JP2001357835A - バッテリ用ターミナルの接続構造 - Google Patents
バッテリ用ターミナルの接続構造Info
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R11/00—Individual connecting elements providing two or more spaced connecting locations for conductive members which are, or may be, thereby interconnected, e.g. end pieces for wires or cables supported by the wire or cable and having means for facilitating electrical connection to some other wire, terminal, or conductive member, blocks of binding posts
- H01R11/11—End pieces or tapping pieces for wires, supported by the wire and for facilitating electrical connection to some other wire, terminal or conductive member
- H01R11/28—End pieces consisting of a ferrule or sleeve
- H01R11/281—End pieces consisting of a ferrule or sleeve for connections to batteries
- H01R11/282—End pieces consisting of a ferrule or sleeve for connections to batteries comprising means for facilitating engagement or disengagement, e.g. quick release terminal
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/64—Means for preventing incorrect coupling
- H01R13/642—Means for preventing incorrect coupling by position or shape of contact members
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バッテリ本体の対応する極性のバッテリ電極
に、バッテリ用ターミナルをそれぞれ誤接触することな
く確実に接続させる。 【解決手段】 ターミナルカバー51,52 が、対応する極
性のバッテリ用ターミナル24,25 のみを嵌挿可能とする
所定の開口形状を有するターミナル収容空間を備えてい
る。各バッテリ用ターミナル24,25 が、対応するターミ
ナル収容空間に嵌挿可能な所定形状に形成される。バッ
テリ本体27は、バッテリ用ターミナル24(25)のみを対応
するバッテリ電極29(30)の締結固定位置に配設すること
ができるように、バッテリ用ターミナル24(25)を収容保
持したターミナルカバー51(52)の嵌合突片51c,51d(52c,
52d)のみを嵌挿可能とするカバー嵌合穴54a,54b(55a,55
b)を、バッテリ電極29(30)の近傍に備えている。嵌合突
片51c,51d(52c,52d)が、対応するカバー嵌合穴54a,54b
(55a,55b)に嵌挿可能な所定形状に形成される。
に、バッテリ用ターミナルをそれぞれ誤接触することな
く確実に接続させる。 【解決手段】 ターミナルカバー51,52 が、対応する極
性のバッテリ用ターミナル24,25 のみを嵌挿可能とする
所定の開口形状を有するターミナル収容空間を備えてい
る。各バッテリ用ターミナル24,25 が、対応するターミ
ナル収容空間に嵌挿可能な所定形状に形成される。バッ
テリ本体27は、バッテリ用ターミナル24(25)のみを対応
するバッテリ電極29(30)の締結固定位置に配設すること
ができるように、バッテリ用ターミナル24(25)を収容保
持したターミナルカバー51(52)の嵌合突片51c,51d(52c,
52d)のみを嵌挿可能とするカバー嵌合穴54a,54b(55a,55
b)を、バッテリ電極29(30)の近傍に備えている。嵌合突
片51c,51d(52c,52d)が、対応するカバー嵌合穴54a,54b
(55a,55b)に嵌挿可能な所定形状に形成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はバッテリ用ターミナ
ルの接続構造に関し、特に、車両等に搭載されるバッテ
リ本体の対応する極性のバッテリ電極に、バッテリ用タ
ーミナルをそれぞれ誤接触することなく確実に接続させ
るためのバッテリ用ターミナルの接続構造に関する。
ルの接続構造に関し、特に、車両等に搭載されるバッテ
リ本体の対応する極性のバッテリ電極に、バッテリ用タ
ーミナルをそれぞれ誤接触することなく確実に接続させ
るためのバッテリ用ターミナルの接続構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４及び図５は、車両等に搭載されるバ
ッテリ本体のバッテリ電極に、各種の電装品と接続され
た電線端部のバッテリ用ターミナルを、ねじ部材により
締結固定する従来例のバッテリ用ターミナルの接続構造
を示したものである。ここに示したバッテリ用ターミナ
ルの接続構造は、特開平４−２２０９４７号公報等に開
示されたものであり、車載用のバッテリ本体１の正極及
び負極の各バッテリ電極３，４は、バッテリ本体１の上
面の台座部３ａ，４ａに四角柱状のポスト３ｂ，４ｂを
立設した構造である。
ッテリ本体のバッテリ電極に、各種の電装品と接続され
た電線端部のバッテリ用ターミナルを、ねじ部材により
締結固定する従来例のバッテリ用ターミナルの接続構造
を示したものである。ここに示したバッテリ用ターミナ
ルの接続構造は、特開平４−２２０９４７号公報等に開
示されたものであり、車載用のバッテリ本体１の正極及
び負極の各バッテリ電極３，４は、バッテリ本体１の上
面の台座部３ａ，４ａに四角柱状のポスト３ｂ，４ｂを
立設した構造である。
【０００３】前記各ポスト３ｂ，４ｂは、先端に平坦な
当接面６，７が形成され、それぞれの当接面６，７に
は、後述するバッテリ用ターミナル１１，１２をねじ止
めするためのねじ孔８，９が形成されている。このねじ
孔８，９は、正極と負極とで形成位置が異なるように、
それぞれの当接面の中心部から互いに異なる方向に偏心
して設けられている。
当接面６，７が形成され、それぞれの当接面６，７に
は、後述するバッテリ用ターミナル１１，１２をねじ止
めするためのねじ孔８，９が形成されている。このねじ
孔８，９は、正極と負極とで形成位置が異なるように、
それぞれの当接面の中心部から互いに異なる方向に偏心
して設けられている。
【０００４】前記バッテリ用ターミナル１１，１２は、
ポスト３ｂ，４ｂの先端の当接面６，７に当接させる平
板部１１ａ，１２ａと、これら平板部１１ａ，１２ａの
縁部に立設されて前記ポスト３ｂ，４ｂの隣接する側面
に当接する当接壁部１１ｂ，１２ｂと、電線１６，１７
を圧着接続する電線加締め部１１ｃ，１２ｃとを有す
る。そして、各平板部１１ａ，１２ａには、接続対象の
ポスト３ｂ，４ｂのねじ孔８，９にそれぞれ相応した偏
心位置にねじ挿通穴１４，１５が設けられている。
ポスト３ｂ，４ｂの先端の当接面６，７に当接させる平
板部１１ａ，１２ａと、これら平板部１１ａ，１２ａの
縁部に立設されて前記ポスト３ｂ，４ｂの隣接する側面
に当接する当接壁部１１ｂ，１２ｂと、電線１６，１７
を圧着接続する電線加締め部１１ｃ，１２ｃとを有す
る。そして、各平板部１１ａ，１２ａには、接続対象の
ポスト３ｂ，４ｂのねじ孔８，９にそれぞれ相応した偏
心位置にねじ挿通穴１４，１５が設けられている。
【０００５】上述のバッテリ用ターミナルの接続構造で
は、各バッテリ用ターミナル１１，１２の平板部１１
ａ，１２ａを、ねじ挿通穴１４，１５がポスト３ｂ，４
ｂ上のねじ孔８，９に合致するように、ポスト３ｂ，４
ｂ上の当接面６，７にセットすると、当接壁部１１ｂ，
１２ｂが各ポスト３ｂ，４ｂの角部に引っ掛かり、回り
止めとして機能する。
は、各バッテリ用ターミナル１１，１２の平板部１１
ａ，１２ａを、ねじ挿通穴１４，１５がポスト３ｂ，４
ｂ上のねじ孔８，９に合致するように、ポスト３ｂ，４
ｂ上の当接面６，７にセットすると、当接壁部１１ｂ，
１２ｂが各ポスト３ｂ，４ｂの角部に引っ掛かり、回り
止めとして機能する。
【０００６】その為、ねじ孔８，９に螺合するボルト１
９で締結した際に、バッテリ用ターミナル１１，１２が
ポスト３ｂ，４ｂに対して回転不能に規制されて、電線
の引き出し方向がずれることを防止することができる。
また、各バッテリ用ターミナル１１，１２は、既述した
ように、バッテリ電極の正極と負極とで、ねじ挿通穴１
４，１５の形成位置を相異させているため、誤って逆の
バッテリ電極に接続してしまう誤接続を防止することも
できる。
９で締結した際に、バッテリ用ターミナル１１，１２が
ポスト３ｂ，４ｂに対して回転不能に規制されて、電線
の引き出し方向がずれることを防止することができる。
また、各バッテリ用ターミナル１１，１２は、既述した
ように、バッテリ電極の正極と負極とで、ねじ挿通穴１
４，１５の形成位置を相異させているため、誤って逆の
バッテリ電極に接続してしまう誤接続を防止することも
できる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のバッテリ用ターミナルの接続構造では、バッテ
リ用ターミナルを誤って異なる極性のバッテリ電極に接
続してしまう誤接続を防止することはできるが、それぞ
れのバッテリ電極３，４は露出しており、何れのバッテ
リ用ターミナル１１，１２も誤接触は起こり得る。そこ
で、誤接触時に起きる電気の逆流によって機器の破損を
招く虞があった。
た従来のバッテリ用ターミナルの接続構造では、バッテ
リ用ターミナルを誤って異なる極性のバッテリ電極に接
続してしまう誤接続を防止することはできるが、それぞ
れのバッテリ電極３，４は露出しており、何れのバッテ
リ用ターミナル１１，１２も誤接触は起こり得る。そこ
で、誤接触時に起きる電気の逆流によって機器の破損を
招く虞があった。
【０００８】特に近年、車両用電源は、高電圧化して高
効率化する動きがあり、現在普及している１２ボルト又
は２４ボルトのバッテリーを３６ボルトのバッテリーに
置き換えることが研究されている。ところが、バッテリ
ーの高電圧化が実現すると、これらの誤接触等はより深
刻な問題となる。また、近年の車両における電力消費の
増大は、車載バッテリーの数量の増大を招き、複数組の
バッテリーに対して誤接続や誤接触を防止するための工
夫も要求されている。
効率化する動きがあり、現在普及している１２ボルト又
は２４ボルトのバッテリーを３６ボルトのバッテリーに
置き換えることが研究されている。ところが、バッテリ
ーの高電圧化が実現すると、これらの誤接触等はより深
刻な問題となる。また、近年の車両における電力消費の
増大は、車載バッテリーの数量の増大を招き、複数組の
バッテリーに対して誤接続や誤接触を防止するための工
夫も要求されている。
【０００９】従って、本発明の目的は上記課題を解消す
ることにあり、バッテリ本体の対応する極性のバッテリ
電極に、バッテリ用ターミナルをそれぞれ誤接触するこ
となく確実に接続させることができるバッテリ用ターミ
ナルの接続構造を提供することである。
ることにあり、バッテリ本体の対応する極性のバッテリ
電極に、バッテリ用ターミナルをそれぞれ誤接触するこ
となく確実に接続させることができるバッテリ用ターミ
ナルの接続構造を提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、電
線端部にそれぞれ接続された正極用又は負極用の各バッ
テリ用ターミナルを、バッテリ本体の対応する極性のバ
ッテリ電極にねじ部材により締結固定するバッテリ用タ
ーミナルの接続構造であって、前記各バッテリ用ターミ
ナルを収容保持する絶縁材料製のターミナルカバーが、
対応する極性のバッテリ用ターミナルのみを嵌挿可能と
する所定の開口形状を有するターミナル収容空間を備え
ており、前記各バッテリ用ターミナルが、対応する前記
ターミナル収容空間に嵌挿可能な所定形状に形成される
と共に、前記バッテリ本体は、各バッテリ用ターミナル
のみを対応する各バッテリ電極の締結固定位置に配設す
ることができるように、対応する極性の前記バッテリ用
ターミナルを収容保持したターミナルカバーの嵌合突片
のみを嵌挿可能とする所定の構成を有するカバー嵌合穴
を前記各バッテリ電極の近傍に備えており、前記嵌合突
片が、対応する前記カバー嵌合穴に嵌挿可能な所定形状
に形成されることを特徴とするバッテリ用ターミナルの
接続構造により達成される。
線端部にそれぞれ接続された正極用又は負極用の各バッ
テリ用ターミナルを、バッテリ本体の対応する極性のバ
ッテリ電極にねじ部材により締結固定するバッテリ用タ
ーミナルの接続構造であって、前記各バッテリ用ターミ
ナルを収容保持する絶縁材料製のターミナルカバーが、
対応する極性のバッテリ用ターミナルのみを嵌挿可能と
する所定の開口形状を有するターミナル収容空間を備え
ており、前記各バッテリ用ターミナルが、対応する前記
ターミナル収容空間に嵌挿可能な所定形状に形成される
と共に、前記バッテリ本体は、各バッテリ用ターミナル
のみを対応する各バッテリ電極の締結固定位置に配設す
ることができるように、対応する極性の前記バッテリ用
ターミナルを収容保持したターミナルカバーの嵌合突片
のみを嵌挿可能とする所定の構成を有するカバー嵌合穴
を前記各バッテリ電極の近傍に備えており、前記嵌合突
片が、対応する前記カバー嵌合穴に嵌挿可能な所定形状
に形成されることを特徴とするバッテリ用ターミナルの
接続構造により達成される。
【００１１】上記構成によれば、電線端部にそれぞれ接
続された正極用又は負極用の各バッテリ用ターミナル
は、それぞれのバッテリ用ターミナルを収容保持するタ
ーミナルカバー内に収容保持された後、対応する極性の
バッテリ電極の締結固定位置に配設されてねじ部材によ
り締結固定さることで、電気的接続を得ることができ
る。
続された正極用又は負極用の各バッテリ用ターミナル
は、それぞれのバッテリ用ターミナルを収容保持するタ
ーミナルカバー内に収容保持された後、対応する極性の
バッテリ電極の締結固定位置に配設されてねじ部材によ
り締結固定さることで、電気的接続を得ることができ
る。
【００１２】この際、誤って前記各バッテリ用ターミナ
ルを対応しないターミナルカバーのターミナル収容空間
に嵌挿させようとしても、形状の相違から嵌挿させるこ
とができない。更に、それぞれのバッテリ用ターミナル
を収容保持した前記ターミナルカバーを誤って対応しな
い極性のバッテリ電極の締結固定位置に配設しようとし
ても、バッテリ本体のカバー嵌合穴との開口形状や配置
等の構成の相違から前記ターミナルカバーの嵌合突片を
嵌挿させることができない。
ルを対応しないターミナルカバーのターミナル収容空間
に嵌挿させようとしても、形状の相違から嵌挿させるこ
とができない。更に、それぞれのバッテリ用ターミナル
を収容保持した前記ターミナルカバーを誤って対応しな
い極性のバッテリ電極の締結固定位置に配設しようとし
ても、バッテリ本体のカバー嵌合穴との開口形状や配置
等の構成の相違から前記ターミナルカバーの嵌合突片を
嵌挿させることができない。
【００１３】そこで、前記ターミナルカバーのターミナ
ル収容空間内に収容保持された各バッテリ用ターミナル
は、対応しない極性のバッテリ電極の締結固定位置には
配設することができず、ターミナルカバーに囲まれたバ
ッテリ用ターミナルは対応しない極性のバッテリ電極に
は接触することすらもできない。
ル収容空間内に収容保持された各バッテリ用ターミナル
は、対応しない極性のバッテリ電極の締結固定位置には
配設することができず、ターミナルカバーに囲まれたバ
ッテリ用ターミナルは対応しない極性のバッテリ電極に
は接触することすらもできない。
【００１４】従って、対応しないバッテリ用ターミナル
とバッテリ電極とは、互いに接触及び導通することなく
誤接続を認識し、確実に誤接続を防止できる。また、前
記バッテリ用ターミナルが、ターミナルカバーのターミ
ナル収容空間内に収容保持されているので、バッテリ電
極に接触した瞬間のアークはターミナル収容空間内で起
こり、アークによる火花がターミナルカバーの外部に飛
散することはない。
とバッテリ電極とは、互いに接触及び導通することなく
誤接続を認識し、確実に誤接続を防止できる。また、前
記バッテリ用ターミナルが、ターミナルカバーのターミ
ナル収容空間内に収容保持されているので、バッテリ電
極に接触した瞬間のアークはターミナル収容空間内で起
こり、アークによる火花がターミナルカバーの外部に飛
散することはない。
【００１５】尚、好ましくは前記ターミナルカバーの嵌
合突片と前記バッテリ本体のカバー嵌合穴とが、各ター
ミナルカバーを対応する前記各バッテリ電極の締結固定
位置に仮係止する仮係止手段を構成している。このよう
にすると、バッテリ用ターミナルを収容保持したターミ
ナルカバーを、適正にバッテリ電極にセットすれば、タ
ーミナルカバーの嵌合突片とバッテリ本体のカバー嵌合
穴との間に設けた仮係止手段が係合して、バッテリ用タ
ーミナルがターミナルカバーを介してバッテリ電極に仮
固定された状態になる。そこで、ねじ部材の締付け作業
をする間、バッテリ用ターミナルを支える為に片手が塞
がることがなく、作業者は両手を駆使して容易に、ねじ
締め作業を行なうことができる。
合突片と前記バッテリ本体のカバー嵌合穴とが、各ター
ミナルカバーを対応する前記各バッテリ電極の締結固定
位置に仮係止する仮係止手段を構成している。このよう
にすると、バッテリ用ターミナルを収容保持したターミ
ナルカバーを、適正にバッテリ電極にセットすれば、タ
ーミナルカバーの嵌合突片とバッテリ本体のカバー嵌合
穴との間に設けた仮係止手段が係合して、バッテリ用タ
ーミナルがターミナルカバーを介してバッテリ電極に仮
固定された状態になる。そこで、ねじ部材の締付け作業
をする間、バッテリ用ターミナルを支える為に片手が塞
がることがなく、作業者は両手を駆使して容易に、ねじ
締め作業を行なうことができる。
【００１６】又、好ましくは前記各バッテリ電極が、前
記バッテリ本体に突設された台座部を備えると共に、各
台座部が、対応する極性の前記バッテリ用ターミナルを
収容保持するターミナルカバーの嵌合凹部のみを外嵌可
能な所定の外形状を有している。このようにすると、そ
れぞれのバッテリ用ターミナルを収容保持した前記ター
ミナルカバーを誤って対応しない極性のバッテリ電極の
締結固定位置に配設しようとしても、前記ターミナルカ
バーの嵌合凹部をバッテリ電極の台座部との形状の相違
から外嵌させることができない。
記バッテリ本体に突設された台座部を備えると共に、各
台座部が、対応する極性の前記バッテリ用ターミナルを
収容保持するターミナルカバーの嵌合凹部のみを外嵌可
能な所定の外形状を有している。このようにすると、そ
れぞれのバッテリ用ターミナルを収容保持した前記ター
ミナルカバーを誤って対応しない極性のバッテリ電極の
締結固定位置に配設しようとしても、前記ターミナルカ
バーの嵌合凹部をバッテリ電極の台座部との形状の相違
から外嵌させることができない。
【００１７】即ち、上述した如きターミナルカバーの嵌
合突片とバッテリ本体のカバー嵌合穴との形状の相違に
よる誤接続防止に加えて、バッテリ電極の台座部とター
ミナルカバーの嵌合凹部との形状の相違による誤接続防
止も可能となる。そこで、これら各部の形状や寸法及び
組合せ等を適宜変更することによって、複数のバッテリ
ーを接続する場合のようにバッテリ電極が複数存在する
際にも、各々のバッテリ用ターミナルとバッテリ電極と
は、互いに接触及び導通することなく誤接続を認識し、
確実に誤接続を防止することができる。
合突片とバッテリ本体のカバー嵌合穴との形状の相違に
よる誤接続防止に加えて、バッテリ電極の台座部とター
ミナルカバーの嵌合凹部との形状の相違による誤接続防
止も可能となる。そこで、これら各部の形状や寸法及び
組合せ等を適宜変更することによって、複数のバッテリ
ーを接続する場合のようにバッテリ電極が複数存在する
際にも、各々のバッテリ用ターミナルとバッテリ電極と
は、互いに接触及び導通することなく誤接続を認識し、
確実に誤接続を防止することができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係るバッテリ用ターミナルの接続構造を
詳細に説明する。図１は本発明の一実施形態に係るバッ
テリ用ターミナルの接続構造を備えたバッテリ本体の全
体斜視図、図２は図１に示したバッテリ本体の平面図、
図３は図１に示したターミナルカバーの内部構造を示す
要部破断斜視図である。
の一実施形態に係るバッテリ用ターミナルの接続構造を
詳細に説明する。図１は本発明の一実施形態に係るバッ
テリ用ターミナルの接続構造を備えたバッテリ本体の全
体斜視図、図２は図１に示したバッテリ本体の平面図、
図３は図１に示したターミナルカバーの内部構造を示す
要部破断斜視図である。
【００１９】本実施形態に係るバッテリ用ターミナルの
接続構造は、図１に示したように、電線２１，２２の端
部にそれぞれ接続された正極用又は負極用の各バッテリ
用ターミナル２４，２５が、それぞれ絶縁材料製の正極
用又は負極用の各ターミナルカバー５１，５２内に収容
保持されており、この状態で各バッテリ用ターミナル２
４，２５を、バッテリ本体２７の対応する極性のバッテ
リ電極２９，３０にねじ部材であるナット３５により締
結固定することで、電気的接続を得るものである。
接続構造は、図１に示したように、電線２１，２２の端
部にそれぞれ接続された正極用又は負極用の各バッテリ
用ターミナル２４，２５が、それぞれ絶縁材料製の正極
用又は負極用の各ターミナルカバー５１，５２内に収容
保持されており、この状態で各バッテリ用ターミナル２
４，２５を、バッテリ本体２７の対応する極性のバッテ
リ電極２９，３０にねじ部材であるナット３５により締
結固定することで、電気的接続を得るものである。
【００２０】前記バッテリ本体２７の上面には、図１及
び図２に示したように、正極及び負極の各バッテリ電極
２９，３０と、これら各バッテリ電極２９，３０の近傍
に穿設されて対を成しているカバー嵌合穴５４ａ，５４
ｂ（５５ａ，５５ｂ）とが設けられている。前記各バッ
テリ電極２９，３０は、バッテリ用ターミナル２４，２
５をそれぞれ収容したターミナルカバー５１，５２が上
面に載置される台座部２９ａ，３０ａと、該台座部２９
ａ，３０ａにそれぞれ垂設された電極ポストとしての雄
ねじ部２９ｂ，３０ｂとで構成されている。
び図２に示したように、正極及び負極の各バッテリ電極
２９，３０と、これら各バッテリ電極２９，３０の近傍
に穿設されて対を成しているカバー嵌合穴５４ａ，５４
ｂ（５５ａ，５５ｂ）とが設けられている。前記各バッ
テリ電極２９，３０は、バッテリ用ターミナル２４，２
５をそれぞれ収容したターミナルカバー５１，５２が上
面に載置される台座部２９ａ，３０ａと、該台座部２９
ａ，３０ａにそれぞれ垂設された電極ポストとしての雄
ねじ部２９ｂ，３０ｂとで構成されている。
【００２１】また、本実施形態では、バッテリ電極２
９，３０の各台座部２９ａ，３０ａが、対応する極性の
バッテリ用ターミナル２４，２５を収容保持するターミ
ナルカバー５１，５２の底面に形成された嵌合凹部のみ
を外嵌可能な所定の外形状を有している。即ち、前記台
座部２９ａは、前記台座部３０ａにおける幅寸法ｃ１よ
りも広い幅寸法ｆ１を有する外形状とされており、前記
ターミナルカバー５１，５２の底面にそれぞれ形成され
た嵌合凹部（図示せず）は、対応する各台座部２９ａ，
３０ａの幅寸法ｃ１，ｆ１に対応した開口幅を有する凹
部形状とされている。
９，３０の各台座部２９ａ，３０ａが、対応する極性の
バッテリ用ターミナル２４，２５を収容保持するターミ
ナルカバー５１，５２の底面に形成された嵌合凹部のみ
を外嵌可能な所定の外形状を有している。即ち、前記台
座部２９ａは、前記台座部３０ａにおける幅寸法ｃ１よ
りも広い幅寸法ｆ１を有する外形状とされており、前記
ターミナルカバー５１，５２の底面にそれぞれ形成され
た嵌合凹部（図示せず）は、対応する各台座部２９ａ，
３０ａの幅寸法ｃ１，ｆ１に対応した開口幅を有する凹
部形状とされている。
【００２２】更に、前記各台座部２９ａ，３０ａ近傍の
両側には、一対のカバー嵌合穴５４ａ，５４ｂ（５５
ａ，５５ｂ）が設けられており、これらは対応する極性
の前記バッテリ用ターミナル２４（２５）を収容保持し
たターミナルカバー５１（５２）の嵌合突片５１ｃ，５
１ｄ（５２ｃ，５２ｄ）のみを嵌挿可能とする所定の構
成（本実施形態においては、対応する開口形状の相違及
び穴の間隔）を有する。
両側には、一対のカバー嵌合穴５４ａ，５４ｂ（５５
ａ，５５ｂ）が設けられており、これらは対応する極性
の前記バッテリ用ターミナル２４（２５）を収容保持し
たターミナルカバー５１（５２）の嵌合突片５１ｃ，５
１ｄ（５２ｃ，５２ｄ）のみを嵌挿可能とする所定の構
成（本実施形態においては、対応する開口形状の相違及
び穴の間隔）を有する。
【００２３】そして、本実施形態の場合は、バッテリ本
体２７の上面に各バッテリ電極２９，３０の極性を示す
極性マークＰが設けられると共に、各バッテリ用ターミ
ナル２４，２５及びターミナルカバー５１，５２にも接
続先の極性を示す極性マークＰが設けられている。
体２７の上面に各バッテリ電極２９，３０の極性を示す
極性マークＰが設けられると共に、各バッテリ用ターミ
ナル２４，２５及びターミナルカバー５１，５２にも接
続先の極性を示す極性マークＰが設けられている。
【００２４】前記各ターミナルカバー５１，５２は、図
１及び図３に示したように、各バッテリ用ターミナル２
４，２５の接続用平板部２４ａ，２５ａが挿入される偏
平なターミナル収容空間５１ａ，５２ａと、バッテリ本
体２７のカバー嵌合穴５４ａ，５４ｂ（５５ａ，５５
ｂ）にそれぞれ嵌挿される一対の嵌合突片５１ｃ，５１
ｄ（５２ｃ，５２ｄ）と、各バッテリ電極２９，３０の
電極ポストとなる雄ねじ部２９ｂ，３０ｂが挿通される
ねじ挿通孔５１ｅ，５２ｅとを有しており、対応するバ
ッテリ用ターミナル２４，２５をバッテリ電極２９，３
０にねじ止め可能に収容保持する。
１及び図３に示したように、各バッテリ用ターミナル２
４，２５の接続用平板部２４ａ，２５ａが挿入される偏
平なターミナル収容空間５１ａ，５２ａと、バッテリ本
体２７のカバー嵌合穴５４ａ，５４ｂ（５５ａ，５５
ｂ）にそれぞれ嵌挿される一対の嵌合突片５１ｃ，５１
ｄ（５２ｃ，５２ｄ）と、各バッテリ電極２９，３０の
電極ポストとなる雄ねじ部２９ｂ，３０ｂが挿通される
ねじ挿通孔５１ｅ，５２ｅとを有しており、対応するバ
ッテリ用ターミナル２４，２５をバッテリ電極２９，３
０にねじ止め可能に収容保持する。
【００２５】正極用又は負極用の各ターミナルカバー５
１，５２のターミナル収容空間５１ａ，５２ａは、対応
する極性のバッテリ用ターミナル２４，２５のみを嵌挿
可能とする所定の開口形状を有すると共に、各バッテリ
用ターミナル２４，２５が、対応する前記ターミナル収
容空間５１ａ，５２ａに嵌挿可能な所定の横断面形状を
有している。
１，５２のターミナル収容空間５１ａ，５２ａは、対応
する極性のバッテリ用ターミナル２４，２５のみを嵌挿
可能とする所定の開口形状を有すると共に、各バッテリ
用ターミナル２４，２５が、対応する前記ターミナル収
容空間５１ａ，５２ａに嵌挿可能な所定の横断面形状を
有している。
【００２６】即ち、前記ターミナル収容空間５１ａは、
前記ターミナル収容空間５２ａにおける開口幅ｂ１より
も広い開口幅ｅ１と、開口高さｂ２よりも低い開口高さ
ｅ２とを有する略長方形の開口形状とされている。ま
た、前記正極用のバッテリ用ターミナル２４の接続用平
板部２４ａは、前記負極用のバッテリ用ターミナル２５
における接続用平板部２５ａの板幅ａ１よりも広い板幅
ｄ１と、板厚ａ２よりも薄い板厚ｄ２とを有する略長方
形の横断面形状とされている。これらバッテリ用ターミ
ナル２４，２５は、板幅及び板厚が異なるだけの比較的
簡単な形状であり、プレス成形により容易に形成するこ
とができるので、コスト上昇を招くこともない。
前記ターミナル収容空間５２ａにおける開口幅ｂ１より
も広い開口幅ｅ１と、開口高さｂ２よりも低い開口高さ
ｅ２とを有する略長方形の開口形状とされている。ま
た、前記正極用のバッテリ用ターミナル２４の接続用平
板部２４ａは、前記負極用のバッテリ用ターミナル２５
における接続用平板部２５ａの板幅ａ１よりも広い板幅
ｄ１と、板厚ａ２よりも薄い板厚ｄ２とを有する略長方
形の横断面形状とされている。これらバッテリ用ターミ
ナル２４，２５は、板幅及び板厚が異なるだけの比較的
簡単な形状であり、プレス成形により容易に形成するこ
とができるので、コスト上昇を招くこともない。
【００２７】又、前記カバー嵌合穴５４ａ，５４ｂ（５
５ａ，５５ｂ）にそれぞれ嵌挿される一対の嵌合突片５
１ｃ，５１ｄ（５２ｃ，５２ｄ）は、ターミナルカバー
５１（５２）の側壁から延出する弾性片の先端に係合突
起を膨出させたロック片であり、前記カバー嵌合穴５４
ａ，５４ｂ（５５ａ，５５ｂ）内に形成された係止段部
に係合することで、各ターミナルカバー５１，５２を対
応する前記各バッテリ電極２９，３０の締結固定位置に
仮係止する仮係止手段を構成している。
５ａ，５５ｂ）にそれぞれ嵌挿される一対の嵌合突片５
１ｃ，５１ｄ（５２ｃ，５２ｄ）は、ターミナルカバー
５１（５２）の側壁から延出する弾性片の先端に係合突
起を膨出させたロック片であり、前記カバー嵌合穴５４
ａ，５４ｂ（５５ａ，５５ｂ）内に形成された係止段部
に係合することで、各ターミナルカバー５１，５２を対
応する前記各バッテリ電極２９，３０の締結固定位置に
仮係止する仮係止手段を構成している。
【００２８】更に、対向配備されたこれら嵌合突片５１
ｃ，５１ｄ及び嵌合突片５２ｃ，５２ｄは、図示のよう
に、各々のターミナルカバー５１，５２毎に間隔が相違
すると共に、対向する嵌合突片５１ｃ，５１ｄ（５２
ｃ，５２ｄ）相互の幅寸法も相異させている。これは、
間隔や幅寸法等の構成の差異による誤接続防止の組合せ
数を増大させるためである。
ｃ，５１ｄ及び嵌合突片５２ｃ，５２ｄは、図示のよう
に、各々のターミナルカバー５１，５２毎に間隔が相違
すると共に、対向する嵌合突片５１ｃ，５１ｄ（５２
ｃ，５２ｄ）相互の幅寸法も相異させている。これは、
間隔や幅寸法等の構成の差異による誤接続防止の組合せ
数を増大させるためである。
【００２９】また、前記ターミナル収容空間５１ａ，５
２ａの内側壁には、各バッテリ用ターミナル２４，２５
の接続用平板部２４ａ，２５ａの側縁に形成した係合用
凹部２４ｂ，２５ｂに係合することで、各バッテリ用タ
ーミナル２４，２５をターミナルカバー５１，５２に係
合ロックするロック用凸部５１ｂ，５２ｂが形成されて
いる。
２ａの内側壁には、各バッテリ用ターミナル２４，２５
の接続用平板部２４ａ，２５ａの側縁に形成した係合用
凹部２４ｂ，２５ｂに係合することで、各バッテリ用タ
ーミナル２４，２５をターミナルカバー５１，５２に係
合ロックするロック用凸部５１ｂ，５２ｂが形成されて
いる。
【００３０】そこで、上述した本実施形態のバッテリ用
ターミナルの接続構造によれば、電線２１，２２の端部
にそれぞれ接続された正極用又は負極用の各バッテリ用
ターミナル２４，２５は、それぞれのバッテリ用ターミ
ナル２４，２５を収容保持するターミナルカバー５１．
５２内に収容保持された後、対応する極性のバッテリ電
極２９，３０の締結固定位置に配設されてナット３５に
より締結固定さることで、電気的に接続される。
ターミナルの接続構造によれば、電線２１，２２の端部
にそれぞれ接続された正極用又は負極用の各バッテリ用
ターミナル２４，２５は、それぞれのバッテリ用ターミ
ナル２４，２５を収容保持するターミナルカバー５１．
５２内に収容保持された後、対応する極性のバッテリ電
極２９，３０の締結固定位置に配設されてナット３５に
より締結固定さることで、電気的に接続される。
【００３１】この際、例えば、誤って正極用のバッテリ
用ターミナル２４を対応しない極性（負極）のターミナ
ルカバー５２のターミナル収容空間５２ａに嵌挿させよ
うとしても、接続用平板部２４ａの板幅ｄ１がターミナ
ル収容空間５２ａの開口幅ｂ１よりも広く、該バッテリ
用ターミナル２４はターミナル収容空間５２ａの開口縁
に干渉して嵌挿することができない。
用ターミナル２４を対応しない極性（負極）のターミナ
ルカバー５２のターミナル収容空間５２ａに嵌挿させよ
うとしても、接続用平板部２４ａの板幅ｄ１がターミナ
ル収容空間５２ａの開口幅ｂ１よりも広く、該バッテリ
用ターミナル２４はターミナル収容空間５２ａの開口縁
に干渉して嵌挿することができない。
【００３２】又、負極用のバッテリ用ターミナル２５
を、対応しない極性（正極）のターミナル収容空間５１
ａに誤って嵌挿させようとした場合も、接続用平板部２
５ａの板厚ａ２がターミナル収容空間５１ａの開口高さ
ｅ２よりも厚く、該バッテリ用ターミナル２５はターミ
ナル収容空間５１ａの開口縁に干渉して嵌挿することが
できない。そこで、対応しないバッテリ用ターミナル２
４（２５）をターミナルカバー５２（５１）に嵌挿して
しまう誤挿入が生じることはない。
を、対応しない極性（正極）のターミナル収容空間５１
ａに誤って嵌挿させようとした場合も、接続用平板部２
５ａの板厚ａ２がターミナル収容空間５１ａの開口高さ
ｅ２よりも厚く、該バッテリ用ターミナル２５はターミ
ナル収容空間５１ａの開口縁に干渉して嵌挿することが
できない。そこで、対応しないバッテリ用ターミナル２
４（２５）をターミナルカバー５２（５１）に嵌挿して
しまう誤挿入が生じることはない。
【００３３】次に、例えば、正極用のバッテリ用ターミ
ナル２４を収容保持した前記ターミナルカバー５１を誤
って対応しない極性（負極）のバッテリ電極３０の締結
固定位置に配設しようとしても、前記ターミナルカバー
５１の嵌合突片５１ｃ，５１ｄは、間隔が前記カバー嵌
合穴５５ａ，５５ｂの間隔よりも広く、これらカバー嵌
合穴５５ａ，５５ｂに嵌挿させることができない。
ナル２４を収容保持した前記ターミナルカバー５１を誤
って対応しない極性（負極）のバッテリ電極３０の締結
固定位置に配設しようとしても、前記ターミナルカバー
５１の嵌合突片５１ｃ，５１ｄは、間隔が前記カバー嵌
合穴５５ａ，５５ｂの間隔よりも広く、これらカバー嵌
合穴５５ａ，５５ｂに嵌挿させることができない。
【００３４】又、負極用のバッテリ用ターミナル２５を
収容保持した前記ターミナルカバー５２を、対応しない
極性（正極）のバッテリ電極２９の締結固定位置に誤っ
て配設しようとした場合も、前記ターミナルカバー５２
の嵌合突片５２ｃ，５２ｄは、間隔が前記カバー嵌合穴
５４ａ，５４ｂの間隔よりも狭く、これらカバー嵌合穴
５４ａ，５４ｂに嵌挿させることができない。
収容保持した前記ターミナルカバー５２を、対応しない
極性（正極）のバッテリ電極２９の締結固定位置に誤っ
て配設しようとした場合も、前記ターミナルカバー５２
の嵌合突片５２ｃ，５２ｄは、間隔が前記カバー嵌合穴
５４ａ，５４ｂの間隔よりも狭く、これらカバー嵌合穴
５４ａ，５４ｂに嵌挿させることができない。
【００３５】そこで、前記ターミナルカバー５１（５
２）のターミナル収容空間５１ａ（５２ａ）内に収容保
持されたバッテリ用ターミナル２４（２５）は、対応し
ない極性のバッテリ電極３０（２９）の締結固定位置に
は配設することができず、ターミナルカバー５１（５
２）に囲まれたバッテリ用ターミナル２４（２５）は対
応しない極性のバッテリ電極３０（２９）には接触する
ことすらもできない。
２）のターミナル収容空間５１ａ（５２ａ）内に収容保
持されたバッテリ用ターミナル２４（２５）は、対応し
ない極性のバッテリ電極３０（２９）の締結固定位置に
は配設することができず、ターミナルカバー５１（５
２）に囲まれたバッテリ用ターミナル２４（２５）は対
応しない極性のバッテリ電極３０（２９）には接触する
ことすらもできない。
【００３６】そこで、対応しないバッテリ用ターミナル
２４（２５）とバッテリ電極３０（２９）とは、互いに
接触及び導通することなく誤接続を認識し、確実に誤接
続を防止できる。従って、本実施形態のバッテリ用ター
ミナルの接続構造によれば、誤接触時に起きる電気の逆
流によって機器の破損を招く虞もない。
２４（２５）とバッテリ電極３０（２９）とは、互いに
接触及び導通することなく誤接続を認識し、確実に誤接
続を防止できる。従って、本実施形態のバッテリ用ター
ミナルの接続構造によれば、誤接触時に起きる電気の逆
流によって機器の破損を招く虞もない。
【００３７】また、前記各バッテリ用ターミナル２４，
２５は、ターミナルカバー５１，５２のターミナル収容
空間５１ａ，５２ａ内に収容保持されているので、それ
ぞれバッテリ電極２９，３０に接触した瞬間のアークは
ターミナル収容空間５１ａ，５２ａ内で起こり、アーク
による火花がターミナルカバー５１，５２の外部に飛散
することはない。従って、本実施形態のバッテリ用ター
ミナルの接続構造によれば、ターミナル接続時のアーク
によって発生した火花が作業者の手元まで飛ぶのを確実
に防止することができ、信頼性と安全性を向上させるこ
とができる。
２５は、ターミナルカバー５１，５２のターミナル収容
空間５１ａ，５２ａ内に収容保持されているので、それ
ぞれバッテリ電極２９，３０に接触した瞬間のアークは
ターミナル収容空間５１ａ，５２ａ内で起こり、アーク
による火花がターミナルカバー５１，５２の外部に飛散
することはない。従って、本実施形態のバッテリ用ター
ミナルの接続構造によれば、ターミナル接続時のアーク
によって発生した火花が作業者の手元まで飛ぶのを確実
に防止することができ、信頼性と安全性を向上させるこ
とができる。
【００３８】更に、本実施形態におけるターミナルカバ
ー５１，５２は、嵌合突片５１ｃ，５１ｄ（５２ｃ，５
２ｄ）とバッテリ本体２７のカバー嵌合穴５４ａ，５４
ｂ（５５ａ，５５ｂ）とが、各ターミナルカバー５１，
５２を対応する前記各バッテリ電極２９，３０の締結固
定位置に仮係止する仮係止手段を構成している。そこ
で、各バッテリ用ターミナル５１，５２を収容保持した
ターミナルカバー５１，５２を、適正にバッテリ電極２
９、３０にセットすれば、ターミナルカバー５１（５
２）の嵌合突片５１ｃ，５１ｄ（５２ｃ，５２ｄ）とバ
ッテリ本体２７のカバー嵌合穴５４ａ，５４ｂ（５５
ａ，５５ｂ）との間に設けた仮係止手段が係合して、バ
ッテリ用ターミナル２４，２５がターミナルカバー５
１，５２を介してバッテリ電極２９，３０に仮固定され
た状態になる。従って、ナット３５の締付け作業をする
間、バッテリ用ターミナル２４，２５を支える為に片手
が塞がることがなく、作業者は両手を駆使して容易にね
じ締め作業を行なうことができ、作業時間を短縮するこ
とができる。
ー５１，５２は、嵌合突片５１ｃ，５１ｄ（５２ｃ，５
２ｄ）とバッテリ本体２７のカバー嵌合穴５４ａ，５４
ｂ（５５ａ，５５ｂ）とが、各ターミナルカバー５１，
５２を対応する前記各バッテリ電極２９，３０の締結固
定位置に仮係止する仮係止手段を構成している。そこ
で、各バッテリ用ターミナル５１，５２を収容保持した
ターミナルカバー５１，５２を、適正にバッテリ電極２
９、３０にセットすれば、ターミナルカバー５１（５
２）の嵌合突片５１ｃ，５１ｄ（５２ｃ，５２ｄ）とバ
ッテリ本体２７のカバー嵌合穴５４ａ，５４ｂ（５５
ａ，５５ｂ）との間に設けた仮係止手段が係合して、バ
ッテリ用ターミナル２４，２５がターミナルカバー５
１，５２を介してバッテリ電極２９，３０に仮固定され
た状態になる。従って、ナット３５の締付け作業をする
間、バッテリ用ターミナル２４，２５を支える為に片手
が塞がることがなく、作業者は両手を駆使して容易にね
じ締め作業を行なうことができ、作業時間を短縮するこ
とができる。
【００３９】また、前記各台座部２９ａ，３０ａが、対
応する極性の前記バッテリ用ターミナル２４，２５を収
容保持するターミナルカバー５１，５２の底面に形成し
た嵌合凹部のみを外嵌可能な所定の外形状を有するよう
に構成されているので、それぞれのバッテリ用ターミナ
ル２４，２５を収容保持した前記ターミナルカバー５
１，５２を誤って対応しない極性のバッテリ電極３０，
２９の締結固定位置に配設しようとしても、前記ターミ
ナルカバー５１，５２の嵌合凹部をバッテリ電極３０，
２９の台座部２９ａ，３０ａとの形状の相違から外嵌さ
せることができない。
応する極性の前記バッテリ用ターミナル２４，２５を収
容保持するターミナルカバー５１，５２の底面に形成し
た嵌合凹部のみを外嵌可能な所定の外形状を有するよう
に構成されているので、それぞれのバッテリ用ターミナ
ル２４，２５を収容保持した前記ターミナルカバー５
１，５２を誤って対応しない極性のバッテリ電極３０，
２９の締結固定位置に配設しようとしても、前記ターミ
ナルカバー５１，５２の嵌合凹部をバッテリ電極３０，
２９の台座部２９ａ，３０ａとの形状の相違から外嵌さ
せることができない。
【００４０】即ち、上述した如きターミナルカバー５
１，５２の嵌合突片５１ｃ，５１ｄ（５２ｃ，５２ｄ）
と、バッテリ本体２７のカバー嵌合穴５４ａ，５４ｂ
（５５ａ，５５ｂ）との間隔や、幅寸法等の構成の相違
による誤接続防止に加えて、バッテリ電極２９，３０の
台座部２９ａ，３０ａとターミナルカバー５１，５２の
嵌合凹部との形状の相違による誤接続防止も可能となっ
ている。そこで、これら各部の形状や寸法及び組合せ等
を適宜変更することによって、複数のバッテリーを接続
する場合のようにバッテリ電極が複数存在する際にも、
各々のバッテリ用ターミナルとバッテリ電極とは、互い
に接触及び導通することなく誤接続を認識し、確実に誤
接続を防止することができる。
１，５２の嵌合突片５１ｃ，５１ｄ（５２ｃ，５２ｄ）
と、バッテリ本体２７のカバー嵌合穴５４ａ，５４ｂ
（５５ａ，５５ｂ）との間隔や、幅寸法等の構成の相違
による誤接続防止に加えて、バッテリ電極２９，３０の
台座部２９ａ，３０ａとターミナルカバー５１，５２の
嵌合凹部との形状の相違による誤接続防止も可能となっ
ている。そこで、これら各部の形状や寸法及び組合せ等
を適宜変更することによって、複数のバッテリーを接続
する場合のようにバッテリ電極が複数存在する際にも、
各々のバッテリ用ターミナルとバッテリ電極とは、互い
に接触及び導通することなく誤接続を認識し、確実に誤
接続を防止することができる。
【００４１】又、前記バッテリ本体２７の上面に対する
前記台座部２９ａ，３０ａの上面の角度及び形状、突設
位置等を各々変更すると共に、前記ターミナルカバー５
１，５２の嵌合凹部もそれに合った凹部形状とすること
によって、車載条件（複数存在するバッテリや高電圧
（３６ボルト）バッテリ等を用いた車載システム）に合
った電線２１，２２の取り回し及び引き出し方向決めが
可能になる。
前記台座部２９ａ，３０ａの上面の角度及び形状、突設
位置等を各々変更すると共に、前記ターミナルカバー５
１，５２の嵌合凹部もそれに合った凹部形状とすること
によって、車載条件（複数存在するバッテリや高電圧
（３６ボルト）バッテリ等を用いた車載システム）に合
った電線２１，２２の取り回し及び引き出し方向決めが
可能になる。
【００４２】更に、前記ターミナルカバー５１，５２の
底面に形成された嵌合凹部が台座部２９ａ，３０ａに外
嵌されることで、ナット３５によってバッテリ用ターミ
ナル２４，２５をバッテリ電極２９，３０へ締結固定さ
せる作業時には、バッテリ用ターミナル２４，２５が、
ターミナルカバー５１，５２を介し、台座部２９ａ，３
０ａに対して回転不能に規制されるので、電線２１，２
２の引き出し方向がずれることも防止できる。
底面に形成された嵌合凹部が台座部２９ａ，３０ａに外
嵌されることで、ナット３５によってバッテリ用ターミ
ナル２４，２５をバッテリ電極２９，３０へ締結固定さ
せる作業時には、バッテリ用ターミナル２４，２５が、
ターミナルカバー５１，５２を介し、台座部２９ａ，３
０ａに対して回転不能に規制されるので、電線２１，２
２の引き出し方向がずれることも防止できる。
【００４３】尚、本発明のバッテリ用ターミナルの接続
構造におけるバッテリ用ターミナル、ターミナルカバ
ー、バッテリ電極、ねじ部材、ターミナル収容空間及び
仮係止手段等の構成は、上記実施形態の構成に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を
採りうることは言うまでもない。例えば、本実施形態で
は、バッテリ用ターミナル２４，２５のバッテリ電極２
９，３０への締結固定をナット３５によって行っている
が、各台座部２９ａ，３０ａに雌ねじを刻設した電極構
造とし、バッテリ用ターミナル２４，２５をねじ部材で
あるボルトによって締結固定する構成とすることも可能
である。
構造におけるバッテリ用ターミナル、ターミナルカバ
ー、バッテリ電極、ねじ部材、ターミナル収容空間及び
仮係止手段等の構成は、上記実施形態の構成に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の形態を
採りうることは言うまでもない。例えば、本実施形態で
は、バッテリ用ターミナル２４，２５のバッテリ電極２
９，３０への締結固定をナット３５によって行っている
が、各台座部２９ａ，３０ａに雌ねじを刻設した電極構
造とし、バッテリ用ターミナル２４，２５をねじ部材で
あるボルトによって締結固定する構成とすることも可能
である。
【００４４】
【発明の効果】上述した本発明のバッテリ用ターミナル
の接続構造によれば、電線端部にそれぞれ接続された正
極用又は負極用の各バッテリ用ターミナルは、それぞれ
のバッテリ用ターミナルを収容保持するターミナルカバ
ー内に収容保持された後、対応する極性のバッテリ電極
の締結固定位置に配設されてねじ部材により締結固定さ
ることで、電気的接続を得ることができる。
の接続構造によれば、電線端部にそれぞれ接続された正
極用又は負極用の各バッテリ用ターミナルは、それぞれ
のバッテリ用ターミナルを収容保持するターミナルカバ
ー内に収容保持された後、対応する極性のバッテリ電極
の締結固定位置に配設されてねじ部材により締結固定さ
ることで、電気的接続を得ることができる。
【００４５】この際、誤って前記各バッテリ用ターミナ
ルを対応しないターミナルカバーのターミナル収容空間
に嵌挿させようとしても、形状の相違から嵌挿させるこ
とができない。更に、それぞれのバッテリ用ターミナル
を収容保持した前記ターミナルカバーを誤って対応しな
い極性のバッテリ電極の締結固定位置に配設しようとし
ても、バッテリ本体のカバー嵌合穴との開口形状や配置
等の構成の相違から前記ターミナルカバーの嵌合突片を
嵌挿させることができない。
ルを対応しないターミナルカバーのターミナル収容空間
に嵌挿させようとしても、形状の相違から嵌挿させるこ
とができない。更に、それぞれのバッテリ用ターミナル
を収容保持した前記ターミナルカバーを誤って対応しな
い極性のバッテリ電極の締結固定位置に配設しようとし
ても、バッテリ本体のカバー嵌合穴との開口形状や配置
等の構成の相違から前記ターミナルカバーの嵌合突片を
嵌挿させることができない。
【００４６】そこで、前記ターミナルカバーのターミナ
ル収容空間内に収容保持された各バッテリ用ターミナル
は、対応しない極性のバッテリ電極の締結固定位置には
配設することができず、ターミナルカバーに囲まれたバ
ッテリ用ターミナルは対応しない極性のバッテリ電極に
は接触することすらもできない。
ル収容空間内に収容保持された各バッテリ用ターミナル
は、対応しない極性のバッテリ電極の締結固定位置には
配設することができず、ターミナルカバーに囲まれたバ
ッテリ用ターミナルは対応しない極性のバッテリ電極に
は接触することすらもできない。
【００４７】従って、対応しないバッテリ用ターミナル
とバッテリ電極とは、互いに接触及び導通することなく
誤接続を認識し、確実に誤接続を防止できる。また、前
記バッテリ用ターミナルが、ターミナルカバーのターミ
ナル収容空間内に収容保持されているので、バッテリ電
極に接触した瞬間のアークはターミナル収容空間内で起
こり、アークによる火花がターミナルカバーの外部に飛
散することはない。従って、ターミナル接続時のアーク
によって発生した火花が作業者の手元まで飛ぶのを確実
に防止することができ、信頼性と安全性を向上させるこ
とができる。
とバッテリ電極とは、互いに接触及び導通することなく
誤接続を認識し、確実に誤接続を防止できる。また、前
記バッテリ用ターミナルが、ターミナルカバーのターミ
ナル収容空間内に収容保持されているので、バッテリ電
極に接触した瞬間のアークはターミナル収容空間内で起
こり、アークによる火花がターミナルカバーの外部に飛
散することはない。従って、ターミナル接続時のアーク
によって発生した火花が作業者の手元まで飛ぶのを確実
に防止することができ、信頼性と安全性を向上させるこ
とができる。
【図１】本発明の一実施形態に係るバッテリ用ターミナ
ルの接続構造を備えたバッテリ本体の全体斜視図であ
る。
ルの接続構造を備えたバッテリ本体の全体斜視図であ
る。
【図２】図１に示したバッテリ本体の平面図である。
【図３】図１に示したターミナルカバーの内部構造を示
す要部破断斜視図である。
す要部破断斜視図である。
【図４】従来のバッテリ用ターミナルの接続構造を備え
たバッテリ本体の平面図である。
たバッテリ本体の平面図である。
【図５】図４に示したバッテリ用ターミナルの接続構造
を示す拡大斜視図である。
を示す拡大斜視図である。
２１ 電線 ２２ 電線 ２４ 正極用のバッテリ用ターミナル ２５ 負極用のバッテリ用ターミナル ２７ バッテリ本体 ２９ バッテリ電極 ３０ バッテリ電極 ３５ ナット（ねじ部材） ５１ ターミナルカバー ５１ａ ターミナル収容空間 ５１ｃ 嵌合突片 ５１ｄ 嵌合突片 ５２ ターミナルカバー ５２ａ ターミナル収容空間 ５２ｃ 嵌合突片 ５２ｄ 嵌合突片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 哲也 静岡県裾野市御宿1500 矢崎総業株式会社 内 Ｆターム(参考） 5H022 AA01 CC10
Claims (3)
- 【請求項１】 電線端部にそれぞれ接続された正極用又
は負極用の各バッテリ用ターミナルを、バッテリ本体の
対応する極性のバッテリ電極にねじ部材により締結固定
するバッテリ用ターミナルの接続構造であって、 前記各バッテリ用ターミナルを収容保持する絶縁材料製
のターミナルカバーが、対応する極性のバッテリ用ター
ミナルのみを嵌挿可能とする所定の開口形状を有するタ
ーミナル収容空間を備えており、前記各バッテリ用ター
ミナルが、対応する前記ターミナル収容空間に嵌挿可能
な所定形状に形成されると共に、 前記バッテリ本体は、各バッテリ用ターミナルのみを対
応する各バッテリ電極の締結固定位置に配設することが
できるように、対応する極性の前記バッテリ用ターミナ
ルを収容保持したターミナルカバーの嵌合突片のみを嵌
挿可能とする所定の構成を有するカバー嵌合穴を前記各
バッテリ電極の近傍に備えており、前記嵌合突片が、対
応する前記カバー嵌合穴に嵌挿可能な所定形状に形成さ
れることを特徴とするバッテリ用ターミナルの接続構
造。 - 【請求項２】 前記ターミナルカバーの嵌合突片と前記
バッテリ本体のカバー嵌合穴とが、各ターミナルカバー
を対応する前記各バッテリ電極の締結固定位置に仮係止
する仮係止手段を構成していることを特徴とする請求項
１に記載のバッテリ用ターミナルの接続構造。 - 【請求項３】 前記各バッテリ電極が、前記バッテリ本
体に突設された台座部を備えると共に、各台座部が、対
応する極性の前記バッテリ用ターミナルを収容保持する
ターミナルカバーの嵌合凹部のみを外嵌可能な所定の外
形状を有していることを特徴とする請求項１又は２に記
載のバッテリ用ターミナルの接続構造。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000178572A JP2001357835A (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | バッテリ用ターミナルの接続構造 |
| DE10128310A DE10128310C2 (de) | 2000-06-14 | 2001-06-12 | Verbindungsanordnung für Batterieanschlußklemmen |
| US09/880,136 US6428363B2 (en) | 2000-06-14 | 2001-06-14 | Connecting structure for battery terminals |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000178572A JP2001357835A (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | バッテリ用ターミナルの接続構造 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001357835A true JP2001357835A (ja) | 2001-12-26 |
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ID=18679981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000178572A Pending JP2001357835A (ja) | 2000-06-14 | 2000-06-14 | バッテリ用ターミナルの接続構造 |
Country Status (3)
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| US (1) | US6428363B2 (ja) |
| JP (1) | JP2001357835A (ja) |
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-
2000
- 2000-06-14 JP JP2000178572A patent/JP2001357835A/ja active Pending
-
2001
- 2001-06-12 DE DE10128310A patent/DE10128310C2/de not_active Expired - Fee Related
- 2001-06-14 US US09/880,136 patent/US6428363B2/en not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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