JPH1128803A - 印刷条件設定装置 - Google Patents

印刷条件設定装置

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JPH1128803A
JPH1128803A JP9198007A JP19800797A JPH1128803A JP H1128803 A JPH1128803 A JP H1128803A JP 9198007 A JP9198007 A JP 9198007A JP 19800797 A JP19800797 A JP 19800797A JP H1128803 A JPH1128803 A JP H1128803A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕様や性能の異なる印刷機で、同一製品を印
刷する場合、実績のある印刷機の印刷条件設定値を、簡
便かつ正確に、別の印刷機の印刷条件設定値に変換する
ことができる印刷条件設定装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】 標準化された印刷条件設定値を記憶する
標準値記憶手段と、複数の印刷機に対応して、前記標準
値記憶手段の印刷条件設定値を参照して、製品単位で作
成された印刷条件設定値を記憶する印刷条件設定値記憶
手段と、複数種類の印刷機に共通に適用するための印刷
条件設定項目と、前記印刷条件設定項目に対応する個別
印刷機の印刷条件設定項目との変換表を記憶する機械別
設定項目記憶手段とを備え、印刷条件設定値記憶手段に
おける特定の印刷機による特定製品の印刷条件設定値
を、機械別設定項目記憶手段の変換表を参照して、他の
印刷機に適用する印刷条件設定値に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機の各種調整
作業を、自動化するとともに、印刷機の運転条件を印刷
仕様に合わせて、印刷開始前に初期設定するための印刷
条件設定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、グラビア印刷、特にプラスチッ
クフィルムに印刷を行う包材印刷、あるいは建材印刷な
どの分野においては、印刷基材の材質、寸法、使用され
る印刷版の版胴寸法、インキの種類や粘度などからなる
印刷仕様が多岐にわたっており、この印刷仕様が異なる
と印刷機の印刷条件、例えばインキ乾燥器の温度、基材
テンション、印圧、ドクター条件が異なることとなる。
通常前記印刷仕様は印刷される製品ごとに異なり、しか
も同一の印刷仕様であっても印刷機によって印刷条件が
異なっている。特に、印刷機に複数の印刷ユニットが設
けられ、それぞれ使用されるインキの材質や、印刷され
る絵柄の面積率が異なっていると、その各印刷ユニット
ごとに、最適な印刷条件を設定しなければならない。従
って、印刷機の運転に先立って、印刷される製品に適し
た印刷条件を設定する作業が必ず行われ、この印刷条件
の設定は、一般に、印刷機に設けられた各種調整ツマミ
などを人手で操作することにより行われている。
【0003】また、上記印刷条件の設定作業は、通常、
作業者の経験と勘を頼りに、印刷機の各種調整ツマミを
操作しながら、試し刷りを繰り返して試行錯誤的に行わ
れているため、設定作業に時間がかかるとともに、試し
刷りに使用される印刷基材やインキが無駄になるなどの
問題を生じていた。さらに、過去に印刷されたものと同
一の製品を印刷(以下再版印刷という)する場合におい
ても、前回の設定と同一の印刷条件で印刷されるとは限
らず、常に一定の品質の製品を供給できないという問題
が生じていた。そこで、再版印刷については、前回印刷
したときに設定された印刷条件を工票等に記録しておけ
ば、同一の印刷条件に設定することもできるが、同一製
品であっても、使用する印刷機が異なれば印刷条件が同
一にはならず、工票に記録された過去の印刷条件を再利
用できないという問題もある。
【0004】ところで、このような印刷条件の設定作業
を改善するものとして、手動操作によって行われていた
印刷条件の初期設定を自動化し、実際に印刷を行ったと
きの印刷条件設定値を記憶媒体に記録して、この記憶さ
れた印刷条件設定値を再版印刷時に再利用しようとする
発明が、特開昭60−42047号に提案されている。
しかしながら、特開昭60−42047号に開示されて
いる発明は、印刷機に印刷条件を与える各種調節制御機
器の設定作業を自動化でき、再版印刷において印刷条件
の設定作業が改善されるものの、印刷基材の材質、寸法
などの基材仕様、使用される印刷版の版胴寸法、インキ
の種類や粘度などからなる印刷仕様に基づいて、それに
対応したインキ乾燥器の温度、基材テンション、印圧、
ドクター条件などの印刷条件設定値を算出する機能を備
えておらず、印刷条件設定値が決定されていない製品に
対しては、操作者の経験と勘に頼らざるを得ないという
大きな欠点がある。
【0005】そこで、上記発明の欠点を解消するものと
して、特開昭63−268646号、特開昭63−26
8647号、および特開平1−306246号などの発
明がなされた。前記特開昭63−268646号と、特
開昭63−268647号では、グラビア輪転印刷機に
適用できるように、基材仕様、インキ仕様、印刷版仕様
を入力することによって、給紙部の基材テンション、巻
取部の基材テンション、印圧、印刷速度、乾燥器の温
度、ドクターの位置および角度、ドクター押圧力、基材
の幅方向および流れ方向の印刷見当位置、また、折りや
断裁などの加工部を備えている印刷機では、折り位置、
断裁位置などの印刷加工条件を算出し、印刷機に備えた
各部の印刷条件設定用制御機器を、自動的に駆動制御す
る印刷条件設定装置が提案されている。
【0006】また、特開平1−306246号では、オ
フセット輪転印刷機に適用できるように、基材やイン
キ、印刷版に関する印刷仕様を入力することによって、
給紙部の基材幅やテンション調節、インフィード部での
テンションやエッジ位置制御、印刷部におけるインキ供
給量や湿し水供給量の調節、乾燥部の熱風供給温度や送
風量の調節、冷却部でのテンション制御、ウェブパス部
でのエッジ位置やテンション制御、ウェブパス長の調
節、折り部やスタッカハンドラ部での基材ガイドの位置
調節など、印刷機各部の調整箇所を自動的に駆動制御す
ることができる印刷条件設定装置が提案されている。
【0007】図6は、上記、印刷条件設定装置の概略構
成図である。印刷条件設定装置は、複数台の印刷機4
a、4b・・・について、製品ごとにその印刷条件設定
値を記憶管理する管理部1と、各印刷機に接続され、前
記管理部1から製品の印刷条件設定値を読み出して、印
刷機各部の印刷条件を調節制御する制御部3a、3b・
・・とで構成され、管理部と各制御部とは、ネットワー
クを形成する通信線2を介して接続されている。
【0008】管理部1で入力する印刷仕様としては、製
品の名称と製品コード、使用する印刷機の機種と機械番
号、および印刷基材の材質、厚み、幅などの基材仕様、
版胴円周長、印刷絵柄の流れ方向ピッチとその許容誤
差、印刷絵柄の網点面積率などの印刷版仕様、インキの
種類、粘度、残留溶剤の許容値などのインキ仕様があ
る。一方、印刷機に設定される印刷条件としては、例え
ば、グラビア輪転印刷機の場合、給紙部の基材テンショ
ン、ウェブ巻取部の基材テンション、印刷速度、各印刷
ユニットにおける印圧、インキ乾燥器の温度、ドクター
の位置、角度、ドクター押圧力、基材の幅方向、および
基材の流れ方向の印刷見当位置、また、折りや断裁など
の加工部を備えている印刷機では、基材の折り位置、断
裁位置などがある。また、オフセット輪転印刷機の場合
は、給紙テンション、インフィードテンション、エッジ
ガイド、各印刷ユニットにおけるインキ供給量、湿し水
供給量、さらに、インキ乾燥部での熱風温度、送風量、
冷却部の基材テンション、折り部や断裁部での基材テン
ションや基材搬送ガイド位置などがある。
【0009】図7、および図8は、上記印刷条件設定装
置の管理部、および制御部の各構成を示すブロック図で
ある。図に示すように、管理部1は、製品の印刷仕様に
応じて製品ごとに印刷機に設定される印刷条件設定値を
記憶しておく記憶手段15を備えている。各種印刷条件
の設定値を作成するための初期値は、あらかじめ標準値
として標準値ファイル16に記憶しておく。この標準値
は、印刷する製品の仕様に基づいて操作者の経験値が記
録されている。印刷条件設定値は、前記標準値に基づい
て作成され、必要に応じて修正変更されて、マスタファ
イル17に記憶されている。管理部におけるこのマスタ
ファイルの印刷条件設定値は、通信線2を介して接続さ
れている複数の制御部ごと、すなわち印刷機ごとに、製
品単位で記憶され、各印刷機における製品ごとの印刷条
件設定値を一元管理できるように構成されている。
【0010】一方、各制御部3では、印刷機番号と製品
コードを入力することによって、前記管理部1にあらか
じめ登録されているマスタファイル17の印刷条件設定
値を検索して制御部側に呼び出すことができる。制御部
3では、管理部のマスタファイルから呼び出した印刷条
件設定値を基に、印刷機4の各部に設けられた印刷条件
を設定するための制御機器の駆動量を演算し、該演算値
に基づいて制御機器39を駆動し、印刷機を製品仕様に
合わせて初期化する。このとき、印刷条件が適切なもの
でなければ、制御部に呼び出した印刷条件設定値を修正
変更し、印刷機に設定される印刷条件を再調節する。最
適状態に修正変更された制御部の印刷条件設定値は、再
び管理部1に返送し、当該製品の印刷条件設定値として
マスタファイルを更新する。そして更新されたマスタフ
ァイルの印刷条件設定値は、次回の再版印刷において同
一製品を印刷するときに、管理部1から呼び出し、再利
用できるようにしてある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ここで、一例として同
一製品を仕様や性能の異なる2台の印刷機を用いて印刷
する場合の、各印刷機に対する印刷条件設定値について
考察する。図9、図11は、それぞれ仕様や性能の異な
る2台の印刷機を示している。図4に示した印刷機4a
は4色機であり、各印刷ユニットP1〜P4には、基材
に印刷したインキを乾燥するためのドライヤD1〜D4
がそれぞれ設けられ、4つの印刷ユニットの下流に、再
度インキ乾燥を施すアフタードライヤD5が設けられて
いる。一方、図5の印刷機4bは6色機であり、各印刷
ユニットP1〜P6にドライヤD1〜D6を備えている
が、図4に示した印刷機のようなアフタードライヤは設
けていない。
【0012】この2台の印刷機に対する印刷条件設定装
置のマスタファイルには、それぞれ図10、図12に示
される印刷条件設定値が記憶されている。図に示すよう
に、マスタファイルの印刷条件設定値は、印刷機ごと
に、それぞれの印刷機の仕様に対応した項目で構成さ
れ、個々の印刷機に特化した構成になっている。例え
ば、印刷機4aには、アフタードライヤの温度設定項目
があるが、印刷機4bにはアフタードライヤの温度設定
項目がない。また、製品a1に関する印刷条件設定値
は、図10に示すように、印刷機4aには設定されてい
るが、図12の印刷機4bには設定されていない。
【0013】ここで、製品a1を印刷機4bで印刷しよ
うとしたとき、印刷機4a用の製品a1に関する印刷条
件設定値を、印刷機4b用に変換する必要が生じる。し
かし、従来の印刷条件設定装置では、仕様の異なる印刷
機に対しては、印刷条件設定値を複製変換する手段がな
く、そのため、製品a1に関する印刷機4b用の印刷条
件設定値を、新たに一から作成せざるを得なかった。ま
た、印刷機を増設する場合や、既設の印刷機を改造し、
仕様や性能を変更した場合にも、マスタファイルの印刷
条件設定値を新規に作成する必要がある。
【0014】本発明は、上述のように、仕様や性能の異
なる印刷機で、同一製品を印刷する場合、実績のある印
刷機の印刷条件設定値を、簡便かつ正確に、別の印刷機
の印刷条件設定値に変換することができる印刷条件設定
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷条件設定装
置は、マスタファイルに記憶されている印刷機ごとの印
刷条件設定値を、仕様の異なる印刷機間で互いに共用す
るための、共通化された印刷条件設定項目と、前記共通
化された印刷条件設定項目と、個別の印刷機の印刷条件
設定項目との変換表を備えることによって前記課題を解
決したものである。すなわち、本発明の印刷条件設定装
置は、過去に実施された製品の印刷条件設定値をそのま
ま有効に生かすことができるとともに、他の仕様の異な
る既存の印刷機や、増設された印刷機に、簡単に印刷条
件設定値を流用、移植することができる印刷条件設定装
置である。
【0016】すなわち、本発明は、請求項1に示したよ
うに、印刷機の運転条件をあらかじめ初期設定するため
の印刷条件設定装置において、標準化された印刷条件設
定値を記憶する標準値記憶手段と、複数の印刷機に対応
して、前記標準値記憶手段の印刷条件設定値を参照して
製品単位で作成された印刷条件設定値を記憶する印刷条
件設定値記憶手段と、複数種類の印刷機に共通に適用す
るための印刷条件設定項目と、前記印刷条件設定項目に
対応する個別印刷機の印刷条件設定項目との変換表を記
憶する機械別設定項目記憶手段とを備え、印刷条件設定
値記憶手段における特定の印刷機による特定製品の印刷
条件設定値を、機械別設定項目記憶手段の変換表を参照
して、他の印刷機による印刷条件設定値に変換すること
ができる印刷条件設定装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、実施例の
図面を参照しながら、以下に説明する。
【0018】(装置の構成)先ず、本発明の印刷条件設
定装置の一実施例についてその装置構成を説明する。図
1は、印刷条件設定装置の一実施例を示すブロック構成
図である。図において、1は、印刷条件設定装置を構成
する管理部である。管理部1は、通常のパーソナルコン
ピュータ、またはワークステーションで構成されてお
り、CPUやROM、RAMで構成される演算制御装置
10、印刷条件設定値などのデータを記憶するハードデ
ィスクなどの記憶装置15、およびキーボードやマウス
などの入力装置21、ディスプレイやプリンタなどの出
力装置22を備え、通信線2を介して外部装置とデータ
伝送することができる。
【0019】管理部1の記憶装置15には、複数の印刷
機における製品単位の印刷条件設定値を記憶するマスタ
ファイル17と、印刷機の操作者の経験値を印刷条件設
定値の初期値として記憶しておく標準値ファイル16
と、複数種類の印刷機に共通に適用するための印刷条件
設定項目18と、前記印刷条件設定項目18に対応する
個別印刷機の印刷条件設定項目との変換表を記憶する機
械別設定項目ファイル19とを備えている。
【0020】また、管理部1の演算制御装置10には、
前記マスタファイル17に記憶されている印刷条件設定
値を検索するためのマスタファイル検索手段11と、標
準値ファイル16に記憶されている印刷条件設定値の初
期値を検索するための標準値ファイル検索手段12と、
マスタファイル17、または標準値ファイル16から検
索した印刷条件設定値を修正変更するための印刷条件設
定値変更手段13と、変更された印刷条件設定値をマス
ターファイル17に登録するためのマスタファイル登録
手段14とを備えている。
【0021】(装置の動作)次に、図1に示した印刷条
件設定装置を構成する管理部1の動作について説明す
る。図2は、本実施例の管理部の動作概要を説明するた
めのフロー図である。図2に示すフロー図は、ある特定
の印刷機においてある特定の製品を印刷する場合の管理
部における動作を例示してある。本実施例の印刷条件設
定装置では、先ず最初に、ステップ10、11、12の
マスタファイル検索処理において、特定の印刷機におけ
る特定の製品の印刷条件設定値が、すでに登録されてい
るかどうかを調べる。この処理は、図1に示した管理部
を構成する入力装置21を操作して、マスタファイル検
索手段11によって行われる処理である。
【0022】先ず、ステップ10において、印刷機を特
定する機械番号と、印刷する製品を特定する製品コード
を入力することによって、マスタファイル検索手段11
が記憶装置15のマスタファイル17を検索し、該当す
る印刷機における製品の印刷条件設定値がすでに登録さ
れているか否かをチェックする。もし、ステップ12に
おいて、該当するデータが存在していれば、ステップ2
3、ステップ24の変更登録処理に進み、検索して読み
出した印刷条件設定値を必要に応じて修正変更し、マス
ターファイルに更新登録する。
【0023】一方、前記ステップ12において、マスタ
ファイルに当該印刷機における製品の印刷条件設定値が
登録されていなかったときは、ステップ13、14の他
機データ検索処理に進む。この処理は、ステップ10に
おいて入力した製品コードだけを検索キーとして、マス
タファイルを検索する。その結果、ステップ14におい
て、他の印刷機にて、該当する製品の印刷条件設定値が
登録されていたときは、ステップ15およびステップ1
6のデータ選択処理に進む。ステップ15、16のデー
タ選択処理では、マスタファイルから検索した印刷条件
設定値を、順次ディスプレイに呼び出し表示しながら、
印刷しようしている印刷機の仕様や性能に最も近似した
印刷機を選択する。
【0024】もし、ステップ14、およびステップ15
の他機データ検索処理において、該当する印刷機が見つ
からないときは、ステップ20、21、22の標準値フ
ァイル検索処理に進み、印刷仕様を入力して、標準値フ
ァイルを検索し、該当する印刷条件設定値に近似した初
期値を読み出して、その印刷条件設定値を複製したの
ち、ステップ23、ステップ24の変更登録処理に進
み、検索して読み出した印刷条件設定値を必要に応じて
修正変更し、マスターファイルに更新登録する。
【0025】一方、ステップ15、16のデータ選択処
理において、他の印刷機による適切な印刷条件設定値が
見つかり、そのデータを流用するときは、ステップ17
のデータ複製処理に進み、他機の印刷条件設定値を複製
する。本発明の印刷条件設定装置では、他機の印刷条件
設定値を複製するとき、あらかじめ登録してある機械別
設定項目ファイルを参照することによって、機能や性能
の異なる印刷機間での、印刷条件設定値の複製を簡便か
つ正確に行うことができる。
【0026】図3に、前記機械別設定項目ファイルの一
例を示す。図の例では、印刷機4a、4b、4c・・に
共通な項目番号に対する、各印刷機の対応可否が表形式
で定義されている。図において、「○」は対応可能を示
し、「×」は対応不可を示している。なお、前記項目番
号は、印刷条件設定項目に対応しており、例えば、図4
に示すように、項目番号1〜9は、印刷機のインキ乾燥
器(ドライヤ)における加熱温度を示すものとする。
【0027】図3における機械別設定項目ファイルで
は、印刷機4a、4b、4cが、それぞれどの項目番
号、すなわちどの印刷条件設定項目に対応可能かを示し
ている。例えば、印刷機4aは、項目番号1〜4、すな
わち第1〜第4ユニットのインキ乾燥器(ドライヤ)温
度、および項目番号9のアフタードライヤ温度に対応可
能である。一方、印刷機4bは、項目番号1〜6、すな
わち第1〜第6ユニットのドライヤ温度に対応可能であ
り、また、印刷機4cは、項目番号1〜8、すなわち第
1〜第8ユニットのドライヤ温度に対応可能である。但
し、印刷機4b、4cとも、項目番号9のアフタードラ
イヤ温度には対応していない。
【0028】上記図3、および図4に示したような印刷
条件設定項目の対応表を参照することによって、互いに
機能や性能の異なる印刷機間での、印刷条件設定値の複
製変換を簡単、確実に行うことができる。次に、ステッ
プ23、ステップ24において、他機の印刷条件設定値
を複製して得られた新しい印刷条件設定値について、修
正変更処理、およびマスターファイルへの登録処理をお
こなう。この処理は、図1に示した入力装置21を操作
することにより、印刷条件設定値変更手段13、および
マスタファイル登録手段14によってなされる処理であ
る。
【0029】ステップ23の印刷条件設定値変更処理で
は、図2に示すように、ステップ13〜17の他機デー
タ検索処理にて得られた印刷条件設定値、または、ステ
ップ11、12の自機データ検索処理において、マスタ
ファイルを検索して得られた印刷条件設定値、または、
ステップ20〜22において、標準値ファイルを検索し
て得られた印刷条件設定値の初期値などを、自機データ
として使用できるように修正変更する。その後、ステッ
プ24のマスタファイル登録処理において、修正変更し
た印刷条件設定値をマスタファイルに登録する。
【0030】(装置の使用方法)次に、本装置の使用方
法について説明する。本実施例の印刷条件設定装置で
は、あらかじめ、印刷機に初期設定すべき項目、すなわ
ち印刷条件が印刷機間で同一のものは、同一の番号で管
理できるように印刷条件設定項目を登録しておく。図4
はその一例である。次いで、前記印刷条件設定項目のう
ち、どの設定項目について初期設定するかを、各印刷機
ごとに機械別設定項目ファイルに登録しておく。図3は
その一例である。
【0031】次に、上記において登録された印刷条件設
定項目、機械別設定項目ファイル、およびマスタファイ
ルに機械別、製品別に登録されている印刷条件設定値の
使用方法について説明する。図5(a)は、マスターフ
ァイルに登録されている印刷条件設定値の一例である。
例として、印刷機「4a」での製品「a1」の印刷条件
設定値を、印刷機「4b」に流用する場合について、説
明する。
【0032】先ず、管理部の入力装置から、機械番号
「4b」、製品コード「a1」を入力し、マスタファイ
ルを検索する。図5(a)に示すように、製品「a1」
に関する印刷条件設定値は、機械番号「4b」には登録
されていない。そこで、製品「a1」に関する印刷条件
設定値を、機械番号を指定せずに、再度マスタファイル
を検索する。その結果、機械番号「4a」のファイル
に、製品「a1」に関する印刷条件設定値が登録されて
いることがわかる。そこで、印刷機「4a」における製
品「a1」の印刷条件設定値を、印刷機「4b」用に流
用することにする。先ず、流用する機械として「4a」
を選択する。すると、図3に示した機械別設定項目ファ
イルの変換表に基づいて、製品「a1」の印刷条件設定
値が、印刷機「4b」のマスタファイルに複製される。
【0033】この結果、図5(b)に示すように、印刷
機「4b」用の製品「a1」に関する印刷条件設定値が
新たに作成される。図に示すように、印刷機「4b」に
おける製品「a1」の印刷条件設定値において、項目番
号5、および項目番号6は、設定値が「0」になってい
る。これは印刷機「4a」には装備されていなかった設
備に関する設定項目が、別の印刷機「4b」には設備さ
れているので、仮の初期値を「0」として設定したので
ある。また、項目番号9は、設定値がブランクになって
いる。これは、印刷機「4a」には装備されていた設備
が、印刷機「4b」には装備されていないため、該当す
る設定項目に初期値を設定する必要がないからである。
次いで、印刷機「4b」における製品「a1」の新しい
印刷条件設定値を検証し、もし、不都合があれば適宜、
設定値を修整、または、変更した後、マスタファイルに
正式登録する。図5(c)の例では、項目番号5、およ
び項目番号6の設定値を「0」から「30」に変更して
登録している。
【0034】上記の、操作処理の結果、印刷機「4b」
に対しても、製品「a1」を印刷するときの印刷条件の
初期設定値が管理部のマスタファイルに登録されたの
で、図6に示すように、印刷機4bに接続された制御部
3bを操作することによって、管理部1のマスタファイ
ルから、製品a1に対する印刷条件設定値を制御部3b
に呼び出し、印刷機4bにおける製品a1に対する印刷
条件の初期設定動作を行わしめることができるようにな
った。
【0035】なお、本実施例では、印刷機に備えたイン
キ乾燥器(ドライヤ)の温度設定について説明したが、
前述したように、本発明の印刷条件設定装置は、印刷ユ
ニットにおける印圧、乾燥器の温度、ドクターの位置お
よび角度、ドクター押圧力、基材の幅方向、および基材
の流れ方向の印刷見当位置のみならず、給紙部の基材テ
ンション、巻取部の基材テンション、印刷速度、また、
折りや断裁などの加工部を備えている印刷機では、折り
位置、断裁位置などの加工条件を、基材仕様、インキ仕
様、印刷版仕様などの印刷仕様に基づいて、自動的に印
刷機に備えた各部の印刷条件設定用駆動装置を調整制御
することができる。また、本実施例ではグラビア輪転印
刷機での例を示したが、オフセット印刷機や、活版印刷
機など、他の方式の印刷機においても、本発明の印刷条
件設定装置を適用できることは明らかである。
【0036】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明の印
刷条件設定装置は、請求項1に示したように、印刷機の
運転条件をあらかじめ初期設定するための印刷条件設定
装置において、標準化された印刷条件設定値を記憶する
標準値記憶手段と、複数の印刷機に対応して、前記標準
値記憶手段の印刷条件設定値を参照して製品単位で作成
された印刷条件設定値を記憶する印刷条件設定値記憶手
段と、複数種類の印刷機に共通に適用するための印刷条
件設定項目と、前記印刷条件設定項目に対応する個別印
刷機の印刷条件設定項目との変換表を記憶する機械別設
定項目記憶手段とを備え、印刷条件設定値記憶手段にお
ける特定の印刷機による特定製品の印刷条件設定値を、
機械別設定項目記憶手段の変換表を参照して、他の印刷
機による印刷条件設定値に変換するので、異なる仕様の
印刷機に対する印刷条件設定値を、自在に、かつ容易に
生成でき、例えば、印刷機の仕様や性能を変更したとき
でも、印刷条件設定項目を追加修正するだけで柔軟かつ
簡便に対応でき、また、仕様の異なる印刷機に対して
も、印刷条件設定装置のソフトを変更する必要がなく、
装置構成を単純化できる。さらに、印刷条件設定項目
を、各印刷機に共通で管理するため、印刷条件設定値を
他の印刷機に流用して使用することが容易であり、蓄積
された過去の最適印刷条件を、同一仕様の印刷機に対し
てはもちろんのこと、仕様の異なる多種類の印刷機に対
しても転用して有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 印刷条件設定装置を構成する管理部の装置
構成図である。
【図 2】 印刷条件設定装置を構成する管理部の概略
動作フロー図である。
【図 3】 機械別設定項目の変換表の例である。
【図 4】 印刷条件設定項目の一例である。
【図 5】 印刷条件設定値の新規作成例である。
【図 6】 印刷条件設定装置の装置構成図である。
【図 7】 印刷条件設定装置を構成する従来の管理部
の装置構成図である。
【図 8】 制御部の装置構成図である。
【図 9】 印刷機の構成の一例を示す透視図である。
【図10】 図9の印刷機にかかる印刷条件設定値の構
成例である。
【図11】 印刷機の構成の他の一例を示す透視図であ
る。
【図12】 図11の印刷機にかかる印刷条件設定値の
構成例である。
【図13】 従来の管理部の概略動作フロー図である。
【図14】 制御部の概略動作フロー図である。
【符号の説明】
1 管理部 2 ネットワーク通信線 3、3a、3b 制御部 4、4a、4b 印刷機 10 演算制御装置 11 マスタファイル検索手段 12 標準値ファイル検索手段 13 印刷条件設定値変更手段 14 マスタファイル登録手段 15 記憶装置 16 標準値ファイル 17 マスタファイル 18 印刷条件設定項目 19 機械別設定項目ファイル 21 入力装置 22 出力装置 30 演算制御装置 31 マスタファイル検索手段 32 制御機器駆動量演算手段 33 印刷条件設定値変更手段 34 マスタファイル更新手段 35 記憶装置 36 印刷条件設定値ファイル 37 入力装置 38 出力装置 39 制御機器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機の運転条件をあらかじめ初期設定
    するための印刷条件設定装置において、標準化された印
    刷条件設定値を記憶する標準値記憶手段と、複数の印刷
    機に対応して、前記標準値記憶手段の印刷条件設定値を
    参照して製品単位で作成された印刷条件設定値を記憶す
    る印刷条件設定値記憶手段と、複数種類の印刷機に共通
    に適用するための印刷条件設定項目と、前記印刷条件設
    定項目に対応する個別印刷機の印刷条件設定項目との変
    換表を記憶する機械別設定項目記憶手段とを備え、印刷
    条件設定値記憶手段における特定の印刷機による特定製
    品の印刷条件設定値を、機械別設定項目記憶手段の変換
    表を参照して、他の印刷機による印刷条件設定値に変換
    することを特徴とする印刷条件設定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7808658B2 (en) 2005-06-30 2010-10-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printing system and printing apparatus

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