JPH11288765A - 船舶用防水形電気接続装置及びそのソケットアウトレット、プラグ - Google Patents

船舶用防水形電気接続装置及びそのソケットアウトレット、プラグ

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JPH11288765A
JPH11288765A JP10103751A JP10375198A JPH11288765A JP H11288765 A JPH11288765 A JP H11288765A JP 10103751 A JP10103751 A JP 10103751A JP 10375198 A JP10375198 A JP 10375198A JP H11288765 A JPH11288765 A JP H11288765A
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SANSHIN SENPAKU DENGU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる使用電圧に対応して電極、接地極夫々
の配置を、共通する構成部品の組合せ位置形態を異なら
しめることで組立て対応できるようにする。 【解決手段】 ソケットアウトレット10は、アウトレ
ット本体11の上部の開口12を水密的に閉塞固定する
アウトレット体15と、電極、接地極用の接触子35,
36夫々を基準位置(10A)に対して所定角度位置で
回転位相させて固定保持する接触子用固定手段(27,
47)を有してアウトレット体15に配装する差込ソケ
ット機構21とを備える。一方、プラグ50は、差込ソ
ケット機構21に嵌め合わせるプラグ本体51に係止し
て、差込ソケット機構21を水密的に覆ってソケットア
ウトレット10に固定する締付リング55と、電極、接
地極用のピン65,66夫々を基準位置(50A)に対
して所定角度位置で回転位相させて固定保持するピン用
固定手段を有してプラグ本体51内に配装する差込ピン
機構61とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は船舶内の各所に配置
される電気接続装置において、その使用電圧の相違に伴
なう相互間の誤接続を防止すべくソケットアウトレッ
ト、プラグ相互の接続組合せ形態が特定されるとき、夫
々を夫々で共通する構成部品の異なる組立て態様によっ
て使用電圧の相違に対応した構造のものとして組立て構
成できる船舶用防水形電気接続装置及びそのソケットア
ウトレット、プラグに関する。
【0002】
【従来の技術】一般船舶内では照明用、動力用その他の
用途向けに各種の異なる電圧電力が使用されているか
ら、ソケットアウトレット、プラグ相互を接続する電気
接続装置においては、それらの相互間での誤接続を防止
するように相互の位置合せのための案内手段としての抜
差用ガイドを基準位置として使用電圧夫々に対応して電
極、接地極夫々の差込み位置を異ならしめているのであ
る。
【0003】そのため従来は、使用電圧毎に電極ピン、
接地極ピン位置を異ならしめて各別に構成したプラグ夫
々に対応するよう電極接触子、接地極接触子位置を異な
らしめたソケットアウトレット夫々を各別に構成してい
るものである。すなわちソケットアウトレットを正面か
ら見た状態での時計の短針位置で接地極位置を表わすも
のとして、使用電圧が例えば100〜130Vである場
合には接地極を4時位置とし、200〜250Vである
場合には同様に6時位置として夫々の本体、カバー、ピ
ン配置構造ユニット、接触子構造ユニットその他を各別
に形成し、組立てているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述したよう
に、使用電圧夫々に対応した各別の構成とするために、
特にピン配置構造ユニット、接触子構造ユニット等にあ
ってはそれらのユニット部品を夫々に対応した形状、構
造のものとして各別に形成しなければならず、またその
組立てに際する部品組合せも特定されるから極めて面倒
であるばかりでなく、その部材及びそれらに関連する多
数の成型用金型等の管理も煩わしいものであった。
【0005】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、使用電圧の相違に伴ない
電極、接地極夫々の配置が異なるものとして構成される
ソケットアウトレット、プラグ夫々において、それらを
構成する部品が夫々に共通でありながらその組合せ形態
を異ならしめることで使用電圧の相違に対応したものと
して構成でき、また全体としての使用部品に汎用性ある
ものとして部品数を少なくできる船舶用防水形電気接続
装置及びそのソケットアウトレット、プラグを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、電気回路を接続・切断する相
互に着脱自在なソケットアウトレット10、プラグ50
から成る防水処理された電気接続装置において、そのソ
ケットアウトレット10は、ほぼボックス状のアウトレ
ット本体11と、このアウトレット本体11における上
部の開口12を水密的に閉塞してアウトレット本体11
に固定されるアウトレット体15と、電極、接地極用の
接触子35,36夫々を基準位置(10A)に対して所
定角度位置で回転位相させて固定保持する接触子用固定
手段(27,47)を有してアウトレット体15に配装
される差込ソケット機構21とを備えて成るものとし、
またプラグ50は、ソケットアウトレット10における
差込ソケット機構21に嵌め合わせられるほぼ筒状のプ
ラグ本体51と、このプラグ本体51における開口部5
2に係止していて、差込ソケット機構21を水密的に覆
ってソケットアウトレット10に固定する締付リング5
5と、電極、接地極用のピン65,66夫々を基準位置
(50A)に対して所定角度位置で回転位相させて固定
保持するピン用固定手段(72,77)を有してプラグ
本体51内に配装される差込ピン機構61とを備えて成
るものとしてある。ソケットアウトレット10の差込ソ
ケット機構21は、電極、接地極用のピン差込孔25,
26が形成されていて、アウトレット体15に形成した
収納筒部18の底部に所定角度位置で回転位相させて嵌
め入れられる差込体22と、ピン差込孔25,26夫々
に挿入される電極、接地極用の接触子35,36夫々を
設けて差込体22に嵌め込み固定される接触子ユニット
31と、これらの差込体22、接触子ユニット31を収
納筒部18に固定保持させる固定盤41とを備え、差込
体22あるいは接触子ユニット31の少なくともいずれ
か一方と固定盤41とを相互間で回転位相させて係合す
る接触子用固定手段(27,47)とを設けてある。ま
た接触子用固定手段(27,47)は、差込体22の底
部外周縁に等間隔で切欠状に形成した複数の位置決め凹
所27に対して、アウトレット体15に固定される固定
盤41の外周に突部状に形成した位置決め突部47を係
止するとしたものである。そして差込体22は、アウト
レット体15底部に開口形成した装着口18Aの外周縁
部に当接する装着フランジ23と、プラグ50における
電極、接地極用のピン65,66等を囲繞するプラグ本
体51の開口部52が嵌め合わせられるようにして装着
フランジ23に立設状に連設した差込筒部24と、この
差込筒部24の上部閉塞部分で開口させて形成した電
極、接地極用のピン差込孔25,26とを一体状に形成
し、装着フランジ23底面には接触子ユニット31を固
定係合する係合手段(29,39)を設けたものであ
る。接触子ユニット31は差込体22における装着フラ
ンジ23に係合手段(29,39)を介して嵌め合わせ
る保持ベース32と、この保持ベース32の下方に突出
されていて、電極、接地極用の接触子35,36を保持
するスリット付きの有底状の保持筒33,34とを有し
て成る。固定盤41は保持ベース32を嵌め合わせ支持
して、差込体22に接触子用固定手段(27,47)を
介して係合した状態でアウトレット体15底部に固定さ
れるものとしてある。一方、プラグ50の差込ピン機構
61は、プラグ本体51自体の開口部52内に所定角度
位置で回転位相させてプラグ本体51に固着される固定
リング75と、電極、接地極用のピン65,66を固定
しているピン固定部64が形成されていて、プラグ本体
51内に装入されてピン用固定手段(72,77)を介
して固定リング75に固定されるピン固定体62とを備
えている。またピン用固定手段(72,77)は、ピン
固定体62を貫挿したオネジ72を、固定リング75に
突設形成した複数の固定部77にネジ止めするものとし
てある。そして固定リング75はプラグ本体51の本体
部の上部分内部の内周側面に突設した複数の取付条74
の端面にネジ止めされる複数の固着孔76を開穿したド
ーナツ板状に形成され、内周縁にはピン固定体62を取
り付け固定する複数の固定部77を突設したものであ
る。ピン固定体62は、電極、接地極用のピン65,6
6を固定するピン固定部64を有するピン固定盤63
と、プラグ本体51内に引き入れられる電線を固定保持
する立脚状の電線保持部69を有し、ピン65,66夫
々に電線を挿通させる挿通孔が開穿されていてピン固定
盤63に固着される電線保持盤68とから成っている。
【0007】以上のように構成された本発明に係る船舶
用防水形電気接続装置及びそのソケットアウトレット、
プラグにあって、ソケットアウトレット10における差
込ソケット機構21の電極、接地極用の接触子35,3
6、プラグ50における差込ピン機構61の電極、接地
極用のピン65,66夫々は使用される電圧に対応した
組合わせに際し、相互間で合致する特定位置のみでしか
接続させず、異なる電圧のものとして構成されたもの同
志では互いに合致せず、接続させない。ソケットアウト
レット10の差込ソケット機構21は、相互に嵌め込み
固定される差込体22と接触子ユニット31とが電極、
接地極用の接触子35,36をアウトレット体15内に
回転位相自在な状態で配置させる。そして差込体22あ
るいは接触子ユニット31を接触子用固定手段(27,
47)を介してアウトレット体15に固定する固定盤4
1は、基準位置(10A)に対して所定角度位置で回転
位相させて特定位置で保持された後の接触子35,36
をアウトレット体15内で固定化させ、使用電圧に対応
した位置を同一共通部材夫々の組合わせ位置を選択する
のみで対処させる。また差込体22の装着フランジ23
は、アウトレット体15に対して差込体22自体、更に
係合手段(29,39)を介して差込体22に保持ベー
ス32によって嵌め合わせる接触子ユニット31夫々を
回転位相自在にして位置決めさせ、接触子用固定手段
(27,47)を介した固定盤41の係合で差込ソケッ
ト機構21全体をアウトレット体15底部に固定させ
る。差込ソケット機構21において差込体22の差込筒
部24、ピン差込孔25,26、接触子ユニット31の
スリット付きの保持筒33,34夫々は、電極、接地極
用の接触子35,36夫々をソケットアウトレット10
内に引き入れた電線に電気的に接続した状態として保持
固定させ、プラグ50における電極、接地極用のピン6
5,66を抜き差し案内させて電気回路を接続、遮断さ
せる。ソケットアウトレット10にプラグ50を差し込
み固定後の締付リング55のアウトレット体15への締
め付けは、ソケットアウトレット10とプラグ50とを
強固に接続固定し、また外部からの浸水等を阻止させ
る。一方、プラグ50の差込ピン機構61は、ピン固定
体62に固定した電極、接地極用のピン65,66を固
定リング75を介してプラグ本体51内で固定化させ
る。このときプラグ本体51内に固着される固定リング
75は、プラグ本体51内で回転位相自在にしてあるこ
とでその基準位置(50A)に対して所定角度位置で回
転位相させられてピン65,66を特定位置で保持さ
せ、使用電圧に対応した位置を同一共通部材夫々の組合
わせ位置を選択するのみで対処させる。またピン固定体
62のピン固定部64、電線保持部69は、プラグ本体
51内に引き入れた電線に電気的に接続した状態として
保持固定させ、そのピン固定盤63はピン用固定手段
(72,77)を介して固定リング75に固定するのみ
でピン65,66をプラグ本体51内に固定させる。固
定リング75の複数の固着孔76は、取付条74にネジ
止めするに際しその位置の選定で回転位相後の特定位置
でプラグ本体51内に固定リング75自体を固着させ、
固定部77を介してピン固定体62を固定保持させる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明するに、図において示される符号10は
船舶における例えば壁面等に配線されて設置されるソケ
ットアウトレットであり、このソケットアウトレット1
0に差込まれて電気的に接続されるプラグ50と共に使
用電圧に対応して電極、接地極等の配置組合せが夫々に
異なるものとして相互間で誤接続が生じないように、そ
の接続位置を特定化する基準位置(10A,50A)を
設定して構成されている。
【0009】ソケットアウトレット10は、壁面等に取
り付けるための取付手段13が設けられているほぼボッ
クス状のアウトレット本体11と、このアウトレット本
体11における上部の開口12を水密的に閉塞して固定
されるアウトレット体15と、プラグ50における電
極、接地極用のピン65,66が差し込まれる電極、接
地極用の接触子35,36夫々を基準位置(10A)に
対して所定角度位置で回転位相させて固定保持する接触
子用固定手段(27,47)を有してアウトレット体1
5に配装される差込ソケット機構21とを備えて成る。
【0010】アウトレット本体11は例えば強度向上の
ためにガラス繊維強化樹脂材料にて上部にほぼ円形状の
開口12が設けられたほぼボックス状に形成されてお
り、ネジ止め孔が開穿されている複数の取付片から成る
取付手段13が底部周縁に突設してある(図5参照)。
またこのアウトレット本体11の側壁には内部に電線を
引き入れるための防水処理が施された電線引入口14が
開口形成されている。
【0011】アウトレット体15は、アウトレット本体
11の上面に周縁に配したガスケット17を介在させる
ことで水密状にネジ止め固定されるほぼ矩形平板状のカ
バー部16に、このカバー部16を上下で貫挿するよう
にして、前記開口12内に嵌め入れられてプラグ50の
差込口の案内となるほぼ円筒状の収納筒部18を一体状
に形成したものである。また収納筒部18上部外周に
は、不使用時のソケットアウトレット10自体の開口で
ある差込口を閉塞する鎖付きの保護蓋20を、あるいは
プラグ50差し込み使用時のプラグ50を水密的に固定
する締付リング55を夫々ネジ止め固定する螺旋条構造
である切欠挿入部分が形成されている固定フランジ19
が形成されている。更にこの収納筒部18の内周には、
プラグ50が接続されるときの基準位置となる凹部状の
位置合せ溝部10Aが形成されている。
【0012】差込ソケット機構21はアウトレット体1
5における収納筒部18の開放構造となっている底部側
から装入セットされて固定されるもので、電気絶縁性、
耐熱性が良好な合成樹脂材料にて形成されている。そし
てプラグ50における電極、接地極用のピン65,66
と、これらが差し込まれる電極、接地極用の接触子3
5,36夫々とは使用電圧の相違に伴ないソケットアウ
トレット10自体を正面から見た状態の接地極用の接触
子36位置が異なるものとすることに対応して、所定角
度位置で回転位相させてそれらの接触子35,36等を
固定する接触子用固定手段(27,47)を組み込み構
成してある。そのため図4に示すように、電極、接地極
用のピン差込孔25,26が形成されていて、収納筒部
18の底部に所定角度位置で回転位相させて嵌め入れら
れる差込体22と、ピン差込孔25,26夫々に挿入さ
れる電極、接地極用の接触子35,36夫々を設けて差
込体22に嵌め込み固定される接触子ユニット31と、
これらの差込体22、接触子ユニット31を収納筒部1
8に固定保持させる固定盤41とを備え、図示にあって
は差込体22あるいは接触子ユニット31の少なくとも
いずれか一方と固定盤41とを相互間で回転位相させて
係合する接触子用固定手段(27,47)を設けてある
ものである。
【0013】差込体22は、前記収納筒部18の底部に
開口形成した装着口に当接係止するドーナツ盤状の装着
フランジ23と、プラグ50における電極、接地極用の
ピン65,66等を囲繞するプラグ本体51の開口部5
2の筒部分が、収納筒部18の内周に当接して嵌め入れ
られながら外周に嵌め合わせられるようにして装着フラ
ンジ23に立設状に連設した差込筒部24と、この差込
筒部24の上部閉塞部分で開口させて形成した電極、接
地極用の筒状のピン差込孔25,26とを一体状に形成
し、装着フランジ23底面には接触子ユニット31を固
定係合する係合手段(29,39)(後述する)を設け
たものである。この差込体22自体は収納筒部18内に
その底部外方側から装入されたときに平面上での回転が
自在で、その接地極用のピン66を差し入れさせるピン
差込孔26を所定位置にセットさせるものとしてある。
【0014】差込筒部24自体は、この差込体22が収
納筒部18内に装入配置されたときにプラグ50の開口
部52の筒部分が嵌め入れられる空隙を形成するように
収納筒部18と共に二重筒状になるのであり(図1、図
2参照)、また図示にあっての装着フランジ23には接
触子ユニット31を固定係合する係合手段(29,3
9)とは別に、後述する固定盤41との接触子用固定手
段(27,47)も設けてあるものである。
【0015】接触子ユニット31は差込体22における
装着フランジ23に係合手段(29,39)を介して所
定位置で位置決めさせて嵌め合わせる段部状の保持ベー
ス32と、この保持ベース32の下方に突出されてい
て、保持ベース32上方に突出して前記ピン差込孔2
5,26夫々に挿入配置される電極、接地極用の接触子
35,36を保持するスリット付きの有底状の保持筒3
3,34とを有して成る。保持筒33,34におけるス
リットは、前記電線引入口14から引き入れた電線を夫
々の接触子35,36に結線するために接触子35,3
6下部にネジ入れられる端子ネジ37を挿通配置させる
ものである。
【0016】しかして差込体22と接触子ユニット31
とを固定係合する係合手段(29,39)は、例えば、
装着フランジ23底面にこの装着フランジ23の外径に
比し小径にして凹部状に形成した嵌め入れ段部28に、
この嵌め入れ段部28の内径とほぼ同径の外径を有する
保持ベース32の上段部分を嵌め入れると共に、嵌め入
れ段部28内周に突設した適数の係合突部29と保持ベ
ース32の外周に切欠形成した適数の係合凹所39とを
相互に係止して成るものである。そして図示例において
の係合突部29、係合凹所39夫々は嵌め入れ段部2
8、保持ベース32夫々の周縁で3ケ所にして、またそ
のうちの1ケ所のものは他の2ケ所のものに対してその
いずれか一方側に近付けて配置構成してあって、組合わ
せ位置が特定化されるように配慮してある(図6、図7
参照)。
【0017】更に固定盤41は係合手段(29,39)
を介して組合せられた差込体22と接触子ユニット31
とを一体状にしてこれらの差込体22、接触子ユニット
31夫々の回転位相を阻止したものとして収納筒部18
に固定するもので、図示例にあっては保持ベース32の
上段部分をその下部側から嵌め合わせ支持し、差込体2
2に接触子用固定手段(27,47)を介して係合した
状態で収納筒部18の底部の装着口に例えば3箇所で当
接ネジ止めされるドーナツカップ状に形成されている
(図4参照)。
【0018】図示における接触子用固定手段(27,4
7)は、差込体22における装着フランジ23の底部外
周縁に等間隔で例えば12箇所で切欠状にして形成した
位置決め凹所27に対して、固定盤41上面内周に等間
隔で例えば3箇所で突部状にして形成した位置決め突部
47を係合するとしたものであり、図示の位置決め凹所
27は装着フランジ23における嵌め入れ段部28の外
周壁自体に切欠状に形成してある。すなわち収納筒部1
8に対して常時特定位置で固定される固定盤41に対し
て、所定角度位置で回転位相される差込体22、接触子
ユニット31をこの接触子用固定手段(27,47)を
介して位置決め固定するのであり、例えば接地極用の接
触子36の位置を基準とするものとしてある。具体的に
は図5に示すようにソケットアウトレット10自体を正
面から見た状態においての収納筒部18における時計の
短針位置に接地極用の接触子36の位置を対応させるの
であり(図5(B)参照)、例えば単相での使用電圧が
100〜130Vであるとするときには図6に示すよう
に4時位置とし、200〜250Vであるとするときに
は図7に示すように6時位置とするのであり、3相での
使用電圧が200〜250Vであるとするときには図示
を省略したが9時位置とし、380〜415Vであると
するときには同じく図示を省略したが6時位置とし、4
40〜460Vであるとするときには同じく図示を省略
したが11時位置とするのである。なおこの接触子用固
定手段(27,47)における差込体22、接触子ユニ
ット31の回転位相の変位数、回転位相角度等は図示例
のような12箇所、30度毎等とする場合に限らず、位
置決め凹所27の数及びこれに対応する位置決め突部4
7の数、位置等によって任意に設定でき、図示例の数、
位置等に限定されるものではない。
【0019】また接触子用固定手段(27,47)は、
差込体22に位置決め凹所27を形成した場合を説明し
てあるも、図示を省略したが位置決め凹所27を接触子
ユニット31に形成することもでき、更には収納筒部1
8底部の外側面に対して差込体22あるいは接触子ユニ
ット31の少なくともいずれか一方を回転位相可能にし
て相互に位置決め固定できるようにすることもできるも
のである。
【0020】一方、プラグ50は、ソケットアウトレッ
ト10における電極部分である前記差込ソケット機構2
1に嵌め合わせられるほぼ筒状のプラグ本体51と、こ
のプラグ本体51における開口部52に係止していて、
ソケットアウトレット10における電極部分、具体的に
は前記収納筒部18を水密的に覆って固定する締付リン
グ55と、電極、接地極用の接触子35,36に差し込
ませる電極、接地極用のピン65,66夫々を基準位置
(50A)に対して所定角度位置で回転位相させて固定
保持するピン用固定手段(72,77)を有してプラグ
本体51内に配装される差込ピン機構61とを備えて成
る。
【0021】プラグ本体51は下部にほぼ円形状の開口
部52が設けられたほぼ筒状に形成されている。そして
電線が引き入れられる防水処理が施された電線引入口5
3を設けてある上部は下部に比しやや小径にして側面か
ら見てほぼ45度で下方に傾斜させてあって、壁面等に
固定設置されたソケットアウトレット10に対して電気
的に接続したときの電線の引き出し方向を下向き45度
として電線の屈曲に無理が掛からないように配慮してあ
る(図1、図2参照)。更に開口部52の外周には、ソ
ケットアウトレット10に接続するときの基準位置とな
る突部状の位置合せ突部50Aが形成されており、ソケ
ットアウトレット10における位置合せ溝部10Aにの
み嵌め合せられて相互の接続時での基準位置となるよう
になっている。
【0022】締付リング55はプラグ本体51の開口部
52の外周面に形成した係止フランジ56に係止された
状態でプラグ本体51に緩く嵌め合わせてあって、外周
縁に筒部分を一体状にしたドーナツ状に形成されてい
る。そして筒部分の下端縁内周部には、前記ソケットア
ウトレット10における収納筒部18の外周に形成した
固定フランジ19の螺旋を形成している下側面に強制的
に当接してネジ止めされるストッパー58を突設してあ
る。なおこのストッパー58は締付リング55に対称的
にして計一対で設けられており、このストッパー58に
対応して固定フランジ19にはストッパー58を固定フ
ランジ19下方に嵌め入れ案内する切欠が対応位置に形
成されている。また係止フランジ56は収納筒部18上
端面に、この係止フランジ56下面に配置のガスケット
57を介在させて水密的に当接するようになっている
(図1、図2、図4参照)。
【0023】差込ピン機構61はプラグ本体51の開口
部52側から装入セットされるもので、電気絶縁性、耐
熱性が良好な合成樹脂材料にて形成されている。そして
ソケットアウトレット10における差込ソケット機構2
1と同様に使用電圧の相違に伴ない電極、接地極用のピ
ン65,66位置が異なることに対応するよう、所定角
度位置で回転位相させてそれらのピン65,66等を固
定するピン用固定手段(72,77)を組み込み構成し
てある。そのため図8に示すように、プラグ本体51自
体の開口部52内に平面上での回転位相自在にしてプラ
グ本体51の開口部52内に固着される固定リング75
と、電極、接地極用のピン65,66を固定している孔
状のピン固定部64が形成されていて、プラグ本体51
の開口部52内に装入されてピン用固定手段(72,7
7)を介して固定リング75に固定されるピン固定体6
2とを備えている。
【0024】ピン固定体62は、挿入された電極、接地
極用のピン65,66を、これらのピン65,66の基
端部に形成された空洞内に挿入された電線を圧止固定す
るよう外部からネジ入れられる端子ネジ67にて固定す
るピン固定部64を有するピン固定盤63と、プラグ本
体51内に引き入れられる電線を固定保持する立脚状の
電線保持部69を有し、ピン65,66夫々に電線を挿
通させる挿通孔が開穿されていてピン固定盤63に固着
される電線保持盤68とから成っている。ピン固定盤6
3自体は偏平なほぼカップ状を呈し、凹部状にすること
で形成されたピン固定部64に夫々のピン65,66を
各別に配置してある。また電線保持部69は電線保持盤
68の本体部分上に柱状に突設すると共に、引き入れる
電線をネジ止め挟着する挟持片71を上端部に設けてあ
る。図示例にあっての電極用のピン65の基端部は電線
保持盤68内に隠蔽状に配置され、接地極用のピン66
は電線保持盤68上方に突出配置されることで夫々が区
別されるように、また電極用のピン65における端子ネ
ジ67はピン固定盤63外側方からネジ入れられるよう
に夫々配慮してある。
【0025】固定リング75はドーナツ板状に形成され
た金属製のもので、内周縁の所定位置で、ピン固定体6
2を取り付け固定するための複数の固定部77を突設し
て形成してある。そしてこの固定リング75自体はプラ
グ本体51内で所定角度毎に回転位相されて固着される
ものとしてあり、そのために例えばプラグ本体51の本
体部の上部分内部の内周側面に例えば120度の等間隔
で上下方向に沿って突設した複数の例えば3本で形成し
た取付条74の端面にネジ止めされるよう等間隔で12
個の固着孔76を開穿してある。すなわちこうすること
でこの固定リング75は取付条74に対して30度毎に
回転した位置でネジ止め固着できるものである。
【0026】またピン固定体62とプラグ本体51と
は、プラグ本体51に回転位相させて固着される上記の
固定リング75にピン固定体62を固定することで一体
化されるのである。そのためにピン固定体62には、前
記固定部77に形成してあるメネジ孔にネジ止めされる
オネジ72を挿通させる挿通孔73を開穿してあり、図
示例にあっての挿通孔73と固定部77とは夫々が例え
ば150度間隔で配された2個のものとすることで、特
定位置で相互に組合せ固定されるように配慮してある。
【0027】このようにして固定リング75を介して差
込ピン機構61をプラグ本体51に回転位相させて所定
位置で固定するのであり、そのとき例えば接地極用のピ
ン66の位置を基準とするものとしてある。具体的には
プラグ50自体を電極、接地極用のピン65,66が配
される下部の開口から見た状態においての時計の短針位
置に接地極用のピン66の位置を対応させるのであり、
これはソケットアウトレット10における接地極用の接
触子36位置とは左右で対称配置した構成となるもので
ある(図10(B)参照)。例えば単相での使用電圧が
100〜130Vであるとするときには図11に示すよ
うに8時(逆向きで4時)位置とし、200〜250V
であるとするときには図12に示すように6時位置とす
るのであり、3相での使用電圧が200〜250Vであ
るとするときには図示を省略したが3時(逆向きで9
時)位置とし、380〜415Vであるとするときには
同じく図示を省略したが6時位置とし、440〜460
Vであるとするときには同じく図示を省略したが1時
(逆向きで11時)位置とするのである。なおこのピン
用固定手段(72,77)における固定リング75を介
しての差込ピン機構61の回転位相の変位数、回転位相
角度等は図示例のような12箇所、30度毎等とする場
合に限らず、固定リング75における固着孔76の数及
びこれに対応する取付条74の数、位置等によって任意
に設定でき、図示例の数、位置等に限定されるものでは
ない。
【0028】次にソケットアウトレット10及びプラグ
50等の組立て構成を説明するに、その組立てに際して
は使用される電圧に対応した電極、接地極の配置となる
ようにするのであり、ソケットアウトレット10におい
ては、差込体22に係合手段(29,39)介して接触
子ユニット31を組合せてアウトレット体15の収納筒
部18内に接触子35,36が配置されるようにその下
方から装入するのであり、このとき接地極用の接触子3
6の位置を使用電圧によって定まっている位置に対応さ
せて回転位相すると共に、この位置合せ後に接触子用固
定手段(27,47)を介して固定盤41を差込体22
に噛み合せながら収納筒部18に固着し、その後にアウ
トレット本体11に装着固定するのである。一方、プラ
グ50においては、ピン固定体62と電線保持盤68と
を組合せて差込ピン機構61を組立てておき、固定リン
グ75をプラグ本体51内に固着しておくのであり、こ
のとき接地極用のピン66の位置に対応するよう固定リ
ング75をプラグ本体51内で回転位相させて位置決め
すると共に、この位置合せ後にピン用固定手段(72,
77)を介して差込ピン機構61を固定リング75に固
着することで、プラグ本体51内にピン65,66を配
置するのである。
【0029】なお使用電圧に対応してソケットアウトレ
ット10、プラグ50夫々は色別に区分けされるものと
され、例えばソケットアウトレット10における保護蓋
20、プラグ50における締付リング55夫々を100
〜130Vであると黄色、200〜250Vであると青
色、380〜415V、440〜460Vであると赤色
として夫々が明瞭に区別できるようにしておくとよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
め、例えば電源供給側であるソケットアウトレット1
0、電力使用側であるプラグ50夫々が使用電圧の相違
に伴ない電極、接地極夫々の配置が異なるものとして構
成されるとき、それらを各別に構成する部品が夫々に共
通でありながら、ソケットアウトレット10においては
差込ピン機構61をアウトレット体15に、またプラグ
50においては差込ピン機構61をプラグ本体51内に
配置固定するときに、それらの各部材の組合せ位置形態
を異ならしめることで使用電圧の相違に対応したものと
して構成できるのであり、また全体としての使用部品に
汎用性あるものとして部品数を少なくすることが可能と
なるものである。
【0031】すなわちこれは本発明において、ソケット
アウトレット10は、アウトレット本体11の上部の開
口12を水密的に閉塞固定するアウトレット体15と、
電極、接地極用の接触子35,36夫々を基準位置(1
0A)に対して所定角度位置で回転位相させて固定保持
する接触子用固定手段(27,47)を有してアウトレ
ット体15に配装する差込ソケット機構21とを備える
ものとし、またプラグ50は、差込ソケット機構21に
嵌め合わせるプラグ本体51に係止して、差込ソケット
機構21を水密的に覆ってソケットアウトレット10に
固定する締付リング55と、電極、接地極用のピン6
5,66夫々を基準位置(50A)に対して所定角度位
置で回転位相させて固定保持するピン用固定手段(7
2,77)を有してプラグ本体51内に配装する差込ピ
ン機構61とを備えるものとしたからであり、これらに
よって、使用電圧の相違に対応して誤接続を防止すべく
異なる電極、接地極夫々の配置とするとき、共通する構
成部品の組合せ位置形態のみを異ならしめることで組立
て対応できるのである。
【0032】またソケットアウトレット10における差
込ソケット機構21の電極、接地極用の接触子35,3
6、同様にプラグ50における差込ピン機構61の電
極、接地極用のピン65,66夫々は使用される電圧に
対応した電気的接続の組合せに際し、その電圧の相違に
対応した接触子35,36、ピン65,66等の相互間
で合致する特定位置でしか差し込み接続できず、電圧の
相違による電気的な接続事故を未然に防止できるもので
ある。
【0033】しかもソケットアウトレット10の差込ソ
ケット機構21は、差込体22、接触子ユニット31、
固定盤41を備え、差込体22における電極、接地極用
の接触子35,36を回転位相自在な状態で配置させ
て、接触子用固定手段(27,47)を介してアウトレ
ット体15に固定するから、基準位置(10A)に対し
て所定角度位置で回転位相させた特定位置で保持された
後の接触子35,36をアウトレット体15内で確実に
固定できるのである。そのため従来のように使用電圧毎
に異なる接触子35,36位置となるように各部材を夫
々別個に構成する必要がなくなり、全く共通な同一部材
である差込体22、接触子ユニット31、固定盤41の
異なる組合わせ位置を選択するのみで使用電圧毎に異な
る仕様のものを簡単に製作できるのである。
【0034】また差込体22と接触子ユニット31と
は、差込体22の装着フランジ23に設けた係合手段
(29,39)を介して接触子ユニット31の保持ベー
ス32を嵌め合わせることで一体化され、その一体化さ
れた状態でアウトレット体15の収納筒部18に回転位
相自在にして嵌め入れられるから、接触子ユニット31
の接触子35,36を基準位置(10A)に対して所定
角度位置の回転位相状態で位置決めできるのである。し
かも一体化された差込体22と接触子ユニット31とは
接触子用固定手段(27,47)を介した固定盤41の
係合で差込ソケット機構21全体をアウトレット体15
底部にしっかりと固定でき、接触子35,36の設定位
置を安定的に維持するのである。
【0035】更には差込体22には差込筒部24、ピン
差込孔25,26を設けてあり、接触子ユニット31に
はスリット付きの保持筒33,34を設けてあるから、
電極、接地極用の接触子35,36夫々にソケットアウ
トレット10内に引き入れた電線を電気的に接続した状
態として保持固定させることができる。
【0036】一方、プラグ50の差込ピン機構61は、
電極、接地極用のピン65,66を固定したピン固定体
62を、プラグ本体51内で基準位置(50A)に対し
て所定角度位置で回転位相させて固着される固定リング
75を介してプラグ本体51内に固定配置するから、ピ
ン65,66をプラグ本体51内の特定位置で保持する
ことができる。そのため従来のように使用電圧毎に異な
るピン65,66位置となるように各部材を夫々別個に
構成する必要がなくなり、全く共通な同一部材であるピ
ン固定体62、固定リング752のプラグ本体51に対
する異なる組合わせ位置を選択するのみで使用電圧毎に
異なる仕様のものを簡単に製作できるのである。
【0037】またピン固定体62に設けたピン固定部6
4、電線保持部69によって、プラグ本体51内に引き
入れた電線をピン65,66に電気的に確実に接続した
状態として保持固定でき、ソケットアウトレット10内
における接触子35,36との抜き差しによってもがた
つかず、安定した電気的な接続、切断を行なうことがで
きる。プラグ50におけるプラグ本体51の開口部52
に締付リング55を係止してあるから、プラグ50をソ
ケットアウトレット10に差し込み固定後で締付リング
55をアウトレット体15に締め付けると、ソケットア
ウトレット10とプラグ50とを強固に接続固定し、ま
たその間隙を閉塞したものとなって外部からの浸水等を
阻止し、漏電その他の事故を未然に防止できる。
【0038】更には固定リング75に複数の固着孔76
を開穿してあるから、プラグ本体51に設けた取付条7
4にネジ止めするに際しその位置を選定すべくプラグ本
体51内で回転位相することで、その特定位置に固定リ
ング75自体を固着でき、それに伴ない固定リング75
に設けた固定部77をも回転位相してその位置を特定化
するから、この固定部77位置によってピン固定体62
を特定位置に固定保持できるのである。そればかりでな
くピン固定体62の固定リング75への固定は、ピン用
固定手段(72,77)を介して固定するのみであるか
ら、ピン65,66のプラグ本体51内への固定保持は
極めて簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における分解側断面図で
ある。
【図2】同じくソケットアウトレットに対するプラグの
差し込み接続時における側断面図である。
【図3】同じくソケットアウトレットにおける接触子側
から見た背面図である。
【図4】同じくソケットアウトレットにおける差込ソケ
ット機構の分解斜視図である。
【図5】同じくその(A)はソケットアウトレットの平
面図、(B)は使用電圧に対応した接地極位置を基準位
置に対して回転位相して変位設定するときの接地極位置
の組立指示の一例表示図である。
【図6】同じく使用電圧が例えば100〜130Vとな
るソケットアウトレットとする場合の差込ソケット機構
の組合せ構成を表わし、その(A)は差込口側から見た
正面図、その(B)は接触子側から見た背面図である。
【図7】同じく使用電圧が例えば200〜250Vとな
るソケットアウトレットとする場合の差込ソケット機構
の組合せ構成を表わし、その(A)は差込口側から見た
正面図、その(B)は接触子側から見た背面図である。
【図8】同じくプラグにおける分解斜視図である。
【図9】同じく図1における矢視線断面図である。
【図10】同じくその(A)はプラグのピン側から見た
背面図、(B)は使用電圧に対応した接地極位置を基準
位置に対して回転位相して変位設定するときの接地極位
置の組立指示の一例表示図である。
【図11】同じく使用電圧が例えば100〜130Vと
なるプラグとする場合の差込ピン機構の組合せ構成を表
わし、その(A)はピン側から見た背面図、その(B)
は電線引入口側から見た正面図である。
【図12】同じく使用電圧が例えば200〜250Vと
なるプラグとする場合の差込ピン機構の組合せ構成を表
わし、その(A)はピン側から見た背面図、その(B)
は電線引入口側から見た正面図である。
【符号の説明】
10…ソケットアウトレット 11…アウトレ
ット本体 12…開口 13…取付手段 14…電線引入口 15…アウトレ
ット体 16…カバー部 17…ガスケッ
ト 18…収納筒部 19…固定フラ
ンジ 20…保護蓋 21…差込ソケット機構 22…差込体 23…装着フランジ 24…差込筒部 25…ピン差込孔 26…ピン差込
孔 27…位置決め凹所 28…嵌め入れ
段部 29…係合突部 31…接触子ユニット 32…保持ベー
ス 33…電極用の保持筒 34…接地極用
の保持筒 35…電極用の接触子 36…接地極用
の接触子 37…端子ネジ 39…係合凹所 41…固定盤 47…位置決め
突部 50…プラグ 51…プラグ本
体 52…開口 53…電線引入
口 55…締付リング 56…係止フラ
ンジ 57…ガスケット 58…ストッパ
ー 61…差込ピン機構 62…ピン固定
体 63…ピン固定盤 64…ピン固定
部 65…電極用のピン 66…接地極用
のピン 67…端子ネジ 68…電線保持
盤 69…電線保持部 71…挟持片 72…オネジ 73…挿通孔 74…取付条 75…固定リン
グ 76…固着孔 77…固定部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気回路を接続・切断する相互に着脱自
    在なソケットアウトレット、プラグから成る防水処理さ
    れた電気接続装置において、そのソケットアウトレット
    は、ほぼボックス状のアウトレット本体と、このアウト
    レット本体における上部の開口を水密的に閉塞してアウ
    トレット本体に固定されるアウトレット体と、電極、接
    地極用の接触子夫々を基準位置に対して所定角度位置で
    回転位相させて固定保持する接触子用固定手段を有して
    アウトレット体に配装される差込ソケット機構とを備え
    て成るものとし、またプラグは、ソケットアウトレット
    における差込ソケット機構に嵌め合わせられるほぼ筒状
    のプラグ本体と、このプラグ本体における開口部に係止
    していて、差込ソケット機構を水密的に覆ってソケット
    アウトレットに固定される締付リングと、電極、接地極
    用のピン夫々を基準位置に対して所定角度位置で回転位
    相させて固定保持するピン用固定手段を有してプラグ本
    体内に配装される差込ピン機構とを備えて成るものとし
    てあることを特徴とする船舶用防水形電気接続装置。
  2. 【請求項2】 電気回路を接続・切断するようプラグが
    着脱自在に差し込まれる防水処理された電気接続装置の
    ソケットアウトレットであって、ほぼボックス状のアウ
    トレット本体と、このアウトレット本体における上部の
    開口を水密的に閉塞してアウトレット本体に固定される
    アウトレット体と、電極、接地極用の接触子夫々を基準
    位置に対して所定角度位置で回転位相させて固定保持す
    る接触子用固定手段を有してアウトレット体に配装され
    る差込ソケット機構とを備えて成ることを特徴とする船
    舶用防水形電気接続装置におけるソケットアウトレッ
    ト。
  3. 【請求項3】 ソケットアウトレットの差込ソケット機
    構は、電極、接地極用のピン差込孔が形成されていて、
    アウトレット体に形成した収納筒部の底部に所定角度位
    置で回転位相させて嵌め入れられる差込体と、ピン差込
    孔夫々に挿入される電極、接地極用の接触子夫々を設け
    て差込体に嵌め込み固定される接触子ユニットと、これ
    らの差込体、接触子ユニットを収納筒部に固定保持させ
    る固定盤とを備え、差込体あるいは接触子ユニットの少
    なくともいずれか一方と固定盤とを相互間で回転位相さ
    せて係合する接触子用固定手段とを設けてある請求項1
    または2記載の船舶用防水形電気接続装置、ソケットア
    ウトレット。
  4. 【請求項4】 接触子用固定手段は、差込体の底部外周
    縁に等間隔で切欠状に形成した複数の位置決め凹所に対
    して、アウトレット体に固定される固定盤の外周に突部
    状に形成した位置決め突部を係止するものとしてある請
    求項3記載の船舶用防水形電気接続装置、ソケットアウ
    トレット。
  5. 【請求項5】 差込体は、アウトレット体底部に開口形
    成した装着口の外周縁部に当接する装着フランジと、プ
    ラグにおける電極、接地極用のピン等を囲繞するプラグ
    本体の開口部が嵌め合わせられるようにして装着フラン
    ジに立設状に連設した差込筒部と、この差込筒部の上部
    閉塞部分で開口させて形成した電極、接地極用のピン差
    込孔とを一体状に形成し、装着フランジ底面には接触子
    ユニットを固定係合する係合手段を設けてある請求項3
    または4記載の船舶用防水形電気接続装置、ソケットア
    ウトレット。
  6. 【請求項6】 接触子ユニットは差込体における装着フ
    ランジに係合手段を介して嵌め合わせる保持ベースと、
    この保持ベースの下方に突出されていて、電極、接地極
    用の接触子を保持するスリット付きの有底状の保持筒と
    を有して成る請求項3乃至5のいずれか記載の船舶用防
    水形電気接続装置、ソケットアウトレット。
  7. 【請求項7】 固定盤は保持ベースを嵌め合わせ支持し
    て、差込体に接触子用固定手段を介して係合した状態で
    アウトレット体底部に固定されるものとしてある請求項
    3乃至6のいずれか記載の船舶用防水形電気接続装置、
    ソケットアウトレット。
  8. 【請求項8】 電気回路を接続・切断するようソケット
    アウトレットに着脱自在に差し込む防水処理された電気
    接続装置のプラグであって、ソケットアウトレットにお
    ける差込ソケット機構に嵌め合わせられるほぼ筒状のプ
    ラグ本体と、このプラグ本体における開口部に係止して
    いて、差込ソケット機構を水密的に覆ってソケットアウ
    トレットに固定する締付リングと、電極、接地極用のピ
    ン夫々を基準位置に対して所定角度位置で回転位相させ
    て固定保持するピン用固定手段を有してプラグ本体内に
    配装される差込ピン機構とを備えて成ることを特徴とす
    る船舶用防水形電気接続装置のプラグ。
  9. 【請求項9】 プラグの差込ピン機構は、プラグ本体自
    体の開口部内に所定角度位置で回転位相させてプラグ本
    体に固着される固定リングと、電極、接地極用のピンを
    固定しているピン固定部が形成されていて、プラグ本体
    内に装入されてピン用固定手段を介して固定リングに固
    定されるピン固定体とを備えている請求項1または8記
    載の船舶用防水形電気接続装置、プラグ。
  10. 【請求項10】 ピン用固定手段は、ピン固定体を貫挿
    したオネジを、固定リングに突設形成した複数の固定部
    にネジ止めするものとしてある請求項8または9記載の
    船舶用防水形電気接続装置、プラグ。
  11. 【請求項11】 固定リングはプラグ本体の本体部の上
    部分内部の内周側面に突設した複数の取付条の端面にネ
    ジ止めされる複数の固着孔を開穿したドーナツ板状に形
    成され、内周縁にはピン固定体を取り付け固定する複数
    の固定部を突設してある請求項9または10記載の船舶
    用防水形電気接続装置、プラグ。
  12. 【請求項12】 ピン固定体は、電極、接地極用のピン
    を固定するピン固定部を有するピン固定盤と、プラグ本
    体内に引き入れられる電線を固定保持する立脚状の電線
    保持部を有し、ピン夫々に電線を挿通させる挿通孔が開
    穿されていてピン固定盤に固着される電線保持盤とから
    成っている請求項8乃至11のいずれか記載の船舶用防
    水形電気接続装置、プラグ。
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