JPH11285610A - 防火機能付き除塵装置 - Google Patents

防火機能付き除塵装置

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JPH11285610A
JPH11285610A JP10092892A JP9289298A JPH11285610A JP H11285610 A JPH11285610 A JP H11285610A JP 10092892 A JP10092892 A JP 10092892A JP 9289298 A JP9289298 A JP 9289298A JP H11285610 A JPH11285610 A JP H11285610A
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JP
Japan
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dust
phase fluid
fire
gas
unit
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JP10092892A
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English (en)
Inventor
Tadayoshi Harada
忠義 原田
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AKAMATSU DENKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
AKAMATSU DENKI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不燃性の集塵用フィルターを備える不燃領
域よりも後段側への火の粉の通過を抑制して、フィルタ
ーに付着堆積した油分などが発火する可能性を低くす
る。万一、発火したとしても、直ちにその消火を行える
ようにする。 【解決手段】 気相流体中の火の粉と接触、あるいは流
動方向を変化させて、火の粉の通過を抑制する火種除去
部2と、不燃性の除塵手段を設けた不燃性処理部3と、
不燃性処理部を通過した気相流体と接触して、さらに微
細な塵埃を集塵する集塵部4とを備えるとともに、火の
粉が不燃性処理部に到達する確率を、予め設定された到
達率以下とするように火種除去部2での流動抵抗、およ
び流動距離を設定する。また、不燃性処理部に対して消
火剤を供給する消火手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接ヒュームな
ど、油煙や微細塵埃とともに、火の粉を含む状態の気体
や蒸気で、全体としては気相を呈する流体(以下、本明
細書中では「気相流体」と呼称する。)を処理対象とし
て、その気相流体中から塵埃を除去するための除塵装置
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の除塵装置としては、図10に示
すように、ケーシング内に気相流体の処理経路を構成
し、この処理経路中に吸引ファン01を設けるととも
に、ファイナルフィルターとして用いられる微細塵埃捕
集用のフィルター03よりも流路上手側に、不燃性の集
塵用フィルター02を配設して、後段のフィルター側へ
の火の粉の移行を阻止すべく構成したものが知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような構造を有し
てヒュームコレクターとして用いられる除塵装置は、そ
のほとんどの製品が、処理対象ヒュームとして乾燥粉塵
であることを条件にしている。しかしながら、実際に使
用されている状況では、ヒュームに湿気が含まれたり、
あるいは、対象となる溶接物に防錆油等が塗布されてい
るなどのために、非常に粘性のある溶接ヒュームとなっ
ている状態で使用されることが多い。このため、不燃性
の集塵用フィルターの目詰まりが早く、また塵払いの機
構が有効に働かなくなる傾向がある。そのうえ、不燃性
集塵用フィルターで捕集した油分を含むヒュームに溶接
によるスパッターが付着するなど、火の粉類が付着こと
により、不燃性フィルター自体は発火しなくとも付着物
に着火することによる火災事故の発生を招くことがあ
る。つまり、不燃性の集塵用フィルター自体は燃えない
ものであっても、その不燃性の集塵用フィルターに付着
堆積したヒュームの油分などが燃え出すおそれがあるた
め、フィルターの早期の清掃・交換が必要となり、保守
点検に多大な手数を要するとともに、フィルターの耐用
期間も短くなる傾向があるという問題もある。
【0004】本発明の目的は、不燃性の集塵用フィルタ
ーが配設されているケーシング内の不燃領域よりも後段
側への火の粉の通過阻止機能を所期通りに維持しなが
ら、その不燃性の集塵用フィルターに付着堆積したヒュ
ームの油分などが発火する可能性を低くすることにあ
る。さらに、他の目的としては、万一、不燃性の集塵用
フィルターに付着堆積したヒュームの油分などに着火し
たとしても、直ちにその消火を行えるようにすること、
及び、このような機能を備えた装置全体の小型化を図る
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明による除塵装置の技術手段は、ケーシン
グ内に処理対象の気相流体が流動する処理経路を備え、
その処理経路内で通過気相流体中の微細塵埃を除去処理
する除塵装置において、前記処理経路中に、処理対象の
気相流体中の火の粉と接触して、あるいは気相流体の流
動方向を変化させて、その気相流体の通過を許しながら
火の粉の通過を抑制する火種除去部と、火種除去部を通
過した気相流体と接触して、その気相流体からダストお
よびヒュームなどの塵埃を集塵する不燃性の不燃性処理
部と、不燃性処理部を通過した気相流体と接触して、そ
の気相流体からさらに微細なダストおよびヒュームなど
の微細塵埃を集塵する集塵部とを備えるとともに、前記
火種除去部では、処理経路の流体流速として予め設定さ
れている流速で吸引される処理対象の気相流体中の火の
粉が不燃性処理部に到達する確率を、予め設定された到
達率以下とするように火種除去部での流動抵抗、および
流動距離を設定してあることである。
【0006】前記除塵装置としては、請求項2に示すよ
うに、ケーシング内に処理対象の気相流体が流動する処
理経路を備え、その処理経路内で通過気相流体中の微細
塵埃を除去処理する除塵装置において、前記処理経路中
に、処理対象の気相流体と接触して、あるいは気相流体
の流動方向を変化させて、その気相流体の通過を許しな
がら火の粉の通過を抑制する火種除去部と、火種除去部
を通過した気相流体と接触して、その気相流体からダス
トおよびヒュームなどの塵埃を集塵する不燃性の不燃性
処理部と、不燃性処理部を通過した気相流体と接触し
て、その気相流体からさらに微細なダストおよびヒュー
ムなどの微細塵埃を集塵する集塵部とを備えるととも
に、前記火種除去部では、処理経路の流体流速として予
め設定されている流速で吸引される処理対象の気相流体
中の火の粉が不燃性処理部に到達する確率を、予め設定
された到達率以下とするように火種除去部での流動抵
抗、および流動距離を設定し、さらに、前記不燃性処理
部に対して消火剤を供給する消火手段を備えたものを用
いるとよい。
【0007】また、請求項3に記載のように、火種除去
部は、ケーシングの吸気口に面して、吸入気相流体に先
に衝突してその気相流体の流動方向を変化させるように
板状の衝突面を備えたバフラーユニットと、そのバフラ
ーユニットを通過した後の気相流体の流動方向を変えな
がら通過させる多数のスリットを備えた板状のルーバー
ユニットとで構成するとよい。
【0008】請求項4に記載のように、火種除去部のバ
フラーユニットは、気相流体の通路を、斜め下向き面を
含む斜め方向に横断して、気相流体に対して斜め下向き
面が接触するように配設された衝突板を備えて構成する
とよい。
【0009】請求項5に記載のように、消火手段は、消
火剤を貯留する消火剤タンクと、その消火剤タンクに予
圧を与える手段と、消火剤タンクの前記予圧が与えられ
た状態を維持する状態と、消火剤タンクを開放して消火
剤を噴出する状態とに切換操作自在な切換機構を備えて
構成するとよい。
【0010】請求項6に記載のように、消火手段は、不
燃性処理部と集塵部との間に、不燃性処理部から集塵部
への火の粉の通過を阻止する防火用ダンパーを備えて構
成するとよい。
【0011】〔作 用〕上記の技術手段を講じたことに
よる作用は次の通りである。すなわち、ケーシング内に
おける気相流体の処理経路中において、不燃性の集塵用
フィルターを、吸気口に直接臨ませて設けるのではな
く、火種除去部の後段に位置する不燃性処理部に設けて
いる。そして、吸気口から導入される処理対象の気相流
体は、処理対象の気相流体の通過を許しながら、その気
相流体と衝突して、あるいは気相流体の流動方向を変化
させる火種除去部を通ることで、自重落下する、あるい
は流動中に放熱冷却して、その気相流体中から、着火に
必要な熱量を有した火の粉類として認識されるもののほ
とんどが除去される。したがって、不燃性処理部で不燃
性の集塵用フィルターにある程度油分が付着堆積したと
しても、その集塵用フィルター部位に対する火の粉類の
到達がなければ着火することを避けられ、火災事故を生
じる可能性が少ない。そして、火の粉類が不燃性集塵用
フィルター領域を越えて可燃領域に移行することを、そ
の不燃性集塵用フィルターよりも気相流体流れ方向の上
手側に位置する火種除去部の機能で、つまり、火の粉類
を塵埃捕集と同様に捕集することでその通過を抑制する
不燃性集塵用フィルターで抑制するのではなく、塵埃の
捕集機能を持たせることを必要としない火種除去部で、
火の粉類の流動方向の変更、あるいは流速や流動距離の
変化を利用した、流動抵抗の付与、あるいは、より多く
の放熱が行われるようにすることで抑制するものである
から、比較的小スペースで火の粉類の通過抑制の効果を
積極的に発揮させられるものである。
【0012】また、請求項2に記載のように、前記不燃
性処理部に対して消火剤を供給する消火手段を備えたも
のを用いることにより、万一、不燃性処理部の不燃性集
塵用フィルターに着火することがあっても、消火手段に
よる消火剤の供給によって消火し、火災事故の阻止効果
を向上することができる。そして、この消火手段とし
て、請求項5に記載のように、消火剤を貯留する消火剤
タンクに予圧を与えておき、その消火剤タンクの前記予
圧が与えられた状態を維持する状態と、消火剤タンクを
開放して消火剤を噴出する状態とに切換操作自在に構成
することにより、たとえ停電の場合であっても、切換機
構を消火剤噴出側に切り換えるだけで、予圧を与える手
段(実施の態様ではエアータンク)の予圧で消火剤を噴
出させ、除塵装置の消火を行うことができる。
【0013】また、請求項3に記載のように、火種除去
部を、ケーシングの吸気口に面して、吸入気相流体に衝
突してその気相流体の流動に抵抗を与える板状の衝突面
を備えたバフラーユニットと、そのバフラーユニット位
置を越えて移動する気相流体の流動方向を変えながら通
過させる多数のスリットを備えた板状のルーバーユニッ
トとで構成すると、簡単な構造で効果的に火の粉類の通
過を抑制し易い。
【0014】また、このバフラーユニットを、請求項4
に記載のように、気相流体の通路を、斜め下向き面を含
む斜め方向に横断して、気相流体に対して斜め下向き面
が接触するように配設された衝突板を備えて構成する
と、吸気口から吸入した気相流体中の塵埃のうち、大き
な熱量を持つ可能性のある大きめの塵埃をより効果的に
失速させ、自然落下による除去を効果的に行わせ易い。
しかも、その衝突板が斜めで気体の通過スリットを備え
ていると、単なる直交板よりも流路断面積の大きな状態
を維持でき、流路断面積の削減による流速上昇を抑え、
火の粉類の通過抑制に有効である。
【0015】請求項6に記載のように、消火手段は、不
燃性処理部と集塵部との間に、不燃性処理部から集塵部
への、火の粉の通過を阻止する防火用ダンパーを備えて
構成することにより、万一、不燃性処理部で発火した場
合に、不燃性処理部と集塵部との間で火焔を遮ぎり、こ
の状態で消火することにより、気相流体の吸気作用で発
火が助長されることを防ぎながら効率よく消火すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面の記載に基づいて説明する。 〔除塵装置の全体構成〕本発明の除塵装置は、ケーシン
グ1の内部に、気相流体を通過させる途中で塵埃を除去
処理する処理経路を備えるとともに、この処理経路に前
記ケーシング1の吸気口10から排気口11に至る気流
を生じさせるための起風手段60を備えたものである。
そして、その処理経路には、吸気口4から吸引導入され
た気相流体と衝突して、あるいは気相流体の流動方向を
変化させて、その気相流体の通過を許しながら火の粉の
通過を抑制するように、吸引導入された気相流体に対す
る最初の処理を行う火種除去部2と、その火種除去部2
を通過した気相流体と接触して、その気相流体からダス
トおよびヒュームなどの塵埃を集塵する不燃性の除塵手
段31を備えた不燃性処理部3と、不燃性処理部3を通
過した気相流体と接触して、その気相流体からさらに微
細なダストおよびヒュームなどの微細塵埃を集塵する集
塵部4とを備えるとともに、前記不燃性処理部3に対し
て消火剤を供給する消火手段5を備えて構成されてい
る。
【0017】<火種除去部の構成>前記火種除去部2
は、ケーシング1の吸気口10に面して位置し、最初に
吸入気相流体に衝突してその気相流体の流動方向を変化
させるように、鎧板と呼ばれる多数のスリットを形成し
た金属製の第1ヨロイ状板材23によって衝突面23A
を構成したバフラーユニット21と、そのバフラーユニ
ット21を通過した後の気相流体に流動抵抗を与えなが
ら通過させるように、前記鎧板と同様に多数のスリット
を形成した金属製の第2ヨロイ状板材24を備えたルー
バーユニット22とで構成されている。
【0018】前記バフラーユニット21とルーバーユニ
ット22との夫々に用いられている鎧板は、基本的構造
としては同一のものであるから、まず、この鎧板の構造
について図5及び図6に基づいて説明する。この鎧板
は、気相流体の流動方向を変えながら通過させる多数の
スリットを備えた金属製のヨロイ状板材23,24の複
数枚(図示の例では3枚)を、流動方向の前方から順に
90度づつ向きを変えながら、これらの複数枚のヨロイ
状板材23,24をひとまとまりのものとして支持する
外枠20との組合せで構成してある。これらのヨロイ状
板材23,24の夫々は、図5に示すように、金属製板
材の板面を所定幅で一定方向に打ち出し成形して、その
板面の全体にわたって多数のスリット状の通気孔25と
打ち出し突片26とを形成したものである。これらのヨ
ロイ状板材23,24のうち、最も前面側に位置する最
前段のヨロイ状板材23,24は、これらのヨロイ状板
材23,24を前記外枠20と一体に成形されている。
そして、次段のヨロイ状板材23,24が、その通気孔
25の長手方向を前記最前段のヨロイ状板材23,24
の通気孔25の方向に対して直交する状態に形成され、
さらに、その次の段のヨロイ状板材23,24の通気孔
25が直前のヨロイ状板材23,24の通気孔25に対
してやはり直交するように形成されている。
【0019】前記バフラーユニット21を構成する第1
ヨロイ状板材23は、図1〜3および図6(イ)に示す
ように、ケーシング1内の最下段の入り口流路室1A内
において、入り口流路室1Aの天井壁から底部のダスト
ボックス28の上縁近くに亘る上下長さを有し、かつ、
図3に示されるように、ケーシング1内の最下段の入り
口流路室1A内において、吸気口10に近い側、すなわ
ち吸気方向上手側が左右に幅広で、吸気口10から遠ざ
かる吸気方向下手側ほど幅狭となるように、平面視で略
V字状に形成された衝突面23Aを備えて構成されてい
る。この衝突面23Aは、第1ヨロイ状板材23の上下
方向の面23aと、その第1ヨロイ状板材23のスリッ
トを形成する打ち出し突片26が備える斜め下向き面2
6aとで構成されている。吸入気相流体は、これらの各
面23a,26aに衝突し、このとき流体中に浮遊して
運ばれる溶接スパッターなどの火の粉が、その各面23
a,26aとの衝突で流動方向での移動速度を低減さ
れ、失速して落下する、もしくは流動方向を変化させな
がら移動することになる。また、このバフラーユニット
21を構成する衝突面23Aは、前述のように平面視で
略V字状に形成されているので、衝突面23Aが吸入気
相流体の流動方向に対して平面視で斜めに交差する姿勢
となっている。したがって、その衝突面23A全体の面
積が、流路に直交して衝突面23Aを設けた場合に比べ
て広くなる。換言すれば、気相流体を通過させるための
スリットを形成するための面の面積が広くなって、スリ
ットの開口面積の総和も大きくできるので、気相流体の
通過を許す有効流路面積をさほど狭めずに済み、その結
果、この衝突面23A位置を通過する気相流体の流速を
上げずに済む。
【0020】前記バフラーユニット21の気相流体流動
方向の下手側には、図1及び2に示すルーバーユニット
22が設けられている。このルーバーユニット22は、
前記第1ヨロイ状板材と同様な構成の金属製の第2ヨロ
イ状板材24の複数枚(図示の例では3枚)を用いて構
成されている。各第2ヨロイ状板材24は、図2及び図
6の(ロ)に示すように、入り口流路室1Aの天井壁か
ら底部のダストボックス28の上縁とにわたる上下長さ
と、入り口流路室1Aの左右横幅の全体にわたる横幅寸
法とを有した外枠20内に、入り口流路室1A内の断面
全体にわたる面積を有した状態に組み込まれ、その背部
の金属製金網27とともに層状に設けられている。前記
最後部のヨロイ状板材24の背部に設けられる金属製金
網27は、目開き1mm程度の網目を有しており、火の
粉の通過、ならびに火焔の通過を抑制するように構成さ
れている。
【0021】前記バフラーユニット21とルーバーユニ
ット22とにわたる範囲の入り口流路室1A内の底部に
は、皿状のダストボックス28が配置され、ケーシング
1の一側面を構成する側壁12が上下軸芯まわりで開閉
自在に構成されていることにより、この側壁12の開放
状態でダストボックス28の取り出しが可能に構成され
ている。入り口流路室1A内における処理経路では、流
体流速として予め設定されている流速で吸引される処理
対象の気相流体中の火の粉が、不燃性処理部3に到達す
る確率を、予め設定された到達率、例えば、0.5%以
下とするように、火種除去部2でのヨロイ状板材23,
24の使用枚数や配設間隔を変化させて、流動抵抗、お
よび流動距離を調節設定できるようにしてある。
【0022】<不燃性処理部の構成>前記不燃性処理部
3は、火種除去部2を通過した気相流体と接触して、そ
の気相流体からダストおよびヒュームなどの塵埃を集塵
する不燃性の除塵手段31を備えたものであり、その不
燃性の除塵手段31は、ガラスウールや不燃型炭素繊維
等からなる不燃シートを、入り口流路室1A内の流路を
横断する状態に張設して構成されている。
【0023】<集塵部の構成>前記集塵部4は、不燃性
処理部を通過した気相流体と接触して、その気相流体か
らさらに微細なダストおよびヒュームなどの微細塵埃を
集塵するためのものであり、ケーシング1内で前記入り
口流路室1Aの上側に位置する中間流路室1B内に設け
られている。この集塵部4は、流路上手側(ケーシング
内では下方側)に配置されるプレフィルター42部分
と、それよりも流路下手側(ケーシング内では上側)に
配置されるファイナルフィルター43部分との、両フィ
ルター部分によって構成されている。
【0024】前記プレフィルター42は、中間流路室1
Bの水平方向での全面にわたって、これを横断する状態
に、エキスパンドメタルや金属繊維製の薄板状部材等を
配設することによって構成されている。このプレフィル
ター42部分では、処理対象の気相流体中の残留オイル
ミスト、残留塵埃、あるいは溶接ヒュームがファイナル
フィルター43側へ流れ込むことを極力低減するための
ものである。
【0025】前記ファイナルフィルター43は、プレフ
ィルター42よりも流路下手側位置のフィルター収納空
間において、最終的に気相流体中に残留しているオイル
ミスト、塵埃、および溶接ヒュームなどを、ほぼ完全に
除去するように設けられたものであり、いわゆるHEP
Aフィルターと呼ばれる直径1ミクロン程度のきわめて
微細な繊維で作られた布状のフィルターエレメント43
aを、被処理気体の流れ方向に沿う状態で多数配設して
構成されている。このフィルター収納空間44の横側部
は、前記側壁12の開放によって開放可能に構成されて
おり、その開放状態で前記ファイナルフィルター43を
出し入れ可能に構成してある。
【0026】<排気部>前記中間流路室1Bの流路下手
側(ケーシング内では上側)に相当する出口流路室1C
に、処理済みの気相流体を排出するための排気部6を設
けてある。この出口流路室1Cと前記中間流路室1Bと
は、中間流路室1Bの天井部に形成された連通口61を
介して連通され、出口流路室1Cの天井部には上向きの
排気口11が形成されて、処理済みの気相流体の吸引排
出経路が構成されている。そして、前記出口流路室1C
は、前記連通口61が形成された吸引側空間と、前記排
気口11が形成された排気側空間とに、仕切壁63を介
して区画され、排気側空間に、吸引ファン、および、吸
引ファンを駆動するための電動モータからなる起風手段
60が載置固定されている。吸引ファンの吸込み口部
は、前記仕切壁63を貫通して吸引側空間に臨ませてあ
る。前記排気側空間は、その内側壁面に吸音材を貼着し
てあって、これが吸引排出経路の終端部において吸引フ
ァンや電動モータを備える起風手段60で発生する騒音
を吸音し、排気口11から漏れ出す騒音レベルの低減に
役だっている。
【0027】<消火手段>消火手段5は、消火剤を貯留
する消火剤タンク51と、その消火剤タンク51に予圧
を与える手段52とを備えるとともに、前記消火剤タン
ク51を前記予圧が与えられた状態に維持する状態と、
消火剤タンク51を開放して消火剤を噴出する状態とに
切換操作自在な切換機構53を備え、さらに、不燃性処
理部3と集塵部4との間に、不燃性処理部3から集塵部
4への火焔、あるいは火の粉の通過を阻止する防火用ダ
ンパー54を備えて構成されている。
【0028】この消火手段5の作動システムを、図7お
よび図8に示す。消火剤タンク51は液面レベルを検出
するレベルセンサー51aを備え、この消火剤タンク5
1に予圧を与える手段としての、圧縮空気の圧力を付加
するエアータンク52には、その内部空気圧を検出する
圧力センサー52aが設けられている。除塵装置の電源
スイッチが入り操作されると、エアータンク52に対す
る圧縮空気供給用のコンプレッサー55の作動が開始さ
れるが、除塵装置の制御装置(図外)では、その除塵装
置の運転開始に先立って、前記レベルセンサー51a及
び、圧力センサー52aの検出信号が読み込まれる。そ
して、制御装置に予め記憶されているプログラムに基づ
いて、前記レベルセンサー51aもしくは、圧力センサ
ー52aの検出値が設定以下であると、エアータンク5
2に圧縮空気を供給するコンプレッサー55は作動させ
ながら、除塵装置の除塵のための運転は停止状態に維持
し、レベルセンサー51aの検出値が設定以下であると
消火剤タンク51対する消火剤供給装置(図外;消火剤
が水である場合は給水バルブ作動装置)を作動させる。
消火剤タンク51の液面レベルを検出するレベルセンサ
ー51aが所定レベル以上であることを検出し、エアー
タンク52の圧力を検出する圧力センサー52aが所定
圧以上であることの検出結果に基づいて、前記消火剤タ
ンク51に対する消火剤供給装置、もしくはエアータン
ク52に対するコンプレッサー55の作動を止め、除塵
装置の運転を開始する。
【0029】除塵作動中に火災が発生した場合、これを
防火用ダンパー54の開放状態を維持するロック装置5
6の一部として備えられている形状記憶合金56Aの作
動で検出する。火災発生に伴ってケーシング1背部にお
ける温度が所定以上に上昇すると、この温度に反応する
形状記憶合金の作動に伴って、前記防火用ダンパー54
は、形状記憶合金56Aと連係作動するロック金具56
Bによるインターロックを外され、気相流体の流路を遮
断するように閉作動する。そして、形状記憶合金56A
の作動と機械的に連係される自動消火用バルブ57が開
放され、エアータンク52に蓄圧されていた圧縮空気が
消火剤タンク51に流れ込み、消火剤タンク内の消火剤
を押し出して消火用ノズル58から噴射させ、消火作動
する。このとき、起風手段60の電動モータは停止され
る。前記消火剤タンク51、及び予圧を与える手段とし
てのエアータンク52は、前記吸引側空間を利用して配
置され、前記エアータンク52に圧縮空気を供給するコ
ンプレッサー55は、前記吸引側空間よりも高圧となる
排気側空間に配置されている。上記レベルセンサー51
a、圧力センサー52a、ロック装置56、自動消火用
バルブ57が、前記消火剤タンク51の現状維持及び開
放作動を切り換える切換機構53を構成している。前記
図7における符号59は、人為的な操作で任意に消火剤
タンク51を開放作動させるための緊急消火ボタンを示
す。
【0030】前記エアータンク52の圧縮空気の供給路
は、前記消火剤タンク51のみならず、不燃性処理部3
の不燃シートや、プレフィルター42や、ファイナルフ
ィルター43に対して設けた逆洗用ノズルに対しても接
続されており、洗浄用ボタンを手動操作することで、手
動操作が行われている間だけ、逆洗用空気を供給可能に
構成されている。逆洗用エアーが大量に使用されて、前
記エアータンク52内の空気圧が所定以下になれば、前
記コンプレッサー55が作動され、エアータンク52に
圧縮空気が補充される。
【0031】〔他の実施の形態〕 [1] 前記バフラーユニット21は、多数のスリットを
形成した鎧板によって形成するのみならず、例えば、図
9(イ)〜(ニ)に示すように、無孔の板、もしくは火
の粉の通過し難い小孔を形成した板状体によって構成し
てもよく、また、それらの板状体もしくは鎧板を、前述
実施例に示すように、平面視V字状に配置するものにと
どまらず、同図(イ)および(ロ)に示すように、上下
に交互に通気路が形成されるようにラビリンス状に形成
する、あるいは、同図(ハ)および(ニ)に示すよう
に、側面視で下向きの傾斜面に形成してもよい。この場
合は、衝突した火の粉に下向きの分力を与えられるの
で、より一層落下させ易くなる。要は、火の粉が下手側
の不燃性処理部3に到達しにくいように、もしくは到達
しても発火し難い程度に冷却されているように構成すれ
ばよい。尚、同図(ロ)に示す符号21aは不燃シー
ト、あるいは金網であり、その不燃シートあるいは金網
に火の粉が食い込むことで、もしくは、バフラーユニッ
ト21に衝突した後に跳ね返る火の粉の拡散を制限する
ことで、後方への移動を制限している。 [2] また、バフラーユニット21、及びルーバーユニ
ット22によって定める不燃性処理部3に対する火の粉
の到達率は、0であることが望ましいが、発火の可能性
がきわめて少なくなるような適宜の到達率に設定するこ
とは自由であり、そのためにルーバーユニット22での
ヨロイ状板材23,24の使用枚数や、配設間隔、ある
いは金網や不燃シートとの組み合わせなど、適宜の組み
合わせを採用すればよい。また、前記到達率は気相流体
の流速によってもかなり大きく変化するので、定常使用
時における風速に応じて所定の到達率が維持されるよう
に、前記の組み合わせを設定することが必要である。ま
た、前記気相流体の流速が上昇しすぎないようにヨロイ
状板材23,24の開孔率を調節することも自由であ
る。 [3] 前記実施の形態では、消火手段5の消火ノズル5
8を、火種除去部2および不燃性処理部3の全体に設け
たが、消火ノズル58を、火種除去部2のルーバーユニ
ット22と、不燃性処理部3の除塵手段31とに対して
消火剤を噴射するように構成し、火種除去部2のバフラ
ーユニット21に対しては省略するもの、あるいは、消
火ノズル58を、不燃性処理部3の除塵手段31に対し
て消火剤を噴射するように構成し、火種除去部2のバフ
ラーユニット21とルーバーユニット22とに対しては
省略するものであっても良い。 [4] 前記実施の形態では、消火手段5を備えた構造の
除塵装置を示したが、除塵装置としては、請求項1に記
載のように、消火手段5を備えていない構成であっても
よい。この場合は、特に、火種除去部から不燃性処理部
への火の粉到達率を極力低くすべきであり、ルーバーユ
ニットでの鎧板の使用枚数を増大するなどして、到達率
0にするのが望ましい。 [5] 前記消火手段5の予圧を与える手段としては、エ
アータンクに高圧空気を蓄圧する構造に限らず、消火剤
タンク51自体に、タンク内容積を拡縮小する方向に作
動するピストン部材を内装し、そのピストン部材を圧縮
バネを用いるなどしてタンク内容積を縮小する方向に付
勢するなど、適宜の方法を採用することができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1に記載のように、気相流体中の
微細塵埃を除去処理する通常の集塵部や、ダストおよび
ヒュームなどの塵埃を集塵する不燃性の除塵手段を備え
る不燃性処理部の他に、処理対象の気相流体中の火の粉
と接触して、あるいは気相流体の流動方向を変化させ
て、その気相流体の通過を許しながら火の粉の通過を抑
制する火種除去部を設け、処理対象の気相流体中の火の
粉が不燃性処理部に到達する確率を、予め設定された到
達率以下とするように火種除去部での流動抵抗、および
流動距離を設定したので、集塵部や不燃性処理部での発
火の可能性が極めて低くい防火構造を備えた除塵装置を
得られたものである。
【0033】請求項2に記載のように、不燃性処理部に
対して消火剤を供給する消火手段を備えたことにより、
万一、不燃性処理部で発火した場合にも、その影響が集
塵部に及ぶことを避けられ、装置の損傷を軽微な範囲で
とどめることができる。
【0034】請求項3に記載のように、火種除去部を、
板状の衝突面を備えたバフラーユニットと、そのバフラ
ーユニットを通過した後の流動方向を変えながら通過さ
せる多数のスリットを備えた板状のルーバーユニットと
で構成することにより、火種除去部での耐火能力を十分
に高め、不燃性処理部での耐久性を高め易いものであ
る。請求項4に記載のように、バフラーユニットの衝突
面を、気相流体の流れ方向に対して斜めに交差させて、
気相流体の通過を許す多数の通風用小孔が形成される衝
突面の面積を広くしたことにより、このバフラーユニッ
ト部分を通過する気相流体の流速をあまり上げずに通過
させることができ、気相流体中の火の粉の不燃性処理部
側への移動をより一層制限することができる。
【0035】請求項5に記載のように、消火手段とし
て、消火剤タンクに予圧を与えて用いることができるよ
うにしたことにより、停電時であっても、これに影響さ
れず、確実に消火作動させることができる。請求項6に
記載のように、防火用ダンパーを備えたことにより、万
一火災が発生した場合、不燃性処理部と集塵部との間を
遮断して、不燃性処理部から集塵部への火焔、あるいは
火の粉の通過を阻止し、消火手段による消火作動を有効
に発揮させ易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】除塵装置の全体を示す斜視図
【図2】除塵装置の全体を示す側面図
【図3】除塵装置の全体を示す正面
【図4】防火用ダンパーの姿勢切換構造を示す説明図
【図5】ルーバーユニットの一部切り欠き正面図
【図6】ルーバーユニットの部分断面図
【図7】消火手段の作動システムを示すブロック図
【図8】除塵装置の運転フローを示す説明図
【図9】バフラーユニットの他の実施の形態を示す説明
【図10】従来例を示す説明図
【符号の説明】
1 ケーシング 2 火種除去部 3 不燃性処理部 4 集塵部 5 消火手段 6 排気部 10 吸気口 11 排気口 21 バフラーユニット 22 ルーバーユニット 31 除塵手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に処理対象の気相流体が流動
    する処理経路を備え、その処理経路内で通過気相流体中
    の微細塵埃を除去処理する除塵装置であって、 前記処理経路中に、処理対象の気相流体中の火の粉と接
    触して、あるいは気相流体の流動方向を変化させて、そ
    の気相流体の通過を許しながら火の粉の通過を抑制する
    火種除去部と、 火種除去部を通過した気相流体と接触して、その気相流
    体からダストおよびヒュームなどの塵埃を集塵する不燃
    性の除塵手段を設けた不燃性処理部と、 不燃性処理部を通過した気相流体と接触して、その気相
    流体からさらに微細なダストおよびヒュームなどの微細
    塵埃を集塵する集塵部とを備えるとともに、 前記火種除去部では、処理経路の流体流速として予め設
    定されている流速で吸引される処理対象の気相流体中の
    火の粉が不燃性処理部に到達する確率を、予め設定され
    た到達率以下とするように火種除去部での流動抵抗、お
    よび流動距離を設定してある除塵装置。
  2. 【請求項2】ケーシング内に処理対象の気相流体が流動
    する処理経路を備え、その処理経路内で通過気相流体中
    の微細塵埃を除去処理する除塵装置であって、 前記処理経路中に、処理対象の気相流体中の火の粉と接
    触して、あるいは気相流体の流動方向を変化させて、そ
    の気相流体の通過を許しながら火の粉の通過を抑制する
    火種除去部と、 火種除去部を通過した気相流体と接触して、その気相流
    体からダストおよびヒュームなどの塵埃を集塵する不燃
    性の除塵手段を設けた不燃性処理部と、 不燃性処理部を通過した気相流体と接触して、その気相
    流体からさらに微細なダストおよびヒュームなどの微細
    塵埃を集塵する集塵部とを備えるとともに、 前記火種除去部では、処理経路の流体流速として予め設
    定されている流速で吸引される処理対象の気相流体中の
    火の粉が不燃性処理部に到達する確率を、予め設定され
    た到達率以下とするように火種除去部での流動抵抗、お
    よび流動距離を設定し、 さらに、前記不燃性処理部に対して消火剤を供給する消
    火手段を備えている除塵装置。
  3. 【請求項3】火種除去部は、ケーシングの吸気口に面し
    た位置で、吸入気相流体に衝突してその気相流体の流動
    方向を変化させるように板状の衝突面を備えたバフラー
    ユニットと、そのバフラーユニットを通過した後の流動
    方向を変えながら通過させる多数のスリットを備えた板
    状のルーバーユニットとで構成されている請求項1また
    は2記載の除塵装置。
  4. 【請求項4】火種除去部のバフラーユニットは、気相流
    体の通過を許す多数の通風用小孔が形成される衝突面の
    面積を、気相流体の流れ方向に直交する方向での流路断
    面積よりも大きく形成し、この衝突面を、気相流体の流
    れ方向に対して斜めに交差させて、気相流体に対して斜
    め向きの衝突面が接触するように配設してある請求項3
    記載の除塵装置。
  5. 【請求項5】消火手段は、消火剤を貯留する消火剤タン
    クと、その消火剤タンクに予圧を与える手段と、消火剤
    タンクの前記予圧が与えられた状態を維持する状態と、
    消火剤タンクを開放して消火剤を噴出する状態とに切換
    操作自在な切換機構を備えている請求項2〜4のいずれ
    か1つに記載の除塵装置。
  6. 【請求項6】消火手段は、不燃性処理部と集塵部との間
    に、不燃性処理部から集塵部への火焔、あるいは火の粉
    の通過を阻止する防火用ダンパーを備えている請求項2
    または5記載の除塵装置。
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