JPH11290227A - 穀物用低温貯蔵庫 - Google Patents

穀物用低温貯蔵庫

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JPH11290227A
JPH11290227A JP13588698A JP13588698A JPH11290227A JP H11290227 A JPH11290227 A JP H11290227A JP 13588698 A JP13588698 A JP 13588698A JP 13588698 A JP13588698 A JP 13588698A JP H11290227 A JPH11290227 A JP H11290227A
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JP
Japan
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grain
storage tank
blower
grains
storage
Prior art date
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Pending
Application number
JP13588698A
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English (en)
Inventor
Junichi Ikumoto
純一 生本
Kanji Akamatsu
寛二 赤松
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Minoru Industrial Co Ltd
Original Assignee
Minoru Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の穀物用低温貯蔵庫は、投入した穀物の
中心部までなかなか冷却されなかった。中心部まで冷却
するには冷風を圧送するなどの方法があるが、そのため
に高価な装置となり、普及の妨げとなっていた。 【解決手段】 穀物用低温貯蔵庫の貯蔵タンク内に、熱
伝導度の高い材質(例えばアルミニウム製)の板状体よ
りなる冷却伝達体を設け、これにペルチェ冷却装置で発
生させた冷気を当てる構造とすることにより、安価で冷
却効率の高い装置となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として農家や一
般家庭の台所などに置いて玄米や精白米等の穀物を低温
貯蔵するコンパクト型の穀物用低温貯蔵庫に関し、詳し
くは構造が簡単で且つ高い冷却効果を得ることができる
穀物用低温貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】米穀販売店では、販売する米穀を低温倉
庫で保管しており、品質を維持している。米穀販売店に
至るまでの流通経路においても同様に品質維持されてい
る。現在、一般家庭においては、消費する米を購入して
くると貯蔵容器に入れて保管しているのが普通である。
しかも、多くの場合は住居内で最も高温となりやすい台
所で保管している。つまり、一般家庭に渡った時点で低
温での管理がなされなくなるわけである。
【0003】玄米や精白米等の穀物を常温で貯蔵する
と、乾燥・過湿などによる変質で食味が低下したり、虫
・カビなどが発生して不衛生となる。特に多く流通して
いる精白米は、玄米からヌカを取り除いたものであるた
め著しく品質劣化しやすい。冷蔵庫で保管する方法があ
るが、冷蔵庫では乾燥しやすく温度も低すぎ、また取り
出しにも不便である。
【0004】そこで近年、玄米や精白米を低温貯蔵する
専用の保冷庫が現われ始めた。この穀物保冷庫は一般の
冷蔵庫より高めの温度(約15℃)で玄米や精白米を保
管するものであり、例えば実開昭62−173675号
公報・特開平5−168342号公報等に記載されてい
るようなものがある。精米機能を備えたものもあり、例
えば実公平7−37708号公報に記載されているよう
なものがある。
【0005】前記従来の穀物用低温貯蔵庫は、箱体に穀
物の貯蔵タンクと冷却機を収納したものであり、穀物投
入口(一般に貯蔵庫上部)と穀物取り出し口(一般に貯
蔵庫下部)を備えている。典型的な例として上記実開昭
62−173675号公報・特開平5−168342号
公報等に記載されているものが挙げられるが、これらは
貯蔵タンクの外周部分のみ、冷やす能力を備えたもので
ある。
【0006】米などの穀物は穀物の粒と粒の隙間に空気
があり、また穀物自体の断熱性が高いため、低温貯蔵庫
に投入すると庫内の壁面に接触している部分は冷却され
るが、壁面から離れた中心部は熱がこもったままなかな
か冷却されないものである。投入する穀物の量が多い時
は、なおさらである。
【0007】そこで、内部まで冷却する試みが種々なさ
れている。例えば実開昭62−3683号公報・実公平
7−37708号公報に記載されているものは、貯蔵タ
ンク内に通風管を設置し、貯蔵タンク下部から冷風を供
給して貯蔵タンクの穀物の中央付近にこもった熱を取り
除くようにしている。
【0008】このように貯蔵タンク下部から冷風を供給
して内部まで穀物を冷却する方法は効率が良い反面、ぎ
っしりつまった穀物に冷気を通じるには圧送しなければ
ならず、かなり高出力の送風装置が必要となる。この方
法では製造コストが高くなり、装置全体が大型化・複雑
化するのは言うまでもなく、装置運転時の電気代も高く
なる。その上、高出力の送風装置ゆえに振動・騒音が発
生してしまうため防振・防音などの対策が必要となり、
さらにコスト高になってしまう。
【0009】別の方法として、例えば実開昭58−17
4676号公報に記載されているものがある。これは穀
物の貯蔵タンク内に蛇行管を設置し、この蛇行管内に冷
気を通じて穀物を冷却するようにしているものである。
この蛇行管は二重構造になっているため、構造が複雑で
製造コストが高く、貯蔵タンク内の容積を多く占め、ま
たメンテナンス上にも問題がある。
【0010】このように従来の穀物用低温貯蔵庫は、投
入された穀物の中心部までなかなか冷却されないという
問題を持ったものであった。また、充分に冷却する能力
を備えたものについては、大型で高価な装置となって維
持費も多くかかるため、普及を妨げる原因となってい
た。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の欠
点を解決すべくなされたものであって、発生させた冷気
を効率よく利用し、小型・軽量で製造コストが安価かつ
維持費も多くかからず、メンテナンスもしやすいシンプ
ルな構造の穀物用低温貯蔵庫を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる穀物用低
温貯蔵庫は、底面の排出口に向かって傾斜を設けた穀物
の貯蔵タンクと送風機付き冷却ユニットを、周囲を断熱
材で形成し上面と下部側方に開閉手段を有する外装容器
に収納し、該貯蔵タンク底部の排出口下で穀物を受ける
穀物取り出し容器を備えた穀物用低温貯蔵庫において、
金属製板状体よりなる冷却伝達体を該貯蔵タンク内に配
置したことを特徴とする。
【0013】第2に本発明にかかる穀物用低温貯蔵庫
は、上記送風機付き冷却ユニットが穀物用低温貯蔵庫の
上部に配置されていることを特徴とする。
【0014】第3に本発明にかかる穀物用低温貯蔵庫
は、上記冷却ユニットがペルチェ効果を用いたペルチェ
冷却装置であることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して、本
発明をより具体的に説明する。第1の実施例を図1〜図
3に示す。穀物用低温貯蔵庫1は、上部の穀物投入口2
aと下部に穀物取り出し口2bを備え、周囲が断熱材で
形成された外装容器2の内部に、穀物の貯蔵タンク3・
穀物取り出し容器4・送風機付き冷却ユニット5・冷却
伝達体6を収納し、穀物投入口2aの上部には蓋7を備
えた構造となっている。
【0016】送風機付き冷却ユニット5は送風機5aと
ペルチェ効果を用いたペルチェ冷却装置5bからなって
いる。穀物用低温貯蔵庫1内部は、一般の冷蔵庫ほどの
低温にする必要はないので、ペルチェ効果を用いたペル
チェ冷却装置5bで充分に所望の効果が得られる。この
冷却ユニット5により、庫内を所定の低温(例えば15
℃前後)に保つことができる。
【0017】穀物投入口2aをふさぐ蓋7は、外装容器
2に対して開閉扉式または引き戸式など、適宜選択でき
る。外気温の影響を受けないようにするため、外装容器
2と同様の断熱性の高い材質で形成し、また閉じたとき
外装容器2と接触する部分にはゴムパッキン等を貼設
し、密閉度を高めるとよい。
【0018】本実施例においては、蓋7の内部に送風機
付き冷却ユニット5を収納し、ちょうつがい式の開閉蓋
とした。送風機付き冷却ユニット5は下記の冷却板6と
の関係で穀物用低温貯蔵庫1の上部に設けるのが好まし
いが、下部に設けることも可能ではある。なお、蓋7の
内部に送風機付き冷却ユニット5を収納する構成は、一
例であって必須条件ではない。
【0019】貯蔵タンク3は、穀物Aを貯蔵する部分で
ある。底面に排出口3aがあり、該排出口3aに向かっ
て傾斜を設けてある。投入された穀物Aは、滞留するこ
となく順次排出される。貯蔵タンク3内の穀物Aの量が
外部から確認できるよう、残量計や透明窓を設けると、
さらに便利になる。
【0020】上記貯蔵タンク3の内部には、金属板6a
を交差させて組み合わせた冷却伝達体6が収納されてい
る。この冷却伝達体6は、2枚の金属板6a・6aを交
差させて組み合わせたものである。この冷却伝達体6
は、上方から見て全ての金属板6aの板厚部分の断面が
見えるよう組み合わされ、貯蔵タンク3内に収納されて
いる。ちょうど仕切り板のように見えるはずである。金
属板6aを多数組み合わせると、さらに冷却効果が高ま
る。
【0021】上記冷却伝達体6を構成する金属板6aに
は、熱伝導度の高い材質を用いる。例えばアルミニウム
・銅・真ちゅうなどが好ましい。また冷却伝達体6に
は、送風機付き冷却ユニット5からの冷風を受け、冷却
効果の伝達を促進する受風部6bを設けておくとよい。
冷却伝達体6は容易に取り外し自在構造とすることがで
きる。メンテナンス上都合がよい。
【0022】本実施例では、冷却伝達体6を金属板6a
を交差させて組み合わせた構造としたが、熱伝導度の高
い金属製の板状体であれば、例えば金属網のようなもの
でもよい。また、効果は低下するが、冷却伝達体6は1
枚の板状体とすることも可能である。
【0023】穀物取り出し容器4は、引き出し式の容器
が出し入れ自在に構成してあるものが一般的である。穀
物取り出し口2bを開閉扉式または引き戸式等に設け、
穀物取り出し容器4は外装容器2内に固定しておくこと
もできる。穀物を取り出す時は、穀物取り出し口2bを
開けて計量カップ等ですくい取るようにする。定量繰り
出し機構2c付きの取り出し口にすると、さらに便利で
ある。なお、内部の貯蔵タンク3の下部を断熱材で形成
すれば、穀物取り出し口2bにあたる部分は断熱材で構
成しなくてもよい。どの部分まで断熱構造とするかは適
宜選択すればよい。なお本発明は、実施例に記載されて
いる形態に何ら限定されるものではない。
【0024】
【発明の効果】本発明によると、第1に冷却装置にペル
チェ効果を用いた比較的安価なペルチェ冷却装置を用
い、また投入された穀物の中心部分まで冷やす手段とし
て、加工コストの比較的安価な金属製板状体をよりなる
簡単な構造の冷却伝達体を用いたことにより、製造コス
トが低減され、シンプルでコンパクトかつメンテナンス
の容易な装置となった。第2に、上記ペルチェ冷却装置
と熱伝導度の高い材質、本実施例ではアルミニウム製冷
却伝達体の組み合わせにより、従来の装置に比べほぼ2
倍の冷却効果が得られた。これは従来と同等の作業をす
るに当たり、消費電力がほぼ半分で済むということであ
る。第3に、高出力の送風装置は特に必要ではないの
で、振動・騒音等の問題は発生しない。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の全体斜視図である。
【図2】本発明実施例の断面図である。
【図3】冷却伝達体の装着状態を示す図(上から見た
図)である。
【図4】金属板を多数組み合わせた例を示す図である。
【符号の説明】
1 穀物用低温貯蔵庫 2 外装容器 2a 穀物投入口 2b 穀物取り出し口 2c 定量繰り出し機構 3 貯蔵タンク 3a 排出口 4 穀物取り出し容器 5 送風機付き冷却ユニット 5a 送風機 5b ペルチェ冷却装置 6 冷却伝達体 6a 金属板 6b 受風部 7 蓋 8 電源コード A 穀物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面の排出口に向かって傾斜を設けた穀
    物の貯蔵タンクと送風機付き冷却ユニットを、周囲を断
    熱材で形成し上面と下部側方に開閉手段を有する外装容
    器に収納し、該貯蔵タンク底部の排出口下で穀物を受け
    る穀物取り出し容器を備えた穀物用低温貯蔵庫におい
    て、金属製板状体よりなる冷却伝達体を該貯蔵タンク内
    に配置したことを特徴とする、穀物用低温貯蔵庫。
  2. 【請求項2】 上記送風機付き冷却ユニットが穀物用低
    温貯蔵庫の上部に配置されていることを特徴とする、請
    求項1に記載の穀物用低温貯蔵庫。
  3. 【請求項3】 上記冷却ユニットがペルチェ効果を用い
    たペルチェ冷却装置であることを特徴とする、請求項1
    または請求項2記載の穀物用低温貯蔵庫。
JP13588698A 1998-04-08 1998-04-08 穀物用低温貯蔵庫 Pending JPH11290227A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040022471A (ko) * 2002-09-07 2004-03-16 주식회사 마이텍 쌀 보관통
WO2004064587A1 (en) * 2003-01-22 2004-08-05 Sung-Chul Park Refrigerator for grain

Cited By (4)

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