JPH11288147A - クリーニング・帯電兼用装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

クリーニング・帯電兼用装置を備えた画像形成装置

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JPH11288147A
JPH11288147A JP10093167A JP9316798A JPH11288147A JP H11288147 A JPH11288147 A JP H11288147A JP 10093167 A JP10093167 A JP 10093167A JP 9316798 A JP9316798 A JP 9316798A JP H11288147 A JPH11288147 A JP H11288147A
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JP
Japan
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toner
image forming
blade
cleaning
forming apparatus
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JP10093167A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Yano
英俊 矢野
Tadahiro Suzuki
忠浩 鈴木
Hiroshi Yasutomi
啓 安富
Nobuhito Yokogawa
信人 横川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体の回転時にブレードに電圧を印加して
もブレードが感光体に巻き込まれたり、そのエッジ部分
が破損したりしないようにする。 【解決手段】 ブレード24と感光体1との接触位置a
の上方にトナー貯留部30を設け、その中に入れたトナ
ーTnが少なくとも接触位置aの付近の感光体1上に溜
るようにする。ブレード24に電圧が印加され、感光体
1とブレード24とにより電界が形成されて接触位置a
の付近のトナーTnにそれをはじき飛ばそうとする力が
作用しても、その接触位置aの付近に堆積したトナーT
nの重みにより、そのトナーTnは、はじき飛ばされる
ことがない。したがって、ブレード24と感光体1との
間に入り込んだ少量のトナーが潤滑剤の働きをするの
で、ブレード24の巻き込みや、エッジ部分の破損を防
止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、導電部材で形成
したブレードを像担持体の表面に接触させた状態で、そ
の像担持体の表面の残留トナーをクリーニングすると共
に、そのブレードに交流と直流を重畳した電圧を印加す
ることにより像担持体の表面を帯電するクリーニング・
帯電兼用装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このように残留トナーをクリーニ
ングすると共に被帯電体の表面を帯電するブレードを備
えたクリーニング・帯電兼用装置(接触帯電装置)とし
ては、例えば特開平4−343373号公報に記載され
ているものがある。この接触帯電装置は、揺動自在に支
持されて圧接手段により被帯電体に圧接されるブレード
状の帯電部材に、帯電開始電圧の2倍以上のピーク間電
圧を有する交流電圧と直流電圧の重畳電圧を印加して、
被帯電体を帯電するようにしている。
【0003】また、特開平5−94118号公報には、
ブレード状の導電性クリーニング部材に1〜1.5V の
直流電圧、又は0.8〜3KV,0.5〜3KHZ の交流
電圧、あるいは直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印
加して、帯電と除電の少なくともいずれか一方を行なう
ようにしたものが記載されている。さらに、特開平7−
160162号公報には、帯電手段又は除電手段を、ブ
レード形状,ローラ形状,ブラシ形状のクリーニング部
材によって構成し、そこに帯電時又は除電時に直流電圧
又は直流電圧と交流電圧とを重畳した電圧を印加するよ
うにした電子写真記録装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
4−343373号公報に記載されているような接触帯
電装置では、その接触帯電装置が装着されている画像形
成装置がユーザに届けられて最初に使用される装置着荷
時や、感光体等の部品をカートリッジ状にしたプロセス
カートリッジを交換した直後の動作時のように、現像装
置から感光体(被帯電体)の表面に付着されるトナーが
ブレードのある位置まで運ばれるまでの間は、そのブレ
ードと感光体との摩擦係数は大となるため、その帯電部
材の感光体と接触する部分が、回転する感光体に巻き込
まれてしまったり、その帯電部材の感光体と接触するエ
ッジ部分が破損してしまったりすることがあるという問
題点があった。
【0005】そこで、このようなブレード状の帯電部材
を有する接触帯電装置の場合には、装置を組み付ける段
階で感光体の表面、あるいは帯電部材の感光体と接する
エッジ部に、例えばフッ素系の粉末で形成された潤滑剤
を塗ることによって、上述したような装置着荷時やカー
トリッジ交換直後のようにトナーが帯電部材と感光体と
の間に付着していないときに感光体を回転させても、上
記潤滑剤の働きにより帯電部材の感光体と接触するエッ
ジ部分が巻き込まれたり、破損したりしないようにして
いる。
【0006】ところが、このようにしても帯電部材に電
圧が印加されると、ブレード状の帯電部材には交流電圧
と直流電圧の重畳電圧が印加されるにもかかわらず、帯
電開始電圧(約0.5KV )以上では、その帯電部材と
感光体(被帯電体)とが接する接触位置(ブレードの先
端部)の近傍にある潤滑剤が、その感光体と帯電部材と
によって形成される電界によりはじき飛ばされてしま
い、その帯電部材の接触位置付近(上記接触位置から感
光体の回転方向上流側に向かって1mm程度の範囲)に
は潤滑剤が存在しなくなってしまうということがあっ
た。
【0007】このようになると、上述したような帯電部
材の感光体と接触するエッジ部分に巻き込みが生じた
り、そのエッジ部分が破損したりするため、ブレード状
の帯電部材はクリーニング性を失ってしまい、大量のト
ナーがそこを通過するようになるので、その帯電部材を
通過したトナーの上から帯電が行なわれるようになるた
め感光体に帯電不良が生じ、それによって異常画像(縦
の黒スジ)が発生してしまうようになるという問題点が
あった。
【0008】また、特開平5−94118号公報及び特
開平7−160162号公報に記載されているものも同
様に、装置着荷時やカートリッジを交換した直後に帯電
部材に電圧を印加して動作させると、帯電部材と感光体
とが接する接触位置の近傍に潤滑剤やトナーがあったと
しても、それが感光体と帯電部材とによって形成される
電界によりはじき飛ばされてしまい、その帯電部材の接
触位置付近には潤滑剤やトナーが存在しなくなってしま
うということがあった。
【0009】そのため、この場合も前述した接触帯電装
置と同様に、ブレード状の帯電部材が潤滑剤やトナーを
介さずに直接感光体の表面に接触するようになるので、
その帯電部材の感光体と接触する部分が、回転する感光
体に巻き込まれたり、その帯電部材の感光体と接触する
エッジ部分が破損したりする。
【0010】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、ブレードに電圧を印加しても、そのブレ
ードが回転する感光体等の像担持体にエッジ部分が巻き
込まれたり、そのエッジ部分が破損してしまったりする
ようなことがないようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、導電部材で形成され、回転する像担持体
の表面に接した状態でその像担持体の表面の残留トナー
をクリーニングすると共に、交流と直流を重畳した電圧
が印加されることにより像担持体の表面を帯電するブレ
ードを有するクリーニング・帯電兼用装置を備えた画像
形成装置において、上記ブレードと像担持体との接触位
置の上方にトナー貯留部を設け、そのトナー貯留部内に
入れたトナーが少なくとも上記接触位置の付近の像担持
体上に溜るようにしたものである。
【0012】また、上記ブレードの配設位置を、そのブ
レードと像担持体との接触位置が像担持体の回転中心を
通る水平線よりも上側で、且つ像担持体の最頂点部より
もその像担持体の回転方向下流側になるようにするとよ
い。さらに、上記いずれかのクリーニング・帯電兼用装
置を備えた画像形成装置において、上記トナー貯留部の
上部に底板部材により底部が塞がれることによりプリセ
ット用のトナーを収容したプリセット用トナー収容部を
設け、上記底板部材をトナー落下許容状態にしたときに
プリセット用トナー収容部内のトナーがトナー貯留部内
に落下するようにするとよい。
【0013】さらにまた、上記底板部材を、プリセット
用トナー収容部とトナー貯留部との間を仕切る仕切シー
ルとし、その仕切シールをプリセット用トナー収容部内
のプリセット用のトナーをトナー貯留部に落下させるト
ナー落下許容位置に移動可能にするとよい。
【0014】また、上記トナー貯留部と現像装置との間
にトナー貯留部に溜ったトナーの余剰分を現像装置の現
像タンクに搬送するトナーリサイクル搬送部を設けるよ
うにするとよい。さらに、上記プリセット用トナー収容
部を設けたクリーニング・帯電兼用装置を備えた画像形
成装置において、トナー貯留部と現像装置との間にその
トナー貯留部に溜ったトナーの余剰分を現像装置の現像
タンクに搬送するトナーリサイクル搬送部を設け、プリ
セット用トナー収容部に収容するプリセット用のトナー
の量を、トナー貯留部内に落下された直後はトナーリサ
イクル搬送部により現像タンクに搬送されない量にする
とよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態例
であるクリーニング・帯電兼用装置を備えた画像形成装
置の作像部を示す概略構成図である。この画像形成装置
は、作像部にドラム状の像担持体である感光体1を矢示
A方向に回転可能に設け、その回りにクリーニング・帯
電兼用装置20と、現像装置3と、転写ローラ15と、
分離電極16と、搬送ガイド板17と、除電ランプ2と
をそれぞれ設けている。
【0016】また、クリーニング・帯電兼用装置20の
ブレード24と感光体1との接触位置aの上方に、トナ
ー貯留部30を設けている。ブレード24は、弾性を有
する導電部材(例えばウレタンゴム)で形成されてお
り、回転する感光体1の表面に先端のエッジ部分が接し
た状態で、その感光体1の表面の残留トナーをクリーニ
ングすると共に、交流と直流を重畳した電圧が電源25
によって印加されることにより感光体1の表面を帯電す
る。
【0017】トナー貯留部30は、そこに入れたトナー
Tnが、図1に示すようにブレード24上及び接触位置
aの付近の感光体1上に溜るようにするものであり、上
ケース21と、クリーニングケース22と、帯電部材も
兼ねるブレード24と、入口シール19等からなる。そ
して、この画像形成装置では、そのブレード24の配設
位置を、ブレード24と感光体1との接触位置aが感光
体1の回転中心を通る水平線L1 よりも上側で、且つそ
の感光体1の最頂点部bよりもその感光体1の回転方向
(矢示A方向)下流側になるようにしている。
【0018】また、この画像形成装置は、トナー貯留部
30と現像装置3との間に、トナー貯留部30に溜った
トナーTnの余剰分を現像装置3の現像タンク5内に搬
送するトナーリサイクル搬送部を設けている。そのトナ
ーリサイクル搬送部は、図1ではトナー排出スクリュー
26のみを図示しているが、そのトナー排出スクリュー
26を回転させることにより、トナー貯留部30に溜っ
たトナーTnの余剰分を回収し、それを図示しないトナ
ー搬送路を通して現像タンク5内に搬送するものであ
る。
【0019】そして、そのトナー排出スクリュー26の
トナー貯留部30側の端部の位置を、図1に示したよう
にトナー貯留部30内にトナーTnを所定の量(高さ
H)だけ残す高さにしている。したがって、トナー貯留
部30内には常に必要な量のトナーTnが残るようにな
っている。
【0020】この画像形成装置は、図示しない操作部で
プリントボタンが押されると、除電ランプ2と、ブレー
ド24と、現像装置3の現像ローラ8と、転写ローラ1
5と、分離電極16とに、それぞれ所定の電圧又は電流
が順次所定のタイミングで印加あるいは流される。ま
た、それと略同時に、感光体1と、現像装置3の現像ロ
ーラ8と左スクリュー9aと右スクリュー9bと、転写
ローラ15と、トナー排出スクリュー26とが、図1に
示す矢印の方向にそれぞれ回転を開始する。
【0021】そして、感光体1の表面が除電ランプ2に
より除電され、その表面がそこに接触しているブレード
24に電源25から電圧が印加されることにより、例え
ば−900Vに一様に帯電される。そして、その帯電さ
れた面に図示しないレーザ照射装置からレーザ光4が照
射されることにより、そこに静電潜像が形成(黒ベタ電
位は例えば−150V)される。
【0022】その静電潜像は、感光体1が矢示A方向に
回転することにより現像装置3の位置まで移動される
と、磁気ブラシとして機能する現像ローラ8により現像
(印加電圧は−650V)されてトナー像となる。一
方、図示しない給紙機構から転写紙が給送され、その転
写紙が上レジストローラ11と下レジストローラ12と
の間に挾持されて一旦停止して、感光体1の表面に形成
されているトナー像の画像先端と同期を取るタイミング
で給送される。
【0023】その転写紙は、感光体1と転写ローラ15
との間に送りこまれ、そこに感光体1上のトナー像が転
写(+10μA)される。そして、その転写紙は、分離
電極16により、上記トナー像の転写時に感光体1から
帯電された電荷(+電荷)が消去される。その後、その
転写紙は、感光体1の表面から電気的に分離され、図示
しない定着装置を経て排紙トレイ等に排出される。
【0024】一方、転写ローラ15による画像の転写後
に感光体1上に残った残留トナーは、感光体1が矢示A
方向に回転を続けることによりブレード24の位置まで
移送され、そこでブレード24により感光体1の表面か
ら掻き取られてトナー貯留部30内に回収される。ま
た、搬送ガイド板17とクリーニング部の間に配設され
ている除電ランプ2により、残留トナーの上から感光体
1の表面の除電が行なわれる。
【0025】その残留トナーの上から行なう除電ランプ
2による感光体1の除電は、除電ランプ2から照射され
る光が乱反射しながら感光体1に届くため、略均一な除
電が行なわれる。なお、ブレード24は、感光体1の回
転方向上流側(図1で左方側)で感光体1上の残留トナ
ーの除去を行ない、感光体1と接するニップ部及びその
下流側で帯電を行なう。
【0026】ところで、画像形成装置がユーザに届けら
れて、例えば最初に使用されたときに感光体1上の現像
ローラ8からブレード24の接触位置aまでの間の矢示
A方向の範囲にトナーが存在しない状態で感光体1が矢
示A方向に回転すると、その際にブレード24の感光体
1と接触するエッジ部分が、回転する感光体1に巻き込
まれてしまったり、そのブレード24のエッジ部分が破
損したりしやすいことを前述した。
【0027】そこで、一般的にはこのような画像形成装
置では、それを組み付ける段階で感光体の表面、あるい
はブレードの感光体と接するエッジ部分に、例えばフッ
素系の粉末で形成された潤滑剤を塗ることによってその
間の摩擦抵抗を小さくし、それによってブレードのエッ
ジ部分が巻き込まれたり、破損したりしないようにして
いるが、この場合でもブレードに電圧を印加すると、図
2に示すように、そのブレード24′と感光体1′とが
接する接触位置aの近傍に形成される電界により、潤滑
剤6(トナーである場合も同様)が接触位置aから感光
体1の回転方向上流側(図2で左方側)に向かってL
(1mm程度)の範囲で、はじき飛ばされて潤滑剤6が
存在しない部分ができてしまうため、上述した問題が発
生してしまうという問題点があった。
【0028】しかしながら、この実施の形態による画像
形成装置では、図1で説明したように、ブレード24と
感光体1との接触位置aの上方にトナー貯留部30を設
け、そのトナー貯留部30内に入れたトナーTnが、同
図に示すようにブレード24の上部及び接触位置aの付
近の感光体1上に溜るようにしたので、上記のようなブ
レード24のエッジ部分の巻き込みや、そのエッジ部分
の破損を防止することができる。
【0029】すなわち、図1に示した状態でブレード2
4に帯電用の電圧が電源25から印加されて、そのブレ
ード24と感光体1とが接する接触位置aの近傍に電界
が形成されることによりトナーTnにそれをはじき飛ば
そうとする力が作用しても、そのトナーTnはトナー貯
留部30内に溜められて接触位置aの近傍に図示のよう
に所定量堆積しているので、その重みにより、はじき飛
ばされない。
【0030】そのため、ブレード24の先端部のエッジ
部分と感光体1との間にトナーTnが少量入り込み、そ
のトナーTnが潤滑剤の役割を果たすようになるので、
ブレード24と感光体1との摩擦力が小さくなることに
よって、ブレード24のエッジ部分の巻き込みや、その
エッジ部分の破損を防止することができる。
【0031】図3はトナー貯留部の上部にプリセット用
トナー収容部を設けるようにしたクリーニング・帯電兼
用装置を備えた画像形成装置の実施の形態のトナー貯留
部付近を示す概略構成図、図4は同じくそのトナー貯留
部とプリセット用トナー収容部との間に設けられている
仕切シールを説明するために部分的に断面にして示す拡
大側面図である。
【0032】この画像形成装置は、トナー貯留部30の
上部に底板部材である仕切シール27により底部が塞が
れることによりプリセット用のトナーTn′(図1のト
ナーTnと同じもの)を収容したプリセット用トナー収
容部40を設けている。その仕切シール27は、プリセ
ット用トナー収容部40とトナー貯留部30との間を仕
切っており、その仕切シール27がプリセット用トナー
収容部40内のプリセット用のトナーTn′をトナー貯
留部30に落下させるトナー落下許容位置に移動可能に
なっている。
【0033】すなわち、その仕切シール27は、図4に
示すように折り返し可能なシート状の部材で形成されて
いて、その一端27aの上面がプリセットケース28の
下面縁部28aに接着剤で接着されている。そして、そ
の仕切シール27は、図4で右方の奥側で折り返され
て、その折り返し部分27bの上面もプリセットケース
28の下面縁部28bに接着剤で接着されている。
【0034】さらに、その仕切シール27は、一端27
aと折り返し部分27bの間の中間部分27cの上面も
プリセットケース28の左右の各下面縁部28c(図3
も参照)に接着剤でそれぞれ接着されているので、折り
返された上側の部分の上面の周囲が、全てプリセットケ
ース28の下面縁部28a〜28cに接着されている。
したがって、それによってプリセット用トナー収容部4
0を密閉し、中のプリセット用のトナーTn′が外に洩
れ出ないようになっている。
【0035】一方、仕切シール27の折り返された下側
の部分27dは、どこにも接着されておらず、その端部
27eはプリセットケース28の外側まで引き出されて
いる。そして、その端部27eを引き出している開口の
部分を、プリセットケース28側に上シール29を、ク
リーニングケース22′側に下シール31を取り付ける
ことによりシールして、その開口の部分からプリセット
ケース28内のトナーTn′が外に洩れ出ないようにし
ている。
【0036】この画像形成装置は、ユーザに届けられて
最初に使用する装置着荷時や、感光体等の部品をカート
リッジ状にしたプロセスカートリッジを交換した直後に
装置を動作させる時には、仕切シール27の端部27e
を、図4で左方に引く。
【0037】すると、仕切シール27のプリセットケー
ス28に接着された面が、奥の折り返し部分27b側か
ら徐々に引き剥がされていくため(トナー落下許容状
態)、プリセットケース28内に収容されているプリセ
ット用のトナーTn′がトナー貯留部30に落下する
(図1のトナーTnの状態になる)。そして、仕切シー
ル27をプリセットケース28から完全に引き剥がす
と、その仕切シール27を引き出した開口の部分が上シ
ール29と下シール31とによって閉じられるので、そ
の開口の部分からトナーTn′が外に洩れ出ることがな
い。
【0038】なお、プリセット用トナー収容部40に収
容するトナーTn′の量は、トナー貯留部30内に落下
された直後にトナー排出スクリュー26により現像タン
ク(図1の現像タンク5を参照)に搬送されない量にし
ておくとよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるク
リーニング・帯電兼用装置を備えた画像形成装置によれ
ば、次に記載する効果を奏する。請求項1のクリーニン
グ・帯電兼用装置を備えた画像形成装置によれば、ブレ
ードと像担持体との接触位置の上方に設けたトナー貯留
部内のトナーが少なくとも上記接触位置の付近の像担持
体上に溜るので、ブレードに電圧が印加された際に像担
持体とブレードとにより電界が形成されて、そのブレー
ドの上記接触位置の付近のトナーにそれをはじき飛ばそ
うとする力が作用しても、上記接触位置の付近に堆積し
たトナーの重みによりトナーがはじき飛ばされることが
ない。
【0040】したがって、そのブレードの像担持体と接
するエッジ部分と像担持体との間には少量のトナーが介
在するようになり、それが潤滑剤の働きをするようにな
るため、ブレードが回転する像担持体に巻き込まれた
り、そのブレードのエッジ部分が破損したりするのを防
止することができる。それによって、帯電不良を防止し
て画像上に異常画像(縦の黒スジ等)ができないように
することができる。
【0041】請求項2のクリーニング・帯電兼用装置を
備えた画像形成装置によれば、ブレードと像担持体との
接触位置が、像担持体の回転中心を通る水平線よりも上
側で、且つその像担持体の最頂点部よりも像担持体の回
転方向下流側であるため、像担持体上からブレードで除
去したトナーは必ずそのブレードの像担持体と接するエ
ッジの上に溜るようになるので、上述した電界によるト
ナーのはじき飛ばしを確実に防止することができる。
【0042】請求項3のクリーニング・帯電兼用装置を
備えた画像形成装置によれば、画像形成動作に先立って
底板部材をトナー落下許容状態にすれば、プリセット用
トナー収容部内のトナーがトナー貯留部内に落下してそ
のトナーが少なくとも上記接触位置の付近の像担持体上
に溜るので、最初の画像形成動作からブレードの上記接
触位置の付近に堆積したトナーが電界によりはじき飛ば
されるのを防止することができる。
【0043】請求項4のクリーニング・帯電兼用装置を
備えた画像形成装置によれば、仕切シールをトナー落下
許容位置に移動させるだけで、簡単にプリセット用トナ
ー収容部内のプリセット用のトナーをトナー貯留部に落
下させることができるので、扱いが非常に簡単になる。
【0044】請求項5のクリーニング・帯電兼用装置を
備えた画像形成装置によれば、像担持体の表面からブレ
ードで回収することによってトナー貯留部に溜った余剰
分のトナーを、トナーリサイクル搬送部により現像装置
の現像タンクに搬送してリサイクルすることができるの
で、トナーを有効に使用することができる。
【0045】請求項6のクリーニング・帯電兼用装置を
備えた画像形成装置によれば、プリセット用トナー収容
部内のトナーがトナー貯留部に落下された直後は、その
トナーがトナーリサイクル搬送部により現像タンクに搬
送されるようなことがないので、現像時の地肌汚れを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例であるクリーニング・
帯電兼用装置を備えた画像形成装置の作像部を示す概略
構成図である。
【図2】ブレードに電圧を印加した際にそのブレードが
感光体に接する接触位置の近傍にある潤滑剤が電界によ
りはじき飛ばされてしまう様子を説明するための概略図
である。
【図3】トナー貯留部の上部にプリセット用トナー収容
部を設けるようにしたクリーニング・帯電兼用装置を備
えた画像形成装置の実施の形態のトナー貯留部付近を示
す概略構成図である。
【図4】同じくそのトナー貯留部とプリセット用トナー
収容部との間に設けられている仕切シールを説明するた
めに部分的に断面にして示す拡大側面図である。
【符号の説明】
1:感光体(像担持体) 3:現像装置 5:現像タンク 20:クリーニング・帯電兼用装置 24:ブレード(帯電部材) 26:トナー排出スクリュー 27:仕切シール(底板部材) 30:トナー貯留部 40:プリセット用トナー収容部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横川 信人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電部材で形成され、回転する像担持体
    の表面に接した状態で該像担持体の表面の残留トナーを
    クリーニングすると共に、交流と直流を重畳した電圧が
    印加されることにより前記像担持体の表面を帯電するブ
    レードを有するクリーニング・帯電兼用装置を備えた画
    像形成装置において、 前記ブレードと前記像担持体との接触位置の上方にトナ
    ー貯留部を設け、該トナー貯留部内に入れたトナーが少
    なくとも前記接触位置の付近の前記像担持体上に溜るよ
    うにしたことを特徴とするクリーニング・帯電兼用装置
    を備えた画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ブレードの配設位置を、該ブレード
    と前記像担持体との接触位置が前記像担持体の回転中心
    を通る水平線よりも上側で、且つ該像担持体の最頂点部
    よりも該像担持体の回転方向下流側になるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のクリーニング・帯電兼用
    装置を備えた画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のクリーニング・帯
    電兼用装置を備えた画像形成装置において、前記トナー
    貯留部の上部に底板部材により底部が塞がれることによ
    りプリセット用のトナーを収容したプリセット用トナー
    収容部を設け、前記底板部材をトナー落下許容状態にし
    たときに前記プリセット用トナー収容部内のトナーが前
    記トナー貯留部内に落下するようにしたことを特徴とす
    るクリーニング・帯電兼用装置を備えた画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記底板部材は、前記プリセット用トナ
    ー収容部と前記トナー貯留部との間を仕切る仕切シール
    であり、該仕切シールが前記プリセット用トナー収容部
    内のプリセット用のトナーを前記トナー貯留部に落下さ
    せるトナー落下許容位置に移動可能であることを特徴と
    する請求項3記載のクリーニング・帯電兼用装置を備え
    た画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記トナー貯留部と現像装置との間に前
    記トナー貯留部に溜ったトナーの余剰分を前記現像装置
    の現像タンクに搬送するトナーリサイクル搬送部を設け
    たことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記
    載のクリーニング・帯電兼用装置を備えた画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のクリーニング・帯電兼用
    装置を備えた画像形成装置において、前記トナー貯留部
    と現像装置との間に前記トナー貯留部に溜ったトナーの
    余剰分を前記現像装置の現像タンクに搬送するトナーリ
    サイクル搬送部を設け、前記プリセット用トナー収容部
    に収容するプリセット用のトナーの量を、前記トナー貯
    留部内に落下された直後は前記トナーリサイクル搬送部
    により前記現像タンクに搬送されない量にしたことを特
    徴とするクリーニング・帯電兼用装置を備えた画像形成
    装置。
JP10093167A 1998-04-06 1998-04-06 クリーニング・帯電兼用装置を備えた画像形成装置 Pending JPH11288147A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003005606A (ja) * 2001-06-27 2003-01-08 Canon Inc 画像形成装置
JP2007011086A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Ricoh Co Ltd 現像装置、現像手段を備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置

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