JPH11287689A - 感震遮断装置 - Google Patents

感震遮断装置

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JPH11287689A
JPH11287689A JP8847998A JP8847998A JPH11287689A JP H11287689 A JPH11287689 A JP H11287689A JP 8847998 A JP8847998 A JP 8847998A JP 8847998 A JP8847998 A JP 8847998A JP H11287689 A JPH11287689 A JP H11287689A
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康裕 梅景
Shigeru Iwanaga
茂 岩永
Osamu Eguchi
修 江口
Koichi Takemura
晃一 竹村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輝度の高い流量監視を行う。 【解決手段】 複数の流路の少なくとも1つに備えた流
量計測手段10と、前記各流路の開閉度をそれぞれ自在
に開閉する流路開閉手段13と、地震動などの振動を検
出する振動検出手段16の信号が異常と判定した時に前
記流路を前記流路開閉手13段で閉止する開閉制御手段
18を備えた備えている。これによって、流量計測手段
を設けた流路の流路開閉手段で流路を調整閉止すること
で、流量がゼロの状態を作ることができ、さらにゼロ流
量の状態で流量計測手段の計測精度を確認することがで
きるので、突然の異常発生時にでもつねに流量計測精度
が確認されており精度の高い流量監視が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震動などを検出
して、ガス管などの流路を閉止する保安機能を有した感
震遮断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の制御装置は、特開平8−2
71295号公報のようなものが知られていた。以下、
その方法について図14を参照しながら説明する。
【0003】図14に示すように、メイン供給路1と、
サブ供給路2と、前記サブ供給路2に設けた流量検知部
3と、前記メイン供給路1に設けた流路を遮断または遮
断する弁体4と、前記弁体4を操作する手動操作部5
と、所定以上の震度の振動を受けて係止部6により前記
手動操作部5の保持を解除する感震部7とで構成してい
た。ここで、8は手動操作部に付勢力を付与する付勢
部、9はメイン供給路とサブ供給路の合流流路を遮断ま
たは開放する弁体である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術では、流量を計測するサブ供給路のみを閉止する弁
体がないので、流量検知手段のゼロ流量検知の精度を確
認することができないという課題があった。すなわち、
サブ供給路を閉止するためには、弁体9を閉止しなけれ
ばならず、ガスの供給を停止することになり、ガスの使
用を一時的に停止しなければならない課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、複数の流路と、前記流路の少なくとも1つ
に備えた流量計測手段と、前記各流路の開閉度をそれぞ
れ自在に開閉する流路開閉手段と、地震などの振動を検
出する振動検出手段と、前記振動検出手段の信号が異常
か否かを判定する異常判定手段と、前記異常判定手段が
異常と判定した時に前記流路を前記流路開閉手段で調整
する開閉制御手段を備えた構成とした。
【0006】上記発明によれば、流量計測手段を設けた
流路の流路開閉手段で流路を調整閉止することで、流量
がゼロの状態を作ることができ、ゼロ流量の状態で流量
計測手段の計測精度を確認することができるので、突然
の異常発生時にでも、つねに流量計測精度が確認されて
おり精度の高い流量監視が行える。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、複数の流路と、前記流
路の少なくとも1つに備えた流量計測手段と、前記各流
路の開閉度をそれぞれ自在に開閉する流路開閉手段と、
地震などの振動を検出する振動検出手段と、前記振動検
出手段の信号が異常か否かを判定する異常判定手段と、
前記異常判定手段が異常と判定した時に前記流路を前記
流路開閉手段で閉止する開閉制御手段を備えた備えた。
そして、流量計測手段を設けた流路の流路開閉手段で流
路を調整閉止することで、流量がゼロの状態を作ること
ができ、ゼロ流量の状態で流量計測手段の計測精度を確
認することができるので、突然の異常発生時にでも、つ
ねに流量計測精度が確認されており精度の高い流量監視
が行える。
【0008】また、1つの流路に独立した複数の流路開
閉手段を備えた。そして、ひとつの流路に複数の流路開
閉手段を用いることで、流路開閉時に、ひとつひとつの
流路開閉手段は小さい力で開閉することができ、ひとつ
の開閉手段で開閉するよりも小さいスペースで構成する
ことができる。
【0009】また、流量計測手段を備えていない流路に
は、複数個の流路開閉手段を備えた。そして、流量計測
手段を備えていない流路に複数の流路開閉手段の開閉数
を調整することで、流量計測手段を設けた流路へ流す流
量を調整することができ、流量の計測精度を常に精度よ
く維持することすることができる。
【0010】また、振動検出手段と流路開閉手段の間に
流量計測手段が配置された構成とした。そして、振動検
出手段を流路開閉手段から遠ざけることができ、流路開
閉手段の動作振動の影響を少なくして精度よく振動を検
出することができる。
【0011】また、複数の流路にそれぞれ備えた各流路
開閉手段は、開閉方向が互いに対向する方向に設置され
た構成とした。そして、向かい合った流路開閉手段を同
時に開閉する時、開放する方向、あるいは閉止する方向
が互いに逆方向となり、振動を打ち消し合うことがで
き、振動検出手段へ動作振動の影響を少なくして精度よ
く振動検出が行える。
【0012】また、流量計測手段を設けた計測流路と、
他のバイパス流路と、前記バイパス流路の内周側に計測
流路を備えた構成とした。そして、計測流路をバイパス
流路が覆う構成になり、装置外部からの衝撃による変形
時にも計測流路の形状にまで影響がなく流量計測を精度
よく行える。
【0013】また、外部の配管と接続する口金手段と、
流路の入口流路と出口流路を前記口金手段へ接続すると
共に前記入口流路と前記出口流路を一体に固定する固定
手段と、前記口金手段と前記流路の間に前記固定手段を
挟んだ構成とした。そして、流路と口金手段の間に固定
手段を設けることで、固定時に過大な力が加わっても流
路の変形などを防止することができると共に、流量計測
手段への影響を未然に防止することができる。
【0014】また、口金手段の開口部と、流量計測手段
を設けた流路の入口流路と出口流路へ接続する接続流路
は、曲がり流路を備えた。そして、口金手段の開口部か
ら曲がり流路を介して流量計測手段へ流体が流れてくる
ので、ごみなどが流量計測手段を設けた流路へ進入して
くることを防止し、流量計測手段の流量計測の精度と耐
久性の向上が図れる。
【0015】また、流量計測手段は、超音波式の流量計
測手段を用いた構成とした。そして、超音波式の流量計
測手段とすることで、瞬時の流量が検出でき、地震動の
発生後すぐに流量を計測することができ、災害を未然に
防止することができる。
【0016】また、流路開閉手段は、モータ式開閉遮断
弁を用いた構成とした。そして、モータ式開閉弁とする
ことで、開閉時の振動が少なくでき、振動検出手段への
影響を抑え精度よく振動計測を行うことができる。
【0017】また、振動検出手段は、3次元振動加速度
検出手段とする構成とした。そして、振動加速度を検出
することで、振動加速度を検出することで地震動か否か
の判定を精度よく行うことができ、流路開閉手段の微少
な動作振動を検出することで、流路開閉手段の動作が正
常に行われていることを確認することができる。
【0018】また、異常判定手段は、所定振動レベル以
上で、かつ地震動か否かを判定する構成とした。そし
て、大きな地震動の時のみ、流量計測手段を備えていな
い流路を閉止して、微少流量を計測することができ、計
測精度の向上と、計測回数の低減で消費電力を低減する
ことができる。
【0019】また、駆動電源として電池を用いた構成と
した。そして、複数の流路開放手段としていることで、
小さい電力でひとつひとつ動作させることで、電池でも
動作させることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0021】(実施例1)図1は本発明の実施例1の感
震遮断装置の構成を示す構成図である。図1において、
流量計測手段としての超音波式流量計測部10と、前記
超音波式流量計測部10を備えた計測流路11と、流量
計測部を持たないバイパス流路12と、前記計測流路1
1の流通状態を自在に開閉する流路開閉手段としての計
測モータ弁13と、前記バイパス流路の流通状態を自在
に開閉する流路開閉手段としてのバイパスモータ弁1
4,15と、地震動などの振動を検出する振動検出手段
としての3次元方向の振動加速度を検出する振動加速度
検出部16と、前記振動加速度検出部16の信号が異常
か否かを判定する異常判定手段としての異常判定部17
と、前記異常判定部17が異常と判定した時に前記計測
流路と前記バイパス流路をそれぞれ計測弁とバイパスモ
ータ弁で閉止する開閉制御手段としての開閉制御部18
を備えた。
【0022】そして、バイパス流路12に備えたバイパ
スモータ弁14,15と、計測流路11に備えた計測モ
ータ弁13は、開閉方向が互いに対向する方向になるよ
うに設置し、コの字状の計測流路11は、コの字状のバ
イパス流路12の内周側に備える構成とした。また、外
部の配管18と接続する口金手段としての口金19を有
し、バイパス流路12の入口流路20と出口流路21を
一体に固定する固定手段としての固定ヘッダ部22と、
計測流路11の入口流路23と出口流路24も同様に固
定ヘッダ部22に固定した。さらに、前記口金19と前
記各流路の間に前記固定ヘッダ部22を挟んだ構成とし
た。また、口金19の開口部25と、計測流路11の入
口流路23と出口流路24へ接続する接続流路26は、
曲がり部27を設けた曲がり流路とした。ここで、28
はステッピングモータ、29は前記各部を駆動する電源
としての電池、30は外装ケースである。そして、電池
からの各部への電気配線は略し、一部の接続を示す矢印
が外装ケース外に描かれているが、これは分かりやすく
するためであり、内部に配線が施されているものであ
る。
【0023】次に動作、作用について図2と図3を用い
て説明する。図2に示すように、本発明の感震遮断装置
は、計測流路11の計測弁13で流路の流れを閉止する
ことで、計測流路11に流量がゼロの状態を確実に作る
ことができる。そして、ゼロ流量の状態で流量計測を行
い、計測した値がゼロか否かを比較し、計測値がゼロに
なるように補正係数などを用いて補正できるように計測
調整することができる。よって、流量が少ない時や定期
的にゼロの状態を作り、ゼロ流量の計測精度を頻繁に確
認することができるので、突然の異常発生時にでも、低
流量時まで常に流量が高い計測精度で計測できる。
【0024】また、図1に示すように、1つのバイパス
流路12に独立した2つのバイパス弁14,15を備え
ているので、ひとつひとつの弁の面積を小さくでき、流
路開閉時に小さい力で弁を開閉することができる。よっ
て、弁を駆動する消費電力を少なくすることができると
共に、弁も小型化が可能になり省スペースで構成するこ
とができる。また、消費電力が少ないので、電池でも動
作させることができる。そして、図3に示すように、2
つのバイパス弁の開閉数を調整することで、流量計測手
段を設けた計測流路11へ流す流量を調整することがで
き、流量の計測精度を常に精度よく維持することするこ
とができる。すなわち、計測流量Qが所定流量Q3より
少ない時は、バイパス弁を2つとも閉止し、計測流路へ
すべて流すことで、流速が速くなり超音波式の流量計測
の精度が向上する。また、流量が多い時は、バイパス弁
を2つとも開放し、バイパス流路と計測流路に分けて流
すことで、流路の圧力損失を小さくすることができる。
また、その中間の流量Q1からQ2の時には、バイパス
弁を1つだけ閉止して、流量計測が精度よく行うように
した。また、モータ式開閉遮断弁としているので、開閉
度を自在に調整でき、流量Q2からQ3の時には、計測
流路へ流す流量を細かく調整することができるので、さ
らに計測精度を向上することができる。
【0025】また、図1に示すように、振動加速度検出
部16とバイパス弁14,15および計測弁13の間
に、超音波式流量計測部10を配置するような構成とす
ることで、振動加速度検出部16を各弁から遠ざけるこ
とができ、各弁の動作時の振動が振動加速度検出部へ伝
わってくることを低減することができる。よって、ノイ
ズが少なく振動加速度を精度よく計測検出することがで
きる。
【0026】さらに、バイパス弁14,15と計測弁1
3は、開閉方向が互いに対向する方向に設置すること
で、同時に開閉する時、開放する方向、あるいは閉止す
る方向が互いに逆方向となり、振動を打ち消し合うこと
ができ、振動加速度検出部が動作振動の影響を少なくし
て精度よく振動検出できる。計測弁をコの字の内周に配
置することで、省スペース化が図れる。
【0027】そして、バイパス流路の内周側に計測流路
を備えることで、計測流路を外部からバイパス流路が覆
う構成になり、装置外部からの衝撃などが加わって万が
一変形した時にも、計測流路の形状にまで影響がなく流
量計測を精度よく行える。なお、異常判定部17、開閉
制御部18、電池29などもコの字形のバイパス流路の
内周側に設置することで、外部からの衝撃損傷などから
防御する構成とした。
【0028】また、外部の配管18と接続する口金19
と、バイパス流路12と計測流路11を一体に固定する
強固な肉厚を要する固定ヘッダ部22とを備え、前記口
金19と前記流路の間に前記固定ヘッダ部22を挟んだ
構成とした。そして、流路と口金の間に固定ヘッダ部を
設けることで、施工時に口金に過大な力が加わっても、
直接流路が変形することが防止できると共に、超音波式
流量計測部10への影響を未然に防止することができ
る。また、口金19と固定ヘッダ部22の間、固定ヘッ
ダ部22と各流路との間で気密シールを行うことで、外
装ケース30が変形しても漏れが発生しない構成として
いる。
【0029】また、口金の開口部と、流量流路の入口流
路23と出口流路24へ接続する接続流路26は、曲が
り部27を持った流路とした。そして、口金の開口部か
ら曲がり部を介して計測流路へ流体が流れてくるので、
ごみなどが計測流路へ進入してくることを防止し、流量
計測部の流量計測の精度と耐久性の向上が図れる。
【0030】なお、流量計測手段は、超音波式の流量計
測部としているので、瞬時の流量が検出でき、地震動の
発生後すぐに流量を計測することができ、災害を未然に
防止することができる。
【0031】また、振動検出手段は、3次元の振動加速
度を検出する振動加速度検出部とすることで、どの方向
に振動しても検出することが可能であり、かつ3次元方
向の振動波形の特長を判別することで地震動か否かの判
定を精度よく行うことができる。また、振動加速度検出
部で流路開閉手段の微少な動作振動を検出することで、
流路開閉手段の動作が正常に行われていることを確認す
ることができる。そして、3次元方向を検出することが
できるので、転倒した場合やどの方向に設置されていて
も計測することができる。また、異常判定部は、所定振
動レベル以上で、かつ地震動か否かを判定することで、
大きな地震動の時のみ、流量計測手段を備えていない流
路を閉止して、微少流量を計測することができ、計測精
度の向上と、計測回数の低減で消費電力を低減すること
ができる。
【0032】なお、超音波式流量計測部、3次元振動加
速度検出部、モータ式開閉遮断弁で説明したが、それぞ
れ推測式のフルイデック流量計、メカ式の振動検出部、
ソレノイド式遮断弁でも同様である。また、本装置は、
集合住宅などでガスを供給する大元で保安機能を有する
感震遮断装置を想定しているが、集合住宅の各戸に設置
されているガスメータに用いても同様の効果が得られ
る。さらに、図1では、振動加速度検出部をコの字のバ
イパス流路の外周に設置した図で説明したが、他の部品
と同様に、バイパス流路のない市有に設置することで、
外部からの損傷に対して防御することができることは明
らかである。さらに、コの字型の流路で説明したが、U
の字型や、L字型など他の流路形状でも同様の効果が得
られる。
【0033】このように、強制的に流量がゼロの状態を
作ることができ、ゼロ流量の状態で流量計測手段の計測
精度を確認することができるので、突然の異常発生時に
でも、つねに流量計測精度が確認されており精度の高い
流量監視が行える。そして、ひとつの流路に複数の流路
開閉手段を用いることで、流路開閉時に、ひとつひとつ
の流路開閉手段は小さい力で開閉することができ、ひと
つの開閉手段で開閉するよりも小さいスペースで構成す
ることができる。また、流量計測手段を備えていない流
路に複数の流路開閉手段の開閉数を調整することで、流
量計測手段を設けた流路へ流す流量を調整することがで
き、流量の計測精度を常に精度よく維持することするこ
とができる。また、振動検出手段を流路開閉手段から遠
ざけることができ、流路開閉手段の動作振動の影響を少
なくして精度よく振動を検出することができる。また、
向かい合った流路開閉手段を同時に開閉する時、開放す
る方向、あるいは閉止する方向が互いに逆方向となり、
振動を打ち消し合うことができ、振動検出手段へ動作振
動の影響を少なくして精度よく振動検出が行える。ま
た、バイパス流路が計測流路を覆う構成になり、装置外
部からの衝撃による変形時にも計測流路の形状にまで影
響がなく流量計測を精度よく行える。また、流路と口金
手段の間に固定手段を設けることで、固定時に過大な力
が加わっても流路の変形などを防止することができると
共に、流量計測手段への影響を未然に防止することがで
きる。また、口金手段の開口部から曲がり流路を介して
流量計測手段へ流体が流れてくるので、ごみなどが流量
計測手段を設けた流路へ進入してくることを防止し、流
量計測手段の流量計測の精度と耐久性の向上が図れる。
また、超音波式の流量計測手段とすることで、瞬時の流
量が検出でき、地震動の発生後すぐに流量を計測するこ
とができ、災害を未然に防止することができる。また、
モータ式開閉弁とすることで、開閉時の振動が少なくで
き、振動検出手段への影響を抑え精度よく振動計測を行
うことができる。また、振動加速度を検出することで、
振動加速度を検出することで地震動か否かの判定を精度
よく行うことができ、流路開閉手段の微少な動作振動を
検出することで、流路開閉手段の動作が正常に行われて
いることを確認することができる。また、大きな地震動
の時のみ、流量計測手段を備えていない流路を閉止し
て、微少流量を計測することができ、計測精度の向上
と、計測回数の低減で消費電力を低減することができ
る。また、小さい電力でひとつひとつ動作させること
で、電池でも動作させることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の振動検出装
置によれば、次の効果が得られる。
【0035】流量計測手段を設けた流路の流路開閉手段
で流路を調整閉止することで、流量がゼロの状態を作る
ことができ、ゼロ流量の状態で流量計測手段の計測精度
を確認することができるので、突然の異常発生時にで
も、つねに流量計測精度が確認されており精度の高い流
量監視が行える。
【0036】また、1つの流路に独立した複数の流路開
閉手段を備えた。そして、ひとつの流路に複数の流路開
閉手段を用いることで、流路開閉時に、ひとつひとつの
流路開閉手段は小さい力で開閉することができ、ひとつ
の開閉手段で開閉するよりも小さいスペースで構成する
ことができる。
【0037】また、流量計測手段を備えていない流路に
は、複数個の流路開閉手段を備えた。そして、流量計測
手段を備えていない流路に複数の流路開閉手段の開閉数
を調整することで、流量計測手段を設けた流路へ流す流
量を調整することができ、流量の計測精度を常に精度よ
く維持することすることができる。
【0038】また、振動検出手段と流路開閉手段の間に
流量計測手段が配置された構成とした。そして、振動検
出手段を流路開閉手段から遠ざけることができ、流路開
閉手段の動作振動の影響を少なくして精度よく振動を検
出することができる。
【0039】また、複数の流路にそれぞれ備えた各流路
開閉手段は、開閉方向が互いに対向する方向に設置され
た構成とした。そして、向かい合った流路開閉手段を同
時に開閉する時、開放する方向、あるいは閉止する方向
が互いに逆方向となり、振動を打ち消し合うことがで
き、振動検出手段へ動作振動の影響を少なくして精度よ
く振動検出が行える。
【0040】また、流量計測手段を設けた計測流路と、
他のバイパス流路と、前記バイパス流路の内周側に計測
流路を備えた構成とした。そして、バイパス流路が計測
流路を覆う構成になり、装置外部からの衝撃による変形
時にも計測流路の形状にまで影響がなく流量計測を精度
よく行える。
【0041】また、外部の配管と接続する口金手段と、
流路の入口流路と出口流路を前記口金手段へ接続すると
共に前記入口流路と前記出口流路を一体に固定する固定
手段と、前記口金手段と前記流路の間に前記固定手段を
挟んだ構成とした。そして、流路と口金手段の間に固定
手段を設けることで、固定時に過大な力が加わっても流
路の変形などを防止することができると共に、流量計測
手段への影響を未然に防止することができる。
【0042】また、口金手段の開口部と、流量計測手段
を設けた流路の入口流路と出口流路へ接続する接続流路
は、曲がり流路を備えた。そして、口金手段の開口部か
ら曲がり流路を介して流量計測手段へ流体が流れてくる
ので、ごみなどが流量計測手段を設けた流路へ進入して
くることを防止し、流量計測手段の流量計測の精度と耐
久性の向上が図れる。
【0043】また、流量計測手段は、超音波式の流量計
測手段を用いた構成とした。そして、超音波式の流量計
測手段とすることで、瞬時の流量が検出でき、地震動の
発生後すぐに流量を計測することができ、災害を未然に
防止することができる。
【0044】また、流路開閉手段は、モータ式開閉遮断
弁を用いた構成とした。そして、モータ式開閉弁とする
ことで、開閉時の振動が少なくでき、振動検出手段への
影響を抑え精度よく振動計測を行うことができる。
【0045】また、振動検出手段は、3次元振動加速度
検出手段とする構成とした。そして、振動加速度を検出
することで、振動加速度を検出することで地震動か否か
の判定を精度よく行うことができ、流路開閉手段の微少
な動作振動を検出することで、流路開閉手段の動作が正
常に行われていることを確認することができる。
【0046】また、異常判定手段は、所定振動レベル以
上で、かつ地震動か否かを判定する構成とした。そし
て、大きな地震動の時のみ、流量計測手段を備えていな
い流路を閉止して、微少流量を計測することができ、計
測精度の向上と、計測回数の低減で消費電力を低減する
ことができる。
【0047】また、駆動電源として電池を用いた構成と
した。そして、複数の流路開放手段としていることで、
小さい電力でひとつひとつ動作させることで、電池でも
動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の感震遮断装置の構成図
【図2】同振動検出装置の動作を示すフローチャート
【図3】同振動検出装置の動作を示すフローチャート
【図4】従来の感震遮断装置を示すブロック図
【符号の説明】
10 超音波式流量計測部(流量計測手段) 11 計測流路(流路) 12 バイパス流路(流路) 13 計測弁(流路開閉手段) 14、15 バイパス弁(流路開閉手段) 16 振動加速度検出部(振動検出手段) 17 異常判定部(異常判定手段) 18 開閉制御部(開閉制御手段) 19 口金(口金手段) 20、23 入口流路 21、24 出口流路 22 固定ヘッダ部(固定手段) 25 開口部 26 接続流路 27 曲がり部(曲がり流路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹村 晃一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の流路と、前記流路の少なくとも1つ
    に備えた流量計測手段と、前記各流路に備え流路の開閉
    度をそれぞれ自在に開閉する流路開閉手段と、地震など
    の振動を検出する振動検出手段と、前記振動検出手段の
    信号が異常か否かを判定する異常判定手段と、前記異常
    判定手段が異常と判定した時に前記流路を前記流路開閉
    手段で調整する開閉制御手段を備えた感震遮断装置。
  2. 【請求項2】1つの流路に独立した複数の流路開閉手段
    を備えた請求項1記載の感震遮断装置。
  3. 【請求項3】流量計測手段を備えていない流路には、複
    数個の流路開閉手段を備えた請求項1又は2記載の感震
    遮断装置。
  4. 【請求項4】振動検出手段と流路開閉手段の間に流量計
    測手段が配置された請求項1から3のいずれか1項記載
    の感震遮断装置。
  5. 【請求項5】複数の流路にそれぞれ備えた各流路開閉手
    段は、開閉方向が互いに対向する方向に設置された請求
    項1から4のいずれか1項記載の感震遮断装置。
  6. 【請求項6】流量計測手段を設けた計測流路と、他のバ
    イパス流路と、前記バイパス流路の内周側に計測流路を
    備えた請求項1から5のいずれか1項記載の感震遮断装
    置。
  7. 【請求項7】外部の配管と接続する口金手段と、流路の
    入口流路と出口流路を前記口金手段へ接続すると共に前
    記入口流路と前記出口流路を一体に固定する固定手段
    と、前記口金手段と前記流路の間に前記固定手段を挟ん
    だ構成とした請求項1から6のいずれか1項記載の感震
    遮断装置。
  8. 【請求項8】口金手段の開口部と、流量計測手段を設け
    た流路の入口流路と出口流路へ接続する接続流路は、曲
    がり流路を備えた請求項7記載の感震遮断装置。
  9. 【請求項9】流量計測手段は、超音波式の流量計測手段
    を用いた請求項1から8のいずれか1項記載の感震遮断
    装置。
  10. 【請求項10】流路開閉手段は、モータ式開閉遮断弁を
    用いた請求項1から9のいずれか1項記載の感震遮断装
    置。
  11. 【請求項11】振動検出手段は、3次元振動加速度検出
    手段とする請求項1から10のいずれか1項記載の感震
    遮断装置。
  12. 【請求項12】異常判定手段は、所定振動レベル以上
    で、かつ地震動か否かを判定する請求項11記載の感震
    遮断装置。
  13. 【請求項13】駆動電源として電池を用いた請求項1か
    ら12のいずれか1項記載の感震遮断装置。
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