JPH11289404A - 携帯型通信装置 - Google Patents

携帯型通信装置

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JPH11289404A
JPH11289404A JP10088594A JP8859498A JPH11289404A JP H11289404 A JPH11289404 A JP H11289404A JP 10088594 A JP10088594 A JP 10088594A JP 8859498 A JP8859498 A JP 8859498A JP H11289404 A JPH11289404 A JP H11289404A
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Akira Todo
明 藤堂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯型通信装置の課金対象の通信の利用し過
ぎを防止する。 【解決手段】 使用限度通信料金の入力を受け付ける使
用限度料金入力受け付け手段10を設ける。使用限度料
金入力の受け付けは、暗証番号の確認の後に行う。使用
限度料金入力受付手段で受け付けられた使用限度通信料
金を記憶部15に記憶する。通信料金を累計し、その累
計額が、記憶部15に記憶されている使用限度通信料金
を越えているか否かを判別する判別手段を設ける。判別
手段により、累計額が、記憶部に記憶されている使用限
度通信料金を越えている場合に、それ以後の課金対象の
通信を禁止する通信禁止手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、PDC
(パーソナル・デジタル・セルラー)やPHS(パーソ
ナル・ハンディホン・システム)などの携帯型電話や、
通信機能を有するPDA(パーソナル・デジタル・アシ
スタンツ)などの、通信に課金される携帯型通信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】携帯型電話やPDAなどの携帯型通信装
置の通信料金は、一般公衆回線の電話や通信の場合の通
信(通話)料金よりも、比較的高額である。しかし、使
用した通信料金についての累計額は、一般に、例えば、
1ヶ月毎の通信料金の支払い時に分かる。このため、使
用者は、携帯型電話やPDAによる通信の利用し過ぎ
を、その請求金額の大きさにより知らされることにな
る。
【0003】このような電話や通信の使い過ぎを防止す
るために、通信事業者が、使用者ごとに使用限度を設定
できるサービスを提供することが行われている。これ
は、使用者が、自分の使用限度通信料金を、予め通信事
業者に届け出しておき、使用料金が届け出がされていた
使用限度通信料金に到達したときに、通信の利用を通信
事業者が制限するというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このサービスによれ
ば、使用者は、予定した通信料金以上の通信を行わなく
なって、使い過ぎを防止でき、便利であるが、使用限度
の通信料金の変更も、事業者に届け出る必要があり、面
倒である。また、一旦、使用限度額を届け出た場合に
は、例えば、ある期間のみ、より多く使用したい場合な
どの臨機応変な変更ができない、あるいは非常に面倒で
あるという欠点がある。
【0005】この発明は、以上の欠点を解決した携帯型
通信装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明による携帯型通信装置は、暗証情報
を確認後、使用限度通信料金の入力を受け付ける使用限
度料金入力受け付け手段と、前記使用限度料金入力受付
手段で受け付けられた前記使用限度通信料金を記憶する
記憶部と、通信料金を累計し、その累計額が、前記記憶
部に記憶されている前記利用限度通信料金を越えている
か否かを判別する判別手段と、前記判別手段により、前
記累計額が、前記記憶部に記憶されている前記使用限度
通信料金を越えている場合に、それ以後の課金対象の通
信を禁止する通信禁止手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の携帯型通信装置において、前記使用限度通信料金は、
設定された期間内における限度料金であり、前記設定さ
れた期間が経過したときには、前記累計額がゼロにリセ
ットされて、前記期間が再スタートされることを特徴と
する。
【0008】さらに、請求項3の発明は、請求項2に記
載の携帯型通信装置において、前記設定された期間内に
前記累計額が前記使用限度通信料金を越えている場合
に、追加の使用限度通信料金の設定入力を受け付ける手
段を備えるとともに、前記期間が再スタートされるとき
に、前記追加の使用限度通信料金はゼロにリセットされ
ることを特徴とする。
【0009】上述の請求項1の発明の携帯型通信装置に
おいては、携帯型通信装置に使用限度の通信料金が設定
されてメモリに記憶され、その使用限度の通信料金を越
える通信がなされようとするときには、その通信は禁止
される。したがって、使用者が自分が設定した使用限度
以上の通信を行うのを防止できる。しかし、禁止される
通信は、発呼のように課金対象の通信であって、携帯型
電話の場合の着信は受けることができる。
【0010】そして、この場合には、携帯型通信装置に
使用限度の通信料金を設定するようにするので、従来の
ような通信事業者への面倒な届け出が不要である。
【0011】また、暗証番号などの暗証情報を入力して
からではないと、使用限度料金の設定変更はできないの
で、例えば、当該携帯型通信装置が盗難にあっても、設
定した使用限度以上に使用されてしまうのを防止するこ
とができる。
【0012】また、請求項2の発明の場合には、使用限
度通信料金は、設定された長さの期間についてのもので
あり、累計額は、設定された期間の経過後にゼロリセッ
トとされて、次の期間についての使用料金制限処理が自
動的に始まる。
【0013】また、請求項3の発明の場合には、前記設
定された期間内において、使用した通信の料金の累計額
が、設定された使用限度料金を越えてしまった場合にお
いても、追加の使用限度通信料金の設定入力が受け付け
られるので、当該期間においては、より多く通信の利用
をしたい場合など、臨機応変な対応が簡単にできるもの
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明による携帯型通信
装置の実施の形態を、携帯電話端末の場合について図を
参照しながら説明する。
【0015】図1は、この実施形態の携帯電話端末のブ
ロック図を示すものであり、また、図2は、その概観を
示すものである。
【0016】図1に示すように、この実施形態の携帯電
話端末は、アンテナ1と、送受信回路部2と、アンプ3
および5と、受話器としてスピーカ4と、送話器として
のマイクロホン6と、制御部10と、ジョグダイヤル1
1と、キースイッチ群12と、LCDドライバ13と、
LCD14と、使用料金限度情報メモリ15と、暗証番
号メモリ16とを備えて構成されている。
【0017】アンテナ1は、携帯電話の基地局との間で
データを無線で送受信するためのものである。送受信回
路部2は、アンテナ1で受信された音声データをデコー
ドし、アンプ3を通じてスピーカ4に供給する。また、
送受信回路部2は、マイクロホン6で収音され、アンプ
5を通じて入力されたユーザの送話の音声信号をエンコ
ードして、送信信号に変換し、アンテナ1を通じて送信
するようにする。
【0018】送受信回路部2は、制御部10の制御を受
けて、上述のような通話音声信号などの送受を行う。な
お、送受信回路部2は、制御部10に、受信電界強度の
情報など、必要な情報を送る。
【0019】ジョクダイヤル11は、選択カーソルのア
ップダウンなどの移動キーとしての役割と、決定キーと
しての役割を有する操作部を構成する。この例の場合、
ジョグダイヤル11は、図2の携帯電話端末の外観図に
示すように、回動が可能であるとともに、その半径方向
にプッシュ移動可能な円形のダイヤルつまみにより構成
される。
【0020】そして、このダイヤルつまみの回動によ
り、ジョグダイヤル11は、選択カーソル移動キーとし
ての役割を果たす。また、ジョグダイヤル11は、半径
方向にプッシュ(押下)されることにより、ノンロック
式の押ボタンとしての機能も有する。この押ボタンの機
能は、決定キーとしての役割を果たすものである。
【0021】キースイッチ群12は、電話番号入力など
のための数字キーやその他のファンクションキーからな
る。制御部10は、キースイッチ群12の電話番号入力
を受けて、発呼処理などを行う。
【0022】LCDドライバ13は、制御部10の制御
を受け、制御部10からの表示情報をLCD14に表示
するようにする。
【0023】使用料金限度情報メモリ15は、ユーザに
より設定された使用料金限度額、当該使用料金限度額が
有効な期間、追加限度額、開始年月日、期間毎の記録な
どが格納される。
【0024】暗証番号メモリ16は、ユーザが登録した
暗証番号を格納する。制御部10は、使用料金限度情報
メモリ15に格納する使用料金限度額、当該使用料金限
度額が有効な期間、追加限度額についてのユーザの設定
および変更の入力は、この暗証番号メモリ16に格納さ
れている暗証番号が、事前に入力されたときにだけ、受
け付けて、使用料金限度情報メモリ15に格納するよう
にする。
【0025】これにより、例えば、親が子供に当該携帯
電話端末を使用させる場合において、親が暗証番号を登
録して、使用料金の限度額、期間を設定した場合に、子
供が勝手にその使用料金の限度額や期間を変更すること
ができないため、使い過ぎを心配することなく、安心し
て携帯電話端末を使用させることができる。
【0026】また、携帯電話端末を紛失したり、盗難に
あったりした場合にも、不法な使用による損害を、設定
された期間内の使用限度額に押さえることができる。
【0027】ユーザは、予め、使用料金限度の設定/変
更用の暗証番号をキースイッチ群12を用いて登録し、
制御部10は、それを暗証番号メモリ16に格納する。
なお、暗証番号メモリ16および使用料金限度情報メモ
リ15には、不揮発性メモリが用いられたり、あるい
は、バッテリーバックアップされて不揮発性メモリと同
等の構成とされており、格納されている情報は、携帯電
話端末の電源をオフにしても消えない。
【0028】制御部10は、マイクロコンピュータによ
り構成されており、次のようにして、ユーザによる使用
料金限度の設定を受け付け、使用料金に限度が設けられ
た使用態様における制御処理を実行する。そして、制御
部10は、課金対象の通信(この例の携帯電話端末の場
合には、発呼から開始する通信)の使用料金の計算を行
うために、発呼番号による課金単価のテーブル(時間単
価の課金テーブル)を格納するメモリを内蔵している。
【0029】図3および図4は、ユーザによる使用料金
限度の設定が行われる使用料金限度設定モードへの移行
および使用料金限度設定モードにおける制御部10の処
理ルーチンである。
【0030】図3に示すように、ジョグダイヤル11が
プッシュされたか否か判別され(ステップS1)、ジョ
グダイヤル11がプッシュされなければ、その他の処理
に移行する(ステップS2)。ジョグダイヤル11がプ
ッシュ操作されたと判別されたときには、種々の選択可
能な機能をLCD14の画面に表示する機能設定モード
になる(ステップS3)。
【0031】この機能設定モードにおいて、ジョグダイ
ヤル11が回転操作されたか、プッシュ操作されたかが
判断され(ステップS4)、回転操作されたと判断され
たときには、選択中の機能を変更する処理がなされる
(ステップS5)。また、ジョグダイヤル11がプッシ
ュ操作されたと判断されたときには、そのとき選択中の
機能を選択決定する(ステップS6)。
【0032】すなわち、図示しないが、機能設定モード
においては、LCD14の画面には、選択可能な複数の
機能の名称の表示されており、選択中の機能が、例えば
白黒反転表示により表されている。そして、ジョグダイ
ヤル11が回転されると、反転表示されている機能名称
が変更される。また、ジョグダイヤル11がプッシュ操
作されると、その時に選択中の機能に決定されて、その
機能のモードに移行する。
【0033】ステップS6の次のステップS7において
は、選択決定された機能が使用料金限度設定モードであ
るか否か判断し、そうでなければ、選択決定された他の
機能についての処理に移行する(ステップS8)。ステ
ップS7で、選択決定された機能が使用料金限度設定モ
ードであると判別されたときには、暗証番号の入力を促
すメッセージをLCD14の画面に表示し(ステップS
9)、暗証番号のキー入力を待つ(ステップS10)。
【0034】暗証番号の入力がなされたとステップS1
0で判別されると、ステップS11に進み、暗証番号メ
モリ16に格納されている暗証番号との照合確認を行
う。照合の結果、記憶されている暗証番号と入力された
暗証番号とが異なるときには、ステップS12に進み、
暗証番号の再入力または使用料金限度設定モードの中止
の入力を促すメッセージをLCD14の画面に表示す
る。
【0035】そして、ステップS13で、入力は、暗証
番号の再入力であるか中止であるかを判別し、中止の入
力であれば、使用料金限度設定モードの中止処理を行い
(ステップS14)、それ以前のモードに戻って、この
処理ルーチンを終了する。また、暗証番号の再入力であ
れば、ステップS11に戻り、暗証番号の照合確認を再
度行う。
【0036】そして、ステップS11での暗証番号の照
合確認の結果、記憶されている暗証番号と入力された暗
証番号とが一致しているときには、設定する使用料金限
度額を有効とする期間の設定入力を促すメッセージをL
CD14の画面に表示し(ステップS15)、その期間
の設定入力を待つ(ステップS16)。期間の設定入力
は、例えば、1か月、2か月、…のように月単位に行わ
れる。もっとも、週単位や複数日数単位で期間の設定入
力ができるようにしても勿論よい。
【0037】ユーザによる期間の設定入力を検知する
と、設定された期間を、使用料金限度情報メモリ15に
格納する(ステップS17)。そして、設定された期間
の開始年月日の入力を促すメッセージをLCD14の画
面に表示し(ステップS18)、その期間の開始年月日
の設定入力を待つ(ステップS19)。
【0038】ユーザによる期間の開始年月日の設定入力
を検知すると、設定された期間の開始年月日を、使用料
金限度情報メモリ15に格納する(ステップS20)。
そして、使用料金限度額の入力を促すメッセージをLC
D14の画面に表示し(ステップS21)、その使用料
金限度額の設定入力を待つ(ステップS22)。
【0039】ユーザによる使用料金限度額の設定入力を
検知すると、設定された使用料金限度額を、使用料金限
度情報メモリ15に格納する(ステップS23)。そし
て、暗証番号の入力を促すメッセージをLCD14の画
面に表示し(ステップS24)、暗証番号のキー入力を
待つ(ステップS25)。
【0040】そして、暗証番号のキー入力があったとき
には、その入力された暗証番号の照合確認を行い(ステ
ップS26)、照合確認の結果、記憶されている暗証番
号と入力された暗証番号とが異なるときには、ステップ
S28に進み、暗証番号の再入力または使用料金限度設
定モードの中止の入力を促すメッセージをLCD14の
画面に表示する。
【0041】そして、ステップS29で、入力は、暗証
番号の再入力であるか中止であるかを判別し、中止の入
力であれば、使用料金限度設定モードの中止処理を行い
(ステップS30)、それ以前のモードに戻って、この
処理ルーチンを終了する。また、暗証番号の再入力であ
れば、ステップS26に戻り、暗証番号の照合確認を再
度行う。
【0042】また、ステップS26での暗証番号の照合
確認の結果、記憶されている暗証番号と入力された暗証
番号とが一致しているときには、以上のようにして設定
され、使用料金限度情報メモリ15に格納された情報に
基づく使用料金限度モードに移行し(ステップS2
7)、この処理ルーチンを終了する。
【0043】次に、使用料金限度モードの時の制御部1
0の処理ルーチンを図5を参照しながら説明する。
【0044】まず、ステップS31において、使用料金
限度情報メモリ15に格納されている期間が経過したか
否か判別する。期間が未だ経過していなければ、ステッ
プS32で、課金対象の通信、携帯電話機の場合には、
発呼による通信がなされているか否か判別し、通信がな
されていなければ、ステップS31に戻る。
【0045】課金対象の通信がなされていれば、ステッ
プS33に進み、時間計測をして、通信の使用料金の計
算を実行し、次のステップS34で、それまでの当該期
間におけるトータル累計を求める。そして、次のステッ
プS35で、求められたトータル累計が、設定された使
用料金限度額を超えたか否か判別する。トータル累計が
使用料金限度額を超えていなければ、ステップS36
で、通信終了後に、その通信記録として、当該通信の料
金およびそれまでのトータル累計をメモリ15に格納し
て記録し、その後、ステップS31に戻る。
【0046】トータル累計が、設定された使用料金限度
額を超えた場合には、ステップS37に進み、それ以後
の課金対象通信を禁止するようにする。この例の携帯電
話端末の場合には、着信による通信は、課金対象ではな
いので、発呼により開始される通信ができなくなる。
【0047】次に、ステップS38に進み、ユーザから
暫定の追加限度額を入力する要求があるか否かの判断を
行う。ここで、暫定の追加限度額は、使用料金限度額を
超えたが、当該期間の残りの期間で使用をしたい場合の
ユーザの要求に対応するためのものである。暫定の追加
限度額の要求がなければステップS31に戻る。
【0048】また、暫定の追加限度額の要求があったと
きには、ステップS39に進み、前述と同様にして、暗
証番号の入力を促し、暗証番号メモリ16に登録されて
いる暗証番号と、入力された暗証番号との照合確認をし
た後、暫定の追加限度額の入力を受け付ける。図示しな
かったが、暗証番号の照合確認の結果、記憶(登録)さ
れている暗証番号と入力された暗証番号とが一致しなか
った場合には、暫定の追加限度額の入力は受け付けられ
ない。
【0049】暫定の追加限度額の入力が受け付けられる
と、ステップS40に進んで、メモリ15に記憶されて
いる使用料金限度額に、暫定追加限度額を加算したもの
を、暫定の使用料金限度額とする。そして、ステップS
41に進んで、課金対象の通信の禁止を解除し、ステッ
プS31に戻る。したがって、それ以後は、設定期間内
であれば、暫定の使用料金限度額まで課金対象の通信が
可能になる。
【0050】一方、ステップS31において、設定期間
が経過したと判別されたときには、ステップS42に進
み、それまでのトータル累計をゼロにリセットするとと
もに、暫定の追加限度額をゼロにリセットする。使用料
金限度額は、そのまま保持する。そして、ステップS4
3に進み、設定された期間を新たにスタートさせる。こ
のとき、新たにスタートした期間には、新たな識別番号
が付く。したがって、ステップS36における通信ごと
の記録は、その識別番号で識別される期間ごとについて
行われる。
【0051】以上のようにして、この実施の形態の携帯
電話装置では、設定された長さの期間内で、設定された
使用料金限度を超えたら、課金対象の通信である発信が
行えないようにしたので、使用者の使い過ぎを防止する
ことが容易にできる。
【0052】そして、使用限度額や、期間、追加の限度
額などの設定や変更入力は、暗証番号の入力を確認して
から行うようにするので、暗証番号を知らない使用者に
より、使用限度額や、期間、追加の限度額などが勝手に
変更されることはない。
【0053】また、設定された期間内に、設定された使
用料金限度額を超えたときに、追加の限度額を設定する
ことができるようにしたので、当該追加の限度額が付加
された期間では、より多くの通信を行うことができる。
つまり、使用者は、使用する期間ごとに、テンポラリー
に使用限度額を簡単に変更することができる。
【0054】また、設定された期間が過ぎたときには、
その期間内のトータル累計をゼロリセットして、新たな
期間をスタートさせるようにしたので、再設定をするこ
となく、使用者が望む使用料金限度の範囲での期間内使
用を、継続して制御することができる。そして、期間を
更新する際に、使用料金限度額はリセットしないが、追
加限度額はゼロにリセットするので、元の設定通りの使
用料金限度額で新たな期間をスタートさせることができ
る。
【0055】また、使用料金は、期間ごとにトータル累
計を記録するようにするので、使用料金の確認が容易で
ある。
【0056】なお、以上は、携帯型通信装置として、携
帯電話端末の場合を例に採って説明したが、この発明
は、通信が可能な電子手帳などのPDAにも適用できる
ことはいうまでもない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、携帯型通信装置自身で、使用料金の限度額を設定し
て、使い過ぎを防止することができる。特に、使用料金
限度額の入力は、暗証情報の入力を前提としているの
で、暗証を設定した者以外の者の使用料金限度額の変更
を防止できる。このため、例えば紛失したり盗難にあっ
たとしても、不法な使用による損害を、設定期間内の使
用料金限度額以内に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による携帯型通信装置の一実施の形態
としての携帯電話端末のブロック図である。
【図2】実施の形態の携帯電話端末の概観の例を示す図
である。
【図3】実施の形態の要部の処理動作を説明するための
フローチャートの一部である。
【図4】実施の形態の要部の処理動作を説明するための
フローチャートの一部である。
【図5】実施の形態の要部の処理動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
2…送受信回路部、3、5…アンプ、4…スピーカ(受
話器)、6…マイクロホン(送話器)、10…制御部、
11…ジョグダイヤル、12…キースイッチ群、13…
LCDドライバ、14…LCD、15…使用料金限度情
報メモリ、16…暗証番号メモリ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】暗証情報を確認後、使用限度通信料金の入
    力を受け付ける使用限度料金入力受け付け手段と、 前記使用限度料金入力受付手段で受け付けられた前記使
    用限度通信料金を記憶する記憶部と、 通信料金を累計し、その累計額が、前記記憶部に記憶さ
    れている前使用限度通信料金を越えているか否かを判別
    する判別手段と、 前記判別手段により、前記累計額が、前記記憶部に記憶
    されている前記使用限度通信料金を越えている場合に、
    それ以後の課金対象の通信を禁止する通信禁止手段と、 を備えることを特徴とする携帯型通信装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の携帯型通信装置におい
    て、 前記使用限度通信料金は、設定された期間内における限
    度料金であり、 前記設定された期間が経過したときには、前記累計額が
    ゼロにリセットされて、前記期間が再スタートされるこ
    とを特徴とする携帯型通信装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の携帯型通信装置におい
    て、 前記設定された期間内に前記累計額が前記使用限度通信
    料金を越えている場合に、追加の使用限度通信料金の設
    定入力を受け付ける手段を備えるとともに、前記期間が
    再スタートされるときに、前記追加の使用限度通信料金
    はゼロにリセットされることを特徴とする携帯型通信装
    置。
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