JPH11290463A

JPH11290463A - 枕

Info

Publication number: JPH11290463A
Application number: JP10094482A
Authority: JP
Inventors: Katsutoshi Shiraishi; 勝利白石
Original assignee: SANESU KOGYO KK
Current assignee: SANESU KOGYO KK
Priority date: 1998-04-07
Filing date: 1998-04-07
Publication date: 1999-10-26

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は、使用者に好みに応じて、磁石の磁
力の大きさを調整することができ、更にはよりマッサー
ジ効果により優れた枕を提供することを目的としてい
る。【解決手段】本発明は、枕用芯材１と、該枕用芯材１
を外被しうる枕カバー２と、複数の磁石体３とよりな
り、枕カバー２表面に前記磁石体３を収納しうる収納部
16を複数設け、磁石体３を枕カバー２に対して着脱自在
としたことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、磁力の大きさを調
整することができ、しかもよりマッサージ効果に優れた
枕に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、枕用芯材の表面に多数の磁石
を埋設し、その上から枕カバーを被せた枕があり、枕と
して使用しながら、磁石の磁力によって、肩こりをほぐ
すものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の枕であ
ると、枕に多数の磁石が固定されたままであるので、使
用する者によっては、磁石の磁力が強すぎたり、磁石の
磁力が弱い場合もある。また、あてがう磁石の位置が、
適当でない場合もある。そこで、本発明は、使用者に好
みに応じて、磁石の磁力の大きさを調整することがで
き、更にはよりマッサージ効果により優れた枕を提供し
ようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明者は前述の課題解
決のために鋭意研究を行った結果、枕用芯材と、該枕用
芯材を外被しうる枕カバーと、複数の磁石体とよりな
り、枕カバー表面に前記磁石体を収納しうる収納部を複
数設け、磁石体を枕カバーに対して着脱自在としたこと
を特徴とする枕を開発し、本発明を提供するものであ
る。

【０００５】また、複数の磁石体を位置させる保持部材
と、それぞれの磁石体に取付手段を設け、保持部材に対
して磁石体を着脱自在とする方が好ましく、取付手段と
しては、面ファスナーを用いる方が好ましい。

【０００６】更に、枕用芯材に振動機を内蔵する方が好
ましく、また頭を載置する位置に振動機を設けたり、或
いは振動機と重なる位置に磁石体を収納しうる収納部を
設ける方がより好ましい。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の枕を具体化した実施の形態について説明する。

【０００８】枕Ａは、図１に示すように、枕用芯材１
と、枕カバー２と、磁石体３と、保持部材４と、該保持
部材４に対して磁石体３を着脱自在に取り付ける取付手
段５と、振動機６とで構成されている。

【０００９】枕用芯材１は、図１及び図２に示すよう
に、発泡ウレタンにて成形した芯部材７の上面から側面
にかけて、表面に多数の突起８ａを有するスポンジにて
成形した表面部材８を貼り付けたものであり、全体形状
を、板体の一側を上方に向けて突出させて突部９を成形
するとともに、他側に向かって低くし、先端部を尖らせ
た形状としたものである。更に、枕用芯材１の一側にお
ける下面の中央部に凹部11を設け、この凹部11内に振動
機６を収納している。この振動機６は、ケース本体10に
は単３電池を内蔵しており、ケース本体10の側面から突
出したスイッチ12をコイルバネ13に反して押し込むと、
ケース本体10内のモーターが振動し、枕用芯材１全体を
振動させるのである。図例の振動機６は、電池で作動し
うるコンパクトな形状のものである。

【００１０】枕カバー２は、図１及び図２に示すよう
に、布地を縫着して組み立て、前記枕用芯材１全体を包
み込むカバー本体14上面の両側に、開口部15が対面する
ように、収納部16を横方向に並べて設けたものであり、
具体的には、カバー本体14上面の両側に、細長いシート
体17を位置させ、開口部16を残して縫着17ａして組み立
てることにより、１個の磁石体３を収納しうる収納部16
を形成しているのである。

【００１１】磁石体３は、図４に示すように、円板状の
基板18の上に、円板上面から球面状に突出させた磁石19
を載せ、中央部に開口20ａを有する取付シート20を外被
して接着して固定し、基板18下面に取付手段５を設けた
ものである。

【００１２】保持部材４は、図１に示すように、シート
状の芯材21の上面に、取付手段５を設けたものである。

【００１３】そして、図例の取付手段５は、面ファスナ
ー22を用いており、磁石体３の基板18下面には一方の面
ファスナー22ａを設け、保持部材４の芯材21の上面には
他方の面ファスナー22ｂを設けている。尚、取付手段５
としては、面ファスナーの他に、ホックを用いたり、そ
れぞれの接触面に粘着剤を塗布して着脱自在とすること
も可能である。

【００１４】また、図例のものでは、６個の磁石体３を
用意しているが、２個以上、即ち複数であればよい。

【００１５】そして、枕用芯材１に枕カバー２を外被す
れば、図１に示すように、使用者が頭を載せる枕Ａの一
側及び他側に、向き合うように、横一列に複数の収納部
16が設けられている。そして、取付手段５である面ファ
スナー22にて貼り付けた磁石体３を保持部材４から取り
外し、枕カバー２において、必要な数の磁石体３を、必
要な位置の収納部16内に収納するのである。また、磁石
体３の必要がない場合には、収納部16から磁石体３を取
り出し、紛失しないように、磁石体３を、取付手段５で
ある面ファスナー22を利用して、保持部材４に貼り付て
保持するのである。尚、枕Ａの枕カバー２において、磁
石体３を収納する収納部16の位置は、図１に示した位置
に限定されず、使用者の首筋等の位置に合わせて、さま
ざまな位置に設けることができる。また、図例の枕Ａで
は、１つの収納部16に１つの磁石体３が収納可能な大き
さに設定しているが、１つの収納部16に複数の磁石体３
を収納できる大きさに設定することも可能である。

【００１６】更に、枕Ａの突部９の上に頭を載せて使用
すれば、磁石体３が首筋等に当接して磁力により肩こり
をほぐし、更に振動機６のスイッチ12を押し込みと、振
動機６が振動して使用者の首筋等に振動を与え、マッサ
ージを行うことができる。

【００１７】このように本実施の形態の枕Ａによれば、
枕カバー２の収納部16内に磁石体３を収納して取り付け
たり、或いは収納部16内から磁石体３を取り除いて取り
外すことができる。このように、磁石体３の数を変え
て、磁力を調整したり、使用者のつぼの位置に合わせ
て、磁石体３の位置をかえることができる。また、好み
によっては、全く磁石体３を取り付けずに、一般的な枕
として使用することも可能である。しかも、使用しない
磁石体３は、取付手段５にて保持部材４に貼り付けてお
くことができるため、磁石体３を紛失することがない。
また、枕Ａの突部９の上に頭を載せて使用すれば、磁石
体３が首筋等に当接して磁力により肩こりをほぐし、更
に振動機６のスイッチ12を押し込みと、振動機６が振動
して使用者の首筋等に振動を与え、マッサージを行うこ
とができるので、振動機６との相乗効果により、肩こり
をほぐすことができる。更に、枕Ａにおいて、頭を載置
する位置に振動機６を設けているので、振動機６が芯と
しての役割を果たしてマッサージ効果を与え、しかも、
図１の枕Ａでは、振動機６と磁石体３が重なった位置に
あるので、磁石体３との磁力によりマッサージ効果が大
きくなる。

【００１８】

【発明の効果】以上の記載より明らかなように、次に記
載する作用及び効果を奏する。請求項１の枕によれば、
枕カバーの収納部内に磁石体を収納して取り付けたり、
或いは収納部内から磁石体を取り除いて取り外すことが
できる。このように、磁石体の数を変えて、磁力を調整
したり、使用者のつぼの位置に合わせて、磁石体の位置
をかえることができる。また、好みによっては、全く磁
石体を取り付けずに、一般的な枕として使用することも
可能である。

【００１９】請求項２の枕によれば、使用しない磁石体
は、取付手段にて保持部材に貼り付けておくことができ
るため、磁石体を紛失することがない。

【００２０】請求項３の枕によれば、取付手段として、
面ファスナーを用いているので、保持部材に対して磁石
体を簡単に着脱することができる。

【００２１】請求項４の枕によれば、枕の突部の上に頭
を載せて使用すれば、磁石体が首筋等に当接して磁力に
より肩こりをほぐし、更に振動機のスイッチを押し込み
と、振動機が振動して使用者の首筋等に振動を与え、マ
ッサージを行うことができるので、振動機との相乗効果
により、肩こりをほぐすことができる。

【００２２】請求項５の枕によれば、頭を載置する位置
に振動機を設けているので、振動機が芯としての役割を
果たしてマッサージ効果を与えることとなる。

【００２３】請求項６の枕によれば、振動機が芯として
の役割を果たすとともに、振動機と磁石体が重なった位
置にあるので、磁石体との磁力によりマッサージ効果が
大きくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る代表的実施形態の枕の使用状態
を示す斜視図

【図２】同じく枕の拡大縦断面図

【図３】同じく枕用芯材の分解斜視図

【図４】磁石体の分解斜視図

【図５】振動機の側面図

【符号の説明】

Ａ枕１枕用芯材２枕カ
バー３磁石体４保持
部材５取付手段６振動
機７芯部材８表面
部材９突部 10 ケー
ス本体 11 凹部 12 スイ
ッチ 13 コイルバネ 14 カバ
ー本体 15 開口部 16 収納
部 17 シート体 18 基板 19 磁石 20 取付
シート 21 芯材 22 面フ
ァスナー

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】枕用芯材と、該枕用芯材を外被しうる枕
カバーと、複数の磁石体とよりなり、枕カバー表面に前
記磁石体を収納しうる複数の収納部を設け、磁石体を枕
カバーに対して着脱自在としたことを特徴とする枕。
【請求項２】複数の磁石体を位置させる保持部材と、
それぞれの磁石体に取付手段を設け、保持部材に対して
磁石体を着脱自在とした請求項１記載の枕。
【請求項３】取付手段として、面ファスナーを用いた
請求項２記載の枕。
【請求項４】枕用芯材に振動機を内蔵した請求項１、
２又は３記載の枕。
【請求項５】頭を載置する位置に振動機を設けた請求
項１、２、３又は４記載の枕。
【請求項６】振動機と重なる位置に磁石体を収納しう
る収納部を設けた請求項３又は４記載の枕。