JPH11285141A - 無効電力補償装置を備えた系統電圧安定化装置 - Google Patents

無効電力補償装置を備えた系統電圧安定化装置

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JPH11285141A
JPH11285141A JP10079598A JP7959898A JPH11285141A JP H11285141 A JPH11285141 A JP H11285141A JP 10079598 A JP10079598 A JP 10079598A JP 7959898 A JP7959898 A JP 7959898A JP H11285141 A JPH11285141 A JP H11285141A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの開閉器を用いて無効電力補償装置側の
地絡事故から電力系統を保護することができるようにす
る。 【解決手段】 電力系統Lに並列に開閉器30と無効電
力補償装置10を接続するとともに、この開閉器30に
は監視子局40を接続している。開閉器30は、電力系
統Lに接続される可動接点と無効電力補償装置10の主
回路部11に接続される固定接点からなる接点31と、
電力系統Lの電圧を検出するPT(計器用変圧)32
と、電力系統Lの電流を検出するCT(変流器)33
と、電力系統Lの零相電流を検出するZCT(零相変流
器)34と、SOGリレー41からのトリップ信号によ
り励磁されて接点31のロックを開放するトリップコイ
ル35とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電力系統の無効電力を電
力用コンデンサやリアクトルあるいはインバータを用い
ることにより補償する無効電力補償装置を備え、電力系
統の系統電圧が変動するとこの無効電力補償装置を作動
させて電力系統の電圧変動を安定化させる系統電圧安定
化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電力系統において、電源側から負荷点ま
では常にインピーダンスが存在するので、負荷電流が大
きくなればそれに応じて線路電圧降下が生じ、負荷点の
電圧は降下する。このように負荷点の電圧が降下する電
力系統にあっては、負荷に供給する電圧を一定の電圧範
囲に抑えるために、一般に電圧調整装置が設置されてい
る。この種の電圧調整装置においは、高圧線のピーク・
オフピーク時の電流比が大きく影響し、また地域や季節
によっても変化するので、これらの要素を総合的に判断
し、電圧調整を検討する必要がある。
【0003】従来、一般的に使用されている線路用電圧
調整装置(SVR:Step Voltage Reg
ulator)が知られている。このSVRは、電力系
統の電圧変動の大きい箇所に調整用変圧器を設け、この
調整用変圧器に設けられたタップを切り換えて、電源入
力側から入力された電圧が負荷側で電圧降下する分を予
め昇圧しておき、負荷側の電圧を一定の範囲内の電圧に
して負荷による電圧降下を補償しようとするものであ
る。
【0004】このようなSVRにあっては、日負荷変動
等に伴う緩やかな電圧変動に対応することを目的とする
ため、瞬時の状況変化に対応する電圧調整ができないと
いう欠点があったことから、このようなSVRの電圧補
償機能に加え、電力系統の無効電力を高速に制御できる
パワーエレクトロニクス技術を応用した、静止型無効電
力補償装置(SVC:Static Var Comp
ensator)が用いられるようになった。このよう
なSVCの一種として、TSC(Thyristor−
Switched Capacitor)方式あるいは
SVG(Static Var Generator)
方式のようなものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、SVG方式
のような静止型無効電力補償装置を電力系統に接続する
場合、図4に示すように、電力系統Lの電源側と負荷側
にそれぞれ第1と第2のセンサ付開閉器61,62を接
続し、これらの第1と第2のセンサ付開閉器61,62
に並列に第3の開閉器63を接続し、この第3の開閉器
63を介してインバータとインバータに制御信号を送出
する制御回路等からなるSVG装置50を接続するよう
にしている。また、この第3の開閉器63にはSOGリ
レー71と通信部72とを備えた監視子局70が接続さ
れている。
【0006】そして、当該SVG装置50においては、
第3の開閉器63よりSVG装置50側で地絡等の事故
が発生した場合、第3のセンサ付開閉器63のセンサ
(この場合は零相変流器(ZCT))が地絡事故を検出
して地絡信号を監視子局70のSOGリレー71に送出
する。すると、SOGリレー71は地絡信号に基づいて
第3の開閉器63に設けられたトリップコイルを励磁
し、第3の開閉器63の接点を開放することにより、S
VG装置50側で地絡事故が発生した場合に電力系統L
に影響を及ぼさないように切り離すようになされてい
る。
【0007】しかしながら、上述したように、電力系統
Lの電源側と負荷側にそれぞれ第1と第2のセンサ付開
閉器61,62を接続し、これらの第1と第2のセンサ
付開閉器61,62に並列に第3の開閉器63を接続
し、この第3の開閉器63にSVG装置50を接続する
ようにしている。このため、第1と第2のセンサ付開閉
器61,62と第3の開閉器63との3つの開閉器が必
要になるため、この種の装置が高価になるという問題を
生じる。また、第1と第2のセンサ付開閉器61,62
を電力系統Lに直列に接続するようしているため、この
種の装置を接続するための工事が面倒で、複雑になると
いう問題も生じた。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明は、上記課題を解決するためになされたものであっ
て、1つの開閉器を用いて無効電力補償装置を電力系統
に投入あるいは開放できるようにするとともに、無効電
力補償装置側の地絡事故から電力系統を保護できるよう
にすることをその目的とするものである。
【0009】このため、本発明の無効電力補償装置を備
えた系統電圧安定化装置は、電力系統と並列に開閉器お
よび無効電力補償装置を接続するとともに、電力系統の
状態を監視するとともにこの監視状態を親局との間で通
信により報知する監視子局を備え、無効電力補償装置に
電力系統の無効電力を補償する主回路部と、この主回路
部の動作を制御するとともにこの主回路部の異常を検出
する制御回路とを備え、開閉器にこの開閉器より無効電
力補償装置側の地絡事故を検出して地絡信号を出力する
零相変流器と開閉器の接点を開放するトリップコイルと
を備え、零相変流器が地絡信号を出力すると、監視子局
がこの零相変流器が検出した地絡信号に基づいてトリッ
プコイルにトリップ信号を送出し、このトリップ信号に
よりトリップコイルを励磁して開閉器を開動作させるよ
うにしている。
【0010】このように、開閉器に無効電力補償装置側
の地絡事故を検出する零相変流器と開閉器の接点を開放
するトリップコイルとを備えることにより、零相変流器
が無効電力補償装置側の地絡事故を検出して地絡信号を
出力すると、監視子局がこの零相変流器が出力した地絡
信号に基づいてトリップコイルにトリップ信号を送出す
る。すると、トリップコイルは励磁されて接点のロック
を開放するように作用するため、無効電力補償装置側の
地絡事故から電力系統を保護できるようになる。
【0011】そして、制御回路が主回路部の異常を検出
すると制御信号を送出して零相変流器に模擬地絡信号を
送出させる模擬地絡信号発生部を無効電力補償装置に備
えるようにすると、零相変流器が模擬地絡信号発生部か
ら送出された模擬地絡信号を検出して地絡信号を出力
し、監視子局がこの地絡信号に基づいてトリップコイル
にトリップ信号を送出するため、トリップ信号によりト
リップコイルが励磁されて開閉器を開動作させることが
可能となる。このため、この無効電力補償装置の内部に
異常が発生した場合であっても、無効電力補償装置が電
力系統に接続されないため、電力系統に悪影響を及ぼす
ことがないようにすることができる。
【0012】さらに、開閉器に電圧検出センサと電流検
出センサを備えるようにすると、無効電力補償装置は電
圧検出センサおよび電流検出センサが検出した検出値に
基づいて電力系統の無効電力を算出するとともに、この
算出値に基づいて電力系統の無効電力を補償するように
動作するため、配電線に直接電流検出センサを備えるよ
うにしなくても、無効電力を補償することが可能とな
り、この種の無効電力補償装置の構成が簡単になるとと
もに、設置作業も容易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて本発明の一実
施の形態を説明する。なお、図1は本発明の無効電力補
償装置を備えた系統電圧安定化装置の概略構成を示すブ
ック図であり、図2はこの系統電圧安定化装置を柱上に
設置する例を示す概略図である。本発明の無効電力補償
装置を備えた系統電圧安定化装置は、図1に示すよう
に、電力系統Lに並列に開閉器30の可動接点を接続
し、この開閉器30の固定接点に無効電力補償装置10
を接続するとともに、この開閉器30には監視子局40
を接続している。
【0014】無効電力補償装置10は、主回路部11
と、この主回路部11に制御信号を付与するとともに主
回路部11が故障か否かの判定を行う制御回路13から
構成される。主回路部11は制御回路13の信号を受け
て、電力系統Lに対してL(インダクタンス)やC(コ
ンダクタンス)成分となるように制御されて動作するも
のである。
【0015】制御回路13は、周知のマイクロコンピュ
ータから構成され、開閉器30に配設された、PT(計
器用変圧)32にて検出された電力系統Lの電圧および
CT(変流器)33にて検出された電力系統Lの電流に
基づいて、電力系統Lの無効電力を算出し、この算出値
に基づいて主回路部11が回路動作するための制御信号
を送出する。ここで、制御回路13は、算出した無効電
力が進み位相の場合、主回路部11が電力系統Lから見
てL(インダクタンス)として作用するように主回路部
11の各回路を制御する制御信号を送出し、算出した無
効電力が遅れ位相の場合、主回路部11が電力系統Lか
ら見てC(コンダクタンス)として作用するように主回
路部11の各回路を制御する制御信号を送出する。
【0016】また、制御回路13はPT(計器用変圧)
32にて検出された電力系統Lの電圧を設定された基準
電圧と比較し、電力系統Lの電圧が高い場合は主回路部
11が電力系統Lから見てL(インダクタンス)として
作用するように主回路部11の各回路を制御する制御信
号を送出し、電力系統Lの電圧が低い場合は主回路部1
1が電力系統Lから見てC(コンダクタンス)として作
用するように主回路部11の各回路を制御する制御信号
を送出することもある。
【0017】開閉器30は、電力系統Lに接続される可
動接点と無効電力補償装置10の主回路部11に接続さ
れる固定接点からなる接点31と、電力系統Lの電圧を
検出するPT(計器用変圧)32と、電力系統Lの電流
を検出するCT(変流器)33と、無効電力補償装置1
0側の零相電流を検出して地絡信号を出力するZCT
(零相変流器)34と、後述するSOGリレー41から
のトリップ信号により励磁されて接点31のロックを開
放するトリップコイル35とから構成される。
【0018】監視子局40は、開閉器30に備えられた
ZCT(零相変流器)34の検出信号(地絡信号)に基
づいて開閉器30に備えられたトリップコイル35にト
リップ信号を送出するSOGリレー41と、ポールトラ
ンス(図2参照)Trから電源が供給されて、開閉器3
0の状態を監視することにより無効電力補償装置10の
状態を監視して、この監視状態を図示しない親局に放置
する通信部42とから構成される。
【0019】上述のように構成する系統電圧安定化装置
を電力系統に設置する例について説明すると、図2に示
すように、まず、2本の電柱P1,P2間に架台Fを設
置した後、この架台F上に無効電力補償装置10を配置
する。また、一方の電柱P1の上部にポールトランスT
rを設置するとともに、その下部に監視子局40を設置
するとともに、他方の電柱P2に開閉器30を設置す
る。
【0020】この後、開閉器30の入力側端子30a,
30bに電力系統Lを接続するとともに、開閉器30の
出力側端子30cと無効電力補償装置10の入力端子1
0aとを接続する。一方、ポールトランスTrと監視子
局40とを接続し、親局との通信線に監視子局40の通
信部42を接続するとともに、監視子局40のSOGリ
レー41と開閉器30に備えられたZCT(零相変流
器)34に接続する。さらに、開閉器30に備えられた
PT(計器用変圧)32およびCT(変流器)33と無
効電力補償装置10の制御回路13とを接続して、系統
電圧安定化装置の電力系統Lへの設置が完了する。
【0021】ついで、上述のようにして設置された本発
明の系統電圧安定化装置の動作を説明する。まず、開閉
器30の接点31が投入されることにより、開閉器30
の入力側端子30aおよび出力側端子30cを通して電
力系統Lの電流が無効電力補償装置10の入力端子10
aに流入する。すると、無効電力補償装置10の主回路
部11に電力系統Lの電流が流入することとなる。しか
しながら、例えば、電力系統Lの無効電力を0にするよ
うな制御をしたい場合、制御回路13が開閉器30に備
えられたPT(計器用変圧)32およびCT(変流器)
33が検出した電圧および電流に基づいて無効電力を算
出した結果、電力系統Lには遅れ位相も進み位相も生じ
ていない場合は、制御回路13は主回路部11に制御信
号を送出しないため、主回路部11は作動することがな
い。
【0022】ここで、電力系統Lの負荷端に過負荷状態
が生じて電力系統Lに遅れ位相が発生すると、制御回路
13は主回路部11に制御信号を送出するため、主回路
部11は作動状態となって、遅れ位相を解消するように
動作することとなる。一方、電力系統Lに進み位相が発
生すると、制御回路13は主回路部11に制御信号を送
出するため、主回路部11は作動状態となって、進み位
相を解消するように動作することとなる。
【0023】このような状態のとき、この無効電力補償
装置10側に地絡事故が発生すると、開閉器30に備え
られたZCT(零相変流器)34はこの地絡事故を検出
して地絡信号を出力する。すると、開閉器30に備えら
れたSOGリレー41は、この地絡信号に基づいてトリ
ップコイル35にトリップ信号を送出する。これによ
り、開閉器30に備えられたトリップコイル35は励磁
されて、接点31の可動接点のロックを解除して接点3
1を開放するため、地絡電流が電力系統Lに流れ出すこ
とを防止できるようになる。
【0024】また、SOGリレー41がトリップコイル
35にトリップ信号を送出すると同時に、SOGリレー
41は通信部42にトリップ信号に対応する信号を送出
するため、この通信部42は図示しない親局(なお、こ
の親局は例えば電力会社の各営業所に設けられている)
に地絡事故が発生した旨の信号を送出する。
【0025】なお、図示しないが、開閉器30には周知
のOCリレー(カットオフリレー)が設けられており、
この無効電力補償装置10側に短絡事故が発生すると、
このOCリレーは接点31を蓄勢トリップ動作させるた
め、短絡事故が発生した後、変電所が停電してから所定
の時間が経過して短絡電流が消滅していると、トリップ
コイル35を励磁し、接点31の可動接点のロックを解
除して接点31を開放する。
【0026】上述したように、本実施形態においては、
開閉器30に無効電力補償装置10側の地絡事故を検出
して地絡信号を出力するZCT(零相変流器)34と開
閉器30の接点31を開放するトリップコイル35とを
備えるようにしているので、地絡事故が発生した場合に
電力系統Lを保護できるようになる。
【0027】変形例 ついで、上述した実施形態の変形例について図3に基づ
いて説明する。図3は本変形例の無効電力補償装置を備
えた系統電圧安定化装置の概略構成を示すブック図であ
る。なお、図3において、図1と同一符号は同一名称で
あるとともにその機能も同一であるので、図1と相違す
るところのみを説明する。
【0028】本変形例の無効電力補償装置を備えた系統
電圧安定化装置は、図3に示すように、無効電力補償装
置10に模擬地絡信号発生部14を備えるようにすると
ともに、模擬地絡信号発生部14から送出される模擬地
絡信号を開閉器30のZCT(零相変流器)34に送出
するようにしている。
【0029】また、制御回路13は主回路部11に配設
された図示しない温度センサ、電圧センサあるいは電流
センサに基づいて主回路部11の温度状態、電圧状態あ
るいは電流状態を予め設定された基準値と比較し、比較
した結果、異常であると判定しかつこの無効電力補償装
置10を電力系統Lから切り離すべきと判定すると模擬
地絡信号発生部14に異常信号を送出するようにしてい
る。さらに、制御回路13はこの無効電力補償装置10
の図示しない操作盤に設けられた開スイッチからの開信
号にもとづいて模擬地絡信号発生部14に開スイッチ信
号を送出し、模擬地絡信号発生部14を動作状態にする
ようにしている。
【0030】このように、模擬地絡信号発生部14を備
えるようにすると、この無効電力補償装置10は以下の
ように動作するようになる。即ち、まず、開閉器30の
接点31が投入されることにより、開閉器30の入力側
端子30aおよび出力側端子30cを通して電力系統L
の電流が無効電力補償装置10の入力端子10aに流入
する。すると、無効電力補償装置10の主回路部11に
電力系統Lの電流が流入することとなる。
【0031】ここで、無効電力補償装置10の主回路部
11の素子に異常が発生すると、制御回路13は主回路
部11の各センサからの信号に基づいて故障か否かの判
定を行い、故障であると判定すると、模擬地絡信号発生
部14に制御信号を送出する。すると、模擬地絡信号発
生部14はZCT(零相変流器)34に模擬地絡信号
(例えば、1.0Aの電流)を送出するため、ZCT
(零相変流器)34は地絡事故を検出して、監視子局4
0のSOGリレー41に地絡信号を送出する。
【0032】すると、SOGリレー41は開閉器30の
トリップコイル35にトリップ信号を送出するようにな
るため、トリップコイル35はトリップ信号に基づいて
励磁されて、開閉器30の接点31の可動接点のロック
を解除して接点31を開放する。この結果、この無効電
力補償装置10の内部に異常が発生した場合であって
も、無効電力補償装置10は電力系統Lに接続されない
ため、電力系統Lに悪影響を及ぼすことを防止できるよ
うになる。
【0033】さらに、作業員が無効電力補償装置10を
電力系統Lを切り離すために、図示しない操作盤に設け
られた開スイッチを押圧すると、この開スイッチの開信
号に基づいて制御回路13は模擬地絡信号発生部14に
開スイッチ信号を送出する。すると、模擬地絡信号発生
部14は動作状態になって、ZCT(零相変流器)34
に模擬地絡信号(例えば、1.0Aの電流)を送出する
ため、ZCT(零相変流器)34は地絡事故を検出し
て、監視子局40のSOGリレー41に地絡信号を送出
する。すると、SOGリレー41は開閉器30のトリッ
プコイル35にトリップ信号を送出するようになるた
め、トリップコイル35はトリップ信号に基づいて励磁
されて、開閉器30の接点31の可動接点のロックを解
除して接点31を開放する。
【0034】以上に説明したように、本発明において
は、開閉器30に無効電力補償装置10側の地絡等の事
故に起因する微弱電流の発生に基づき地絡事故を検出す
るZCT(零相変流器)34と、開閉器30の接点31
を開放するトリップコイル35とを備えるようにしてい
る。このため、ZCT(零相変流器)34が地絡事故を
検出して地絡信号を出力すると、監視子局40のSOG
リレー41がこの地絡信号に基づいてトリップコイル3
5にトリップ信号を送出するように動作して、トリップ
コイル35は励磁されて接点31のロックを開放するよ
うに作用するため、無効電力補償装置10側の地絡事故
から電力系統Lを保護することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の無効電力補償装置を備えた系統電圧
安定化装置の一実施形態の概略構成を示すブック図であ
る。
【図2】 図1の系統電圧安定化装置を柱上に設置する
例を示す概略図である。
【図3】 図1の無効電力補償装置の変形例を示す図で
ある。
【図4】 従来の無効電力補償装置を備えた系統電圧安
定化装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
10…無効電力補償装置、11…主回路部、13…制御
回路、14…模擬地絡信号発生部、30…開閉器、31
…接点、32…PT(計器用変圧器)、33…CT(変
流器)、34…ZCT(零相変流器)、35…トリップ
コイル、40…監視子局、41…SOGリレー、42…
通信部、L…電力系統
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 誠記 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日 本碍子株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力系統の系統電圧が変動すると同電力
    系統の電圧変動を安定化させる無効電力補償装置を備え
    た系統電圧安定化装置であって、 前記電力系統と並列に開閉器および前記無効電力補償装
    置を接続するとともに、前記電力系統の状態を監視する
    とともに、この監視状態を親局との間で通信により報知
    する監視子局を備え、 前記無効電力補償装置に前記電力系統の無効電力を補償
    する主回路部と、この主回路部の動作を制御するととも
    にこの主回路部の異常を検出する制御回路とを備え、 前記開閉器に同開閉器より前記無効電力補償装置側の地
    絡事故を検出して地絡信号を出力する零相変流器と、前
    記開閉器の接点を開放するトリップコイルとを備え、 前記零相変流器が前記地絡信号を出力すると、前記監視
    子局がこの零相変流器が出力した地絡信号に基づいて前
    記トリップコイルにトリップ信号を送出し、このトリッ
    プ信号により前記トリップコイルを励磁して前記開閉器
    を開動作させるようにしたことを特徴とする無効電力補
    償装置を備えた系統電圧安定化装置。
  2. 【請求項2】 前記制御回路が前記主回路部の異常を検
    出すると制御信号を送出して前記零相変流器に模擬地絡
    信号を送出させる模擬地絡信号発生部を前記無効電力補
    償装置に備え、 前記零相変流器が前記模擬地絡信号発生部から送出され
    た模擬地絡信号を検出すると地絡信号を出力して、前記
    監視子局がこの地絡信号に基づいて前記トリップコイル
    にトリップ信号を送出し、このトリップ信号により前記
    トリップコイルを励磁して前記開閉器を開動作させるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の無効電力補
    償装置を備えた系統電圧安定化装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉器に電圧検出センサと電流検出
    センサを備え、前記無効電力補償装置は前記電圧検出セ
    ンサおよび電流検出センサが検出した検出値に基づいて
    前記電力系統の無効電力を算出するとともに、この算出
    値に基づいて前記電力系統の無効電力を補償するように
    したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    無効電力補償装置を備えた系統電圧安定化装置。
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