
が相対的に低くなるが、重力方向に対して上の方に位置
しているので問題はない。
【0029】以上のように構成することで、インクに静
電力を作用させてインクを吐出させる記録方式におい
て、インクが吐出方向以外に移動する力を防ぐことがで
き、吐出口からインクが漏れることなく、きれいで安定
な記録が行える。
【0030】なお、上述の構成において、対向電極は必
ずしも必要な要素ではない。または、対向電極を使用し
て、かつ、吐出電極とは逆極性の電位を与えるように構
成してもよい。また、個々の吐出電極先端の形状は、高
い電界集中がおきる形状であれば、部分的にとがった構
造等、どんな形状でもよい。更に、吐出電極が複数存在
する場合において、個々の吐出電極に対してそれぞれ異
なる吐出用バイアス電圧と吐出電圧とを与えるように構
成してもよい。
【0031】また、上述の構成において、吐出電極3に
印加する吐出用バイアス電圧と、第2の基材4に印加す
る制御用バイアス電圧とを同一の値にしてもよい。この
ように構成することで、高電圧であるバイアス電圧を個
別に発生させる必要がなくなり、回路規模を小さくで
き、安価なインクジェット記録装置が得られる。更に、
インクとして電気抵抗率の高い溶剤に色材染料を溶解さ
せたものを用いたが、インク全体としての電気抵抗率が
108 Ωcm以上の高抵抗なインクであればこれに限っ
たものではなく、高抵抗な液体に界面活性剤を用いて色
材成分を均一に分散させた顔料インクを使用してもよ
い。
【0032】実施の形態2.下方へのインク漏れをより
少なくしたヘッド構造を説明する。図4は、この発明の
実施の形態2におけるインクジェット記録装置の記録ヘ
ッドのインク吐出位置近傍の断面概略と駆動回路を示す
図である。図において、17は記録ヘッドで、この記録
ヘッドは図1の記録ヘッドと比べて、第1の基材18が
吐出先端から後退した位置までしかない、つまり、吐出
電極3の先端部がより多く露出した構造となっている。
従って、第1の基材18の吐出口側端面は、第2の基材
4における吐出口側端面よりも後方にずれた位置にある
が、吐出電極3の先端は、第2の基材4の吐出口側端面
より後方に位置しないように構成されている。その他の
構成及び動作については、実施の形態1と同じであるた
めに説明を省略する。
【0033】吐出電圧を受けない状態では、吐出電極3
の先端ではメニスカスを形成してインクを保持してい
る。実施の形態1で述べたように、インクは吐出電極3
に電圧が印加されると、静電力によって飛翔する。即
ち、吐出電極3の先端におけるインクを保持する力より
もインクが受ける静電力の方が大きい場合に、インクの
一部が微量なインク滴となって吐出する。従って、この
インクを保持する力が小さければ小さいほど、少ない印
加電圧、つまり、静電力で飛翔させることができる。一
方、インクを保持する力は、吐出口における開口部の面
積をA、その開口部の周囲の長さをlとすると、l/A
に比例する。従って、このl/Aの値を小さくすること
で吐出に必要な静電力を下げることができる。
【0034】そこで、第1の基材18を、第2の基材4
における吐出口側端面よりも後退した位置にすると、V
型溝のインク流路5は、吐出口付近では溝の上部が露出
し、吐出口における開口部面積を大きくしている。上述
したように、インク保持力を小さくするには、開口部に
おけるl/Aの値を小さくすればよい。即ち、図4にお
ける吐出口での開口部の面積Aを大きくすればよいこと
になる。
【0035】上述構成とすることで、吐出口におけるイ
ンク保持力を小さくでき、少ない吐出力でインクを吐出
させることができる。即ち、印加電圧が低く、また、そ
れによる更に回路規模の小さい安価なインクジェット記
録装置が得られる。
【0036】なお、上述の構成において、背面電極は必
ずしも必要でないこと、または逆極性の電圧を与えた対
向電極を使用すること、吐出電極の先端形状の変化、等
々、実施の形態1で述べた全ての変化を本実施の形態の
装置に対しても同様に適用できる。
【0037】実施の形態3.インク溝を形成する導電性
の第2の基材にバイアス電圧を与えてインク漏れをなく
する装置を説明する。図5は、この発明の実施の形態3
におけるインクジェット記録装置の記録ヘッドのインク
吐出位置近傍の断面概略と駆動回路を示す図である。図
6は、吐出口側から見た記録ヘッドの正面図である。図
5において、1は記録ヘッド1であり、その構成及び動
作については、実施の形態1と同じであるために説明を
省略する。また、6はインク、7は供給ポンプである。
吐出電極3には、画像情報に応じて吐出電極3を駆動す
る吐出電圧印加手段としての駆動部19を接続してい
る。この駆動部19は、信号発生回路9と吐出信号11
を増幅すると同時に、制御用バイアス信号21を出力す
る駆動回路20とで構成されている。また、駆動回路2
0は、記録ヘッド1における第2の基材4に対し、例え
ば、一定の直流電圧からなる制御用バイアス信号21を
印加する手段でもある。また、14は対向電極、15は
記録媒体である。
【0038】次に、動作について説明する。供給ポンプ
7よりインク6を供給し、インクが吐出するまでの一連
の動作については、実施の形態1と同じであるため説明
を省略する。次に、本実施の形態での特徴である駆動部
19の動作について説明する。図5において、画像情報
が端子23から入力されると、対応して信号発生回路9
が生成する吐出信号11が駆動回路20に入力され、増
幅後、吐出用バイアス電圧が重畳した駆動信号22によ
り吐出電極3からインクを吐出させる。また、駆動回路
20は、同時に、第2の基材4に対しては制御用バイア
ス信号21を出力するが、そのバイアス電圧を吐出電極
3に印加する吐出電圧よりも高い電圧とする。その結
果、図6に示されるように、インク6は、第1の基材2
と吐出電極3の方向、即ち、矢印D1の方向へ流れよう
とする。こうして、吐出電極3の近辺に帯電したインク
成分が常に集中することになり、吐出の間隔が長く開い
た場合においても、速い応答でインクを吐出することが
できる。
【0039】以上のように構成することで、応答性がよ
く、効率よくインクを吐出できるため、吐出不良を起こ
さない安定吐出できるインクジェット記録装置が得られ
る効果がある。その他の構成の変化またはその効果は、
他の実施の形態と同様になる。
【0040】実施の形態4.吐出電極に与えるインク吐
出用の印加電圧について、印加中の電圧変化により吐出
特性を向上した装置を説明する。図7は、この発明の実
施の形態4におけるインクジェット記録装置の記録ヘッ
ドのインク吐出位置近傍の断面概略と駆動回路を示す図
である。また、図8,図9は、信号発生回路25、駆動
回路26で生成するインク吐出用の駆動信号の例を示す
図である。図7において、1は実施の形態1と同様の記
録ヘッド1で、駆動部24から駆動信号29が供給され
る。この駆動部24は、インク吐出用の吐出信号27を
生成する信号発生回路25と、この吐出信号27を増幅
し、バイアス電圧を重畳した駆動信号29を出力する駆
動回路26とで構成されている。同時に、駆動回路26
は、第2の基材4に対しても制御用バイアス信号28を
印加する。
【0041】次に、インク吐出動作は、先の各実施の形
態の装置と同様であるので、記述を省略し、本実施の形
態の特徴である駆動部24の動作について説明する。図
7において、端子30からの画像情報により信号発生回
路25は、吐出信号27を生成し、その吐出信号27
は、駆動回路26に入力される。そして、増幅後、吐出
用バイアス電圧と重畳された駆動信号29が吐出電極3
に印加されてインクを吐出させる。駆動部24から吐出
電極3に印加する吐出電圧の印加中の電圧サイクルに特
徴があり、図8は、その信号波形を示している。図にお
いて、信号波形S1は、画像情報に応じた電圧値V1で
パルス幅t1の矩形波の駆動期間に続いて、その後半
に、第2の電圧−V2をパルス幅t2の矩形波を発生さ
せる。このときの条件としては、t2<t1、つまり、
前半の時間を長くする。
【0042】この吐出信号27は、駆動回路26で増
幅、バイアス電圧が重畳されて図9に示す駆動信号29
として出力される。図において、信号波形S2は、吐出
用バイアス電圧Vbを中心にV3とV4レベルの駆動信
号となっている。上述のように、吐出電極3において、
インク6は吐出用バイアス電圧Vbによって隆起してお
り、電圧値V3が吐出電極3に印加されると、インクは
記録媒体15に向かって吐出する。電圧値V3を時間t
1印加した後、駆動信号29は前記吐出信号の波形によ
って電圧値を吐出用バイアス電圧Vbよりも低いV4に
なる。このとき、吐出電極先端のインクに対しては、隆
起していたインクを引き戻す力が働き、結果として、イ
ンクが必要以上に吐出するのを抑えることになる。同時
に、第2の基材4に対して制御用バイアス信号28が加
えられるが、この動作と効果は、他の実施の形態のそれ
と同様である。
【0043】以上のように構成することで、吐出電圧印
加時における必要以上のインクの吐出を防ぐことがで
き、微量なインクを吐出し、微少な記録ドットを安定に
出力するインクジェット記録装置が得られる。
【0044】実施の形態5.時間的に間隔がある印字制
御に対しても、安定したインク吐出が行える装置につい
て説明する。図10は、この発明の実施の形態5におけ
るインクジェット記録装置の記録ヘッドのインク吐出位
置近傍の断面概略と駆動回路を示す図である。また、図
11は、駆動部31で生成する駆動信号の例を示す図で
ある。図10において、吐出電極3には、駆動部31を
接続している。この駆動部31は、入力対応の吐出用信
号35を生成する信号発生回路32と、吐出用バイアス
信号36と制御用バイアス信号38を発生するバイアス
発生回路33と、駆動信号39を出力する駆動回路37
とで構成される。他の部分については、実施の形態1と
同じである。
【0045】次に、本実施の形態の特徴である間隔を開
けた印加制御の動作について説明する。吐出電極3に電
圧を印加しない場合の吐出電極先端に液面6aが形成さ
れるまでの動作は、実施の形態1と同じである。バイア
ス発生回路33は、図11(a)に示す吐出用バイアス
信号S3を生成し、出力する。吐出用バイアス信号S3
は、一周期を2tとして、電圧値Vb2からVb1まで
のレベル変化を生成したものであり、この周期は連続吐
出時における吐出周期である。この吐出用バイアス信号
36を駆動回路37を通して吐出電極3に印加すると、
電圧値Vb1の時とVb2の時とで吐出電極3の先端に
おけるインクの隆起する量が異なる。従って、吐出電極
3の先端では、この吐出用バイアス信号の変動に同期し
てインクの振動が生じる。このときの電圧値Vb2は、
インクが吐出しない程度とする。
【0046】まず、入力の画像情報に対応して信号発生
回路32は、図11(b)のS4,S5で示される吐出
信号35を出力する。この例では、吐出信号35は電圧
値がV6、パルス幅t4の断続信号であり、2つの信号
波形S4,S5の間には、t5の時間間隔がある。バイ
アス発生回路33は、吐出用バイアス信号36を出力す
る際に、その吐出用バイアス信号36に同期した同期信
号34を信号発生回路32に出力する。信号発生回路3
2は、吐出信号35をこの同期信号34と同期させて出
力する。駆動回路37は、入力された吐出信号35を増
幅し、吐出用バイアス信号36に重畳して、図11
(b)のS6で示される駆動信号39を出力する。信号
波形S4,S5は、バイアス信号の高い方の電圧値Vb
2の時に重畳されるように出力する。こうして、吐出電
極3の先端でインクが最も隆起しているときに、電圧値
V7の吐出電圧が吐出電極3に印加され、インクが吐出
する。
【0047】以上のように構成することで、吐出電極の
先端においてインクを長い断続期間に対応する周期で振
動させ、また、インクが隆起しているときに、吐出電圧
を印加することもできる。インクの吐出間隔が長い入力
に対して、例えば、タイマ等で時間を検出し、所定期間
以上の間隔を検出すると、S4,S5等の断続信号が生
成されるようにしてもよい。こうすることで、長期間休
止後のインク印字に対しても、安定したインク吐出がで
きる効果がある。
【0048】実施の形態6.インクの出過ぎによる漏れ
を防いだ装置を説明する。図12は、この発明の実施の
形態6におけるインクジェット記録装置の記録ヘッドの
インク吐出位置近傍の断面概略と駆動回路を示す図であ
る。また、図13は、駆動部41で生成する駆動信号の
例を示す図である。図12において、吐出電極3には、
駆動部41を接続している。この駆動部41は、入力対
応の吐出用信号43を生成する信号発生回路42と、吐
出用バイアス信号36と制御用バイアス信号38を発生
するバイアス発生回路33と、駆動信号45を出力する
駆動回路44とで構成されている。
【0049】本実施の形態の特徴であるインク漏れを防
止するインク引き戻し動作について説明する。吐出電極
3の先端での液面6a形成作用及び制御用バイアス信号
による動作については、他の実施の形態と同様である。
まず、入力の画像情報に対応して、信号発生回路42
は、図13のS7,S8で示される吐出信号43を出力
する。吐出信号43は、電圧値がV9、パルス幅t6の
矩形波の駆動期間に続いて、その後半に電圧値V8をパ
ルス幅t7の矩形波を出力する。図の例では、連続した
2つの信号波形S7,S8の間には、t8の時間間隔が
ある。バイアス発生回路33は、吐出用バイアス信号3
6の出力に際して、同期信号34を信号発生回路42に
出力する。信号発生回路42は、吐出信号43をこの同
期信号34と同期させて出力する。駆動回路44は、吐
出信号43を増幅し、吐出用バイアス信号36に重畳し
て、図13のS9で示される駆動信号45を出力する。
信号波形S7,S8は、プラス電位のときは吐出用バイ
アス信号の高い方の電圧値Vb2の時に重畳され、ま
た、マイナス電位のときには吐出用バイアス信号の電圧
値Vb1に重畳されるように、吐出用バイアス信号36
の立ち下がりと吐出信号43の立ち下がりが同期するよ
うに出力する。
【0050】吐出電極3の先端でインクが最も隆起して
いるときに、電圧値V11の吐出電圧を吐出電極3に印
加した後、t7期間は吐出用バイアス電圧よりも低い電
圧値V10になる。こうして、吐出電極先端のインクに
対しては、隆起していた状態からインクを引き戻す力が
働き、結果として、インクが必要以上に吐出するのを抑
える。以上のように構成することで、吐出電圧印加時に
おける必要以上のインクの吐出を防ぐことができ、微量
なインクを吐出できるだけでなく、画像情報によってイ
ンクの吐出間隔が長く開いてしまった場合においても、
確実にインクを吐出させることができる効果がある。
【0051】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、鋭角先
端の吐出電極と、UまたはV型溝で吐出電極を受ける第
2の基材と、インクの通路を形成して吐出電極の先端部
が突出するよう保持する第1の基材と、制御用バイアス
電圧用駆動手段を備えたので、インクを吐出方向に保持
して、インク漏れを防ぎ、きれいで安定した印字が出来
る記録装置が得られる効果がある。
【0052】また更に、吐出電極を支える第1の基材を
吐出先端から後退した位置にとどめたので、低い印加電
圧で動作させられ、回路規模を小さくできる効果があ
る。
【0053】また更に、吐出電極の先端を第2の基材の
吐出口側端とほぼ同一面としたので、インクの吐出が容
易で、しかもインク漏れを少なくできる効果がある。
【0054】また更に、記録印字時に吐出電極と同じ
か、またはそれより高い制御用バイアス電圧を与えるよ
うにしたので、インクの下方への漏れを防ぎ、または回
路規模を小さくできる効果がある。
【0055】また更に、記録印字の印加電圧を階段状に
変化して、印加最終段階での電圧を第2の基材に与える
制御用バイアス電圧より低くしたパルスとしたので、必
要以上のインク吐出を防ぎ、また微量のインク吐出も制
御できる効果がある。
【0056】また更に、最終に記録印字した後所定期間
以上の経過すると、次の最初の記録印加電圧を通常より
も高くしたので、長期に断続する印字情報にも即応し
て、確実できれいな印字ができる効果がある。
【0057】また更に、記録用インクを電気抵抗率10
の7乗オームcm以上のものとしたので、確実できれい
な印字ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1におけるインクジェット記録装
置の記録ヘッドインク吐出位置近傍の記録ヘッド断面概
略と駆動回路を示す図である。
【図2】 実施の形態1における記録ヘッド先端部の正
面図である。
【図3】 実施の形態1における記録ヘッド先端部にお
けるインクの動きを説明する図である。
【図4】 実施の形態2におけるインクジェット記録装
置の記録ヘッドインク吐出位置近傍の記録ヘッド断面概
略と駆動回路を示す図である。
【図5】 実施の形態3におけるインクジェット記録装
置の記録ヘッドインク吐出位置近傍の記録ヘッド断面概
略と駆動回路を示す図である。
【図6】 実施の形態3における記録ヘッド先端部の正
面図である。
【図7】 実施の形態4におけるインクジェット記録装
置の記録ヘッドインク吐出位置近傍の記録ヘッド断面概
略と駆動回路を示す図である。
【図8】 実施の形態4におけるインクジェット記録装
置の吐出信号波形を示す図である。
【図9】 実施の形態4におけるインクジェット記録装
置の吐出電極に印加する駆動信号波形を示す図である。
【図10】 実施の形態5におけるインクジェット記録
装置の記録ヘッドインク吐出位置近傍の記録ヘッド断面
概略と駆動回路を示す図である。
【図11】 実施の形態5におけるインクジェット記録
装置の駆動信号を説明する図である。
【図12】 実施の形態6におけるインクジェット記録
装置の記録ヘッドインク吐出位置近傍の記録ヘッド断面
概略と駆動回路を示す図である。
【図13】 実施の形態6におけるインクジェット記録
装置の駆動信号を説明する図である。
【図14】 従来のインクジェット記録ヘッドにおける
インク吐出位置近傍の構成斜視図である。
【符号の説明】
2,18 第1の基材、3 吐出電極、4 第2の基
材、6 インク、8,19,24,31,41 駆動
部、9,25,32,42 信号発生回路、10,2
0,26,37,44 駆動回路、33 バイアス発生
回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加茂 正義 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出方向に鋭角の先端を持つ吐出電極
    と、 記録用インクを吐出部へ誘導保持する下部が狭くなるU
    またはV型相当の溝を持ち、上記吐出電極を該溝で受け
    る第2の基材と、 上記第2の基材の溝を塞いで上記インクの通路を形成
    し、上記吐出電極を支え、かつ上記吐出電極の先端部が
    基材より突出するよう形成した第1の基材と、 上記第2の基材に上記吐出電極に記録印加する電圧と同
    極性の制御用バイアス電圧を加える駆動手段を備えたイ
    ンクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 吐出電極を支える第1の基材は、吐出先
    端から後退した位置にとどめて、インク通路の吐出先端
    部は上面に開口部を形成するようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 吐出電極は、その先端が第2の基材の吐
    出口側端とほぼ同一面としたことを特徴とする請求項1
    記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 駆動手段は、少なくとも記録印字する場
    合には、吐出電極に印加する電圧と同じか、または印加
    電圧よりも高い制御用バイアス電圧を与えるようにした
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装
    置。
  5. 【請求項5】 駆動手段は、吐出電極に対する記録印字
    の印加電圧を、時間的に階段状に変化するパルス波形相
    当で与えて、印加最終段階での電圧を第2の基材に与え
    る制御用バイアス電圧より低くしたことを特徴とする請
    求項1記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 駆動手段は、最終に記録印字した後所定
    期間以上の経過を別に設けたタイマ相当で知ると、次の
    最初の記録印加電圧を通常よりも高くしたことを特徴と
    する請求項1または請求項5記載のインクジェット記録
    装置。
  7. 【請求項7】 記録用インクは、電気抵抗率10の7乗
    オームcm以上のインク相当を使用して制御バイアス電
    圧を加えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット記録装置。
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